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『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』試合結果/9.20『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生と西川大和が対戦

修斗 7.25 後楽園ホール:中村倫也、プロデビュー戦は2R左ハイでKO勝ち「俺のオリンピックが始まる」。SASUKE、世界フェザー級王者となるも強気アピール封印。SARAMI、黒部三奈との3度目の対戦へ(バウトレビュー)
第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦 5分5R
○SASUKE(マスタージャパン東京/世界1位、環太平洋王者)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、環太平洋2位)
判定2-0 (片岡48-47/田澤47-47/福田48-47)
※SASUKEが王者に

第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級(50kg)次期挑戦者決定戦 5分3R
○SARAMI(パンクラスイズム横浜/世界2位)
×中村未来(マルスジム/世界4位)
2R 2’48” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第6試合 バンタム級 5分2R
×論田愛空隆[ろんだ あくり](心技館)
○中村倫也[りんや](EX FIGHT)
2R 0’20” KO (左ハイキック)

第5試合 ライト級 5分2R
×エドモンド金子(BRAVE)
○岡澤弘太(佐山道場)
判定0-3 (田澤18-20/長瀬18-20/豊永18-20)

第4試合 フェザー級 5分2R
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場/世界2位、環太平洋4位、元環太平洋王者)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
判定0-1 (片岡18-20/長瀬19-19/田澤19-19)

第3試合 バンタム級 5分2R
×齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
○野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
判定0-3 (田澤18-20/片岡18-20/長瀬17-20)

第2試合 フライ級 5分2R
○山内 渉(FIGHT FARM)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)※植木新 改め。総合格闘技宇留野道場から所属先名称変更
2R 4’35” 三角絞め

第1試合 トライアウト フェザー級 3分2R
○村山大介(マスタージャパン東京)
×スソン(KRAZY BEE)
判定3-0 (長瀬20-18/豊永20-17/福田20-17)

 遅ればせながら7月25日に後楽園ホールで開催された『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』の試合結果。メインイベントは斎藤裕が返上した修斗世界フェザー級王座の決定戦が行われ、SASUKEが工藤諒司に判定勝ちし新チャンピオンに。セミファイナルの女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦はSARAMIが中村未来に2R KO勝ちし黒部三奈への挑戦権を獲得。


 レスリング全日本選手権16~17年2連覇、17年U-23世界選手権優勝の中村倫也のプロデビュー戦は論田愛空隆に2R 0分20秒、左ハイキックでKO勝ちです。現在無料で視聴できます。


 9月20日に後楽園ホールで開催する『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生 vs. 西川大和の世界ライト級チャンピオンシップ、安藤達也 vs. 石井逸人の環太平洋バンタム級チャンピオンシップが発表されています。続きを読む・・・
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【Shooto2021#05】四の字ロックからアルカロフ風クラッチを狙った野瀬翔平が齋藤翼をユナニマスで下す

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18.
齋藤翼(日本)

サウスポースタンスの野瀬が左ミドル、齋藤は右ローで野瀬の足をすくう。立ち上がった野瀬が組み付き、脇を差し上げてから齋藤に尻もちを着かせる。齋藤は背中をケージにつけて上半身を起こしているが、野瀬が足を捌いてパスを狙う。エビでポジションを入れ替えようとした齋藤だったが、野瀬はトップをキープし、バックに回る。

四の字で齋藤をロックした野瀬、齋藤は体勢を入れ替えようとしたが、野瀬は右腕を相手の首に回してツイスターへ。元ACA王者で現在UFC参戦中のアスカル・アルカロフが極めた形で、アスカロフ風クラッチというべきか。頭を抜いた齋藤の左腕を抱えて、反転させない野瀬が再びバックを奪う。

齋藤は上半身を起こし、パンチをもらいながらも反転してトップに。野瀬は後転しながら立ち上がる。齋藤は野瀬の立ち上がり際に右のパンチを振るっていく。立ち上がった野瀬のダブルに齋藤はカウンターで右ヒジを狙うが、これは当たらなかった。

2R、野瀬が大きく左を振るうが、かわした齋藤は右ローを当てる。さらに組んだ齋藤は右腕を差し上げて野瀬をケージに押し込む。ディフェンスが硬いと見たか齋藤は離れて、飛びヒザを放つ。これをかわされ、尻もちを着いた齋藤に対し、野瀬はトップから右を落とす。さらにバックへ回り、再び四の字でロックした。

エビを打った齋藤の動きに合わせて、マウントを奪った野瀬。齋藤はハーフガードへ。野瀬はそのまま抑え込む。パスを狙う野瀬に対して体勢を入れ替えようと試みる齋藤、対する野瀬はバックに回り、ケージ際で腕十字を仕掛ける。齋藤はすぐに腕を抜いて上を取り、フルガードの野瀬に右ヒジを落としていった。

判定はジャッジ3者ともフルマーク、野瀬がユナニマスで勝利を得た。

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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5

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世間は東京オリンピック2020が開幕の末に迎えた4連休の最終日。気分はやや憂鬱な昼下がりですが、後楽園ホールではプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5が開催されます。メインは修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦。SASUKE(マスタージャパン東京)×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)が行われます。立ってよし寝てよしのオールラウンダーに成長したSASUKEに長南亮の秘蔵っ子・工藤が挑む構図。王座を戴冠するのは果たしてどちらか。今回も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 トライアウト フェザー級】
◯村山大介(マスタージャパン東京)
(判定3-0)
×スソン(KRAZY BEE)
1R、スソンのローに合わせて村山が片足タックルでテイクダウン。すかさずサイドに回ると腕十字。耐えるスソンに対してパウンドで削ると、そのままバックに回ってポジショニングで優位に立ってラウンドを終えた。
2R、またもスソンのミドルを掴んだ村山。時間をかけてテイクアウトに成功。そのまま下になりながら三角絞めで絞め上げるがスソンは耐えて試合終了。判定は村山に軍配。


【第2試合 フライ級】
◯山内渉(FIGHT FARM)
(2R 三角絞め)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)
1R、試合はめまぐるしくグラウンドで上下が入れ替わるスクランブルの展開。山内が足を掛けてテイクダウンすれば植木は下からタックルでしがみついて立ち上がる。流れの中から植木は下になりながらギロチンを狙えば、首を抜いた山内が肩固めで追い込んだがラウンド終了。
2R、1R以上に激しく上下が入れ替わるグラウンドの展開。主導権を握ったのは山内。返されはするものの、マウント→バックと責め立てる。中盤に入るとリバースした植木に対して下から三角絞め。植木はバスターで返そうとするがよりタイトに極まる。すりてレフェリーが試合を止めた!山内が鮮やかな一本勝ち!


【第3試合 バンタム級】
×齋藤翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
(判定0-3)
◯野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
イケイケでパンチを振るう齋藤に対してしつこく組みついて行く野瀬。グラウンドに誘うと1Rではツイスターであわや一本の場面を作り、2Rには肩固めやバックチョークを矢継ぎ早に仕掛けて齋藤を圧倒。極め切れなかったものの判定で勝利を掴んだ。


【第4試合 フェザー級】
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
(判定0-1)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
1R、開始直後に組みついた結城。そのまま体勢を崩すとグラウンドに持ち込んでバックに回る。ここからはポジションを完全に制圧。パックからねちねちとチョークを狙って主導権を握る。終了間際には腕十字をセットしたがタイムアップ。
2R、やはり組みつきにいく結城。しかし仲山はこれを切って着実にローで削る。嫌がる結城はローに合わせてタックル。テイクダウンに成功するが、仲山もすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると決定打こそないが、パンチに飛び膝と手数を出してラウンド終了。判定はドロー裁定。


【第5試合 ライト級】
×エドモンド金子(BRAVE)
(判定0-3)
◯岡澤弘太(佐山道場)
1R、開始直後は金子ペース。左ジャブが面白いようにヒット。嫌がった岡澤のタックルを潰して側頭部にパウンド。猪木アリ状態になるも深追いしない。スタンドを命じられると岡澤は一気に間合いを潰してテイクダウン。簡単にマウントを奪うと腕十字であと一歩まで追い詰めるが金子は身体を反転させて回避してラウンド終了。
2R、スタンドは金子が優勢。ハイを決めると岡澤は動きが止まり、自らグラウンドへ。猪木アリ状態。すると岡澤が下から一瞬の隙を突いて組みつくと逆にテイクダウン。またしてもマウントを奪取。このままグラウンドを制圧したまま試合終了。判定は岡澤に軍配。


ここで9月20日の後楽園ホール大会の対戦カードとして、環太平洋バンタム級タイトルマッチ 安藤達也×石井逸人、世界ライト級タイトルマッチ 川名雄生×西川大和が決定。どちらも屈指の好カード。


【第6試合 バンタム級】
×論田愛空隆(心技館)
(2R KO)
◯中村倫也(EX FIGHT)
1R、ゴールデンルーキー中村。打ち気に見せかけて論田のパンチに合わせてタックル。組みつくとバックに回ってグラウンドに持ち込む。論田は何度も脱出を図るが中村は素早く先回りしてポジションを制圧。バックからチョークであわやの場面を作ってラウンドを終えた。中村のポテンシャルはさすが。
2R、開始直後の打撃の交差。中村の左ハイキックがクリーンヒット!ダウンした論田を見てレフェリーが試合を止めた!中村が衝撃のプロデビュー!


【第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦 】
◯SARAMI(パンクラスイズム横浜)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
1R、SARAMIは打ち合いに応じるかと思いきや組みついてテイクダウンを狙う。崩して一度は倒したが中村はすぐに立ち上がってケージ際で長い差し合い。しかしSARAMIは倒し切れずに身体が離れてラウンドを終えた。
2R、スタンドでも怯まずにパンチを打っていくSARAMI。流れから押し倒すようにテイクダウン。サイドから腕十字を狙うが決まらないと見るやマウント→バックに移行。中村の身体を伸ばして側頭部にパウンドを乱射。レフェリーが試合を止めた!


【第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦】
◯SASUKE(マスタージャパン東京)
(判定2-0)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤は様子を見合う両者。工藤はサークリングして距離を取る。SASUKEはプレッシャーをかけてローを放つが決して深追いしない。このままラウンド終了かと思いきや、距離が詰まると最初に工藤のパンチがヒット。しかし返しのSASUKEのフックで工藤はフラッシュダウン。ここでラウンド終了。
2R、3Rはやはり前に出るのはSASUKE。手数は少ないものの、要所でロー、膝への前蹴りをヒット。距離が近づくとSASUKEが足を掛けたり、突き放して倒すが工藤はすぐに立ち上がって追撃を許さない。
4R、ローを起点に工藤がやや前に出始める。決定的な場面はないものの右のパンチを要所で狙ってヒットさせ、やや巻き返し始めたか。
5R、あとがないように見える工藤だがペースを崩さずにローで手数を稼いで右のチャンスを窺う。SASUKEは無理をすることなく安全運転。結局致命的な攻撃をもらわずに試合終了。判定はSASUKEに軍配。王座奪取に成功。
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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE─02─「当たり前に勝たないと」

【写真】マイクまでが、SASUKEの試合。1月の内藤太尊戦後は3分間、マイクを握っていた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて工藤諒司と戦うSASUKEインタビュー後編。

キャリア8勝1敗1分、常に過去の対戦相手の質を問われる。それはSASUKEにとって、如何ともしがたい。彼にはどうしようもできない、できることは与えられた試合で勝つことだけだった。

だからこそ、今後を考えて──そんな疑問の声を払拭し、期待が募る存在にならなければならない。そのためにSASUKEは工藤との試合を「当たり前に勝たないといけない」と断言した。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──セコンドに就いてもらう選手に、しっかりと練習を見てもらうと。

「そうですね。5Rのスパーリングの時は猿飛流さんに来てもらいました。セコンドワークの確認も兼ねて。九州にいる弘中(邦佳)さんも、その辺りの意志の疎通はできています」

──工藤選手はキャリア最強の相手といっても過言でないと思われます。だからこそ、躓くことは許されないかと。

「躓いていられない……そのままですね。今後のことを考えると、当たり前に勝たないといけない相手です。外国人選手と戦っていくとなると、もっと強い相手ばかりになってくると思うので。

しんどい勝負でも、勝ちを拾わないといけないです」

──これはもうSASUKE選手からすると「そんなこと言われても、しょうがない」ということになるのですが、過去の対戦相手とこれから戦っていかないといけない相手ということを考えると、あのパフォーマンスをどこまで見せ続けることができるのか。その手の疑問を払拭できるのか。

「特に業界関係者、同業者の勝敗予想なんかの話を聞くと、そういう風に見られているなと思います。知り合いから、『こんな予想が出ていたけど、ひっくり返してね』とかって連絡が来て……」

──そういう連絡ありますよね。『こんな風に記事への批判書かれていましたよ』とか送って来てくれる人がいて(苦笑)。自分は気が弱いからエゴサーチなんてしたくもないのに。

「アハハハハ。僕はあんまり気にしていないです。予想なんて覆してナンボなんで。業界関係者がそういう風にみたところで、何も気にしていない。いつも通りのメンタルでやれば、いつも通り結果がでると思っています。

正直、試合なんてどっちが勝つか分からないですから。強いヤツが、一発で負けることもある。何が起こるか分からないのが試合なんで。その人にとっての番狂わせじゃないですけど、そういうことが毎回あるようなモノだから。

過去の相手云々と言われても、勝っているのは僕だし。そういうことを言われても、僕としてはケガで長く穴を空けてきたので、とにかく勝ちを拾うことが絶対条件で戦っています」

──拾うという表現なのですね。

「やっぱり負けたら、次に繋がらない。どんな状況になっても、KO寸前とか苦しい展開になっても何とか勝ちをもぎ取る。最近の試合はそういう展開になっていないですけど、どの試合に臨む時も最悪のシチュエーション、一番起こって欲しくない状況に陥り、そこから盛り返すイメージを持ってやってきました。

拾うという言い方は正しいか分からないですけど、要は諦めないよってことです。とにかく勝たないと何も残らないですからね。これまでキャリア10戦だけですけど、勝ちたいと
思って戦ったのは1回だけなんです」

──それは……。

「2度目の山本健斗デリカット戦だけです。1度やられているから、しっかりと勝とうという気持ちでした。でも他の試合はもう勝てれば、相手が足首を捻ってドクターストップでも構わないぐらいでいます(笑)。とにかく必要なのは、勝つことなので」

──先ほども、これから外国人選手と戦うという言葉が聞かれましたが、毎回尋ねて申し訳ないですけど、修斗世界チャンピオンになってから、次の目標というのは変わりないですか。

「そうですね、やっぱり海外……北米です。僕は北米です。UFCとポンと契約できるほど簡単ではないので、それができれば一番ですけど。そうでないならUFCに繋がるところですね。PFLを経由するのか、堀内(佑馬)選手が出たLFAとか。そういう選択肢も必要かと思っています」

──では、そこを含めて試合後のマイクを思案中ということですか(笑)。

「アハハハ。ワードチョイスは色々としないといけないですからね」

──逆に余裕じゃないですか(笑)。

「いや、これも仕事の一部ですから。どういうワードを使うと、皆が感情移入してくれるのか。背中を押してくれるのかっていうのはちょっと考えていますね。マイクに関しては、岡田(遼)選手がライバルです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード
             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
工藤諒司(日本)

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
中村未来(日本)

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子(日本)
岡澤弘太(日本)

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志(日本)
結城大樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
野瀬翔平(日本)

<フライ級/5分2R>
山内渉(日本)
植木“令和”新(日本)

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【Shooto2021#05】3回戦級の2回戦で千葉(仲山&齋藤)✖福岡(結城&野瀬)。DREAMERS vs SHUTTLEも

【写真】結城は組み力で、元環太平洋王者の仲山に挑む (C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

12日(月)、Sustainより25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の追加カード3試合が発表されている。

修斗世界フェザー級王座決定戦SASUKE✖工藤涼司、女子スーパーアトム級SARAMI✖中村未来に以外、2回戦ながら注目の中村倫也のデビュー戦=✖論田愛空隆戦、同じ2回戦の岡澤弘太✖エドモンド金子が決まっていた同大会。

今回、加わった3試合は揃って2回戦となっているが、3回戦でもおかしくない試合も含まれており、背景に4度目の緊急事態宣言下の影響が感じられる。


そんな2回戦の追加カード──まず前環太平洋フェザー級王者の仲山貴志が、昨年9月に同王座をメインで世界戦を戦う。仲山は今大会のメインで世界王座に挑むSASUKEに敗れて以来の再起戦で、結城大樹と戦うこととなった。結城はそのSASUKEの師匠筋でもある弘中邦佳の指導を東京~福岡で受けてきた愛弟子で、本来は6月13日の闘裸男・博多大会で岩本龍弥戦が決まっていた。

博多大会が緊急事態宣言の発出を受け延期となり、今回の仲山戦が決まった。裕樹はTNS系大会で3連勝、それ以前にはGladiatorで今やRIZINファイターとなったGrachanバンタム級チャンピオンの伊藤空也にも一本勝ちをしており、引き分けを挟んで4連勝中、好調を維持して前環太平洋王者との一戦で下克上を目指す。

また結城と同じくマスタージャパン福岡から、野瀬翔平も出場し齋藤翼と戦うことが決まった。野瀬も闘裸男の延期により、奇天烈戦がなくなり今大会への出場となった。将来を有望視された高校柔道時代に首の骨を骨折するという瀕死の重傷を負いながら、奇跡の回復を見せた野瀬は、柔道でなくMMAを選択して弘中門下に加わった。

デビュー後は2引き分けからの4連勝も、昨年9月に今回のメイン登場の工藤にキャリア初黒星を喫し、2月のRoad to ONEでは吉野光の恐怖のパワーに屈しており、連敗中だ。3月にはRISE WEST ZEROでキックボクシングを経験した野瀬と対する齋藤は、仲山と同様に津田沼道場所属だったが髙谷裕之のFight Farm創設と同時に籍を移した選手だ。

とはいっても津田沼とFight Farmは兄弟仁義──ならぬ、兄弟ジムとして強い絆で結ばれており、いってみればこの2試合は千葉✖福岡の対抗戦、いや格上・千葉勢が福岡勢の挑戦を受ける形となる。

最近の齋藤の試合を見れば本来の打撃の強さに加え、ケージ際の攻防に磨きをかけてきたことは明らかだ。組みの強さは吉野に屈したとはいえ、クラスAに十分に匹敵する強さを持つ野瀬との対戦で、齋藤はその成果を発揮し結果を残したい。

同様に野瀬としては極度の緊張性かつ朴訥なほど真っすぐなファイトでは、齋藤の打撃を凌ぐことはできない。次なる段階に進むために、朴訥さを返上し狡猾さが求められるファイトだ。

また千葉軍団からは格闘DREAMERSに出演、ウェルラウンダーぶりを見せた山内渉がプロデビュー戦を迎える。DREAMERSでは仮契約を取りつけた山内だが、Fight Farmで強くなることを選んだ山内の対戦相手は、植木❝令和❞新だ。

既にキャリア17戦目となる北岡シャトルこと植木は、GRACHANでキャリアを重ね、パンクラスとGladiatorにも出場経験がある。

彼にとって修斗は初陣、ある意味──髙谷裕之&津田勝憲の教え子っぽくない空気感を持つ山内を相手に、キャリアの差を見せつけることができるか。別角度で注目の植木のプロ修斗出場だ。

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【TORAO26 & TORAO GIG03】闘裸男ギグ03の追加カード3試合決定。博多のケージで8人がプロデビュー

【写真】GIGという懐かしい響きの大会で対戦が決まった泰斗と大城(C)MMAPLANET

4日(火)、TORAO NATION STATEより6月13日(日)に博多市中央区のアクロス福岡にて開催される闘裸男GIG03の追加対戦カードが発表されている。

闘裸男26と2部制イベントとなるGIG03。これまでに福山駿✖横関タルト、平賢二郎✖須藤晃大戦と泰斗、持田哲兵の出場が決まっていた。

今回の発表ではその両者の対戦カードを含め3試合が明らかとなっている。


まず泰斗は大城正也と博多対決となった。泰斗はMMA RANGERS GYM、対して大城はT-REX柔術アカデミーに所属している。2019年のアマ修斗全日本ストロー級準優勝の泰斗は昨年12月の香川大会でプロデビュー戦を行い判定勝ちを収めている。

大城は闘裸男、パンクラスで勝ち星がなく昨年11月の故郷・修斗沖縄大会でようやくドローという結果を得た。その相手がアマ修斗全日本の決勝で泰人を破った畠山隆弥ということもあり、大城としては石に噛りついても勝利が欲しいところだ。

泰斗と同門の今回がデビュー戦の持田哲兵は、山口・毛利道場の倉信洋一郎とのマッチアップが決まった。コロナの影響で全日本アマ修斗が中止された2020年、持田は九州・沖縄選手権と中国選手権の2大会でフェザー級を制しており、その実績を認められプロ昇格を果たした。

39歳でプロMMAデビューした倉信は、これまで闘裸男とDEEPで3試合の経験があり、DEEPでは渡部修斗の対戦相手を務めている。プロ4戦目、修斗では3戦目の初白星を狙う。

もう1試合は熊本TATORUからデビュー戦となる大谷あっくんボンバーとわっしょい内田の対戦が決まっている。

闘裸男26では環太平洋ウェルター級選手権試合=王者ソーキ✖田村ヒビキ、奇天烈✖野瀬翔平など6試合が確定している。長引くコロナ禍で前述した全日本なき年にプロライセンス取得推薦枠を得てプロ昇格が認められた31名や、一昨年の昇格者で試合機会が得られていない選手は当然のように例年と比較して非常に多い。

そのなかで闘裸男とGIGを合わせて8人の選手が、博多の初ケージ修斗でプロシューター人生=生き残り合戦のスタートを切ることになった。

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【TORAO26】アクロス福岡大会で2年振りのソーキ✖田村ヒビキ、野瀬翔平は仕切り直しの奇天烈戦

【写真】2年前のタイトルマッチのダイレクトリマッチが決まった (C)MMAPLANET

10日(土)、TORAO NATION STATEより6月13日(日)に博多市中央区のアクロス福岡にて開催される闘裸男26及び闘裸男GIG03の対戦カードが発表されている。

2年前の北九州市大会に続き、ケージ使用は博多では初めてとなる同大会。その北九州市大会で環太平洋ウェルター級王座を賭けて戦ったソーキと田村ヒビキが再び拳を交えることとなった。

前回の対戦ではソーキが田村をスプリットで下し、その腰にベルトが巻かれたが、両者にとってダイレクトリマッチが前回の対戦以来の実戦となる。


また3回戦ではフェザー級リミットの65.8キロ契約で奇天烈✖野瀬翔平が決まった。

この両者は2月22日のRoad to ONE04で対戦が発表されたが、奇天烈の負傷欠場で野瀬は吉野光とのマッチアップに。その試合は大会ベストバウトといっても過言でない激戦となったが、プロ2敗目を喫した九州MMA期待の逸材が、地元で再起を誓う。

また福岡勢では出田貴大が宮崎の一水浩二、同じく福岡勢は結城大樹と深見弦汰が、それぞれ徳島のCHAN-龍、山口の八嶋剛司と戦い、またマスタージャパンとしては野瀬、結城に続き大関純が山口・有永道場の勝野遼とデビュー戦同士の試合が決まっている。

また同日行われるGIG03で共にデビュー戦同士、福山駿✖横関タルト、平賢二郎✖須藤晃大戦が決定し泰斗、持田哲兵の出場が決まっている。

地方在住者同士のタイトル戦、そしてデビュー戦を含めキャリアの少ない選手の試合が数多く決まっているが、これこそ5年後のJ-MMAに通じる闘裸男の往く道だ。

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【Road to ONE04】投げ合い打ち合うノンストップファイトは、吉野光が野瀬翔平をスプリットで下す

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
Def.2-1
野瀬翔平(日本)

開始早々、野瀬が左ロー。吉野はワンツーで前に出て組み付く。野瀬が体勢を入れ替えるが、足をかけて野瀬に背中を着かせたのは吉野。しかし野瀬もすぐに立ち上がる。ケージ中央で左の飛びヒザを見せた野瀬を抱えて、グラウンドに持ち込む吉野。野瀬はギロチンにとらえるが極まらず。吉野が首を抜いて、サイドに移行する。野瀬はガードに戻し、立ち上がって組み付き大内刈りでテイクダウンを狙うも、吉野はふんばり反対に乗せをケージに押し込む。

ここで吉野がテイクダウンに成功。野瀬がオモプラッタを狙うも、吉野は立ち上がる。スタンドに戻り、パンチを当て合う両者。野瀬は左ロー、吉野はワンツーを繰り出す。打撃戦で野瀬が左をヒット。吉野の投げを踏ん張り、ケージ際で差し合いの展開に。残り30秒で、吉野が大外で野瀬に背中を着かせる。立ち上がった野瀬をケージに押し込む吉野。残り10秒で離れた両者、終了間際に吉野がパンチを狙った。

2R、吉野の飛びヒザと、体勢を低くした野瀬がぶつかる。吉野はすぐにくみついてテイクダウンを狙う。足技で野瀬をこかす吉野だが、野瀬も立ち上がる。ケージ際で四つで組み合う両者、ここでも投げで吉野がテイクダウンし、野瀬が立ち上がるという攻防に。押し返した野瀬が左ヒザ。吉野もパンチを返す。中間距離で野瀬のパンチがヒット。しかし吉野が野瀬のテイクダウンをブリッジで切り替え、トップを奪う。ハーフガードから立ち上がり、吉野をケージに押し込む野瀬。

吉野の足技を防いだ野瀬は、そのまま吉野をケージに押し込み、吉野に背中を着かせる。さらにバックマウントを奪う野瀬。吉野が体を起こし、反対に野瀬をケージに押し込む。野瀬は残り20秒でギロチンを仕掛けるも、吉野は首を抜いてトップへ。パンチを落として2Rを終えた。

最終R、飛び込みながら左ストレートを放つ吉野。野瀬のローに合わせてパンチを当てる。野瀬は右フックを打ちながら距離を詰めるが、吉野はそれをかわし、組み付いてきた野瀬に投げを打つ。これはかわされるも、ショートパンチをヒットさせる吉野。しかし野瀬が右ストレートを当てると、吉野の動きが止まる。野瀬が攻め込もうとしたところで、吉野がダブルでテイクダウンに成功。野瀬が吉野を蹴り離し、立ち上がってパンチを当てる。

吉野のテイクダウンをカットした野瀬は、そのままバックマウントへ。体勢を入れ替えようとする吉野に、ネッククランクを狙う。これは極まらなかったがヒジを当てていく野瀬。下から相手の頭を押さえ、パンチを当ててからヒジを連打する野瀬に対し、耐えた吉野はトップを奪った。残り20秒でケージ際へ、吉野はパンチを放ち、野瀬はそれを凌いで試合終了のホーンを聞いた。

判定はスプリットで吉野に凱歌が挙がった。


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Interview J-CAGE ONE Road to ONE04 ブログ 吉野光 野瀬翔平

【Road to ONE04】吉野光と対戦、野瀬翔平「5年後の格闘技界のため? 試合後に思ってもらえるように」

【写真】トレイラーと違い、すっきりした髪になっていた野瀬(C)MMAPLANET

本日22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE04「Young Guns」。

5年後の日本の格闘技界を考える──というテーマを持った今大会に九州・福岡から野瀬翔平が出場し、吉野光と対戦する。

柔道で瀕死の重傷を負い、一命をとりとめた高校生生活。柔道で鍛えた首の太さが、彼の命をつなぎ止めた。それでも医者からは「歩くことはできない」という診断を受けた野瀬──それでも彼は諦めず、戦える体を取り戻すとMMAを志した。

そんな壮絶な過去を感じさせない、朴訥とし言葉少ない23歳の青年は、昨年9月の工藤諒司戦の敗北から5カ月ぶりに、O-EASTでケージに足を踏み入れる。

そんな野瀬を試合僅か3日目にZoomでインタビューした。


──頭が綺麗になっているじゃないですか。あの大会煽りのトレイラーを見た時、野瀬選手に何が起こったのかと驚かされました。

「へへヘ、アレは急に連絡が来たので髪の毛を切りにいく時間がなくて……」

──試合の時とイメージがまるで違っていました(笑)。いつもあんな風なのですか。

「切らないで良いのであれば、切らなく良いぐらいの感覚です。あの取材の時ぐらいになれば、そろそろ切ろうかなっていう感じで(笑)」

──なるほど。その辺りは、もっとシャレているのかと思っていました(笑)。ところで3日後に試合を控えていますが、調子の方は?

「絶好調です」

──今回、奇天烈選手の欠場により今大会に出場が決まり、67キロ契約になります。

「65キロでやろうと思っていたのですが、時間もないし吉野選手が同意するなら67キロでもと言ってもらえて、この体重になりました」

──減量期間を考えてのことですか。野瀬選手は北米ユニファイドではナチュラルでフェザー級、ONEのバンタム級が適正だと思っていました。

「前回の試合からかなり大きくなっています。先生とウェイトをやって」

弘中邦佳Master Japan代表 真面目なヤツだから、フィジカルをガンガン鍛えて体が大きくなっているんです。本当は自分の経験があるので、選手キャリアを考えるとあまり減量はさせたくないのですが、頑張るから筋肉がついてしまって。

──昨年9月の工藤諒司戦の敗北から再起戦となります。初めての敗北はショックでしたか。

「工藤選手に負けて……初めて負けたのですが、やられてしまったものはしょうがないです。負けは負けで仕方ない。だから落ち込んで練習をしないとかなる方がダメで、体を動かせるようになったらすぐに練習を再開しました」

──弘中さんから何か言葉は?

「ハイ。続けろ──と」

──続けろ、ですか(笑)。あの試合はケージ際でヒジを受けてからパンチで仕留められた形でした。

「ハイ。際のヒジとか警戒していたのにもらってしまって、そこから記憶が飛んでいて。あとから試合映像を見て──負けたけど、自分の良かったところ。工藤選手の良かったところ。そして、自分の悪かったところを考えて練習してきました。

工藤選手の強かったところとかを真似したり。壁際の攻防とか、工藤選手の強さを盗んで僕もまた強くなれたかと思っています。だからといって練習を大きく変えたというのはありません。柔術をやって、打撃をやって。変わったのは壁の攻防ですね。ヒジ打ちをもらってことで、練習ではできない攻撃を想定して行えるようになりました」

──対戦相手の吉野光選手については、どのような印象を持っていますか。

「決まってから映像を見たのですが、柔道をやっていて気が強いので僕と似ていると思いました。打撃から差して、テイクダウンをするという試合スタイルで。

ただし、寝技に行ってから僕は抑え込まないというか……良くも悪くも動いてしまうので、テイクダウン後は違います」

──奇しくも動いてしまうという言葉がありましたが、実際に試合中も弘中さんからは「落ち着いて」という指示があっても、極めに行くこともありました。

「もっと削るべきなんですけど、すぐに仕掛けて下になってしまうこともあったので、そこも考えるように練習してきました」

弘中 行くところが、コイツの良いところでもあるので。その良さを失くさない程度にゆっくりと攻めることも必要かと。そこはもう経験を積んでいくしかしないですね。

──吉野選手は名古屋在住で札幌、大阪、名古屋の独立系プロモーションで戦ってきました。修斗とRoad to ONEでキャリアを積んだ野瀬選手に対し、経験では負けないとインタビューで言っていました。

「その通りだと思います。吉野選手は試合数も僕より多いし、海外でも戦っています。ただし、対戦相手に関しては工藤選手と僕は試合をしているので。工藤選手より強い選手はなかなかいないと思っています。

僕は負けたけど、工藤選手と戦って凄く良い経験ができたので。そこだけは『僕も強い相手と戦っているぞ』という気持ちはあります。それに誰と戦ってきたとか、そんなのは関係ないです」

──上を取った方が勝つ、という発言に関しては?

「僕は柔術が好きで、柔術を凄く研究しているので下になっても仕掛けることができます。スイープも一本も取れる自信があるので。僕にはMMAが上の取り合いだという感覚はないです」

──では吉野選手との試合で、どのような戦いがしたいと思っていますか。

「前回の試合からちょっとでも自分が強くなっていると思える試合がしたいです」

──今回、5年後の格闘技界のためにというテーマがありますが、実は2019年の10月売りのゴング格闘技で、「ファイティング・デイズ──3年後の君たちは──」という企画で野瀬選手を取り上げさせてもらったことがあります。あの時、野瀬選手、野尻定由選手、伊藤裕樹選手と共に取り上げさせていただいた米山千隼選手が、最短距離でUFCへ行けなかったということで昨年引退を決めました。本当に残念ではありますが、清い判断でもありました。戦っていたプロモーションは違いますが、同世代の期待された若い選手が、早々に引退を決めた。野瀬選手は米山選手の決断をどのように思いますか。

「……(苦笑)。米山選手の生き方に僕が何かをいえることはないかと思います。それは米山選手の選んだ人生なので。米山選手は米山選手で、僕は僕。だから僕は1回負けてもMMAを辞めることはなく、こうやって試合をします」

──そうですね。愚問でした。スミマセン。では、今回の試合を起点に2021年はどのようにキャリアアップしていきたいですか。

「どこかの団体に拘りがあるわけではなくて──試合の機会がまず少ないので、きたオファーを受けます。修斗でもRoad to ONEでも、ONE Warriorでも。この3つ以外でも、声を掛けてもらえて試合ができるなら、どこの大会でも出たいです」

──正直、今大会の出場に関して個人的に野瀬選手は代役でなく、最初からラインナップにその名を並べていないといけない選手だと思っています。

「ありがとうございます。オファーがあった時は試合ができることが、とにかく嬉しかったです。5年後の日本格闘技界のためとかっていう話は、試合が終わった後にそう思ってもらえるなら良いですね。『5年後、コイツどうなっているのかな』って思ってもらえる試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<67キロ契約/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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【Road to ONE04】野瀬翔平と対戦、草魂・吉野光─02─「良いホテルで寝ても、バイク屋で寝ても……」

【写真】高校時代に柔道で愛知県でベスト4だった吉野。テイクダウンには絶対的な自信を持つ(C)MMAPLANET

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE04「Young Guns」で野瀬翔平と対戦する吉野光インタビュー後編。

プロデビューの仕方も、プロデビュー後の歩も野瀬とは対象的な吉野は、そのうえでONE Warrior Seriesで揉まれた自分の力を信じている。この試合後は拠点を東京に移すことを明かした吉野が、1年2カ月振りの試合への意気込みを引き続き語った。

<吉野光インタビューPart.01はコチラから>


──野瀬選手は瀕死の重傷から再起した元柔道エリートで、アマ修斗からプロシューターとなり、闘裸男、修斗、Road to ONEで戦ってきました。

「僕とはまるで違いますね。僕はGladiator、HEAT、Demolition、NEXUS、PFCと戦ってきたのですが、修斗、パンクラス、DEEP以外でも強いヤツは育つんだぞという意地はあります」

──まさに雑草魂です。

「試合があれば良い、どこで試合をしても勝っていけば勝手に上に行けると思って戦ってきました。修斗、パンクラス、DEEPだって勝っていれば別に出られると思っていましたし、修斗で戦ってきた野瀬君と比較して別に経験が劣っているとは思いません。

それに野瀬君は遠征先でホテルが用意されていなくて、バイク屋に泊まりかけそうになった経験とかしていないと思います」

──いや、そんな経験は普通しないですよね(苦笑)。

「結局、あの時は祖根さんが『これでは選手に厳しいから、自分らでホテルを探します』っていう感じで主催者に連絡をして、ホテルに移れました(笑)。でも、僕はそれですら関係ないと思っています。試合をするだけですから。

良いホテルで寝ても、バイク屋で寝ても勝つときは勝って、負ける時は負けます」

──やはり雑草魂です、逞しい。そんな吉野選手ですが、野瀬選手と戦ううえで最も警戒しないといけない点はどこだと考えていますか。

「テイクダウンですかね。テイクダウンで先に上を取った方が、試合のイニシアチブを握ることができると思います。だから絶対に下にはなりたくないです。

それには組み勝負のためのに打撃が重要です。僕のパンチは当たると思います。でも、僕もパンチを当てられる。お互い近い距離でパンチをゴチャゴチャ打って、クリンチの攻防になるんじゃないかと。綺麗な打撃戦をしてきたら、僕も綺麗に打撃戦を入れていきます」

──ONE Warrior、シンガポールで戦った経験は生きると思っていますか。

「ハイ。慣れない環境でフィジカルが強い相手と戦えたことは自信になっています。いってみればアリ・モタメドは今ではONE本戦で戦っている選手だし、彼と比較すると野瀬君の立ち技はそこまでじゃない。

モタメド戦は結果的に判定負けでしたが、勝っていたと言ってくれる人が多い試合ですし。僕の方が野瀬君より強い相手と戦ってきている。ONEウォリアーで戦ったことで、僕の方がフィジカルに対する免疫力は上になっているはずです。どうせなら、大会当日は一番インパクトが残る勝ち方をしたいです」

──平田樹目当てのファンの目を奪うと?

「あぁ、そうしたいですね。僕は『アイツ、強いな』って思われるのがモチベーションになっているので、強さを見せたいです」

──今後、まだONEウォリアーがどうなるのか明白になっていません。Road to ONE後については、どのように考えていますか。

「そうですね……やはり海外で戦いたいです。だからONE Warriorがあるなら、東京で練習環境を整えて待ちたいと思います。ウォリアーで勝って本戦で戦いたいので。でも1年が過ぎ、2年経っても試合ができないようであれば、修斗でもパンクラスでもどこででも戦っていきます」

──東京で練習環境を整えるというのは?

「もともと今回の試合のオファーをもらう前から、東京に出て練習をしようと決めていたんです。今、月曜日から土曜日まで現場仕事で、やはり良い練習をするには体に厳しくて。なので東京に出て自分より圧倒的に強い人と練習をして、僕もレベルアップしたいと思って決めました。

今、名古屋で練習していてボコられることって日沖発さんが相手の時ぐらいなんです。だから発さんにやられるぐらいの練習を東京で日々行いたいと思っています。そうでないと、ONE ウォリアーで勝ち残ることができないので」

──練習場所は決めているのですか。

「一応UFCジムでクサノさんの生徒のグラント・ボクダノフがインストラクターをしていて。UFCジムでも練習会もあるようなので、まずはそこに参加して他のジムを見学させてもらい練習場所を決めようと思います」

──では最後に野瀬選手との試合への意気込みをお願いします。

「ハイ。僕は過去の試合でテイクダウンを取れなかったことがないです。だから似たようなスタイルの野瀬君と戦っても、圧倒できるんだぞっていうのを見せたいです。打撃でも倒せると思うので、練習してきたボクシングの成果も見せられると思います」

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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