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【ONE127】V.V芽生 IN→ジヒン・ラズワン戦へ。長谷川賢OUT→ムラット・ラマザノフ戦、消滅……

【写真】急ピッチで調整をしていた長谷川だが、腰が再びいうことをきかなくなった。無念 (C)

3日(木・現地時間)、ONE Championshipの公式Twitterが28日(金・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE127「Bad Blood」に山口V.V芽生が出場し、ジヒン・ラズワンと対戦することが発表された。その後、ホームページで同大会の対戦カードがアップデートされ山口の参戦だけでなく、長谷川賢×ムラット・ラマザノフ戦がラインナップがなくなっていることが確認されている。

山口の参戦は、ラズワンと対戦予定だったジェネリン・オルシムの負傷欠場で、スクランブル出場となることがオフィシャル・アナウンスより前にマネージメンサイドが明らかとし、本人もその投稿をSNS上でシェアして意気込みを語っている。


他方、長谷川の試合が消滅したことは本人やマネージメント、ONEサイドからの発言及び発表はないが、これは長谷川が古傷、いや持病といえる腰痛を再発させ試合が戦える状態でなくなったことが原因だ。

2019年3月のオンラ・ヌサン戦でミドルキックを受け──肋骨を骨折しただけでなく、横隔膜裂傷。発見が1日遅れると命を落としていたという経験から、1度はMMAファイター人生を諦めかけた長谷川は起を決めたにも関わらず、その後は長い間歩くこと、移動ができない腰痛に苦しめられた。

2年11カ月振りの実戦復帰直線にして、再び腰の不具合により戦うことを阻まれた。本人は周囲に迷惑を掛けたことで意気消沈しているが、出口の見えない痛みとの共生、あるいは解決に挑み続けるか、重い決断をするのか。現役ファイターとして岐路に立たされた今、自身のこれからを考えることに集中してほしい。

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ABEMA MMA ONE ONE Championship ONE Revolution ジュリー・メザバルバ スタンプ・フェアテックス デニス・ザンボアンガ ハム・ソヒ リトゥ・フォーガット 山口VV芽生 平田樹

【ONE NEXTGEN】女子アトム級GP準決勝から、ハム・ソヒOUT。メザバルバ IN。GPは混戦模様に

【写真】残念だが、初戦の戦い方を見ると万全の状態でサークリケージに戻ってきてほしいハム・ソヒ。メザバルバは飛躍のチャンスを得た (C)ONE

29日(木・現地時間)、ONE Championshipが公式SNS及びホームページで10月29日(金・同)に開催されるONE NEXTGENで行われる予定だった女子アトム級準決勝をハム・ソヒが負傷欠場することが発表されている。

今月3日に開幕した同GP、初戦を勝ち残った4選手はファン投票の結果、ハム・ソヒ✖スタンプ・フェアテックス、リトゥ・フォーガット✖平田樹という準決勝が決定していた。

24日のONE Revolutionの中継内でこの2試合が発表されてから僅か5日後、初戦の判定勝ちが論争となったものの優勝候補筆頭のハム・ソヒが姿を消し、代役として補欠戦で山口VV芽生を下したジュリー・メザバルバがスタンプと戦うこととなった。


デニス・ザンボアンガ戦を左手一本で戦っていたハム・ソヒ。試合後のリモート会見では、それを「作戦の一部」という風に振り返っていたが、MMAPLANETでは会見終了時には信頼おける韓国MMAメディア経由でチームMADのヤン館長から、腕を負傷していたという情報を得ていた。

ハム・ソヒ陣営としては2カ月以内に訪れる準決勝を想定し、ケガを公表したくはなかったのだろうが──現時点でONEの発表が「負傷」としかないので断定はできないが──、恐らくは腕の負傷が癒えずにGP欠場を断腸の想いで決断したと予想される。

ハム・ソヒが消えたワールドGPは、28歳のメザバルバ✖24歳のスタンプ、27歳のリトゥ✖22歳の平田と登竜門的なステップアップ争いとなる。

メザバルバは未知数な部分も残っているが、しいていえば強味は総合力か。他の3人は攻撃面で組み技の成長が著しいが防御面に穴があるムエタイのスタンプ、勢いのある打撃もディフェンス面が十分でないレスラーのリトゥ、この面子では十分に柔道の投げは通用することが予想されるが、極めという絶対的な部分の成長が欠かせない平田。

長所と短所を併せ持つ3者と、未知数のメザバルバ。誰が頂点に立ってもおかしくない混戦模様のアトム級ワールドGPといえる。

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Interview ONE ONE Empower ジュリー・メザバルバ ブログ 山口VV芽生

【ONE Empower】急成長する世界の女子MMA、山口V.V芽生─02─「日本に役立つものを持って帰りたい」

【写真】自分の役割、立ち位置についてはずっと理解してMMAを戦ってきたように思える(C)MMAPLANET

9月3日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムONE「Empower」が開催される。同大会で開幕する女子アトム級ワールドGPの補欠戦でジュリー・メザバルバと対戦する山口V.V芽生インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

地域の特性をもって、急速に進化する女子MMA。自らの置かれた状況を鑑み、日本のファイターが生き残るためには、何が必要なのか。国内でベルトを巻き、そしてONEで戦い続けているV.V Meiだからこそ発することができる言葉が大切な一戦を前にして、聞かれた。

<山口V.V芽生インタビューPart.01はコチラから>


――「そのぶん、実力プラス個性が求められるところもあるという理解」というヴィー選手自身も、独自の個性を押し出していた時期がありました。

「それ、随分と前の話ですよね(笑)」

――もともと空手、柔術、そしてMMAに対して武道の観点で語れる選手なのに、トラッシュトークでもなく、なんだか方向性の読めない言動があって……。

「アハハ。ONEで同じような発言をしていると、『そういうのはいらない』と言われました(笑)。ONEにはONEの求めているファイター像というのがあるのでしょうね」

――なるほど。GPに話を戻すと、リザーバーというポジションについては、どう受け止めているのでしょうか。

「私の中では割り切っています。同じようなトーナメントで、リザーバーから優勝したケースもありますし。あるいは、GP後の展開に向けて自分を作り直していくとか。いずれにしても、GP本戦に出られなかったから全てが終わる、ということではないので」

――GP優勝者が現アトム級世界王者アンジェラ・リーに挑戦することになります。その試合の勝者への挑戦者を決める戦いが展開されるでしょう。

「それに、まだGP自体どうなるか分からないですからね」

――というと?

「当日体重を落とせていない選手がいたり、あるいはコロナの影響で試合ができなくなったら、私が急遽GP本戦に出ることになったりすると思いますし。この状況下では何が起こるか分からないじゃないですか。もともと私の試合も、コロコロ変わりましたから」

――えっ、どういうことですか。

「いろいろ国ごとに事情が違うから、仕方ないとは思うんですけど……。リザーブマッチに出場するという話から、『出られるかどうか分からない』と言われて、その後また『リザーブマッチに』という連絡が来て。だから当日も何が起こるか分からないですよね」

――それだけ状況が変わるのは、選手としては不安ではないかと……。

「昔から日本の女子MMAでやってきているので、そういった部分を考えすぎることはなくなりましたね(笑)。それもキャリアのおかげです」

――そこでお聞きしたいのは、ヴィー選手のようなキャリアを積んできた選手にとって、今回GP本戦に出場する平田樹選手については、どのように思われているのでしょうか。

「……いいんじゃないですかね」

――微妙な回答ですね(笑)。

「いやっ、そういうことじゃないです(苦笑)。分からない、と言ったほうが正しいですかね。今までの対戦相手では査定できないというか。だから、今回のトーナメントで分かると思うんです」

――確かに、そのとおりです。

「ONEとしても彼女のような若いキャラクターが欲しいのでしょうし、今回のGPでは勝っても負けても未来がある。私も、良い選手になって日本の女子MMAを引っ張っていく存在になってほしいと思っていますよ」

――平田選手をはじめとする新しい世代の選手に対し、ライバル心などは無いのですか。

「……無いですね。それよりも、早く私たちの世代を超えてくれ、って(苦笑)」

――その考えは意外です。

「ここ数年、海外選手の成長が著しいじゃないですか。フィジカルが強いし、少々テクニックが荒くても、フィジカルでカバーしたり、あるいは気持ちが見える試合をする。それがONEに出ている女子選手だと思うんですよ。

UFCだと、みんな効率よく技術を学んで、レベルの高い試合を繰り広げるのが当たり前になってきていて。日本人選手も、そういうところで戦って、負けても新しいことを学んで強くなればいいと思います。日本はココが足りない、という点が分かることも大切なので」

――今は厳しい状況にありますよね。日本人選手が海外で戦う機会も少なくなりましたし、コロナ禍で海外から選手を呼ぶこともできない。

「そうなんです。でも米国は選手も多いし、UFCは開催されていて――そうなると、これからもっと海外との差が開いていくと思うんですよ」

――……。

「私自身はこれからもONEに出て、新しい技術を身につけながら、もう少し続けていきたいです。でも、そんなに長く現役を続けられるわけではない。そこで新しい選手のために……『育成』と言えるほどではないですけど、私は英語を生かして海外で試合したり練習したりして、日本の格闘技界に役立つものを持って帰りたいと考えています」

――ヴィー選手の世代も、そう考えるような立場になっているのですね。

「今、私たちが戦っているのも、諸先輩方が頑張ってくれたおかげですから。それを私たちが引き継ぎながら、世界で活躍する選手がもっと増えてほしいです」

――日本も選手層は確実に増えています。

「これから強くなりそうな、新しい世代の選手が増えているじゃないですか。そういった選手たちを応援していきたいですね。もう国内だけで争っていくのではなく、世界を視野に入れて全体的に頑張っていかないと」

――分かりました。そのためにも、次のメザバルバ戦は重要な試合となりますね。

「はい。でも対戦相手の情報が本当に少なくて……」

――これまでブラジル国内の大会で7勝2敗1分、次の試合がONE初戦となって、未知数の部分が多いです。

「試合映像を見るとガンガン打ってくる選手だから、私も取り組んでいる打撃を確かめるには、良い相手だと思います。相手が打ってきても下がらずに、しっかり打撃の展開から組んで、寝かせて勝ちたいですね」

■視聴方法(予定)
9月3日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ONE Empower 対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者] ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
モン・ボー(中国)
リトゥ・フォーガット(インド)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
平田樹(日本)
アリス・アンダーソン(米国)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP補欠戦/5分3R>
VV.Mei(日本)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP補欠戦/5分3R>
ビー・ニューイェン(米国)✖ジェネリン・オルシム(フィリピン)の勝者
グレース・クリーブランド(ブラジル)

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ABEMA DEEP MMA ONE ONE Championship ONE Empower ブログ 山口VV芽生

【ONE Empower】アトム級ワールドGP、リザーブ戦出場。山口V.V芽生─01─「ここまで外されるもの」

【写真】MMAファイターはケージに入って、結果を残すのみ(C)MMAPLANET

9月3日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムONE「Empower」が開催される。ONE Championship 、10年の歴史で初となる女子ファイターのみの大会では、ONE世界女子ストロー級選手権試合の他、女子アトム級ワールドGPが開幕する。
Text by Shojiro Kameike

このGP、日本からは本戦に平田樹、リザーバーに山口V.V 芽生が出場する。2020年2月、デニス・ザンボアンガ戦以来の試合となる山口は、ザンボアンガ戦の敗北、そしてGPのリザーバーというポジションに対して、どのように考えているのか。

怒りや焦りといった感情は出てこなかった──MMAキャリア14年を経て、達観したベテランらしいV.V Meiの言葉に耳を傾けてほしい。


――ONE女子アトム級グランプリのリザーブマッチで、ジェリー・メザバルバと対戦するV.V Mei選手です。前回の試合は2020年2月のデニス・ザンボアンガ戦、つまり1年半ぶりにMMAを戦うことになりました。

「1年半ですか。試合間隔に関しては気にしていないですね。試合してみて『おやっ?』と感じることはあるかもしれないですけど、他の人が思っているほど気にしてはいないです」

――試合間隔を気にしないのは、以前からですか。

「はい。昔も1年ぐらい試合がなかったことはありましたから(苦笑)。DEEP JEWELSでベルトを獲った後とか」

――2015年5月に、フェザー級(当時:現アトム級)GPで優勝してベルトを巻きましたが、翌年5月のONE女子世界アトム級王座決定戦、アンジェラ・リーとの試合まで1年のブランクがありました。

「自分と同世代の選手は試合がしたい気持ちはあっても大会が少ない、という時代のほうが長かったじゃないですか」

――ヴィー選手の場合、同階級の選手は一通り対戦していましたからね。

「だから今、コンスタントに試合ができるようになったのが、ありがたいぐらいです」

――今は国内でもDEEP JEWELSをはじめ、さまざまなプロモーションで定期的に試合が組まれるようになりました。女子の場合は選手層の問題もあり、なかなか試合が組まれなかった。そのような時代を経験しているのは、もうヴィー選手の世代が最後なのかもしれないです。

「そうだと思います。おかげで、今も一緒に練習している同じ世代の選手は、コロナ禍で試合ができなくても焦ってはいないですよ。日々、淡々と練習しています。今も昔も、淡々と練習していると、気づいたら時間が過ぎていて」

――この1年半も同じように、淡々と練習していたということですか。

「どちらかというと、自分に足りないことに取り組んでいましたね」

――自分に足りないものとは?

「打撃です。グラウンドに持ち込むための打撃もそうですし、打撃だけで相手を制することができるような自信をつけられるよう、打撃の練習に取り組んでいました」

――ヴィー選手の打撃といえば、幼少期から学んでいた空手がベースでした。今は空手以外の打撃に取り組んでいるのですか。

「どれだけ空手のベースがあっても、やはりMMAとは競技が違うので、うまく活かせていない部分もありました。だから打撃の展開になると、100パーセントの自信を持って臨むことができない時もあって。そこで打撃の展開も確実なものにしたいと思って、最近はキックボクシングもボクシングも取り入れています」

――なるほど。

「打撃については、ずっと前から毎試合、改善していきたいと思っていたんですよ。でも何か取り入れても形にならなかったり……。どうしたらいいのか、試行錯誤していました。今は練習していて手応えがあります。この1年半で、できることも増えました」

――現在、打撃はどのような練習を?

「今年2月から、野木トレーナーにボクシングを教えていただいています」

――野木丈司さんですか。これまで女子MMAでも藤井惠さんや浜崎朱加選手をはじめ、数多くにボクシングの指導を行っていました。

「そうです。野木さんは、これまで多くの選手を指導されていただけあって、引き出しも多いし、私に合ったものを教えてくれるのは大きいです」

――そうして打撃の改善に取り組むようになったのは、前回ザンボアンガに敗れたことも影響しているのでしょうか。

「いえ、特にザンボアンガ戦がどう……ということはないですね。ずっと前から取り組んでいたことなので」

――では、ザンボアンガ戦の敗北は、どのように捉えていますか。

「……もともとザンボアンガについては、あまり情報がなくて、その強さがよく分かっていませんでした。試合映像を見ても、『なぜ相手がここまで動けないのだろう?』と疑問で。それが実際に試合をしてみると、今までの対戦相手とはパワーが違いましたね。『おやっ?』と思うような、不思議な力強さがあったんです」

――確かに、ヴィー選手の組みも打撃も「跳ね返される」という印象は強かったですね。

「試合って、誰しも何かしらの恐怖というか、緊張感を持っていると思うんですよ。相手としては試合前に、その緊張感を掴みに行くんですが、ザンボアンガの場合は緊張感を掴むことができませんでした。今後ONEで戦っていくかぎり、同じタイプの選手も出てくるでしょうから、自分はどうするべきなのか。とにかく技術を上げていくしかないと思っています」

――そのザンボアンガ戦まで、ONEで4連勝し、3度目の王座挑戦も目前だったかと思います。しかしザンボアンガに敗れたことで、タイトル戦線から外れてしまいました。

「最近は、それほどベルトに固執しているわけではないんですよ。もちろんONEのベルト戦線に絡めたら素晴らしいことですし、ベルトを獲れたら最高です。でも、現状を考えると、自分にできることを精一杯やる。そう考えて試合に臨むほうが、精神的にも健康だなって。だから、ザンボアンガに負けたことで、タイトル戦線から外れたのも仕方ないなって思うようになっています。ただ……」

――ただ……何でしょう?

「それでも、ここまで外されるものなのかな、って(苦笑)」

――ザンボアンガに勝っていれば、今回のGPもリザーバーではなく本戦に出られていた可能性は高いと思います。

「そうですね……正直、今回の出場メンバーを見ても、ONEが超実力主義であれば本戦に入っていたと思うんですよ。でも、いろんな局面からファンに対して訴えていくのがONEの特徴でもあるので、『あぁ、そういう方向で行くのね』と理解はしています」

――そうやって割り切ることはできているのですか。

「プロの興行ですから。これがオリンピックであれば、また違うんですけど。ただ、私もそういうONEの方向性に賛同しているから、ずっとONEに出場しているわけで。アジアの人たちに希望を持ってもらうこと、ONEからヒーローを生み出すこと。それはそれで、すごく良いことだと思います。そのぶん、実力プラス個性が求められるところもあるという理解です」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月3日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ONE Empower 対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者] ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
モン・ボー(中国)
リトゥ・フォーガット(インド)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
平田樹(日本)
アリス・アンダーソン(米国)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP補欠戦/5分3R>
VV.Mei(日本)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP補欠戦/5分3R>
ビー・ニューイェン(米国)✖ジェネリン・オルシム(フィリピン)の勝者
グレース・クリーブランド(ブラジル)

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Interview ONE ONE Championship ブログ 山口VV芽生 岡見勇信 若松佑弥

【ONE】ONEチャンピオンシップ、活動再開に際し──岡見勇信、若松佑弥、山口芽生の声

【写真】ONE活動再開へ向けて、岡見、若松、山口芽生は何を話したか (C)ONE

26 日(金・現地時間)にONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が、7月31日にタイのバンコクでONE「No surrender」を開催することを発表した。

元々ONEでは7月中にタイでのイベント再開を視野に入れており、その状況は関係各所には伝わって来ていた。当然、ONEとパートナーシップを結ぶABEMAにもその報を届いており、ABEMAではあらかじめONE出場日本人選手から活動再開に関してのコメントを集めていた。ONEチャンピオンシップ、リスタートが正式発表のタイミングで、それら日本人MMA選手の声をお届けしたい。第二弾として岡見勇信、若松佑弥、山口芽生の想いとは。


岡見勇信
「ONE Championshipが動き出す。止まっていた針がついに。とうとうきた! 総合格闘技。人間と人間が一対一で、持てる全ての力をぶつけて競う究極のスポーツ。金網の中、逃げ出せない。誤魔化せない。恐怖心、闘争心、怒り、喜び、驚き、焦り…選手たちのリアルな感情は観ている方々に入り込む。これほどまでに感情が全て伝わるスポーツはあるだろうか。究極の戦いを、やっと届けられる。 叫んでください。 感動してください。日常では味わえない、格闘技でしか味わうことの出来ない興奮を再び! 全てを賭けて戦うかっこいい男達をみてほしい。共に戦う想いで、デビュー戦から18年の月日が流れ、もはや敗北を経験の1つとして補う身分でもなくなった。敗北を成長の糧にしている暇はない。 総合格闘技の未来に、日本人の強さを証明するべく戦う。自分に打ち勝つ為、ONEに戦いの狼煙を上げる。 ONE再開と共に、見届けてほしい」

若松佑弥
「コロナ禍が騒動になり約2カ月。世間が大騒ぎになる中で、自分は何も変わらずにひたすら鍛錬していました。4月に試合が決まってからも、延期が3回ほどありました。このまま試合がないんじゃないかと少し考えていたけど、チャトリさんに言われた『チャンスが来るよ』と言う言葉を信じて鍛えていたら、全てにおいてレベルアップしました。もう、試合がしたくて爆発しそうです!自分の理想像『宮本武蔵』になりつつある姿を早く見せたいなー!」

山口芽生
「ONEの大会が再開されるということで、応援して下さる皆さんも、選手も、皆がワクワクしていると思います。当たり前のことがそうでなくなった時に、自分の生き方を見直したり、新しい価値観が生まれるのだと思いますが、私は改めて『格闘技が好き』なんだなと確信しました。そういう選手は他にもいると思います。久々の大会では、皆が今まで以上に戦えることの有り難さを爆発させて最高のパフォーマンスを魅せてくれると思います! 期待して見て下さい! 私もいつでも試合に出られるよう準備しています!」