カテゴリー
o アーノルド・アレン キック クリス・カーティス ショーン・ストリックランド ニール・マグニー マイク・マロット マイラ・ブエノ・シウバ モフサル・エフロエフ ラケル・ペニントン 堀口恭司

【UFC】速報中!UFC 297: Strickland vs. Du Plessis

297_SG_BA_APAC_1920x1080-354x199
さてさて今日は堀口恭司プロデュースの格闘技イベント

【フェザー級】
×アーノルド・アレン
(判定0-3)
○モフサル・エフロエフ
1R、ジャブとボディを小まめに出して手数を稼ぐアレン。対するエフロエフは素早いタックルを仕掛けると2度目のトライでバックに周る。アレンは何度もローリングして脱出を図るが、エフロエフはその全てに対応してバックをキープ。圧倒的なレスリング力を見せてラウンドを終えた。
2R、タックル対策で腕を下げるアレン。警戒し過ぎてなかなか手数が出ない。逆にエフロエフはタックルで組み付きつつ、スタンドでもパンチを当てて飛び膝を見せる。さらに終了間際にはカウンターのパンチをヒットしてアレンをグラつかせたところでラウンド終了。
3R、後がないアレンは果敢にパンチを出していく。ボディを的確にヒットさせローも交えたコンビネーションでコンパクトにヒット。エフロエフがタックル。アレンはガブると中腰のエフロエフに対して膝蹴りを連打。しかしエフロエフの手がマットについているため反則となり試合は中断。エフロエフは頭部から出血。再開するとエフロエフはしつこくタックル。だがアレンは全て切ってスタンドの展開。打撃を当てつつエフロエフがタックルに来ると起死回生のニンジャチョーク!決まったかに見えたがエフロエフは回転して脱出し試合終了。判定はエフロエフだがアレンも見せ場を作った。すごく面白い試合!


【ミドル級】
○クリス・カーティス
(判定2-1)
×マルク・アンドレ・バリオー
1R、スタンドでの長いお見合いが続く立ち上がり。お互いに警戒して手数が出ない。中盤に入ってプレッシャーを掛けるのはカーティス。バリオーにケージを背負わせて細かいパンチを出していく。逆にバリオーは手数が少ない。会場からはブーイングが出始めてラウンドを終えた。
2R、バリオーが前に出て手数を出し始める。カーティスもカウンターで打ち返す。しかし積極性と手数ではバリオーが上手。お互いに決定的な場面がないままラウンド終了。
3R、オクタゴンの中央で至近距離打ち合う両者。互いにビッグヒットはないが至近距離でのフック、アッパー、肘などそれぞれ打ち合う。この展開になるとバリオーが上手か。泥臭く手数を稼ぐ。終盤にはカーティスがカウンターのアッパーでバリオーをグラつかせるが打たれ強い。最後は至近距離でお互いにパンチを打ち込んで試合終了。微妙な判定はスプリットでカーティスに軍配。


【ウェルター級】
○ニール・マグニー
(3R TKO)
×マイク・マロット
1R、終始スタンドの展開。左足を前に出すマグニーに対してマロットは的確にカーフキックを蓄積。何発も鋭角にヒットすると終盤には嫌がったマグニーが構えをスイッチする。マグニーはマロットの蹴りに合わせて組み付く場面はあったがマロットは冷静に脱出して大きな見せ場がないままラウンド終了。
2R、マロットはカーフキックではなくインローを蓄積。さらに前に出てきたマグニーをテイクダウン。ここは深追いせっずにスタンドも戻るとさらに外掛けから再びテイクダウン。すると肩固めを狙いつつマウントを奪取。パウンドを当てていくがマグニーは終了のブザーに救われた。
3R、開始直後に組み付いたマロットが簡単にテイクダウン。マウントからギロチンを狙うがマグニーは脱出してスタンドへ。しかし再び組み付いたマロットがまたしてもテイクダウン。しばらく膠着したが残り2分を切ってマグニーが立ち上がる。マロットがそれに合わせてギロチンを狙うがマグニーは気にせずテイクダウン。そのままマウントを取るとパウンドを乱射。嫌がるマロットのバックに周ると完全に身体を伸ばしてパウンド!残り10秒が迫ったところでレフェリーが試合を止めた!ベテランマグニーが大逆転勝ち!鳥肌立った!


【女子バンタム級王者決定戦】
○ラケル・ペニントン
(判定3-0)
×マイラ・ブエノ・シウバ
1R、シウバがカーフキックでリズムを作る。逆に組んでくるペニントンに対してニンジャチョークで切り返したり、首相撲からの膝蹴りで対抗。さらに逆にテイクダウンするとスルスルとバックに周ってチョークを狙う。立ち上がるペニントンの背中に張り付いてグラウンドに引きずり込むとバックをキープしてラウンドを終えた。
2R、序盤から組み付いてケージに押し込むのシウバ。テイクダウンを狙うがペニントンも堪えて差し合いが続く。一度は身体が離れるがシウバはしつこく組み付く。なんとか離れたペニントンはパンチの連打で前進。明らかにシウバは嫌がって後退。それでも組み付くと、またもスタンドでバックに周ってチョークを仕掛ける。あわやの場面だったがペニントンは耐え切ってラウンド終了。
3R、距離を詰めて組み付くのはペニントン。ケージ際で長い差し合いが続く。シウバは強引にニンジャチョークを狙うが不発。またしても長い差し合い。タックルでテイクダウンに来たシウバを潰したペニントンが上を取ってパウンド。だがシウバも下から腕十字を狙う動きを見せたところでラウンドを終えた。
4R、開始直後にパンチを当てたペニントン。しかし距離を詰めるシウバに捕まって差し合い。シウバはバックに周るとそのままグラウンドに引きずり込む。チョークを仕掛けるがペニントンは腕を外してスイープに成功。上をキープするがシウバは下から十字を狙う素振りを見せる。しかしペニントンは冷静に対処してパウンドを落としてラウンドを終えた。
5R、打撃の交差から組み付いたのはペニントン。ケージに押し込んで差し合い。上になったのはペニントン。肩固めを狙いつつマウントを奪取。肩固めは続けて絞め上げる。これは外れるが上からパウンドで削り続けて試合終了。このラウンドはペニントンが取ったか。微妙な判定はペニントンに軍配!新王者誕生です。


【ミドル級タイトルマッチ】
×ショーン・ストリックランド
(判定1-2)
○ドリカス・デュ・プレシ
1R、序盤は静かなスタンドの展開。ストリックランドはジャブを中心に手数を稼ぐ。中盤に入るとデュ・プレシがタックルでテイクダウン。しかしストリックラウンドもすぐに立ち上がってスタンドに戻る。終了間際にストリックランドがパンチをヒットさせてラウンドを終えた。
2R、やはりスタンドで手数を稼ぐのはストリックランド。長いリーチから左のジャブを着実にヒットさせる。デュ・プレシはプレスを掛けるがいなされる印象。しかし中盤に入るとデュ・プレシのパンチが伸び始める。さらに胴タックルでテイクダウン。だがストリックランドはすぐに立ち上がってスタンドの展開のままラウンド終了。
3R、パンチを振るって前進するとデュ・プレシだがストリックランドは素早く反応してかわず。デュ・プレシは手数を出すもののほとんど当たらない。逆にストリックランドは全く手数を出さない。様子を見ているのか。大きな展開がないままラウンドを終えた。
4R、やはりパンチを振るって前進するデュ・プレシ。当たっていないように見えているが、ストリックランドは目の周りと頭部から出血。さらにデュ・プレシは前進するとタックルでテイクダウン。しかしストリックランドはすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると打撃の交差から再びデュ・プレシがタックルでテイクダウン。立ち上がるストリックランドの背中に張り付いてコントロール。残り1分で自ら離れてスタンドに戻りラウンドを終えた。
5R、ストリックランドは左のジャブを多用して手数を稼ぐ。パンチの交差から右フックも交えるがクリーンヒットしない。逆にデュ・プレシはパンチを振るいながら中盤に入って胴タックル。しかしストリックランドはこれを切ってスタンドの状態が続く。残り1分で激しい打ち合い。ストリックランドが左右のフックを振り回すがクリーンヒットなく試合終了。これまた微妙な判定はスプリットでデュ・プレシに軍配!新王者誕生!!
カテゴリー
MMA o UFC マイク・マロット

UFC297:第3試合・ヨアン・レイネス vs. サム・パターソン

ウェルター級。

カナダのレイネスは無敗でコンテンダーシリーズに出場してUFCと契約。パンチが武器で、9勝中6KO。UFC初戦はダウンを奪ったものの失速し、2RパウンドアウトされMMA初黒星。2戦目は勝ったが僅差の内容で攻めずに距離を取り、単発の打撃を入れるだけの消極的な内容でスプリット判定勝ち。前戦は同じカナダのマイク・マロットに組みつかれてテイクダウンを奪われると、肩固めでタップアウト負けを喫した。UFC1勝2敗の31歳。

イギリスのパターソンは昨年3月の地元大会でUFCデビュー。同じUFCデビュー戦のヤナル・アシュモズ相手に蹴りをキャッチされパンチを打ち込まれ倒されると、マウントからのパウンドラッシュで秒殺KO負け。今回はそれ以来となるUFC2戦目で、階級をウェルターに上げての試合となる。191cmの長身で、リーチは198cmもある。10勝中4KO・5一本勝ち。27歳。

距離を取りジャブを入れるパターソン。レイネス間合いに入れず見合いに。飛び込もうとしたところでジャブをもらった。レイネス飛び込んで右。また飛び込むと組む。しかしがぶったパターソン。ハーフバックに着いてチョークへ。マタレオン。がっちり入りタップアウト。

ハーフバックからチョークをあっさり取られたレイネス。もうちょっと早めにポジションを変えるなど、なんとかならなかったか。

パターソンはレイネスの対処の拙さにも助けられてではあったが、UFC初勝利。

カテゴリー
AB MMA o UFC ボクシング マイク・マロット

UFC297:第2試合・ジャスミン・ジャスダビシアス vs. プリシラ・カショエイラ

女子バンタム級。両者ともに前戦はフライ級。

ジャスダビシアスはセミ前に登場するマイク・マロットと同じく、地元オンタリオ州のナイアガラ・トップチーム所属。26歳までは格闘技とは無縁の生活を送っていたが、初デートで彼氏が連れてきた友人がナイアガラ・トップチームのコーチ・クリス・ピケットで、その出会いがきっかけでレスリングを始めカナダ2位に。さらにボクシングや柔術も始め、28歳でアマチュアMMAデビュー、30歳でプロデビューを果たすと、2年でコンテンダーシリーズに出場しUFCと契約。テイクダウンからの押さえ込みが武器。UFC3勝2敗の34歳。

カショエイラは、被弾しても引かずに打ち合っていくことでゾンビガールのニックネームを持つ。しかしグラウンドには穴がある。打撃もタフさで誤魔化しているが上手くはない。前戦のミランダ・マーヴェリック戦では、何度もテイクダウンを奪われ、倒されるとリカバリーもできない展開から、マウント腕十字で一本負けした。UFC4勝5敗の35歳。

パンチで攻めていくカショエイラ。しかし前に出たタイミングでジャスダビシアスタックル。テイクダウン。パスを狙いつつパウンドを入れる。レッグドラッグハーフ。サイドに出た。カショエイラの腕を背中越しにホールドしてパウンド。そのまま身体をまたいでマウントに。背中を向けたカショエイラの身体をバックマウントで伸ばして殴る。身動きが取れないカショエイラ。ケージを蹴ってなんとか体勢を変えようとするが替えられない。マウントからパウンドラッシュ。足でシザースしようとしたができないカショエイラ。パウンド・肘を入れていくジャスダビシアス。止められてもおかしくないが、レフェリー止めない。これで止めないなら戦闘不能のダメージを与えるしかない。ハイマウントに。パウンド・肘を入れ続けるジャスダビシアス。ホーン。

1Rジャスダビシアス10-8。あれだけ抵抗できずに打たれていたら止めてもいいと思うが。女子でパウンドの威力がないだけに、あれで止めてもらえないとつらい。

2R。カショエイラ詰めていく。カーフ。しかしジャスダビシアスの右をもらいダウン!すぐに上になったジャスダビシアス。ハーフ。パスしながら殴る。マウント。肩固めを狙う。下からホールドして耐えるカショエイラ。サイドに出たジャスダビシアスがニーオンからパウンド。ダースチョーク。浅いか。またダースに。マウントで絞める。が、外れた。残り1分。またパウンド・肘。もらっているカショエイラ。もう止めていいが止め時を失っている。最後まで肘を入れ続けるジャスダビシアス。ホーン。

2Rも10-8ジャスダビシアス。

3R。もはやKOするしかないカショエイラ。しかし消耗している。ジャスダビシアスタックル。切ったカショエイラ。前蹴りを入れるジャスダビシアス。出てきたカショエイラに右をヒット。ジャスダビシアスも疲れがあるか。タックルに入るが切られた。消耗でガードが上がっていないカショエイラだがタックルを切った。それでも組み付いていくジャスダビシアス。振りほどき膝をついたところにパンチを入れるカショエイラだがジャスダビシアスタックル。テイクダウン。サイドにでてクルスフィックス。パウンド・肘を入れる。レフェリーもう止める基準がなくなっているとしか思えない。頭をまたいだジャスダビシアス。ボディを殴る。またダースへ。カショエイラタップしている。レフェリー気づくのが遅れて止めた。

1Rで止めて良かった試合。

カテゴリー
45 AB ACA MIKE MMA o UFC UFC297 YouTube   アーノルド・アレン クリス・カーティス ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ニール・マグニー マイク・マロット マイラ・ブエノ・シウバ マルコム・ゴードン モフサル・エフロエフ ラモン・タヴェラス

『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量動画/2選手が計量ミス

【ポイント10倍】グロング プロテイン ホエイプロテイン 3kg スタンダード 風味付き ビタミン11種配合 GronG 置き換え ダイエット タンパク質 サプリメント アミノ酸スコア100 美味しい 送料無料


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Sean Strickland (184.75) vs. Dricus Du Plessis (184) – for middleweight title
・Raquel Pennington (134.8) vs. Mayra Bueno Silva (135) – for vacant women’s bantamweight title
・Neil Magny (170.75) vs. Mike Malott (170.5)
・Marc-Andre Barriault (184.5) vs. Chris Curtis (185.25)
・Arnold Allen (145.5) vs. Movsar Evloev (145.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN, 8 p.m. ET)

・Garrett Armfield (135.25) vs. Brad Katona (136)
・Charles Jourdain (145.5) vs. Sean Woodson (145.5)
・Serhiy Sidey (135) vs. Ramon Taveras (139.75)*
・Gillian Robertson (115.75) vs. Polyana Viana (115.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Yohan Lainesse (170.75) vs. Sam Patterson (169.5)
・Priscila Cachoeira (133.5) vs. Jasmine Jasudavicius (133) – moved to bantamweight after initial flyweight contract weight
・Jimmy Flick (126) vs. Malcolm Gordon (127.5)**

 『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量結果。メインカードは全員パス。前座ではセルヒー・シディと対戦するラモン・タヴェラスが139.75ポンドと3.75ポンドオーバー、ジミー・フリックと対戦するマルコム・ゴードンが127.5ポンドと1.5ポンドオーバー。タヴェラスは出場給の30%、ゴードンは20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ショーン・ストリックランド vs. ドリカス・デュ・プレシはストリックランド支持3人、デュ・プレシ支持8人。

・ラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバはペニントン支持1人、シウバ支持10人。

・ニール・マグニー vs. マイク・マロットはマグニー支持1人、マロット支持10人。

・クリス・カーティス vs. マーク・アンドレ・バリオーはカーティス支持9人、バリオー支持2人。

・アーノルド・アレン vs. モフサル・エフロエフはアレン支持5人、エフロエフ支持6人。続きを読む・・・
カテゴリー
o エリク・アンダース マイク・マロット

UFC289:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:マルク・アンドレ・バリオー vs. エリク・アンダース

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:チャールズ・オリベイラ、マイク・マロット、スティーブン・エルセグ

通常2人のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが3人なのに加え、エルセグは判定勝ちでの受賞というのが異例。

メインはアルダナがもうちょっと勝負に行くと思っていたが、序盤から気持ちで押される展開で、4Rになってようやくパンチをヒットさせていくものの、ヌネスが冷静にテイクダウン狙いに切り替え全局面で完勝。残念ながらミスマッチというしかなかった。

試合後に引退を表明。本来対戦予定だったペーニャとの対戦も今さらで、正直もう相手がいないし、モチベーションも上がらないだろう。女子フェザーに至っては挑戦者も現れない状況。衰えて落ちて行ってから辞めるより、絶頂期での引退の方がいいかもしれない。未だにホルムがトップランカーというくらい停滞している女子バンタム級戦線も、ヌネス引退で動きが出てくるのではないか。すぐに王座決定戦を組んだら、またホルムが勝ちそうな気もするが。

セミオリベイラが完勝。序盤オリベイラが引き込んだ時、ダリウシュがガードの中からパウンドで攻めていった時には、オリベイラにとって厳しい試合になると思ったが、直後に終わらせた。パンチを効かされた状態のダリウシュがタックルで凌ごうとしていたが、オリベイラの場合はそこで休ませてもらえない。次期挑戦者になるかは来月のポイエー vs. ゲイジーの内容次第だが。

カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC uFC289 アダム・ヒューギット マイク・マロット

【UFC289】地元カナダの大声援を受けたマロットが、ヒューギットを左右フックで倒しギロチンを極める

<ウェルター級/5分3R>
マイク・マロット(カナダ)
Def.2R1分06秒 by ギロチン
アダム・ヒューギット(米国)

サウスポーのヒューギットに対し、マロットがインローと右前蹴りで距離を測る。前手で押さえ合う両者、マロットの右ミドルを食らったヒューギットの動きが止まった。ヒューギットの左ミドルに右ストレートを合わせたマロットは、さらにパンチで追い立てる。地元ファンの大歓声を受けるマロットが、ヒューギットの左ハイをかわした。

ガードを固めて距離を詰めるヒューギットだが、マロットをケージに押し込んでもパンチを打ち返されてしまう。距離を取りながら右ハイを当てるマロット。バックステップの際に足を滑らせたが、すぐに立て直した。右ミドルを当てるマロットは、完全に右ストレートを狙う構えに。残り2分でヒューギットが組みつくも、差し返したマロットが逆にテイクダウンを奪った。

ヒューギットの頭をケージ中央に向け、ハーフガードのヒューギットの頭を抱えてパスを狙う。ここで立ち上がって足を捌こうとしたマロットを蹴り上げたヒューギットが立ち上がった。ヒューギットは左ハイから右スピニングバックフィスト。マロットも右ハイを繰り出す。残り30秒近くでヒューギットの左ハイをキャッチしたマロットが、そのまま背中を着かせた。ヒューギットはラバーガードから右ヒジを突き刺し、ラウンド終了を待った。

2R、ヒューギットが右ジャブから距離を詰める。マロットは蹴りを上下に散らすも、ヒューギットの前進を止めることができない。右前蹴りを放つマロットに対し、ヒューギットはスイッチしながら左右の蹴りを放つ。ここでマロットの右フックからの返しの左フックがクリーンヒットし、ヒューギットがダウン。ヒューギットがスクランブルに持ち込もうとしたところでマロットがギロチンに捕え、マウントハーフガードからマウントに移行してタップを奪った。


The post 【UFC289】地元カナダの大声援を受けたマロットが、ヒューギットを左右フックで倒しギロチンを極める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o RIZIN UFC カイル・ネルソン キック グロリア・ジ・パウラ マイク・マロット 浅倉カンナ

UFC289:第1試合・ディアナ・ベルビタ vs. マリア・オリベイラ

女子ストロー級

ルーマニアのベルビダは現在カナダ在住の地元ファイター。メインカードに登場するマイク・マロット、カイル・ネルソンと同じハウス・オブ・チャンピオンズMMA所属。UFCデビューから2戦はフライ級で2連敗。3戦目からストロー級に落とし、170cmの長身から繰り出す打撃で圧倒し判定勝ちしたが、前戦はUFC0勝2敗のグロリア・ジ・パウラのテイクダウン狙いをほぼ防いでいたが、打撃のヒット数が僅差でどちらに入ってもおかしくない接戦の末判定負け。柔道・拳法・キックがバックボーン。26歳。

オリベイラはUFC1勝2敗だが、1勝の相手はベルビダに勝っているグロリア・ジ・パウラ。2017年のRIZINスーパーアトム級GPに出場、初戦は判定勝ちしたが、準決勝で浅倉カンナに腕十字で一本負け。UFCでも簡単にテイクダウンを許し、グラウンドで下になるとリカバリーがなく敗れている。26歳。

打撃戦。パンチの打ち合い。両者パンチを思い切り振っている。ベルビダワンツーロー。間合いが近く、パンチが当たる距離。オリベイラ飛び膝。ベルビダの右がヒット。ジャブ。オリベイラテンカオ。首相撲に捕らえたベルビダだが、オリベイラニータップでテイクダウン。ガードを取るベルビダ。下から三角を狙うが防ぐオリベイラ。下から肘を入れるベルビダ。立とうとするベルビダだがオリベイラ立たせず上から鉄槌。ケージ際まで移動し下から蹴り上げるベルビダ。オリベイラストレートフットロック。が、外したベルビダが上に。オリベイラすぐにスクランブルを仕掛けて立つ。離れ際に首相撲からの膝を入れたベルビダ。右左右のコンボを打ち込むベルビダ。連打で先手を取るベルビダ。ホーン。

1R打撃の手数でベルビダ。

2R。打撃戦からオリベイラすぐにテイクダウン。倒した。ガードのオリベイラ、ラバーガードに捕らえて下から肘を入れる。オリベイラ鉄槌。じわじわケージ際まで移動したベルビダ。ケージを使って立つが、オリベイラはボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるベルビダ。パンチを入れて抵抗するベルビダ。オリベイラ動きがなく膠着気味。差し返したベルビダ。ボディに膝を入れていく。両脇を差して膝を入れると逆に押し込むベルビダ。オリベイラは動きがない。ブレイク。大振りのフックを打ち込むベルビダ。オリベイラの蹴りをキャッチするとまたケージに押し込みボディに膝。後方に倒してテイクダウン。肘を入れるベルビダ。ホーン。

2Rは完全にベルビダ。

3R。パンチで出るベルビダ。3連コンボヒット。ボディ・顔面にパンチを入れて出る。組むオリベイラだがケージに押し込まれる。引き剥がし離れたオリベイラオリベイラテンカオ。オリベイラ組んでテイクダウンを狙ったが防いだベルビダ。ケージに押し込むオリベイラだが脇を差されている。離れた。右をヒットさせたベルビダ。オリベイラバック肘。ベルビダが手を出していく。オリベイラは後手後手になっている。積極的に手を出していくベルビダ。飛び膝をジャブでストップされたオリベイラ。また飛び膝。ヒットしたが浅い。また飛び膝。残り1分。ひたすら飛び膝だが、さすがに読まれた。オリベイラタックル。切られる。手数を出していくベルビダ。オリベイラまた飛び膝。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でベルビダ勝利。1Rはテイクダウンから上を取ったオリベイラに入れたジャッジもいたか。

地元ベルビダ、スタンドでの手数・積極性で勝利。倒す打撃はなく、やや前半は簡単にテイクダウンされすぎではあったが、後半は警戒してテイクダウンを許さなかった。

オリベイラは連敗で1勝3敗に。

カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC uFC289 アイリーン・アルダナ アオリーチーラン アダム・ヒューギット アマンダ・ヌネス イリャ・トプリア エイマン・ザハビ エリク・アンダース カイル・ネルソン クリス・カーティス ジャスミン・ジュスダヴィチェス スティーブ・アーセグ ダン・イゲ ダヴィッド・ドヴォルザーク ナソーディン・イマボフ ネイト・ランドヴェール マイク・マロット マット・シュネル マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ マフクアンドレ・バリユー マリア・オリヴェイラ ミランダ・マーヴェリック

【UFC289】豪州からの新顔アーセグと対戦、ダヴィッド・ドヴォルザーク「欧州でも準備はできる」

【写真】2連敗の経験を糧とできるか(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)、カナダはバンクーバーのロジャース・アリーナで開催されるUFC 289「Nunes vs Aldana」で、ダヴィッド・ドヴォルザークがスティーブ・アーセグと対戦する。

チェコ人ファイターのドヴォルザークはオクラゴン・デビュー以来3連勝を達成するも、その後はマテウス・ニコラウとマネル・ケイプに連敗を喫した。トップ5を伺う位置で足踏みを経験したドヴォルザークだが、「この敗北は成長するために必要だった」と断言した。


――ここ2戦、タフな試合でタフな試合結果となりました。

「確かにハードな時を過ごした。でも、でも試合内容は悪くなかったし多くを学ぶことができた。この2つの敗北は、僕の成長を促した。マテウス・ニコラフとマネル・ケイプ戦の敗北は、長い目で見て僕のキャリアに必要だったんだと思う。そう、僕が成長するために必要だったんだ」

――特に何を学ぶことができ、成長できたのでしょうか。

「一つは忍耐力だ。ニコラウとの試合は、僕にとっては未経験のおかしな試合だった。彼は足を使って動くばかりで、攻めてこなかった。ずっと僕がミスをするのを待っていたんだ。それが我慢できなくて、僕は追いかけ続けた。そして2Rの中盤に、パンチを被弾した。

マネル・ケイプは、僕にフライ級ファイターも力強くあるべきだと教えてくれた。ニコラウとの試合で、予期しない状態になった時に自分が如何に動くのかを考えないといけないことが分かった。マネル・ケイプ戦では、力強く打撃戦を戦う必要があることを知った。マネルは本当に色々なことを教えてくれたよ。

その学んだことをジムに持ち帰って、僕はあらゆる面で成長えきた。ストレングス&コンディショニング・トレーニング、リフティングに力を入れ、以前より速くなった。以来、スパーリングをしていても自分のやるべきことを貫くことができるようになったんだ。もう様子見もラッシュも必要なくなった。自分のペースで戦える」

――今回も試合の準備はベガスでやってきたのですか。

「ノー。ベガスには行ってないんだ。まずチェコで、色々なジムを訪れて練習し、そこからスペインのアリカンテにあるクリメント・ファイトクラブで2週間トレーニングしてきた。イリャ・トプリアが所属しているジムなんだけど、しっかりとサポートしてもらって彼には凄く感謝しているよ」

――ベガスに行かずともスペインで準備ができるということですか。

「そうだね、ヨーロッパにいても準備はできる。今回はもともと、僕より背の高い相手と戦う予定だったから、多くのバンタム級ファイターと練習をしてきた。凄く良い時間を過ごせたよ。彼らと練習していて、とても楽しかった」

――では、ラスベガスでなくてバンクーバーで戦うことでファイトウィークに何か変化はありますか。

「とにかく自然が豊かだ。ダウンタウンはドラッグディーラーやホームレスがたくさんいて米国と変わりない。でも郊外に30キロほど行くと、凄く自然が豊かになる。だから、午前中の練習を終えると僕は山に行って、自然の中を歩くようにしてきたんだ。とても大切な時間になっている。自然に囲まれていると、心の底からリラックスできるからね」

――ところでUFCフライ級は層も厚くなってきてトップ15に入っても、トップ5との間には一枚壁が存在しているように感じられます。そんななかで10位のダヴィッドはデビュー戦のニューカマーと今回戦います。この状況をどのように感じていますか。

「僕には他に選択肢がなかった。もともとマット・シュネルと対戦予定だったけど、ケガで欠場になった。彼に何が起こったのか正確には分かっていないけど、UFCからは日程を変更して戦うかという話があったんだ。でも、そんな考えは僕らにはなかった。ずっと、今週末に試合をするために準備をしてきたからね。

カナダにも早目に着て、そこは自分で費用を捻出している。僕は予定通りの相手でなくても、予定通りの日時に戦わなければいけなかった。結果、UFCからもらった代案は一つだけ。それがスティーブ・アーセグ戦だった。この試合を受けることもリスクではあったよ。でも、僕はファイターだ。試合をするためなら、どんな条件だって従う。今週末に勝つために、過ごしてきた。対戦相手が代わることよりも、試合がなくなる方が怖かったんだ」

――では、急遽戦うことになったアーセグの印象を教えてください。

「5日前に対戦が決まった相手だからね、それまで全く視界に入ってきたことがなかった。(※取材は7日に行われた)。ほんと、どういう選手か話せるほど分かっていないというのが正直なところだよ。レスリングが出来て、危険な打撃の持ち主でもあるようだね。彼にとっても最高のチャンスだろうから、しっかりと集中して戦うよ。どんな動きをするのかも、分かっていないからね」

――まさに試合前から、予期できない状況になっていたわけですね。

「イエス。その通りだよ。試合の1週間前に対戦相手が代わるなんて、誰も予期していなかった。でもUFC3戦目でファンカミロ・ロンデロスと戦った時と、同じ状況だから」

――先ほど忍耐をニコラウ戦で学んだといっていましたが……チェスではないですが、私は将棋など忍耐力の勝負のように感じることがあります。なので忍耐力はプロのチェスプレイヤーだったダヴィッドには、既に備わっていると思っていました。

「確かにチェスでは忍耐力、怠けるということではなくて相手のミスを待つことは経験済みったね。時には引いて、守る必要がある。そう指摘されて、それを思い出したよ」

――ではトップ5の壁の超えるためにの機会を得るために、今回の試合で何を見せないといけないと考えていますか。

「とにかく今回の試合に勝つこと。それはもう疑いようがないことだよね。しっかりと力を見せて勝ち、次はマット・シュネルと戦う。彼は8位で、僕は10位。マット・シュネルは僕が戦ってきた相手のなかで最上位のランカーになる。彼に勝てば、トップ5に近づくことができるだろう。そこからトップ5の誰と戦えるのか、そこは全く分からないけどね(笑)」

■視聴方法(予定)
6月10日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時半~U-NEXT

■対戦カード

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス(ブラジル)
[挑戦者] アイリーン・アルダナ(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
シャーウス・オリヴィエラ(ブラジル)
べニール・ダリューシュ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・マロット(カナダ)
アダム・ヒューギット(米国)

<フェザー級/5分5R>
ダン・イゲ(米国)
ネイト・ランドヴェール(米国)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
クリス・カーティス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
ブレーク・ビルダー(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
スティーブ・アーセグ(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)

The post 【UFC289】豪州からの新顔アーセグと対戦、ダヴィッド・ドヴォルザーク「欧州でも準備はできる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o UFC アイリーン・アルダナ アマンダ・ヌネス エリク・アンダース カイル・ネルソン クリス・カーティス クレベル・コイケ ダン・イゲ ブレイク・ビルダー マイク・マロット

UFC289:オッズ/予想と展望

アマンダ・ヌネス 1.31
アイリーン・アルダナ 3.65
チャールズ・オリベイラ 2.20
ベニール・ダリウシュ 1.71
マイク・マロット 1.49
アダム・フューギット 2.75
ダン・イゲ 1.39
ネイト・ランドワー 3.15
マルク・アンドレ・バリオー 1.74
エリク・アンダース 2.15
ナッソーディン・イマボフ 1.65
クリス・カーティス 2.35
ミランダ・マーベリック 1.34
ジャスミン・ジャスダビシアス 3.45
アイマン・ザハビ 1.95
アオリ・チロン 1.87
カイル・ネルソン 3.00
ブレイク・ビルダー 1.42
ダビッド・ドボジャーク 1.38
ティーブン・エルセグ 3.25
ディアナ・ベルビタ 1.87
マリア・オリベイラ 1.95

コロナ以降初、4年ぶりのカナダ大会。

当初はヌネスとジュリアナ・ペーニャの3連戦目が予定されていたが、ペーニャ負傷欠場でアルダナがタイトル初挑戦する。正直3回連続となるともういいよという感じなので、かえって良かった。

UFC7勝4敗のアルダナ。現在2連続KO勝ち中だが、前戦はテイクダウンされた後、下からの蹴り上げがボディに入ってKOという珍しい結末。パンチの重いストライカーだが、ホリー・ホルムには5Rすべてテイクダウンを取られて攻められての完敗。ここまでテイクダウンを取られまくったのはホルム戦のみだが。同じようにジュリアナ・ペーニャをテイクダウンしまくって勝利したヌネス相手だと相性が悪いかもしれないが、一発入ればわからない。

ヌネスがパウンドでKOと予想。

セミはもともとは先月組まれていたカードだったが、オリヴェイラの負傷により1ヶ月延期に。オリヴェイラは昨年10月にイスラム・マカチェフに敗れて王座陥落して以来の再起戦。対するダリウシュは8連勝中。勝ってもなかなかチャンスが与えられなかったが、前回はクレベル・コイケにも勝っているマテウス・ガムロのテイクダウンを切って打撃を打ち込む展開で判定勝ちし、ようやくトップ5ランク入り。勝てば次戦でようやくタイトル挑戦のチャンスが回ってくるかもしれない。ふたりともグラップラーだったが打撃が急成長したもの同士。ただオリヴェイラは最近特にダウンが増えていて、ダメージの蓄積も気になるところ。

第1試合開始は11日朝8時。速報します。

 

カテゴリー
o UFC   トレヴァー・ピーク ブレンダン・アレン マイク・マロット

『UFC Fight Night 220: Muniz vs. Allen』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC Fight Night 220: Muniz vs. Allen』のパフォーマンスボーナスを公表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・該当試合なし

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ブレンダン・アレン、タティアナ・スアレス、マイク・マロット、トレヴァー・ピーク、ジョーダン・レヴィット、ジョー・ソレッキ


 6選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・