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【Road FC61】パク・スンモを左で制したパク・シウォンが、20歳4カ月でRoad FCライト級の頂点に

【写真】韓国の青木真也は、打撃のみの試合でライト級のベルトを巻いた(C)ROAD FC

<Road FCライト級王座決定戦/5分3R>
パク・シウォン(韓国)
Def.1R4分01秒by TKO
パク・スンモ(韓国)

サウスポー同士、右ローをパク・スンモが見せる。パク・シウォンは右ジャブを伸ばし、ローをカットする。サイドキックを繰り出したパク・スンモは、右ミドルへ。さらに左ストレートを入れたパク・スンモが、再びサイドキックで関節を狙う。右ミドルと、前足の蹴りを多用するパク・スンモに踏み込んで左を伸ばすパク・シウォンが、蹴りより短い距離で戦おうとする。

パク・スンモは左で前に出ると、ジャブで応えるパク・シウォンがジリジリと前に出る。後ろ足のローを蹴るようになってきたパク・スンモだが、左の打ち合いで譲ったか間合いを取り直す。ここからローのパク・スンモ、相手の動きを見るパク・シウォンという間合い争いに、と近い距離での打撃戦になるとパク・シウォンが首相撲からヒザを突き上げる。

ワンツーに背中を見せて距離を取り直したパク・スンモ。続くワンツーは、パク・シウォンも同じタイミングでワンツーを振るって互いに空振りになる。と、直後にワンツーの左をヒットさせたパク・シウォンがパンチを纏める。立ち上がったパク・スンモにヒザ蹴り、ワンツーを決める。ヒザをついたパク・スンモにパンチを続けたパク・シウォンが、TKO勝ちでRoad FCライト級王座に就いた。


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MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC61 イ・ジョンヒョン 秋葉太樹

【Road FC61】好勝負。自然なスイッチ、近い距離を自分の間としたイ・ジョンヒョンが秋葉太樹に競り勝つ

【写真】ここが完全にイ・ジョンヒョンの間になっていたか。精神的に窮屈な状況から組むことが秋葉は多かった(C)ROAD FC

<フライ級/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
Def.3-0
秋葉太樹(日本)

左前蹴りを見せ、構えを変える秋葉に対し、イ・ジョンヒョンがカーフを蹴る。イ・ジョンヒョンは上下の蹴りを繰り出し、右を軽く伸ばす。左ジャブを受けた秋葉が前に出るが、左をカウンターで受ける。右ハイをキャッチされた秋葉は、そのまま跳びつき三角を狙う動きを見せたが、落とされ足関節へ。察知して離れたイ・ジョンヒョン、秋葉は左ジャブを伸ばす。秋葉の右に左を合わせたイ・ジョンヒョンは、今成ロールにも反応する。

イ・ジョンヒョンのワンツーをかわした秋葉は、右ロー。イ・ジョンヒョンが左ミドルを返し、構えを変えつつ距離をつめる。ダブルレッグを切られた秋葉は、ジャブから右ローを蹴られシングルレッグは決まらない。ジャブに右を合わせ、前に出るイ・ジョンヒョンに秋葉もワンツー、ローを蹴り、左ジャブを入れる。

奥手を振って前に出て、構えを変えるイ・ジョンヒョンのレンジにならないよう戦う秋葉は、足を止めての打ち合いにも応じる。しかし、Road FCは手数、そして前に出る姿勢を有効とみなす傾向があり、初回はイ・ジョンヒョンがリードした。

2R、打撃で張り合っている秋葉、だからこそクリーンテイクダウンかキャッチ級のサブミッションが欲しい。スイッチする秋葉はオーソでヒザ蹴り、テイクダウン狙いはここもスプロールされる。と、ケージを背負った秋葉はジャブを打たせて右オーバーハンドへ。これを見たイ・ジョンヒョンは、左ジャブ、右フックを振るうとヒザ蹴りを見せてスイッチする。基本、オーソで左ジャブが軸となっているイ・ジョンヒョン。秋葉はヒザ蹴りから右フックを伸ばす。右カーフをチェックした秋葉が右を振って前に出るが、イ・ジョンヒョンが右ミドルを蹴り込む。

秋葉も右ストレート、ジャブを打ち返してスピニングバックフィスト、そしてテイクダウン狙いも切られる。ジャブを伸ばした秋葉に、イ・ジョンヒョンがカーフを蹴る。続いて右ボディを入れたイ・ジョンヒョン、近い距離で秋葉も顔を狙って拳を振るう。と、左からの右オーバーハンドをヒットさせたイ・ジョンヒョンがワンツー、ワンツーというリズムで圧を掛ける。この辺り、イ・ジョンヒョンの間になっており、秋葉のテイクダウン狙いは窮屈で、良く見られてしまっている。

クリンチの攻防でボディを連打して離れたイ・ジョンヒョンに対し、秋葉はカーフをチェックして右オーバーハンド、左ジャブを繰り出す。秋葉の左ローが急所に入ったとイ・ジョンヒョンがブレイクを要求し、試合が中断する。

再開後、ワンツーフックで詰めてきたイ・ジョンヒョンに対し、秋葉がワンツーを逆に決める。さらに前に出てジャブ、時間になると両者が笑顔で手を合わせた。

最終回、ハグから戦闘再開。ローにジャブを秋葉が合わせ、前蹴りを見せた秋葉は左ミドルを蹴られても前に出る。ヒザ蹴り、左ジャブと精度で上回る秋葉が、カーフをカットする。イ・ジョンヒョンは踏み込みの勢いがやや落ちたか。それでもカウンターの右を当てたイ・ジョンヒョンが、左ミドルから組みつくと秋葉が姿勢を乱して尻もちをつく。一瞬のガードから、すぐに立ち上がった秋葉にイ・ジョンヒョンがスイッチしてカーフを左右から蹴る。やや間合いが広がったところでイ・ジョンヒョンはオーソで前に出ると、一、下がってスイッチ、直後の左ハイが秋葉のテンプルを捕らえる。

ここからパンチをまとめにいくイ・ジョンヒョンだが、秋葉も劣勢ながら打ち返すとダブルレッグから引き込む。ニーシールド&足関を仕掛けた秋葉だが、イ・ジョンヒョンが体を反転させて足を抜く。ここで組めなかった秋葉は、立ち上がりながら距離を取るがケージを背負ってしまった。即イ・ジョンヒョンは左ボディフックを入れ、右ストレート。ダメージか疲れたか、動きが落ちた秋葉を見て後ろ手に組み挑発する。

軸が乱れつつ、パンチを振るう秋葉。これをかわしたイ・ジョンヒョンが体をふって、ここも挑発。残り1分、下を見ろという仕草から左ジャブを入れたイ・ジョンヒョン。鼻につくこざかしい動きは、彼も疲れている表れだ。

秋葉がレンジに入った時に攻撃するイ・ジョンヒョンは、30秒を切ると再び前に出るや秋葉の左にテイクダウンを合わせてトップを奪取。寝技に付き合わず、立ったイ・ジョンヒョンに何やらレフェリーから注意が入ると、再会と同時にタイムアップに。あのタイミングで、間に入る必要はないと思われるが、勝負は判定にもつれ込みイ・ジョンヒョンに軍配が上がった。

近い距離を自身の間として戦えるイ・ジョンヒョン、それ故に秋葉は良い形で組めなかった。

そして綻びが見え始めた3Rに左ハイを効かせたあたりは、やはり非凡なモノを感じさせるイ・ジョンヒョンの判定勝ちだった。一方、結果が伴わないことには納得はできないであろう秋葉だが、相手のホームで胸を張れる勝負を見せてくれたことは間違いない。


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MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC61 キック シン・ドングク ムングントスズ・ナンディンエルデン

【Road FC61】戦っているけど、戦えてないシン・ドングクがナンディンエルデンに心折れKO負け

【写真】シン・ドングクは相当に厳しいパフォーマンスだった……(C)ROAD FC

<76キロ契約級/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
Def.3R2分40秒by KO
シン・ドングク(韓国)

ライト級の両者が、ほぼウェルター級に近いキャッチウェイト戦で戦う。ナンディンエルデンは右カーフを続け、シン・ドングクはケージの前を移動する。ジャブで距離を詰めるナンディンエルデンが、シン・ドングクのステップインに左ジャブを合わせてダウンを奪う。すぐに立ち上がったシン・ドングクは真っ直ぐ組みつくが、ナンディンエルデンが体を入れ替えて離れる。

その後もジャブで距離を支配するナンディンエルデンは、待ちの姿勢に。レフェリーが両者に攻めるよう注意を与えると、シン・ドングクが前に出て拳を振るうがクリーンヒットはない。ならばと組みに来たシン・ドングクを首相撲で捕らえたナンディンエルデンは、ヒザを連続で突きあげ、スピニングバックフィストを振るう。シン・ドングクも左フックを当てたが、左ミドルを蹴られる。前足でケンケン、前傾姿勢で挑発するナンディンエルデンがミドル、回るシン・ドングクを追いかけたところで初回が終わった。

2R、ケンケンに続き、前後の足を大きく開き、腰を異様に落としてゆっくり動くナンディンエルデン。それでも前に出ないシン・ドングクは、大きな右フックを振るも、かなり動きは見られているか。ナンディンエルデンはスイッチをしながらジャブ、ロー、ミドルとハイと蹴りを見せ、右を伸ばす。スピニングバックフィストが空振りになったナンディンエルデンが、間合いを取り直す。ほぼほぼレンジの外で動くシン・ドングクは、踏み込みを完全に見切られている。

両者、間合いを外し合い待つ展開に。ここもすぐにレフェリーが注意する。残り1分、ローに右を受けたシン・ドングクがダメージというよりも、ビックリダウンのように尻もちをつく。すぐに立ち上がったが、シン・ドングクはほぼほぼ手が出ない。ナンディンエルデンは飛びヒザに続いた放ったハイキックでバランスを崩す。ここでシン・ドングクがクリンチで押し込むが、自ら離れると終了の合図の後に、ジャンプをして前転をしながら蹴りを見せるというアクションを見せた。

3R、肩を振って前に出るナンディンエルデンがローに右を合わせる。シン・ドングクが右フックを当てるが、すぐにジャブで下がらされる。ナンディンエルデンは左ミドル、シン・ドングクの右に右を合わせようとする。続いてボディを右で殴ったナンディンエルデンは、腹打ちを続け素早い左ジャブ、手をついて蹴りを見せたシン・ドングクは有効な攻めがない。と、左フックの踏み込みに左ショートを打たれ、尻もちをついたシン・ドングク。これもダメージというよりも、心折れのようなダウンの仕方に見える。

そして立ち上がってワンツーを振ったところで左を打ち抜かれると、尻もちで座ってから後方に倒れ込み勝負は決した。


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MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC61 パク・ジョンウン ホン・ユンハ

【Road FC61】ちびウルフ=パク・ジョンウンが、打撃でホン・ユンハを寄せ付けず完勝TKO

【写真】ちびウルフがスピード、切れ、威力と全てに上回っていた(C)ROAD FC

<女子アトム級/5分3R>
パク・ジョンウン(韓国)
Def.1R3分12秒by TKO
ホン・ユンハ(韓国)

右ローからジャブで前に出るホン・ユンハに対し、パク・ジョンウンが右を伸ばす。ホン・ユンハはローからワンツーのコンビで、距離を詰める。しかし、パク・ジョンウンは左ジャブを入れ、続いてボディストレートを打っていく。遠目の距離でジャブを繰り出すホン・ユンハに対し、パク・ジョンウンは再び左ボディストレート、そして右オーバーハンドを伸ばす。

さらにジャブから踏み込んで右ストレートを綺麗に入れたパク・ジョンウンは、ホン・ユンハの前蹴り、そして右を被弾するがダメージはほぼない。パンチが軽いと見たパク・ジョンウンは、ここからギアが上がり左ボディ、右オーバーハンドのコンビを素早く繰り出して左フックを狙う。続いて右オーバーハンドを当て手数を増やすと右ストレートをヒットさせる。ローを捌いて右ストレートから左ボディ、右を当てて蹴りを掴むと右のショートでダウンを奪う。

直ぐに立ち上がったホン・ユンハだが、再び蹴りに右を合わされ2度目のダウン。殴られながら立ち上がったホン・ユンハがパンチを被弾しながら手を出し続けるも、その度にパク・ジョンウンの拳を打ち込まれ、ついにレフェリーが試合を止めた。


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【Road FC61】ライト級王座決定戦はK-MMA界の青木真也=パク・シウォン✖秒殺散打王パク・スンモ

【写真】20歳、キャリア6勝0敗。喜び方も似ている (C)MMAPLANET

韓国はウォンジュのウォンジュ体育館で開催されるRoad FC61が23日(土・現地時間)に迫ってきた。

5月14日のRoad FC60で山本聖悟をKOし、キャリア7連勝としたイ・ジュンヒョンが秋葉太樹と戦うことで注目されている今大会のメインは、ライト級王座決定戦=パク・シウォン✖パク・スンモの一戦だ。


パク・シウォンはプロ6戦6勝でフィニッシュが4度、今年の4月に20歳になったばかりで、王座戴冠となるとRoad FC史上最年少チャンピオンの誕生となる。

キム・ドンヒョン率いるチーム・スタンガン所属のパク・シウォンは、一部で韓国の青木真也の異名をとる。とはいっても何も跳び関十段、他の圧倒するグラップリング力を誇るなどファイトスタイルから来ているのではない。

いや確かにサウスポーでアップライト気味、左の蹴りを使う点は青木と近いかもしれない。そこから首相撲やクリンチを見せたり、RNCでの一本勝ちも2試合あるのだから、より打撃戦を好む青木真也スタイルという見方もできるだろう。だが、彼がK-MMA界の青木たる所以はその容姿だ。

特にサウスポーで構え、薄目勝ちで相手を見る様子は本当にそっくりだ。当然、組み技力は青木に比較するべくもないが、打撃では相手のパンチを下がってかわし、そのままカウンターの左ストレートでKOするなど、非凡さを見せている。

そんなパク・シウォンと対戦するパク・スンモはこのタイトル戦がキャリア4戦目のグリーンボーイといえる。とはいえパク・スンモは散打の韓国代表で世界選手権では2度銀メダルを獲得、ワールドカップでは優勝経験もある。Road FC版TUFといえる「タイマンの神」の優勝者で、同企画からタイトル挑戦は初となる。

パク・スンモはコロナ期のデビューで、パク・シウォンと同様にグラウンド限定&打撃に特化したARCでキャリアを積み、2戦目でモンゴルの石の拳=ムングントスズ・ナンディンエルデン、3戦目でファイヤーファイターとして有名なシン・ドングクというRoad のトップファイターをそれぞれ28秒&28秒でKOしている。

2階級のチャンピオンが契約を更新せず、Road to UFCに参戦するなど──強烈な勢いで新陳代謝が進むRoad FCにとって、団体をリードするライト級のベルトを巻くのはどちらになるのか。要注目だ。

■ Road FC61メインカード対戦カード

<Road FCライト級王座決定戦/5分3R>
パク・シウォン(韓国)
パク・スンモ(韓国)

<フライ級/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
秋葉太樹(日本)

<76キロ契約級/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
シン・ドングク(韓国)

<女子アトム級/5分3R>
パク・ジョンウン(韓国)
ホン・ユンハ(韓国)

<無差別/5分3R>
ジム・ゴンオ(韓国)
ペ・ドンヒュン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
キム・テイン(韓国)
パク・ジョンギョ(韓国)

<75キロ契約/5分3R>
シン・ユンソ(韓国)
イ・ハンヨン(韓国)

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