カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN236 イホール・ポティエリア ロベルト・ブリチェク

【UFN236】ミドル級転向=計量失敗のポティエリア、UFC初陣のブリチェクを左からコントロールし判定勝ち

<187.5ポンド契約/5分3R>
イホール・ポティエリア(ウクライナ)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ロベルト・ブリチェク(ポーランド)

ポティエリアの計量失敗で、キャッチウェイトとなった一戦。サウスポーのポティエリアがプレスをかけ、ブリチェクにケージを背負わせて左ローを当てる。ブリチェクはポティエリアの左ストレートに右を合わせた。ポティエリアは左ミドル、左ストレートを繰り出したが、ブリチェクのアイポークで試合は中断される。再開後、ブリチェクが左ジャブを伸ばす。ポティエリアは左インローが連続で当て、さらに左ストレートがブリチェクの頭部に当たるも、ブリチェクの右が当たるようになる。しかしブリチェクの右ボディストレートがローブローとなって、またも試合が中断される。

再開後、ブリチェクは右ボディストレートを見せる。テイクダウンをフェイントに左ヒジを繰り出したブリチェクに対し、ポティエリアは左ストレートを伸ばす。残り1分で組みつき、バックに回るポティエリア。ブリチェクはケージ際でポティエリアのクラッチを抑えて切りにかかるも、ポティエリアがヒザ蹴りで削っていく。残り10秒で離れたポティエリアが左右フックを振った。

2R、ブリチェクが左ジャブを突く。ポティエリアは左ストレートから右フックを返す。ポティエリアがシングルレッグで入るも、これは組めず。単発の右ジャブ、左ストレーを見せるポティエリアに対し、ブリチェクは距離を詰めることができない。左ボディを当てたブリチェクだが、ポティエリアのテイクダウンフェイントからのアッパーを受けてしまう。

左右フックからシングレッグで組んだポティエリアに対し、ブリチェクはすぐに足を抜いた。ケージ中央で水面蹴りを見せたポティエリアが立ち上がると、ブリチェクがプレスをかけていく。圧をかけて戻したポティエリアは、テイクダウンのフェイントからアッパーを当て、さらに左ストレートを突き刺した。

最終回、細かく右を突くポティエリアに対し、ブリチェクは右を伸ばした。ポティエリアの左ストレートがブリチェクのアゴを捕らえるも、ブリチェクも右を返した。ポティエリアの左ストレートをくらい、尻もちを着いたブリチェクがダブルレッグで組みついたが、ポティエリアがスプロールした。スタンドに戻るとポティエリアがラッシュを仕掛ける。頭をおっつけてケージに押し込んだポティエリアは、左右ヒジを繰り出す。離れたブリチェクも右を当てたが、ポティエリアの左をもらって下がる。

ケージに押し込んだポティエリアは、エルボーとフックの連打を当てるも、ブリチェクが左腕を差し上げて体勢を入れ替える。ここで離れたブリチェクの顔面に左ストレートを突き刺し、さらにシングルレッグで組むポティエリア。ブリチェクは離れたが、もう一度組まれてケージ際へ。ポティエリアがバックに回る。離れてパンチを振るうブリチェクだが、逆転はならなかった。

ジャッジ2名がフルマークをつけるユナニマス判定でポティエリアが勝利。ブリチェクはUFCデビュー戦で勝利ならず。ポティエリアはライトヘビー級からミドル級に転向し、ミスウェイトながら連敗を2で止めた。


The post 【UFN236】ミドル級転向=計量失敗のポティエリア、UFC初陣のブリチェクを左からコントロールし判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC04 イホール・ポティエリア カーロス・アルバーグ

【UFC ABC04】飛び込んできたポティエリアに左フック一閃! アルバーグが高速連打でパウンドアウト

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
Def.1R2分09秒 by TKO
イホール・ポティエリア(ウクライナ)

ゆっくりとケージ中央に向かう両者—―という瞬間、ポティエリアがサウスポーのアルバーグの前足に飛び込んだ。すぐにバックステップで下がったアルバーグはオーソドックスに、ポティエリアはサウスポーに構える。右ミドルハイを繰り出したアルバーグは、続けて右前蹴りへ。どちらも捌いたポティエリアが前に出る。ポティエリアの右関節蹴りを受けたアルバーグは距離を取ってサークリングしている。

アルバーグも左の関節蹴りから右ハイへ。ポティエリアが中に入ろうとすると、左フックをカウンターで当てた。アルバーグにケージを背負わせたポティエリアが組みつこうとした瞬間、アルバーグのオーバーハンドの左フックがヒット。前のめりに倒れながら、なおも組みに行こうとするところにポティエリアに、アルバーグが鉄槌とパウンドの高速連打を浴びせる。相手が動かなくなったところでアルバーグが離れた。と同時にレフェリーが試合をストップした。


The post 【UFC ABC04】飛び込んできたポティエリアに左フック一閃! アルバーグが高速連打でパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC04 アンソニー・スミス イアン・ギャリー イスラエル・アデサニャ イホール・ポティエリア カール・ウィリアムス カーロス・アルバーグ キック キム・ジヨン ゲイブ・グリーン ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク ジョニー・ウォーカー ダニエル・ロドリゲス ティム・ミーンズ ブライアン・バトル ボクシング マット・ブラウン

【UFC ABC04】ポティエリアと対戦、アデサニャの同門カーロス・アルバーグ「力に頼った打撃はできない」

【写真】スクショを撮る際に、この笑顔になった理由は…… (C)MMAPLANET

あと10分でスタートするUFC on ABC04「Rozenstruik vs Almeida」。ノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで開催される同大会で、カーロス・アルバーグがイホール・ポティエリアと対戦する。

イスラエル・アデサニャの同門。NZ最大の1dayキックトーナメント=King in the Ringを揃って2階級制覇したアルバーグが、先のアデサニャ✖ポアタンをどのように見ていたのか。キックとMMAの違いを熱心に話してくれた。


──イホール・ポティエリアと今週末に対戦します(※取材は10日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「良い感じだよ。ノースカロライナにやってきて、減量に向けてウオーターローディングをやっていて、まだ幾分体重を落とさないといけないけど順調だよ」

──カーロスはマオリの血が入っているようですが、マーク・ハントやレイ・セフォーというファイターと違いスリムな感じがしていたのですが、減量は厳しい方なのでしょうか。

「今回、いつものファイトキャンプよりちょっと体重が重くて。ここ3日は、水分とフルーツで過ごしてきた。計量の前日の昼からはフルーツを食べるのもやめる。でも、まぁ僕もマオリ族ってことだよ。でも今ではポリネシアンは太ってしまったけど、本来は筋肉隆々で引き締まったボディをしていたんだよ(笑)」

──なるほど(笑)。ところで4月にチームメイトのイスラエル・アデサニャが、アレックス・ポアタンを破り王座返り咲きに成功しました。両者揃ってキックの強豪、カーロスもまたイスラエルと同様にKING in The Ringの2階級王者からMMAに転じました。同じ元キックボクサーとして両者の打撃をどのように見ていましたか。

「興味深いよね。MMAとキックボクシングは距離も角度も違う。力に頼った打撃ができない。それがMMAの特徴だ。とにかくバランスを崩さないで戦う必要がある。テイクダウンがあることを、一瞬たりとも忘れてはいけない。そしてポアタンは組まれるのが嫌なまま戦っていた。僕らはそんなことはない。チームではしっかりとレスリングに取り組んでいるから。

イスラエルとポアタンの一番の違いは、MMAのバランスを理解して戦っているかどうか。そこだと思うよ。僕らもレスリングや柔術で攻めるには至っていないけど、防御に関しては十分にMMAに対応できるようになってきた。結果、100パーセントの打撃を使うことが可能になる」

──カーロスはキックボクシンググローブからMMAグローブに変わることで、パンチの意識も変わりましたか。

「そうだね。MMAグローブではしっかりと拳頭を正確に相手に当てる必要がある。グローブのどこかが当たれば良いというパンチは出せない。それにボクシンググローブではタッチできていたパンチが、小さなグローブだと届かない。僕はこの僅かな差に苦しんだ。届くと思ったパンチが、最初の頃は届かなかった。グローブの違いで、レンジが変わったんだよ。ホント、小さな違いが大きな問題だった。

大体キックボクサーとレスラーや柔術家は持っている武器が違うから、そのまま戦えるわけがないからね。防御も変わる。顔を守っていても、MMAでは隙だらけになってしまう」

(C)Zuffa/UFC

──そんななか対戦相手のポティエリアは荒いボクシングを使います。

「トリッキーなサウスポーだから、十分に警戒しないといけない。若くてハングリーなファイターは、何をやってくるのか分からないところがあるからね。あれだけのレコードを持っているということは、それだけ力があるということだし。プレリミで一番エキサイティングな試合になるだろう。ホント、メインカードに昇格してほしいよ。

これまでMMAに慣れるために色々と試しながら戦ってきたけど、もう自分の戦い方が確立できてきた。武器も増えたし、強力になった。この試合に勝って、いつでもトップ15と戦えるということを示したい。そして、大金を稼がないとね。その準備はできているよ」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC FIGHT PASS
午前0時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC on ABC04計量結果

<ヘビー級/5分5R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 265.5ポンド(120.42キロ)
ジャルトン・アウメイダ: 231ポンド(104.78キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジョニー・ウォーカー: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス: 170ポンド(77.11キロ)
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イホール・ポティエリア: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アレックス・モロノ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン: 170ポンド(77.11キロ)
コート・マクギー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 254ポンド(115.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
コディ・ステーマン: 139ポンド(63.04キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 139.5ポンド(63.27キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)
マンディ・ボーム: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブライアン・バトル: 173ポンド(78.47キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
タイナラ・リスボア: 134ポンド(60.78キロ)

The post 【UFC ABC04】ポティエリアと対戦、アデサニャの同門カーロス・アルバーグ「力に頼った打撃はできない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC283 イホール・ポティエリア マウリシオ・ショーグン

【UFC283】マウリシオ・ショーグン、初回TKO負けで21年のキャリアに幕を閉じる……

<ライトヘビー級/5分3R>
イホール・ポティエリア(ウクライナ)
Def.1R4分05秒by TKO
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

41歳、ショーグンのラストマッチ。大歓声の後押しを受けるショーグンは、サウスポーのポティエリアに対し左手伸ばした構えを取る。右ローを蹴ったショーグンが、続いてミドルを蹴っていく。さらに右ローを続けて、右ストレートへ。ポティエリアは左ストレート、左ローを返す。距離を詰めて左フックをヒットさえたショーグンは、近い距離の打ち合いも果敢に応じる。

前に出たショーグンの組みに対し、ポティエリアは回って離れて中央を取る。ローの蹴り合いから組んだポティエリアは、姿勢を乱したショーグンに突進していく。ケージを背負ったショーグンは左をかわすが、クリンチで押し込まれる。残り90秒で離れた両者、ショーグンが綺麗に右ローを決めるが、右フックを側頭部に受けて動きが止まる。組んで崩し、バックを伺いつつ近距離でパンチを連打したポティエリア。下がりながら左を2発被弾し、ケージの前から前方に崩れたショーグンはパウンドの連打で――キャリアの幕を閉じた。

勝者はヒザをついてショーグンに経緯を払い、「この試合で準備してきたことが、そのまま出せた。ウクライナ、アイラブユー」と勝者は話した。そして温かいスタンディングオベーションに包まれたショーグンは「最初に皆、勝てなくてゴメン。21年のキャリをここで終える。UFCでは16年間戦ってきた。UFCファンの皆、ダナ、ロレンツォ、この間ずっとありがとう」と語り、we will rock youで送られオクタゴンを後にした。


The post 【UFC283】マウリシオ・ショーグン、初回TKO負けで21年のキャリアに幕を閉じる…… first appeared on MMAPLANET.