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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 アキラ キック パンクラス 久米鷹介

【Pancrase333】6年半の長期戦に幕——アキラが久米を右でグラつかせ、判定勝ちで正規ライト級KOPに

【写真】大激戦を制して正規王者となったアキラ。まさに満面の笑み (C)MMAPLANET

<ライト級KOP王座統一戦/5分5R>
アキラ(日本)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48.
久米鷹介(日本)

アキラが左ジャブから右を振るう。その右に久米が右ローを合わせた。久米も左ジャブから左インロー、アキラは頭を振って左を突く。距離を詰めてくるアキラに右を被せた久米だが、アキラもパンチを返した。久米はニータップで組みつき、アキラをケージに押し込む。久米が離れたところで、久米が大きなフックを振るう。サウスポーにスイッチしたアキラに右ショート、さらに右ハイを見せる久米。アキラもプレッシャーをかける。

頭を下げるアキラに、久米が左右のハイを狙う。前に出るアキラ、久米が右カウンターからカーフキックを当てた。左右のパンチを振るう両者、久米が足を滑らせたが、すぐに立ち上がってカーフキックを見舞う。ケージ中央でアキラも右インローを繰り出した。サウスポースタンスで距離を詰めるアキラに、久米の左フックがヒット。アキラもパンチを当てて久米を下がらせる。残り30秒、アキラがダブルレッグでケージへドライブしたが、久米が左のオーバーフックで耐えた。

初回はジャッジ2名が10-9でアキラ、残り1名が久米に10-9をつけている。

2R、アキラがケージ中央でどっしり構える。久米の右ローに、アキラがボディストレートを合わせた。互いに体を振り、左で触り合う。アキラの右をかわした久米が中に入るも、アキラがバックステップで距離を取った。久米は右カーフ。アキラの右をバックステップでかわし、ダブルレッグをかわされるもパンチの連打でアキラをケージに追い込む。

ケージ際、ダブルレッグで組んだ久米に対し、アキラも四つ組みで体勢を入れ替える。差し合いが続くなか、久米が左右の小外刈りで揺さぶり、耐えるアキラをグラウンドに引きずりこんだ。ハーフガードのアキラに対し、右ヒジをこすりつけていく久米。パスからマウント→バックに回って四の字で組んだ。久米の右腕を抑えるアキラ、久米はバックからパンチで削る。

アキラもバックの久米にパンチを打ち返すも、久米の手数が増えた。パンチを散らしながらRNCのチャンスをうかがう。アキラは久米の四の字をほどいた。

ジャッジは3者とも久米の10-9だ。

3R、久米が体を振ってアキラを誘う。アキラが飛び込むと、久米が右ショートを合わせる。プレッシャーをかける久米、アキラの入り際に右を狙いながら、ダブルレッグで飛び込んだ。しかしアキラがこれをカットすると、パンチを当てながらもアキラにテイクダウンを奪われた。背中を着けてハーフガードで守る久米。アキラはボディロックからパンチで削っていく。

立ち上がるアキラに対し、久米は蹴り上げで対抗。パウンドを打ちながら飛び込んでくるアキラの腕に対し腕十字を狙うも、これは失敗。しかし、すぐさま三角絞めを仕掛ける。これを凌いだアキラがバックを狙ったが、久米はガードに戻した。左腕を差してパンチで削るアキラ。右ヒジを連打し、トップをキープする。

久米が上半身を起こした瞬間に、再びバックを狙ったアキラが、そのまま右腕を差し上げて久米をケージに押し込んでいった。久米はケージに背中を預けて休む。アキラはそのまま押し込み続けて、このラウンドを取った。

4R、アキラが右ボディストレートを伸ばす。頭を下げるアキラに、久米が右を打ち下した。アキラはスーパーマンパンチを連発。久米はアキラのパンチをかわして、プレスをかけてワンツーを繰り出した。右の三日月蹴りから、アキラが前に出て来ると右ショートのカウンター、さらに打ち終わりにカーフを当てる。アキラもパンチを打ち返して久米の動きを止めるが、打ち合いの中でアキラの右フックがクリーンヒット。久米がグラつく。

なんとか打ち合い、組んでピントを回避しようとする久米だが、アキラがラッシュをかける。そして久米に背中を着かせたアキラがパウンドを連打。担いでからノースサウスに移行するアキラに対し、久米はスクランブルに持ち込み、ダブルレッグからすくい上げてアキラに尻もちを着かせた。アキラも切り返して久米をケージに押し込み、ガブりからパンチを叩きつける。久米もダブルレッグで切り返して、ボディロックからテイクダウン。バックに回ってラウンドを終えた。

このラウンドもアキラが10-9×3で取っている。

最終回、オーソドックスのアキラに久米は左ハイを見せた。さらにパンチの連打でケージに追い込み、ダブルレッグでグラウンドに持ち込んでバックマウントを奪う。パンチで削る久米が四の字ロックに移行した。一本あるいはKOしか勝つ術がなくなった久米は、RNCを狙うもアキラが耐えて首を空けない。鉄槌を受けながら守るアキラ。セコンドも「首だけ守っていればいい」と檄を飛ばす。その言葉通り、首を守り切ったアキラが、残り1分でトップを奪い、パウンドを連打して勝利を印象づけた。

裁定はスプリットでアキラへ。久米は2016年に獲得した王座を手放し、アキラがライト級KOP王座を統一。「これからパンクラス・ライト級の新しい歴史を創っていきます。必ず日本ライト級で一番の選手になります」とファンに誓った。


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 キック 中島太一 田嶋椋

【Pancrase333】フェイントをかけ続ける田嶋に右カーフを効かせた中島がバンタム級王座を統一

【写真】 (C)MMAPLANET

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
中島太一(日本)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.50-45.
田嶋椋(日本)

まず田嶋が左ジャブを突く。手を出さずにプレスをかける中島は、田嶋にケージを背負わせた。田嶋のテイクダウンのフェイントに、中嶋は動じない。セコンドの指示で距離を空ける田嶋に、中島の右カーフがクリーンヒットする。足を使ってジャブとローを繰り出す田嶋、中島は2発目の右カーフを当てた。田嶋も右カーフを返したが、3発目の右カーフで田嶋の足が流れるように。田嶋は距離を取ってフェイントを見せるも、フェイントだけで実際の手数は少ない。同じように手数は少ない中島だが、確実に右カーフを効かせて初回を取った。

2R、ガードを固めて足を動かす田嶋だが、実質的な攻撃を繰り出すことができない。ジワリジワリと詰めていく中島が、カーフのフェイントを見せて相手の足を止める。互いに手は出していないが、プレスをかけているのは中島だ。さらに右カーフを当てた。中島の右ハイのフェイントに田嶋が動じる。突然、右を向いてから右カーフを当てる中島。徐々にリズムを取り、ガードを下げて相手を誘う。田嶋は左インローを当てるも、踏み込むことができず。右カーフから、右の掛け蹴りを見せた中島が、このラウンドも取っている。

3R、中島が一気に距離を詰めた。しかし手は出さない。対する田嶋も手が出ず。下がってアリ・ステップを見せると、場内の観客から笑い声が聞こえてしまう……。2分過ぎ、ケージ中央で田嶋がダブルレッグで飛び込んだ。しかし中島がスプロールすると、スタンドに戻った田嶋は距離を取り続けるように。

田嶋が距離を詰めると、中島がパンチを振るう。すぐに下がる田嶋。フェイントをかけ続けるが、攻めることができない。中島は変わらず右カーフを当てる。さらに左ジャブから右カーフをヒット。右カーフを受けるたびに下がる田嶋。右ローの打ち合いで下がらせた中島が、田嶋にケージを背負わせて右ローから左フックを振るう。残り10秒、田嶋がダブルレッグで飛び込んだが、すぐに立ち上がられてしまった。

4R、田嶋が踏み込むと中島の左ジャブが当たる。田嶋はフェイントこそ多いものの、フェイントは実際に打たないとフェイントの意味を成さない。中島の右カーフは当たる。田嶋のシングルレッグをスプロールする中島。次第に田嶋との距離を詰めていく。中島の右カーフに合わせて組みつこうとした田嶋だが失敗。しかし左ジャブを当てた田嶋に対し、中島も左ジャブから右ストレートを伸ばした。さらに右クロスでフラつかせた中島がプレスをかけていく。田嶋も距離を詰めようとしたが、中島のプレッシャーで前に出ることはできなかった。

3、4Rともに中島のラウンドだけに、田嶋はどう出るか。

最終回、中島が田嶋の左ジャブの打ち終わりに右を被せる。すると田嶋は左が出なくなってしまう。遠い距離から飛び込むが、組みつくことはできない。さらに中島が右を伸ばすと、またも田嶋はフェイント&距離を取り続けて攻撃は出ない。その田嶋の右足を、中島の右カーフキックが襲う。フェイントを繰り返す田嶋。右カーフキックを当てる中島。残り2分で中島がボディブローから田嶋をケージを押し込んだ。

しかしケージ中央に戻ると、同じ展開が続く。田嶋のフェイント、中島の右カーフキック……。残り1分で田嶋がシングルレッグで飛び込んだ。スプロールした中島は、押し込んで来る田嶋をガブる。離れてスタンドに戻した中島が、左ボディを突き上げた。残り10秒でラッシュを仕掛けて、試合終了のホーンを聞いた。

裁定はフルマークで制した中島がバンタム級王座を統一した。


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KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 ソルト ブログ

【Pancrase333】ニュースタイルKARENを差し合いで上回ったソルトが新バンタム級QOPに

【写真】中盤からソルトがKARENのTDを防ぎ切った (C)MMAPLANET

<ストロー級QOPC/5分5R>
ソルト(日本)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46.
KAREN(日本)

KARENが様子をうかがいながらプレスをかける。リーチで勝るソルトが左を伸ばしながら右を突き刺していく。それをかわしたKARENは、立ち位置を変えながら前に出るなど、以前と変わったスタイルを見せる。KARENの左ストレートにカウンターで右を合わせたソルトだが、そのままKARENに組みつかれた。左腕を差し上げるKARENに正対したソルトが離れる。

KARENが入ってくるところに、またも右を合わせるソルト。しかしKARENはケージへドライブして、ボディロックでクラッチした。ケージ際で四つの攻防が展開されるなか、KARENはしっかりと頭をつけてケージに押し込む。左右に揺さぶりバックもうかがうKARENが、ソルトを押し込みながらパンチで削っていく。一度はソルトにヒザを着かせ、バックを奪いかけた。

ジャッジは3者とも10-9でKARENを支持している。

2R、距離を詰めたKARENは体を振る。左右のローを繰り出すソルトだが、左手を前に出すもKARENに抑えられてしまう。組んだKARENがソルトをケージに押し込み、ボディロックへ。ソルトも体格差を生かして押し返すが、ケージ際での差し合いはKARENが上回っているか。離れると右ストレートを打ち込むソルト。KARENは組みつき、ケージで押し込んだ。

差し合いからヒザで削るKARENに対し、ソルトも肩パンチで削っていく。両腕を差し上げたソルトだが、KARENが腕を入れて来ると離れる。頭を振るKARENの顔面に、ソルトの右ハイが当たった。するとKARENは一度離れて、距離を保つ。ソルトが前に出て来るとボディロックで組みつき、ケージまでドライブする。しかし、このケージ際の差し合いは、ややソルトが優勢で終わった。

ジャッジ3者が10-9でソルトにつけてイーブンに。

3R、ソルトは細かい動きからパンチを当てる。右ヒザから右ストレートに繋げるソルトは、さらに左ジャブを突き刺す。組もうとするKARENを打撃で迎え撃つソルト。KARENが前に出ると、ソルトのほうからボディロックで組んだ。ニータップで押し返していくKARENを捌いたソルトは、右腕を差し上げてケージに押し込んでいく。

KARENの頭を押さえて右ヒザを叩き込んだソルトが、崩れるKARENからトップを奪い、さらにバックへ回る。四の字で組んだソルトが左腕をKARENの首に回した。KARENは反転してトップへ。パウンドを狙うもソルトに足を利かされ、離れた。スタンドに戻るとソルトが左右の蹴りで追い立てる。組んだKARENがケージまでドライブするも、ソルトが組み勝つ。離れたKARENは右サイドキックから組みつくも、ソルトに潰された。

このラウンドもソルトが10-9×3で取った。

4R、前に出て来たKARENの顔面にソルトが左右ストレートを伸ばす。前蹴りで距離を取り、距離を詰めては右ハイを当てるソルト。KARENが組みつき、ソルトをケージに押し込む。ハイクロッチから揺さぶるKARENを潰したソルトが、相手の左腕を抑えてヒザを打ち込んだ。KARENも左腕を差し上げて体勢を入れ替えるも、すぐにソルトに元の体勢へ戻されてしまう。

投げを打ったKAREN、しかしソルトは倒れない。首投げが崩れたKARENはすぐに立ち上がった。バックに回ったソルトがKARENの顔面にヒザを突き上げる。正対するKARENの顔面にパンチを浴びせるソルト。KARENが振り向こうとしたところでソルトが離れる。ソルトの右ミドルをキャッチしたKARENだが、ケージ際まで押し込むも倒すことはできず。差し合いを制したソルトが、ボディロックからヒザで削っていった。

第4Rもソルトが10-9で抑えた。

最終回、KARENが突進してケージ際へ。しかしソルトが左腕を差し上げてKARENをケージに押し込む。離れたKARENが、ソルトのローの蹴り終わりに合わせて、シングルレッグで飛び込んだ。KARENはソルトにヒザを着かせるも、テイクダウンを奪うことはできない。下がるソルトに、シングルレッグのまま食らいつくKAREN。ケージに押し込みながらダブルレッグに切り替えたが、ソルトにワキを差されてしまう。

自身が差し上げると、ヒザを打つソルト。バックに回ってKARENをケージに押し込む。KARENもソルトの左腕をキムラで抱えるも、体勢は変わらず。ソルトはパンチで削りながら、KARENが正対する時にヒザを浴びせる。KARENのシングルレッグをケージ際でスプロールしたソルトは、なおも押し込んでくるKARENの顔面に鉄槌とヒジを連打。立ち上がるとケージ際で差し合いの展開が続くも、最後に相手をケージに押し込んでいたのはソルトだった。

昨年12月のノンタイトル戦で敗れたKARENはパラエストラCNWに移籍して、ニュースタイルを見せてくれた。しかし、それでも差し合いを制したソルトが判定で新バンタム級QOPのベルトを巻く結果となった。


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MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 キック 端貴代

【Pancrase333】フィニッシュはならずも攻め続けた端、NØRIにリベンジ許さず初防衛に成功

【写真】完全に気持ちを折りに行った端。NØRIも耐えたが、趨勢を変えることはできなかった (C)MMAPLANET

<フライ級QOPC/5分5R>
端貴代(日本)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46.
NØRI(日本)

開始早々、端が右ミドルを放った。距離を詰める端に、NØRIが右を伸ばす。左ジャブ、右ストレート、右ローでプレッシャーをかける端に対し、NØRIが右目を気にする仕草を見せる。NØRIのパンチにカウンターを合わせる端、組みついて首相撲からケージに押し込み、ヒザを突き刺した。NØRIが両腕を差し上げて体勢を入れ替える。

首相撲で返してくるNØRIをケージに押し込む端は、両腕を差し上げてテイクダウンを狙う。ボディロックでクラッチし、小外刈りを仕掛けるが、NØRIも耐える。NØRIの体を伸ばし、パンチで削る端。NØRIも差し合いで体勢を入れ替える場面も。残り1分のコールを聴いて右ヒジを打ち込んだ端は、ダブルレッグに切り替えた。ボディロックに戻して左右に揺さぶり、さらにバックに回って右足を差し入れた。

ジャッジは3者とも端の10-9とした。

2R、距離を詰める端の顔面にNØRIの右サイドキックがヒットする。NØRIは足を使って左ストレートとローを繰り出す。それでも前に出て来る端のローを捌き、バックに着いたNØRI。右腕を抱えられながら投げたNØRIが、グラウンドに持ち込みバックマウントからRNCへ。端はNØRIの腕を抱えてディフェンスする。NØRIが四の字ロックで端の右腕を抑え、左腕で端の首を絞め上げる。そのクラッチを解いた端だが、不利な状態は変わらない。

抱えられていた腕を抜いたNØRIが、パームトゥパームでRNCを狙い続ける。凌ぐ端は、回ってケージ際へ向かう。NØRIも腕を組みかえてRNCを狙い続けるが、左腕を抱えられているために絞めることができない。残り1分でRNCに再チャレンジするNØRIに対し、端は反転してトップへ。担ぎパスからサイドに回り、NØRIの左腕を抑えつつ左ヒジを落としていった。

このラウンドはNØRIが10-9で取ってイーブンに。

3R、端が右ミドルを叩き込んだ。NØRIはパンチを突き刺しながらサークリングする。ボディロックで組みついた端が、NØRIをケージから引きはがしてバックに回る。たすき掛けから右足を差し入れて、グラウンドに引きずり込もうとする端。耐えるNØRIを逆側に倒して、すぐさまサイドへ移行した。そして相手の両腕を抑えて左ヒジを叩きつける。

NØRIのシザースチョークを振り払った端は、左腕を枕にして抑え込む。左足でNØRIの顔をまたぎ、パウンドを連打する端。腕を抑えて左ヒジを連打、さらに左パウンドを叩き込むとNØRIが顔をそむけた。なんと鉄槌、ヒジを叩き込み続けられながらNØRIがバックに回ってラウンドを終えた。

ジャッジは3者が端の10-9に。

4R、端の左ジャブが当たる。NØRIは左ストレートをかわされるも、右を連続でヒットさせた。足を使うNØRIが、逆にプレッシャーをかけたものの、右の蹴りを出そうとしたところで端に組みつかれた。ケージまでドライブした端はダブルレッグからシングルレッグに切り替える。ハイクロッチに組み替えた端が、さらにダブルレッグで左右に揺さぶる。組み方を変えながらNØRIのケージに押し込む端だが、NØRIも耐える。

端の首を抱え、足を差し入れてディフェンスするNØRI。端は頭を突っ込んで押し込み続けている。そしてハイクロッチから足を引っこ抜いてNØRIに背中を着かせた。左腕を端の首に巻き付けているNØRIが、ギロチンで絞り上げながらリバーサルを狙う。下になることを防いだ端がNØRIのクラッチを外し、トップから鉄槌を落とす。NØRIもハイガードから端の左腕を狙ったが、それを潰した端がパンチを落としていった。

このラウンドもジャッジ3者が10-9で端につけ、2ポイントをリードして最終回を迎えることに。

最終回、共に蹴りを繰り出すが、前に出るのは端だ。NØRIも下がりながらパンチを当てるも、頭を振りながら前に出る端に押されてしまう。NØRIの右バックスピンキックをかわした端が、ボディロックで組みつきバックに回った。端に差し込まれた右足を、右ヒジで突いて落とすNØRI。構わず端はNØRIをケージに押し込む。正対するNØRIの首に腕を巻き付けた端は、スタンドで肩固めの体勢に。

これは極まらずも端はバックを伺い、右足を差し入れてNØRIを揺さぶる。しつこく食らいつく端が、残り1分近くで遂にボディロックからグラウンドに持ち込んだ。バックに回り四の字で組んだ端に、セコンドから「フェイスロックでいい」という指示が飛ぶ。NØRIもパンチを返して抵抗し、反転しようとしたところで端がNØRIの右腕を取ったが、腕十字を極めることはできなかった。

最終回も抑えた端が判定で勝利し、ベルトの初防衛も成功した。


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 井村塁 石井逸人

【Pancrase333】令和の激闘王・石井に初回を取られるも、井村がバックテイクで逆転の判定勝利

【写真】舞台が変わっても石井の激闘ぶりは変わらず。それを凌いで逆転した井村が凄まじい。 (C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
石井逸人(日本)

開始早々、井村が距離を詰める。足を使いながら右ストレートを伸ばす石井、井村が組もうとしたところに右を当てる。組んできた井村を払い腰で投げた石井が、鉄槌とヒジをを連打すると石井が顔面をカットした。井村も両足を掛けて石井の右腕を狙うも、石井も井村の左腕を抱えてアメリカーナを狙った。井村の動きを潰し、顔面にヒジを叩きつけていく石井だがバックに回られてしまう。すぐに察知した石井はトップを奪い返してパウンドの連打を浴びせる。

石井が離れたところで井村も立ち上がったが、頭頂部からの出血が激しくドクターチェックが入る。出血を止めて試合は再開。井村が打ち合いを仕掛けるも、石井がパンチを返しながらシングルレッグで井村に尻もちを着かせた。起き上がる井村をケージに押し込みつつ、リフトアップして背中を着かせた石井がバックに回り、立ち上がる井村にクルスフィックスから右ヒザを浴びせた。

ジャッジ3者とも石井に10-9をつけた。

2R、ケージを背にサークリングする石井が組みついた。体勢を入れ替える井村を首相撲で抑え込む。井村はシングルレッグへ。石井が井村の右手首を取り、左ヒジを頭部に突き刺す。井村は右腕を抜いてバックに回った。四の字で組んだ井村は、動き回る石井にRNCを仕掛けるも極めきることができない。

石井の左手を掴み、パンチで削る井村。石井も後ろの相手にパンチを返していく。石井は井村の四の字を外そうとするも、井村はバックをキープしている。しかし石井が後ろの顔面にパンチを連打すると、井村の出血が激しくなる。ここで井村がRNCで絞め上げるが、耐えきる石井。腰を上げて前に落とそうとする石井だが、井村は四の字がバックをキープしたままラウンド終了のホーンを聞いた。

ラウンド終了と同時に、井村にドクターチェックが入る。井村は両手を広げるが、出血は激しい。出血が止まったことで試合は続行となり、2Rは井村が10-9で取ったことが発表された。

最終回、井村が右ストレート、右アッパーを当ててシングルレッグで飛び込む。これをかわして立ち上がった石井が、ケージを背にしてサークリングする。井村の動きが止まったところで、シングルレッグで組んだ石井がバックを狙うも、これは取り切ることができず。反対に井村がシングルレッグで石井をケージに押し込み、さらにバックへ回った。

スタンドの状態にある石井のバックに昇り、グラウンドに引きずりこむ井村。しかし石井が反転して体勢を入れ替え、逆にシングルレッグで井村をケージに押し込んだ。そしてダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。下からヒジを突き刺す井村に対し、石井がパスを狙う。井村はケージに足を向け、鉄槌を連打する石井をスクランブルからシングルレッグで尻もちを着かせる。ところがバックを狙うと石井がトップに回るなど激しい展開に。

再び井村がバックに回って四の字で組んだ。すぐさまRNCを狙う井村、これも石井が凌ぐ。井村はバックをキープしつつ、残り20秒でパームトゥパームでRNCへ。石井は人差し指を挙げて、極まっていないことを示し、そのまま試合終了となった。

井村が初回は取られたものの、2、3Rを取り返す逆転の判定勝利を収めた。


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 田中路教 笹晋久

【Pancrase333】田中が笹をTDからコントロールし続けるも、笑顔なきフルマークの判定勝ち

【写真】 最後のラッシュもフィニッシュには届かなかった(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
笹晋久(日本)

サウスポーの笹に対し、田中は両手を広げて様子をうかがう。笹にケージを背負わせた田中は、右ストレートからダブルレッグで組みつき、テイクダウンに成功した。笹は右腕で田中の首を抱える。しかし頭を抜いた田中が笹の足を畳み、笹の右手首を掴んでいく。笹はケージに背中を着けて立ち上がろうと試みる。立ち上がった笹、田中は左のオーバーフックから足を刈って笹に背中を着かせた。

スクランブルからシングルレッグで笹をケージに押し込む田中。立ち上がった笹をケージに押し込む。右手で笹の頭を引き寄せ、左アッパーを連打する。動きが止まった笹だが、ここで離れた。距離を詰めてパンチを伸ばす笹に対し、パンチを打ち込む田中が右ハイから組みつく。しかし笹が右腕を差し上げて、田中をケージに押し込んだ。右ヒザを腿に打ち込む田中に対し、田中は両手を広げて休み、残り10秒で押し込み返してパンチで削った。

ジャッジは3者とも田中の10-9。

2R、笹が右フックを振りながら組み、右腕を差し上げてケージに押し込んでいく。田中はケージに体を預け、右手で笹の首を抑えながら左のパンチを打ち込む。体勢を入れ替えた田中がダブルレッグで笹に尻もちを着かせた。両足を畳んでボディロックでトップをキープする田中が、笹に背中を着かせた。さらにマウントへ移行した田中は、笹の動きに合わせてバックを奪う。

笹は田中の右手首を取ってディフェンスするも、田中がパンチで削りながら腕を抜き、笹を寝かせて右ヒジを打ち込む。右のパンチで削りながらバックをキープし、RNCも狙う田中。笹の左腕を掴んでコントロールし、正対して背中をケージに着けた笹にシングルレッグで組みつく。笹の立ち上がり際に田中が左ヒジを浴びせ、右を打ち込みつつケージ中央に戻った。

このラウンドもジャッジ3者が田中に10-9をつけた。

最終回、笹が左ストレートから右フックを打ち込む。田中が打ち返すと、一旦下がった笹はスーパーマンパンチからシングルレッグへ。田中はクルスフィックスで笹の動きを制し、こめかみに右ヒジを突き刺していく。スクランブルから笹に尻もちを着かせた田中が、ボディロックで笹をケージに押し込んだ。立ち上がろうとする笹の片足を抑え、ポジションを整えていく。

右手で笹の首を抑え、右足を抱えて立ち上がらせない田中。それでも立ち上がった笹がスクランブルに持ち込むも、田中はクルスフィックスで制する。さらに笹の左肩を抑える。パンチをもらいながら体勢を入れ替えた笹は、トップを奪うも田中のスイープを許す。残り30秒となって田中はバックに回りラッシュを仕掛けたが、フィニッシュは成らなかった。

裁定はフルマークで田中の勝利——しかし笑顔なくケージを後にした。


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 エジナ・トラキナス キック ボクシング 藤野恵実

【Pancrase333】ローを効かされたか、藤野が押し込むもテイクダウンは奪えずエジナにリベンジを許す

【写真】組んで押し込むもエジナが首相撲で防御。藤野のパンチは届かなかった (C)MMAPLANET

<女子ストロー級/5分3R>
エジナ・トラキナス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
藤野恵実(日本)

エジナが左ロー、藤野はバックステップでかわす。ガードを固めて距離を詰める藤野に、エジナがローから右を浴びせた。しかし藤野はパンチを受けながら打ち合いに持ち込み、組みついてエジナをケージに押し込む。右腕を差し上げて体勢を入れ替えたエジナ、藤野は離れてケージ中央へ。下がりながらローとワンツーを繰り出すエジナに再び組みついた藤野がケージへ押し込んでいく。しかしエジナも首相撲で押し込み返した。

ケージ際で首相撲の展開が続くなか、藤野がダーティボクシングから離れ際にパンチを打ち込む。エジナの右ローに右ストレートを合わせる藤野。エジナはサポーターが着いている藤野の左ヒザをローで狙うも、ケージに押し込まれてしまう。ケージ際で体勢を入れ替え合う両者、エジナが制している時間が長く、藤野が離れた。残り10秒で藤野が前に出ると、エジナもパンチで迎え撃ち、右スピニングバックキックを繰り出した。

ジャッジは3者ともエジナの10-9としている。

2R、前に出て来る藤野をエジナが左右のローで迎え撃つ。組みついて離れる藤野。エジナのフェイントに反応してしまう。エジナが距離を取ってローからワンツーを見せる。距離を詰めたい藤野だが、エジナのローをもらってフラつくように。連打から組みついた藤野だが、エジナが左腕を差し上げてケージに押し込む。頭を抱えられながらボディにパンチを打ち込むエジナ。藤野は体勢を入れ替えてケージに押し込むも、展開できずに離れる。

エジナの左目下から出血が見られ、さらに手数が減る。パンチから押し込んでいく藤野が右腕を差し上げるが、エジナが右腕を差し入れてクラッチした。藤野はハイクロッチを狙うもエジナが首相撲に切り替え、ケージを背にしながらヒザを突き上げる。藤野もパンチを打ち込みながら押し込み続けた。

このラウンドもジャッジ3者が10-9でエジナにつけた。

最終回、藤野が距離を詰めてパンチの連打を浴びせる。ケージに背中を着けたエジナは首相撲へ。藤野が左前腕を押し付け、パンチで削っていく。ハイクロッチで組んだ藤野、エジナは右腕を差し入れ、さらにボディロックで藤野をケージに押し込んだ。離れた藤野は距離を詰めてパンチを連打する。エジナの打ち終わりを掴もうとするも、エジナが距離を取った。

藤野は構わず組みつき、ボディロックでケージに押し込んだ。エジナは左腕を藤野の首に巻き付け、ギロチンで跳びつくが、藤野がグラウンドに持ち込ませない。巻きつけられた左腕を振りほどいた藤野は、左腕を差し上げてケージに押し込むも、ヒザを突き上げたところで、エジナに引きはがされた。

前に出る藤野、エジナは首相撲からボディにヒザを突き刺す。残り1分でエジナを追い立てる藤野はパンチを連打するも、エジナも打ち返し、良い状態で組ませてくれない。残り10秒でエジナが左ジャブを突きながら下がり、藤野の突進を捌いた。

裁定は最終ラウンドを藤野が取ったものの、1~2Rを抑えていたエジナがリベンジを果たす形となった。


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 キック ヌルジャノフ・ルスタムベック 松本光史

【Pancrase333】松本をレスリングで制圧したルスタムベックが左アッパーでフィニッシュ

【写真】レスリング力+パンチ力のキルギス人ファイター (C)MMAPLANET

<キャッチウェイト/5分3R>
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)
Def.2R1分01秒 by KO
松本光史(日本)

ルスタムベックが左ジャブを突く。松本の蹴りに右スイングを合わせるルスタムベックだが、松本は相手のパンチをかわして左インローを当てる。ルスタムベックの右バックスピンキックをかわした松本は、足を滑らせたルスタムベックのトップに回った。片足を越えた松本は左手を枕にパスする。しかしルスタムベックが立ち上がり。ダブルレッグからケージに押し込んでいった。

バックに回ったルスタムベックが、リフトアップからグラウンドに引きずりこむ。すぐに立ち上がる松本、ルスタムベックはバックコントールへ。ルスタムベックの左腕をキムラで抱える松本を持ち上げ、マットに叩きつけたルスタムベックはパウンドを連打する。立ち上がる松本、リフトアップするルスタムベックという展開が続くなか、しっかりトップを奪ったルスタムベックがパスを狙う。

松本はフックガードでディフェンスしながら、クローズドガードに戻した。ルスタムベックが鉄槌を連打しながらパス→バックへ。起き上がった松本をリフトアップしようとしたが、ここは松本が防いだ。

ジャッジは3者とも10-9でルスタムベックにつけている。

2R、ルスタムベックの左ジャブに松本が左インロー、さらに左フックを合わせる。ルスタムベックも左右のローに切り替え、さらに右ストレートを当てた。松本が距離を詰めるも、ルスタムベックの左フックがクリーンヒット。松本は左ジャブを突くが、ルスタムベックが左右フックからアッパー気味の左フックで松本のアゴを貫き、KO勝ちを収めた。


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 コルトン・キエルバサ 有川直毅

【Pancrase333】距離を掴んだ有川が打撃キエルバサの左目付近をカット。大流血からのTKO勝ち

【写真】このカットでは、ストップも致し方なし (C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
Def.2R終了時 by TKO
コルトン・キエルバサ(米国)

※詳細は後ほど


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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 キック 粕谷優介 葛西和希

【Pancrase333】葛西の猛攻は届かず。TD→安定の試合運びで粕谷がライト級ランカー対決を制す

【写真】初回の腕十字は極まらず。以降は粕谷がしっかりポイントを抑えた(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
Def.30-27.29-28.29-28.
葛西和希(日本)

サウスポーの粕谷に対し、葛西が左ジャブを突きながら右インローを繰り出す。粕谷の右ローに右ストレートを合わせた葛西、さらにワンツーを粕谷の顔面に伸ばす。葛西の左ジャブに左ミドルを合わせた粕谷は、さらに左ミドルで追撃した。足を使う葛西は右ミドルハイと左ジャブ、さらに右インローを当てる。しかし粕谷の左ミドルもクリーンヒットする。

ラウンド2分を過ぎたところで、粕谷がダブルレッグで組みつき、クリーンテイクダウンを奪った。葛西はハーフガードへ、左腕を差し上げた粕谷は、パスを狙いながら右腕を枕にして肩固めを狙う。ケージ中央でガッチリと抑え込む粕谷は、コツコツとパウンドで削り続ける。葛西の右腕を抑え、パス→マウントから葛西の左腕に腕十字を仕掛ける粕谷。しかし葛西がトップを奪い、腕を抜いてパンチを落としていった。

ジャッジは3者とも10-9で粕谷のラウンドとした。

2R、ケージ中央で左ジャブを突く葛西に対し、粕谷が左ハイを見せる。距離を詰めた葛西が右を当てた。粕谷も右フックを返す。左ミドルを受けながら前に出る葛西、粕谷は右ジャブをヒットさせる。さらに粕谷は左ストレート、左ミドルを当て、葛西が距離を詰めてきたところにダブルレッグを合わせた。ケージ中央で葛西に背中を着かせた粕谷は、粕谷のスイープを防ぎトップをキープする。

ハーフガードの葛西の首に左腕を巻き付け、抑え込む粕谷。さらに左ヒジを叩きつける粕谷に対し、葛西はケージ際まで動きケージキックを狙うも、粕谷がマウントを奪った。葛西はブリッジで跳ね上げるも、体勢を変えることはできず。粕谷はバックマウントから、左手で葛西の顔を押さえつけ、そのままグラウンドでパウンドを浴びせていった。

このラウンドもジャッジは3者が粕谷の10-9に。

最終回、葛西が右インローを当てる。粕谷は距離を取りつつ、左ハイを伸ばした。パンチの連打で追い立てる葛西が右ストレートを当てるも、粕谷がシングルレッグで葛西に尻もちを着かせた。左腕を差し上げる葛西、粕谷は背中を着かせてからマウントに移行する。葛西のケージキックを防ぎながら、バックを奪った粕谷だったが、葛西が起き上がりハーフバックからパンチを連打する。しかし粕谷がバックを奪い返してから再び葛西に背中を着かせた。

マウントを奪われた葛西はハーフガードに戻すも、粕谷がまたもパスからバックへ。葛西は反転し、トップになった。フルガードで守る粕谷に対し、腰を上げてパウンドを連打する葛西。粕谷がスクランブルに持ち込もうとしたが、これを潰して立ち上がった。スタンドに戻り、ケージ際で打ち合う両者。パンチをもらった粕谷がボディロックで組みつき、葛西をケージに押し込む。粕谷の投げを潰した葛西がトップからサイドバックに移り、パンチを連打。立ち上がって葛西と打ち合った。

1、2Rを取っている粕谷に対し、3Rに葛西が逆転するほど優位に立つことはできず。裁定は1人のジャッジがフルマークをつけ、粕谷が勝利した。


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