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【Grachan63】植田豊と再起戦、山田哲也「心も体も“普通の人”になっちゃっていました」

【写真】(C)TAKUMI NAKAMURA

6日(日)、東京都江東区のTFTホール500で開催されるGRACHAN 63で、山田哲也が植田豊と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2月のGRACHAN59×BRAVE FIGHT27で、約2年2カ月ぶりの復帰戦を迎えるもブレンゾリグ・バットムンクにKO負けを喫した山田。6月のLevel-Gライト級王座決定Tを挟み、本人が適正階級と話すライト級での植田戦が決まった。バットムンク戦を経て「今は身も心もみなぎっている」という山田は自信たっぷりに植田戦への意気込みを語った。


――2月のブレンゾリグ・バットムンク戦をKO負けという結果に終わり、6月にLevel-G02でのグラップリングの試合を挟み、今回の一戦が決まりました。

「2月の復帰戦は約2年間試合間隔が空いていて、試合が決まって2カ月間では心と体が間に合わなかったかなと思います」

――6月にグラップリングの試合を入れたのは、試合勘を取り戻す意味でも試合間隔を空けたくなかったということでしょうか。

「2月の試合はウェルター級で、試しに一度、ライト級まで体重を落として動いてみたかったんです。それで6月にグラップリングの試合に出ようと思いました」

――ウェルター級で復帰戦を戦いましたが、ライト級が適正という感覚だったのでしょうか。

「試合から離れている間に体重が増えていたんですけど、試合に向けてハードに練習を続けていると自然に体重も落ちてきて。自分としてはライト級の方が適正なんじゃないかなと思うようになりました」

――MMAPLANETのインタビューでフェザー級時代は90kgから減量していたというエピソードもあったので、ウェルター級の方がコンディションが良いかと思っていました。

「過去の戦績を振り返ってもライト級が一番動けていたし、戦績的にも良い結果を残せていたんですよね。改めて自分はライト級の選手なんだなと思いました」

――では6月の試合を終えて今後戦う階級を決めた、と。

「はい。あの試合を終えて、ライト級でやっていこうと決めました」

――分かりました。日本に活動の拠点を移して、今はどんな練習環境なのですか。

「基本的にE.D.O. Yokosuka Baseで練習をしています。まだプロ選手は数名なんですけど、プロを目指しているアマチュアの選手たちも交えて一緒に練習しています。あとが出稽古で鍛えてもらっています」

――出稽古先はどちらですか。

「長岡さんのDOBUITA FIGHT SPORTS GYM 、安田けんさんのSONIC SQUADですね。それこそ僕が高校生の頃からお世話になっている方たちなので、すごくいい練習ができています」

――タイ時代とはどのような部分で違いがありますか。

「タイで練習していた時はちょっと大雑把になっていた部分が多かったかなと思います。日本に戻ってきてからは周りと細かく話し合いながら練習ができるようになったと思います」

――それは言葉の壁ですか。

「それもありますね。技術の細かい部分だったり、試合に向けた戦術だったり、そこまで作りこむことは出来なかったかなと思います。体力的に伸びるところはあったんですけど、その分、雑さが際立ってしまった感覚です」

――そこを先輩たちから修正してもらっている、と。

「はい。みなさんしっかり指摘してくれるので、自分自身もそこを意識して練習しています」

――言える範囲で具体的にどこを意識して練習していますか。

「今まで試合中に休んでしまっていた場面でも攻めるというか。組み立ての部分です。最終的にどこを目指して戦っているのか。そのために何が必要か。そこを考えています」

――山田選手は思い切りの良さや爆発力が武器だと思うのですが、そことのバランスはどう考えていますか。

「それこそ中村さんに解説してもらっていた頃、当時はZSTでイケイケで怖いものなしだったんですけど(笑)、今回もあのくらいの勢いでいってやろうと思っていますね。ビビらずにガンガン行こう、と」

――復帰戦でKO負けして細かい技術を修正していると聞き、リスクを冒さず勝ちに行くスタイルを確立させていると思っていました。

「僕は手堅くやって判定で勝とうなんて一切思ってないです」

――フィニッシュしたい欲が出ているのですか。

「それがまさに2月の試合前には感じていなかったことで、あれから練習を重ねていくうちに思い出してくるものがあるんですよ。こうだったよな、ああだったよなって。そうやって蘇ってきた感覚を大事にして、今回は戦いたいと思っています」

――山田哲也はこういうファイターだろ、と。

「まさにその通りです」

――では対戦相手の植田選手の印象も聞かせてください。

「柔道ベースで首投げからフィニッシュする選手という印象です」

――組み技を主体に戦うスタイルが形になっている選手ですが、攻略のイメージは出来ていますか。

「相手の得意な部分をつぶしていこうと思います。あと試合としてはかみ合う展開になると思います。しっかり準備して試合ができるので一切負ける気がしないです」

――2月の復帰戦前とは違う感情が沸いてきていますか。

「はい。前回は本当に準備ができなかったというか…試合前もそうでしたし、試合当日もなんかフワフワしていて、地に足がついてなかったんですよ。根本的にファイター、戦う人間としての心構えができていなかったです」

――試合に向けて気持ちのスイッチが入りきらなかったのですね。

「そうですね。で、何もできないまま終わっちゃうという(苦笑)」

――今振り返って、それは何が原因だったと思いますか。

「試合がない期間で心も体も“普通の人”になっちゃっていました。それを“ファイター”に戻すために2カ月という準備期間は短すぎたのかなと思います。もちろんその2カ月間は必死にやったんですけど、結果として戻しきれなかったです」

――では改めて今の山田選手のMMAにおける目標は?

「絶対にGRACHANのベルトは獲りたいです」

――ライト級に階級を落とすとなると、とりあえずは原口伸選手が標的となりますが、Road to UFCでUFCとの契約を目指しています。その原口選手の実力をどのように評価していますか。

「すでに試合映像はチェックしていますし、現時点でもめちゃくちゃ強いと思います。で、これからさらに強くなっていく選手だと思います。原口選手はRoad to UFCに参戦中ですが、僕はあそこで負けるとは思えないんですよね。先のことは分からないですが、そのくらい可能性を持った選手だと思います」

――山田選手も高校生在学中にZSTでプロデビューして、戦極、パンクラス、ONE……そして今またGRACHANと国内外、色んな団体で試合をしてきました。MMAをめぐる状況もその都度変わっていったと思うのですが、今はどんなファイターになりたいと思っているのですか。

「僕はまだ自分を諦めてないんですよ。もっといけるところまでいきたい。海外から日本に拠点を移して、僕のなかでは新しいスタートだと思っていて。今までのことや過去の試合がどうこうではなく、僕はここからだと思っているんです。次の試合から僕の連勝街道が始まると思います」

――今までの試合では自分の力を出し切れない、悔いが残るような試合も多かったのですか。

「それこそタイにいた時は自信を持って試合をしたことがなくて。毎日海外から来ている選手たちにボコボコにされたり、ロシア人にぶっ飛ばされたりするんですよ。そうすると試合前なのに『ああ…俺って弱いな』ってメンタルになっちゃって。他の国の選手たちはチームごとタイに来ることが多くて、そのチーム内でコミュニケーションを取るんですよ。でも僕は単身タイに住んでいたので、何かメンタル的に落ちた時に相談する相手もいないし、そういう部分を支えてくれるチームメイトもいなかったので、メンタル的にはボロボロでしたね(苦笑)」

――では日本に戻ってきて仲間や旧知の先輩たちとともに戦うというのはまさに新章の幕開けですね。

「ホントにその通りです。今は心も体もみなぎっているので、自分に自信しかないです」

――それでは次の試合ではどのような姿を見せたいですか。

「一言で言うと…ぶっ飛ばしますよ。全然負ける気はしないんで一方的にぶっ飛ばして終わらせます」

■視聴方法(予定)
8月6日(日)
午後1時00分~ GRACHAN放送局

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o キック グラント・ボクダノフ 山田崇太郎

Overlooked【Level-G02】ワンマッチは山田がギロチンでニアフィニッシュ。グラントをスプリットで下す

【写真】グラントのテイクダウンに対して、山田はギロチンとスイープの連携——一進一退の攻防が展開された(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02からワンマッチをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーのグラップリングマッチ。ここでは決勝戦の前に行われた、山田崇太郎×グラント・ボクダノフの試合をお届けしたい。


<82.5キロ契約/7分1R>
山田崇太郎(日本)
Def.2-1
グラント・ボクダノフ(米国)

手四つで探り合う両者、山田が首を抑えて押すもグラントが押し返した。山田は頭をおっつけて右腕を差し上げる。しかしグラントが離れた。組み手争いから山田が右腕を差し上げたが、グラントが離れる展開に。ケージ中央でグラントが山田の右足にシングルレッグで組みつく。山田はグラントの小外刈りは防いだが、テイクダウンを防げないとみたか引き込んだ。クローズドから左手をすくい上げて来る山田を持ち上げたグラントが、そのまま叩きつけるようにケージに押し込んだ。

左足をすくおうとした山田を、グラントがボディロックから左腕を枕にして抑え込む。山田の頭をケージに着ける。山田はグラントの左腕を抑えながらフックスイープへ。さらにZハーフからハーフガードでグラントの左足を抑えつつ、右腕を差し上げた。グラントは山田の右リストをコントロール。対する山田もZハーフに戻してスイープを狙ったが、ここはグラントが左のオーバーフックで耐えた。すぐさまグラントの左腕を狙ってきた山田を、グラントが抑え込む。

トップをキープしているのはグラントだが、アタックの回数は山田のほうが多い。グラントが再び山田の頭をケージに押し付ける。山田がケージに背中を着けて立ち上がると、グラントも離れた。すぐに山田が組んで右腕を差し上げる。いなそうとした山田から離れるグラント。山田は相手がグラントが頭を下げたところで、左腕でギロチンを狙った。これはグラントがすぐに反応し、山田を突き放す。しかしグラントがシングルレッグに入った瞬間、山田がギロチンへ。左腕でグラントの首を絞め上げる。

山田が左足を絡めようとするが、グラントもその左足を抑えてクラッチさせない。しかし山田がバランスを整えて右足を腰の上に、左足をグラントの左足に巻き付けてギロチンで絞り上げる。グラントの首が直角に曲がっていく--山田がクローズドに組んで完成かと思われたが、グラントも左腕を差し入れて耐える。グラントはケージキックで体重を前に乗せ、頭を抜いた。グラントが呼吸を整えながら、山田の左ワキを抑えて腰を上げる。さらに腰から山田を持ち上げて、クローズドガードを外した。

試合時間は残り2分半。グラントが山田の左側にパスする。しかし山田もサイドで抑え込ませず、ガードに戻したところでグラントが立ち上がった。併せて立ち上がった山田に対し、グラントがハイクロッチからリフトしてグラウンドに持ち込む。山田はハーフガードから戻した。立ち上がったグラントが山田の足を捌きながらパスを狙うも、山田がカウンターで首を抱えている。ハーフガードから首を絞り上げていく山田。グラントが体重を前にかけるとスイープに切り替えた。

試合時間は残り1分、山田が右のオーバーフックから立ち上がった。ケージに押し込まれながら、四つからテイクダウンを狙う動きを見せた。ところがグラントが支え釣り込み足でクリーンテイクダウンを奪った。ハーフガードを取る山田の左足を取りに行くグラント。ヒザを抜いた山田が、反対にグラントの左足をサドルで取ろうとしたか。グラントが右足へのトーホールドに切り替えるも、山田が体勢を崩させてスタンドに戻り、試合終了のゴングが鳴った。

トップをキープした時間が長かったのはグラントだ。終盤にもアタックを仕掛け続けた。一方で試合全体では山田のアタックが多く、特にギロチンはニアフィニッシュといっていい。結果、ジャッジも割れたが山田が判定勝利を収めた。

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o コンバット柔術 今成正和 峯岸零弥 須藤拓真 高橋SUBMISSION雄己

Overlooked【Level-G02】初代ライト級王者は須藤拓真。対戦をアピールされた今成正和は微笑みで応える

【写真】最も体格が小さいはずの須藤がトーナメント優勝。これもグラップリング、サブオンリーの醍醐味だ(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02から、ライト級初代王者決定トーナメントをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーの8人制ワンデー・トーナメント。ここでは峯岸零弥×須藤拓真による決勝戦をお届けしたい。


<ライト級初代王者決定トーナメント決勝/7分1R>
須藤拓真(日本)
Def.0分48秒 by ヒールフック
峯岸零弥(日本)

距離を詰めてくる須藤に対し、峯岸が回る。峯岸は自ら跳びついてガードに入れるか、あるいは須藤が引き込むか。ここで峯岸が跳びつくも、須藤は付き合わない。立ち上がった峯岸の首を抑えた須藤がケージに押し込み。峯岸の右足にニータップで組みついた。

須藤は右足をフックして峯岸の腰を上げ、峯岸の右足を抱えたまま後転。トップに回った須藤がフットロックへ。しかし峯岸もヒザを起こし、さらに足関節を狙う須藤をクローズドガードに入れる。互いに得意な展開へ持ち込もうとした瞬間、須藤の仕掛けのほうが早かった。

須藤がシングルエックスの状態から峯岸の右足を外ヒールで絞り上げ、タップを奪った。わずか48秒——1回戦から3試合連続で一本勝ちした須藤がライト級初代王者のベルトを獲得するとともに、トーナメント優勝賞金10万円を手にした。

須藤は「この面々のトーナメントで優勝することができて、メチャクチャ嬉しいです。自分は格闘技を始めて5~6年なんですけど、今成正和さんのスタイルに憧れて格闘技を始めました。今日は解説席に今成さんがいるとお聞きして、このまま言わせてください。ルールはMMAでも、コンバット柔術でも、グラップリングでも--体重は合わせます。何でも良いので、自分と試合してください。よろしくお願いします!」と今成との対戦をアピール。

解説席の今成は、須藤の言葉に微笑みで応える。直後に高橋Submission雄己プロデューサーは「今の言葉は6~7割、僕に仰っていただいたものと解釈して、頑張って動きます」と発言。果たして須藤×今成は実現するか。今後の動きに注目だ。

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o 山田哲也 峯岸零弥 平田直樹 須藤拓真

Overlooked【Level-G02】峯岸が平田にパスを許さず判定勝利でファイナルへ。須藤は2試合連続の一本勝ち

【写真】実力拮抗のトーナメントで、判定決着が続くなか須藤が2試合連続一本勝ちの快進撃(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02から、ライト級初代王者決定トーナメントをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーの8人制ワンデー・トーナメント。ここでは準決勝の峯岸零弥×平田直樹、山田哲也×須藤拓真の試合をお届けしたい。


<ライト級初代王者決定トーナメント準決勝/7分1R>
峯岸零弥(日本)
Def.3-0
平田直樹(日本)

開始早々、峯岸が飛びつき気味に組みに行ったが平田が離れた。平田のほうから距離を詰めると、峯岸が頭をつけて平田の前進を止める。さらに峯岸が跳びついて引き込もうとしたが、これを切った平田がトップへ。峯岸はハーフガードを取る。ニーシールドから平田の頭と右手首を押さえる峯岸、平田はニースライスを狙う。峯岸はアームドラッグを仕掛けるも、それを潰した平田に対して再びニーシールドの体勢に。平田が峯岸のヒザを振り払うと、峯岸はリバース・デラヒーバで平田の右足首から崩しにかかる。

平田が峯岸の左ワキを抑えに行くと、峯岸は左ヒザを差し込んでZハーフに。さらに頭を抱えて平田の動きを封じる。ここで峯岸がスイープを狙ったが、これは平田がトップをキープした。平田が離れて立ち上がると、峯岸もスタンドに戻る。距離を取る峯岸は、平田が前に出て来たところで開始早々と同様に組んだ。平田も頭をつけて組み手争いを展開するも、峯岸が跳びついてクローズドガードに。峯岸はベースをつくるために腕を伸ばした平田の右腕を狙う。

平田が峯岸の頭をケージに向け、そのまま押し込んでいく。峯岸は下から平田のリストを抑えている。ここでレフェリーがブレイクをかけた。平田が膠着状態を誘発しているとみなし、ルールに則りケージ中央で峯岸がバックマウントを取った状態から再開された。平田にとっては苦しい展開だ。再開直後、峯岸がバックマウントから横三角へ。すぐに平田も立ち上がり、追ってくる峯岸を突き放す。距離を詰めた峯岸が跳びついたが、クローズドガードの中に入れることはできず。

再び峯岸のニーシールドに対し、平田は右ヒザからニースライスを仕掛ける展開へ。しかし峯岸の右足が平田の右足に絡みついている。平田はニーカットパスに。ここで峯岸は距離をつくろうとしたが、平田も食らいついていく。平田が立ち上がると、峯岸もスタンドへ。組み手争いから平田が峯岸をケージに押し込む。押し込まれた峯岸が跳びついて平田をクローズドガードに入れた。自らケージに頭を着けて、膠着を誘うか。

峯岸が平田の左腕にアームドラッグを仕掛けた。さらに足を上げると平田が離れる。峯岸は平田の右足にデラヒーバで絡みつき、左足を触りに行ったところで平田が逆側に回った。続けて平田がパスのアタックを見せるも、峯岸がニーシールドから体勢を崩させ、最後のパスのアタックも防ぎ切った。終始トップにいたのは平田だがパスのアタック回数よりも、峯岸が跳びついて自らクローズドガードに入れ、下からのコントロールしたことが優位とみなされたか。膠着注意もあり、峯岸が3-0での判定勝利で決勝に進出した。

<ライト級初代王者決定トーナメント準決勝/7分1R>
須藤拓真(日本)
Def.1分23秒 by 三角絞め
山田哲也(日本)

両手を下げた山田に対し、須藤が今成ロールで飛び込む。かわした山田が、シッティングガードの須藤を抑え込みにいくと、須藤はZハーフの体勢に。山田が左を枕にして体を伸ばしてくると、リバース・デラヒーバに切り替えた。須藤が山田の体を浮かせて、クローズドガードに入れる。山田の頭を抑えながら足を上げていく須藤が、右足のオモプラッタから三角で組み、反転してマウントへ。そのまま山田の頭を引いてタップを奪った。

須藤は2試合連続の一本勝ちで決勝へ。初代ライト級王者の座は峯岸と須藤が争うこととなった。

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o 山田哲也 竹内稔 鈴木真 須藤拓真

Overlooked【Level-G02】山田が竹内を僅差で下し、須藤は竹内にヒールを極めてライト級T準決勝へ

【写真】須藤の仕掛けと鈴木の対応の速さ--それを上回る須藤のフィニッシュ力だ(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02から、ライト級初代王者決定トーナメントをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーの8人制ワンデー・トーナメント。ここでは1回戦第3試合の竹内稔×山田哲也、第4試合の鈴木真×須藤拓真の試合をお届けしたい。


<ライト級初代王者決定トーナメント1回戦/7分1R>
山田哲也(日本)
Def.3-0
竹内稔(日本)

両者が手四つで探り合うなか、竹内が前に出る。山田は後ろを向いてケージの位置を確認した。右腕を差し上げた竹内が山田をケージに押し込む。山田はケージに背中を着けながら竹内の両リストを掴んで、右腕を差し返して押し込んでいく。山田が小内刈りで竹内に腰を落とさせた。すぐに立ち上がった竹内を押し込む山田が、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。背中を着かされた竹内はバタフライガードからリバース・デラヒーバへ。左腕を差し上げてフックスイープを仕掛けるも山田が耐えた。

バタフライガードに戻した竹内が、ボトムから山田を揺さぶる。両腕を差し上げ、バタフライガードから山田の体を跳ね上げた竹内が、さらに山田の左腕に腕固めを狙う。山田が頭を押して腕を抜くと、竹内が下がりながら右腕を差して立ち上がる。山田は立ち上がった竹内をケージに押し込みながら、ボディロックから小外刈りで尻もちを着かせた。立ち上がる竹内、押し込む山田——ここで山田が離れた。竹内はケージを背負わせてシングルレッグで組み、ハイクロッチからダブルレッグに切り替えた。

シングルレッグに戻して、山田をケージに押し込みながら揺さぶるもテイクダウンはできず。ここで離れた竹内を押し込んだ山田が、さらにバックコントロールからグラウンドへ。竹内は山田の右腕を取ってキムラからリバーサルすることに成功した。すぐに腕を抜いて立ち上がる山田。竹内は右腕を差してケージへ押し込み、ツーオンワンでテイクダウンを奪った。バタフライガードの山田に対し、パスのアタックをかける竹内だが、山田がフックガードから立ち上がり、最後は小外刈りでテイクダウンを狙っていった。

僅差の内容だったが、裁定はジャッジ3者とも山田の勝利を支持。裁定を聞き驚くような表情を浮かべた山田が準決勝に進出した。

 

 

 
<ライト級初代王者決定トーナメント1回戦/7分1R>
須藤拓真(日本)
Def.1分34秒 by ヒールフック
鈴木真(日本)

須藤が低い体勢で構えた鈴木の左足にZハーフで絡む。鈴木はニースライスから須藤の左側へ飛び込むようにパスするが、すぐに正対した。鈴木は噛みつきパスへ。須藤も潜って鈴木の右足を狙うが、これは鈴木が須藤の両足を潰して防いだ。須藤は左足首を持ってコントロールしてくる鈴木に対し、リバース・デラヒーバからのキス・オブ・ザ・ドラゴンで、バックではなく鈴木の左足を抱える。さらにフィフティ・フィフティに近い形に持ち込むも、鈴木がバックを狙いに来たところで後転しトップへ。

鈴木は上半身を起こすも、すぐに須藤がKガードから左足に外ヒール。ヒザを抜く鈴木、組み直した須藤は鈴木の左足を抱えつつ、自身の右足で鈴木の右足を畳んで内ヒールで絞ると、鈴木が声を挙げたためかレフェリーが試合を止めた。

この勝利で須藤が準決勝に進出し、竹内を下した山田と対戦することとなった。

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o キック 修斗 寒河江寿泰 峯岸零弥 平田直樹 遠藤雄介

Overlooked【Level-G02】ライト級T1回戦、トップからアタックし続けた峯岸と平田が準決勝に進む

【写真】第1試合の判定結果で、ボトムからのサブミッションよりもトップからのパスのアタックが評価される判定基準が理解できる(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02から、ライト級初代王者決定トーナメントをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーの8人制ワンデー・トーナメント。ここでは1回戦第1試合の寒河江寿泰と峯岸零弥の柔術&グラップラー対決と、第2試合の平田直樹×元修斗環太平洋王者の遠藤雄介というMMAファイター対決をお届けしたい。


<ライト級初代王者決定トーナメント1回戦/7分1R>
峯岸零弥(日本)
Def.2-1
寒河江寿泰(日本)

開始早々、寒河江がシッティングガードに。手を伸ばした峯岸の両手首を掴み、引き込みながら右足を狙ったが、峯岸がすぐに離れた。次は峯岸の右手首を取って同じ形で挑んだが、これもグラウンドに引きずりこむことはできない。シッティングガードの寒河江とスタンドの峯岸が互いのリストを取りにいく。離れた峯岸が寒河江の頭を押さえながらパスを狙うと、寒河江はデラヒーバ気味の状態から峯岸の右足を触りにいくも、峯岸が離れる。

サークリングした峯岸がケージ中央で、寒河江のガードの中に入った。峯岸は寒河江の左足に対してニーカットを狙うも防がれれたため、立ち上がる。峯岸は再度ニーカットにチャレンジ。寒河江がリバース・デラヒーバから峯岸の右腕を掴むも、峯岸は離れてパスを仕掛け続ける。寒河江はデラヒーバから、パスしようとした峯岸の右腕にチョイ・バーを仕掛けた。峯岸が体を起こすと寒河江は腕十字へ。腕を抜いた峯岸がすぐさまパスを狙うも、寒河江も正対してシッティングガードに戻る。

ここでパスを狙った際に峯岸の左ヒザが寒河江の下腹部を捉えたか、試合は1分ほど中断された。再開後、峯岸が飛び込んでパスを狙ったが、寒河江もカウンターで峯岸の右腕に足を絡めていく。ケージ際で連続でパスを仕掛ける峯岸に対し、寒河江はZハーフで守る。峯岸は寒河江の右足を潰したが、一旦ケージ中央まで離れた。寒河江はシッティングガードのまま。峯岸が両足をすくい上げるなど、様々な方法にチャレンジするも寒河江のガードを超えることができない。

とはいえ、ボトムのままの寒河江に対して、峯岸がパスのアタックをかけ続けている。残り1分で寒河江はニーシールドの体勢となるが、サブミッションの体勢には至らず。噛みつきパスを続ける峯岸の右腕を取った寒河江がチョイ・バーへ。峯岸は頭を上げて逆側に回り、寒河江が右足を入れることができずタイプアップとなった。裁定はスプリットで峯岸の勝利に。

<ライト級初代王者決定トーナメント1回戦/7分1R>
平田直樹(日本)
Def.3-0
遠藤雄介(日本)

平田直樹が妹の樹を伴っての入場。遠藤は笑顔で平田と握手した。試合が始まると、低い体勢で構える遠藤に、平田が組みに行った。頭をつけて首を押さえ、いなすと遠藤が離れる。再度組むと、遠藤が平田の右腕に跳びつく。これは平田もディフェンスし、背中を着けた遠藤の右側にパスして、左腕を枕にして抑え込む。遠藤が平田の右足に絡みつけてハーフへ。平田は右腕を差し上げてクラッチした。ケージ際で平田のニースライスを防いだ遠藤はZハーフ気味のガードで守る。

遠藤が下からワキ差しを狙うも、平田は頭をつけてパスのアタックを続ける。平田の右足にガッチリと絡むハーフで守る遠藤は、右腕でも右足を抱えて潜りにいったものの、これも平田が遠藤のアゴをコントロールして潰した。再び右腕を差した平田がニースライスパスから一度ニーオンザベリーの体勢になる。しかし、すぐにハーフに戻して潜る遠藤。平田はこの動きを誘っていたか、右腕のギロチンで絞めあげる。これは極まらずも、パスからマウントを奪取した。

遠藤がケージキックからスクランブルに持ち込む。平田はがぶりからギロチンへ。遠藤が頭を抜き、立ち上がりながら平田をケージに押し込むも、平田が右腕を差し上げて押し込み返す。ここで平田が離れて、遠藤の首を触りながら小内刈りで尻もちを着かせた。遠藤はケージに背中を着けて立ち上がる。平田はバックコントロールからグラウンドに引きずりこんでパスしたが、遠藤のハーフに入って肩固めの体勢を整えていく。右肩を抜いた遠藤がZハーフ、平田も再びニースライスから肩固めを仕掛けたがフィニッシュには至らなかった。

裁定はユナニマスで平田の勝利に。トーナメント準決勝第1試合は、峯岸×平田の対決となった。

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FINISH10 Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o 山田哲也 海外 白木アマゾン大輔 竹内稔 鈴木真 須藤拓真

【Level-G02】初戦で山田哲也と対戦する竹内稔―02―「がぶりの展開まで行けば、極めることができる」

【写真】今日、3度手が挙げられると竹内は公約を守ることができる(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02で、初代ライト級王座決定トーナメントに出場する竹内稔のインタビュー後編。
Text by Shojro Kameike

トーナメント出場者の中でも大ベテランとなる竹内の得意技といえば、アナコンダチョークだ。1回戦でぶつかる山田哲也との体格差は大きいが、その相手にアナコンダを極めることができるか。あるいは別の技があるのか――さらにトーナメントについて、他の勝敗予想も訊いた。

<竹内稔インタビューPart.01はコチラから>


――今回のトーナメントはライト級で、Finish10の白木アマゾン大輔戦も73キロ契約の試合でした。それは竹内選手にとって適正階級なのでしょうか。

「いえ、適正ではないです。ADCCだと66キロ級に出ています。MMAだとフェザー級が適正だと思います。今は少し体が大きくなっているので、バンタム級に落とすのは難しいですね」

――そこで「MMAだと」という言葉が出て来るあたり、やはり竹内選手がMMAを引退していないことが伺えます。一方で、トーナメント1回戦で対戦する山田選手は、もともとウェルター級で戦っていました。かなり体格差があるのではないですか。

「どうなのでしょうね……。山田選手はずっと海外で戦っていて、練習をしたことのある選手も周りにはいなくて。実際どれくらいの体格差なのか、組んだらどれくらい力があるのか全く想像つきません。そこは気になるところです」

――出場者は各々の武器があり、だからこそ展開が読めないのが、このトーナメントの面白さだと思います。山田選手の武器といえば、あの体格が一つの武器ですよね。

「あの体格でライト級まで落として、前日計量とはいえ当日のコンディションがどうなるのか。僕の場合は、当日に3キロほど戻るぐらいです。それが通常体重で。当日は体重差が大きくなってしまうかもしれないですが、そこは仕方ないですね。僕としては、自分自身が一番良く動けるコンディションをつくれるかどうか。相手が山田選手だからといって、僕のほうが体重を増やしても、自分の動きが悪くなってしまいますからね」

――竹内選手がこの体格差で相手をどう仕留めるか、という点に興味が湧きます。

「ここまで身長が高い選手と試合をしたことも、練習したこともないですが、どう極めるかのイメージはすでに出来上がっています。それは試合を楽しみにしていてください(笑)。アマゾンさんとの試合も、自分のイメージしていたパターンにハマりました」

――おぉっ!! アマゾン戦はどのようなパターンを考えていたのですか。

「まずアマゾンさんが僕をケージに押し込むか。あるいは僕がアマゾンさんを押し込むか。その可能性でいえば、アマゾンさんが最近レスリングを強化していると聞いていました。だから、アマゾンさんのほうから押し込んでくる可能性が高いと思っていたんです」

――そして押し込んできたアマゾン選手をギロチンで捕え、アナコンダチョークに切り替えて仕留めたのですね。

「はい。自分の技がアマゾンさんにも通用するんだと分かって嬉しかったですし、自信にもなりました」

――竹内選手は、絶対にアナコンダチョークで極めたいというこだわりを持っているのでしょうか。

「いえいえ、そこまでではないです(苦笑)。ただ自分の中で一番極めやすい必勝パターンではあります。だからアナコンダチョークに頼ってしまうという感じですね」

――しかし、それだけの得意技だと警戒もされます。

「がぶりの展開まで行けば極めることができる――その自信はあります。防がれるかどうかより、がぶりの展開に自分がどう持ち込むかのほうがキーポイントですね。もちろんアナコンダを極められなかった場合の展開も決めています」

――竹内選手が1回戦をクリアした場合、次の準決勝は須藤拓真選手と鈴木真選手、どちらが上がってくると予想しますか。

「僕は真君が上がってくると思います。真君とは一緒に練習することもあって、すごくフィジカルが強いんです。須藤選手はもともとバンタム級ですから、試合当日はある程度の体重差が出て来るでしょうし」

――竹内選手も鈴木選手もカルペディエム所属であり、練習仲間と対戦することは気になりませんか。その意味ではアマゾン戦も同様なのですが……。

「真君はカルペディエム青山で、僕は三田ですから、あまり気にはならないですね」

――反対に同じカルペディエム内で、道場間のライバル心などはあるのでしょうか。

「アハハハ。そこまで深く考えたことはないです。僕はカルペディエムのスタッフではなく、月謝を払って通っている一般会員なので(笑)」

――最強の一般会員さんですね(笑)。トーナメントでもう一方の山は誰が上がってくると思いますか。

「おそらく峯岸さんですね。僕もそこまで柔術を見ているわけではないですが、峯岸さんはいろんな大会で優勝しています。昔から名前は知っていますし、キッズの頃から柔術をやっている選手ですから」

――対する寒河江選手は練習仲間だとお聞きしました。

「寒河江のことは10年前ぐらいから知っていて。僕が東中野のトイカツ道場へ練習に行っていた時に知り合いました。彼を見ていると足関節とか、すごく技術が進化しているなと思います。自分はもう追いつけないですね(笑)。その寒河江と峯岸選手が1回戦で試合するのは、すごく楽しみです」

――なるほど。では最後に、トーナメントへの意気込みをお願いします。

「全試合一本勝ちで優勝します!」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

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Interview Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o パンクラス 修斗 寒河江寿泰 平田直樹 竹内稔 遠藤雄介

【Level-G02】グラップリングT挑戦、平田直樹─02─「スクランブルとコントロール、そしてフィニッシュ」

【写真】あくまでメインはMMA。だからこそのグラップリング挑戦だ(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02で、初代ライト級王座決定トーナメントに出場する平田直樹のインタビュー後編。
Text by Shojro Kameike

8人制のワンデー・トーナメント1回戦で、平田は元修斗環太平洋王者の遠藤雄介と対戦する。MMAのためのグラップリングという意識を持つ平田にとって、強豪が揃った今回のトーナメントは大きなチャレンジだ。その中で平田は自身のグラップリング力について、どのように考えているのか。このトーナメントで見せたい、自身の強みについて訊いた。

<平田直樹インタビューPart.01はコチラから>


――トーナメント出場者の中で、普段から絡みのある選手はいますか。

「カルペディエムの竹内稔さんとはロータスで練習したことがあります。寒河江寿泰さんもロータスに来られていますが、練習で組んだことはなくて。ロータスでお会いした時に、『今度のトーナメントは一緒に頑張りましょう』と挨拶しました」

――寒河江選手はグラップリングの練習時間に、平田選手はMMAの練習時間に来るため、その間にお会いする程度のようですね。

「そうなんです。もし一緒に練習していたとしても、殴り合うMMAとはまた意識が違ってきますね。僕の場合は」

――なるほど。1回戦の対戦相手、遠藤選手の修斗時代の試合を視たことはありますか。

「それが、ないんです。というより、まだ誰も試合映像を視ていないんですよ」

――このインタビューは6月8日、つまり試合の3日前に行っているのですが……。

「アハハハ。須藤選手のMMAの試合を視たことがあるぐらいで。遠藤さんに限らず、みんなの得意なところなどの情報は得ています」

――ちなみに遠藤選手の場合は、何が得意だと聞いていますか。

「跳びつき腕十字ですね。修斗時代にはクレイ・グィダに腕十字で勝っていて。やっぱり一発があるというか、強い武器を持っている選手は怖いと思います」

――相手が動きを止めたり、少しでも躊躇する時間があると極めに来る印象があります。

「僕はめちゃくちゃスクランブルして、7分間攻め続けます。その中で極めるチャンスがあれば取りに行きます。最初からサブミッションは狙うので、序盤に取れるかもしれないし、7分間攻め続けた末に極めるかもしれないですね。とにかく動きがある試合をしたいです」

――7分間攻め続けることを想定して、1日3試合を戦い抜くのは難しくありませんか。

「もちろん疲れるでしょうけど、スタミナも1日3試合はもつと思います。それ以上に、まずは1回戦を勝つことだけを考えています。これだけ名前のある選手が集まっているトーナメントですから、先々のことを考えていては1回戦をクリアすることはできないと思うので」

――では準々決勝に寒河江×峯岸のどちらが上がってくるか、という予想も立ててはいないのですか。

「予想はしていませんが、『峯岸選手は強い』と言う人もいるし、『寒河江選手が勝つ』という人もいます。だから1回戦の第1試合で、めちゃくちゃ注目されているんだろうなって思います。すごいマッチメイクですよね」

――ということは、もしかして試合当日まで出場選手の試合映像を視ることはないでしょうか。

「……視ないと思います」

――これは悪い意味ではなく、平田選手は今回のトーナメントを楽しもうとしていますね。むしろ知らない相手に、グラップリングで自分がどれだけできるのか。

「そういう気持ちはあります。MMAだったら勝ち負けに天と地ほどの差があり、1試合1試合しっかりと研究して臨みます。だからといって、決してグラップリングをナメているわけではなくて。むしろ強くて名前のある選手ばかりが出ているトーナメントですからね。ある程度の情報は得ながら、自分がどれだけできるのか。

たとえば練習でも全く組んだことのない、知らない選手とスパーリングすることもあるじゃないですか。試合でも相手が、今までと同じことをやってくる保証はどこにもなくて。だから知らない人たちばかりの環境の中で、僕がどれだけできるのかっていうチャレンジでもあるんです。何より、まずは1回戦を突破すること。1回戦で勝って他の選手とも試合できたらラッキー、というぐらいの意識でいます」

――現代グラップリングで足関節が多用されるなか、下になるとパウンドを受けるリスクがあるMMAでも足関節を極める選手が、また増えてきました。その意味では、MMAのためにグラップリングの試合を経験していても損はないと。

「はい。僕自身も高橋Submission君とか足関節が得意な選手と練習して、以前よりも足関節の対応についてはレベルアップしたと思います。とにかく自分とは違うタイプの選手と練習したり、試合をすることが楽しいです」

――今回のトーナメントもチャレンジの意味合いが強いと思いますが、優勝賞金の使い道は考えていないですか。

「次のMMAの試合(7月9日、パンクラスで糸川義人と対戦)が終わったら、休養兼合宿で沖縄に行こうと考えています。その費用に充てたいです」

――やはり練習費用に使いたいのですね。

「今はどこかに遊びに行きたいとか、そういう気持ちはないんです(笑)。MMAの試合はパンクラスが2~3カ月に一度——7月の試合のあとは、9月と12月にも出たいです。その間にグラップリングだけでなく柔術の試合もやりたいと思っています」

――それは楽しみです。あくまでMMAのためのグラップリングという意識を持っているなかで、ご自身のグラップリング力はどんなところが成長していると思いますか。

「スクランブルとコントロールです。相手の先を読んで動き、自分は動き続けることができる。抑え込んで、ジワジワと攻めながら最後に極めることができる。そのグラップリング力はパウンドのあるMMAでも生きてくると思いますし、グラップリングが強ければスタンドの打撃も生かせるようになる。今回のグラップリング戦では、そのスクランブルとコントロール、そしてフィニッシュを狙っていきます」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

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Interview Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o UFC 今成正和 修斗 寒河江寿泰 山田哲也 峯岸零弥 平田直樹 海外 竹内稔 遠藤雄介 鈴木真 須藤拓真

【Level-G02】強豪揃いのライト級T優勝へ。寒河江寿泰─02─「自分の中で変えてきたものがハマっている」

【写真】スタンドレスリングも含めて、寒河江が「自分の中で変えてきたもの」とは何なのか――試合が気になる(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02で、初代ライト級王座決定トーナメントに出場する寒河江寿泰のインタビュー後編。
Text by Shojro Kameike

寒河江にとっては柔術家の峯岸零弥との1回戦をクリアした場合、次は平田直樹×遠藤雄介という新旧MMAファイター対決の勝者と対戦することになる。さらにもう一方の山は、本当に誰が上がってくるのか予想できない――そんなトーナメント出場選手の解説もしてくれた。

<寒河江寿泰インタビューPart.01はコチラから>


――今回は8人制のワンデー・トーナメントです。優勝を目指すうえで1回戦の峯岸選手以外に気になる選手、気になる試合はありますか。

「それが――みんな気になりますよね(笑)。それだけの選手が出場するので。今まで組んだことがあるのは、須藤拓真さんと竹内稔です。竹内さんはよく練習で組んでいますし、須藤さんは以前、ノーギの試合で負けています(2021年7月、JBJJF全日本ノーギ選手権の2回戦で須藤がポイント勝利)。須藤さんとは練習でも組んだことがあるので、1回戦でこの2人とは対戦したくないかな、とは考えていました。

峯岸零弥さんと鈴木真さんは柔術が強い選手で、鈴木さんとは練習で組んだことがあります。最近は一緒に練習することはなかったので、組んだことがないという意味では気になる選手です」

――あとは遠藤雄介選手と平田直樹選手。ともに現役、あるいは元MMAファイターであり、準決勝で当たる可能性のある選手ですね。

「平田選手は今週もロータスで会いました(笑)。でも確か今まで組んだことはないです。私はロータスでグラップリングの練習に参加していて、それが終わった頃に平田選手がMMA練習の時間に来るんですよ。だから平田選手の練習を見ること自体もなくて。会った時に挨拶して、お話するぐらいです」

――対する遠藤選手については?

「ネット上に落ちていたグラップリングの試合を視ました。跳びつき腕十字で勝っていた試合です」

――遠藤選手は修斗時代、後にUFCファイターとなるクレイ・グィダを腕十字で下したこともあります。あの時は跳びつきではなかったですが、三角からリフトされたところを腕十字に切り替えて極めました。

「凄いですよねぇ。ただ、遠藤さんの試合はそのグラップリング1試合しか視ることができていないんです。組んだこともなくて分からないことが多く、申し訳ないですが平田選手が上がってくるんじゃないかと予想しています」

――ワンデー・トーナメントの場合、出場選手全員をチェックするのですか。

「全員に関して対策を組むわけではないですが、やはり全員のスタイルや得意なところ、気をつけたいところは情報を得ます。それよりもトーナメントの場合は、『今回はコレで行こう』と自分のやるべきことを決めて、それを実行していくことのほうが大きいですね」

――では決勝戦に進んだ場合、一方の山から須藤選手、鈴木真選手、山田哲也選手、そして竹内選手の中で誰が上がってくると思いますか。

「難しいですね……。須藤さんが上がってきてくれれば、ノーギの時のリベンジをしたいです。竹内さんもロータスで一緒に練習したり、ウチのプロ練にも参加してくれているので、決勝で対戦できれば良いなと思っています。あと興味でいえば、山田選手ですね。本当に一度も組んだことがないし、とにかくサイズが大きいので、そういう選手に挑んでみたいという気持ちは大きいですね。誰が上がってくるか、という質問に対する答えになっていなくて申し訳ないですけど……」

――いえいえ。他の出場選手についても紹介していただいて、ありがとうございます。

「本当に出場選手のタイプが各々違いすぎて、誰が勝ち上がってくるのか全く読めないです。それだけ面白いトーナメントだと思います。でも、自分も最近の中では特に仕上がりが良いんですよ。これまでが良くなかったというわけではないけど、自分の中で変えてきたものがあって、それがうまくハマッてきています。このトーナメントで勝つイメージも、しっかり出来上がっていますね」

――なるほど。トーナメントの優勝賞金10万円の使い道は考えていますか。

「海外の練習や遠征の資金にしたいとは思っていますけど……実は最近、自転車を盗まれてしまったんですよ(苦笑)」

――えっ!?

「アハハハ。海外へ行くどころか、自転車がないと近所の移動も困るので、まずは自転車を買います!」

――海外というお話ですが、寒河江選手にとって海外でサブオンリーのプロイベントがあることは、選手生活に対して大きな影響を与えているのでしょうか。

「私にとっては大きなモチベーションですね。メタモリスやポラリスのような、サブオンリーの大会に憧れて、グラップリングをやっています。今成柔術に所属しているのも、やっぱり今成正和さんの一本を取りにいくスタイルが好きだからなんですよ。

グラップリングにはADCCやIBJJFノーギもあるし、本当に強い選手はポイント制でもサブオンリーでも強いです。でも、それも選択肢であって。プロのサブオンリーのようにトップ選手が戦っていて、演出とかもカッコイイというのは、グラップリングをやっている者にとっては大きなモチベーションになります。グラップリングが普及していくためには大切だし、ありがたいと思っています。

日本でもグラップリングが普及して、日本のイベントにも海外の強豪選手が来てくれたら嬉しいですね。まずは私も今回のトーナメントで優勝して、自転車を買ってから海外の大会にも出られるように頑張ります」

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6月11日(日)
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FINISH10 Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o コンバット柔術 修斗 山田哲也 白木アマゾン大輔 竹内稔 越智晴雄

【Level-G02】グラップリングマッチ歴+10年。竹内稔―01―「今は単にMMAの試合に出ていないだけ」

【写真】ここに来て注目を集める格闘家人生、継続は力なり(C)SHOJIRO KAMEIKE

11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツアカデミーで開催されるLevel-G02では、8人制ワンデー・トーナメントで初代ライト級王座が争われる。その1回戦で、竹内稔が山田哲也と対戦する。
Text by Shojro Kameike

今年3月のFinish10で白木アマゾン大輔をアナコンダチョークで下している竹内。すでにグラップリングマッチのキャリアは10年を超え、さらにプロ修斗のリングでもギロチンやアナコンダチョークを極め続けていた。代名詞のアナコンダチョーク再び――今大会の出場メンバーの中でもベテランとなった、竹内にアナコンダチョークとグラップリングについて訊く。


――竹内選手は2011年に修斗でプロデビューする以前から、修斗グラップリングなどの大会でアナコンダチョークを武器に活躍されていました。そして今年3月のFinish10で白木アマゾン大輔選手をアナコンダチョークで破った際、当時の記憶が蘇りました。

「アハハハ、ありがとうございます。アナコンダチョークは修斗時代から使っていて、もう10年以上になりますね」

――竹内選手がプロMMAを戦っていたのは、2011年2月のデビュー戦から2012年1月のTheギロチン戦までの1年間でした。それだけ短かったのは何か理由があったのですか。

「仕事をしながらプロのリングで戦っていて、この状態はキツいなという気持ちがありました。それでグラップリングなら気軽に出られるかなと思い、グラップリングをメインにしたという感じですね」

――もともとMMAをやりたくてグラップリングに移行したのか、それともグラップリングをやっていてMMAを始めたのか。どちらのパターンだったのでしょうか。

「最初はMMAをやりたくてパラエストラ東京に入りました。そこでたまに柔術をやったりとか、ジムとしてグラップリングの練習が多かったので、自然と僕もグラップリングをやり始めました」

――そのなかで「仕事をしながらプロのリングで戦うのはキツい」と感じ始めたのは、何時頃だったのですか。

「最後のほうは結構ショートノーティスで試合をしていて。そこまで練習ができていない状態で試合して、Theギロチン戦で負けて――自分の中で『もういいかな』という気持ちになりました。でも、別にMMAを引退したわけじゃないんですよ(苦笑)」

――えっ!? それは失礼いたしました。いつかどこかで、またMMAを戦おうという気持ちをお持ちなのですね。

「そうなんです。今は単にMMAの試合に出ていないだけという状態で。MMAを引退したとは言ったことはないですね。またチャンスがあれば出たいと思っています」

――今回のLevel-Gはサブオンリー・グラップリングですが、そうなるとコンバット柔術にも興味がわきませんか。

「はい。オファーがあるなら、ぜひやってみたいですね」

――それは楽しみです。話を戻すと、竹内選手が修斗グラップリングなどでアナコンダチョークを使っていた頃、まだ日本にはそれほどアナコンダを得意とする選手は少なかったように思います。そのなかで、なぜ竹内選手は得意技としていったのでしょうか。

「うーん、なぜでしょうね……。いつの間にか、という感じです。誰かから習ったという記憶もないですし。たまたま練習で『これは使いやすいな』と思って、それが形になっていったのだと思います。

確かパラエストラ東京では上田将勝さんが、アナコンダチョークやネルソンなど首系の技が得意で。越智晴雄は今もギロチンで勝っていますよね。当時はその2人とよく練習していました」

――上田さんのアナコンダも懐かしいです。一方、柔術はやっていなかったのですか。

「柔術は今のカルペディエムに入ってからですね。やっぱり長く格闘技を続けるには、柔術が一番向いているじゃないですか。それと当時は青帯だったので、黒帯が欲しいと思いました。ちゃんと技術を学んで、黒帯を巻きたかったんです」

――なるほど。それだけ長くグラップリングを戦ってきた竹内選手の目には、現在のグラップリング界はどのように映っていますか。

「随分と変わりましたね。米国ではグラップリングの賞金マッチが行われたりしていて。当時はそういうイベントはなくて」

――グラップリングの世界的イベントは、ADCCのみだったと思います。また、世界的にもMMAファイターがグラップリングもやるというケースが多い時代でした。そのなかで竹内選手は、グラップリングでの目標は何だったのでしょうか。

「柔術は黒帯を取ること、グラップリングではADCCのアジア予選で優勝して、世界大会に出ることが目標でした」

――ではADCCのようにポイント制の大会以外に、今回のLevel-Gのようにサブオンリーの大会が増えてきたことについては、いかがですか。

「ケージ、ポイントなし、サブオンリーというルールは僕に合っていると思います。ADCCはマットでポイント制の大会ですが、グラップリングの種類もいろいろあるなかで、僕としては今回のルールで試合をしたいです。もともとそれほどポイントを得て勝つタイプではないですし、一本勝ちが評価されるルールは好きですね。もちろん他のルールも出ますけど」

――ご自身が修斗で試合をしていた頃にはなかったケージで戦う。そのケージに対する意識も強いですか。

「いや、ケージに対して特に強い想いがあるというわけではないんです。単にケージ、壁際の動きが染みついているといいますか。パラエストラ東京って広さ的に、練習していると自然と壁を背負ってしまうんですよね。今はロータスにも練習に行かせてもらっていますが、基本的に練習では壁際になることが多くて。それだけ壁ありで練習しているほうが多いので、試合でもケージがあったほうが良いです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
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