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【PFL2024#02】絶妙肩パンチ。4試合連続初回決着、70秒勝利のウィルキンソンが首位に躍り出る

【写真】肩パン、ヒザ蹴りからアッパーで勝負を決めた(C)PFL

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
Def.1R1分10秒by TKO
トム・ブリーズ(英国)

サウスポーのブリーズに右を放つウィルキンソン。距離が近づくと、互いにダーティーボクシングを繰り出す。ウィルキンソンが首相撲からヒザを連続で突き上げ、肩パンチで頭を下げさせ、左ヒザを当てる。続くアッパーでヒザをついて崩れたブリーズに追撃のパンチ&ハンマーフィストを落としたウィルキンソンが70秒で初戦を突破した。ライトヘビー級開幕戦4試合で、4人目の6P獲得。残り1試合を残し、最短試合タイムでウィルキンソンは首位に立った。「チャンピオンが戻ってきた!! 次も同じことをやるよ」と勝者は話した。


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【Polaris13】ノーP&サブオンリー=ポラリスが活動再開。K太郎戦でトルネードスイープ見せたブリーズ出場

【写真】トム・ブリーズがポラリスに出場。英国格闘技界も動き始めた──のか (C)Zuffa/UFC

17日(水・現地時間)、英国のノーポイント&サブオンリー・グラップリング大会=Polarisが、7月11日(土・同)にPolaris13「UK Under 90kg Grand Prix」の開催を発表した。

もともとポラリス13は4月4日にウェールズのニューポート・インターナショナル・コンベンションセンターでアブソリュートGPとして開催予定だったイベントだ。


ニック・ロドリゲス、ネイサン・オーチャード、パトリック・ガウジオ、カイナン・デュアルチらが出場予定だったオリジナルプランに対し、今回は国内勢だけの出場となる。新型コロナウィルス感染者数は30万近く、死者も4万人以上を数える英国だが、6月15日からイングランドにおいて入店客数の制限や徹底した消毒を条件に商店の活動が再開されている。とはいえ小学校の再開は先送りとなっているなか、スポーツ界でいえば、6月1日に競馬、昨日17日にサッカーのプレミアリーグが無観客でリスタートされている。と同時にポラリス13が開催予定だったウェールズで10月29日から11月1日に予定されていた自動車の世界ラリー選手権=WRCのウェールズ・ラリーGBが中止となっている。

この現状を鑑みると、ポラリス13が国内組だけの参戦となるのは致し方ないだろう。そんな英国勢のみ8人のワンナイトトーナメントはUFC Fight Passでの配信が決まっているが、ここにUFCファイターのトム・ブリーズの出場も決まっている。

このところMMAでは2年に1度の試合間隔とブランクも目立つブリーズだが、その間にもグラップリングの試合には2度ほど出場している(※2勝)。日本のファンにとってブリーズといえば、2016年2月の中村K太郎戦の印象が強いだろう。

テイクダウンからポジションをとっていくK太郎に対し、ブリーズはヒールを仕掛けてリバーサルで上を取り、さらにはトルネードスイープまでをMMAで見せていた。比較的、ポジションを奪われていたが、MMAもポラリスもポイントはない。ブリーズがK太郎戦のように積極的なグラップリングを披露すれば、日本では馴染みのない英国組み技勢とのトーナメントも非常に興味深いモノとなるだろう。