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【Special】J-MMA2023─2024、平田樹「アーセン云々なんて触れないで、無意味な試合と言いたいです」

【写真】気を張っていない平田樹の表情が見られたような気がします。現状MMAトレはHEARTSのみ。グラップリングをトライフォース、ムエタイをクレインで練習しているそうだ (C)MMAPLANET

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Manabu Takashima

J-MMA2023-2024、第十弾は28日(日)に東京都江東区の有明アリーナで開催されるONE165「Superlek vs Takeru」で三浦彩佳と対戦する平田樹に話を訊いた。

ファイト周辺の派手な言動と繰り返された計量失敗、彼女に対する反発は業界内から強い。それに故に練習場所を固定できず、明確なビジョンも練習に持ち込むことが困難だった平田が、自らの意志で大沢ケンジ率いるHEARTSでトレーニングを行うようになった。

ハム・ソヒ戦後に引退を真剣に──いや、それ以上に自然と考えた平田がこの場に戻ってきたのは人を殴りたいという衝動と、MMAを楽しみたいという本能だった。山本アーセンの元カノ&今カノ対決というエグすぎで専門メディアが料理できないマッチアップを消化する必要がある平田の胸中とは。

■2023年平田樹戦績

3月25日 ONE FN08
●0-3 ハム・ソヒ(韓国)


――大沢ケンジさんが2021年10月のリトゥ・フォーガット戦前(※平田が体調不良で欠場)にミット打ちを一緒にやっていた時とは全く違って、凄く熱心に練習をしていると言われていました。

「そうです。ちゃんとやっています(笑)。自分から大沢さんにお願いして」

──練習環境などで平田選手からアクションを起こすのは、過去にあまり記憶になかったです。

「初めてです。去年の10月ぐらいに日本で練習をしていくなら、大沢さんが私の試合を一番多く見てくれていると思って。実はハム・ソヒ戦が終わった後、4月に直樹がパンクラスで試合をした時に会場で大沢さんと少し話をして。あの時、私はもう引退を考えていて。それを話すと、皆が反対するなかで大沢さんが『良いんじゃない。一回辞めても良い。若いし。やりたくなったら、復活するから。一回、離れるのも良いよ』って言ってくれたのが心に残っていて。やっぱりMMAをやりたいと思った時に大沢さんに教えてほしいなってなりました」

──平田樹がカフェでカプチーノを淹れている取材をするのが、楽しみでした(笑)。正直、ハム・ソヒ戦の敗北で辞めるかもしれないなと思っていたので。

「私も、そう思っていました。両親も柔道の時はあれほど辞めるなと言っていたのに、『辞めて良いよ』という感じだったし」

──もう長い間、平田選手の表情や言動からMMAファイターをやっていて幸せなのかなという疑問がありました。で、どこかで会った時に「カフェをやりたい」と言っていたので、それで良いのではないかと。

「米国で練習して勝てなかった。色々と言われて……『だったら、もうイイよ』って。デビューの頃は勝って、皆が凄いねって言ってくれました。でも、負けると全く違う世界が見えてしまって……。子供の格闘技と一緒で勝っているから楽しくて、負けたら楽しくないから辞めたいって(苦笑)」

──ハム・ソヒに負けるのは致し方ないですけど、普段から目立っている分……何より試合前に弱い言葉を発せない分、跳ね返りも大きかったです。それもまた致し方のない、キャリアの積み方をしてきたので。

「そういうのは、自分も色々と感じていて。でも自分で選んだことだし頑張ろうって、やってきたけど、あの負けで全部が弾けた感じがしました。こんなに早く辞めたいと思う日が来るなんて、全然考えたこともなかったです。もっと長くやって『もう良いかな』っていう風になるのかと思っていたので。

ハム・ソヒ選手との試合は、本当に強さを見せつけられて。試合中もどうしたら良いのか、分からない。誰を頼って良いのかも分からない。でも戦うしかない。凄く心細くて、本当にしんどかったです。だから、もうMMAに関係のないことをやりたいって思ったんです。お母さんがパン屋さんの店長で、朝早くから真剣に働いていて。何か、格闘技以外であんな風に没頭したいと思いました。本当に辞めるモードで、練習もホントにやっていなくて」

──それでも続けようと思うようになったのは?

「やっぱり直樹の試合を見て……なんか、悔しくて。『あれっ? 何か悔しいな』ってホント思ったんです。嬉しけど、悔しい。自分の方が勝ち続けていたのに……」

──それは直樹選手が、真面目にMMAに取り組んできたからではないですか。

「そうなんですけど、なんか悔しくて。でもMMAでなくトライフォースの柔術でも良いかなかって思って、グラップリングから練習をするようになりました。そうなると、何か違うんです。極めるとかだけじゃ、何か物足りなくて。やっぱり、殴りたい。直樹の試合を見ても思ったんですよ。漬けて漬けてっていう試合をしているから、『もっと殴れよ』って。そうなった時、こうやって想う自分がいるんだから──まだできるわって。

その時に『辞めたら』と言ってくれた大沢さんに習いたいな、と。なんかハム・ソヒ戦後に休んでいる期間に色々と気付くことがありました。普通の休みじゃなかったですね。運動をする格好にもならないし、シューズも履かなかった。普通の人みたいに毎日、化粧をして。でも、気がつけばここに戻ってきて……。

直樹もそうだし、(鹿志村)仁之介もそうだけど、選手に対して皆が一つになっている。あれが凄く羨ましくて。ああいうモノが創れそうだったのに、自分で壊しちゃダメだと思うと『また、やりたい』という気持ちが大きくなりました。『勝たなきゃ』、『勝たないとダメだ』っていう気持ちになっていたのから、『戦いたい』という気持ちに戻ったというか。

もう試合に向けてというよりも楽しさを取り戻す──じゃないけど、最初は体を動かすことが楽しい、練習することが楽しいっていうところからやり直しました。以前は試合が近づくほどに楽しみが大きくなっていたのが、最近は試合が近づけば近づくほど気持ちが落ちてしまっていました。今回の試合も勝ちたいけど、やりたいことをやりたい。試合をすることが、楽しくなっています」

──まぁ楽しくないから辞めていると、それこそ先ほど話に出た子供の習い事で。辞めたいという気持ちから、戦うことを楽しみたいと思えるようになったのは平田樹が本当の意味でMMAファイターになってきたということではないのでしょうか。

「そうなんですかね(笑)。でも、やりたいことをやるって楽しいなって、練習をしていて想うようになりました。これだけ基本から教えてくれる人がいるのだから、また前に進もうと。すると、またメチャクチャ楽しくなって。試合に向けても……どうせ試合はしんどくなるから、練習を思い切り楽しんでやろうと。

MMAを続けるなら、楽しみたい。今は本当にそういうつもりです。母親も『樹は楽しんでいる時が、一番強い』って言っていて。確かに、その通りだし。楽しんでやることが一番大切で、当然しんどいこともあるけど、今は楽しいことの方が多いです」

──なるほど。そうこうしていると、ONE日本大会で三浦選手との試合が決まりました。

「最初は違う相手を聞かされていたので、『えっ?』と思いました。階級は向うが上だし、『やる意味、なくない?』って思いつつも、決まったことなんで。だから、この先のことを頭に入れての練習もたくさんやっています。次は投げとアヤカ・ロックだけ、そこだけなんで」

──皆が分かっているのに、極めてしまうのは凄くないですか。跳ね返された試合もあったのに、またそこで勝つのは驚異的ではないかと。負けてもサブミッショングラップリングでダニエラ・ケリーと戦った時に、三浦選手の組みの強さを見た想いがしました。今回の試合は、決して簡単なファイトになるとは思えないです。

「う~ん、でも……なんでアレが極まるんですかね。逆に。アレを極めることができるって、自分とは違う世界を生きている人なんだろうなって思うんです。求められているモノが、自分と違う。あそこ止まりで良いと皆は思っているわけじゃないですか」

──凄く上から目線ですね(笑)。

「だって、自分だってアレで良いならアレで貫き通したかもしれないし。でも『首投げ止めろ』、『MMAを戦え』という声があったわけで。それで、私はMMAを戦いたくなりました」

──きっと三浦選手も言われていて、それでも貫き通しているのかと。

「でも、あんまり輝いているとは思えないですね。アレしかないですからね」

──う~ん、とことん来ますね(笑)。アレしかない人のアレって、凄く強いと思わないですか。

「う~ん、でもアレが極まらないと負けるじゃないですか。ティファニー・テオと戦った時は首を抜かれて、打撃でやられて。シィォン・ヂィンナンにも組めなくて、打撃の圧でやられました」

──パンダやテオのような試合を平田選手はできる、と?

「やってみたいですね。ソレをやらないと意味がない。いつも通りの試合をして、柔道対決とかってなると一番つまらないし。このカードを組まれたなら、MMAを戦って盛り上げる。MMAをやりたい。HEARTSでやっているMMAを見せたいです」

──そんな平田樹✖三浦彩佳戦ですが、煽り方が中途半端というか。やるとなったら、この試合はアーセンの元カノ✖今カノ対決で全面的に売らないのかと。ABEMAの煽り映像に乗っかって、申し訳程度に触れてんじゃないよ──と素直に思います。

「アハハハハ」

──この下品なカードは、ここで騒ぎ立てようやとは?

「ならないですね。私はアーセン云々なんて触れないで、無意味な試合だって言いたいです」

──それを平田選手も三浦選手も言って良いと思います。ただし、この試合を盛り上げるにはそこは避けては通れない。

「そうですよね。でも、自分的には騒ぎ立てられなくて良いです!!」

──ひょっとして、怒っていませんか……。

「お互いに求めていないカードだと思うし。向うも自分とやりたいなんて思ってなかっただろうし」

──自分の進みたい道を進むために、勝たないといけない試合になったわけですね。

「まぁ、そうなんですけど……。自分的には、大沢さんとのコミュニケーションがどれだけ取れるのか。そこが楽しみです。セコンドの声を聞いて、どれだけ動けるのか。前に就いてもらった時(※2021年2月22日、中村未来戦)は、そういう風にできなかったので。そこは自分にとって試合中の課題で。そこも踏まえて、成長が感じられる試合にしたいです。

これまで気持ちでやってきた部分があったけど、それじゃあ勝てないレベルの相手になってきています。心が折れても、サポートしてくれる人がいてくれる中で戦う。だからこそ気持ちと同時に、技術面でしっかりと魅せたいです」

──三浦選手に触れられると明白に不機嫌でしたが、そうでない部分では久しぶりに平田選手の表情が明るいですね。

「そうですか。今はMMAのことを話すのが楽しいし、練習が楽しいです。一歩、踏み出せたかなって。これまで他のジムに行っても、自分は目立っていて遠慮されていたことが多いと思います」

──まぁ所属もしていないですし、本当の関係は築けないかもしれないですね。大人の関係のような感じで。

「両親も『樹が行くことで、負けさせられないという思いになって所属するのは難しいかもね』って心配をしていました。自分は自分で『強くないといけない』とか思って、気が張ってしまっていて。皆が見ている平田樹はこうでないといけない、とか。同時に私が関わることで、ジム自体がアンチの標的になってしまうことが嫌で」

──そんなことまで危惧していたのですね。

「それがHEARTSだと、皆が茶化してくれて(笑)。(吉村)天弥君とか、『で、アーセンとはどうなの?』とか言ってくるし。なんか、それが楽しくて。ボコボコにやられても、気持ちが良いから、練習時間が長いとか思わなくなりました」

──三浦選手との試合を前にしてですが、今も頂点──現状はスタンプ・フェアテックスが目標なのでしょうか。

「やるからには上を目指すというのはありますけど、まずはランクに入らないといけない。それ以上にもっと場数を踏みたいです。だから、日本の団体だったらもっと試合ができるのかなって思ったりもしました」

──それでも平田樹という選手のポジションは特別で、他の選手より恵まれているという風に思うことは?

「まぁ、知らない人は分からないことだけど……色々と経験してきているので(笑)」

──その結果の今。この試合で何を見せたいと思っていますか。

「MMAです。コーチとのコミュニケーションも含め、全体的に総合力が上がった自分を見せたいです。これまで欠けていた部分がメチャクチャあったので。その欠けていた部分が補えて来た──MMA選手らしい試合をしたいです」

──ところで、体重の方は?

「あと2.5キロです(※取材は12日に行われた)。ここにいると『お前、体重落とせよ』って、皆に言われます(笑)。そんな皆に囲まれているからこそ、今回のように無意味だと思っている試合も、あとになれば意味があるんだろうなって思えるようになりました」

■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午後5時00分~ABEMA格闘チャンネル
午後6時30分~ABEMA PPV

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【ONE FN16】モン・ボー戦へ、三浦彩佳─02─「誰も知らない場所で誰も知らない強い選手と」

【写真】本人は負けたことで評価されたくない風の三浦だが、組み技でダニエラ・ケリーに取らせず、袈裟に入ったことはMMAで彼女と戦う対戦相手は組みの強さが頭に残っているはずだ(C)ONE

4日(土・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night16で、モン・ボーと対戦する三浦彩佳のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

現在、ONEと契約しながら試合の機会に恵まれないファイターは多い。今年に入ってONEを離れるファイターも増えている。そんななかで三浦がONEでの試合を望んだ理由と、彼女の覚悟とは。

<三浦彩佳インタビューPart.01はコチラから>


――結果、ですか。現在グラップリングマッチも含めてONEで3連敗中という結果は、どのように受け止めていますか。

「ヂィンナン戦でベルトを獲れなかったあとのダヤニ・ソウザ・カルドゾとの再起戦で、今までで一番の絶望を感じました。まさか試合中に肩を脱臼するとは思っていなくて――。そのあとも小さな怪我が重なることもありました。その時に『ヤバいな』と思ったんです。もう年齢も年齢だし、初めて連敗を喫していたので。

結構苦しい時期が続いていたなかで、ダニエル・ケリーとグラップリングで戦いました。試合中に分からないことが多くて、またパニックになり、結果も負けで――なかなか試合が組まれないことも含めて『もうどうしようかな……』と思うことは多かったです」

――……。

「TRIBEに入って10年の間で初めてじゃないかっていうぐらい、長南さんともちゃんと話ができない時期が続いていました。一番の理由は、ONEで試合が組まれないことです。なぜMMAの試合が組まれないのか……。それを長南さんに言っても仕方ないことは分かっているのに。……グスッ、グスッ」

――嫌な時期を思い起こさせてしまったようですね。ここで涙を……。

「いえ。いま鼻をすすったのは、花粉症です(笑)」

――えぇっ!?

「嘘をついているわけじゃないですよ。今回はABEMA TVのインタビューでも、ワーッと泣いちゃって。もっとカッコ良くインタビューを受けたいです!」

――アハハハ。長南さんと話ができない時期というのは、どういった状態だったのですか。

「まず長南さんに『試合がしたい』と伝えたんです。すると長南さんから『ONEで試合が組まれていないのは、お前だけじゃないんだ』と言われました。でも私は試合がしたい、ということの連続でした。もちろん何もなかったわけじゃなくて。ただ、試合の話があっても正式決定にならない――ということが繰り返されて。それでTRIBEを離れるというわけじゃないです。でも長南さんと意見が食い違うことはあって、すごく苦しかったです」

――そこでTRIBEを離れることはなくても、ONEを離れるという選択肢はなかったのですか。三浦選手の実績であれば、国内プロモーションからオファーは殺到するでしょうし、少なくとも試合がないという状態にはならないように思います。

「正直、国内で戦うことを考えなくはなかったです。やっぱり私としては、自分がずっと練習しているなかで試合がなく、他のTRIBEの選手はどんどん試合をしている。私自身もすごく調子が良いのに、でも負けているから大きなことは言えない――と思っていて。

それで『どうしようかな……』と考えている時に、村田夏南子選手、魅津希選手とスパーリングする機会があったんですよ。二人ともグラップラーと試合をするからと、私をスパーリング相手として呼んでくれて。そこから毎週のようにスパーリングしているうちに、『MMAをやるかぎりは、どうせなら誰も知らない場所で誰も知らない強い選手と試合がしたい』と思ったりしました。UFCファイターと練習していると、すごく刺激にもなりましたし。だから、長南さんから『どうする?』と訊かれた時に言ったんです。『私、ヂィンナンと再戦したいです』って」

――「安西先生、バスケがしたいです……」という状態ですね。

「……私が目指しているのはONEのベルトだし、ずっとヂィンナンと再戦したいと思っていました。それで長南さんにも『ONEでやりたいです』と伝えたんです。すると『本当にそれで良いんだな?』、『覚悟を決めました』って」

――なるほど。それほどの覚悟を決めて臨むモン・ボー戦ですが、この相手に決まった時の気持ちを教えてください。今はONEで連勝中で、タイトルコンテンダーの一人です。

「モン・ボー選手の名前を聞いた時、『おぉっ!!』と思いました。試されているなぁって、嬉しかったですね。個人的にはモン・ボー選手は、次の試合でベルトに挑戦すると思っていて。そんな相手との試合が決まり、長南さんからも『決まったからな。あとはゴチャゴチャ言わずに、やるだけだぞ!』と言われました。私も『ありがとうございます!!』って。

客観的に見ても、私とモン・ボー選手だと面白い試合になるんじゃないかなって思います。女子であれだけKOできる選手はいないと思うし、デビュー戦でジャン・ウェイリにも勝っていて、すごく強いファイターです」

――特にあれだけ至近距離で強く右を打ち込める女子ファイターも、なかなかいませんね。

「やっぱり打撃×寝技っていう見方はされると思います。そのモン・ボー選手に組みつくための方法は堀江トレーナーさんと一緒に、いろんなバリエーションを体に染み込ませています。今までも練習していたことではありますけど、何をどう出すかは実際にモン・ボー選手と向き合ってみなければ分からないです。でも今回はスパーリングも、相手にモン・ボー選手を想定した動きをしてもらったりとか。当日は今までとは違う動きも見せられるかと思っています」

――それは楽しみです。

「……ダニエル・ケリー戦も『あやかロックは出さない』と言いながら、結局は出してしまいましたからね。だから最終的にはどうなるか分かりません(苦笑)」

――もちろん自分が最も得意な形を完全に封印して戦う必要はないでしょう。ただ、今は「あやかロックしかない」のではなく「あやかロックもある」とバリエーションが増えているということですよね。

「そうですね。気持ちの面でも、落ち着いて戦えるようにもなりました。普段からBellatorファイターの渡辺華奈さんと練習していて、UFCファイターの村田夏南子選手と魅津希選手のファイトキャンプにも参加させていただいたし、本当に良い経験ができていると思っています。今回こうして試合ができるのは、応援してくださる皆さんのおかげです。まずは次の試合に勝って、ヂィンナン選手とベルトを賭けた再戦まで辿り着きます」

■放送予定
11月4日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN16対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級王座決定戦/3分5R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ONEサブミッショングラップリング世界ウェルター級(※83.9キロ)王座決定戦/12分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
マゴメド・アブドゥルカディロフ(ロシア)

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
サクセン・オークワンムアン(タイ)
カリム・ベイーノ(アルジェリア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ムーシネ・チャフィ(スペイン)

<キックボクシング・ストロー級/5分3R>
ジェン・ペイメン(中国)
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
モン・ボー(中国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ベン・タイナン(カナダ)

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE163   アブラォン・アモリン ウ・ソンフン オンラ・ンサン キック キム・ジェウン キャムラン・アバソフ キリル・ゴロベッツ クォン・ウォンイル クリスチャン・リー ケビン・ベリンゴン ザイード・イザガクマエフ スティーブン・ローマン ダニエラ・ケリー チャンネル ハム・ソヒ ビビアーノ・フェルナンデス ボクシング ラスラン・エミルベク ロッタン・シットムアンノン 岡見勇信 平田樹 若松佑弥 青木真也

【ONE163】計量終了 崩れゆく理想論─。平田樹と若松佑弥が計量通らず。平田✖ハム・ソヒはキャンセルに

【写真】セレモニアル・フェイスオフでの平田……どのような心境でこの場に立っていたのか (C)ONE

19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night163「Akimoto vs Petchtanog」の計量及びハイドレーションテストの結果が発表され、平田樹が体重及びハイドレーションとともに規定に達せず、ハム・ソヒがキャッチウェイト戦を拒否し試合が不成立となった。

また若松佑弥も139ポンドで計量失敗、キャッチ戦でウ・ソンフンと戦うことに。キック勢では日本から出場の品川朝陽も失敗、ルイ・ボテーリョと契約体重戦に臨む。

岡見勇信と対戦するオンラ・ンサンは再計量でパス、両者の試合はミドル級マッチとして無事実施されることとなった……計量結果を経て、試合が行われることに関して「無事」という表現を使うことが異常事態だが、既にイベントがスタートしているONE FC04でもウェルター級王者キャムラン・アバソフが計量失敗→王座剥奪。バンタム級で戦うはずだったビビアーノ・フェルナンデス✖スティーブン・ローマン戦は両者とも大量オーバーで153.25ポンド契約とフェザー級に近い体重で行われる。


平田の計量失敗はこれで4度目、これまでは金銭的ペナルティを受けキャッチ戦を戦ってきたが、今回はハム・ソヒがこれを拒否。ハム・ソヒはSNSで「これまで初回でクリアできていなかったことを恥じ、今回は絶対にクリアしようと努力をしてきた。平田はペナルティを支払えば試合ができるという態度で、これまでの計量オーバーに反省する様子もなかった」と試合を拒否した理由を記している。

前回のキャッチ戦勝利後──興奮に任せて『ジャンクフードが食べたい』という発言が中継されており、平田に対してバッシングが起こっても致し方ない。

何より生理を伴う女子であっても、これだけ計量失敗が繰り返されればONEアトム級が適正階級でないと判断されても致し方ない。そもそも彼女自身がこのままMMAを続けていくうえで、戦いと減量のバランスの比重が後者に寄り過ぎる恐れもある。MMAは身を削るスポーツだが、精神を削る段階に至っては見直しが必要となるはずだ。

と同時にONEの計量方法も、このままで良いのかという声も挙がるだろう。ONEでは2015年12月にヤン・ジェンビンが減量中に脱水症状に陥り死亡したことをきっかけに、階級を北米ユニファイドよりも実質1階級重い体重リミットとし、水抜き減量を禁じた。ハイドレーション検査も用いるようになった新計量方法は選手を守るべき採られた手段だ。

実施当初は体重リミットから+〇パーセントという数値を試合前の特定の時期に報告させ、計量も大会2日前と1日前の2度に加え、パスできなかった選手は当日にもチェックされるという三段階で実施されていた。それが時を経て、コロナ期の人との接触を減らすという事情もあって簡素化、現在は試合前日の1度と再計量という形に落ち着いている。

それ以前に数値の報告は必要なくなっており──結果、ルールの抜け道はどの規定&法に存在するように、選手たちは水抜きを行い計量をパスするようになっている。北米体重よりも1階級重いことで、リミットの1キロや2キロ余計に体重を落とし、その分水分を摂ることでハイドレーションの数値を下げるというのが常套手段だが、選手は水抜きOKの減量と同様に神経を使い、通常体重で戦うという理想は崩れている。

結果的にハイドレーションと体重のバランスを取ることに苦慮し、計量失敗のケースが増えてきた。そして今回の2大会のようにタイトルマッチで連続し、PPVに欠かせないカードが消滅する。ハイドレーション検査、水抜き減量の禁止は選手の安全を確保するうえで絶対的に正しい判断だ。それゆえに実施方法の再度の見直しが必要な時期を迎えたといえる。

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
キャムラン・アバソフ(キルギス)
クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<153.25ポンド契約/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<139ポンド契約/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<126ポンド契約/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

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【ONE FN04】ダニエラ・ケリー、柔術でサンビスト=モルチャノワを座ってバック奪取→RNCで一蹴

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
Def.2分15秒by RNC
マリア・モルチャノワ(ロシア)

直ぐに座ったケリー、モルチャノワの手首を掴んでクローズドを取る。腰を切り、モルチャノワの腕を流したケリーがバックに回る。ボディトライアングルからRNCを狙うケリーに対し、モルチャノワは亀で首を守る。やがて左腕を喉下に滑りこましたケリーは、立ち上がったモルチャノワを再びグラウンドに移行してタップを奪った。

「サンボは以前経験あるし、力強くてレッグロックが強烈なの。凄く手首の力が強くて、懸命に絞めつけたわ。前の試合でフィニッシュできなかったから、時極める力があるのか疑われたから嬉しい」とケリーは語り、背中を押してくれたコーチに感謝の言葉を送った。


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【ONE163】オンラ・ンサン戦前の岡見勇信─02─「集大成です。でも、これが最後なんて思っていない」

【写真】もう何も聞くことも、言うことも、書くこともない。明日、見せてもらいます (C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE163「AKIMOTO VS PETCHTANONG」で、オンラ・ンサンと戦う岡見勇信インタビュー後編。

3年以上のブランクを経て、キャリア21年目の新境地。岡見勇信が集大成となる、『今』を戦う。

<岡見勇信インタビューPart.01はコチラから>


──ヘクター・ロンバート、ティム・ボーシュ戦などを引き合いに出すのは違うかもしれないですが、勝とうが負けようが気迫が凄まじかったと正直思います。

「ハイ……もちろん、あの頃の感覚を忘れていないつもりです。持ち続けています。そういう良さもあった。ただ、何かに追い詰められていた……。試合中も普段も常に、何かに追い詰められていました。自分ならもっとできるはずだって、誰もが想うことだと思いますけど。今回のファイトキャンプは、楽しむという気持ちがないと潰れていました。

もう、これ以上やっていけないって。アタイジ戦がコロナで流れて、あの時も追い詰めて、追い詰めてやっていました。メンタル的には全然良くなかったです。試合がなくなったことをある意味、ポジティブに捉えるようになり、今回の試合は格闘技を始めた頃の気持ちを思い出して、楽しく厳しくやっていこうと」

──ここまで、そうできましたか。

「キツいことをやって心が折れそうになることもあるけど、日々、楽しめていると思います。きっと回りは楽しんでいるとは思っていないはずです(笑)」

──アハハハハ。

「その気持ちを忘れずに、追い込まないというか思い詰めないでやってきました。だから、アタイジ戦のキャンプではEXFIGHTに人を呼んで、ケージのなかでずっとやっていました。でも、そういうのは違う。僕はずっとGENでやってきた。だから今回は、GENで一緒にやってきた仲間たちに囲まれて格闘技を必死にやろうと。そういうところも今回は変えました」

──その気持ちはオンラ戦で生きる?

「生きるというか、これは勝つためにやっているので。勝つためにそういう気持ちでやろうと。だから今回、これを選んだ僕の判断は生きると思います」

──オンラは生き物として、根本が強い。そんな気がします。そんな彼に対して、どう戦おうと思っていますか。

「う~ん、必死に戦うしかないですね。オンラは頑丈ですから。ハセ(長谷川賢)に聞いてもそうだし。きっと自分がKOされるなんて思っていない。パンチを打たれても、そういう感じだと思います。どんどん前に出てきて、打ってきますから。とにかく必死に戦うしかない。必死に戦って、動いて動いて。ぶつけてぶつけて。どっちが倒れるのか。どっちが力を使い果たすのか。そういう苦しい戦いになると思います。そういう戦いをしないと無理だと思います」

──打ち損じまで気にしないといけない。そんなパンチの持つ主を相手には、やはり組み勝負。つまり組むための打撃が大切になる。結果、岡見選手がMMAファイター人生をかけてやってきたことが、この試合で大切になってくるのかと。そこで強い気持ちで居続けることができるのか。

「うん、そうですね。体全体で来る攻撃、全てに対して警戒しないといけないですし。被弾すればダメージは確実です。オンラのやりたいことは分かっている。向うも僕のやりたいことは分かっている。もちろん、組んで削らないといけない。お互いに分かっているから、潰し合いになる。潰れた方が負ける。まぁ、やりますよ」

──ここから先を見ることはありますか。

「先は見ていないです。ただし、この試合で終わろうなんて思っていないです。オンラで終わろうと思うようだと、この試合はできない。でも、やってみないと先は見えないです。もう41歳です。間違いなく時間は進んでいる。それでもこの3年間、体力と気力は待ってくれた。デキる。勝てる。そう思うから、オンラ・ンサンと戦える。これで終わろうと思っていたら戦えないです。そして、先も見ていないです」

──集大成という言葉が独り歩きしてしまいそうで。あれはコメントを纏めているということですか。

「そうですね(笑)。その方が分かりやすいので。でも本当に集大成ではあると思います。岡見勇信、そのもの。そういう試合になると思います」

──集大成、つまり『今』が出る?

「ハイ。そうなると思います。それが自分にとっての集大成だと思ってくれれば良いと思います」

──根津優太選手が引退しました。

「ねぇ、同い年の慧舟會出身。想うところはあります。今言えることは、お疲れさまです。久しぶりの試合で……本当に勇気が必要だったはず。絶対にやらないといけないという状況でないのに試合に出て……本当にお疲れさんっていう気持ちです」

──根津選手は練習できる環境でなくなっていた。岡見選手は違います。

「根津に関しては、そりゃあ僕は一番良い時を知っているから……。でも、誰もが通る道です。だから自分と根津を比べるとか、そういう意識はなかったです。これは仕方ないこと。人それぞれの時間があることなので。

僕はこの3年間、嘘偽りなく練習はやってきた。若い子が出てきて新しい刺激を貰い、同世代のファイターたちが試合をしているのをセコンドとして見ることができて……戦わないと、戦わっているヤツは凄い。自分も戦わないといけないって思うことができたので」

──正直、現役ファイターとしてではない部分で、神経が擦り減ることがあった数カ月だったと思います。

「たくさんの人々が動いていたプロジェクトなので、申し訳ない気持ちです。ただし、試合とは関係ないです。彼らは彼らで頑張るだろうし、僕は僕で頑張ります。でも今もEXIFIGHTには真っ直ぐな若い子たちが練習しています。MMAでトップに立ちたいという気持ちを持っています。僕と髙谷(裕之)さんが力を合わせて、彼らを育てていきたいと思います」

──若いエキスを吸い取って、エネルギーにできますか(笑)。

「若すぎて、毒になります(笑)。26歳は越えてもらわないと」

──アハハハ。最後に失礼の念押しで。今回の試合、岡見勇信を見せてください。

「どんな風になっちゃうのか不安でもあるけど、楽しみでもあります。正直、オンラ・ンサンと戦えると思っていなかったので。それが色々な縁があって実現する。自分がどんな風になるのか、想像できないけど。自分を信じられるだけのことをやってきたので、やります」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

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ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE ONE163 UAEW UFC   アブラォン・アモリン イスラム・マカチェフ ウスマン・ヌルマゴメドフ ウ・ソンフン オンラ・ンサン カールストン・ハリス キック キム・ジェウン キャムラン・アバソフ キリル・ゴロベッツ クォン・ウォンイル クリスチャン・リー ケビン・ベリンゴン ザイード・イザガクマエフ ジェイムス・ナカシマ ジャン・リーポン スティーブン・ローマン ダナ・ホワイト ダニエラ・ケリー チャンネル ハム・ソヒ ビビアーノ・フェルナンデス ボクシング ラスラン・エミルベク ロッタン・シットムアンノン 岡見勇信 平田樹 若松佑弥 青木真也

【ONE163】青木真也と対戦=イザガクマエフ─02─「殴って試合を終らせるよ。彼の柔術は役立たない」

【写真】決戦はいよいよ明日 (C)MMAPLANET

明日19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE163「AKIMOTO VS PETCHTANONG」で、青木真也と対戦するザイード・イザガクマエフ・インタビュー後編。

世界を席巻するカビブ・ヌルマゴメドフ軍団の実力者はUFC行きを逃した一戦で何を学び、青木戦をどのように捉えているのか。話を訊くほどに、ヌルマゴ軍団とは今は亡きアブドゥルマナップの教え子という誇りを持って戦う集団であることが伝わってきた。

<ザイード・イザガクマエフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ダゲスタンは次から次へと強豪ファイターが生まれていますが、ザイードを初めて注目したのは旧Eagle F=Gorilla FCの暫定ウェルター級王者になり、ダナ・ホワイトが観戦したUAEWとEagle FCの合同イベントに出場した時でした。UFCとの契約が目の前にあったファイトでカールストン・ハリスに敗れ、ハリスがオクタゴンへステップアップを果たしました。その後、ザイードはEagle FCで2勝しONEとの契約をしました。

「UAEでの試合を落としたのは……初回は取っていたけど、2Rに拳を負傷してしまったからだ。ケガをしたけど、そのまま戦ってアナコンダチョークを極められてしまった。試合映像を何度も見て、どこにミスがあったのかを確認した。結果、一番の敗因は自信過剰だったことだ。あの試合から俺は変わった、絶対に相手を軽視することなく、集中して戦うようになった。

そしてONEと契約して、最初の試合はランク3位のジェイムス・ナカシマを相手に、見た目も良い勝利を収めることができた。あの試合でも、律し方などさらに厳しく自分を見るめることができるようになった」

──9月にジャン・リーポンを破った際、青木選手を対戦相手に指名しました。

「シンヤはレジェンドだ。子供の頃から彼の試合をずっと見てきた。もうすぐ40歳になることも分かっている。時間の無駄使いになるような試合はしたくないから、シンヤ・アオキと戦いたいとアピールした。彼に勝つと、俺はさらにステップアップできるからね」

──チャトリなどもONEで一・二を争うグラップラー対決だと言っていました。青木選手は極めの強さはが知れ渡っていますが、今やケージレスリングも彼のスタイルを構成する上で欠かせないコアとなっています。その辺り、ザイードはどのように思っていますか。

「彼のスキルは疑いようがない。特にレスリング、テイクダウンに関しては。でも、その点においては僕の方がずっと上回っている。それを試合当日に証明するよ」

──そうなると、青木選手は下からの仕掛けも高度な技術を持っています。彼の柔術についてはどのような印象を持っていますか。

「俺がテイクダウンを奪えば、彼にとっては最悪のポジションにいることになる。殴って試合を終らせるよ。そうなると彼の柔術は何も役立たない。それに彼は打撃戦が苦手なことは誰もが知っている。そして、40歳のファイターがそこをどう変わる手立てがあるのかって話だよ。だから、シンヤはテイクダウンを狙ってくる。距離がバッチリをハマれば、彼の想い通りになる可能性もある。ただし、そうならなければどうなるのか。そこは試合でハッキリさせるから、しっかりと見て欲しい」

──日本のファンにショックを与える自信は? 

「アハハハハ。勿論、日本の人たちは日本人選手を応援するだろう。だけど19日の夜は皆を驚かせることになる。僕の拳は、皆にショックを与えることになるだろうね」

──今、カビブ・ヌルマゴメドフ軍団にはUFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフがいて、18日の夜にはウスマン・ヌルマゴメドフがBellator世界ライト級王座に挑戦します。そしてザイードはONEで戦っている。イーグル軍団が世界のメジャー・ライト級王座を独占する自信はどれだけありますか。

「う~ん、もちろんONEライト級王座が目標で、ベルトを巻くために戦っている。でも次の試合を10日後に控えた今、そういうことはあまり考えていない。シンヤ・アオキとの試合に向けてポジティブな気持ちで居続けたい。ただし、この試合で勝てば次はチャンピオンを指名する。そして、タイトルに挑戦してライト級のベルトを巻く。

ONEの関係者、ファン、そしてファイターたちに言いたいのは、この団体のライト級のチャンピオンになるのは、伝説的な指導者アブドゥルマナップ・ヌルマゴメドフの教え子だということだ」

──では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「可能であれば、僕の勝利を見てもハッピーな気持ちでいてほしい」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)


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■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

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【ONE FN04】計量終了 アバソフが失敗、王座剥奪。変則タイトル戦へ。ビビアーノ&ローマンも大オーバー

【写真】83.91キロのクリスチャン、デカい!!(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night04「Abbasov vs Lee」の計量及びハイドレーションテストの結果が発表され、ONE世界ライト級王者クリスチャン・リーの挑戦を受けるONE世界ウェルター級王者キャムラン・アバソフが、計量失敗し王座剥奪。クリスチャンが勝利した場合のみ、新王者が誕生する変則タイトル戦に変更された。

185ポンドリミットのウェルター級、アバソフは186.25ポンドで1.25ポンド超過、ハイドレーションは1.0248とギリギリの数値だったことを考えると、体重を落とすとハイドレーションが規定の1.0250をオーバーしてしまう状況だったことが予測される。

ONEでは10月22日に行われたONE FN03のメイン=世界バンタム級選手権試合も、王者ジョン・リネケルが計量失敗で王座剥奪、変則タイトルマッチでファブシリオ・アンドラジが反則のヒザ蹴りを犯しNCで王座空位という状態に陥っていたばかりだ。2大会連続の王者の計量失敗とベルトの剥奪は、プロモーション陣営としても、たまったモノではないだろう。


また145ポンドリミットのバンタム級で対戦予定だったビビアーノ・フェルナンデスとスティーブン・ローマンの注目の一戦は、ビビアーノが151.5ポンド、ローマンに至っては153.25ポンドと6.5ポンド(2.94キロ)と8.25ポンド(3.74キロ)オーバーという──示し合わせた結果と邪推してしまう──結果で、両者揃って失敗。キャッチウェイト戦で戦うビビアーノのローマンに関しては、アバソフとは違い20パーセントのファイトマネーの没収という記入が見られなかった。

またムエタイ・フライ級でウラジミール・クズミンと戦うジョナサン・ハガティーもがポンド重くキャッチ戦に。8月から始まった北米用のFight Night大会は、計量失敗が目立っている。

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

The post 【ONE FN04】計量終了 アバソフが失敗、王座剥奪。変則タイトル戦へ。ビビアーノ&ローマンも大オーバー first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE163 UFC アブラォン・アモリン ウ・ソンフン オンラ・ンサン キック キム・ジェウン キャムラン・アバソフ キリル・ゴロベッツ クォン・ウォンイル クリスチャン・リー ケビン・ベリンゴン ザイード・イザガクマエフ スティーブン・ローマン ダニエラ・ケリー チャンネル ハム・ソヒ ビビアーノ・フェルナンデス ボクシング ラスラン・エミルベク ロッタン・シットムアンノン 岡見勇信 平田樹 木下憂朔 若松佑弥 青木真也

【ONE163】岡見勇信戦へ、オンラ・ンサン「MMAを楽しみたいなら、その気持ちに沿った試合をしよう」

【写真】インタビュー中でも穏やかなオンラ。自然体にケージに上がることがデキそうだ (C)TSP

19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE163「AKIMOTO VS PETCHTANONG」で、岡見勇信と戦うオンラ・ンサン。

元ONEミドル級&ライトヘビー級王者は、ここ2年厳しい試合が続いている。それでも岡見という憧れの存在と戦うことで、ファンが喜ぶ試合をしたいという言葉をオンラは何度も繰り返した。


──ついに岡見勇信選手と戦います。

「2月に敗北をして以来の試合が、ユーシンという尊敬できる相手と戦えることになった。彼と競い合えることを光栄に思う」

──岡見選手は3年間試合をしておらず、41歳になっています。今の彼の実力をどのようにみていますか。

「それは試合にならないと分からない。でも彼がベストの状態でケージに上がることを期待している。3年間試合をしていないといっても、ユーシンはもう50戦以上のキャリアがあるファイターだ。3年のブランクなんて問題ない──と期待している。

僕はずっとユーシンのファンだったんだ。UFC時代からアジアを代表する選手で、僕の目標でもあった。だから彼と戦うことが楽しみでならないんだ」

──ONEで戦うようになってから、UFC時代の彼と比較するということでなくて、現状の岡見選手の力が出し切れていない。そういう風に感じてきました。

「ONEのウェルター級で戦うことで、調整方法がUFCやWSOFで戦ってきた時と違って戸惑いがあったんだろう。だから今回のミドル級では、彼の持っている全ての力を発揮して欲しいよ。僕が今、ONEのウェルター級で戦うとミドル級のように動けない。そういうことがユーシンにも起こっていたように思うよ。ナチュラルな階級で戦うことで、パフォーマンスも上がるはずだ」

──改めて岡見選手の強味はどこにあると考えていますか。

「柔道が強い。彼のクリンチゲームでのボディロックは強力だよね。でも打撃も悪くない。どの局面でも戦えるよ。だけど打撃は僕の方が上だと断言できる」

──レイニア・デリダー戦後、オンラはバックポジションを譲ると手が無いという風に言われ皆がバックを狙ってくるようになったと思います。特にテイクダウンからスクランブルゲームのなかで。

「もう誰にも僕のバックは取らせないよ(笑)。その機会を与えることはない。敗北はつねに僕を成長させてくれる。だから、もうあんな風にバックチョークに掛からないよう練習をして来た。それだけの力があることを次の試合で見せたい」

──8月にキルクリフFCを訪れた際、残念ながらオンラと現地で会うことはできなかったのですが、あのような素晴らしい環境で練習ができているのかと改めて納得できた次第でした。

「あぁ、あの時はコロナの陽性になってしまってジムに行けなかったんだ。もう3度目の陽性で、そろそろなんとかして欲しいよね(笑)」

──……。

「キルクリフにはユーサク(木下憂朔)もやって来たよ。彼がチームに合流して嬉しい。もう十分に強いけど、ここからどこまで強くなるのか凄く楽しみだ」

──ところで今回の試合は、日本ではPPVで中継されます。

「素晴らしいことだよ。日本のスター選手が揃っている。日本のファンがPPVを購入して視聴するのに値する良い試合をしたいと思っている」

──同じ日の朝のAmazon Prime大会は北米では金曜日のプライムタイムで中継されますが、そうでない日本向けの大会で戦うことについては?

「全く気にしていないよ。もちろん北米でONEのファンが増えることは嬉しいことだけど、今も僕のサポーターの多くはアジアにいる。だから、アジアの土曜日の夜に戦うとか北米の金曜日の夜に戦うとか、そういうことを気にすることはないんだ。

とにかくユーシンと戦うことに集中している。さっきも言ったけど、憧れの存在との試合だ。この試合のためのハードトレーニングを課し、常に強い決意をもって準備をしてきた。ファンのハートの突き刺さる試合をユーシンとしたいと思っている。そして、ここまで心血を注いで備えてきたのだから、より強くなったオンラ・ンサンの姿をファンに見せたい。とにかく、ファンに喜んでもらえる試合になる。絶対にね」

──ファンが楽しめる試合……その一方で、岡見選手も自分がMMAを戦うことを楽しみたい。長い間、その気持ちを忘れてしまっていたと言っていました。

「分かるよ、ずっとユーシンはトップで戦ってきたから。そういう気持ちを失ってしまったこともあるんだろう。僕もミャンマー代表として、プレッシャーを凄く感じてきた。特に過去数年のミャンマーの状況を考えると、皆の期待の大きさが伝わって来ていた。大きな重圧だったよ。

ただし、そのプレッシャーを飲みこんで戦えるようになった。プレッシャーは僕にとって普通のことで、問題視しない。強すぎるプレッシャーは良くないけど、今はプレッシャーを消化できるようになったと思う。だから今は自分のベストを尽くし、最高の試合をするためにケージに向かうことができる。

ユーシンも僕との試合で、ファンが喜ぶ試合を戦って彼自身にも楽しんで欲しい。退屈な試合は大嫌いだ。ユーシンがファンの望む試合をすることを期待しているMMAを楽しみたいなら、その気持ちに沿った試合をしよう。スタンドでも、グラウンドでも思い切り戦いたい。レスリングもグラップリングも十分に練習をしてきたから。どんな局面でも、試合中の1秒、1秒をファンが楽しめる戦いにしたい」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)


c
■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

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【ONE FN04】42歳ビビアーノ「引退に関して年齢だけで指摘されると『ふざけるな』と言いたくなる」

【写真】次戦はカナダで金曜日の夜にライブ中継されることに関して、「家族もチェックできるし、スポンサー獲得にも役立つ」とビビアーノは話していた(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night04「Abbasov vs Lee」で、ビビアーノ・フェルナンデスがスティーブン・ローマンと対戦する。

3月に虎の子、世界バンタム級王座をジョン・リネケルに奪われて以来の実戦復帰となったビビアーノに今回の試合、そしてグラップリング戦について尋ねた。


──ビビアーノ、タイトルを失ってから8カ月。スティーブン・ローマンとの再起戦が近づいてきました。ところで室内でもすっかり冬の装いですね。

「もうバンクーバーは寒いよ。今日の気温は3度ぐらいだった」

──それは東京では真冬のようなモノです。それでいて2週間後に30度のシンガポールで試合をするわけですね(※取材は日本時間の11月4日に行われた)。

「全く問題ない。もう、ずっとシンガポール、東南アジア、そしてアジアで戦い続けてきたんだから」

──その通りですね。ところで3月のジョン・リネケル戦に敗れてベルトを失いました。あの敗北で進退について考えることはなかったですか。

「ノー。ベルトを失ってからも、同じように変わらず練習をしてきた。僕はタバコも吸わないし、お酒も飲まない生活をずっと送ってきたし、下らないことをせずに家族と暮らしていくためにお金を稼いできた。

僕はMMAを信じている。MMAとは年齢ではない。身の内から湧き上がる意志をケージに持ち込むモノだ。そりゃあ、年齢のことをいえば年を重ねている。20歳の時と比べると年を取ったよ。でも今も自分自身が強くなれるようにプッシュし続けている。

3月の試合で僕が負けたのは、2年間のブランクが影響している。でも、あの試合を戦うことで感覚も戻った。だから、次の試合が凄く楽しみなんだ」

──体も気持ちも問題なく、再びチャンピオンを目指して戦う意志があるということですね。

「僕はずっとチャンピオンだった。チャンピオンの心は、今も残っている。それはベルトを失って、無くしてしまうモノではない。MMAを戦い続ける以上、チャンピオン・マインドを持ち続ける。正直、現役引退のことを考えるとやはり気持ちは下がる。でも、引退に関して年齢だけで指摘されると『ふざけるな』と言いたくなるんだよ。

僕のスピード、タイミングは進化し続けている。と同時に、常にチャレンジャーの気持ちを持ち続けている。毎日の練習が、僕にとってはチャレンジだからね。

ただし試合が決まると、チャレンジという気持ちではなくなる。チャレンジ精神とは、失敗することがあるから何か恐れを感じている時に必要になる。だから試合が決まると、僕にチャレンジ精神はない。自分の強さを信じて、いかに自分を勝利に導くか──それだけを考えている」

──なるほど。ところで現在のONEバンタム級戦線ですが、リネケルの計量失敗。ファブリシオ・アンドラジは急所へのヒザ蹴りで、変則タイトル戦をNCで終わらせてしまい王座は空位になっています。

「フフフフ。リネケルの体重オーバーに関しては、チャンピオンがチャンピオンで居続けることの難しさに直面した──というしかない。本当に難しいことなんだ。ファブリシオは反則を犯してしまったにもかかわらず『チャンピオンは僕だ』って言っているようだけど、ベルトがない者はチャンピオンではない。全く意味がないこと言っている。

チャンピオンになっても、常に進み続けないといけない。僕はそうやってベストを尽くしてきた。どんな時も全身全霊を賭けて戦った。その重圧を知らずにベルトを手にしてない人間が口にするセリフじゃない」

──空位という状況に、ビビアーノは何を思いますか。

「僕はもう何年も、何年も、長い間防衛をし続けてきた。今はベルトのことは気にしていない。スティーブン・ローマンのことだけを考えている。この試合を終えて、またベルトに挑戦できるという話が持ち上がるなら、タイトルを目指す。でも今は次の試合のことしか考えていないよ」

──ではローマンの印象を教えてください。

「彼はラカイのファイターだ。ラカイの選手は爆発力がある。テイクダウンを奪うと即、立ち上がろうとする。常に手を出し、時折り大きな一発を狙ってくる。それがラカイ・ファイターだ。デンジャラスで、気を抜くことができない。もう心身ともに準備はできているよ」

──ローマンはONE以前にはユニファイドルールで戦ってきたので、自らもテイクダウンを仕掛けることがあり、ラカイのなかではウェルラウンダーです。

「それは他の選手と戦ってきたからだよ。僕と戦う時は、立ち技勝負でくるに違いない。テイクダウンにはこないよ。仮に彼がテイクダウンを仕掛けて、試合がグラウンドになれば柔術を使うだけだし。グラップリングで僕が彼に遅れを取るわけがない。だからこそ、パンチ力のあるスティーブン・ローマンは打撃勝負で、僕のテイクダウンを切ることを一番に考えてくるに違いない」

──ケビン・ベリンゴンとの長いライバルストーリーで、ラカイのマーク・サンジャオはビビアーノのことを理解しきっているのではないでしょうか。

「でも、僕は4度ケビンと戦って3度勝っている。それが彼らのチームの僕への理解力を表しているって言えるんじゃないかな」

──そういう考え方も確かにできますね。では、もう一つローマン戦後のことを尋ねさせてください。ONEではサブミッショングラップリングの世界王座を認定し始めました。ビビアーノがONEでグラップリングを戦うことを期待できるでしょうか。

「チャトリが望めば、戦うよ。今、僕がグラップリングでどれだけ戦えるのか。それが見たいっていうのは良いアイデアだよ。僕の階級で試合が組まれるなら、トライしてみたいものだ」

──それは楽しみです。今や柔術とグラップリングは別物と認識されるようになったなかで、MMAでテイクダウンと柔術の力を存分に見せてきたビビアーノが、パンチから身を守ることを意識せずに技術を積み上げてきた現代グラップラーと戦う。どのような化学反応が起こるのか非常に興味深いです。

「パンチやヒザから身を守る必要がある僕の柔術は、グラップリングマッチでも十分に効果的だ。今も毎週、柔術の練習をしている。足関ゲームにも対応できるし、僕が仕掛けることはなくてもベリンボロを防御できる。とにかく今はスティーブン・ローマンとの試合に集中しているけど、この試合が終わってONEが望むならサブミッショングラップリングの試合には出てみたい。とても興味はあるよ。まあ、タイミング次第だね。

とにかく19日にMMAの試合で、全てを使って戦いたい。これから、少しスマートになった戦い方をするかと思う。もう真正面から殴り合うようなことは控えたい。どうしてもケージに入ると、思い切り殴りたくなる。例え自分が殴られても。そういう気持ちをコントロールして、よりスマートな戦いをしようと思っている」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

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【ONE FN04】クリスチャンのクレイジージャーニー=ウェルター級王座挑戦「マーシャルアーチストして」

【写真】自身が大きくなり、対戦相手も大きくなる。そのなかでライト級の時と同じ動きができれば、それこそ驚異的だ(C)ONE

19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night04「Abbasov vs Lee」のメインは、大会名にある通りクリスチャン・リーがONE世界ウェルター級王者キャムラン・アバソフに挑戦する一戦だ。

ONE世界ライト級王座を8月に奪還したばかりのクリスチャンが、1階級上の王座に挑む。そのクリスチャン、7年前のデビュー戦は北米ユニファイドの145ポンドで戦っていた。北米基準でいえば当時から3階級の上のファイターと戦うことになる。

普段の体重は185ポンドオーバーというクリスチャンはこれだけ大きくなって、あのスピードとスタミナ、そしてテクニックを維持できるのだろうか。クレイジー・ジャーニーに挑む、クリスチャンに話を訊いた。


──クリスチャン、ライト級王座を取り戻したと思ったら次はウェルター級王座に挑戦。185ポンド……83.9キロで戦うなんて、素直に言えばちょっと信じられないクレイジーな選択だと……。

「そういう機会を与えられたということだよね。前回の試合が終わり、この話をもらった。幸運にもオク・レユン戦ではケガもなかったし、気持ちが上がる大きな機会になる。だからチャレンジをすることにしたんだ。ショートノーティスといえばショートノーティスだけど、ちゃんとトレーニングキャンプはやりきれたよ」

──ところで8月の試合ですが、判定にもつれこまないばかりか一方的な勝利を手にしました。

「試合前から宣言していたことを完遂できたよ。ほぼ1年振りの再戦だったけど、オク・レユンのことを研究し対策練習をハードにこなした。そのなかで技術的にも向上したことで、2Rで仕留めることができたんだと思う。タイムオフの間の成長が、勝因だね」

──一方でお姉さんのアンジェラは、クリスチャンと同じようにフィニッシュ宣言をしていましたが、初回に大ピンチがあり、そこから盛り返したものの判定負けとなりました。アンジェラ自身は判定で負けていないと言っていますが、ONEの裁定基準でいえばクリスチャン✖オク・レユンの初戦とは違い──ジャッジの判断は間違っていなかったかと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。

「僕の立場で言えば、姉をずっと応援している。良い試合だったよ。あの1Rがなければ、2Rから5Rまでで彼女は勝っていた。でもONEはニア・フィニッシュ重視だから……それでも、僕は姉の味方だ。アンジェラは最後までフィニッシュを狙っていたし、勝負を諦めていなかった。そこはシィオン・ヂィンナンを上回っていた。これがね、ラウンド・バイ・ラウンドの他のスポーツだったら、彼女は勝っていた……。でもいつも言っているように、ジャッジの判定までいくと、色々と難しいことが起こる。それが僕の考えだよ」

──スミマセン、クリスチャン自身の大切な試合前に。つまりONEの裁定基準だと、初回でもニアフィニッシュがあれば、同じくニアフィニッシュがないとスコア的に相殺されることはない。となると、初回から躊躇なく試合を終らせにいくことが正解になります。その一方で、残りの4Rをやや劣勢でも戦い抜くスタミナが必要で。そのような試合をウェルター級で、ずっと大きな相手にクリスチャンはできるのかと。

「僕は5R戦い抜けるようトレーニングをしている。そしてパンチを打ち合い、激しい試合のなかでテイクダウンを奪う。それが僕の戦い方だよ。でも、そうならなくても大丈夫。いつも最悪の状況を考えて、練習をしているから。特に次の試合の相手、アバソフはタフで簡単にフィニッシュできるわけがない。だから距離を取って戦うことも視野に入れているよ。とはいっても、僕がやるべきことはこれまで通り──試合開始直後からフィニッシュを狙う。できれば5R終了の前に試合を終らせたい」

──ところで今の体重はどれぐらいなのですか。

「今は190ポンド(※86.18キロ)で、ウェルター級のリミットには5ポンド落とすだけだよ」

──えっ、そんなにあるのですか!

「試合後は大体192ポンドぐらいになるんだ。それはリラックスして、好きに色々なモノを食べているからで。でも、今は違う。トレーニングをハードにして、この体重になっているんだ。この体重では、人生で最も体調が良い状態だよ。自分でも力強く感じるし、いつもの試合の時より20ポンド重いだけで動きは変わらないんだ」

──体が大きくなっていても、スピードやスタミナが落ちてないということですか。

「階級を上げてもスピードもスタミナもこれまで通りだよ。いや、これまで以上を目指してトレーニングしてきた。今回の試合のために、サイズの大きなスパーリングパートナーにも来てもらって、しっかりと調整してきたよ。彼らとのスパーリングで、これまでと同じように動けていることは確認できているし、変わったのは体重だけさ」

──少し安心しました。やはり組み技はともかく、打撃のある試合で体格差や体重差は安全性の部分で心配になりますし。それでも試合当日、アバソフは大きいかもしれないですが。

「心配していないよ。アバソフと打撃でも、レスリングでも、グラップリングでもやりあえる。打撃という側面にしてもマニー・パッキャオやロベルト・デュランは、どれだけの上の階級で結果を残してきただろうか。ナチュラルな階級から2、3階級上の試合でも対戦相手をKOしている。グラップリングでは20キロや40キロ重い相手とオープンクラスで戦い勝つ選手もいる。

僕はMMAファイターだ。MMAでも同じように、相手が大きくなってもいつものように戦う。そして、自分が勝てると信じている」

──マニー・パッキャオはフライ級からスーパーウェルター級まで、17年かけて19キロの間にある6階級を制しました。クリスチャンは7年前のデビューは145ポンド、その2年後にONEの計量システムが代わりフェザー級は155ポンドになりました。そこから170ポンドのライト級世界王者になり、今回のウェルター級は185ポンドです。つまりでデビュー時の体重より、名称的には3階級の違いで18キロも重くなっています。

「そこまで心配させて申し訳ない(笑)。でもMMAでもBJ・ペンはフェザー級からUFC世界タイトルを獲得したライト級、そしてウェルター級だけでなく他の大会では191ポンドとミドル級より重い体重で、225ポンドのリョート・マチダと戦っている」

──自らの体重幅は20キロで、対戦相手になると36キロの幅がありますね……。

「ユーキ・コンドーもそうだよね。彼らはMMAでもマルチな階級で成功を収めることができると示している。考え方次第だよ。自分より100ポンド体重が重くても、勝てるっていうマインドでないと。僕はファイト・デーは常にそういう気持ちになっているんだ。体重、体格は関係ない。どちらが優れたファイターか、そしてより強い気持ちで勝利を欲しているのはどちらなのかが問われるんだ」

──その考え方の根本には、体重差に関係なく戦うマーシャルアーツの思想があるからなのか。それともプロフェッショナルMMAを戦うエンターテイナーとして、常識を超えた何かを見せたいという着眼点からなのか。どちらでしょうか。

「どっちもだと思う。マーシャルアーチストとして、体重差は関係なく世界のベストになるために練習を重ねている。誰とだって戦う。同時にエンターテイナーとして、ファンに良い試合を提供したい。僕とアバソフの試合はきっとそうなる。ライト級の世界王者とウェルター級の世界王者が戦うんだから、ファンも喜ぶ。正真正銘のビッグファイトだから、僕も楽しみでしょうがないんだ。それに……やはりマーシャルアーチストとして、体の大きな相手にチャレンジする気持ちを大切にして、楽しみたいと思っている」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
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