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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC72 クォン・アソル 大成 関野大成

【Road FC72】タイトル戦消滅の関野大成、緊急参戦のアソルをパウンドアウトして「必ずベルトを獲る」

<無差別級/5分3R>
関野大成(日本)
Def.2R1分56秒by TKO
クォン・アソル(韓国)

サウスポーの関野がインローと左ミドル、左ストレートで前に出る。アソルは右の三日月蹴りを蹴って、左手を伸ばして距離を取る。関野は左ミドルと前蹴り、アソルも右ストレートと右の三日月蹴り・ミドルを返す。さらにアソルは左の前蹴りで距離を取って右ハイを蹴る。関野はアソルの前足にローを蹴って左ストレートにつなげ、アソルは関野の左ミドルに右フックを狙う。

関野は右を見せて左ハイ、左ストレートで前進。アソルも右ミドルを蹴り返すが、関野が左の前蹴りから左のスーパーマンパンチを当てる。関野は右を細かく見せて左ストレート、ケージを背負うアソルに右を当てて左ストレートをボディと顔に打ち分ける。

2R、関野がジャブを伸ばしてインローと左ミドル、右フックで前に出る。アソルも右フックを返すが、距離を取った関根がインローと左ストレートを狙う。アソルは関根の攻撃に左右のフックを強振するが当たらない。関根は右手で距離を取りながら左ストレートを当て、ボディと顔にパンチを打ち分ける。

ケージを背負いながらパンチを返すアソルに対し、関野が右フックを当てると、左ストレートから連打。頭を下げるアソルにパンチをまとめ、崩れ落ちるアソルに鉄槌を連打し、アソルがガード一辺倒になったところでレフェリーが試合を止めた。

大会直前にタイトル挑戦が消滅し、アソルと対戦した関野は「対戦カードが2試合変更になったにも関わらず、会場まで来てくれたみなさんありがとうございます。急遽試合を受けてくれたアソルさんに拍手をして帰ってください。自分はまたRoad FCに戻ってきます。必ずベルトを獲る。次来るときはもっと価値がある選手になって戻ってきます」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC72 イム・ドンフアン キック ファン・インス

【Road FC72】右カーフの蹴り合いからイム・ドンフアンを捌き続けたファン・インスがミドル級王座統一

<ミドル級王座統一戦/5分3R>
ファン・インス(韓国)
Def.3-0
イム・ドンフアン(韓国)

ケージ中央で向かい合う両者。ファン・インスが右カーフキックを連続で当てる。右前蹴りで下がらせてから右カーフを蹴るファン・インス。イム・ドンフアンは連打からファン・インスをケージに詰めていく。右腕を差し上げてファン・インスをケージに押し込むイム・ドンフアン。ファン・インスが左オーバーフックからコツコツと右の拳を当てる。展開がなくレフェリーがブレイクをかけた。再開後、イム・ドンフアンは左右フックを振るうがファン・インスに届かず。ファン・インスが右カーフを蹴ると、打ち終わりにイム・ドンフアンの左ジャブがヒットした。

互いに右カーフを蹴り合うなか、効かされたかイム・ドンフアンが一瞬サウスポーにスイッチした。しかしイム・ドンフアンも右カーフを打ち返す。イム・ドンフアンが右を伸ばして前に出ると、ファン・インスは左ジャブを突きながら下がる。右ストレートでイム・ドンフアンの顔面を跳ね上げ、左ジャブ、右カーフを打ち込んでから距離を保つ。右カーフを受けたイム・ドンフアンがボディロックからドライブするも、ファン・インスはケージを背にしてラウンド終了を待った。

2R開始早々、ファン・インスの右カーフがヒットする。ファン・インスが左ハイを放つと、打ち終わりにイム・ドンフアンが右ストレートを繰り出した。ファン・インスがサウスポーにスイッチして左の蹴りを散らしたあと、オーソドックスに戻す。至近距離でパンチを打ってきたイム・ドンフアンを捌くファン・インス。イム・ドンフアンは左ボディを突き上げた。

距離を保ち続けるファン・インスは、イム・ドンフアンがサウスポーにスイッチすると右ハイを見せて右ストレートで追撃。イム・ドンフアンがシングルレッグで組み、ダブルレッグでドライブするもファン・インスがケージから離れた。ノーモーションの右を当てたファン・インスが自分の距離をキープする。残り30秒でファン・インスが右カーフを当てると、イム・ドンフアンが苦悶の表情を浮かべた。

最終回、イム・ドンフアンが右カーフで先制する。ファン・インスも右カーフのフェイントから右ハイへ。イム・ドンフアンが一気に距離を詰めてファン・インスをケージに押し込んだ。ボディロックで組んだイム・ドンフアンだが倒せず、ファン・インスが左に回って離れた。サークリングするファン・インスに対し、イム・ドンフアンが右カーフを当てる。

頭を下げて前に出るイム・ドンフアンを捌くファン・インス。しかしイム・ドンフアンの右カーフもヒットしている。下がりながら左ハイ、右ストレートを伸ばすファン・インス。鼻血が見られるイム・ドンフアンは、ファン・インスの右カーフを嫌がる。イム・ドンフアンは疲労のためか動きに切れが見られない。距離を詰めてくるイム・ドンフアンを、試合終了までファン・インスが捌き続けた。

裁定は正規王者ファン・インスが暫定王者イム・ドンフアンをユナニマス判定で下した。ミドル級王座を統一したファン・インスは「相手が強くてKOすることができませんでした。いつも助けてくれる人たちに感謝しています」、敗れたイム・ドンフアンは「これが終わりではありません。もっと強くなって戻ってきます。さらに成長して帰ってきます」と語っている。


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45 MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC72 イ・ジョンヒョン イ・ユンジュン キック コ・ドンヒョク

【Road FC72】RIZINにも参戦のジョンヒョン、終始前に出続けてドンヒョクに判定勝利。フライ級王座を獲得

<Road FCフライ級王座決定戦/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
Def.3-0
コ・ドンヒョク(韓国)

互いに軽くジャブを見せる展開から、ジョンヒョンが右カーフを蹴る。ドンヒョクも右カーフを蹴り返し、細かいフェイントからジャブ、再び右カーフを蹴る。ジョンヒョンが構えをスイッチしながら前に出て、右カーフと右ストレート、インローを蹴って右ボディストレートを打つ。ドンヒョクも右ストレートを返すが、ジョンヒョンが右を振って前進する。ジョンヒョンが左フックを効かせて前に出ると、ドンヒョンは右のヒザ蹴りを合わせる。

さらにドンヒョクが左フック。ジョンヒョンが一旦距離を取って、ドンヒョクの前足に左右のカーフを集める。じりじりと前に出るジョンヒョンに対し、ドンヒョクは右ストレートを返す。再びカーフの蹴り合いから、ジョンヒョンが左ハイ・右カーフ、ワンツーで前に出る。ドンヒョクが再び右のヒザ蹴りを合わせようとするが、ジョンヒョンは下がらずボディブローを打ち込む。ここでドンヒョクが二段蹴りを放つと、ローブローになってしまい、ジョンヒョンにインターバルが与えられる。試合再開と同時にラウンド終了となった。

2R、ジョンヒョンが細かくフェイントを入れて、ジャブから前に出る。ドンヒョクはワンツーを返し、シングルレッグで組む。これを切ったジョンヒョンがワンツー、ドンヒョクも右ストレートを返す。距離が離れるとジョンヒョンがすぐにワンツー。ドンヒョクがワンツー返すと、ジョンヒョンが右ハイと右カーフを蹴る。

ドンヒョンが右を見せると、ジョンヒョンは左フックを合わせつつ、右カーフを蹴ってプレッシャーをかける。ドンヒョクのジャブに下がらないジョンヒョンが左から飛び込んでワンツー。ドンヒョクのテイクダウンを切ると、引き込むドンヒョクに立った状態からボディにパンチを落とす。さらにジョンヒョンは観客を煽ってローを蹴り、腰を突き出す挑発的な動きも見せた。

ブレイク後、ジョンヒョンがジャブから左ボディ、ドンヒョクが右フックを振るが当たらない。ジョンヒョンは左ミドルを蹴り、パンチで距離を詰めると右の飛びヒザ蹴り。ここでドンヒョクが組みついてケージまで押し込んでテイクダウン仕掛けるが、ジョンヒョンが小手巻いて投げを狙いつつ、テイクダウンを許さない。離れたジョンヒョンがスイッチして左ミドル、ドンヒョクは1R終了前と同じように二段蹴りを放った。

3R、ジャブの差し合いから、ジョンヒョンが右フック。ジャブでドンヒョクを追いかけて右を振る。ドンヒョクはジャブで距離を取ろうとするが、ジョンヒョンが右カーフ、ジャブから左ボディ、左ミドルと手数を増やす。ドンヒョクはジャブを返し、ジョンヒョンが前に出たところで前足にシングルレッグに入るが、ジョンヒョンは倒れない。

距離を取ったジョンヒョンがワンツー、インロー。ドンヒョクが前に出たところでバッティングが起きてしまい、ジョンヒョンにはインターバルが与えられる。ドンヒョクに警告が与えられて試合再開となる。ドンヒョクが右フック、ジャブ・左フックを繰り出す。ジョンヒョンは左ハイを蹴って、大きく踏み込んでの右カーフ。ドンヒョクのパンチを空振りさせて前に出る。ドンヒョクもパンチを返すが、ジョンヒョンがスイッチして左ミドル。ドンヒョクに組みつかせず、右カーフを蹴る。

ドンヒョクは左ミドル、ジャブ・左フック、ボディにもパンチを振る。ジョンヒョンは右ストレートと右カーフ、ドンヒョクも右を返して譲らない。終盤、ジョンヒョンがジャブを突いて右フックと右カーフ、右ストレートまでつなげる。ドンヒョクも右を返すが、ジョンヒョンが左フックを連打して前進。ドンヒョクが右のジャンプキックとスピニングバックキックを見せると、ジョンヒョンも右フックと右の飛び蹴りを返した。ここで試合終了となり、ジョンヒョンが判定3-0で勝利。フライ級王者のベルトを巻いた。

試合後、ジョンヒョンは「今日は面白い試合をお見せできず、申し訳ありません。対戦相手のコ・ドンヒョク選手にも感謝しています。そしてAOMのイ・ユンジュン監督と、初めて練習を教えてくださったイ・ジェソン監督にも心より感謝申し上げます」と感謝の挨拶。敗れたドンヒョクは「私は8連敗を経験したことがあるので、この程度の敗北は何ともありません。こんな私でもチャンピオンになれるところをお見せしたかったのですが残念です。今日の反省点を直して、ここに戻ってきます」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC72 キム・インソォン ナンディンエルデン・キム・インソォン パク・シウ パク・シウォン ヤン・ジヨン

【Road FC72】スクランブル無差別級戦はナンディンエルデンがヤン・ジヨンをパウンドアウト

【写真】打ち合いを挑むヤン・ジヨンの顔面をナンディンエルデンの左が貫いた(C)ROAD FC

<無差別級/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)
Def.1R1分26秒 by TKO
ヤン・ジヨン(韓国)

当初ナンディンエルデンと対戦予定であったパク・シウォンが椎間板ヘルニアのため、試合は中止に。パク・シウォンの代役としてヤン・ジヨンが急きょ、無差別級契約でナンディンエルデンと対戦することとなった。

サウスポーのヤン・ジヨンに対し、ナンディンエルデンが左を伸ばす。しかしヤン・ジヨンが左ストレートからパンチを連打しながらナンディンエルデンをケージに詰める。ナンディンエルデンがヤン・ジヨンを引きはがして打撃戦に戻る。前に出るヤン・ジヨンにカウンターの左ストレートを決めたナンディンエルデンは、ダウン気味に腰を落としたヤン・ジヨンのシングルレッグを切った。

サイドバックから殴り続けるナンディンエルデン。ヤン・ジヨンは立ち上がったが、なおもノーガードで打ち合いを挑み、ナンディンエルデンの右を受けてダウンする。そのまま亀になったヤン・ジヨンにパウンドを浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。


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MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC72 キック キム・スーチョル キム・ヒョンウ ヤン・ジヨン 黒井海成

【Road FC72】黒井海成、バンタム級#03=キム・ヒョンウから右でダウンを奪うもギロチンで逆転負け

<66キロ契約/5分3R>
キム・ヒョンウ(韓国)
Def.1R1分52秒by ギロチンチョーク
黒井海成(日本)

黒井が右カーフ、スピニングバックキックを見せる。ヒョンウがじりじりと前に出ると、黒井は左フックから右ミドル、前蹴り、右カーフからのワンツーでダウンを奪う。黒井が鉄槌で追撃すると、ヒョンウは落ち着いてガードポジションを取り、左腕を黒井の首に巻いてギロチンへ。クローズドガードでギロチンの形を作ると黒井がタップ。キム・スーチョル、ヤン・ジヨンに続くRoad FCバンタム級第3の男=ヒョンウからダウンを奪った黒井だが、無念の一本負けとなった。

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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC72 パク・ジョングン パク・ヘジン ブログ 原口伸

【Road FC72】シン原口伸。TDにこだわらずTDを決めまくり、ヘジンに完勝。6月28日に黒井の敵討ちへ

【写真】殴ってはテイクダウン、殴ってはテイクダウンーーこれぞシン原口伸(C)ROAD FC

<68.4キロ契約/5分3R>
原口伸(日本)
Def.3-0
パク・ヘジン(韓国)

パク・ヘジンの計量失敗で、総得点から5Pが引かれるペナルティが与えられたキャッチ戦。原口は右に回りながらジャブ、左インローを蹴る。さらに右アウトローを蹴って、左ミドル。右フックは空振りも、一気にシングルレッグを決めてレッスルアップ&シングルレッグを切ってがぶる。リリースすると、下がったパク・ヘジン。原口は即座に距離を詰めてダブルレッグを決める。立ち上がったパク・ヘジンを今度はシングルで倒し、勢いのあるパウンドを打ち込む。ニーシールドからスクランブルのパク・ヘジンだが、原口は左フックからヒザ蹴り、そしてダーティーボクシングで殴ってシングルへ。

パク・ヘジンがキムラにとって後方へ投げを狙うと、原口は自ら勢いをつけて回転して即組み直す。パンチを入れてテイクダウンを決めると、バックから左のパンチを連打。強烈な左のパンチに顔を抱えたパク・ヘジンは、左の眼の下が大きく腫れあがっておりドクターチェックが入る。

試合が再開され原口はスピニングバックキックから、テイクダウン。今度は右で殴り、後方に大きく投げ捨てる。サイドバックで殴る原口に対して、パク・ヘジンは前転から足関を狙う。しっかりと対応して離れた原口が、がぶって初回を圧倒した。

2R、ハイキックを見せて組んだ原口が、シングルレッグでテイクダウンを奪う。スクランブルのパク・ヘジンをダブルでドライブ、回ってバックへ。パク・ヘジンが胸を合わせると、ワキをさしてきたパク・ヘジンを倒しつつ背中に回る。ここもパク・ヘジンが正対するとヒザをボディに突き刺し、エルボーを顔面に入れる。パク・ヘジンもアッパーを返すが、シングルレッグで崩した原口は小外で倒してアンクルピック、バックコントロールに。

大量の鼻血が見えるパク・ヘジンはフックとアッパーを打ってくるが、ならばレベルチェンジでダブルレッグを決める。正対させてエルボー、ショートの連打を繰り出す原口が右腕を差す。と、ここでレフェリーがブレイク。パク・ヘジンは勝負をかけてパンチで前に出るも、原口は落ち着いてダブルレッグでテイクダウン。前転も泳がせ、立たれるとダブルレッグを決めてサイドバックから殴った原口は離れてハイキックでラウンドを締めた。

最終回、ワンツーからシングルレッグを決めた原口が、さらに勢いを増したパウンドを打ちつける。パク・ヘジンも立ってアッパーを返すなど、心は折れない。原口はダブルからバックへ。パク・ヘジンの回転&引き込みに付き合わず、立たせてボディを殴りダブルレッグでテイクダウン。パク・ヘジンがバックコントロールには立ち上がるも、後方からパンチを受けて前を向く。ならばとダブルレッグで崩して、バックと永久スクランブル&ダーティーボクシングの新境地を原口は見せつける。

左フック、ヒザ蹴り、差し上げ&アンクルピックでテイクダウン。スタンドに戻ったパク・ヘジンを左右のフックからダブルで押し込み、ギロチンすら取らせずに寝かせてバックへ。ローリングに対応し、スナップダウン。押す&引くという連続でパク・ヘジンを削りまくり、殴ってRNCを狙う展開に。残り1分を切り、ワンフックから再びRNCへ。引き込んで防いだパク・ヘジンを逃さず、バックで殴って両足をフック。ディープハーフ気味に回転してスイープ狙いのパク・ヘジンだが、いち早く立ち上がった原口はハイキックを2度見せてタイムアップを迎えた。

テイクダウン&コントロールに固執せず、それうえでテイクダウン&スクランブルで削りまくった原口が確かな成長を見せたうえで、3-0で圧倒も笑顔はなかった。テイクダウン防御に優れたストライカーに、この試合ができるようにさらに完成度を高めてほしい

「今日は少し謝りたいことが合って。1Rでフィニッシュしようと思ったのですが、できなくて。まだまだこんなものじゃないので。また見てください。天国から見ているおばあちゃんもとりあえずはホッとしていると思います」と話し、梨泰院クラスが好きをアピール。ここで「黒井海成のリベンジがしたいか」と振られると、「いつでもウェルカム」と返答する。

直後にパク・ジョングンがケージに入り、「あなたのようなエリートレスラーと戦えてうれしい。テイクダウンは凄いけどーー自分には通じない。6月28日に戦いましょう」とマイクを通して、原口に対戦を迫る。原口は「オフコース、カモン。梨泰院クラスの主人公の髪型に似ているので、殴り辛いですけど」という言葉で笑いまで取った。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC72 イ・ギルス チョ・ジュンゴン ブログ

【Road FC72】蹴りで間合いを取り、TDから一気のRNCでチョ・ジュンゴンがイ・ギルスから一本勝ち

【写真】相手の得意なところを避けることなく、相手の苦手なところをついて勝った(C)ROAD FC

<フライ級/5分2R>
チョ・ジュンゴン(韓国)
Def.2R1分36秒by RNC
イ・ギルス(韓国)

サウスポーのチョ・ジュンゴンが左インロー。続いて左ミドルを蹴っていく。ボクシングベースのイ・ギルスは、ローにジャブをダブルで合わせる。前手を変えたチョ・ジュンゴンがジャブを打たれ、腹にもパンチを受ける。チョ・ジュンゴンはサウスポーに戻して左インロー、前蹴りから右リードフックを放つ。思い切り踏み込んでの左オーバーハンドを空振りしたチョ・ジュンゴンに対し、イ・ギルスが右ストレートをヒットさせる。

手をついてのハイキックを見せたチョ・ジュンゴンがダブルレッグへ。イ・ギルスは尻もちをついて立ち上がる。と、ここでイ・ギルスに金網掴みのブルーカード(警告)が提示される。再開後、チョ・ジュンゴンは左ミドルから、ワンツー。さらに前蹴りを入れる。ハイキック、インローのチョ・ジュンゴンはシングルレッグでテイクダウンを奪い、足を束ねていく。立ち上がり際のハイをかわしたイ・ギルスは、スピニングバックキックは防いで時間となった。

2R、左ミドルハイのチョ・ジュンゴンに、イ・ギルスが右を伸ばす。飛び跳ねるようなステップからチョ・ジュンゴンが左オーバーハンドを振るう。打撃で近づき、レベルチェンジ&ダブルレッグでテイクダウン、さらにバックに回ったチョ・ジュンゴンは前方へのテイクダウンから両足をフックしてRNCで一気に試合を決めた。


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【Road FC72】ナンディンエルデンは70.1キロ。そして関野大成の相手に、クォン・アソルが名乗りをあげる

【写真】ピーク時を知るファンは目を疑うかもしれないが、左から2番目が昨年末時点のキム・アソルだ(C)MMAPLANET

明日16日(日・現地時間)に韓国はソウルのチャンチュン体育館で開催されるRoad FC72。直前の負傷欠場、ヤン・ジヨンの超スクランブル発進という状況までお伝えしていたが、この3時間でさらに事態は変化した。
Text by Manabu Takashima

キム・テインの負傷でタイトル戦が消滅した関野大成だったが、なんと元ライト級王者クォン・アソルが対戦に名乗りをあげた。Road FCの解説者でもあるアソルは、イベントのピンチに2年4カ月ぶりのMMAを戦うことに。

(C)ROAD FC

関野は105.4キロという計量結果があるが、アソルは計量を行わず無差別級に臨む。そのアソル、今や相当の巨漢となっており、どれだけのコンディションを維持できているのかは想像もつかない。ただし、本人は「関野とは以前に練習をしたことがあるので、問題ない」と語っているようだ。一方の関野は「全然期待していなかったので驚きました。良い試合をお見せします」と話しているとのことだ。

両者の一戦がメインで実施されることとなったので、ユン・テヨン✕ブレンゾリグ・バットムンクのウェルター級戦は再びプレリミ枠に戻る。

(C)ROAD FC

そして原口伸と68キロ契約で戦うパク・ヘジンは400グラム・オーバーのまま再計量を行わず、加算システムのRoad FCのジャッジ・スコアリングにおいて総得点から5Pを引かれるペナルティで両者の試合は実現する。パク・ヘジンが勝った場合やドローというケースでも、試合結果は公式記録となりノーコンテストとはならない模様だ。

なおナンディンエルデンとキム・ジヨンの無差別級戦に関して、前者の計量結果が入ってきた。既報のようにキム・ジヨンは74キロだったのに対して、ナンディンエルデンは70.1キロと4キロ弱軽かった。もちろん、キム・ジヨンは通常体重でリカバリーはないだろうが、ナンディンエルデンがどれだけ体重を戻してくるのか。ここは勝敗を占ううえで、大きなファクターとなるだろう。

■視聴方法(予定)
3月16日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFRSCOOP

■ROAD FC72対戦カード

<無差別級/5分3R>
クォン・アソル(韓国)
関野大成(日本)

<ミドル級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]ファン・インス(韓国)
[暫定王者] イム・ドンフアン(韓国)

<Road FCフライ級王座決定戦/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
コ・ドンヒョク(韓国)

<無差別級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)

<66キロ契約/5分3R>
キム・ヒョンウ(韓国)
黒井海成(日本)

<68キロ契約/5分3R>
パク・ヘジン(韓国)※68.4キロ
原口伸(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ユン・テヨン(韓国)
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

<フライ級/5分2R>
イ・ギルス(韓国)
チョ・ジュンゴン(韓国)

<キックボクシング無差別級/3分3R>
イ・ホジェ(韓国)
ツェレンダッシュ・アズジャルガル(モンゴル)

<フライ級/5分2R>
イ・ジンウ(韓国)
ピョン・イェジュン(韓国)

<67キロ契約/5分2R>
パク・ヒョンビン(韓国)
イ・ソンジェ(韓国)

<ライト級/5分2R>
ジャン・ジェウク(韓国)
ジャン・ヒョンジン(韓国)


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【Road FC72】関野大成のタイトル挑戦消滅。何と!!ヤン・ジヨンが無差別級でナンディンエルデンと対戦!!!!!

【写真】まさにAnytime、Anywhere、Anyoneなヤン・ジヨンだ(C)MMAPLANET

明日16日(日・現地時間)に韓国はソウルのチャンチュン体育館で開催されるRoad FC72だが、直前になって上位カードが中止が続く緊急事態に陥っている。
Text by Manabu Takashima

まず13日(木・同)に仕切り直しのライト級グローバルT準決勝で、ナンディンエルデン・キム・インソォンと対戦予定だったパク・シウォンが、腰の負傷で欠場が決まった。パク・シウォンは腰の痛みを感じつつ調整を続け減量も順調だったが、最終局面で悪化し全治2週間の椎間板ヘルニアと診断され試合は中止に。


また同日にメインで関野大成の挑戦を受ける予定だったキム・テインがヒザを負傷。内側側副靭帯損傷で全治4カ月、キム・テイン陣営は試合ができないかを模索していたが、計量前日に出場を諦めRoad FCに連絡をとった。結果、関野のリベンジ戦=タイトル戦はキャンセルされることが決まった。

メインカード2試合の消滅にRoad FCはプレリミ・メインで組まれていたユン・テヨンとブレンゾリグ・バットムンクのウェルター級戦をメインカードに組み込み、さらに──本日の午後になって無差別級でナンディンエルデンとヤン・ジヨンの一戦をメインカード第4試合で組むことを発表。

選手の負傷は致し方ない。プロモーターも興行を成立させないといけない。その狭間にあって安全性という部分での倫理観を疑われるカードが組まれることになる。が、ヤン・ジヨンは計量をして74キロで通常体重がライト級リミットを上回っていることは確認されている。一方、ライト級の試合に向けて調整をしていたナンディンエルデンはパク・シウォンの欠場決定が計量前日だったことで最後のドライアウトをする必要がなかったかもしれないが、現時点で彼の体重は確認できていない。ともあれ興行を救うファイト、いつ何時でも戦えるヤン・ジヨンとナンディンエルデンの体重差がえげつないことを願うばかりだ。

■視聴方法(予定)
3月16日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFRSCOOP

■ROAD FC72対戦カード

<ミドル級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]ファン・インス(韓国)
[暫定王者] イム・ドンフアン(韓国)

<Road FCフライ級王座決定戦/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
コ・ドンヒョク(韓国)

<66キロ契約/5分3R>
キム・ヒョンウ(韓国)
黒井海成(日本)

<66キロ契約/5分3R>
パク・ヘジン(韓国)
原口伸(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ユン・テヨン(韓国)
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

<フライ級/5分2R>
イ・ギルス(韓国)
チョ・ジュンゴン(韓国)

<キックボクシング無差別級/3分3R>
イ・ホジェ(韓国)
ツェレンダッシュ・アズジャルガル(モンゴル)

<フライ級/5分2R>
イ・ジンウ(韓国)
ピョン・イェジュン(韓国)

<67キロ契約/5分2R>
パク・ヒョンビン(韓国)
イ・ソンジェ(韓国)

<ライト級/5分2R>
ジャン・ジェウク(韓国)
ジャン・ヒョンジン(韓国)

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【Road FC72】初参戦で元王者ヘジンと対戦、原口伸「自分の行動で自分が選んだ道を全て正解にする」

【写真】キム・ス―チョルと1勝1敗のヘジンに対して「生物的な強さを押しつけて勝つ。凶暴性を持ってやりたい」と語る(C)TAKUMI NAKAMURA

16日(日・現地時間)に韓国はソウルのチャンチュン体育館で開催されるRoad FC72にて、原口伸が元Road FCフェザー級王者パク・ヘジンと68キロ契約で対戦する。
text by Takumi Nakamura

2度のRoad to UFC(RTU)出場を経て、昨年12月のGrachanで高橋孝徳をパウンドアウトして再起を果たした原口。2025年の初陣は韓国のRoad FC、再び国外で戦う道を選択した。

しかも対戦相手は元フェザー級王者で、キム・スーチョルとは1勝1敗の戦績を誇るヘジン。原口自身も「今まで戦ってきた選手の中でも5本の指に入る経験値を持った選手」と話す強敵に挑むことになる。

RTUでの戦いで分かったレスリング力の活かし方、そして格闘技そのものへの向き合い方。Road FCから再スタートを切る原口に話を訊いた。


――国内復帰戦となった昨年12月のGrachanでは高橋孝徳選手にパウンドアウトで勝利して再起を果たしました。まずはあの一戦から振り返っていただけますか。

「自分的にはタックルを使わないで行こうと思っていて、そこの課題を持って取り組んだ試合ですね」

――それはRTUの試合を踏まえて、テイクダウンに頼らない戦い方が自分には必要だと感じたのですか。

「自分は良くも悪くもタックルが武器で、そこが長所だったはずなのに、短所に変わりつつあったというか。タックルに逃げる癖がついてたのかなと思ったんです。ただひたすらタックルに入るのではなく、打撃の攻防から自然と距離がぶつかって、組みの展開に持っていく。そういうことを考えるようになって、打撃と組みの際を大切に作っていこうと思いました」

――それはRTUが終わったあとから取り組んでいたことですか。

「そうですね。部分的に打撃の練習を続けつつ、試合まで最後の1~2週間で上手く(打撃と組みを)繋ぎ合わせる作業が必要だと思って準備していました」

――原口選手がご自身のXでジョシュア・ヴァン×鶴屋怜のあとに「自分とロン・チュウのような試合だった」とコメントしていたじゃないですか。それがちょうど今の話にもつながりますよね。

「はい。僕は早い段階、2年前のRTUの決勝(2024年2月)でロン・チュウに負けた時にそれに気づいていて。去年のRTUでも修正しきれていなかったのですが、どんなに(テイクダウンな)強い選手でも、そこだけの一点突破は難しいんだなと思いました」

――対戦相手のレベルが上がれば上がるほど、仮にテイクダウンできても、一発で寝かされて終わるということはない。そうなると何回テイクダウンのアプローチが出来るかが必要となり、その際に体力的に消耗しない入り方やレスリング力だけに頼らないテイクダウンのやり方が必要になると思います。

「打撃でプレッシャーをかけられた状態でタックルに入ると、その影響が入ったあとの組みの攻防やグラウンドの攻防にも出ちゃうんです。相手からすれば打撃でプレッシャーをかけているから、仮にタックルに入られたとしても、そこから先を気をつければいいだけの作業になる。鶴屋選手の試合で言うと、間違いなくシンプルなグラップリング勝負だったら鶴屋選手の方がヴァンより強いと思いますが、そこ以外の部分で圧力をかけられているから、テイクダウンにも時間がかかるし、やっとテイクダウンできても、ヴァンには余裕が生まれている分、対応されてしまうんだな、と」

――まさに原口選手がロン・チュウに一本負けしたパターンがそうでしたよね。

「戦っている舞台は鶴屋選手の方が上というのは理解していますが、鶴屋選手の気持ちはすごく分かるというか。ああいう試合展開は組んでいると焦ってくるんですよ。思った通りにコントロールができないなって。その焦りから組み一辺倒になって、そうなればなるほど相手が楽になる。それが自分がさっき言った『タックルが強みだけど、そこに逃げてはいけない』ということなんです」

――原口選手がMMAファイターとして今よりもワンランク上に行くためにも、タックルに逃げてはいけない、と。

「ただ、そこはすごい難しいところで、MMAファイターとしてどんどん成熟するために色んな打撃や技術を覚えていくことは必要ですが、自分の強み=レスリングの一番いいところは絶対に消しちゃいけないんです。だからタックルに入るのも、逃げの選択肢として使うのではなく、ちゃんと打撃で(試合を)作ってから入るとか、そういう使い方をしなければいけないなと思いました」

――こうして原口選手と話をしていて思ったのですが、まさに今のレスラー系のUFCチャンピオンたちがそういう戦い方をしていますよね。

「あぁ……確かにマラブ(・デヴァリシビリ)選手やベラル(・モハメッド)選手は、そんな感じですよね」

――ストライカーになるわけではないけど、ちゃんとスタンドの打撃で相手と立ち会って、自分から手を出す。そのなかでタイミングを取ってテイクダウンに入る。原口選手から見て、ああいうタックルの入り方は意外に疲れないものなのでしょうか。

「タックルに入る回数は多くても、本人がここでいけると思ったタイミングで入るタックルで、それを繰り返してるだけだから、もしかしたら外から見ているほど疲れはないのかもしれないですね」

――そういったことに気づけたという意味でもRTUでの経験は意味があるものだったのではないですか。、

「RTUで負けてすぐの頃はUFCの試合をちゃんと見られないというか、もしあそこで勝っていれば、ここに自分が立っていたのになと思ってしまって……その気持ちは今でもあるんですけど、それ以上にRTUの戦いは授業料というか、結局最後に最終到達点(UFC)に行くために必要な授業料だったのかなと最近は思っています」

――さて2025年の初戦が韓国・Road FCで決まりました。これはどういった経緯で参戦が決まったのですか。

「Road FCには兄(原口央)がずっと出ていたり、同じジムの選手が出ていたり、僕もセコンドとしてついていったことがあるんです。身近でRoad FCを見ていて、すごく盛り上がっている団体だなと思っていました。あと僕自身、韓国人選手で戦うことが多くて、現地の人たちからも写真とかをすごくお願いされるんです。そういう部分でもRoad FCにはポジティブな印象を持っていました。実際に兄のマネージャーや関係者と話す機会もあって、その際に『タイミングが合えばオファーしますよ』みたいに言われて、それで今回Road FCに参戦することが出来ました」

――韓国のMMAファンからすると「俺たちのチャンピオンと戦った日本人だ!」という認識なんでしょうね。

「RTUで韓国人のチャンピオンを2人倒しているので、韓国人キラーみたいな感じでも知られていると言われました」

――Road FCはセコンドとして見ていても盛り上がりを感じましたか。

「演出もしっかりしているし、イメージ的にはRIZINの地方大会みたいな感じですね。僕がセコンドで行ったのは原州(ウォンジュ)で、中心地から少し離れている場所だったんですけど、今年はまたソウルでも大会をやるらしく、イベントの規模も大きくなるのかなと思います」

――しかも用意された相手が、元Road FCフェザー級王者で、キム・スーチョルとは1勝1敗のパク・ヘジンです。原口選手にとってはかなり燃える相手ですよね。

「最初は元チャンピオンということしか知らなくて、オファーをもらってすぐに『やります!』と返事したんです。それであとあと調べてみたら、スーチョルと1勝1敗じゃん、みたいな(笑)。寝技が強い選手というのは分かっていたんですけど、スーチョルに勝った試合はちゃんと打撃を効かせてから一本取っていたんで、普通に完成度が高いし、喧嘩ができる・MMAが強い寝技師という印象です。なんなら自分が今まで戦ってきた選手の中でも5本の指に入る経験値を持った選手だと思っています。一切相手のことは侮っていません」

――言える範囲でどういういった試合をイメージしてますか。

「ぶっちゃけ、お互い相性はよくないと思うんですよ。でもそれを踏まえて、作戦というよりは、今回は生物的な強さを押しつけて勝ちたいなって思います。凶暴性を持ってやりたいですね」

――本能的に戦いたいということですか。

「最初に話したタックルに逃げたくないというのもある一方、カッとなって打ち合うこともなく、ちゃんと細かいことを意識して戦おうと思います」

――ヘジンの寝技を警戒しすぎて受けに回ることがよくないパターンもあると思います。

「そこも実際に相手と触ってみて、ちゃんとディフェンスすべきなのか、パウンドを打つべきなのか、自分からもどんどん寝技やスクランブルを仕掛けた方がいいのか…即興的に対応してベストな選択をしたいと思います」

――原口選手は2025年をどんな1年にしていきたいと思っていますか。

「Road FCという素晴らしい団体で参戦させていただくことになって、今の僕の仕事先はRoad FCです。もしそこでタイトルマッチを組んでもらえるなら、もちろんベルトを獲りに行きます。RTUの負けが教えてくれたことなんですけど、試合がどういう形に転んだとしても負けるときは負けるし、それをああだこうだ言ってもしょうがない。最初から正解を狙って進んでいくと、何がしたいかよく分からなくなってしまうので、自分が選んだ道を信じて、自分の行動でそれを全て正解にするつもりです」

――今の原口選手にとっての仕事先=Road FCであり、Road FCを選んだことを正解にしていくということですね。それでは最後に原口選手のことを応援しているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「最近はあまり周囲の期待を背負わずに、のびのびとやろうと思っています。今思うとRTUでは無意識のうちに色んなことを背負い込みすぎていたんです。自分が気付いてないところで自分へのハードルをどんどん上げていて、試合が近づい来ると視野が(人差し指と親指で小さな円を作って)このくらいになっていました(苦笑)。だから周りのことは気にせず、もう一度自分がやりたかった格闘技をやる。周りの期待を背負わず、自分のやりたいことをやりたいようにやる。その結果、僕のことを応援してくれる人がいれば、応援してほしいという考えになりましたね。とりあえず今度の試合は自分の背中や戦う姿を見てほしいです」

――RTUはUFC出場のための数少ないチャンスではあると思いますが、RTUで敗退したからといってUFCへの道がすべて閉ざされたわけではない。それこそ最終的にUFCにたどり着けば、原口選手の選択が正解だったことを証明すると思います。

「思い返してみれば、レスリング時代も周りの期待は何も背負わず、好き勝手にやらせてもらっている時の方がいい結果を出せることが多かったんです。もともと自分はそういう性格だったはずなのに、RTUではそれと真逆の方向に行ってしまった気がします」

――これからは自分のやりたい格闘技をやっていくと。

「言い方は悪いかもしれませんが、僕は誰の期待も背負わず、自分のために戦おうと思います」

■Road FC72視聴方法(予定)
3月16日(日)
午後14時~ カカオTV、SOOP(旧アフリカTV)

■メイン対戦カード
<Road FCヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者] キム・テイン(韓国)
[挑戦者] 関野大成(日本)

<Road FCミドル級王座統一戦/5分3R>
[正規王者] ファン・インス(韓国)
[暫定王者] イム・ドンフアン(韓国)

<ライト級/5分3R>
パク・シウォン(韓国)
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)

<Road FCフライ級王座決定戦/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
コ・ドンヨク(韓国)

<66キロ契約/5分3R>
キム・ヒョンウ(韓国)
黒井海成(日本)

<68キロ契約/5分3R>
パク・ヘジン(韓国)
原口央(日本)

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