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ABEMA EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o Poundstorm01 修斗 山本健斗デリカット 河名マスト 狩野優

【POUNDSTORM01】修斗1位山本健斗デリカット戦へ 河名マスト─01─「想像していたものが出せるように」

【写真】まさに組み伏せる──スタイルを確立しつつある河名マスト(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01で、河名マストが修斗世界フェザー級1位の山本健斗デリカットと対戦する。
Text by SHOJIRO KAMEIKE

レスリングではグレコローマンでU-23世界選手権を制し、MMAに転向した河名。MMA初戦こそ星を落としたものの、以降は4連勝でPOUNDSTORM出場に至った。なかでも今年2月の狩野優戦は、まさに河名が本領を発揮した試合だったといえる。5分3R、ノンストップで組みのプレッシャーをかけながら、組めばコントロールし続けた。幼少期から染みついたレスリングと、現在のMMAがいかにして結び付いたのか。山本戦を控える河名に、現在の成長を訊いた。


――EXFIGHT04の狩野優戦は、まさに河名選手の本領発揮といえる試合内容でした。

「ありがとうございます。あの試合までやってきたレスリングの強み、レスリングをぶつけること。特に国内のランカー選手を相手に、どこまでできるのかを試す試合でもありました。それをやり切ることができたというのは、一つステップを上がることができたのではないかなと認識できた試合です」

――ご自身にとって、レスリングという競技ではなくMMAにおけるレスリングの強さは、どんなところだと思っていましたか。

「やはりテイクダウンから抑え込みですね。相手を立たせない、打撃の間合いにしないことを考えて試合をしていました。

ケージに押し込んで自分が差している状態であれば、すぐ何かしないといけない。MMAを始めたばかりの頃は、そう思っていて……自分で自分を追い込んでいました。でも今は、自分がケージに押し込んでいるなら、時間を使って相手をテイクダウンする。そう考えられるようになりました」

――レスリングの基準であれば、ケージ際で動きを止めていたら反則を取られるかもしれないですね。

「そうなんです。レスリングではとにかく前に出続けないとパッシーブを取られ、寝技で相手が有利な状態(パーテールポジション)から試合を始められてしまうので。そのために組んだらすぐにポイントを取りに行く。スタンドでポイントを取っている選手が有利になるルールですから」

――その動きが染みついていると、ケージ際でクラッチしたらすぐに体が動いてしまうのでしょうか。

「いえ、体が動くというよりは……もともとレスリングというのは壁のない状態で、いかに相手の重心を崩せるかという競技なんです。前に出て相手が押し返して来たら、自分は力を抜くとか。右に体重をかけて相手が左に動いたら、自分も左に体重をかけるとか。そういう動きがケージ際でもできるようになってきたと思います」

――なるほど。

「自分が先に動いて、相手のアクションを見ながら対応する。相手がこう動いてきたら、自分はこう動くということができるようになってきたのかな、と。ずっと、そういう動きができるようになったら良いなと思っていました。でもEXFIGHTの前後から、そうやって頭の中で想像していたものが出せるようになってきています」

――自分の頭の中で考えていることと、実際の動きが合致し始めたキッカケは何かあったのでしょうか。

「いきなり合致したのではなく、本当に少しずつですね。組んでからバックに回る動きだけではなく、あえて正面で両差しを狙ったりとか。一つの動きに固執しなくなりました。こう動いてみたら相手はどう動くんだろう? そうやって試しながら試合できるようになったと思います」

――固執していた一つの動きというのは……。

「とにかくワキを差し上げて、ケージに押し込む。今もやっている形自体は変わらないんですけど(苦笑)。そこからの形が一つしかなかったんです。とにかくバックに回らなきゃ、という。でも、とにかくどんな形でも倒せればいい。グラウンドに持ち込んで、自分の形で抑え込むことができればいいという考えになりました」

――その組んでからテイクダウン、抑え込むまでの動きの中に、打撃という要素はどれくらい入っているのでしょうか。

「打撃で倒すという意識は、まだ全然ないです。でもテイクダウンだけとなると相手にとって怖い選手ではないと思うので、テイクダウンに繋がる打撃を使っていかないといけないですよね。打撃の間合いで相手の射線を切りながら動くようにはしています」

――EXFIGHTの試合では、狩野選手の打撃の間合いを組んで潰していました。

「僕は最終的に組めればいい。たとえば相手の蹴りはキャッチして、掴みさえすれば組みの展開に持っていけますよね。反対に相手が、それが嫌だろうなと考えてくれれば、僕に心理的な余裕が出て来るようになったんです。まず僕が組みのプレッシャーをかけていく形で」

――しかもそれが5分3R、ノンストップで動き続けるという。

「アハハハ、そうですね。僕にとっては、もうやることが決まっています。レスリングの時から、とにかくスタンドは動きを止めない。最後に勝てればいい、という考えでやってきているので。それが今も生きていると思います」

――レスリング時代から、全く止まらないスタイルだったのですね。

「そうですね。僕自身、すごくパワーがあるというタイプではないので。レスリングでは3分2R、マラソンを走る気持ちでした。そこで相手が隙を見せてくれたら、そこを叩く。相手が弱みを見せるところを見逃さないようにしています。そうやってレスリングでやっていたことが、ようやくMMAでも繋がってきたのかなって思いますね。やっぱり組んでいる時が、自分も一番安心できるので」

<この項、続く>

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ABEMA EXFIGHT04 EXILE HIRO MMA MMAPLANET o ONE アレアンドロ・カエタノ エフェヴィガ雄志 中村倫也 修斗 大尊伸光 宇佐美正パトリック 山本健斗デリカット 岡澤弘太 河名マスト 髙谷裕之

【POUNDSTORM01】河名マスト×健斗デリカット、エフェ雄志×カルンダ。抜擢=試練のファイト決定

【写真】長所を消される可能性のあるエフェと、短所をつかれる可能性のある河名。両者の出場が決まった(C)MMAPLANET

20日(日)、4月24日(日)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01の追加カードが発表された。

第1部がFIGHTER BATTLE AUDITIONの最終選考を兼ねた5試合、第2部では格闘技界注目の若手選手が出場する3試合──そして第3部ではLDH martial arts/EXFIGHT所属の中村倫也がアレアンドロ・カエタノ、宇佐美正パトリックが大尊伸光と戦うことが発表されている同大会。

今回の追加カードは注目の若手選手が出場するという第2部に当たる──フェザー級=山本健斗デリカット×河名マスト、ウェルター級のグンター・カルンダ×エフェヴィガ雄志の2試合だ。


常々同プロジェクトの発起人であるEXILE HIRO氏と髙谷裕之総監督はLDH所属ファイター、EXFIGHT所属選手だけでなく対戦相手も世界と戦う、J-MMA界の活性化するチームという見方をしており、その言葉通り2月のEXFIGHT04でプロファイトを戦い勝利した河名とエフェの両者の試合が組まれた。

何より河名とエフェにも苦手な部分をつく相手、得なところを消す可能性のある相手が用意され、髙谷路線というべきガチなマッチアップとなっている。

河名はLDH/EXFIGHTファイターの中村倫也の大学の同級生、専修大学のレスリング部をフリーとグレコと引っ張った両輪だ。昨年7月のMMAデビュー戦では、全く打撃に対応できないなかグレコを駆使して戦うも流血TKO負けを喫した。

その後は10月、12月、1月、そして2月という地獄の連戦を4連勝しており、打撃の距離も長くなるなかで組み力=テイクダウン能力と高さとコントロールの高さを見せつけてきた。

とはいえ両国で戦う健斗デリカットはキャリア20戦目を迎えるプロシューターで河名の苦手な打撃がストロングポイントのパワーヒッターだ。既に環太平洋王座に絡んでいる健斗デリカットの左のパワーショット、そしてミドルを如何に掻い潜ってグレコに持ち込むのか。簡単にはいかない戦いが河名にまち受けている。

一方、エフェはプロ修斗昇格後もウェルター級という階級もあり対戦相手が見つからずプロデビューを果たせていない時期にEXFIGHTのアマチュア戦で注目を集め、2月のデビュー戦でキャリア30戦の岡澤弘太を70秒でKOした。

エフェの強味は何といってもトーゴの血が流れるフィジカルの強さにある。そんなエフェに対し、カルンダは柔道からMMAに転じ南アフリカのEFC~ONE Warriorsを経て、東京に辿り着いた流浪のコンゴ人ファイターだ。

つまりこの試合もフィジカルの強さで押し切ることができないカルンダをエフェに当てたPOUNDSTORMらしい、情け容赦のないカードとなっている。

この他、第1部の5試合は4月16日(土)にABEMAで放送される格闘DREAMERS最終回の選考試合で勝利し認められたファイターが出場し、LDHマーシャルアーツとの契約を賭けた外敵がぶつけられることになる。

いってみればPOUNDSTORMはLDHアーティストのサポートを受け、プロデビュー戦や活動2年目の選手が中心となる陣容で、両国国技館が舞台となる──おしゃれ感覚な空気をまとった破天荒なJ-MMA大会だ。

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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02 Special ジェレミー・ケネディ 佐々木憂流迦 倉本一真 加藤ケンジ 吉野光 柏木信吾

【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:2月:倉本一真✖加藤ケンジ―02―「ケージか、リングか」再び

【写真】RIZINにケージキングという新しい概念が生まれるのか (C)RIZIN FF

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2022年2月の一番。23日に行われたRIZIN TRIGGER02より、倉本一真✖加藤ケンジ戦からリングorケージ論に話は発展――。

果たして結論は出るのか……。

<月刊、大沢ケンジのこの一番:2月:倉本✖加藤Part.01はコチラから>


――吉野選手はパワフル大内刈りがまたも冴えていました。そういうケージ向きの選手、ケージの方が強い選手もRIZINならリングでも試合をします。そこが自分は引っかかるところなんです。クレーが得意だけど、グラスも出る以上に違いがあると思っているので。で、負けたときの敗因にリング使用がどうしても挙がってくる。

「う~ん、そういう風には言ってもらいたくはないですけど……ね。そうなると究極はやっぱりリング王者、ケージ王者になるので。そんな風に自分の考えがブレブレになっているのも、鬼のように強い倉本選手をケージで見たからなんですよね。

リングに出て行って、この戦い方がフルに出せないんだったらケージの絶対チャンピオンで良いんじゃないかなって」

――それ言ってしまって良いのですか。立場的に!!

「いや、言ってはダメなんですよ。でも、そう言わせてしまうくらいインパクトが残ったということなんです」

――倉本選手がRIZINルールin ケージでブラジル人やロシア人に勝てるかもという夢を見ることができます。

「そうです……そうですね。いずれにせよ、ケージを始めたことで自分のなかでも見方が増えましたし、間違いなく良い方向に物事は進んでいるんじゃないかと。ケージが良くて、リングが悪いというわけではなくて。

なんか色々なアイデアが浮かんできて、創る楽しみが増えたと思います」

――つまりTRIGGERはRIZINにとってパンドラの箱だった。

「開けちゃったじゃないですか(笑)」

――ケージを望む選手に、どのようなリングで戦う環境や利点を提供できるのか。そこが重要になってくるのかと。

「リングはリングで魅力があることは、僕は否定しないです。ケージの良さがあって、選手が求める声もあります。でもリングの良さを無視できるものではないです。

だから、ケージが良いと言っているけどリングでもやってみろよ――という問いかけを胸を張ってする――そういうリングMMAの大会を引き続き開いていきますし、究極の形はそこに『ケージのチャンピオン、上がってみろよ』ということですよね。そういうことだと思います。

ケージならではの攻防って絶対にありますし。メインでも佐々木憂流迦選手が、クレベルのギロチンを防いだ。アレはケージならでは攻防でした。リングだったら、そのまま背中をつけられているでしょうし」

――金網は第2のマットにできます。

「体に軸ができますからね」

――ただし、マットに背中をつけた攻防をジェネラルファンの望まないなら、壁の攻防なんて受け入れらえるわけがない。

「事実RIZINとしては動きのある試合を選手にしてほしい――という面で考えると、ケージで膠着が生まれているのは否めないと思います。ケージレスリングでのポジションの入れ替えなどを含めて。第2のマットとして使う選手はたくさんいますし。

そこにはリングにはない技術があり、その攻防が見どころなんですが、膠着してしまうのは事実だと思います」

――EXFIGHT04の川名マスト×狩野優戦ですが、1Rのケージ際の攻防で、まさにブレイクが入るかというところで、細かなヒザがあってことで和田レフェリーがブレイクを掛けなかった。

「ハイ、あそこでブレイクが掛かっていたら、あの後の攻防はなかったでしょうね」

――そこがあったことで2Rも3Rもすぐに壁レスでブレイクが掛かることがなかった。ならケージを使うなら、リングと同じタイミングでブレイクをするのは違うんじゃないかと思ってしまうんです。さきほど、柏木さんが言われた通り、そこに攻防があるのにスポイルすることになるわけですから。

「う~む……ちゃんとやっていますからね。そこにミリ単位の攻防があるわけで。ただし、その攻防は分かりづらいというのも事実です」

――ならケージでなくても構わないのではないでしょうか。一生懸命やった結果、押し込んだ。でも、見た目は動いていないからブレイクになるようだと、押し込まれた方も動いて離れるとかせずに、ブレイク待ちになります。

「いや、そこでジェレミー・ケネディのようなケージの攻防が見られるかということですよね」

――ハイ。とはいえ打撃もマクレガーの打撃が見られるわけではないです。それは技術力の差ではなく、打撃と組み技の特性の違い。だからケージ特有の攻防を除外したケージなら、それは見た目の違い、セットの違いだけになってしまいます。

「そこが難しいところなんですよね、ケージの。あの攻防を理解してもらえるかどうか」

――ケージは面白くない。そういう攻防で勝ってもお客さんは喜ばない。だからリングなんだというのは、自分も理解できます。お客さんが受け入れないなら成立しないですし、成立しても興行として利益がないなら、ケージに出る選手は絶対王者でもファイトマネーは安くなって然りで。経済の理論でいけば……だから……。

「もう分かりますよ、何か言いたいか(苦笑)。やっぱりリングとケージは別物ってことですよね」

――ハイ(笑)。

「やっぱり別物になる。テニスとは違うな(苦笑)。もう自分のなかでがブレブレで行ったり来たりです……。そういうブレブレ、モヤモヤさせる試合が多かったです――という締めですかね(笑)。良い意味で、ですよ。良い意味で。

僕はリングを否定しないし、ケージのRIZINルールは良い。踏みつけはともかく、グラウンドのヒザは絶対に必要で見ていて本当に面白かったので」

――もうAとB、どっちのオネーチャンが好きなのって話ですからね(笑)。

「もうっ、どっちも好きなんです!! 僕」

――アハハハハ。

「あっ、やっぱり別物ですよ。リングとケージは別物です!!!! その下品な例えで分かりました(笑)。

こっちはオッパイが大きくて、あっちはお尻が大きい。僕はどっちのオネーサンも好きですから。そうリングとケージは別物で、僕は格闘技が好きで、MMAが好きだから、リングもケージも好きなんです!!!

ブレブレのインタビューですけど、結論はオッパイとお尻で出ました!!(笑)」

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Column EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o   エフェヴィガ雄志 中井光義 岡澤弘太 岩﨑大河 平山学 水戸邉荘大 河名マスト 狩野優 藤波勇飛 藤谷敦史 鈴木崇矢 阿部光太

【EXFIGHT04】試合結果 世界を目指すタイマン=EXFIGHT Worldで河名、岩﨑、平山が光る

【写真】この力のこもったケージレスリング、いやケージグレコローマンは初回に和田レフェリーが、ブレイクを安易にかけなかったことで生まれた(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都渋谷区のEXFIGHTでEXFIGHT04が開催され、LDH martial artsが手掛けるMMA大会で初めてプロマッチが4試合組まれた。

EXFIGHTのアママッチからプロにステップアップした選手、他団体でデビューした若い力、世界を目指せすファイターに軸を置き、夢の潰し合いとハードルとなるベテラン勢の対立軸──「どっちが強いんだ」が根底にあるマッチメイクは見応えのある試合が続いた。

特にメインの河名マストと狩野優の一戦は、気持ちの入った組み合いが続き──グレコ+打撃を15分続ける河名のタフネスぶりには驚かされた。

アマMMAにも鈴木崇矢、藤波勇飛というEXFIGHT勢が出場しており、現在放送中の格闘DREAMERSで──この試合の持つ意味が明らかにされるのか、注目だ。

EXFIGHT04
<フェザー級/5分3R>
○河名マスト(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×狩野優(日本)
<ミドル級/5分3R>
○岩﨑大河(日本)1R1分11秒
KO
詳細はコチラ
×中井光義(日本)
<ライト級/5分3R>
○平山学(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×芳賀ビラル海(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○エフェヴィガ雄志(日本)1R1分10秒
KO
詳細はコチラ
×岡澤弘太(日本)
<アマ・バンタム級/5分2R>
○鈴木崇矢(日本)2R2分04秒
TKO
詳細はコチラ
×藤谷敦史(日本)
<アマ・ウェルター級/5分2R>
○藤波勇飛(日本)1R3分36秒
KO
詳細はコチラ
×阿部光太(日本)
<アマ・バンタム級/5分2R>
○水戸邉荘大(日本)2R
判定
×須藤晃大(日本)
<アマ・フェザー級/5分2R>
○前田荘吉(日本)2R
判定
×高木徳三(日本)
<アマ・フェザー級/5分2R>
○田村峻大(日本)1R4分05秒
TKO
×菊西拓馬(日本)
<アマ・バンタム級/3分2R>
○梶田左京(日本)2R
判定
×梅原規祥(日本)
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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o 河名マスト 狩野優

【EXFIGHT04】ノンストップレスリング! 河名マストがTD&コントロールで狩野優に判定勝利

【写真】とにかくレスリングが強い--河名が本領を発揮し始めた (C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
Def 3-0:30-27.30-27.29-28.
狩野優(日本)

開始早々、サウスポーの狩野に対して右に回り、左ジャブを突き差す河名。狩野の右ハイをもらいながら、組み付いて相手をケージに押し込む。右モモへのヒザで相手を削っていく河名。狩野は右手を回して首相撲でコントロールを試みるが、河名は体勢をキープする。狩野が体勢を入れ替えて河名をケージに押し込む。左足を差し込んでディフェンスする河名。狩野は右腕を差し上げて、河名のバランスを崩していく。しかし河名が投げを打ってグラウンドに持ち込んだ。立ち上がろうとする狩野の右腕を制し、河名がトップをキープする。

狩野は立ち上がるも、再び河名にケージへ押し込まれる。ボディロックで相手をコントロールする河名は、スタンドではスープレックスで狩野をマットに叩きつけた。しかし狩野も下から河名の右腕を取って腕十字へ。河名は上から、狩野のクラッチを潰していく。極まらないとみるや、狩野はクラッチを外して、横三角から河名の右足をすくっていくも、河名が上のポジションを保ち続けた。

2R、サークリングする河名に左ストレートを当てる狩野。河名は組み付き、相手をケージに押し込み続ける。ワキを差しながら右ヒザを突き上げた狩野が、バックを狙いながらグラウンドに持ち込む。しかし、すぐに立ち上がった河名。狩野はバックグラブからグラウンドに引きづりこみ、RNCを狙うかに見えたが河名が防いだ。狩野を前に振り落とした河名、スタンドでは組み付こうとするも狩野が足を使ってかわした。狩野が飛びヒザを見せると、カウンターでグラウンドに持ち込んだ河名が、相手の足を捌きながらパンチを落とす。動く狩野を河名がコントロールする。

グラウンド・レスリングの強さを見せる河名。狩野も立ち上がるがバックを奪われてしまう。狩野が河名の左腕を取ってキムラを狙ったが、これを凌いだ河名がボディロックからテイクダウンに成功する。すぐに立ち上がる狩野、ケージ際のスクランブルから離れて左ストレートを狙う。河名は足を使ってラウンドを終えた。

最終回、距離を詰める狩野に対し、河名も前に出て相手の打撃を潰す。しかし狩野も左ハイをヒット。すると河名が前に出てプレッシャーをかけていく。狩野の左ハイの打ち終わりに左ショートを当てた河名、狩野が打ち返してくるとサークリングして自分の距離を保つ。狩野の動きが落ちたとことで、河名がボディロックからテイクダウンへ。ケージ際でバックに回り、動く狩野を抑え込む。サイドバックからパンチを落とし、バックをキープし続ける河名。狩野はまたも左腕を取ってキムラを狙うが、河名はクラッチを入れ替えて対応する。

再度グラウンドに引き込んだ河名は、ケージ際でパンチとヒジを打ち下ろす。さらに右ヒジを連打する河名。狩野は下から腕十字を狙うも取れず。河名のボディロックは解けず、立ち上がる狩野をけ0字に押し込む。狩野の右目上か大量の出血が見られるなか、河名はバックコントロールを続けるが、残り15秒で離れた。逆転を狙う狩野は猛然と襲い掛かるも、河名がパンチを顔面に受けながら足を使って試合終了のホーンを聞いた。

勝利した河名は「僕にはコレしかできません。でもコレを4月のPOUNDSTORMで披露します」と宣言した。


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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o キック 中井光義 岩﨑大河

【EXFIGHT04】岩﨑大河が中井光義を右ハイからの右ショートでKOし、POUNDSTORM出場をアピール

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
Def.1R1分11秒 by KO
中井光義(日本)

岩﨑が左ミドルで先制、さらに回りながら左ローと左ミドルを当てていく。距離を詰める中井を左の前蹴りで止めた岩﨑は、右ハイキックで相手をグラつかせる。すぐさま左前蹴りで追撃した岩﨑は右クロスでダウンを奪い、そのままパウンドアウトした。

これで3試合連続の1ラウンドKO勝利となった岩﨑は、4月24日に両国国技館で開催されるPOUNDSTORM出場をアピールした。


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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o 平山学

【EXFIGHT04】逆転のグラウンドコントロール。平山学が4年ぶりのMMAで芳賀ビラル海に判定勝ち

【写真】終始セコンドの声に耳を傾けていた平山の冷静さが印象的だった(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
平山学(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
芳賀ビラル海(日本)

プレッシャーをかけるのは芳賀、平山はケージを背負うもサークリングしてケージ中央に戻る。芳賀の左ローをかわした平山が右ロー。しかし芳賀が一気に踏み込んで右を当てると、平山は下がってしまう。下がりながらもシングルでテイクダウンを狙った平山に対し、尻もちを着きながらすぐに立ち上がった芳賀がパウンドを浴びせていく。芳賀が立ち上がるとレフェリーがブレイクをかけた。スタンドに戻り、打撃の交換から芳賀がダブルレッグでテイクダウンを奪った。ハーフガードを取る平山。芳賀は相手のケージに押し込みパンチを狙うも、平山が足を利かせて距離を取り、再びブレイクとなった。

スタンドで再開後、右ストレートをクリーンヒットさせた芳賀。芳賀の左フックをかわした平山がシングルレッグを狙うも、芳賀はスプロールして相手を立たせ、ケージに押し込んでいく。左腕を差し上げて、ヒザを打ち込みながら投げを放った芳賀。しかしグラウンドで追い込むことはなく、スタンドを選択する。スタンドではプレッシャーをかけ続ける芳賀、下がる平山に左ボディを突き刺した。最後は左ジャブで追いながら、このラウンドを終えた。

2R、プレッシャーをかけてくる芳賀に対し、右ハイと右ローを散らす平山。しかし芳賀の前進は止まらない。平山の左ミドルをキャッチした芳賀はテイクダウンを狙うも、平山は倒れず。追いかけてくる芳賀に左のカウンターを当てて、足を使い続ける。芳賀は相手にケージを背負わせ、左フックを振るうも当たらず。ここで平山がシングルレッグを仕掛けるが、これをカットしてバックを狙う芳賀。平山は掴んだ相手の左足を離さない。平山は足を取りながら反転してトップを奪う。さらに芳賀の左腕を取る平山が、そのまま芳賀を抑え込む。

芳賀の左腕に対し、キムラを狙う平山。芳賀はハーフガードでディフェンスするが、平山は左腕を取ったままだ。セコンドの指示を聞きながら、キムラを解いた平山がトップからパウンドを連打。ここでラウンド終了のホーンが鳴ったが、芳賀にダメージや疲れが見られる。

最終回、芳賀の蹴りに力がない。前に出てくるに芳賀に右ローを当てる平山。さらに右ハイを繰り出すが、これはブロックされる。ブロッキングしながら足を使う平山の右ローがヒット、芳賀が前に出てきても自分の距離を保つ。平山の左ジャブを芳賀はパーリング、平山はローで足を狙う。距離を詰めてきた芳賀の右足にシングルレッグを仕掛けた平山、芳賀はスプロールしてトップを奪うも、平山が下から芳賀の右足を取ってヒザ十字を狙った。徐々に相手の足を伸ばしていく平山、芳賀は左足で相手の体を押すが、そのまま平山が起き上がってサイドまで移行した。

エビを打ってハーフガードに戻した芳賀、平山は相手をしっかり抑え込む。体を起こす芳賀を逃さずトップをキープした平山が、さらにバックマウントへ。そのままパンチを連打して試合を終えた。


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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o エフェヴィガ雄志 岡澤弘太

【EXFIGHT04】衝撃のプロデビュー戦、エフェヴィガ雄志がベテラン岡澤弘太を1Rでマットに沈める

<ウェルター級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.1R1分10秒 by KO
岡澤弘太(日本)

これがプロデビュー戦となるエフェヴィガ、サウスポースタンスから左右のローで相手を揺さぶる。左ミドルハイをブロックした岡澤は右のロー、エフェヴィガは右ジャブから右ロー、そして左ハイを見せる。左右の蹴りのフェイントを見せるエフェヴィガは、左ハイからオーソドックスにスイッチしてからの左ストレートがクリーンヒット。顔を下げた岡澤に追撃のパンチ連打を浴びせてKOした。


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EXFIGHT04 J-CAGE Report ブログ 藤谷敦史 鈴木崇矢

【EXFIGHT04】距離を取る藤谷敦史にワンサイド、鈴木崇矢が三日月蹴りからのパウンド連打でTKO勝ち

【写真】試合直後は涙も見せた鈴木、しかし勝ち名乗りの時はこの笑顔だ (C)MMAPLANET

<アマ・バンタム級/5分2R>※シンガード無
鈴木崇矢(日本)
Def.2R2分04秒 by TKO
藤谷敦史(日本)

サウスポーの鈴木に対し、藤田には前後のステップで距離を保つ。前に出る鈴木はローからバックスピンキックへ。藤谷がテイクダウンを狙う素振りを見せたが、鈴木はカットしてパンチを藤谷の顔面に当てる。さらに左ローで攻め立てる鈴木。藤谷が前に出ると右フックを合わせる。足を使う藤谷を左ローで追う鈴木は、相手にケージを背負わせて左ハイを繰り出した。藤谷は右のインロー、さらに組み付こうと試みるが鈴木に捌かれてしまう。鈴木は相手を挑発しながら左ローを連発していく。

鈴木の左ローをキャッチしようとした藤谷だが、掴むことはできず。鈴木が左ストレートで藤谷にケージを背負わせて、左ローを当てる。藤谷はサークリングから鈴木の右足へのシングルレッグへ。バックに回りながら鈴木をグラウンドに引きづりこんだ。RNCを狙うも極められなかった藤谷が、トップを狙ったところで鈴木が反転し上を取る。離れてパウンドを落とす鈴木は、再びグラウンドへ。パンチを連打する鈴木だったが、ここで上半身を起こした藤谷の顔面に左のヒザ蹴りを入れてしまう。

構わずパンチを連打する鈴木をレフェリーが止めて、試合は一時中断。グラウンド状態でヒザ蹴りを受けた藤谷にドクターチェックが入り、鈴木にはイエローカード=減点1が与えられる。試合が再開されると、鈴木は左フックから左の飛びヒザを見せたところでラウンドが終了した。

藤谷が右ストレートから左ジャブ。鈴木はもぐり込んで左右のフックを当てたあと、左ハイで藤谷のバランスを崩した。立ち上がった藤谷はバックハンドブローを見せるも、鈴木のパンチが効いて下がるように。相手をケージに追い込んでパンチの連打を浴びせる。そして左の三日月蹴りでダウンを奪ったあと、トップからパウンドを落としていく。バックマウントからパンチを連打する鈴木、藤谷の動きが止まるとレフェリーが試合をストップした。


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EXFIGHT04 MMA MMAPLANET o 藤波勇翔 阿部光太

【EXFIGHT04】テイクダウンを凌がれた藤波勇翔がパンチ勝負へ、阿部光太を連打からの右で仕留める

【写真】藤波の連打は大振りだが的確に阿部の顔面を捉えていた (C)MMAPLANET

<アマ・ウェルター級/5分2R>
藤波勇翔(日本)
Def.1R3分36秒 by KO
阿部光太(日本)

藤波が左ジャブから右クロス、右ローで追撃する。阿部も左フックを打ち返し、藤波が距離を詰めると左フックと右ストレートを狙う。藤波は右ハイをブロックされると、阿部の左足へシングルレッグを仕掛ける。そのままケージに押し込んでパウンドを打ち込むが、阿部に立ち上がられてしまう。阿部はスタンドで左ジャブを突く。対する藤波はパンチの振りが大きい。阿部の左ジャブ、藤波の右ローでお互い動きが止まるなから、阿部がプレッシャーを強めた。しかし阿部がダブルレッグで阿部に尻もちを着かせ、さらにバックを狙う。

阿部は藤波を前に振り落とし、立ち上がって右ボディストレート。藤波は右フックから左フックの返しでダウンを奪い、パンチの連打で攻め立てる。ケージ際で背中を見せる阿部に、構わずパンチの連打を浴びせる藤波。阿部の首相撲を振りほどき、ラッシュから右ストレートを決めて阿部をマットに沈めた。


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