カテゴリー
Brave CF BRAVE CF72 IMMAF MMA MMAPLANET o UFC アス・アルマバエフ カマル・マゴメドフ ケネス・マニンガット ニコラス・フウェンデ ネマット・アブドラシトフ マルチン・バンデル メイサラ・ムハメッド ライカ ラマザン・ギチノフ ロマン・ボガトフ ヴェリムラッド・カルカソフ

【BRAVE CF71&72】アマMMA最強戦士ラマザン・ギチノフがバーレーンの国立競技場でプロデビュー!!

【写真】昨年3月の国別対抗戦Super Cupでバーレーンの優勝の原動力となったギチノフとその指導者エルダル・エルダノフ (C)MMAPLANET

中東のコンバット・キングダムことバーレーンを拠点とするBRAVE CFが昨年12月以来本拠地に戻り、6月19日(月・現地時間)と23日(土・同)にBRAVE CF71とBRAVE CF72の連戦を行う。

Belllatorスーパーウェルター級王者マルチン・バンデル(C)BRAVE CF

従来のハリファ・スポーツシティ・アリーナではなく、リーファのバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催される2大会。

今年に入ってセルヴィア&スロヴェニアというバルカン諸国で実施されたイベントと比較しても、よりBRAVE CFらしいメンツが揃いそうだ。

同フェザー級王者ロマン・ボガトフ(C)BRAVE CF

BRAVE CFらしさといえば──そこはヨーロッパ、アジア、アフリカの接点である中東国家らしく、国際色豊かメンバーが集うことだ。

BRAVE CF71ではメインではポーランド人BRAVE CFスーパーウェルター級王者マルチン・バンデルが、ロシアのカマル・マゴメドフの挑戦を受ける。

加えてBRAVE CF72ではロシア人BRAVE CFフェザー級王者ロマン・ボガトフが、キルギスのネマット・アブドラシトフを相手に初防衛戦に臨む。


ヘッドライナー以外でもBRAVE CF71にはキャリア11勝2敗のウクライナ人オマール・ソロモノフとカザフスタンのイリャル・アルカロフと戦うフェザー級戦や、フィリピンからバンタム級でケネス・マニンガット、フライ級でケネス・マニンガットという新鋭が参戦し、それぞれバーレーンのアブダラ・アリアコブ、エジプトのメイサラ・ムハメッドとMMA新興国家対決が組まれた。

さらには戦績6勝0敗、ジンバブエ人ファイターでEFC Worlwideバンタム級王者ニコラス・フウェンデがプロモーション・デビュー戦を迎え、キャリア8勝1敗の元フライ級タイトルチャレンジャー=ヴェリムラッド・カルカソフと対戦する。このバンタム級の一番は、裏メインといえる顔合わせだ。

BRAVE CF72でもバーレーン国籍を取得したダゲスタン戦士マゴメド・イドリゾフが、ジョージアのヴィジナ・ガヴァシェシュビリと相対する。アス・アルマバエフ&アザット・マクスムが相次いでUFCとサインし、虫食い状態となったフライ級で穴を埋めて存在感を示すのはイドリゾフかガヴァシェシュビリなのか要注目だ。

このようにガチガチのファイトが組まれている2大会だが、30日(火・同)にアマMMA史上最強戦士ラマザン・ギチノフがプロデビュー戦を戦うという発表があった。

ギチノフはダゲスタン出身、バーレーンのKHK MMAに所属しておりIMMAF世界大会を3連覇、アマMMAで連勝記録30を記録し、プロ転向を果たす。対戦相手はエジプト在住のモロッコ人ファイターのアブダラハマン・イラシディ。プロ1勝0敗のストライカー、スケープゴートが用意されたという見方ができるだろう。

アマ最強という見方が、UFC30周年の年にようやくできるようになったMMA界。ある意味、この2大会でタイトル戦以上にギチノフのプロ初陣は注目すべきファイトといえる。

The post 【BRAVE CF71&72】アマMMA最強戦士ラマザン・ギチノフがバーレーンの国立競技場でプロデビュー!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF63 BRAVE CF64 IMMAF MMA MMAPLANET o PFL UFC イスマイル・ナルディエフ ガムザット・マゴメドフ キム・テキュン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ナルザン・アキシェフ ハマザ・コヘジ ブラッド・カトーナ マルチン・バンデル ロマン・ボガトフ 松嶋こよみ

【BRAVE CF63&64】砂漠のコンバット王国で3階級のタイトル戦─裏UFC280ではキム・テキュン✖ボガトフ

【写真】キム・テキュン✖ボガトフは日本から世界を目指すフェザー級選手にとって、オリヴェイラ✖マカチェフよりも視ておくべきタイトル戦かも??(C)BRAVE CF

5日(水・現地時間)、BRAVE CFが19日(水・同)にバーレーンはイサシティのハリファ・ナショナルスタジアムで開催するBRRAVE CF63「Two Title Fights」、6日(木・同)には22日(土・同)に行われるBEAVE CF64「African All Stars」のカード第1弾をそれぞれ発表している。

10日間で3大会が開かれるKombat Kingdom 2022シリーズの初戦はイベント名通り2つのタイトル戦が組まれることとなり、第2弾では対照的に大会名とは関係のない国籍のファイターがベルトを賭けて戦うこととなった。


まずBRRAVE CF63ではスーパーウェルター級王座決定戦がイスマイル・ナルディエフ×マルチン・バンデルの間で行われる。同王座はPFL2022シーズンのウェルター級に参戦するために王座を返上したジャラ・フセイン・アルシラウィの後釜を争う一戦だ。

さらにバンタム級選手権試合として、王者ブラッド・カトーナがガムザット・マゴメドフの挑戦を受ける一戦が組まれることも明らかとなった。今年の3月大会でバーレーン生まれ、バーレーン育ちのハマザ・コヘジとの王座決定戦で勝利してベルトを巻いたカトーナだが、公開会見の際にファンから『ステロイド!!』と叫ばれるなど、アラブのファンの洗礼を受けている。

挑戦者のマゴメドフはバーレーン国籍を取得したダゲスタンからの帰化選手だ。2017年のIMMAF世界王者からロシアのMPFでプロデビューを果たし、その後は7試合をBRAVE CFで戦ってきた。JP・バイズにこそ敗れているが、レスリング&コントロールに強さを見せてきた。この両者のタイトル戦は、血の気が多い喧嘩ファイトと同様にケージレスリングを堪能できるローカルファンにとっても大好物の試合展開となるだろう。

またアフリカン・オールスターズを謡うBRAVE CF64ではフェザー級王座決定戦として韓国のキム・テキュンとロシアのロマン・ボガトフが戦うことが決まった。

TOP FCからDouble GFCという母国の大会から砂漠に活路を求めたキム・テキュンはBRAVE CFで4連勝中、通算戦績は9勝0敗だ。対するボガトフは12勝1敗のUFCベテランで、元M-1ライト級王者だ。BRAVE CFでもナルザン・アキシェフ、アボドゥルムタリプ・ギエルベコフという当時のレコードでいえば11勝1敗と15笑2敗1分というタフな相手にポイントを先制されながら、逆転の判定勝ちを収めている。

この両者は今年4月の韓国大会でノンタイル戦で拳を交える予定だったが、ボガトフのビザ問題に続きキム・テキュンの負傷(※代役で松嶋こよみが戦う可能性もあった)により流れた──トップ対決だ。

世界を目指し、BRAVE CFという道を選んだキム・テキュンが、元UFCファイターを相手にどのような戦いをやってのけるか。同日に同じ中東、アブダビでUFCのPPV大会が開かれる裏で実施される両者の対決も見逃せない。

The post 【BRAVE CF63&64】砂漠のコンバット王国で3階級のタイトル戦─裏UFC280ではキム・テキュン✖ボガトフ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF58 MMA MMAPLANET o キック マルチン・バンデル ルイス・フィリッピ・ディアズ

【BRAVE CF58】ディアズのサブミッションは不発――TDに勝るマルチン・バンデルがドミネイト勝利

<スーパーウェルター級/5分3R>
マルチン・バンデル(ポーランド)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28.
ルイス・フィリッピ・ディアズ(ブラジル)

ガードを固めるディアズが距離を詰めて、左のカーフキック。相手のパンチをかわしたバンデルが組みつき、ボディロックでケージに押し込みながらテイクダウンを奪った。立ち上がるディアズを、小外刈りで倒したバンデルは、そのままハーフガードを取ったディアズにパンチを落とす。起き上がろうとするディアズのバックを狙うバンデル、右足を差し込みシングルバックからパンチを当てつつ、右腕を差そうと試みる。

その右腕を抑えて腰を上げたディアズの右足を取ったバンデルは、シングルレッグに失敗するスクランブルでディアズのシングルレッグをスプロールしてバックへ。クルスフィックスで動きを封じられたディアズだったが、反転して立ち上がる。しかしすぐに組みつき、両腕を差し上げたバンデルが、またも小外刈りでグラウンドに持ち込み、マウントを奪取した。鉄槌とヒジを連打するバンデルに対し、ディアズがケージキックで立ち上がった。

2R、ディアズが左ボディブローから右フックに繋げる。続けてパンチで攻め立てるディアズに対し、動きが止まったバンデルがマウスピースが飛んだことをアピール。その瞬間、ディアズがワンツーを打ち込み、試合が中断された。再開後、バンデルが右の前蹴り。ディアズはワンツーから右の飛びヒザでバンデルをケージまで追い込む。しかし前に出たバンデルが、ダブルレッグでディアズに背中を着かせた。

フックガードのディアズの顔面を抑え、足を一本越えたバンデルは、右腕を差して抑え込む。下から両腕で相手を抱え込むディアズ。バンデルは左前腕をディアズの顔面に押し付けつつ、右の拳を散らしながら左ヒジを落とした。そして上半身を起こしたバンデルだが、すぐにディアズが下から抱え込む。ボディにも右ヒジを落としつつ、ディアズが逆側へパスしながら肩固めを狙うも、ディアズが防ぐ。エビを打つディアズを抑え込み、バンデルがトップをキープし続けた。

最終回、ディアズがいきなり左飛びヒザ蹴りが、バンデルの顔面にヒット。サークリングするバンデルは、ディアズの左アッパーに合わせてシングルレッグで組みつくも、これは足を抜かれた。ディアズは左ジャブ、さらに右のカーフキックを当てる。右ハイはかわされたが、大きなパンチでバンデルをケージに追い込んでいく。ディアズは右ストレートを放つも足を滑らせてバランスを崩す。しかしバンデルは打撃を返さない。

明らかに手数が少ないバンデルに対し、プレッシャーをかけ続けるディアズ。ここで飛びつくが、足を滑らせて尻もちをついてしまう。すぐに立ち上がってプレッシャーをかけ続けるディアズ、バンデルがダブルレッグを狙うも、それをスプロールしつつバンデルの右腕に腕十字を仕掛けた。これは潰され、レフェリーにブレイクをかけられたか、両者が立ち上がってスタンドで再開するとすぐに、バンデルがシングルレッグで組みついたが、倒せず試合を終えた。

飛びヒザをもらったシーンを除けば、バンデルがドミネイトしたように思われた試合。裁定もユナニマスでバンデルの勝利を支持した。


The post 【BRAVE CF58】ディアズのサブミッションは不発――TDに勝るマルチン・バンデルがドミネイト勝利 first appeared on MMAPLANET.