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MMA MMAPLANET o ONE ONE157 ゲイリー・トノン タイ・ルオトロ

【ONE157】タイ・ルオトロはゲイリー・トノンを97秒ダース葬。次戦で対戦相手をスワップ、青木を指名

<グラップリング・ライト級(77.1キロ)/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
Def.1分37秒by ダースチョーク
ゲイリー・トノン(米国)

序盤は立ちレスが続き、タイがいなしからシングルを見せる。反応したトノンは、肩を押してのアンクルピックにも倒れない。組み合いのなかで振り回すような動きにバランスを崩し、ガードを取る。トップからダースを取ったタイはトノンの前転を足を制して許さず──絞め続けタップを奪った。

5万ドルのボーナスを得たタイは「ケイドとのウォーミングアップの方がハードで、流血しちゃったんだ。次? シンヤとやるのも良いね。ケイドと対戦相手を交換して」と話した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE157 ケイド・ルオトロ 青木真也

【ONE157】ショータイムガード!!、技のおもちゃ箱ケイドに青木真也はしてやったりの時間切れも裁定負け

<グラップリング・ライト級(77.1キロ)/10分1R>
ケイド・ルオトロ(米国)
Def. Judge decision
青木真也(日本)

スナップダウンから足を触りにいったケイド。青木はケージを背負って戦い、ケイドが左腕を差してから離れる。立ちレスが1分続き、ケイドが一瞬背中を見せた青木に対し、ボディロックから瞬時にバックに回り両足をフックさせる。

足を組ませなかった青木が、左足を掴む。ケイドはシートベルトで背中をつけるとアゴの上から右腕を回していく。青木の右腕ごと右足でフックしたケイドはトップを選択する。青木はシングルからバックを取らせず立ち上がることに成功する。

ケイドは再び左腕を差してケージに押し込、頭を抱えて離れる。青木はケイドを動かしている感があり、ケージを背負っていなしを見せ、シングルを切っていく。試合は残り5分、アームドラッグかツーオンワンになった青木だが、腕を抜いたケイドはケージを蹴ってジャンビングガード──ショータイム・ガードとでも呼びたくなる動きで青木のバランスを崩すとバックに回りこんでグランドに持ち込む。

四の字フックでRNC狙いのケイド、青木は残り3分30秒を逃げ切ることがデキるか。腹ばいされないよう半身の青木から、肩固めとRNCの機会をケイドが伺う。青木は両ヒザ立ちになると、ケイドはバックサイドからのアームインギロチンへ。バックに移行したケイドは前転してヒザ固めへ。これを防いだ青木はスタンドに戻り、試合タイムは残り1分に。

今成ロールをかわした青木に、スタンドレスリングでイエローカードが与えられる。引き込んだケイドはハイガードが取れずも、リバースバギーチョークへ。必死に絞めるケイドだが、青木は顔を上げて姿勢で耐えきり──してやったりの時間切れも、ジャッジ裁定でケイドが勝利を手にした。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE157

【ONE157】ワンダーガール、プロMMA初陣で首相撲&崩し→グラウンドニーから腕十字で一本勝ち

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ワンダーガール・ジャルンサック(タイ)
Def.1R1分22秒by 腕十字
セバー・バノ(インド)

いきなり跳び蹴りから組んでヒザ、ケージに押し込まれてもエルボーを繰りだしたワンダーガールは、離れると圧を高めて右ローを蹴る。バノはケージの前を右に回りダブルレッグを仕掛けるも、ケージに押し込まれたワンダーガールは首相撲で崩し、ヒザをついたバノの顔面にヒザを入れる。

これで上を取ったワンダーガールが躊躇することなく腕十字を仕掛ける。ケージ側に背中をつけたワンダーガールがバンの左腕を伸ばしタップを奪った。

「興奮して昨日の夜は眠れなかったの。1年間試合がなくて、MMAの試合をONEで始めて戦えて……。スタンドでもグラウンドも、どこの位置でもフィニッシュできる。ムエタイのオファーがあったら今も戦う。MMAストロー級、皆、私がやってきたから!!」と大興奮の面持ちで勝者は話した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE157 エリピツア・シレガー ロビン・カタラン

【ONE157】インドネシアのシレガーが、アナコンダチョークでロビン・カタランを破る

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
エリピツア・シレガー(インドネシア)
Def.1R2分58秒by アナコンダチョーク
ロビン・カタラン(フィリピン)

左リードフックを伸ばすカタランに対し、シレガーが右オーバーハンドを振るい左ハイを狙う。そのハイの直後に右を伸ばしたカタランのローやミドルをシレガーがキャッチするがすぐに足を抜かれる。後ろ回し蹴りを見せたカタラン、右を打たれたシレガーがシングルレッグで後方にテイクダウンに成功する。

スクランブルでアナコンダチョークに捕え、引き込んでグラウンドに持ち込むとカタランがタップした。

「ようやく今年になって初勝利を挙げることができた。この機会を与えてくれて感謝している。コーチのおかげでこの勝利がある。レオーニ兄弟に感謝している」と勝者は話した。


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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE157   キック ケイド・ルオトロ チャンネル ブログ 青木真也

【ONE157】青木真也と組み技戦。出るか、ケイド・ルオトロ「多くの人がシンヤの柔術を過小評価している」

【写真】出るか──バギーチョーク!! ケイド・ルオトロ (C)CLAYTONE JONES/FLOGRAPPLING

20日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE157で、ケイド・ルオトロが青木真也とグラップリングマッチで戦う。

双子の兄弟タイとクレバー・ルシアーノの下で3歳から柔術をはじめ、キッズ育成世界一のメンデス兄弟のAOJ時代から神童とうたわれてきた。その後、ATOS所属となり昨年12月に黒帯になったばかりのスーパーティーン柔術家にONEと契約した理由と青木真也戦について話を訊いた。


――もう7~8年も前になりますが、コスタメサにあるアサイバーに行った時に、まだ10歳前後だったケイドとタイの2人のバナーがあり、こんな子供がスポンサードを受けているのかと、もの凄く驚いたこと記憶があります。

「アハハハ。あぁ、懐かしいね。バンザイ・ボウルズだね(笑)」

──そうです、そう!! キッズの頃から注目を浴びた天才ツインズが、揃ってONEでプログラップリングマッチに挑みます。ケイドは日本の青木選手と戦うのですが、今、どのような気持ちですか(※取材は5月17日に行われた)。

「スーパエキサイティング。もう、戦うだけだよ」

──なぜONEとサインをしたのか、まずそこを教えていただけますか。

「まずチャトリが、過去にない高見に柔術を昇華させようとトライしていることを知ったからだよ。サブオンリーでアクションが多く、サブミッションが多く見られる柔術……ゲームでないエキサイティングな柔術を実現させるために彼は動き始めた。このスポーツを次の段階に引き上げようというチャトリの姿勢に賛同したんだ」

──マットでなく、ケージで戦うことについてはどのように思っていますか。

「そこがONEグラップリングの一番の違いだね。死角マットでなく、サークルのケージというのは明らかに僕らがこれまで戦ってきた柔術はない環境だ。新しい挑戦だけど、僕らは十分に自信がある。もう準備はできているよ」

──マットやリングとの違いは、やはり頭が詰まったり、体を回す方向が一方になるなど金網際で動きが制限されることです。

「本当に多くの……ごく小さな違いを修正しないといけない。もし、僕が三角絞めを掛けたとしたらシンヤ・アオキは確実にケージに押し込んでくるだろうね。現時点でケージはマットよりも、多くのミスを誘う要素になると思う。ケージに押し込まれて、そのプレッシャーを受けることでね。なにより、シンヤはその状態で背中を取るマスターだ。ケージに押し込み、テイクダウンをして足をコントロールしてくるだろう。僕もタイもそこでアンダーフック、オーバーフック、ベストのチョイスをして防御から攻撃に転じるつもりさ。

押し込みに対する対応策、そのアプローチ方法はいくつもあるからね。それに僕らも将来的にMMAを戦うこともあるだろうから、ケージで戦う必要性を感じているんだ。これまで経験がなかったからね」

──青木選手はケイドがマスターと称したようにMMAのおけるグラップリングの完成度の高さは世界の頂点にあるかと思われます。とはいえ、MMAの中でのグラップリングと純粋なグラップリングは違います。ケイドは引き込むことが問題ないですし、殴られても構わないポジションでの技を有しています。

「その通りだ。シンヤの柔術はドミネイトすることが軸にあるよね。彼はMMAに必要な力強いペースで、削って来る。それがシンヤの寝技だ。頭をどんどんこすりつけてくるような、ね。僕の柔術はもっと幅が広い。シンヤが使えない技術を僕は持っている……きっとね」

──ピュアグラップリングでの青木選手の能力をどのように判断していますか。

「多くの人がシンヤの柔術を過小評価しているよ。柔術をMMAで駆使することにかけて、シンヤはベストの中のベストだ。彼の勝利は、そのほとんどが柔術の技で終わっている。3月の試合だって、ずっと試合を支配していた。シンヤは最高の柔術競技者の1人だよ」

──グラップラーとして、ルオトロ兄弟はこれ以上ないほどエキサイティングな組み技を披露しくれる柔術家です。ただし、打撃のムエタイやキックボクシングと違ってファンはある程度の知識が必要です。パウンドのあるMMAよりも、ケージのなかでの攻防が難解に感じられることは現時点で間違いないです。ケイドの戦う相手は青木選手だけでなく、他のMMAファイト、そしてムエタイやキックの試合でもあります。

「柔術は過去、MMAやムエタイのようにスポットを当てられることはなかった。今、言われたように柔術は見る目を養う必要があり、理解することが簡単じゃないからね。チェスのようにほんの少しの動きの積み重ねだ。だからこそタイも僕も今週の試合だけでなく、今後組まれる全ての試合で柔術のイメージを変えていく。遅くて、動きのない戦いではなくエキサイティングなショーにして見せる」

──ところで今回のONEとの契約ですが、柔術及びグラップリングファンの多くが気にしているのが、独占契約で今後はONE以外の場所でルオトロ兄弟が見られなくなるかもしれないということです。

「チャトリが最高にクールだったのは、僕らは100パーセントONEに縛られない自由な契約を結んでくれたことだよ。僕とタイにとってノーギ・コンペティションで世界最大のトーナメント、ADCC優勝は成し遂げなければならない目標だからね。色々なことがあるけど、チャトリはADCCを含め、いくつかのトーナメントで戦うことを了承してくれているんだ。と同時に僕らの活動の中心はONEになっていくことも確かだよ」

──あと、これは今回の試合に関係ないことなのですが、これだけグラップリングシーンで成功を収めてきたケイドとタイのルオトロ兄弟が、なぜか1人の選手には揃って苦杯をなめ、揃って0勝2敗と苦戦を強いられています。

「アハハハハ。ロベルト・ヒメネスのことだね」

──ハイ、その通りです。タイは2つのポイント負けで、ケイドはショートチョークとRNCと2つの一本負け。過去2年半で喫した敗北は、この2試合だけと考えると天敵なのかと。

「言い訳はしたくないけど、ロベルト・ヒメネスとの試合に関しては最初の試合は、全くもって100パーセントの状態から遠かった。2試合目はバケーションから戻って3日のスクランブル発進だった。全く練習していない状況だったんだ。ONEにはロベルト・ヒメネスともサインをしてもらって、リマッチを実現してほしいと思っている」

──それは想像するだけでもワクワクしていますね。

「彼は僕らの良い友人だけど、負けっぱなしではいられないからね」

──同い年の超新星ミカ・ガルバォンはONEと交渉しましたが、もっと試合経験が必要だとサインをしなかったと言っていました。

「興味深いね。ミカの判断が正しいかどうか、僕には分からないし何も言及するつもりはない。彼の人生だからね。でもチャトリは僕らがIBJJFの世界大会に出ることも認めてくれている。僕らは今も道着で世界一になるつもりだし、ADCCを制覇しようと思っている。ONEと契約したのは、他の大会に出て戦って良いからだ。ミカはどういう条件だったのか知らないけど、彼の下した判断は面白いよ」

──ケイド、今日はありがとうございました。青木選手とのグラップリング戦、興味深く拝見させていただきます。

「ありがとう。柔術はスローで、他の格闘技と比較してつまらないなんてことは絶対にない。柔術を練習している人達だけでなく、試合を見ている全ての人が楽しめる柔術を見せる。このスポーツの素晴らしさを分かってもらうためにね」

■放送予定
5月20日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後5時30分~ONE Supper App

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE157   キック ジェレミー・ミアド ゼバ・バーノ ブラジリアン柔術 ボクシング ワンダーガール・ジャルンサックムエタイ

【ONE157】既に心身&技術ともにMMAファイター? ワンダーガール「ダブルレッグから一本勝ちするかも」

【写真】ここまでMMA転向が本気だったこと、そして英語が流暢だったことにも驚かされた──まさにワンダーガールだ (C)MMAPLANET

20日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE157。

同大会でワンダーガール・ジャルンサックムエタイがMMAデビュー戦でゼバ・バーノと対戦する。父からムエタイの教えを受けたワンダーガールは、実は4年も前からMMA転向を決意し、ブラジリアン柔術の練習を続けてきたという。

それでいてムエタイを代表してMMAを戦いたいというワンダーガールだが──、インタビューをしていると既にMMAファイター・マインドになっていることが理解でき、さらに彼女のMMA初陣が楽しみになってきた。


――今週金曜日にゼバ・バーノと対戦するワンダーガールです(※取材は5月16日に行われた)。プロMMAデビュー戦になりますが、今の気落ちを教えてください。

「凄く楽しみね。ONEで戦い始めた時から、この日が来るのを夢見てきたから。ついにONEが私とMMAを戦う契約も結んでくれて、そしてMMAを戦えることができて本当にハッピーよ。

4年前にアマチュアの試合に出たことはあるけど、あの時はまだMMAを理解していなかった。グラップリングはノーギの練習しかしたことはなかったし」

――柔術やノーギの試合に出ていたことは今回のMMAデビュー前に知ったのですが、アマMMAを既に戦っていたのですね。

「えぇ4試合戦って3勝1敗よ。最初の試合と3試合目は一本勝ちし、2試合目はKO勝ち。でも最後の試合はパウンドでカットしてTKO負けだったの」

──お父さんの経営するムエタイ・ジムでムエタイファイターとして育ったワンダーガールですが、なぜMMAを戦おうと思ったのですか。

「実際、MMAのことは余りしらなかったわ。ただ私のキャリアを前に進めたかったの。タイの女子ムエタイは人気も低迷し、試合機会も少なくなっていき多くの選手が引退を余儀なくされていたわ。私はファイターとしてキャリアを続けたいと思っていて、そんな時にMMAは女子でも凄く可能性があるように感じて。私にはムエタイという武器があるし、そこに他の格闘技の技術を加えると、MMAファイターとしてやっていけると思って。

でもアマチュアの試合に出た時と、今の私は全く違う人間よ。あのときは私のポジショニングもサブミッションも全然ダメで。バックを取ってからの攻めと、バックを取られたらどう逃げるかしか練習していなかった。だからブラジリアン柔術のトーナメントに出て、MMAで使える技術を習得することにしたの。で、柔術の練習を初めてみたら凄く楽しくて。技術的にも納得できることが多くて、私のムエタイと組み合わせることができればMMAで凄く効果的な動きができるだろうって考えると凄く興味深くて」

──いやぁ、そこまで本格的にMMAファイターとして活動していこうとしているとは、思ってもいなかったです。

「私がフェアテックスジムで練習している時に、ミスター・チャトリがジムに視察にやってきて、彼はまだ私がMMAで戦える準備は整っていないと判断したから、ムエタイファイターとしてONEと契約させたの。とにかく私としてはONEというビッグショーで戦える機会を得られて良かったわ」

──ムエタイはお父さんの指導を受けていました。フェアテックスへ移籍したこと自体、MMAファイターになるためだったのでしょうか。

「その通りよ。だから家を離れることにしたの。ムエタイだったら家で、父の指導を受ければ良いから(笑)。MMAファイターになるという夢を実現させるためには、私はどこだって行くわ。パタヤでは全ての道着クラスに出ていた。それまでノーギの経験しかなくて、白帯も良いところだったから」

──そのフェアテックスも離れ、今はザンボアンガ兄妹やジェレミー・ミアドが所属してるマロック・フォースで練習しています。

「良いコーチが揃っているし、家から近いのがやっぱり大きくて。毎週末、実家に戻ることができて。本当にそこが一番ね」

──元チームメイトのスタンプの成長は凄まじいものがあります。でも、ワンダーガールもムエタイ選手がMMAにトライするのではなくて、既にMMAファイターだと思って良いですか。

「アハハハ。そうね。スタンプは私にとってロールモデルよ。彼女は私と同じようにムエタイのローカルショーからキャリアをスタートさせ、アマチュアMMAを戦いONE WARRIOR SERIESで戦った。そしてキックとムエタイの世界王者になり、MMAでもアトム級GPで優勝した。

彼女と比較されるようになるには、私はもっともっと練習しないといけない。私がフェアテックスに移籍した時、スタンプももうほとんど青帯を巻く直前だった。彼女は青帯になってから初めてONEでMMAを戦ったの。今のスタンプはパタヤで初めて会った時とは全く別人のようにMMAが強くなっているわ。私は彼女の背中を追っているの。去年の2月に青帯になったし、MMAを戦う準備はできているわ。

だからMMAにフォーカスしようと思っているけど、ムエタイの契約も3試合残っているからONEが望めばムエタイも戦うし、世界王座も諦めていないわ。でも、MMAにフォーカスして戦っていこうと思っているの。それでも負けっぱなしって嫌だから、ジャッキー・ブンタンにはリベンジしたい」

──なるほどぉ。しかし、ONEのムエタイで試合をしながら、ずっとブラジリアン柔術の練習をしていたとは驚きです。

「フフフフ。もちろんムエタイの試合があるときは、ムエタイの練習に集中していたわ。でも参加はしなかったけど、柔術の感を鈍らせたくなくてクラスは毎回見学するようにしていたの。ロールをしなくても、勉強になるから」

──素晴らしい姿勢ですね。

「ありがとう。ムエタイの試合が終わると、まっすぐMMAのクラスに戻っていたわ(笑)。MMAを戦えるようになるまで、時間を一切無駄にしたくなかったから。どんな時だってMMAファイターとして技を磨いておきたかったの」

──ムエタイはムエタイ、柔術は柔術、MMAはMMAです。ムエタイの技が使え、柔術の動きが有効でも。ワンダーガールはピュア柔術では、何が得意技なのでしょうか。

「そうね……バックをとってRNCかしら」

──ではプロMMA初戦ではムエタイの技、柔術の技、どちらで勝負したいですか。

「MMAでは全てを見せたい。サブミッションもパウンドも。ただ、私はムエタイを代表してMMAを戦う。ムエタイは私のルーツだし、ムエタイの技術で勝負したい。でも、どうなるか、試合が始まってみないとね(笑)」

──妹のスーパーガールもMMA転向を考えているのでしょうか。

「彼女はMMAを戦わないと思う。2度、アマチュアMMAを経験しているけど、特に興味を持っているようでもなかったし。あの子はムエタイかキックボクシングだけ戦っていきたいみたいね」

──今回、ワンダーガールのインタビューをさせてもらって、よりデビュー戦が楽しみになりました。

「とにかくベストを尽くすわ。ムエタイを代表して、ムエタイで勝ちたい。でもダブルレッグから一本勝ちするかもしれないわ(笑)」

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE157 アンドレ・ガルバォン ケイド・ルオトロ ゲイリー・トノン ゴードン・ライアン タイ・ルオトロ ダニエラ・ケリー チャトリ・シットヨートン ブラジリアン柔術 マイキー・ムスメシ レオナルド・ヴィエイラ 青木真也

【ONE】レオジーニョ(ヴィエイラ)がグラップリング部門のトップに就任!! タイナン・ダルプラも陣容に!!!

【写真】ONEのグラップリング部門の拡充が、凄まじい。チャトリはヘンゾ・グレイシー系の茶帯だが、チェックマットのレオジーニョがグラップリング部門を統べることになった(C)MMAPLANET

11日(水・現地時間)、ONE Championshipからレオ・ヴィエイラがONEのグラップリング部門を統べる職に就いたことが発表されている。

レオジーニョのニックネームで日本でもブラジリアン柔術第一世代に愛され、尊敬されていた希代の柔術家レオナルド・ヴィエイラがONEの組み技部門をリードすることとなった。


レオジーニョはマーシオ・フェイトーザ、ヴィトー・シャオリン・ヒベイロ、レオナルド・サントスとブラジリアン柔術レヴィ(ライト)級の天井人と称されたレジェンドで、世界王者クラスのライバルがこれだけいたことでムンジアル制覇は1998年の一度だけだが、ADCCでは2003年と2005年の2度に渡り66キロ級で世界一に輝いている。

2002年5月には日本初のプロ柔術イベントGiの第1回大会(※前日に前夜祭的な0回大会が行われている)のメインで、中井祐樹にブラボーチョークを極めて柔術界の頂の高さをまざまざと見せつけた。

そのレオジーニョは現役時代から優れた指導力も認められていたが、アリアンシ~ブラザ、そしてチェックマットと指導者から組織のリーダーとしても活躍。その手腕がONEに買われての今回の要職就任だ。

チャトリ・シットヨートンはレオジーニョのONEへの合流に関して「最も成功を収めた柔術家の1人がONEに加わり、グラップリング部門のトップになったことを光栄に思う。今後、ONEのグラップリングは彼のガイドによって、その才能豊かなタレントと技が披露されていくことになる」とコメントを発表している。

またレオジーニョは「チャトリがこの機会を与えてくれたことにワクワクしている。25年以上、柔術の黒帯として選手、指導者、チームリーダーとして活動してきたことをONEで生かす。地球の別サイドで同じ価値観を持つ人々と一緒にやっていくことは夢が叶ったような想いだ。最高の陣容と共にONEを世界で最もエキサイティングなサブミッション・グラップリングのプロモーションに発展させる」とプレスリリースに抱負を寄せている。

なおレオジーニョのグラップリング部門トップ職就任のリリースには現状、ONEにはゴードン・ライアン、アンドレ・ガルバォン、ダニエラ・ケリー、マイキー・ムスメシ、タイ&ケイド・ルオトロに加え、ヘナート・カヌート、タイナン・ダルプラ、ジェッサ・カーンのグラップリング部門の陣容と、グラップリングとMMAの両部門で戦う選手として柔術時代にレオジーニョの指導を受けていたマーカス・ブシェシャとゲイリー・トノンの名前が明記されている。

それにしても昨年のミドル級ムンジアル王者で、今年もヨーロピアンとパンを制しているダルプラという道着専門家までロースターに加わっているのは驚きだ。

そんなONEのグラップリング部門、20日(金・同)のONE157で青木真也×ケイド・ルオトロ、ゲイリー・トノン✖タイ・ルオトロの2試合が組まれている。

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