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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 キック ハリル・アミール モーリス・アベビ

【ONE FN09】ヒザ固め&トラックPのアベビ、アミールはスロエフストレッチ。組み技の乱戦を後者が制す

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
Def.3-0
モーリス・アベビ(スイス)

サウスポーのアミールに対し、アベビが左右のローを蹴る。その踏込みに左を入れたアミールは、効かされたアベビのテイクダウン狙いにノーアームギロチンを狙う。背中をつけて頭を抜いたアベビに対し、立ち上がったアミールがカカト落としをボディに見舞う。

立ち上がったアベビは組んで左を差すと、アミールの小手投げを潰す。スピニングバックフィストを振るって離れたアベビだが、アミールが左ボディを入れる。さらに左ボディから右を当ててダウンを奪ったアミールが、パウンドを落としていく。アベビの足を払い、立ち上がったアミールが続いたアベビの右ハイをかわす。アベビは前蹴りも、アミールが右ハイ。後ろ回し蹴りの蹴り終わりに右を当てる。

それでも組んでテイクダウンのアベビが、スクランブルでバックへ。アベビここからパンチを入れ、スピニングバックキックもドタバタした攻撃に。アミールは左ストレートを当てるが、スリップをするシーンもあり初回が終わった。

2R、アミールが左インロー、右を当てるとアベビがヒザをつく。ここでアベビのテイクダウンのフェイクから右が当たり、アミールにはダメージが残ったか。組みの展開から離れると、アミールはそれでも左をヒット。アミールは左を再び当て、テンカオを入れる。組んできたアベビを逆に倒したアミールは、キムラを防いで右のパウンドを落とす。アベビが下からエルボー、蹴り上げにアミールがスタンドに戻る。アベビも続き、左を被弾。しかし、蹴りがアミールの急所に入り試合が中断される。

再開後、左ローにテイクダウンを狙ったアベビは外され、ダブルレッグにもヒザを受ける。それでもシングルで組みつき、テイクダウンを決めたアベビがハーフで抑え、足を抜きに掛かる。パス、サイドで抑えたアベビはバックに回るが、前方に落とされそうになりスクランブルへ。

ここもテイクダウン狙いのアベビに対し、ロープ掴みを注意されたアミールが亀に。アベビは、ここでカーフスライサーへ。取り切れずトラックポジションからバック狙ったところで時間となった。

最終回、圧を掛けるのはアベビで右ハイを狙う。動きが鈍いアミールをシングルで倒してトップ奪取。必死のクローズドガードのアミールに対し、アベビはパスを狙いつつワキ腹にパンチを入れる。アミールは渾身のブリッジでリバーサルを決める。下になったアベビは右のパンチを受け、立ち上がり際に背中を許す。両足をフックしたアベビが、スロエフストレッチへ。腕を入れて耐えたアベビは、RNC狙いに胸を合わせに行く。ここを察知して、トップ奪取の判断をしたアミールが残り2分で上をキープする。

アベビのハイガードは力がなく、足を取ってのKガード狙いも腕を入れたアミールが許さない。しっかりと胸を合わせて抑えたアミールが、スクランブルでバックへ。アミールはワキをすくってボディトライアングルを完成させ、ポジションを取った状態でタイムアップを迎えた。

結果、立ち技のリードしたアミールが、組み技の乱戦を制し3-0でアベビを下した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 ボカン・マスンヤネ 箕輪ひろば

【ONE FN09】箕輪は回転できず、ボカン・マスンヤネのテイクダウンを止められず0-3で敗れる

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
Def.3-0
箕輪ひろば(日本)

左ミドルを蹴り、ショートのフックを入れるボカン。蹴り足を取ってパンチを入れ、右をヒットさせた箕輪が蹴りに右を合わせて行く。組んだボカン、コーナーを背負った箕輪に右エルボーを打っていく。箕輪はヒザを見せるが、ボカンのヒザ蹴りが急所に入りうめき声を挙げて倒れ込む。しばらくして体を起こし、立ち上がった箕輪が試合再開に応じる。

ジャブから組んだボカンがテイクダウン、立ち上がった箕輪をもう一度倒して足を束ねていく。背中をつかされた箕輪は首を抱えて防御、そこをボカンが殴る。箕輪はハーフに戻すと、ギロチンへ。足を抜きに掛かったボカンがサイドを取って無力化する。ヒザで頭部を蹴り、エルボーを落とすボカンが、シングルに入ろうとした箕輪にヒザを連続で入れる。背中をつけても、サイドからヒザを受け、さらに上四方でも蹴られた箕輪は厳しい展開に。ボカンは左エルボーを連打し、箕輪は下からヒジを見せるが足を戻せずヒザをワキ腹にも受けてリードを許した。

2R、圧を掛けるボカンは、ボディロックからスラム気味に背中から落とす。殴られ、動きが止まった箕輪はここで急所を押えてブレイクを要求する。スロー再生によると持ち上げられる前にヒザを受けていた箕輪、これはペナルティ級のヒザ蹴りだ。ボカンは注意を受けたに留まり、試合がリスタートされる。ジャブから右を狙う箕輪がヒザ蹴り、今度はボカンの急所へ。試合は続き、ヒザを続ける箕輪はテイクダウン狙いを切り、左をかわしてジャブを入れる。

箕輪は右ミドルハイから、ワンツーを入れるがボカンがダブルレッグを決める。頭を抱えて立ち上がろうとする箕輪だが、ボカンが足を抱え束ねてからバックを伺う。ギロチン→マルセロチンの箕輪に対し、ボカンが立ち上がってリストを掴む。箕輪はスラムとともにギロチンを解き、下に。頭を中にレフェリーがいれ、下の箕輪はエルボーを打っていく。このままボカンがトップで、2Rが終わった。

最終回、箕輪は右ストレートから右アッパーを当てるが、ヒザ蹴りにダブルレッグを合わされテイクダウンを許す。背中を譲るがすぐに立ち上がった箕輪は、クラッチを剥がしに掛かるもボカンが許さず、正面を向いて抱え上げてスラムへ。ここもスクランブルでバックに回ったボカン。箕輪は声を挙げてレフェリーを見て、崩れる。

レフェリーは流し、立ち上がった箕輪をボカンがコーナーに押し込む。一旦離れたボカンは、アッパーを見てシングルから回ってテイクダウンへ。キムラの箕輪は腕を抜かさず、アームロックをセットする。耐えたボカンが背中に左エルボー、時間は残り90秒になり、箕輪はキムラからギロチンも、ボカンが枕で潰す。ハーフでトップキープにボカンは、右腕を差した箕輪を潰し、最後のギロチン狙いも戦禍をつけさせて解除し左を落とす。

終了と共に急所を押える仕草を見せた箕輪は、パンチ、ヒザを当ててもダウンがなかった。ダメージという点でも、抑えられてのヒザでボカンが上回っており0-3で箕輪は敗れた。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 キック ジュリー・メザバルバ デニス・ザンボアンガ

【ONE FN09】組みは互角、引かないメザバルバに対し、サンボアンガが精度で上回り快勝

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
Def.3-0
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

ジャブを伸ばしたメザバルバが左フックを振るう。右から左を当てたザンボアンガが、ストレートからフックに繋げ、右ボディを打つ。踏み込んで右を当てたサンボアンガが連打、メザバルバも打ち返す。間合いを取り直したサンボアンガが、コーナーに押し込みヒザを繰り出す。ダブルアンダーフックのサンボアンガだが、メザバルバがコーナーポストとロープを利して耐える。メザバルバは体を入れかえてボディロック、ザンボアンガがウィザーで耐える。

残り1分でブレイクが掛かり、サンボアンガが右を当てる。前に出るメザバルバに対し、サンボアンガが組んでボディロックへ。メザバルバがポジションを入れ替えて時間となった。

2R、左ハイを蹴るメザバルバ。サンボアンガは右を当てるが、メザバルバも前に出て手を出す。サイドキックから右ローのメザバルバに対し、ザンボアンガが右を入れワンツーをヒットさせる。さらにワンツーで右を当てると、メザバルバも右を打ち返す。ボディ、顔面を打つサンボアンガが、左ミドルを蹴られる。右オーバーハンドのサンボアンガは、パンチから組みへ。ボディロックもテイクダウンは取れない。メザバルバも体を入れ替えてダブルレッグを仕掛けるが、倒せない。

と離れたところで右をザンボアンガが当て、メザバルバが前に崩れる。持ち直したメザバルバが左を振って前に、良いタイミングでダブルレッグを仕掛けると持ち上げてテイクダウンを決める。すぐに立ったザンボアンガは、コーナーを背負って逆にボディロックで押し込み返す。そのままコーナーの攻防でラウンドが終わった。

最終回、ザンボアンガがすぐに右を当て、メザバルバが前蹴りとカーフを蹴る。構えを変えるメザバルバとの距離が今一つ合わないザンボアンガが、サイドステップからステップインする。メザバルバはスピニングバックフィストを空振りするが、下がったザンボアンガにダブルレッグを仕掛ける。ここでボディロロックテイクダウンのザンボアンガは、スクランブルでギロチンも、上を取り切って頭と足を抜きに掛かる。

ザンボアンガはヴァンフルー、体重をかけて頭を抜く。一気のヒップスケープで取らせ切らなかったメザバルバは、サンボアンガがスタンドに戻ってもガードを続ける。レフェリーが立たせ、メザバルバがダブルレッグもサンボアンガが切る。クリンチの攻防で力を使い切る両者、ボディロックのザンボアンガがコーナーに押し込む。残り10秒のブレイク、ここから何かが起こることなく試合終了を迎えた。

結果は3-0でサンボアンガに凱歌が挙がった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 ダヤニ・カルドゾ モン・ボー

【ONE FN09】右の精度が高かったモン・ボー、魂のスクランブルも互角で凌ぎカルドゾから判定勝ち

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
Def.3-0
ダヤニ・カルドゾ(ブラジル)

左インローを蹴ったカルドゾが、続いて左ハイを蹴っていく。モン・ボーも軽く右ローを見せ、距離を測って得意の右を伸ばす。さらに左フックからワンツーを見せたモン・ボーは、ワンツーからスリーまで繰り出す。さらにジャブ&右ストレートを入れたモン・ボーが、しっかりと右を入れる。下がりながら左を振ったカルドゾが姿勢を乱す。

カルドゾの左フックに右を合わせたモン・ボーは、踏み込みにしっかりと右を入れてワンツーで右をしっかりと当てる。頭を下げてパンチを振りまわすカルドゾは、組んでボディロックもエルボーを打たれる。腹ばいのテイクダウンから立ち上がったモン・ボーが、離れて右を伸ばす。頭が当たる場面もあったが、直後に左ハイにも右を合わせたモン・ボーが、ステップインから右をヒットさせる。

カルドゾもオーバーハンドを繰り出し、思い切り拳を振るっていく。懸命に打ち合うカルドゾが後ろ回し蹴り、モン・ボーも様子を伺うようになる。そのモン・ボーがワンツーから左を見せ、右を打ち合ったところで初回が終わった。

2R、モン・ボーがジャブを続け右ローを蹴る。カルドゾは右カーフ、そこにモン・ボーが右を合わせる。カーフを続けるカルドゾは、太腿にローを入れたところでモン・ボーが右をヒット。続くローをキャッチしたモン・ボーがテイクダウンも、レッスルアップからボディロックテイクダウンでカルドゾがリバーサルに成功する。

サイドで抑え、肩固め狙いのカルドゾだが、ロープから出てしまい中央で仕切り直しに。足を戻せないモン・ボーだが、ステップオーバーされたタイミングで胸を合わせるようにトップを取り返す。右腕を差して、ワキ差しパスを決めたモン・ボーがサイドで抑え、スクランブルで立ちバックに。カルドゾが胸を合わせたところで離れたモン・ボーが右を当て、続いて右エルボーを打ち込む。カルドゾも左を振るうが、モン・ボーは右を連打する。カルドゾもエルボー、さらにカーフを蹴り合う。頭が当たったとモン・ボーがアピールした直後に時間となった。

最終回、モン・ボーがローに右を合わせ、ジャブを当てる。そのジャブに止まらず前に出るカルドゾに対し、モン・ボーはヒジからワンツー。カルドゾがレベルチェンジからテイクダウンを決める。バックに回ったカルドゾがRNCをセットアップも、ヒジを押し上げて体を捻ったモン・ボーが立ち上がってエスケープに成功する。

モン・ボーは左ヒジを入れ、ワンツー。カルドゾはダブルレッグも、モン・ボーがコーナーを使って耐えると体を入れ替える。右を差したモン・ボーが離れてエルボー、カルドゾも縦ヒジを繰り出す。足を止めての打ち合いに、ダブルレッグを仕掛けたモン・ボーが交わされバックを許す。

モン・ボーは胸を合わせてトップを取ると、ガードにステイし呼吸を整える。カルドゾがスクランブルから立ち上がり、最後の1分は両者が腕を振りまわし、突進するようにダブルレッグを見せる。クリンチから離れ、拳を交換。カルドゾが飛びヒザ、モン・ボーが飛び蹴りを繰り出し、両者は跳びあがってヒジを振り下ろし15分間を戦い切った。

「ボス、5万ドルをください」とアピールしたモン・ボーは「チームが一丸となってタイトルを狙っている。グラウンドとグラップリングの練習をハードにしてきて、その成果があった」と話した。

魂の激闘は体力のある間にパンチの精度が上だったモン・ボーが判定勝ちを手にした。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 ジャンロ・マーク・サンジャオ ルンピニー

【ONE FN09】ジャンロ・マーク・サンジャオが58秒、意地のヒザ十字で一本勝ち。2試合連続5万ドル獲得

<149.75ポンド契約/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
Def.1R0分58秒by ヒザ十字
マティアス・ファリネリ(アルゼンチン)

右カーフを蹴ったサンジャオが、ワンツーからハイ、さらに後ろ回し蹴りを繰り出す。カーフを効かせたサンジャオが、飛び蹴りを見せファリネリが組みつく。バックに回ったファリネリに対し、サンジャオが前転してヒザ十字を仕掛ける。ロープの外の上半身が出たため、ブレイクが掛かり同体で仕切り直しに。

再開のタイミングで、ファリネリがタップしサンジャオが圧巻の一本勝ちを手にした。笑みとともに感極まった表情を浮かべ「作戦は打撃で攻めることだった。でもバックに回られたので、足首からヒザを極めた。ただ試合を続けたい。チャトリに感謝している。ルンピニーで試合をできて凄く光栄だ」と話したサンジャオは、2試合連続で5万ドルのボーナスを手にし「ONEチャンピオンシップが僕の未来を創ってくれる」と感謝の言葉を述べた。


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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 エドゥアルド・フォラヤン キック ケビン・ベリンゴン ジャンロ・サンジャオ ジャンロ・マーク・サンジャオ ジュリー・メザバルバ ジョシュア・パシオ チャンネル デニス・ザンボアンガ ハリル・アミール ボカン・マスンヤネ ボクシング モン・ボー ライカ ヴァウミール・ダ・シウバ 海外 箕輪ひろば

【ONE FN09】大量離脱後ラカイの正当後継者ジャンロ・サンジャオ「ストライカーのチームでない」

【写真】セレモニアル計量では、魂の咆哮を見せたジャンロ (C)ONE

本日22日(土・現地時間)に、すぐにスタートを切るONE Fight Night09で、ジャンロ・マーク・サンジャオがマティアス・ファリネリと対戦する。

結果的にリミットに対し4.75ポンドオーバーだったアルゼンチン人選手との対戦となったこの一戦、計量前に大量離脱劇が起こったラカイの現状とこれからについて、20歳の若きリーダーに尋ねた。


──ジャンロ、12月にチーム・ラカイで会ってから色々なことが起こりました。あの時、2023年には元々戦う予定だったマティアス・ファリネリと試合をしたいという話をしており、それが今回実現しました。

「もともと戦う予定だったから、凄く自信はあるよ。彼はグラップラー、柔術ファイターだね。過去の全試合で一本勝ちをしている。でも、僕も彼と柔術で戦っても問題ないよ。もちろん打撃で戦って、組み技にいかない展開でも僕は勝てる。立ち技でも寝技でも、僕が勝つ」

──ところでエドゥアルド・フォラヤン、ケビン・ベリンゴン、ジョシュア・パシオらがチームを離脱しました。かなりショッキングな出来事がラカイに起こったと言わざるを得ないです。

「とにかく、僕ができることは練習を続けることだったから。自分のやるべきことに集中してきたよ。そして、この試合、自分のキャリアアップのことを考えてきた。もちろん、ショックだったよ。でも起こったしまったことは仕方ない。僕には何もできないし……よりチームを強くするために、僕らの世代が彼らのようにチャンピオンにならないとね」

──エドゥアルドとジョシュアが、米国に向かいました。日本でも米国でないと強くなれない、日本で強くなれるという二極化した考えがあります。

「海外で練習することは、凄く良いことだと思う。同時にそれがホームタウンでできるなら、なおさら良いよね。僕にとってはラカイの素晴らしいチームメイトとの練習が一番。チームで強くなれると思っている。

彼らが抜けたことでラカイが弱くなった──それだけは思われたくないし、そうならないようにしないといけない。僕らはチームを強くする。それを証明するにはベルトを取り戻すこと。今回の件は僕らにとって、モチベーションになっているよ。第一世代より、良い練習をしてトップに立つ。チームで強くなる。それが僕らのルーツだからね」

──ところで朝の7時に戦うことになりますね。

「こんな時間に戦うのは初めて。会場入りも相当に早い。でも、基本的にフィリピンとは1時間の時差があって、僕らは午前中にスパーリングをしているから問題ないと思っている」

──リングでの試合は?

「アマチュアの時にリングで戦ってきたけど、こういう舞台では新しい経験。チャレンジになるね。チーム・ラカイは健在だよ。次の試合でラカイは、ただのストライカーのチームでないことを証明するよ」

■放送予定
4月22日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN09対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者] ジョナサン・ハガティー(英国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
モーリス・アベビ(スイス)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
箕輪ひろば(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
イシ・フェティケフ(豪州)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
ダヤニ・カルドゾ(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ムエタイ149.5ポンド契約/3分3R>
ハン・ツーハオ(中国)
エイサー・テン・パウ(米国)

<149.75ポンド契約/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
マティアス・ファリネリ(アルゼンチン)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN09 アンジェラ・リー キック ジャンロ・マーク・サンジャオ ジュリー・メザバルバ チャンネル デニス・ザンボアンガ ハム・ソヒ ハリル・アミール ボカン・マスンヤネ ボクシング モン・ボー ルンピニー ヴァウミール・ダ・シウバ 平田樹 箕輪ひろば

【ONE FC09】メザバルバと対戦、フィリピンに戻ったザンボアンガ「アトム級の選手のために暫定王座を」

【写真】ザンボアンガは、その力はハム・ソヒとの試合で見せている。今後はどのような成長、ゲーム運びの進化が見られるか (C)MMAPLANET

本日22日(土・現地時間)に開催されるONE Fight Night09で、デニス・ザンボアンガが、ジュリー・メザバルバと戦う。

王者アンジェラ・リーの長期離脱が避けられない状況で、タイトル挑戦が見えるザンボアンガだが、今は力をつける時と自覚しており急いでいない。ばかりかONE Friday Fightsで育った選手が、ONE本戦で戦う日を待っているサンボアンガの真意とは。


──デニス、フェアテックス~マロックとタイのジムを拠点にしていましたが、フィリピンに戻ったそうですね。

「マロックに所属していたほとんどの選手が、既に離脱していて。だから兄(ドレックス)や練習仲間と私たちもフィリピンに戻ることにしたの。ジムとの契約も終わっていたし。タイでの練習は好きだけど、今ではフィリピンで十分な練習ができると思ったから」

──最近ではマニラ近辺でも、MMAのジムは凄い勢いで増えていますね。そして、若い選手の成長も目立っているように感じます。

「フィリピンのMMAは成長し続けているわ。母国の人々がMMAを好きになってくれて、凄く嬉しい。これからも、この流れは続くに違いないから、もっと選手は強くなれる。

T-REXは私と兄のドレックスと数名が、所属選手としてMMAを戦っている状態だけど、フィリピンのMMAはコロナから復活し、より加速度を増して発展している」

(C)ONE

──そして2週間強でメザバルバと対戦します(※取材は4月5日に行われた)。試合に向けて、どのような調子ですか。

「凄く自信があるわ。そして楽しみでならない。キャンプも順調で打撃、レスリング、柔術の全ての面で成長できた。T-REXに他のジムから選手が来てくれて良い練習ができていて、私もスパーリングをするためにまだMMAでは名前のないところだけど出稽古も行って来た。バギオのような遠い街までは行けないけどね」

──昨年12月にエロルデ・ボクシングジムに系列ジムやマネージメント契約を結ぶMMAファイターが結集して練習をしていたのを見学させてもらいました。

「エロルデのボクサーとは私も一緒に練習したいと思っているけど、マニラから遠いところで活動しているから出来ていなくて。でも、マニラには優秀なボクサーが多いから、十分にボクシングのトレーニングを積んでくることはできたわ」

──メザバルバは現在2連敗中で、タイトル挑戦を目指すデニスにとってはどのような意味のある試合になるのでしょうか。

「アクティブな選手活動をしたいから、ジュリーと試合ができて良かったと思っている。もちろんランカーと戦いたいけど、彼女以外に対戦を飲んでくれる選手がいなかったから」

──アンジェラは妹ヴィクトリアを亡くし、すぐに戦うことは難しいかもしれないです。その間、ONE女子アトム級タイトル戦線が停滞する形になりそうです。そのなかでハム・ソヒ選手が平田樹選手との因縁の試合で判定勝ちを収めました。

「まずアンジェラは、しっかりと戦えるまで休んで欲しいわ。ハム・ソヒとイツキの試合だけど、私はハム・ソヒにフィニッシュして欲しかった。イツキももっと寝技に持ち込んで、積極的な戦いを仕掛けて欲しかった。でも、まぁ……あんな風な試合になってしまったから。

ハム・ソヒがタイトルコンテンダーになることは構わない。私はコロナ前にタイトル挑戦が一度は決まったけど、そのままGPが始まって実現できなかった。もう、私がこのまま挑戦できることはないはず。でもランキング上位の選手との試合を組んでくれば、私がタイトルコンテンダーになれると信じているわ。

アンジェラがしばらく戦えなくてもしょうがない。ただ、そうなるなら暫定王座を設けてほしい。私だけでなく、全てのアトム級ファイターが望んでいるはずよ。他の階級に暫定王座があるなら、女子アトム級にも合ってもおかしくないと思う。暫定王座が制定されるならハム・ソヒとスタンプが王座決定戦で戦うべきね」

──デニス自身がその機会を得るということではないのですね。

「私は急いでいないから。今は力をつける時。その時が来る日のために。ONEではルンピニーの大会も始めて、アトム級の試合も組まれている。ルンピニーで活躍した選手達ともONE本戦で戦ってみたいし」

──とにかく今はタイトルより、自力をつけたいということですね。では、ジュリーとの試合でデニスはどのような戦いを見せたいですか。

「絶対に膠着した退屈な試合はしない。チケットを買ってくれたファンに、買う価値があったと思ってもらえるようベストを尽くして戦うわ」

■放送予定
4月22日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN09対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者] ジョナサン・ハガティー(英国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
モーリス・アベビ(スイス)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
箕輪ひろば(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
イシ・フェティケフ(豪州)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
ダヤニ・カルドゾ(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ムエタイ149.5ポンド契約/3分3R>
ハン・ツーハオ(中国)
エイサー・テン・パウ(米国)

<149.75ポンド契約/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
マティアス・ファリネリ(アルゼンチン)

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【ONE FN09】ボカン・マスンヤネ戦へ、箕輪ひろば「合間を創って行けるのは、純潔MMAファイター」

【写真】MMAは回転するものなのか、回転しないものなのか。前者の優位性を示す戦いを箕輪はできるのか (C)MMAPLANET

いよいよ明日22日(土・現地時間)に迫ってきたONE Fight Night09、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催される同大会で、箕輪ひろばがボカン・マスンヤネと対戦する。

昨年7月に戦うはずが、マスンヤネがハイドレーションをパスせず、キャッチ戦を固辞した箕輪の当時の心境とは。また、ボカンのようなレスリング力の高さを全面に押し出しMMAを戦うファイターに対し、打倒極を回転させる力、それぞれの合間の攻撃を強化してきたという箕輪。昨年1月のジャレッド・ブルックス戦から、どのようにMMAファイターとして強化してきたのかを尋ねた。


──去年の7月にボカンがハイドレーションをクリアできず、試合が流れた。それから9カ月を経てのボカン戦。結果、1年3カ月振りの実戦となります。

「正直なところ、ボカン選手とのオファーはあれからも何度かありました。ただ、そのオファーが1カ月前とかばかりで。前回2カ月前のオファーで計量をクリアできなかった選手が、体重を落とせるとは思えないので断ったのと、自分の方の都合でタイミングが合わなくて合意しなかったことがありました。今回は両者のタイミングがあって、戦うことになったので満を持して戦うという感じです」

──この間、対戦相手候補はボカンだけだったのでしょうか。他の相手なら1カ月でも、体重を創って試合ができたかと思います。

「ボカン選手以外のオファーがなかったし、他と戦わせほしいということを言ったこともないです。ボカン選手は戦わなくて良いなら、戦わないで不戦勝にしてほしかったです。でも、そういうわけにはいかないんだろうから、戦います。ずっとボカン選手とのオファーだったので、ONEがボカン選手と組みたいのは分かっていました」

──相手が体重オーバーした場合、再び試合が決まっても「落とさないかも」という本来は持つことではない考えがあって、「もし」と、考えてもしょうがないことを考えてしまうことはなかったですか。

ボカン、体重123.25ポンド&ハイドレーション 1.0070でクリア。箕輪も124.75& 1.0078でパスしている

「今回は正直大丈夫です。前回、受けないということを決めた時のメンタルの方がきつかった。次、オーバーしたらそれこそ不戦勝で勝ちだと思います」

──ハム・ソヒ✖平田樹と同様に、計量をクリアしなかった相手とのキャッチウェイト戦を拒否したことで「逃げた」という声も挙がります。

「実際にそういう声がありました。『何、逃げてんだ。お前』みたいな。僕らからすると別に逃げているわけじゃないのに。計量オーバーをした相手との試合を拒否したら『お前はファイターじゃない』というDMが海外から送られてきて。ただ、日本の人は『正しい』と言ってくれる人の方が多かったです」

──わざわざDMで!!

「ホント、『格闘技って何?』っていう気持ちにはなりました。僕自身、やりたいかやりたくないかと言えばやりたかったです。ただ2キロ・オーバーのボカン選手を相手に勝てる減量、創り方はしていなかったです。だからキャンセルという選択をせざるを得なかったので。そういう自分の不甲斐なさも含め、やるせなかったです」

──街で2キロ重い相手に喧嘩を売られたわけじゃないですからね。

「だってルールがあるわけじゃないですか。ルールを破ったら、イエローとか罰金があるのに計量オーバーだけ、キャッチウェイト云々とか……ちょっとソレ違うんじゃないかなって気がします。

と同時に、彼が計量をパスしないということを考えることができなかった。そこが悪かったという気持ちもありました。格闘家である以上、減量のきつさは分かります。こういうことがあるんだなって、一つの経験になったと考えるようにしています」

──今、ONEは生みの苦しみというか計量を1日にすることで、通常体重に近い体重で戦う選手を増やしているように感じます。と同時に、このリカバリーなしでハイドレーションを採り入れるのであればスーパー階級を創って、もう少し体重差を小刻みにした方が不公平感はないかと感じます。

「それもありますよね。僕はハイドレーションに不安はないですけどね。体重調整をするだけで、ドライアウトもしないですし。普段から4Lぐらい水を飲むので、それがウォーターローディングになっているならそれで良いですしね」

──体重差がここまで気になるのは、ボカンが強いからなんですよね。

「ボカン選手は間違いなく、強い選手です。取材をしてもらっているので、『僕が勝つ』としかいうしかないんですけど……」

──アハハハ。

「身体能力も高く、グレコローマン上がりのテイクダウン能力は面倒くさいなと思います」

──いつもこの会話になるのですが、打倒極の回転で補えることになるのか。このところ、MMAは回転しない試合が増えている。では回転を武器にしている選手は、どうすれば良いのかと。

「打倒極に勝つ手段に、一点突破型があって。逆に一点突破型に勝つのが、打倒極。打倒極が回せないのは、力不足。だから、この打倒力の回転数をパワーアップしないといけない。それをジャレッド・ブルックス戦で痛感しました」

──それって一つ一つの局面での力を全てアップさせないといけないということですよね。上手く回転させるには。途轍もない作業だと思うのですが。

「打倒極と3つで考えるから極論になってしまうので、あの間ですよね。その合間を創って行けるのは、バックボーンのない人間……純潔のMMAファイターだと思っています。そこがあるからMMAは面白い」

──バックボーンがある選手は合間を埋めることはできない?

「バックボーンがあるが故に偏り過ぎちゃうと思っています」

──ではブルックス戦から、合間を埋めるという点で自身の力がついてきたのはどの部分ですか。

「全体的に上げてきたのですが、ブルックス選手との試合で負けたから上げたというのは……一言で言えばグラップリングです。動きのあるグラップリング、動きのないグラップリング。どちらも自分のフィールドにする。言葉にするとニュアンスは難しいんですけど。動き続けるのが凄い、動かさないのが強いという観点しかなかったところで、色々な観点を持ってどういう状況で自分がコントロールしているのか。そこにパウンドが入ってきたり、柔術的な動きがある。そういうことを研究してきました。

起き上らせないように戦う相手に対して、起き上るのはただの反発でしかなくて効率的ではない。起き上る以外の攻撃でコントロールして、トップをとるのかとか」

──そこはどこの練習で積み上げてきたのですか。

「トライHスタジオ、それとトライフォースは赤坂だけでなく、本部でグラップラーさんたちと練習させてもらうようになりました」

──トライHは監獄グルグルですか。

「僕からすると牢獄グルグルです」

──罪人になってしまったと(笑)。

「ずっと拘束されています(笑)。トライHでMMAグラップリング、トライフォース本部では純粋な寝技です。下になることを厭わない選手達と寝技をやることで、凄く刺激になっています。僕があの技をMMAで使えるということではなくて、視野が広がって、経験を積むことができます。強くなっているだけでなく、新しいモノを色々と吸収できて楽しいです。

もともとマルセリーニョ・ガウッシアが好きで、Xガードを見ていたりしていました。それとウチのジム、柔術部門はトライフォースになったんですよ。吉永(力)先生がハーフガードが凄く得意でXガードとかも教えてもらっています。動画を視て、そこをダイレクトに質問したり、グラップリングそのものに触れる機会が増えました」

──本当に視野が広がっていそうですね。

「格闘技って早期決着が格好良いという見方があるのは否定しないです。でも3R、5Rとあるなら、いっぱいいっぱい使って勝つのも問題がないと思っています。だから、どういう風に試合を組み立てているのかを他の人の試合でも、見るのが好きです」

──それだけスタミナがないとできない戦いですね。

「そこはもう……どぎつい練習をさせてもらっているので(笑)」

──では改めてストロー級で頂点に立つという目標を達成するうえで、ボカン戦の意味合いを教えてください。

「間違いなく強敵だとは思いますが、出せる力を出せば勝てる相手だと思っています。ボカン選手に勝って、ブルックス選手にリベンジを果たそうかなっていう。ブルックス選手への通行手形になってもらおうかなって思っています」

──ONEのストロー級も新陳代謝が見られ、パンクラス王者の山北渓人選手がアレックス・シウバに勝利して初陣を飾りました。彼自身、外国人選手と戦っていきたいという希望をもっているなかで、日本勢対決があるならパンクラスの王者が一番日本で強いということを証明したいと言っています。

「そうやって言いたいなら、僕に勝ってから言ってくれということ。いつか戦いたいと言われているので僕も知っているので、僕がタイトルを取った後に山北君が挑戦者になるのが一番良い形ではないかと思います」

■放送予定
4月22日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN09対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者] ジョナサン・ハガティー(英国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
モーリス・アベビ(スイス)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
箕輪ひろば(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
イシ・フェティケフ(豪州)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
ダヤニ・カルドゾ(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ムエタイ149.5ポンド契約/3分3R>
ハン・ツーハオ(中国)
エイサー・テン・パウ(米国)

<149.75ポンド契約/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
マティアス・ファリネリ(アルゼンチン)

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【ONE FN09】仕切り直し&禊の箕輪ひろば戦へ。ボカン・マスンヤネ「体重は減った。でも強くなった」

【写真】普段の体調管理から、ハイドレーションは問題なくなったと言うボカン (C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE Fight Night09が開催され箕輪ひろばとボカン・マスンヤネが対戦する。

両者は昨年7月に対戦予定だったが、マスンヤネがハイドレーションをパスせず、キャッチ戦を箕輪サイドが飲まなかったという過去がある。箕輪戦の前のジャレッド・ブルックス戦でもハイドレーションでパスしなかったマスンヤネは、自身の食事面を見直して体調管理に努めてきたという。

結果、「過去最高のシェイプ」になったというマスンヤネは、確かな自信を持って箕輪戦に臨む。


──本来は2日ほど前にインタビューの予定だったのですが、南アフリカでは電気の供給が行き届いていないということで大規模な停電があり、今日に延期されました(※インタビューは13日に行われた)。

「そうなんだ、申し訳なかった。携帯も使えない状態になってしまうから。どこか使えるところもあるかもしれないけど、配電できなくなっ大抵は使えない。停電はもう長い間、この国の問題なんだ。南アフリカだけでなく、アフリカ全体の問題だね」

──トレーニングだけでなく、一般生活にも影響があり過ぎではないですか。

「特に都市部では大きな問題で。外出できないこともある。なんせストリートでは信号まで機能しない。ビジネスアワーでもオフィスやショップは閉まったままだよ。冷蔵庫も使えないからね。

ただ気候が良いから練習はできている。南アフリカは四季があるけど、大抵は温暖で快適な気候だから助かっているよ。それに停電にはもう慣れっこ。練習に関しては、しっかりと出来ているよ」

──今回は本当にしっかりと準備をして、計量をパスして戦ってほしいと皆が思っているはずです。

「体重は大丈夫なんだけど、ハイドレーションが本当に大問題だった。前回はそこを上手くいななかったんだ。ちゃんと減量できていなかった。体重をクリアすると、ハイドレーションがパスしない。ダイエットのやり方が間違っていた。

体重管理に関しては、あれから色々と改善してきた。以前より普段の体重を軽くした。そして、水を多く良く飲むようになって。普段から凄く健康体になっている。まぁ体重は問題ないから、ハイドレーションをしっかりと気を付けてパスするよ。

ハイドレーションに関して、凄く勉強した。とはいえ皆がまだ学ぶ過程にあるから、ONEではハイドレーションを失敗するファイターも後が断たない状態だしね。

でも、僕はここ数カ月しっかりと体重管理をしてきた。これまでは最後に2キロを落としていたけど、今回は時間を掛けて体重を落としているし、もう現時点でリミットに収まっているんだ」

──箕輪選手は「ストロー級で戦うために練習してきて、想定より2キロを重いボカンとは戦えなかった。でも、逃げたと思われるのが本当に悔しい」と言っていました。

「ファンはソファに座って試合を見ているだけだから、ビハインドシーンはどうでも良いんだ。でもONEはプロフェッショナルな組織で、しっかりとそこを対処している。僕もミノワも相手が憎くて戦っているわけじゃない。試合前も試合後も、とても関係が良い。そういうこともファンは関係ないんだよ」

──ハイドレーションをクリアする。そのためには大幅な減量はできない。結果、大きなリカバリーもない。レスラーはドライアウトのノウハウを持っており、リカバリーがアドバンテージになっていましたが、そこを失うことになります。

「それが今の方がずっと動きが良いんだよ。リカバリーはそれほどないかもしれないけど、栄養をしっかりと考えて食事をして、普段から体重を管理していると動きが以前より良くなった。前は試合の2週間前でもピザを食べていたから(笑)。食べたいモノを、食べたい時に食べていたんだ。体重を落とすだけながら、何も問題なかったから。

でもONEにはハイドレーションがある。ハイドレーションを考えて、食生活を見直すrと、凄く健康体になったんだ。そうそう、以前は1日に1Lぐらいしか水を飲んでいなかったんだよ」

──1Lなら普通の人ですよ(笑)。

「アハハハ。今は5L飲んでいる。食事、水分摂取が僕を変えた。本当にベストシェイプなんだ。体重は減ったよ。でも、強くなった。パワー、爆発力、スピード、ペース、何も失っていない。だから、僕にとってベストな状態だよ」

──ミノワ選手との試合に向けて、自信のほどは?

「ファイトは僕の人生だ。こうやって戦えることに感謝している。今回は自分の力を100パーセント、ミノワにぶつけることができるよ」

──ストロー級のチャンピオンは12月にジョシュア・パシオから、ジャレッド・ブルックスに移りました。

「タイトル挑戦権を得るために少しでも早く、フィニッシュする。例えフィニッシュできなくても3Rドミネイトする。僕がタイトルに挑戦する力があるということを、皆に示したいと思う。今回の試合は2位と3位の対戦だ。勝ったらタイトル挑戦が、自然だと思っている。そうでないと僕らは戦う意味がない。

ミノワの戦い方は素晴らしいよ。どの局面でも戦えて、凄く敏捷性のあるファイトをしている。僕は今回、運動能力ではなくて技術力で戦いたいと思っている。彼のファイティング・スタイルと、僕のファイティング・スタイルがぶつかり合えば、良い試合になることは間違いない。だからこそ、この試合の勝者が次のチャレンジャーになるべきなんだよ」

■放送予定
4月22日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN09対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者] ジョナサン・ハガティー(英国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
モーリス・アベビ(スイス)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
箕輪ひろば(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
フィリッピ・ロボ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
イシ・フェティケフ(豪州)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
ダヤニ・カルドゾ(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ハン・ツーハオ(中国)
エイサー・テン・パウ(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
マティアス・ファリネリ(アルゼンチン)

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【Special】アジアの今:フィリピン(01)ジャンロ・サンジャオ「ラカイは皆で強くなってきた」

【写真】5万ドルの使い道は、貯金だと言っていたジャンロ(C)MMAPLANET

2023年に入り、J-MMA界で顕著になりつつある現象がある。韓国、モンゴル、フィリピン、そしてキルギスとアジア諸国からフィジカルに優れ、打撃に強く、組み技の技術も習得している選手が来日し、日本人ファイターにとって脅威になりつつある。

そんなアジアの今──とはいっても昨年12月から今年の1月にかけて取材した──を、フィリピン、韓国、モンゴルからインタビュー形式で紹介していく。

第4回は22日(土・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE FN09でマティアス・ファリネリと対戦するジャンロ・マーク・サンジャオの登場だ。

アナクレト・ラウロンをRNCで下し、平均年収が23万ペソ(※約48万円)と言われるフィリピンで、20歳の彼はボーナス500万ドル(※約670万円)を手にした。フィリピンのMMAをリードしてきたチーム・ラカイの総帥マーク・サンジャオを父に持つサラブレッドが、エドゥアルド・フォラヤン、ケビン・ベリンゴン、ジョシュア・パシオがチームを離脱する2カ月前に何を語っていたのか。


──ジャンロ。勝利とボーナス、どちらが嬉しいですか。

「両方だよ(笑)。勝ててボーナスなんて、最高だよ。ビックリした。ミッチー(チルソン。ONEコメンテイター&インタビュアー)が5万ドルだって叫ぶまで、期待もしていなかった。驚いてしまって、何て言ったら良いか分からなかったよ。皆、本当に喜んでくれた。特に父は作戦通り戦って勝ったことが嬉しそうだったよ」

──ところで、今回の試合が1年振りの試合でした。

「僕のケガで試合を欠場したこともあったし、最終的に母国フィリピンで戦うことができた。マニラで勝てたことも、ここまで嬉しい理由の一つだね」

──ところでジャンロはいつから、MMAもしくは散打の練習を始めたのですか。

「いつだろう……。もう本当に小さい時から、父の指導について行ってジムにいたから。練習になっていなくても、選手たちと一緒に運動をしていた。6歳の頃にはそれが普通になっていたはずだよ。それからも皆と過ごし、皆の試合を見て成長して練習にも本格的に参加するようになった。

そしてグラップリング、柔術、レスリング、ムエタイ、散打と試合に出るようになり、今、こうやってONEで戦っている」

──プロになろうと思った、そんな瞬間があったのでしょうか。

「プロになって戦おうとか、そんな風に意識したことはなかったよ。練習を皆としていて、その過程で自然とプロとして戦うようになったんだ。

ホント、小さい頃に父の試合を1度だけ見たことがある。父は勝って僕をリングに招き入れてね。その写真も残っているよ。ただ、当時は何をやっていたかも理解していなかったし、自分がこの道に進むとも思ってもなかったに違ないよ」

──これだけ選手達と身近にいると、勝利だけでなく手痛い敗北も見てきたと思います。あの起伏の激しい人生を見ても、ファイターになることは躊躇しなかったですか。

「全くそんな風に思ったことはないよ。僕は楽しいから、続けてきただけで。父が僕のヒーローだったし、父がこのスポーツに向き合っている姿勢こそ、僕が懸命に練習できる要因になっていた。そして、応援もしてくれたしね。ただ僕がプロになると伝えた時、母は反対したよ。それでも僕はこのスポーツとともに育ってきたし、MMAを愛している。何よりお金にもなる(笑)。今では母も応援してくれているよ」

──マーク・サンジャオの息子ということで、常に注目を集めていますがプレッシャーにならないですか。

「なるよ(笑)。でも僕がチーム・ラカイの創始者の息子である事実は変えようがない。僕がマーク・サンジャオJrだから、その分期待されているのも分かる。でも、そこは考えないようにしている。さっきも言ったけど、僕はMMAが好きだから続けているわけで。マーク・サンジャオの息子だから、やっているわけじゃない。強くなって、チャンピオンになりたいから続けているんだ」

──チーム・ラカイも随分と変わりました。私が初めて訪れた2012年、散打色がもっと強かったです。第一世代はそのスタイルで結果を残せましたが、次の世代はウェルラウンディット化が進みました。

「ラカイは打撃チームだった。つまり、過去形だよ。僕らの世代はレスリングも柔術もやり込んで来た。常にラカイは組み技に難があると思われてきたからね。僕らは柔術の黒帯とも、一流のレスラーともMMAで戦えるように成長したんだ」

──世代交代の波は、確実に訪れていると思われます。同時に同じ階級にチームの選手がいて、皆がチャンピオンを目指しています。

「僕自身はチャンピオンになることを急いでない。順番が回ってきたら、そのために戦うよ。僕はバンタム級でケビン(ベリンゴン)、ジェレミー(パカティウ)、スティーブン(ローマン)、それにアドニス(セビジェーノ)がいる。でも、僕は兄弟とは戦わない。皆で一緒に練習して、皆で強くなってきたんだ」

──ジャンロは若い世代をプッシュするリーダーのような役割を担っているのでしょうか。

「僕だけじゃない。皆でチームを底上げしている。一緒に成長しているんだ。それもファイトだけでなく、人生を共にしているんだよ」

──なるほど。ではジャンロ、2023年はステップアップを目指すためにもどのようなファイターと戦っていきたいと考えていますか。

「まずは本来戦う予定だったマティアス・ファリネリと戦いたい。彼がコロナになって戦えなかったから。だから、しっかりと決着をつけたいと思っている。2、3カ月の間に彼との試合を組んで欲しい。

とにかく急ぎはしない。トップランク、ベルトを目指せる位置になるまでしっかりと力をつけたいと思っている」

■放送予定
4月22日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

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