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【RIZIN LANDMARK08】RIZIN初陣で瀧澤謙太に勝利、野瀬翔平「圧倒してフィニッシュすることは想定内」

【写真】強い選手と戦い続けてきた野瀬にとって、この勝利は当たり前というのが陣営の考えだった(C)RIZIN FF

2月24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されたRIZIN LANDMARK08で野瀬翔平が瀧澤謙太に2RTKO勝利を収め、RIZIN初参戦を勝利で飾った。
Text by Takumi Nakamura

Road to UFCを見てきたファンにとっては納得の、RIZINファンにとっては衝撃のTKO勝利にはどんな技術と戦略があったのか。野瀬本人の言葉とともに紐解いていきたい。


――――2月のRIZIN LANDMARK 8 in SAGAでは瀧澤謙太選手に2RTKO勝利でした。試合後の周囲の反響はいかがでしたか。

「試合後は『今まで野瀬のことを知らなかったけど、こんな強い選手がいるんだ』という声が多くてうれしかったですね」

――野瀬選手のRoad to UFCでの試合を見ている人たちは野瀬選手の強さを知っている。一方でRIZINファンにはまだその強さが知られていなかった。試合前のその評価はどう受け止めていましたか。

「対戦カードが発表された時、RIZIN常連の瀧澤選手がRIZIN初参戦のよく知らない選手とやるみたいな感じで、瀧澤選手が勝って当然という予想が多かったんですよ。正直『分かってないな。俺が勝つから見てろよ』って悔しさはありましたね」

――改めて今年最初の試合としてなぜRIZINを選んだのですか。

「弘中(邦佳)先生とも話をして、今年はUFCにアタックするのではなく団体問わずに強い選手と戦って経験を積む1年にしようと思っていたんですね。そのタイミングでRIZIN佐賀大会があるということで、RIZINは国内のビッグイベントでもあるし、出ることを決めました」

――UFCへのチャレンジには一旦区切りをつけたということでしょうか。

「2年連続でRoad to UFCを勝ち抜けなかったので、今年もまた3度目のチャレンジというのは考えていなかったです。それよりもちゃんと試合経験を積んで強くならないといけないなと。やっぱり2年連続でチャンスを逃してしまって、僕としてはチャンスが遠ざかったと思っているし、2回ダメだったヤツが3回目お願いしますは都合がよすぎると思いました。だったらちゃんと強くなって、また野瀬はUFCに行くんじゃないか?と言われるくらい成長してからチャレンジしようと思いました」

――またUFCを目指すにしても、今はキャリアの転換期でもあったわけですね。

「はい。今年は再出発の一年だと思っています」

――さて今回の瀧澤戦はどのような作戦を立てていたのですか。

「打撃の時間をなくして、組む時間を長くすれば勝てるだろうと思っていました。そのうえで瀧澤選手は蹴りを多用するので蹴りをキャッチする、もしくは奇麗にテイクダウンできなくても組みついてケージまで押し込む。それを考えて練習していました」

――クリンチする時間を長くするイメージですか。

「そうですね。もっと言えば打撃が出せない距離、くっついている時間、0(ゼロ)距離の時間を長くすることですね」

――瀧澤はテイクダウンディフェンスも意識する一方、思い切り蹴ったり、倒されるリスクよりも打撃でダメージを与えることを優先するタイプです。そこは警戒していましたか。

「はい。蹴りの距離が遠いし、ストレートやヒザ蹴りのカウンターも上手い。あとで試合映像を見返しても、何度か危ない部分があったと思います。ただ相手の打撃を怖がって中途半端に距離を取ると、もっと瀧澤選手ペースになるので、そこは打撃を怖がらずに密着する。それがさっきの0距離という感覚ですね」

――0.5すらも与えないと。

「はい。0距離、密着ですね」

――そして遠い間合いでは野瀬も積極的に打撃を出していた印象です。それを出さないと組めないという考えだったのですか。

「そうですね。瀧澤選手は経験値もあるし、いきなりテイクダウンに行っても切られると思ったんです。だからスタンドで『こいつもしかしたら打ち合ってくるかも』と思わせる打撃を出してから組むことを意識していました」

――最初にダブルレッグに入ったとき、瀧澤選手もヒザを合わせてきましたが、そのまま組んでリフトしてからテイクダウンしました。

「あれはポイントもずれていたし、僕のダブルレッグの方が速くてリフトもできたんで、組んでしまえばこっちのもんだと思いました」

――ああいった場面は中途半端に組みついた方がヒザをもらってしまうものなのでしょうか。

「きっとあそこで僕が躊躇してテイクダウンのスピードが遅くなっていたら、逆に危なかったと思います。ただあのあとすぐに腕十字にいっちゃったのは僕の悪い癖ですね(苦笑)。本当はもっとしっかりトップキープすべきだったと思うし、あれは反省点の一つです」

――結果的にスタンドに戻されましたが、最初にテイクダウンに成功したことで、次も組めば倒せるという手ごたえはありましたか。

「一度逃げられたのはミスでしたが、同じことを繰り返せばテイクダウンはとれると思っていたので焦りはなかったです」

――そして瀧澤選手の前蹴りをさばいてダブルレッグで尻餅をつかせ、立ち上がった瀧澤選手をバックコントロールしてグラウンドに持ち込みました。ここからはバックキープしてラウンドを終える展開でした。あれは野瀬選手が得意な形ですか。

「相手を寝かせる。背中を向けて立とうとしたらバックをとる。足を四の字クラッチする。これはもう僕の得意な形ですね」

――バックを取ってからシングルの四の字ロック、いわゆる“おたつロック”でキープする形でした。

「もしあそこから瀧澤選手が向き合ってきたらツイスターや前回極めたアームロックが狙えるのですが、瀧澤選手はバックをとられた状態で向き合おうとしなかったんです。事前の映像を見ていたのか感覚なのかは分からないですが。だからサブミッションは難しかったんですけど、逆にバックコントロールし放題なので、これだったら殴ろうと思って、途中から殴る方にシフトしました」

――1R終盤に右足で瀧澤選手の右腕をひっかけてバックキープしていましたよね。あれは練習でもやっていたのですか。

「あれも僕の得意な形で、柔術やグラップリングの練習でもよく使うんですよ。確かゴードン・ライアンが使っていたのを真似して、それを弘中先生や荒牧(誠)先生と改良した感じですね」

――世代的にはBJ・ペンがジョー・スティーブンソンにRNCを極めた時のものだ!と思って興奮してしまいました(笑)。一貫して1Rは自分のやりたいことが出来たラウンドだったのではないですか。

「はい。インターバル中も『同じことを繰り返せばいい。ただ相手は入り際の一発を狙ってくるから、そこだけは気をつけろよ』という指示でした」

――ただ2Rもその入り際で右ストレートやヒザ蹴りを被弾しました。

「そうなんですよ(苦笑)。ヒザ蹴りを腕で受けたんですけど、テイクダウンにいこうとして頭を下げていたら危なかったし、一発の当て勘やそこに持っていくまでのフェイントのかけ方は本当に上手いなと思いました」

――ただ野瀬選手も左ストレートからダブルレッグで組みついて、1Rと同じようにバックコントロールからのテイクダウン、おたつロックでのバックキープという展開になりました。ここで瀧澤選手向き合おうとしたところで、首を右腕・右ワキで抱えていましたよね。いわゆるエクセキューショナーチョークですが、あれは練習でも極めているのですか。

「四の字ロック(おたつロック)から向き合おうとする選手にはあれでタップを取れるんですよ。瀧澤選手にも狙ってみたのですが、首の位置だったり胴の長さだったり、体系的なところもあって極まらなそうな感じだったんですね。それでキープの方に移行しようと思いました」

――腕ごとひっかけるバックキープはゴードン・ライアンがきっかけとのことでしたが、エクセキューショナーチョークも何かきっかけがあったのですか。

「これは練習でやってみて思いついた技ですね。ちょうどRoad to UFCで鶴屋怜選手もやっていたので、四の字ロックを使う人はあの形に行き着くんだなと思いました」

――その後の展開にもつながりますが、あそこからマウントにも移行できるし、仮に一本とれなかったとしても、次に展開できるキープの形ですよね。

「はい。この試合もあそこから僕がマウントを取って、相手にとって致命傷になるヒジを落とせたので、あの(エクセキューショナーチョークの)プレッシャーがフィニッシュにつながったと思います」

――こうして野瀬選手のお話を聞いていると、サブミッションのアプローチがあるからこそ、相手の動きが止まる→殴りやすいという展開だったことが分かります。

「僕もそう思います。瀧澤選手はかなり僕のサブミッションを警戒していたので、それで殴りやすかったですし、逆に僕が殴りに固執していたら立たれたり逃げられていたと思います」

――あとはフィニッシュ前に落として縦ヒジですが、あれは見ていてもえぐかったです。ルール的にOKとはいえ、ガンガンいっていましたね。

「前日のルールミーティングでも耳のラインまでだったら縦ヒジもOKと言われて、エグいルールだなとは思いつつ、自分に使える場面が巡ってきたので、そこはフルに使わせてもらいました」

――試合を終えてのチームとしての感想はいかがでしたか。

「大舞台でも練習でやったことを練習通りに出来たことは褒めてもらいました」

――戦前の下馬評はあったにせよ、自分の実力を出せればしっかりフィニッシュできるという自信はありましたか。

「はい。このくらい圧倒してフィニッシュすることは想定内だったので、驚きでもアップセットでもないです。それと同時に先生たちからは『これをもっと強い相手にできなきゃだめだぞ』とも言われました」

――Road to UFCで培ってきたものはRIZINのトップ選手と比べてもそん色ないものだという自負もありますか。

「僕は日本での知名度がないかもしれないですが、Road to UFCでは強い選手たちと戦ってきたので、そこで経験値が足りないとか、そういうことは一切ないと思っています」

――今後も国内ではRIZINで戦うことになると思います。次戦へ向けた意気込みをいただけますか。

「日本国内で一番強い選手と試合を組んでもらえる舞台がRIZINだと思うので、是非またオファーをいただきたいと思います。今回下馬評を覆す試合が出来たので、次はもっと強い相手に同じような試合・勝ち方をして、皆さんをもっともっと驚かせたいです」

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【RIZIN】黒石高大の控室侵入で瀧澤謙太にペナルティー!

先日開催されたRIZIN LANDMARK 8野瀬翔平にTKO負けを喫した瀧澤謙太が自身のXを更新。瀧澤の応援に来場していた黒石高大が試合後に係員の制止を振り切って控室エリアに侵入した事により、主催者側からペナルティーを科せられた事を明らかにしました。

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大会直後から出禁になった者がいるとSNS界隈で噂になっていましたが、その噂は本当だったか。。。「係員の制止を振り切って」というからかなり悪質。黒石本人に何らかの処分が下るのは当然でしょう。

でも、選手本人やセコンドの言動に対して、選手本人(今回の場合だと瀧澤)にペナルティが与えられるなら納得感もありますが、応援団や友人など広い意味での「観客」まで範囲が拡大すると選手個人に制御出来るものなのか、少し心配になってきます。

出来そうな事としては、チケットを売った人に対して「暴れるな」と命じたり、そもそも違反行為を起こしそうな人にはチケットを売らないって事くらいか。でも選手から直接チケットを購入しなくても、プレイガイドで手に入れる事だって出来るし、選手個人で統制を取るのは結構難しいんじゃないかと。

まあ、そもそも違反行為を行う人間と関係がある選手も根こそぎ処罰する。。。という主催社側の強い姿勢と言うのであれば、それはそれでありな気がますが、それなら思い切って主催者側が出場する選手とチケットの購入者に対する反社チェックを徹底するとか?その結果、出場選手もガラッと変わって、観客数も激減したら笑えませんが。。。
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『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』フルファイト動画

【RIZIN LANDMARK 8 大会限定 公式グッズ Tシャツ】S M L XL XXL


 2月24日にSAGAアリーナで開催された『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』のうち、6試合のフルファイト動画がアップされています。以下、動画です。続きを読む・・・
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【RIZIN LANDMARK08】初参戦・野瀬が瀧澤にヒジ&パンチで2RTKO勝利「僕の組み技は上位陣に通用する」

<バンタム級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.2R2分48秒by TKO
瀧澤謙太(日本)

サウスポーの野瀬に対し、瀧澤が右ボディストレートと右ミドル。野瀬はスピニングバックキックを見せ、左ミドルを蹴る。野瀬がダブルレッグに入ると、瀧澤は右のヒザ蹴り。野瀬はそのまま組みつくと、瀧澤の身体を持ち上げてテイクダウンし、一気に腕十字を狙うが、瀧澤が腕を抜いて立ち上がる。

試合がスタンドに戻ると野瀬がスピニングバックフィスト、左のオーバーフック。瀧澤も右ストレートを返すが、野瀬がダブルレッグに入って瀧澤ケージに押し込む。スタンドでバックを取った野瀬は瀧澤の身体を振るようにテイクダウンしてバックキープ。ポジションをキープしたまま、細かくパンチを入れ続ける。

2R、瀧澤は右ミドルと右ハイキック、野瀬も左ストレートを見せながらダブルレッグへ。瀧澤も距離を取って右ストレート、前に出て右のヒザ蹴り。野瀬は左ストレートからダブルレッグに入り、スタンドをキープする瀧澤のバックにつく。野瀬は瀧澤を倒してグラウンドに持ち込み、足をフックしてバックキープする。おたつろっくで瀧澤の動きを止めると、ヒジとパンチを連打。最後は野瀬が瀧澤の身体を伸ばし、ガード一辺倒の瀧澤を殴り続けてレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、野瀬は「九州の格闘技界、MMAは関西・関東に負けてないと思います。僕も含めて九州の選手を注目してください。僕の組み技はRIZINの上位陣やチャンピオンにも通用すると思います。機会があればよろしくお願いします」とマイクアピールした。

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【RIZIN LANDMARK08】堀江圭功戦前に2つの試練。ルイス・グスタボ「ライト級に上げたことを後悔させる」

【写真】ケージに足を踏み入れる時点で、すでに勝者と言いたくなる。これを当然と捉えられるのは、本当に強い (C)MMAPLANET

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 08のメインイで堀江圭功と対戦するルイス・グスタボ。
Text by Manabu Takashima

昨年4月に武田光司に勝利して以来、10カ月振りの試合は機内で過ごす時間でも30時間という長い旅路の果てに実現する。加えて来日2日は計量が控えている。ケージに足を踏み入れるまでに2つの勝利が必要ならグスタボは、「日本で戦うことが目標だから、当然のこと」と断言した。


――今回、九州の佐賀という街での試合となります。実際、自分は佐賀に行ったことがありません。東京での試合とはまた違うと思いますが、いかがですか。

「日本人なのに、佐賀に来たことがないんだ(笑)。今回、佐賀に来ることができたようにRIZINで日本の色々な街を訪れることができて凄く嬉しい。RIZINには日本中でイベントを開いてほしいよ。そして、RIZINがもっと大きくなってほしい」

──押忍。東京よりも最後に一つ飛行機に乗る回数が増えたのではないですか。

「そうだね。東京から福岡までの分、いつもより長かったよ。飛行機のなかにいるだけでも30時間だった」

──う~ん、もう尊敬しかないです。最近は米国経由というのが少なくなっていますが、どのような経路で福岡までやってきたのですか。

「クリチバからサンパウロまで1時間、それからフランクフルトまで13時間。そして東京まで13、14時間。そこから福岡まで2時間弱かな」

──……。言葉が出てこないです。私もブラジルへ取材に行ったことがあるのですが、最後にサンパウロで入国をしてから、リオデジャネイロまでの短時間のフライトが厳しくて……。

「減量もあるので、サンパウロを飛び立ってから常に厳しい。でも、良い試合をしたくて日本に来ているから」

──有難い言葉です。それだけ長い間飛行機に乗っていると、体調管理の面で機内で気を付けている部分はありますか。

「特に何もやっていない。機内食でタンパク質のモノは口にするけど、炭水化物は摂らないようにしているぐらいだよ。とにかく計量を終えて、しっかりと水分補給をする。そこに集中しているよ」

──移動、計量。試合前に2つの勝負を乗り越えているようなモノですね。

「そういう気持ちにはなるよね。でも僕が日本に来るのは戦うことが目的だから、移動も減量も乗り越えて当然のことさ」

──押忍。本当に素晴らしいです。では10カ月振りの試合になります。これだけインターバルが空いたのは、なぜですか。

「すぐにでも試合はしたかったけど、ケガをしてしまってできなかったんだ」

──そうだったのですね。

「でも、今は何も問題ないよ。神は正しい道に導いてくれるからね。試合をする。それは一番簡単なことで。日々、ブラジルでの練習、ケガと向き合うことの方がずっと厳しい戦いなんだ。そこを経て試合をするんだから、心の底から楽しんで戦うつもりだよ。ファンの皆に、良いファイトを見せたいと思っている。

そして今年は、あと3試合は戦いたい。チャンピオンベルトを獲って、防衛もしたい。日本の格闘技史にルイス・グスタボの名を刻みたいんだ」

──そのためにも大切な一戦。対戦相手の堀江選手の印象を教えてください。

「どの試合も大切だよ。今回の試合も、そのなかの一つ。目標を達成するための一つの試合。そしてホリエにとって、15分間の悪夢になる」

──どのように悪夢を見せようと思っていますか。

「スタンドでも、グラウンドでも叩き潰し続ける」

──堀江選手はフェザー級から階級を上げて、自身のパフォーマンスを発揮できるようになったという風に言われています。

「僕はずっとライト級で戦ってきたから、そこは絶対にアドバンテージになる。ライト級に上げてきたことを後悔させてやる」

──では、改めて試合に向けての意気込みをお願いします。

「日本でまた戦うことができて、本当に嬉しい。最高のショーにしたい。皆が買ってくれたチケットの価値を高めるような試合をするので、会場でも僕にポジティブなエネルギーを与えて欲しい。皆の期待に応えるので」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN LANDMARK08】計量終了。九州&山口勢が多数参戦――福岡の野瀬翔平が瀧澤謙太と対戦へ

【写真】計量の模様はYouTubeチャンネルで中継された。野瀬と瀧澤、この身長差は試合に影響を及ぼすか (C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAの計量がヒルトン福岡シーホークで行われた。出場選手は全員、計量をクリアしている。
Text by Shojiro Kameike

RIZIN初となる佐賀大会は、九州ならびに山口県在住あるいは出身のファイターたちが多数参戦する。山口県在住の摩嶋一整は当初、前RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフと対戦予定であったが、ケラモフが来日不可能となり相手が今成正和に変更されている。計量をクリアした摩嶋は「今成選手と戦えるのは光栄です。明日はレベルの高い攻防を見せられると思います」と語った。

また、北九州を拠点に戦う田中半蔵との試合が組まれていたトゥラル・ラグモフもケラモフと同様、来日不可能に。一方の田中も右腓腹筋損傷で全治4週間のため、今大会は欠場することとなった。元RIZIN女子スーパーアトム級の浜崎朱加は山口県出身で、高校卒業は福岡県で柔道選手として活躍していた。今大会でクレア・ロペスと対戦予定であったが、こちらも負傷で欠場に。代わりにチームメイトの大島沙緒里がロペスと戦う。

九州勢の中でも注目は野瀬翔平の参戦だ。福岡県在住の野瀬は、2年連続でRoad to UFCに出場。いずれもUFC契約には至らずも、昨年12月には神田T-800周一に完勝して再起を果たした。この国内屈指のグラップリングMMAファイターと戦う瀧澤謙太は、現在RIZINで3連敗中と苦しい試合が続いている。ここは空手ベースで、2021年9月には元谷友貴をKOしたパンチの強さを再び見せつけたい。

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN】白川陸斗、矢地祐介の発言に怒りあらわ「ホンマにしばき回す」 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』公開練習

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(SAGAアリーナ)で、矢地祐介と対戦する白川陸斗が19日、都内の所属ジム「JAPAN TOP TEAM」で公開練習を実施。RIZINのYouTubeで公開された動画で、矢地の「白川選手はリスクはないが、こっちはデメリットしかない」という発言に対して、怒りをあらわにした

同大会ではライト級の「矢地祐介vs.キム・ギョンピョ」が決定していたが、キムのケガによる欠場のため、1階級下のフェザー級の白川が代打で出場する。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK #白川陸斗

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【RIZIN】榊原CEO、ケラモフの欠場を発表 摩嶋一整VS今成正和の対戦が決定 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』に関する記者会見

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(佐賀県・SAGAアリーナ)についての会見が16日にRIZIN公式YouTubeで配信され、摩嶋一整と対戦予定だったヴガール・ケラモフと、田中半蔵と対戦予定だったトゥラル・ラギモフの欠場が発表された。

ケラモフについては、昨年11月の『RIZIN』アゼルバイジャン大会の公開計量の際にケラモフのチームがトラブルに巻き込まれ、警察に拘束されたと報道された。その後にトラブルの当事者との和解が成立した状況だが、アゼルバイジャン政府が「手続きが完了するまで出国は認められない」という結論になったため、このタイミングで来日することができずに試合は中止となった。

摩嶋の新たな対戦相手は今成正和に決定。田中の新たな対戦相手はアラン・ヒロ・ヤマニハに決定したが、今度は田中が負傷のため欠場することになったため、ヤマニハの出場は取りやめとなった。

また、クレア・ロペスと対戦予定だった浜崎朱加が練習中に「左尺骨骨幹部骨折」により全治5ヶ月の負傷を負ったため、欠場が決定。代役として大島沙緒里が出場し、ロペスと対戦する。

さらに、オープニングファイトでRYOGAと対戦予定だった持田哲兵が怪我により欠場し、代役として堺龍平が出場することも発表された。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DREAM KOMA MMA MMAPLANET o RIZIN キック ハルク大城 パンクラス ボクシング 三村亘 佐伯繁 前薗渓 劉獅 山口コウタ 山本有人 平本丈 杉山廣平 松田亜莉紗 栗山葵 漆間將生 瀧口脩生 瀧澤謙太 鈴木琢仁 風我 飴山聖也

【DEEP Tokyo & Osaka Impact2024#01】大阪インパクトと東京インパクトのカードが続々と決定

【写真】松田は西で。前薗は東で(C)MATSUNAO KOMATSU & SHOJIRO KAMEIKE

1月29日(月)、DEEPより3月17日(日)に大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

そしてDEEP JEWELSストロー級チャンピオン松田亜莉紗が、チャンピオンとして初めての試合をノンタイトルの3回戦&初の国際戦として臨むことが決まった。


対戦相手はマドンナ・ザ・ロケット。アムを筆頭にタイのザ・ロケット集団はゲオチャイ、アンドレ、ダイヤモンドローズ、ノーパン、プリンセスらがDEEPで戦っているが、そのアム以外は白星がない。前例からいえばマドンナも、苦戦は必至というところか。半面、チャンピオンとはいえキャリアは2年の松田は試合毎に穴が見つかる肯定にあるため、思わぬ落とし穴があるかもしれない。

とはいえ組んでからのパンチ=ダーティーボクシングとパウンドの強烈さは、松田がグラップリングの基礎をしっかりと叩きこまれているからこその強味だ。マドンナ・ザ・ロケット──佐伯繁代表によると「ロケット軍で一番の美女」──がそこに対応できるようだと、今後のDEEP JEWLESタイ勢の核となるルーキーが現れたことになる。

この他、女子では2回戦で栗山葵がMANAと対戦する59キロ契約マッチやアマを含め7試合が決まっている。一方、男子のカードは3回戦で三村亘✖劉獅のフェザー級、2回戦では鈴木琢仁✖角野晃平のウェルター級など11試合、計18試合のラインナップとなっている。

アマ時代に平本丈にKO勝ちを収めている飴山聖也が、井上暉也を相手に3度目の正直でプロ初勝利となるか。西の実力者=瀧口脩生が、ロケット軍団に負けじと増殖中のグラップリングシュートボクサーズジム軍団からRIZIN帰りの銀グラップリングシュートボクサーズジムを迎え撃つ一戦も注目だ。

また3月24日のDEEP TOKYO IMPANCT2024#01の対戦カードも──杉山廣平✖風我のトップ返り咲きを目指すフライ級永遠に続くサバイバル3回戦を筆頭に、10試合が1月27日(土)に明らかとなっている。

気になるのは元パンクラシストで、KROSS X OVERでMMAとキックの二冠王となったハルク大城の初出場だ。2018年3月に瀧澤謙太に敗れ、MMAから距離を置いていた大城はキック、ムエタイ、シュートボクシングと立ち技に専念していたが、昨年6月にMMAに戻ってくると11月にKROSS X OVERのバンタム級のベルトを巻いている。山本有人戦の勝敗もちろん、パフォーマンス次第でトップ戦線返り咲きが見えてくる──そんなハルクのDEEP初陣となる。

初参戦でいえばバンタム級で山口コウタと対戦する、漆間將生も気になる存在といえよう。格闘DREAMERS出演から、パンクラスでは3勝4敗と思うような結果を残すことができなかった漆間が、DEEPで同じような状況にある山口とのマッチアップ。戦場を変える、外敵を迎え撃つ──という状況は、キャリアのアクセントとなる戦いだけに、現状を打破するために両者とも落とせない一戦となろう。

また大阪大会で5連勝中の前薗渓が、待望の東京での初試合を迎える。柔道とグレコローマンレスリングで培った組みの強さが、関東初お目見えとなる。が、対戦相手のアシルベックは今話題の中央アジア=ウズベキスタン人ファイターだけに、前薗の最大の長所が潰される可能性もあるタフなマッチメイクといえるだろう。

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DEEP MMA o RENA RIZIN SASUKE UFC アンシュル・ジュビリ キック キム・ギョンピョ クレア・ロペス パク・シウ パンクラス ヒロヤ 上田将年 上田将竜 中村倫也 伊藤裕樹 修斗 宇佐美正パトリック 浜崎朱加 瀧澤謙太 田中半蔵 矢地祐介 芦田崇宏 野瀬翔平 鈴木博昭 鈴木槙吾 阿部大治

RIZIN LANDMARK8:矢地 vs. ギョンピョ、浜崎 vs. クレア・ロペスなど主要カード発表。

ライト級
矢地祐介
キム・ギョンピョ

一時はライト級エース候補だった矢地だが、サトシとグスタボに連敗。昨年は6月の北海道大会で5連敗中のザック・ゼインに1Rチョークで勝ったのみで、なかなか試合が組まれなかった。北海道に続いて九州とドサ回りが続くが、勝って3連勝となるか。

ギョンピョは2022年のRoad To UFCで優勝したインドのアンシュル・ジュビリに判定負けで敗退。昨年4月のRIZIN初戦では宇佐美正パトリックにキャリアの差を見せつける圧勝。11月にはアゼルバイジャン大会に出場して地元のラギモフを秒殺KOしている。

女子スーパーアトム級
浜崎朱加
クレア・ロペス

元王者浜崎は2021年にノンタイトル戦で伊澤にTKO負けで、デビュー以来初の日本人選手相手の敗戦。22年4月、タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチでも敗れて王座から陥落した。女子アトム級GPでは準決勝でパク・シウに判定負け。41歳になった昨年は試合をしておらず、1年5ヶ月ぶりの復帰戦となる。タイトル戦線に踏みとどまるためにも負けられない試合。

ロペスは昨年4月、RIZINデビュー戦でRENAに足での膝十字で勝利。2戦目で早くも伊澤のタイトルに挑戦したが、ニンジャチョークで秒殺一本負け。

フェザー級
芦田崇宏
鈴木博昭

元DEEP王者で、RIZINデビュー戦で萩原に1R一本勝ちした時点では、まだ始まったばかりのフェザー級トップ日本人選手だったはずの芦田だが、地味さが災いしてか試合が組まれず、ようやく組まれると金原・アグォンに連敗。中田に地味勝ちしたものの、昨年5月にはRIZIN3連敗中の摩嶋に一本負け。地味強ばかりと当てられている。

MMA転向から3勝3敗の鈴木だが、勝った試合は序盤に打撃がヒットしてのKO勝ちで、あとは判定負け。打撃勝負に付き合ってもらえない相手だと厳しいままだと、これ以上RIZINで使い道がないのでは。生き残りがかかった試合。

バンタム級
瀧澤謙太
野瀬翔平

4連敗中でリストラギリギリの瀧澤が地元九州勢の野瀬と対戦。野瀬は一昨年、もっとも知名度が低い中でRoad To UFCに出場したが、準決勝で中村倫也に完敗。中村という厳しい相手だったためか、昨年も出場のチャンスが与えられたものの、一回戦でスプリット判定負け。現在修斗ではノーランカーだが、先月ランカーの神田T800に勝利したので、1月度ランキングには入ってくる見込み。

フライ級
伊藤裕樹
上田将年

伊藤は昨年5月にアーセンにタックルからコントロールされ判定負け。超RIZIN.2にはヒロヤの相手枠として出場し、テイクダウンに手こずってのスプリット判定勝ち。地元相手でのLANDMARK.6ではまたも僅差の試合でのスプリット判定勝ち。

上田もジモティ枠。上田将竜のリングネームでパンクラスに参戦していたが、タイトルには届かず。昨年11月に地元福岡で行われたBLOOM FCでは本名に戻し、モンゴルのオトゴンバヤルに判定勝ち。

ウェルター
阿部大治
押忍マン洸汰

阿部はストラッサーに判定勝ちするなど3連勝したが、DEEPで鈴木槙吾にまさかの一本負けで王座陥落。昨年7月にはイゴール・タナベ相手にミドル級で体重ハンデマッチを組まれ、パンチを効かせる場面もあったが一本負け。ウェルター級に落としたタナベが大晦日に試合が組まれているのに対し、1年4ヶ月ぶりに本来のウェルターで試合を組まれた阿部は福岡でジモティ選手と対戦。RIZINウェルター級では3戦0勝とトップの戦績にもかかわらず不遇。

福岡出身の押忍マンはハードパンチャーで、パンクラスでは勝っても負けてもフィニッシュ決着で盛り上がる試合をする選手。

フェザー級
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

福岡出身の田中は2022年に40歳で修斗に復帰すると、2連勝で先月SASUKEのタイトルに挑戦したが、3RKO負け。相手のラギモフはアゼルバイジャン大会のジモティ枠で、ギョンピョに秒殺KO負け。今回はケラモフの抱き合わせ出場か。

今回発表された地元勢は、地元でなければRIZINに出てくるレベルではないので、正直勝っても次にRIZINに出るチャンスが与えられるとは思えない。しかし、北海道大会の後藤のように、インパクトのある勝利なら次のチャンスもあるかもしれない。

これに加えてジモキック1試合、オープニングファイト5試合(字もキック3試合とジモMMA2試合)。

メインは長崎出身の堀江 vs. グスタボになるとのこと。