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Grachan54 MMA MMAPLANET o   原口伸 植田豊

【Grachan54】蹴られそうで、蹴られない原口伸。テイクダウンを重ね、植田豊を下し暫定フェザー級王者に

【写真】崩れない。ポスチャーの強さが際立っていた(C)MMAPLANET

15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54&55が開催された。

J-MMA新時代を告げるようなマッチアップ、重量級の戦い、そしてタイトル戦と今のグラチャンが詰まったダブルヘッダーから──ここではGrahan54のメインイベント=Grachan暫定ライト級王座決定戦の模様をお伝えしたい。

念願の王座奪取へ、キャリア3度目のタイトル戦に臨む植田豊に対し、原口伸はデビューから8カ月&4戦目の選手権試合になる。


<GRAND暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
原口伸(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
植田豊(日本)

サウスポー同士、原口の右ローを植田がチェックする。原口は右カーフ、植田は右ミドルを蹴る。ローから前に出た原口は、ヒザ蹴りにもダブルレッグで組んでテイクダウンを決める。ハーフの植田にパンチを入れる原口は、右腕を差されても右手をついてバランスをとる。

煽る植田はウィザーでアンダーフックを殺され、煽り切れずに動きが止まる。起き上ることができず、右のパンチを断続的に被弾する植田は背中をつけるまで動くと、原口が連打で右を打ちつける。潜り切れず、パンチを連打された植田がフルガードを取ろうと正対するが、原口は足を捌いてパス、上四方へ。

原口はアームロック狙いも、頭を跨ぐことができない。最後に植田はハーフから右腕を差してスクランブルに持ち込み、原口をケージに押し込むところまで挽回。オープンスコアでジャッジ3者とも、原口を支持した。

2R、植田は右ハイ、原口は右カーフからジャブを伸ばす。植田の右ハイが顔面を捕らえたように見えた刹那、原口は蹴り足をキャッチしボディロックから豪快にテイクダウンを決めると、間髪いれずパウンドを連打する。

ハーフで左足にしがみつき、右腕を差した植田は小手を決められ下になりそうな場面で、原口の勢いを利用し右足を持ち上げてスイープを仕掛ける。一瞬尻もちをつきながら原口はすぐに体を起こしてトップを取ると、ハーフでパンチを連打する 。

ここもハーフで動きが止まった植田は、エルボーを落とされ、ワキ腹から顔面を殴られると状態を起こすことができない。なんとか両足を戻した植田に対し、原口は立ち上がって足首を掴んだ状態が続く。ここでレフェリーがブレイクを命じ、植田がスタンドに戻った。

しかし蹴り足をキャッチされ、テイクダウンを許した植田はエルボーを受けながらクローズドを取り、腕十字へ。腹ばいになるが、原口は腕を抜いて上四方で殴り続ける。植田は足を絡めるも、捌かれる。正座状態の原口は、クローズドに戻されると動き始めパウンドを落とし──この回もジャッジ3者の支持を得た。

最終回、左フックから右ハイを蹴る植田。蹴りはキャッチされる可能性があるが、原口のガードが甘いという判断か。その原口はここでは左ストレートに組みつき、ダブルからボディロックでテイクダウンを決める。

がぶりに背中をつけた植田は、上四方で抑えられる。植田が腹ばいになると原口はがぶってワキ腹と頭部を殴る。立てない植田は展開を変えることできない。

サイドバックを許しガードを取った植田は、ようやくスクランブルに持ち込んで立ち上がることに成功する。原口はケージに押し込み、ボディ打ちとヒザを腿に入れ、レベルチェンジからダブルレッグ──植田が尻もちをつく。

両足を束ね、ワキ腹を殴る原口は時計回りに動き植田に背中をつけさせる。植田は最後までハーフでシングル&立ち上がることを狙ったものの原口は根を張ったようにびくともせず、時間を迎えた。

判定は当然のようにフルマークで原口に凱歌が挙がり、兄・央のグラジエイター・フェザー級王座に続き、弟・伸がグラチャン・フェザー級王者に就き、兄弟で2つの大会のベルトを巻くこととなった。

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Grachan54 MMA MMAPLANET o 加マーク納 長野将大 長野将太

【Grachan54】跳びヒザ一閃、長野将太に衝撃KO勝ちの加マーク納だったが、思わぬどんでん返しに……

【写真】狙いすました跳びヒザ勝利にドヤ顔の加マーク納だが、愛娘の反応は……(C)MMAPLANET

15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54&55が開催された。

J-MMA新時代を告げるようなマッチアップ、重量級の戦い、そしてタイトル戦と今のグラチャンが詰まったダブルヘッダーから──ここではGrahan54で組まれた加マーク納✖長野将大戦の模様をお伝えしたい。Grachanを新天地にキャリアの再生をはかる両者のサバイバルマッチの行方は。


<フライ級/5分2R>
加マーク納(日本)
Def.2R0分24秒by TKO
長野将大(日本)

ジャブを伸ばす長野が一旦間合いを取り直し、左ローを蹴る。続くシングルにギロチンを仕掛けた加マーク納は、引き込んで巴のようにギロチンスイープへ移行する。

反転して上を取った長野がサイドで抑える。腹ばいからシングルに出た加マーク納に対し、長野はキムラからバックを狙いつつ腕十字の機会を伺う。

スラムで叩きつけられた長野はすぐにレッスルアップ&シングルへ。

再びギロチンから加マーク納がスイープ、長野はその勢いを使って前転してスクランブルに持ち込み、立ち上がってケージに押し込む。

ボディロックの長野のヒザ蹴りが急所に入り、試合が中断する。再開後、左ミドルを蹴った長野は右回りを続ける。加マーク納は左フック、組んで引き込んだ長野は潜ろうして、即立ち上がる。

再びケージを背負った加マーク納は首相撲からヒザをボディに入れる。

ここで長野のヒザが加マーク納の急所に入り、2度目の中断で警告が与えられた。リスタート後、左ハイからフックを振るう加マーク納に組んでいく長野は、倒すことができずアッパーを受けそうになって離れる。

間合いをはかる両者、右に回る長野を追いかけて加マーク納が右オーバーハンドを打っていく。ケージ中央、ジャブを伸ばす加マーク納に対し、組みのフェイクを長野が見せる。ケージに詰まった長野は、左ローを蹴る。続く蹴りで重心が浮いた長野を押し倒すようにテイクダウンした加マーク納は、立ち上がってきた長野にケージに押し込まれる。

右を差し返して、ボディロックテイクダウンを決めた加マーク納が立ち上がった長野を再び倒し時間となった。

2R、跳びヒザのフェイクを見せた加マーク納。長野は右回り基調が続き、ローを蹴り、ジャブを伸ばす。

と、一瞬の間が空いた直後、そのま間がまるで長野を引き寄せるような磁場だったかのように、距離が近づいたところで加マーク納が右の跳びヒザ一閃。

気を失った長野が、前方に崩れ追い打ちの鉄槌にレフェリーが試合を止めた。

ケージの中から応援をしていた娘さんを呼ぶも、拒否られた勝者は「なんでやねん」と苦笑いを浮かべた。

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Grachan54 J-CAGE Report ブログ 松井斗輝

【Grachan54】パラエストラCNWの松井斗輝。右ボディ、右ストレート、右のパウンドで松本を倒す

【写真】容赦のないという表現に相応しい打撃で松井がプロ3勝目を挙げた(C)MMAPLANET

15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54&55が開催された。

J-MMA新時代を告げるようなマッチアップ、重量級の戦い、そしてタイトル戦と今のグラチャンが詰まったダブルヘッダーから──ここではGrahan54で組まれた松井斗輝×松本大輔戦の模様をお伝えしたい。兵庫のグローブ空手の雄=日進会館からボクシングへ。2017年国体少年男子バンタム級3位の実績を持つ──パラエストラCNW期待の新鋭松井が、MMA3戦目でキャリア25戦(※8勝17敗)の松本を相手に確かな拳の攻撃を見せた。


<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
Def.1R4分57秒by TKO
松本大輔(日本)

サッカーパンチ気味に右を入れた松井は、右ボディを打ち込む。さらに右を伸ばし、松本のテイクダウン狙いを切ると蹴り足を掴んで倒して、鉄槌を落とす。

寝技で深追いはせずスタンドに戻った松井に対し、松本は今成ロールも不発に。右を被弾した松本は、ヒザをついて足を取りに行くが松井が離れて掴ませない。

組みつつ引き込む松本は、寝技に付き合ってもらえず打撃を被弾する。それでも松本はカニバサミを伺いつつ、引き込む。ここは暫らくハーフで上にいた松井は、右の細かいパンチを見せた。

松本は左腕を差してディープハーフ&スイープを狙うが、松井がスプロールして耐え、頭を押して足を引き抜く。

打撃戦ですぐに引き込む松本は、右ボディに続く右フックでダウンを喫する。

ここもスタンドで待ち受けた松井は、ワンツーから組んで引き込んだ松本のクローズドガードの中で右を連打すると、残り3秒でレフェリーが試合と止めた。

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Grachan54 K-1 MMA MMAPLANET o 村田俊 黒井海成

【Grachan54】黒井海成、打撃戦に持ち込めず村田俊の小外掛け&コントロールに判定負け

【写真】村田のTD&コントロールに黒井は打撃戦に持ち込めなかった──MMAの洗礼だ(C)MMAPLANET

15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54&55が開催された。

J-MMA新時代を告げるようなマッチアップ、重量級の戦い、そしてタイトル戦と今のグラチャンが詰まったダブルヘッダーから──ここではGrahan54で組まれた村田俊×黒井海成戦の模様をお伝えしたい。硬式空手からK-1、そしてMMAに転じたBRAVEの秘密兵器=黒井がプロ2戦目で試練にぶち当たった。


<フェザー級/5分2R>
村田俊(日本)
Def.2-1
黒井海成(日本)

試合開始直後に右ローにテイクダウンを合わされた黒井が、三角絞めをセットする。腰を上げ左腕も入った村田は右手を送られないようケージに押し込みエルボーを落とす。

窮屈な姿勢に黒井は蹴り上げに転じ、スタンドへ戻る。

村田は右腕を差してボディロックからテイクダウンを狙う。黒井は差し返してヒザをボディに突き刺して離れると、ローと前蹴りを繰り出す。続く突進に村田は組んで、右腕を差すと瞬時に小外刈りでテイクダウンを奪う。

黒井はブリッジからスクランブルも、後ろ回し蹴りに組まれて3度目のテイクダウンを取られる。ハーフで抑えた村田はここもブリックでスクランブルに持ち込まれるものの、ケージに押し込み黒井を削っていく。

ここも右腕を差してボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪った村田がハーフからマウントに移行し、殴ってバックグラブへ。やや乗り過ぎだったが、落とされることなくパンチを入れた村田が初回をリードした。

2R、右ローにシングルを合わされた黒井がスプロール、そのまま村田を追いかけると、アイポークがあり試合が中断される。村田に注意に入り、リスタート。黒井は右カーフを蹴っていく。直後にダブルレッグからケージに押し込んでいった村田は、ここも小外掛けでテイクダウンを奪う。

右手を引き寄せられ、背中をつかされた黒井は下の展開が続く。黒はケージ際でキムラを狙うと、腕を抜いた村田が立ち上がってパウンドを入れてガードの中に戻る。残り1分を切り、再びキムラに出た黒井は、腕を抜いた村田のパンチ&鉄槌を受けながら試合終了を迎えた。

結果ジャッジ1票が入り、まさかのスプリット判定とはなかったが村田が判定勝ちを収め、黒井はプロMMA2戦目で黒星を喫した。

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Grachan54 MMA MMAPLANET o ラデック 佐々木克義

【Grachan54】ラデックが下がって左の突きから、ラッシュで佐々木をTKO

【写真】右オーバーハンドに合わせた左の突きは見事だった(C)MMAPLANET

5月15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54&55が開催された。

J-MMA新時代を告げるようなマッチアップ、重量級の戦い、そしてタイトル戦と今のグラチャンが詰まったダブルヘッダーから──ここではGrahan54で組まれた無差別級の一戦、ラデック×佐々木克義戦の模様をお伝えしたい。


<無差別級/5分2R>
ラデック(チェコ)
Def.1R3分52秒by TKO
佐々木克義(日本)

サウスポーに構えた両者、まず佐々木が右ローを蹴っていく。左を伸ばすラデックは右から左のフックに足を止めて応戦するが、ガードが甘い。右蹴りのフェイクが有効なラデックは、左を振るって足払いを決める。

スタンドで待ち受けたラデックは、佐々木の右フックに足を止めて打ち合う。打ち勝ってはいたが、セコンドの「打ち合わない」という指示に従ったラデックが回って左フック&は足払いを決める。

右ジャブから左ストレートのラデック、佐々木は左フックを返すが、圧を受けているか。佐々木はローも拳で展開を創れず、再び足払いで倒される。ここで頭部を蹴りにいったラデックに注意、イエローカードが提示される。

佐々木のダメージを待ってからの再開後、ラデックは左ローから左の追い突きを見せる。ラデックの左でヒザをついた佐々木は左右のフックで前に出るが、右オーバーハンドに左を被弾して再びヒザをつく。

立ち上がった佐々木をケージに詰めたラデックの連打にレフェリーが試合を止めた。

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Grachan54 Grachan55 MMA MMAPLANET o ラデック 佐々木憂流迦 原口伸 大搗汰晟 川中孝浩 植田豊 鈴木一史 長岡弘樹 長野将大 高橋孝徳 高須将大 黒井海成

【Grachan54】原口伸と暫定ライト級王座決定戦。植田豊「打・投・極、どこでも倒せる」

【写真】MMAファイターとして、力の差があると言い切った植田 (C)MMAPLANET

15 日(日)、東京都港区の品川インターシティホールで開催されるGrachan54&55。ダブルヘッダー第一部のGrachan54のメインで暫定ライト級王座を賭け原口伸と対戦する植田豊。

その実力の程は定評があるが、なぜか試合で取りこぼしも多い。そんな植田はレスリングから転向してきた超新星との対戦を前に、MMAファイターとしての力の差はあると断言した。


──日曜日に原口選手と暫定王座決定戦が控えています。格闘DREAMERSの期待の新人✖外敵のようなマッチメイクとなりました。

「う~ん、そうですね。まぁ彼が勝てばストーリーができやすいことなのですが、自分には関係ないことなので。そこは気にしていないです」

──舐めんじゃねぇよという想いは?

「舐めんじゃねぇよっていうのは、当然のように誰に対してあるわけじゃないですか。だから今回の試合で、そういう気持ちが特に強いということはないです」

──ではキャリア4戦目、デビュー7カ月目でタイトル戦まできた原口選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「単純にポテンシャルの高い選手です。レスリングのベースがあって、気持ちが強い選手なので勝ち星を重ねていれば当然、資格はあるのかと思っています。まだ2勝ですけど、グラチャンのライト級で彼と絡める役者がどれだけいるかということもありますし、これだけ勢いがついちゃうと当たるのは必然かもしれないです」

──一段階ではなく、三段階ステップアップするためのタイトルと植田選手という風に見えます。

「役者が少ないんで、仕方ないと思います。そうなりますし、でも力を考えると向うに勝たせたいというマッチメイクではないと思っています」

──ポテンシャルがあるということですが、前回の試合ではかなり課題が浮き彫りになっています。現時点で原口選手のMMAファイターとしての力をどのように判断していますか。

「MMAって何でもMMAと表現できるので、少し難しいところがありますが、全てができてちゃんとつなげる選手ではないですよね。全てができてつなげることができることをバランスが取れているというのであれば、全然レベルは低いと思います」

──同時に繋げられていなくて、一点突破でいけるのもMMAという見方もできます。

「ハイ。だからレスリングと振りまわしで勝てています。それが現時点の彼の戦い方ですね。前の試合で打撃を意識して戦ったことで、パンチを被弾して倒れたので今回は戦い方を変えてくる可能性は十分にあると思っています。ただ本能で戦うタイプなので、熱くなればまたぶん回してきそうなイメージもあります」

──ぶん回してきた方が戦いやすいというのはありますか。

「ぶん回し方にもよります(笑)。まぁカウンターは取りやすいです」

──所属しているMe, Weでは、誰かが常に試合があり、皆がその練習相手を務めている印象があります。

「試合が続いたこともあって、雰囲気も良い感じです。倉本(一真)君や佐々木憂流迦君の加入もあって、憂流迦君は大きいので良い練習相手になってくれています。MMAだと鈴木一史選手がいて、あとは柔術が強いジムですから。組み技に関しては、体格の合う強い選手はいくらでもいます。だから全く問題ないです」

──それだけ仕上がっていると。

「かなり良いと思います。特別何をしてきたというわけではないですけど、一つ一つのレベルももの凄く上がったと思います。僕が負ける勿体ないパターンって、素人のぶん回しみたいなのを貰って負けたりしているので(苦笑)。そういう事故が起きないように戦わないといけないです。そういう意味でも、基本に立ち返って練習できたかと思います」

──植田選手は試合で、まだ力を出し切れていない印象です。

「ありがとうございます。半分も出せていないと思います。取りこぼしてしまうこともそうですし、入り方、考え方という部分でも試合期間が空いたので見直すことができました。ジムに若い子たちも増えていますし、しっかりと見せないといけないという気持ちもあります」

──ダイヤの原石との対戦で、一番見せたい部分はどこでしょうか。

「一番は勝つこと。結果を残さないといけないです。正直、彼と違って全局面できるので。打・投・極、どこでも倒せると思っています。なので、そういったレベルの高いところを見てもらいたいです。

もうタイトルマッチも3度目ですし、これを落としてしまうと一生ベルトには縁がないのかと思います。ただ大切なモノはベルトとかっていう物理的なモノではなく、強さを求めるという部分に重きを置いてはいます。それでもステップアップする大きなきっかけではあると思うので、ここをしっかりと獲りたいです。それで大きな舞台に繋げることができればなと思っています」

■GRACHAN55視聴方法(予定)
5月15日(日)
午後5時00分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN55対戦カード

<GRANDウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]長岡弘樹(日本)
[挑戦者] 川中孝浩(日本)

<無差別級/5分2R>
荒東 怪獣キラー 英貴(日本)
瓜田幸造(日本)

<フェザー級/5分2R>
高橋孝徳(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
長谷川卓也(日本)

<無差別級/5分2R>
北村亮太(日本)
田馬場貴裕(日本)

<フライ級/5分2R>
宮内拓海(日本)
吉田哲之(日本)

<フェザー級/5分2R>
櫻庭泰裕(チェコ)
伊藤類(日本)

<バンタム級/5分2R>
YO-HEI(日本)
佐々木歩夢(日本)

■GRACHAN54視聴方法(予定)
5月15日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN54対戦カード

<GRAND暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
植田豊(日本)
原口伸(日本)

<フライ級/5分2R>
長野将大(日本)
加マーク納(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
松本大輔(日本)

<フェザー級/5分2R>
村田俊(日本)
黒井海成(日本)

<無差別級/5分2R>
ラデック(チェコ)
佐々木克義(日本)

<無差別級/5分2R>
中島大志(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(チェコ)
中嶋紳乃介(日本)

<フェザー級/5分2R>
萩原一貴(日本)
羽馬誠人(日本)

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Grachan54 Grachan55 MMA MMAPLANET o RIZIN ストラッサー起一 川中孝浩 桜井隆多 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也

【Grachan55】川中孝浩とGrandウェルター級王座防衛戦。長岡弘樹「若い時より格闘技に向き合えている」

【写真】どれだけ自分を貫くことができるか。体力と精神力の勝負となる (C)MMAPLANET

15 日(日)、東京都港区の品川インターシティホールで開催されるGrachan54&55。ダブルヘッダー第二部=Grachan55のメインでGRANDウェルター級チャンピオン長岡弘樹が、川中孝浩の挑戦を受け、王座初防衛戦を戦う。

昨年6月に桜井隆多を下して巻いたベルト、42歳になったチャンピオンはDobuita所属の若い選手達性質の練習で、強くなりたい気持ちがさらに増し、より格闘技に向かうようになったという。愛弟子、雑賀ヤン坊達也の悔しい敗北も、チームが前進する糧とした長岡が、この一戦のみならず格闘技への想いを語った。


──日曜日に防衛戦が迫ってきました(※取材は11日に行われた)。体調の方はいかがですか。

「今日が最後の確認の練習があって、やるべきことはやってきました。あとは体重を落とすなど体調面の調整だけです」

──11カ月振りの実戦となりますが、この間隔というのは望んだモノだったのでしょうか。

「ベルトを獲った時は、すぐに試合をしたいとは思っていなかったです。自分の中ではベルトを獲ることが目標だったので、その先というのは全く考えていなくて。正直、ベルトを獲ったら引退しても良いぐらいの気持ちで戦っていたので、終わった直後に次は誰と戦いたいとか、何をしたいという希望はなかったです。

回りからも引き際じゃないかと言われましたし。1年経っての心境の変化と言いますか、ウチの選手や練習仲間とトレーニングをしているうちに、まだまだ強くなりたいという気持ちが凄く自分のなかにあり、強くなっている実感もあります。防衛戦云々でなくて、それを証明したいと思っています。なので、この試合のモチベーションは自分が戦いたいという気持ちとイコールという感じです。

次の試合相手が川中選手になることは、去年の8月の挑戦者決定戦で早々に決まっていたので、常に意識をしながら練習はしていました。実際に練習の強度を上げるという意味では、試合前にパァっと上げるということではなく、年齢も年齢ですし常にコンディションを良い具合にしておくということで日々を過ごしてきました。

試合の日程が決まる前から、色々と取り組んできたので正式決定してから特別変わることもなかったです。試合が近づいてくると、もちろん緊張感は高まりますが、とにかく練習でやってきたことを試合で出すのみです。積み重ねてきたことを試合で、まだ積み重ねるような感じですね」

──雑賀ヤン坊選手をはじめジムの教え子と一緒にやってきたことが、長岡選手が向上心を持つ続ける要因になっているのですね。

「緊張感を共有できているということもありますし、ヤン坊に関しては試合前も一緒に創ってきて。それ以外の時は、『ヤン坊に負けるかよ』っていうつもりで練習できているので。ウチの選手達はまだまだ実績がないですけど、伸びてきているので凄く刺激を貰っています。彼らと練習することで、この年になっても『どうやったら強くなれるんだろうか』と考えて。というより、この年になった方が若い時より格闘技に向き合えていると思います。

こうやったら強くなれるのか。こうすれば、上手くなれるのかと繰り返しています。そうやって考えると、この1年はアッという間でした。ヤン坊と練習していると、とにかく緊張感があります。特に自分なんかは量をこなせなくなってきたので、質を意識してやってきました。彼と張れるような選手であり続けたいですしね。もっと一緒にやっていきたいという気持ちでいます」

──そういうなかでヤン坊選手が、待望の舞台RIZIN TRIGGERで自分の良さを出すことができずに敗北を喫しました。

「アイツは負けず嫌いだから、本当に悔しいのは分かっています。自分も本当に悔しかったです。彼が良さを出せずに負けた……完敗という形は初めてだったので、ジムとしてもそのまま『また頑張ります』で済まされることではないと感じました。

自分達も変わっていく方向で、既に取り組み始めています。ただ気合を入れて頑張りますってことじゃダメだと思い知らされた試合になりました。なのでヤン坊も一生懸命、もがいています。彼と一緒にジムも変っていこうと思います」

──そのようななか川中選手は、挑戦者決定戦で勝利した後にRIZIN TRIGGERでストラッサー起一選手に敗れました。「自分に挑戦する前に負けんなよ」という気持ちにならなかったですか。

「もちろん負けてほしくはなかったですけど、ストラッサー選手がどれだけの実力者かというのも分かっていますし、試合内容では競っていて川中選手の強さも見ることがデキました。彼と戦う身としては、あの試合をチェックできて良かったです」

──長岡選手が試合で見せることは、もう何も変わらないかと思うのですが、この試合で何をしなければいけないと思っていますか。

「誰もが分かっていることで、とにかくアグレッシブに攻めることです。川中選手はもともと組みベースで体幹がしっかりしています。そこに倒すコツを掴んできた打撃があるので、組んでも簡単にいく相手ではないと思っています。ただし、その部分に関してはさらに実力をつけたという自信もありますし、練習ではなくて試合で使ってソレを証明したいです。川中選手の打撃と体の圧力に対して、自分の組みと打撃を合わせた圧のぶつかり合いになると思います。川中選手の圧が強いと感じなければ、自分のペースで戦えます」

──しんどくならないわけがないですね。

「勝ちたいなら、しんどいことをやるのが当然です。アウトボックスでスタミナ温存して勝てる人間ではないので。自分のファイトスタイルは、どんどん相手にくっついてくこと。その組みつき方に関しては、考えて準備してきました。勇気をもって、どんどんぶつけたいです。試合でそれをやることは大変ですが、それがデキると信じてやってきました」

──まずはこの試合に集中しないといけないですが、ヤン坊選手のセコンドでTRIGGERを経験し、自分もあの場に立ちたいという気持ちには?

「もちろん、TRIGGERという舞台を見て華やかで良いなと思うところは本心でありました。川中選手はTRIGGERに出ている選手なので、ここで勝って『長岡強いじゃん』と思ってもらえれば一つのアピールポイントになるかと思っています」

──ヤン坊選手と揃い踏みなどあれば、夢のようですね。

「ハイ。アイツも次、見返したい。絶対に勝ちたいという気持ちでやっているので。この試合で俺がしっかりと結果を残すことで、これからも一緒に頑張っていこうというつもりです。若い子たちも含め、チーム全体でDOBUITAをもっと強くしたいと思っているので」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
Grachan54午後1時30分~Grachan放送局
Grachan55午後5時00分~Grachan放送局

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Grachan54 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC アレアンドロ・カエタノ 中村倫也 修斗 原口伸 大宮優 植田豊

【Grachan54】プロ4戦目で暫定ライト級王座決定戦=植田豊戦へ、原口伸「喧嘩ができるスタイル」

【写真】喧嘩が強いスタイルという本人の弁。とにかく馬力がある (C)MMAPLANET

15 日(日)、東京都港区の品川インターシティホールで開催されるGrachan54&55。ダブルヘッダー第一部のGrachan54のメインで暫定ライト級王座を賭けて、プロMMA4戦目の原口伸が植田豊と対戦する。

2019年フリースタイルレスリング70キロ級全日本王者──鳴り物入りのBRAVEジム入門から、昨年9月にプロデビューを果たすと、現在まで2勝1NC。MMAファイターとして、余りにも荒々しい一方で限りない可能性を感じさせる原口に4戦目でタイトル挑戦について、そして今後を尋ねた。


──早くもベルトを賭けた試合を戦うことについて、どのように思っていますか。

「自分としては4戦目でこういったチャンスをいただけたことに、期待が入っています」

──3月に大宮優選手を初回TKOで下し、どのタイミングでタイトル戦のオファーがあったのでしょうか。

「2週間後ぐらいだったのです、割とすぐでした」

──その大宮戦ですが、4分39秒間は濃密な時間になったかと。

「そうですね、勉強になった試合です。ダウンを奪われたシーンは、嫌になるぐらい映像で見直しました。変に打撃戦をやろうとか、MMAをやろうという感覚で戦っていたことに気づきました。あの前にBRAVE勢が試合をしていて、絶対に勝ってやろうという気持ちも強すぎたようです」

──ダウンを奪われた感覚は覚えていますか。

「ハイ。人生、初のノックダウンなので。倒れていく景色も覚えています。痛みとかではなくて、『あぁ、俺倒れてるな』って。試合中は記憶が途切れることなく、直後は『こうなって負けるんだ。止めてほしくない』と思いました。『絶対に負けたくない』って思って、必死に動いたのも覚えています。ただ試合後の記憶がないんです」

──そうなのですか。やはり怖いですね。ただダウンをしてマウントを取られながら、スクランブルで立ち上がった馬力には驚かされました。

「とにかく止めてほしくなくて、動き回ると立てました(笑)」

──テイクダウン、スクランブルが繰り返され、その間もパンチを打ち合い、最後は右でTKO勝ちででした。

「大宮選手ももの凄い覚悟が決まった顔をしていて。殴り合っている時も、もうブレーキが効かなくなっていたんだと思います(笑)」

──笑って振り返っていますね。

「アハハハ。僕はレスリングの時から技術とか関係なく、気持ちのぶつかり合いになった時は絶対に負ける気がしないんです。殴り合いをしている時も、『これ打ち勝てるな』っていう感覚がありました。

ただガードも下がっていて、足も使えていなかったです。最初にフックを貰ってダウンをしたのですが、ああいう風にパンチを打って来る人が練習ではいなかったので勉強になりました。無暗に打ちあったことは反省しています。勝ったことが唯一の救いになる試合でした」

──そんななか原口選手が意識しているかどうか分からないのですが、奇しくも2022年のプロデビュー同期となった中村倫也選手はプロ3戦目で修斗ブラジル王者のアレアンドロ・カエタノを4月のPOUNDSTORMで破りました。

「最初の頃は負けたくないと思っていましたけど、階級が違うのでそういうことは思わなくなりました。ただ凄く良い刺激を貰っています。同じサウスポーで、レスリングベースだから勉強させてもらっています。倫也選手に関しては、レスリングを生かしたMMAというよりもMMA選手になり切っている。そこはMMAに関する知識や、子供の頃から持っていた熱量が僕とは違いが出ていると思います。ただし、MMAを実際に始めた時期はそれほど変わらないので、倫也選手が短期間であれだけのMMAファイターになれていることは、本当に刺激になっています」

──グレコからの転向組の河名マスト選手も、修斗のトップランカーに勝っています。

「中村倫也選手とは違って、レスリングの強味を生かしたMMAで。やるべきことを着実にこなす強さが感じられます。デキることをこなすって難しいのですが、河名選手はそれがデキていて、倫也選手とは違う種類の強さを感じます」

──対して原口伸のMMAとは?

「倫也選手とも河名選手とも違い、経験が少ないというのもあって僕のMMAは野性的です。レスリングの実績は2人に劣りますが、泥臭さとか喧嘩ができるファイトスタイルだと思います。それがMMAにも生きています」

──では、対戦相手の植田豊選手の印象は?

「絵にかいたようなベテラン選手で、落ち着いて慌てず。チャンスが来るまで我慢して戦う。でも、僕もレスリング時代の終盤は相手のミスを待つというか、そういう戦いをしているので植田選手の考えていることは意外と理解できると思います」

──では日曜日、どのような試合をしたいと思っていますか。

「前回の試合は動きが悪かったです。突っ立って戦って。それでああいう試合になったのですが、僕が今持っている技術を使い、力を出すことができれば、もうあんな試合にはならないです。

ただフィニッシュ方法とか深く考えていなくて、取りあえずどういう形でも良いから決着をつける。そういう戦いができればと思います」

──ではこの試合を経てなおプロ2年目でありますが、どこを目標にMMAを戦っていきたいと考えていますか。

「デカいこと言うなって怒られるかもしれないですが、喧嘩ができるスタイルで外国人選手と戦った場合、相手を喰うことがデキると思っています。自分のそういう部分があれば、日本人選手が余りできていない──外国人選手との戦い方ができるという自信もあります。最終目標はUFCですし、そのためにどこで戦っていくとか分からないですけど……Road to UFCには間に合わなかったので、ちょっと待っとけよと思っています」

──押忍。最後にMMAPLANETの読者に一言アピールお願いします。

「キャリアはまだ少ないですけど、上に行こうとしている若者がいるっていうことを試合でアグレッシブに戦って──自分の存在感を示していきたいと思っているのでよろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
Grachan54午後1時30分~Grachan放送局
Grachan55午後5時00分~Grachan放送局

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【Grachan54】原口伸が植田豊と暫定ライト級王座決定戦へ。超ルーキーは足し算を間違えないMMAが必要

【写真】2021年デビュー組、初の王座戴冠となるか。それとも植田が意地を見せるか(C)MMAPLANET

1日(金)、GRACHANより5月15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54が開催され、メインで植田豊✖原口伸の暫定ライト級王座決定戦が組まれることが発表された。

この日は昼夜2興行制となり、Grachan54が昼の部、Grachan55が夜の部として実施され本日のプレスリリースでは昼の部のカードが明らかとなった。


2019年フリースタイルレスリング70キロ級全日本王者、昨年9月のMMAデビューから2勝1NC、原口が4戦目で王座挑戦の機会を得た。

J-MMA界の未来──2021年デビュー組は、中村倫也&宇佐美正パトリック、鶴屋怜、河名マスト、岩本健汰、原口の同門である野村瞬太とレスリング、ボクシング、空手、グラップリングの全日本クラスがズラリと揃っており、デビューイヤーからキャリアで上回る相手を引きずり下ろし、急激に存在感を増している。

そんななか早くも、原口がタイトル挑戦の機会を得ることになった。対する植田は過去にグラチャンだけでなくGladiatorでもライト級王座挑戦経験があるベテランだ。

前回の大宮優戦を見る限り、原口はがぶってのパンチや首相撲からのヒザ蹴り、勝負を決めた最後の接近戦でのフックの連打とMMAへの対応力はつきつつある。

その一方で打撃を使おうとするあまり、パンチを被弾する数も決して少なくない。特にまだコンビネーションは見えておらず、右でステップインしてきた大宮の左フックを浴びてダウンを経験している。

ここから大宮がマウントに移行し、スクランブルに持ち込んだことで、レスリング力でピンチから脱したものの、老獪な植田とその頭脳=山崎剛Me,We代表であれば優勢のままスタンド戦に戻るという選択をしていたかもしれない。

世界レベルのレスリングがベースだけにテイクダウン&スクランブルの強さはある原口だが、パンチを被弾して組まれることも少なくなかった。気になったのは組みの攻防のなかで、フィジカルに任せた強引な小手投げを見せていた点だ。金網の位置を考慮しないあの手の荒い攻撃を植田相手に繰り出すと、バックを許し致命傷となる可能性もある。

サウスポー、リーチのある植田は抑え、極めの強さは10勝8敗という戦績以上のモノがある。今回の対戦の肝は、組む前の間──だ。3月のままの原口だとサウスポーの植田のジャブをより多く被弾する可能性も十分にある。

と同時に、組んでからの打撃の強さを前段階で原口が使えるようになっていれば、一方的な展開になる可能性すらある。それは最後に打ち勝ったパンチではなく、対戦相手の大宮が見せていた組むためのパンチが使えるかどうかに掛かって来る。

同様に削り合いになった時に、原口が5分✖3Rの戦い方ができるか否か。この暫定王座決定戦、原口がMMAをやり過ぎれば勝機は植田に。レスリング時々パンチという打撃を駆使できるようになっていれば原口……という見方もできる。

そのポテンシャルの高さを十分に理解した上で、足し算を間違えることがないMMAが原口には必要となってくるだろう。

また今大会のセミではEXFIGHTで地に落ちた自信をグラチャンで取り戻しつつある長野将大が、加マーク納に挑む。柔道ベースの組み力の強さを持つ加マーク納に対し、長野はスピードと手数の多さで切り崩すことがデキるのか。

王者がRIZINに戦場を求めているライト級とフライ級にあって、暫定王座の制定はもちろん、波風を起こす興味深い2つのマッチアップだ。

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