カテゴリー
Black Combat Black Combat05 DEEP DEEP JEWELS DEEP115 KOMA MMA MMAPLANET NEXUS o ROAD FC UFC YouTube その他 イ・ソンハ キム・ソンウン シン・スンミン チェ・ウォンジュン チャンネル ブラック ボクシング ミシェウ・ペレイラ ユ・スヨン ラ・インジェ 佐伯繁 大原樹理 大島沙緒里 石司晃一 赤沢幸典 酒井リョウ 鈴木槙吾 青井人 駒杵嵩大

【DEEP115】DEEP vs Black Combat対抗戦。ここは負けられない大原、大島、駒杵、鈴木、酒井の対戦相手達

【写真】ここでフィニッシュして、大晦日というのが大原の想いだろう(C)MMAPLANET

9月18日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 115 IMPACTで行われるDEEP vs Black Combat 7×7全面対抗戦の対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

前回はMMAPLANETの注目カードとして、石司晃一×ユ・スヨンと青井人×シン・スンミンの2カードを紹介したが、今回はその他の5カードをブラックコンバット勢=韓国人選手を中心に紹介していきたい。

<DEEP115見どころPart.01はコチラから>


今年2月に韓国・スウォン・コンベンションセンターで行われたBlack Combat05での対抗戦第一弾で勝利した現DEEPライト級王者の大原樹理と対戦するのは現ブラックコンバット・ライト級王者のイ・ソンハだ。ソンハは2021年5月にプロデビューし、昨年12月のブラックコンバット初参戦でキム・ジョンギュンを破って、同団体の第2代ライト級王座を獲得。今年4月のパク・ジョンセン戦でも一本勝ちし、現在2連勝と勢いに乗っている。

ジョンホン戦では、左フックでダウンを奪われたあとに三角絞めからアームバーを極めて一本勝ちして極めの強さを見せたソンハだが、ジュンギュンとの王座戦では互いにテイクダウンを奪い合う接戦を演じている。大原はソンハの勢いに飲まれずに冷静に戦いたいところだ。

大原と共に対抗戦第一弾で勝利したDEEP女子ミクロ級及びDEEP JEWELSアトム級チャンピオンの大島沙緒里と対戦するパク・シユンは現ブラックコンバット女子アトム級王者。

2019年12月のDEEP JEWELSで赤林檎に敗れてから2連勝を収めているが、大島としては実績・経験の差をしっかりと見せつけたい試合だ。

初代Fighting Nexusフライ級王者の駒杵嵩大と対戦するキム・ソンウンはフライ級では長身の175センチから繰り出すヒザ蹴りとグラップリング技術が持ち味。

今年4月のブラックコンバット初代フライ級王座決定戦ではイ・ジュンヨに敗れているが、7月にはフライ級トップファイターの“闘犬”チョン・ウォンヒに一本勝ちしている。ソンウン最大の武器はウォンヒからタップを奪ったギロチンチョークで、テイクダウン能力は決して高くないが、この一発には駒杵も警戒が必要だろう。

激しい打ち合いが予想されるのは現DEEPウェルター級王者の鈴木槙吾とチェ・ジュンソの一戦だ。ジュンソはここまで勝った試合のほとんどが2RまででのKO勝ちで、今年1月のブラックコンバットでは赤沢幸典をKOしたチェ・ウォンジュンから左フックでダウンを奪っているハードパンチャー。そのパンチ力を活かすあまり、大振りで簡単にボディロックやテイクダウンを許す面もあるが、ミドル級の一戦ということもあり――激闘派の鈴木が足を止めて打ち合うとリスキーな相手だ。

現DEEPメガトン級暫定王者の酒井リョウと対戦するのはブラックコンバット・ヘビー級王者のヤン・へジュン。レスリングのバックボーンを持ち、2018年7月のROAD FCでは現在UFCに参戦中のミシェウ・ペレイラとも拳を交えた。翌2019年6月にラ・インジェに勝利して第7代ROAD FCミドル級王者となるも、その後に約3年間のブランクがあり、復帰戦となった昨年10月のブラックコンバットでチェ・ウォンジュンに一本勝ちして同団体のベルトを巻いた。

へジュンのファイトスタイルはペレイラ戦でも見せたダーティボクシング&テイクダウンが軸となりつつ、インジェやウォンジンに極めた首投げ&Vクロスという必勝パターンがある。ただしミドル級から階級を上げてきただけに、同じヘビー級でも酒井と比較すると身体のサイズでは劣る。酒井としてはそのアドバンテージも含めて勝利に近づきたい。

DEEP公式YouTubeチャンネルにて公開された対抗戦の告知動画では、DEEP佐伯繁代表が(リアルに)鼻息荒く「潰してやるかな!」と宣言していた対抗戦・日本ROUND。その結果は果たして――。

The post 【DEEP115】DEEP vs Black Combat対抗戦。ここは負けられない大原、大島、駒杵、鈴木、酒井の対戦相手達 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF66 MMA MMAPLANET o ROAD FC チェド・ハネコム ラ・インジェ

【BRAVE CF66】チェド・ハネコム。元Road FCミドル級王者ラ・インジェを右ヒジ一発で沈める

<ミドル級/5分3R>
チェド・ハネコム(南アフリカ)
Def.1R1分35秒by KO
ラ・インジェ(韓国)

構えを変える元Road FCミドル級ラに対し、ハネコムが圧を掛ける。しかし、ラが前に出ると逆に回り始めたハネコムが右カーフを蹴る。ラは左右フックで前に出るが届かい。ハネコムのワンツーも切距離が遠い。ラは距離を詰め組みながら殴りつつ、ヒザ蹴りへ。これが空振りとなり、逆にハネコムがヒザを突き上げると、一瞬の間がデキたラに右エルボーを放つ。この一発でラが失神、担架と点滴が用意された。


The post 【BRAVE CF66】チェド・ハネコム。元Road FCミドル級王者ラ・インジェを右ヒジ一発で沈める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF66 GLORY MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN40 UFC アス・アルマバエフ ジネル・ラウサ ジュニオール・タファ チェド・ハネコム ボクシング モハメッド・ファハッド ラ・インジェ ンコシ・ンデベレ

【BRAVE CF66】インドネシア大会で、RIZIN大晦日出場のジュニオール・タファが仏人組み技師と対戦

【写真】打撃の破壊力は間違いない。なにより、ケガ無くケージを下りることができるのか……が重要だ(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、インドネシアはバリのポリテクニク・パリウィサタでBRAVE CF66が開催される。

10月に本拠地バーレーンでの3連戦を終え、今後も再びバーレーンとイベントが続くBRAVE CFにあって2018年5月以来、実に3年半ぶりのインドネシア大会はジャカルタでなく、バリで行われる。


メインでミドル級、チェド・ハネコム✖ラ・インジェという南アフリカ✖韓国人ファイターが戦う同大会。フライ級では注目のカザフスタン人選手アス・アルマバエフがフィリピンのケネス・マニンガットとのマッチアップが決まっている。

フィリピンからは他にルエル・パナレスと元UFCファイターのジネル・ラウサが参戦し、前者はインドのモハメッド・ファハッドと。後者は南アフリカのダンシール・ムードリーと対戦する。

完全な独自路線のように感じられるBRAVE CFだが、バーレーンは当然としてインドネシア、そして中央アジアもイスラム色が強い国でもあり、もちろんケージ内で政治や宗教は関係ないが、経済にはその辺りは関係していて然りだ。

そんなインドネシア大会には大晦日のRIZIN40でスダリオ剛と対戦するジュニオール・タファが出場し、ニコラ・ジョジヴィッチと相対する。元GLORYファイターで、今年は7月から9月にかけて2カ月半でMMAを2試合、プロボクシングを2試合戦っているタファだが、大晦日の大舞台の前にケージ&ユニファイドルールの下、フランスの4勝3敗のファイターと戦うというタフな選択をしたことになる。

ジョジヴィッチはテイクダウンから寝技で攻めるファイターで、打撃の攻防では頭を下げて攻撃に耐えるシーンを見せるなど、脆い一面を露呈してしまっている。対してタファは中間距離から接近戦で強烈無比な打撃を過去2度のMMAで披露しているが、組み技は全く未知数だ。とはいえ、ジョジヴィッチの過去の試合映像での打撃の受け方は余りに危ういのも確か。

ジャンケンポンで、どちらが勝つのか。そんなタファの来日1カ月前のバリ島での試合だ。

■視聴方法(予定)
11月26日(土・日本時間)
午後8時00分~ BRAVE TV

■ BRAVE CF66対戦カード

<ミドル級/5分35R>
チェド・ハネコム(南アフリカ)
ラ・インジェ(韓国)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
ケネス・マニンガット(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ファジャ・マッチョカマチョ(インドネシア)
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ(豪州)
ニコラ・ジョジヴィッチ(フランス)

<ミドル級/5分3R>
ザギッド・ガイダロフ(バーレーン)
エイベル・ブライツ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
モハメッド・ファハッド(インド)
ルエル・パナレス(フィリピン)

<フライ級/5分3R>
ダンシール・ムードリー(南アフリカ)
ジネル・ラウサ(フィリピン)

<女子アトム級/5分3R>
ジリアン・ゴウ(シンガポール)
シイイン・タン(フランス)

<ライトヘビー級/5分3R>
オロアン・シララヒ(インドネシア)
ウィレミ・ナタレックス・ムンスター(インドネシア)

<フェザー級/5分3R>
アクテルソン・ルマイヌン(インドネシア)
ランディ・フェビアン(インドネシア)

The post 【BRAVE CF66】インドネシア大会で、RIZIN大晦日出場のジュニオール・タファが仏人組み技師と対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF58 MMA MMAPLANET o キック ミズワディレ・ハロンワ ラ・インジェ

【BRAVE CF58】ラ・インジェがハロンワをTD&トップキープで下し、初のBRAVE CF韓国大会を締める

<ミドル級/5分3R>
ラ・インジェ(韓国)
Def.3-0:29-28.30-27.29-28.
ミズワディレ・ハロンワ(南アフリカ)

ハロンワが左ジャブ、右のガードを高く上げるラ・インジェは右ミドルハイを返す。互いに距離を測りながら、ハロンワの左ジャブにラ・インジェが右クロスを被せた。ハロンワがより距離を取るようになり、ラ・インジェは左右のローを繰り出す。ラ・インジェの右ローに右ストレートを合わせたハロンワも、右のカーフキックを当てる。左ジャブを突いてサークリングするハロンワ、ラ・インジェはスイッチしながら距離を詰めるも、ハロンワの右カーフをもらってしまう。ここで一気に組みついたラ・インジェだが、離れるハロンワ。しかしラ・インジェはパンチで相手のバランスを崩すと、ダブルレッグで組みつきテイクダウンに成功した。

フルガードで下からラ・インジェの腕を抱えるハロンワ。ラ・インジェは腕を抜いてパンチを落としていくも、ハロンワのガードワークに阻まれる。ハロンワの下からの仕掛けを防いだラ・インジェが、足を一本越えた。ハーフガードのハロンワに、プレッシャーをかけていくラ・インジェが、一度フルガードに戻されながら、再びハーフガードの状態へ。そのままトップポジションをキープして初回を終えた。

2R、互いのローがぶつかり合うハロンワはサウスポーにスイッチしたが、すぐにオーソドックスに戻した。パンチを不利ながら前に出るラ・インジェの顔面に左ジャブを突きさすハロンワ。ラ・インジェはダブルレッグを仕掛けるも、スプロールしたハロンワに引きはがされてしまう。しかし、一度距離を置いたラ・インジェが再び飛び込み、ダブルレッグからすくい上げてハロンワに背中を着かせた。さらにラ・インジェはパスガードに成功。サイドに移行したが、自らハーフガードに戻ったのか、そのまま頭をつけてトップをキープする。ここで展開がなく、レフェリーがブレイクをかけた。

再開後、ハロンワの右バックスピンキックをかわしながら組み付いたラ・インジェが、またもグラウンドに持ち込んだ。サイドからニーオンザベリーへ、凌ぐハロンワの顔面にヒジを落とすラ・インジェ。暴れるハロンワを抑え込み、ノースサウスへと移行したが、サイドに戻るとハロンワがブリッジで立ち上がろうと試みる。ラ・インジェもすぐさまサイドバックに移り、ハロンワの顔面にパンチを連打。ガードに戻したハロンワにヒジを落とす。さらにラ・インジェがパウンドを連打したところでラウンドが終了した。

最終回、ハロンワが右ストレートから右カーフキックへとつなげる。それでも前に出てくるラ・インジェに、パンチの連打から右バックスピンエルボーを当てる。離れたラ・インジェは、ハロンワの右ストレートをかわしてダブルレッグでテイクダウンした。そしてすぐにハーフガードの状態に持ち込み、頭をつけてパンチを上下に散らす。さらに足を抜いてパスに成功したラ・インジェは、サイドからしっかりと抑え込む。ラ・インジェはテッポウのような形でスイープを狙うも、ラ・インジェが耐えてノースサウスで抑え込んだ。

サイドに戻ったラ・インジェ、亀になるハロンワの横に回りながら再びサイドに。相手の左腕を抑えながらパンチを落とし、マウントを狙うもハーフに戻された。しかしすぐにパスしたラ・インジェはサイドポジションをキープ。ハロンワも下から左ヒジを返すも、形勢逆転には至らない。とはいえラ・インジェも一つのポジションでは抑え込みきることができず、サイド、ノースサウスから相手がハーフに戻すとパスを狙うという展開が続き、最後までラ・インジェふぁトップをキープして試合を終えた。

裁定は、1人のジャッジがフルマークをつけるユナニマスでラ・インジェが勝利した。


The post 【BRAVE CF58】ラ・インジェがハロンワをTD&トップキープで下し、初のBRAVE CF韓国大会を締める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF58 MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC   アクセル・ソラ イ・チャンホ キック キム・テキュン パン・ジェヒョク ホン・イェリン ボカン・マスンヤネ ボクシング マチェク・ギエルシェウスキー ミズワディレ・ハロンワ ラ・インジェ ルイス・フィリッピ・ディアズ ロマン・ボガトフ

【BRAVE CF58】計量終了 キム・テキュン欠場でメインでイ・ランジェが極真出身のハロンワと対戦

【写真】南アフリカからハロンワ、彼以外にフィリピン、ブラジル、ポーランド、ベルギー、サウジアラビア、シンガポール、イタリアからsン種が集まる。国際戦がBRAVEの特徴だ(C)BRAVE CF

30日(土・現地時間)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催されるBRAVE CF58の計量が行われている。

今大会、メインで韓国人エースのキム・テキュンがロマン・ボガトフと対戦予定だったが負傷欠場となり、メインは元Road FCミドル級王者ラ・インジェが南アフリカのミズワディレ・ハロンワと対戦することとなった。


ハロンワは2020年11月以来の実戦で、2021年はONEに参戦中のボカン・マスンヤネと同様に南アフリカからの出国が叶わず、試合機会を失していた。

リモ取材で締めは「押忍」だった

キャリア6勝1敗のハロンワのベースは極真空手で、父親が極真の2段の空手家だった。

9歳から20歳まで極真を学んだハロンワは「極真で身に着けたタイミングとスピードはMMAでも生きている。顔面パンチがないことで極真空手を軽視する向きがあるけど、ボクシングを学び顔面パンチが打てるようになると極真で学んだことが生きてくるんだ。それに僕にカーフキックは効かないよ。あの蹴りがきても、極真空手家はカットできる」と今回の試合前の取材で語っている。

BRAVE CFで国際的な舞台を踏んだハロンワは「南アフリカでMMAファイターとして生きていくことは難しい。好きだから戦うという状況なんだ。でもBRAVE CFと契約したことで、家族を食べさせることができるようになった。BRAVEは世界中をサーキットしている。今回、韓国で韓国のベストファイターと戦える。今後も色々な国で、その国のベストファイターと戦っていきたい」と言う。

今回のメイン出場に向けて「タフだ。Road FCのチャンピオンで根性がある。でも、僕の方が上だ。全てで上回っている。この試合で僕は名前をあげる。タフな相手、タフな試合を望んでいる。タフな相手とダンスをして楽しむんだ」と笑顔を見せたハロンワ。極真で養ったスピードとタイミングが韓国で炸裂するか見ものだ。

■視聴方法(予定)
4月30日(土・日本時間)
午後5時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF58 計量結果

<ミドル級/5分3R>
ミズワディレ・ハロンワ:84.3キロ
ラ・インジェ:84.05キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
マルチン・バンデル:79.65キロ
ルイス・フィリッピ・ディアズ:78.1キロ

<ライト級/5分3R>
ロランド・ディ:70.45キロ
オ・テホク:70.3キロ

<スーパーライト級/5分3R>
マチェク・ギエルシェウスキー:75.05キロ
イッサ・イサロフ:74.9キロ

<67キロ契約/5分3R>
ヴァルテル・コリアンドロ:67.0キロ
パン・ジェヒョク:66.75キロ

<フェザー級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ:66.2キロ
チョン・ヨンス:66.05キロ

<77キロ契約/5分3R>
アクセル・ソラ:76.7キロ
チャン・ユンソン:76.65キロ

<フライ級/5分3R>
シャン・シンカイ:56.68キロ
イ・チャンホ:57.02キロ

<女子アトム級/5分3R>
ジリアン・ゴウ:47.2キロ
ホン・イェリン:47.52キロ

<ヘビー/5分3R>
イム・ジュンス:120.15キロ
キム・ミョンワン:117.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:65.85キロ
オ・ドゥサップ:65.9キロ

The post 【BRAVE CF58】計量終了 キム・テキュン欠場でメインでイ・ランジェが極真出身のハロンワと対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF58 K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC アクセル・ソラ カムザット・チマエフ キム・テキュン ナルザン・アキシェフ ハイル・コートルツァ バッバ・ジェンキンス ホン・イェリン ミズワディレ・ハロンワ ミハイル・コートルツァ ラ・インジェ ルイス・フィリッピ・ディアズ レオ・サントス ロマン・ボガトフ

【BRAVE CF58】育成路線も国際戦。ビジネス度外視、キム・テキュンの相手は元UFCロマン・ボガトフに

【写真】キャリア12勝1敗のボガトフ。キム・テキュンは9勝0敗だ(C)BRAVE CF

10日(日・現地時間)、BRAVE CFが30日(土・同)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催するBRAVE CF58のメインで、同国のエースといえるキム・テキュンがロマン・ボガトフと対戦することが発表されている。

ロシアのウクライナ侵攻に関して、対ロ経済制裁に加わる韓国はロシア側からも非友好国リストに挙げられている。とはいえ欧州、米国、日本と同様に韓国の国際企業の本音もロシアとの関係を維持したいことには変わりない。

そんななかキム・テキュンの相手がロシアのボガトフに決定──The Beast Championshipとの共同開催ながら、BRAVEの本気度が伝わってくるメインだ。


ボガトフはM-1ライト級王者からUFCに進出も、レオ・サントス戦でグラウンドでの頭部へのヒザ蹴りで2Pのマイナスを含め、アイポークなど反則もあり1度の判定負けでリリースされ、BRAVE CFを新天地に選んだ。

BRAVE CFでは昨年1月に11勝1敗(※当時)のナルザン・アキシェフ戦では初回にバッククラブからRNCを取られかけるピンチをしのぎ、テイクダウン&コントロールで逆転勝ちを収めた。第2戦は6月のアブドゥルムタリプ・ギエルベコフ戦。バーレーンのKHK MMA所属のダゲスタン人ファイターを相手に、初回に打撃に圧倒され2Rもスピニングバックフィストでダウンを喫しながら、判定勝ちを収め現時点で2連勝中だ。

キム・テキュンもアキシェフ戦で初回にフックを被弾してダウンを奪われており、そこからの逆転勝ちしているだけに実力は伯仲しているか。いずれにせよ、キム・テキュンはいかにテイクダウン狙いを切り続けることができるか。

今時珍しく、ブレイクが余り入らないBRAVE CF方式のレフェリングが韓国でも見られるのであれば、勝負の鍵はその一点に集約されるといっても過言でない。

そんなキム・テキュン✖ボガトフのフェザー級戦は、バッバ・ジェンキンスの返上したベルトを巡り、年内には対戦もあり得ると見られていた。その両者が、タイトルを賭けることなくインチョンで相対する──望外な一戦ともいえる。

実のところBRAVE CFではキム・テキュンの対戦相手に日本人ファイターとも交渉していたが、複数回マルチイヤー契約がまとまらず今回は実現しなかった。BRAVE CFに必要なのはBRAVE CF内におけるストーリー創りで、王者がUFCへ──というフィーダーショー的な参戦を求めてない。それだけに日本人ファイターの参戦は実現しなかったが、キム・テキュン✖ボガトフは彼らのポリシーに則したマッチアップといえる。

この他、韓国から出場がアナウンスされていた4選手のカードも明らかとなっている。元Road FCミドル級王者のラ・インジェは南アフリカのミズワディレ・ハロンワと戦う。

2020年11月のドミニク・ショーバー戦以来、1年5カ月振りの実戦復帰となるハロンワはキャリア6勝1敗、唯一敗北を喫した相手は現UFCのカムザット・チマエフだ。チマエフのテイクダウン&コントロールに屈したが、ハロンワはワンツーからスピニングバックフィストでのKO勝ちもあるアグレッシブなストライカーだ。

スピニングバックフィストで勝利した際には、回転弾を受けた相手の意識が跳び、足がふらつく状態から倒れるまでの1秒もない間に2発、3発と追撃のパンチを入れている。勝負時を逃さないハロンワ、その殺傷能力の高さはラ・インジェにとっても非常に怖い相手となるだろう。

大ベテラン=イム・ジュンスは、同じ韓国からヘビー級の新鋭キム・ミョンワンと戦う。39歳、26戦目のイム・ジュンスに対し、キム・ミョンワンは24歳で戦績4勝1敗と、世代交代マッチの様相を呈している。

昨年6月にDouble GFCで女子アトム級王座決定戦に出場したホン・イェリンは、バリ在住のシンガポール人ファイター=、ジリアン・ゴーと戦う。この対戦も一度は日本の老舗プロモーションでベルトを巻いていたベテラン人選手に声が掛けられたが、経験値が違うという理由で見送りに。経験の差が論じられるのはK-MMAの慣わしとは考えにくく、BRAVE CF本体の意向と思われる。

「ネームバリュー、戦績は問わない。BRAVE CFが育てる」と言うモハメド・シャヒドBRAVE CFの方針に則したケースでは、キャリア3勝0敗1分のチョン・ヨンスが、サウジアラビア人ファイターで4勝0敗のアブドゥラ・アルクァフタニと戦うフェザー級マッチ。そしてロ2戦目のチャン・ユンソンの2勝0敗のフランス人選手アクセル・ソラと戦う(※ソラはIMMAFなどアマで19勝5敗のキャリアがある)77キロ契約戦、この2試合などは育成路線と捉えることができる。

この他、既報の通りマルチン・バンデル✖ルイス・フィリッピ・ディアズ、ミハイル・コートルツァ✖マチェク・ギエルシェウスキ、ロランド・ディ✖オ・テホクが組まれるBRAVE CFにとって初の韓国大会。

タイトルを巡る戦い、育成路線ともに国際戦が組まれており──いかにもーレーン王国が司るMMAイベント、ビジネス度外視、新しいMMAワールドの構築を目指す戦い模様が繰り広げられそうだ。

The post 【BRAVE CF58】育成路線も国際戦。ビジネス度外視、キム・テキュンの相手は元UFCロマン・ボガトフに first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF54 BRAVE CF58 K-MMA MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC UAEW UFC アレアンドロ・カエタノ イ・チャンホ キム・テキュン チョン・ダウン ヌルスルタン・ルジボエフ ハイル・コートルツァ ホン・イェリン マチェク・ギエルシェウスキー ミハイル・コートルツァ ラ・インジェ ルイス・フィリッピ・ディアズ 中村倫也 修斗

【BRAVE CF58】サブミッション・ファンタジスタ。後ろ三角&スロエフストレッチのディアズに注目!!

【写真】注目は──このマルチン・バンデルと対戦するルイス・ディアズ。K-MMA界でいち早く国際戦を再開させたのがBRAVE CFというのも興味深い(C)BRAVE CF

1日(金・現地時間)、BRAVE CFが4月30日(土)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催するBRAVE CF58の対戦カード第1弾となる3つの国際戦を発表している。

そのなかには今大会は現地のThe Beast Championshipとのコ・プロモートとなるが、BRAVEのナンバーシリーズらしく韓国選手が名を連ねていないカードが2試合含まれている。


それがBRAVE独自の階級=スーパーウェルター級(175ポンド=79.3キロ)でポーランドのマルチン・バンデル✖ブラジルのルイス・フィリッピ・ディアズ、スーパーライト級(165ポンド=74.8キロ)ではモルドバのミハイル・コートルツァ✖バンデルと同じポーランドのマチェク・ギエルシェウスキーという2つのラインナップだ。

バンデルは昨年9月のBRAVE CF54=ポーランド大会でプロモーション・デビューを飾ったキャリア20勝7敗1分という同国の雑草ファイターだ。対して、ディアズは3月のバーレーン大会で計量失敗となり、対戦相手のヌルスルタン・ルジボエフがキャッチウェイト戦を了承せず、試合が流れ失地回復のファイトとなる。

修斗ブラジルのウェルター級王者でもあるディアズは、この他Cidade da Luta(シダージ・ダ・ルタ)でもウェルター級のベルトを巻いているブラジル国内のトップにある実力者といえる。戦績は14勝3敗でフィニッシュは10を数え、修斗ブラジル王座を奪取した際にはバッククラブから道着の襟のごとく足を首に絡みつかせ後ろ三角を取りつつ、さらにスロエフ・ストレッチのように足を引き寄せた複合技でタップを奪うちうサブミッション・ファンタジスタ振りを見せている。

24日のPOUNDSTORMで中村倫也と戦うアレアンドロ・カエタノと同門のディアス──今回こそは、体重をしっかりと落としてBRAE初陣に臨んでほしい。

ポーランド人でもバンデルと違い北アイルランド在住のギエルシェウスキーはBRAVEでの活動も3年目、今回が6試合目(※3勝2敗)となる。一方モルドバのコートルツァは、ウクライナのキエフを拠点としていたWorld Warriors FCのウェルター級王者だった選手で、キャリア13勝2敗だ。タイトルンコンテンダーとしてBRAVEと契約も、初戦で躓いたコートルツァは連敗は許されないインチョン決戦だ。

この他、韓国人選手絡みではライト級でフィリピンのロランド・ディとオ・テホクのマッチアップが決まった。ホ・テホクは2011年11月にUAEW14でホナウド・ザゴに勝利して以来の実戦で、同じ中東ベースのBRAVEに転じてのファイトとなる。

この他、韓国勢としてはUFCで漢江の奇跡といえるライトヘビー級4連勝中のチョン・ダウンが喫した2つの敗北のうち、1人の勝者であるキャリア17年のベテラン=イム・ジュンス、元Road FCミドル級王者のラ・インジェ、TOP FCからONE Warrior Series~Zeus FCと無敗の6連勝中のイ・チャンホ、昨年6月にDouble GFCで女子アトム級王座決定戦に出場したホン・イェリンが、キム・テキュンに続き初のBRAVE韓国大会に出場することが決まっている。

気になる日本勢だが、BRAVEの契約方針、あるいは対戦相手のキャリアが見合わず現時点までサインに至っていない。現状、フェザー級、ライト級、女子アトム級で交渉がまとまらず、バンタム級に出場枠が残されているようだが、果たして……。

The post 【BRAVE CF58】サブミッション・ファンタジスタ。後ろ三角&スロエフストレッチのディアズに注目!! first appeared on MMAPLANET.