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【UFC ESPN55】15分間の鍔迫り合いはオースティン・ハバートが29-28×3でミハウ・フィグラックを下す

<ライト級/5分3R>
オースティン・ハバート(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ミハウ・フィグラック(ポーランド)

すぐに近い距離での打撃戦となり、フィグラックが右カーフを蹴る。ハバートは前蹴りを繰り出すが、フィグラックはローを続け、ワンツーを入れる。右オーバーハンドで前に出るなど圧を高めるフィグラックは、ハバートのシングルからスイッチしたダブルレッグを切る。ハバートはボディストレートを伸ばすが距離がやや遠いか。それでもフィグラックの右にハバートはダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

すぐに立ち上がったフィグラックはジャブから右を入れる。そして右カーフを入れると、右の蹴りから右ストレートをヒットさせる。ハバートも右を返し、組みのフェイクを織りまぜ右ストレートを当てる。フィグラックは右オーバーハンドを振るい、互いにペースを掴もうとする初回が終わった。

2R、すぐに前蹴りを蹴ったハバート。フィグラックはジャブを当て、パンチから蹴りのコンビをかわす。ジャブを受けながら前に出るフィグラックが左インロー、ハバートは右フックから左ハイを狙う。シングルをスプロールしたフィグラックは、ジャブは当たるが右が届かない。逆に変則の構えでジャブだけでなく右も近い距離で当てるハバートだが、左エルボーを打たれる。左ストレートから左ミドルをスイッチして決めたハバートは、シングルレッグをがぶられる。離れたフィグラックは初回ほど手が出ない。それでもジャブの相打ちを含めジャブを当てるフィグラックがリードフックを届かせたが、一進一退で判断が難しいラウンドとなった。

最終回も即、近い距離で拳を交換する両者。ハバートが右を当て、フィグラックもここで右を当てる。シングルのフェイクを見せるハバートは右ミドルを蹴られ、左の蹴りを返す。とフィグラックは近い距離で組みつき、バックに回る。ケージに押し込み、離れ際にフィグラックは右を放った。ハバートはジャブを当て、右を受けても右を打ち返す。インパクトに差は長いが、手数でハバートが上回るなかフィグラックはシングルから2度目のバックコントロールへ。

ここも右を打って離れたフィグラックがダブルジャブ、ハバートが右ボディストレートをう打つ。フィグラックはワンツーで前に出て、勢いでう回り始める。と、ハバートもシングルでテイクダウンしスクランブルでバックへ。後方に倒れ込みながら、起き上ってトップ狙いのハバートに対し、フィグラックも譲らず立ち上がる。

クリンチの攻防から距離ができると、右で前に出たフィグラックがハバートのシングルをがぶったところでタイムアップに。一進一退、互いに自分の流れとすることも、相手のペースにされることもないまま15分を戦った結果、ハバートが3-0の判定勝ちを手にした。


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