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【Shooto2023#06】内田タケルの大竹陽戦の振り返りと、今後。「山内渉選手と新井丈選手のどちらかと」

【写真】憂いのある表情なのか、飄飄としているだけなのか。独特の空気感を醸し出す内田だ(C)TAKUMI NAKAMURA & MATSUNAO KOKUBO

9月24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2023#06で大竹陽と対戦した内田タケル。2年ぶりの再戦は前回とほぼ同じ展開で内田がRNCで一本勝ちを収めた。
Text by Takumi Nakamura

2022年6月にRoad to UFCのワンマッチで勝利したあと、修斗でキャリアを積むことを選択した内田。その初陣となった同年9月の関口祐冬戦では一本負けし、今年4月の片山将宏戦は片山の計量オーバーにより試合が消滅するなど、今回の大竹戦でようやく新たなスタートを切ったと言える。修斗での王座奪取とRoad to UFC再出場。内田がこれからのファイターとしての展望を語った。


――Shooto2023#06で大竹陽選手に一本勝ちした内田選手です。まず試合の感想を話していただけますか。

「普段と変わらないというか、自分のスタイルというか。今の段階の自分にはこれしか通用しないという技を選択して戦った試合だと思います。寝技の打撃はもっと打ちたかったですし、反省する部分も多かったです」

――大竹選手は2021年9月に対戦して一本勝ちしている相手です。

「試合そのものは2年前ですし、相手もあれから勝っていたので、前回とは別人だと思って戦いました」

――試合は2年前の対戦と同じように、テイクダウンからパスガード、マウント、バック、RNCという流れでの一本勝ちでした。あれは内田選手の得意な形ですか。

「あれが一番ハマる技なので、極まるならああいう展開だなと思いました」

――テイクダウンからフィニッシュまでが一つの形になっていたと思うのですが、そこは意識しているのですか。

「いや、特に意識はしていなくて。相手が動いてきたら、それに身を任せてグルグルやっている感じです」

――解説でも「内田選手はスルスルと知らない間に上を取っている」と言われていましたが、自分でもそういった動きは得意にしているのですか。

「僕はあまり力が強くない方だと思うし、15歳からアマチュアでやっていて、練習でも力勝負で勝てなかったんですよね。そこで工夫したことが今につながっているのかもしれないです」

――当時は上の年齢の選手たちとも練習していたのですか。

「はい。高校1年で大人の選手に混ざって練習していたので、基本的にボコボコにされていたんです」

――そのなかで生き残るための術が今のファイトスタイルにつながっているのですね。

「そこまで考えてやってなかったのですが、今思うと当時の練習が今の自分のスタイルに響いているのかなと思います」

――あの形に入ったら絶対に一本取れるという自信はありますか。

「バックまでいければ………………ちょっとは自信があります(笑)」

――かなり間が空きましたね(笑)。内田選手は昨年6月にRoad to UFC(以下、RTU)のワンマッチでショーン・エチェルに勝利して、同年9月から修斗に参戦。その初戦で関口祐冬選手に一本負けしていますが、あの敗戦からどこに力を入れて練習していたのですか。

「関口戦はRTUで勝ったあとの試合で、それまでよりも多くの人に試合を見てもらえるということで、ちょっと周りの目を気にして緊張していたのかなと思います。今回はそこの意識を変えてというか、しっかり5分3Rやるつもりで練習してきました」

――関口戦は内田選手が得意の形に入る前に腕十字を取られたという印象があります。

「フィニッシュを急いで力みすぎていたのかなと思います」

――RTUからの復帰戦で敗れて、あの時はどのような心境だったのですか。

「めちゃくちゃ落ち込んだし、あの時は眠れなかったです(苦笑)」

――その後、今年4月に修斗で片山将宏と再起戦が組まれていたものの、片山選手の計量オーバーで試合が消滅。今回は試合そのものも約1年ぶりとなったわけですが、この期間はどう気持ちを作って練習していたのですか。

「とにかく毎日練習して準備をしていれば、必ずチャンスが来ると思ってやっていました」

――今回の大竹戦以降、どこを伸ばそうと思って練習していますか。

「パウンドです。前回の試合は寝技での打撃が課題だったので、そこを意識してやるようにしています。あとは苦手にしているスタンドの打撃もですね」

――得意な組み技・寝技を活かす意味でも打撃の必要性を感じたのですか。

「そうですね。寝技でも打撃で削った方が極めやすくなると思いますし、スタンドでも打撃が出来たほうがテイクダウンもいきやすくなると思います」

――当面の目標は修斗のベルトですか。

「はい、(フライ級の)ランキングが上の選手とやって、11月の修斗で山内渉選手と新井丈選手が王座決定戦をやるので、勝ち上がって行ってどちらかとやりたいです。今は修斗のベルトを目指して戦っていきたいです」

――内田選手はRTUを経験して、どこに一番刺激を受けましたか。

「ナンバーシリーズとは違うと思うんですけど、UFCの大会の雰囲気を味わえたのは大きかったです。計量、宿泊、移動、会場……自分もいずれはこの舞台で戦っていきたいと思いました。修斗でベルトを獲ったら、また海外で試合をしたいです」

――その目標に向けても試合数は多くこなしていきたいでしょうか。

「そうですね。場数を踏むのが強くなる近道だと思うので、チャンスがあればどんどん試合していきたいです」

――次の試合はいつ頃に戦いと思っていますか。

「具体的にはまだ決まっていないのですが、出来れば年内、早ければ年明けすぐに試合をやりたいです。必ず修斗でベルトを獲ってRTUにチャレンジして、そこからUFCに行きます」

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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06 キム・ウンス 修斗 岩﨑大河

【Shooto2023#06】キム・ウンスの強い右をかわしてTD、さらにヒジ打ちを見せた岩﨑が大差判定勝ち

【写真】(C)MATSUNAO KOKUBO

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
Def.30-26.30-27.30-27.
キム・ウンス(韓国)

キム・ウンスが右ストレートと右フックを繰り出す。距離が近くなったところで岩﨑が組みつき、ボディロックでケージに押し込む。キム・ウンスはケージを背にしながら左ヒザをボディに突き刺す。岩﨑が足払いで左に倒すもテイクダウンができる。そのまま両脇を差し上げてケージに押し込み、ヒザとカカト蹴りで削っていく。離れたキム・ウンスが岩﨑の蹴りに右ストレートを合わせる。

岩﨑の左前蹴りを払ったキム・ウンスに対し、岩﨑は組んでから両腕を差し上げてドライブする。岩﨑の腰を押して離れたキム・ウンスだが、一気に距離を詰めた岩﨑が左ヒジを当てながらクリーンテイクダウンを奪い、マウントまで移行する。さらにバックマウントを狙う岩﨑、キム・ウンスは右腕を岩﨑の右ヒザ裏につけている。キム・ウンスが振り落とそうとしたところで、岩﨑は左腕に腕十字を仕掛けつつ、後ろ三角で捕えた。頭を抜いて立ち上がるキム・ウンスは、再びグラウンドに持ち込まれるも、ギロチンからリバーサルに成功した。

2R、岩﨑が左ミドルを2発。キム・ウンスが右フックから組みつき、右腕を差し上げて岩﨑をケージに押し込む。差し返した岩﨑がキム・ウンスを押し込み返す。キム・ウンスの足払いを耐えた岩﨑は、さらに内股でバランスを崩すも、体勢を立て直して反対に足払いで尻もちを着かせた。両者が立ち上がり、岩﨑がキム・ウンスをケージに押し込む。小外刈りで崩した岩﨑は、バックを狙いながらキム・ウンスのボディに左ヒザを突き刺す。

ヒザを着いたキム・ウンスに対し左足を差し入れた岩﨑が、バックからコツコツとパンチを入れていく。キム・ウンスを寝かせると左のパンチとヒジを叩き込む岩﨑。キム・ウンスは後頭部への打撃だとアピールするがレフェリーは止めず。岩﨑がパンチとヒジを連打すると、キム・ウンスは明らかに疲労の表情を浮かべる。残り10秒で岩﨑が三角から四の字ロックに移り、鉄槌を落とし続けた。

最終回、岩﨑が左ハイと左ローを散らす。右前蹴りに右フックを合わされたが、蹴りで距離を取る。キム・ウンスが右フックを振ろうとしたところで岩﨑は組みついてケージに押し込んだ。キム・ウンスの投げを耐えた岩﨑は、右ヒジを打ち込みながら離れる。岩﨑は左ミドルハイを放ってサークリングする。キム・ウンスの右が岩﨑の顔面をかすめるも、組みついて凌ぐ。

ケージ際で両腕を差し上げている岩﨑は、キム・ウンスが顔を起こすとヒジを放っていく。さらにケージに押し込む岩﨑の右ヒジが、キム・ウンスの顔面を捕えた。ケージ中央で岩﨑の右前蹴りがキム・ウンスの下腹部に当たり、試合が中断される。再開後、岩﨑はサークリングしながら左ハイを見せた。キム・ウンスの右をかわして組んだ岩﨑が、クリーンテイクダウンこそ奪えなかったものの組み勝った。

ジャッジ1名が4ポイント差をつける判定で勝利した岩崎は「僕が修斗も空道もパラエストラも背負って戦います!」と宣言した。

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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06 ライダーHIRO 平川智也

【Shooto2023#06】引き込み上等のライダーHIRO、大健闘も平川智也に0-3で下る

【写真】最後のアームロックを防がれ、勝負あり(C)MATSUNAO KOKUBO

<バンタム級/5分3R>
平川智也(日本)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
ライダーHIRO(日本)

サウスポーの平川が、低い重心の構えから右リードフックを見せる。右の蹴りを繰り出すライダーHIROが、左右に回る。平川は右を伸ばし、直後のシングルを切る。続くシングルレッグもスプロールされ、引き込んだライダーHIROがスタンドに戻る。平川は圧を掛けると、ライダーHIROが引き込んで腕十字へ。スラムで逃れた平川が、スタンドに戻る。

平川は左にシングルレッグを合わされ、潰して背中に乗ろうとするがならず――スクランブルを選択する。ライダーHIROはボディロックからバックに回り、ボディトライアングルに平川を捕える。胸を合わせにいった平川だが、ボディロックタイプのツイスターからライダーHIROがトップ奪取、さらにバックに戻ってパンチを打ち込む。このままライダーHIROの優勢が続き、初回を取った。

2R、構えを変えるライダーHIROに左を伸ばす平川。右を受けたライダーHIROはシングルレッグへ。ここも背中に回り切れない平川が、スクランブル。今回は足を抜いて、組み付くとヒザ蹴りを入れて左ミドル、さらに右を伸ばす。腰が落ちたライダーHIROのガードから立ち上がった平川、レフェリーがブレイクを命じて試合はスタンドに戻った。

テイクダウンを潰し、腕狙いを防いだ平川は試合がスタンドに戻るとヒザ蹴りから左をヒットさせる。ライダーHIROも左フックを返すが、シングルを潰される。疲れが見えるライダーHIROはボディから顔面にパンチを受け、シングルレッグへ。腰を落とし、肩に圧を掛けて鉄槌を落とす平川が、ついに尻餅をつかされる。サイドに回ろうとするライダーHIRO、平川はケージを背負って頭を押す。残り1分、背中つかされそうになった平川が横回転のスクランブルでトップを奪取、パウンドを落とす。腰を上げてパンチを落とす平川は、オモプラッタから足関狙いで、ヒザ十字に取られたが時間となった。

最終回、平川が右リードから左ボディを打つ。ワンツーにシングルに出たライダーHIROがテイクダウンに成功するが、左腕を差した平川がスクランブルでスタンドに戻る。ボディを殴られ引き込んだライダーHIROは、立ち上がると距離を詰めてきた平川をガードの中に入れる。ニーシールドにもパンチを伸ばす平川の鉄槌に、ライダーHIROが腕十字を狙う。足首を捌き、ヒジを抜いた平川が立ち上がり、スタンドで待ち受ける。

残り2分、シングルを潰されたライダーHIROが腕十字も、これは不十分。平川はしっかりと腕を抜きたいが、ライダーHIROが懸命に手首を掴む。平川が腕を抜き、試合は再びスタンドへ。左ボディから右を当てた平川だが、ライダーHIROも左から右を打ち返す。さらに左を入れ、右の相打ちから前に出たライダーはヒザ蹴りを顔面に受けて下がる。

そこに左を当てた平川は、バックへ。ライダーHIROはアームロックを防がれ、上四方で抑えられノースサウスを耐えるなかでタイムアップを迎えた。

結果は3-0で平川が勝利も――ライダーHIROの健闘が目立った試合となった。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06   内田タケル 大竹陽

【Shooto2023#06】デジャブ? 内田タケルが2年前と同じく大竹陽を危なげなく、RNCで下す

【写真】大竹に何もさせなかった内田が一本勝ち(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
Def.1R by RNC
大竹陽(日本)

サウスポー同士、すぐにシングルに出た内田が、バックを許さず上を取る。大竹は糸通し狙いを防がれ、クローズドに移行する。内田は右で殴り、ガードが開くと右足を抜いてハーフから、マウントを奪取する。エルボーを落とし。首を抱えた内田はダース狙いからバックへ。右腕を喉下に滑り込ませた内田がRNCで完勝した。

2021年9月20日の対戦と同じフィニッシュ勝利を、内田は「勝てて……まぁ次も頑張ります」という短いマイクで締めた。


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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE RIZIN Shooto Shooto2023#06   エンゼル☆志穂 チャンネル パンクラス ライダーHIRO 上原平 修斗 児山佳宏 内田タケル 堀内佑馬 大竹陽 宝珠山桃花 岩﨑大河 平川智也 扇久保博正 杉本恵 石井逸人 磯部鉄心 藤野恵実 鶴屋怜 鶴屋浩

【Shooto2023#06】計量終了 堀内佑馬が体重を落とせず。重い空気の修斗計量会場から、よもやま話

【写真】果たして、この顔合わせは明日実現するのか。正式発表を待ちたい(C) MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の計量が港区のハルビゾン100で行われた。
Text by Manabu Takashima

メインは北米MMAで成長をしてきた堀内佑馬と石井逸人のフライ級戦が予定されているが、堀内が本計量でリミット600グラムオーバーで再計量に。

フェイスオフでも視線を合わせることなく、マイクでも「スミマセン」というのみの堀内は、再計量は57.0キロで300グラムオーバーに終わる。が、あの状況から300グラムも落としたことで体は限界を迎えているだろう。

正式発表ではないが、コーナーに就くために来日したコリン・オーヤマ氏によると、「相手はリミットまで落とさないと戦わないといっていたが、ユーマは髪の毛も切って気を失いかけている」と現状を話している。

石井は計量直後に「これでは100パーセントで戦えない。改めて別の機会に100パーセント同士で戦いましょう」と発言。堀内が歩くのもままならず、トイレで嘔吐する姿も目にしており、石井としては純粋に万全の堀内と戦いたいという意思が伺えた。

そんな重い空気だった計量会場からよもやま話をお届けしたい。


■インフィニティリーグ2023女子ストロー級で宝珠山桃花と戦う藤野恵実は、以前のように美白ライトや写真の美白加工も必要がない白い肌に。「それだけ潤っているんです」という藤野に対し、夫でありコーチでもある津田勝憲氏は「水抜きで、顔が白くなっているだけですよ」と言い放っていた。

■修斗初出場、平川智也と対戦するライダーHIROは、計量をパスしてファイティングポーズを取る――と、司会進行の北森代紀氏より「そこは仮面ライダーのポーズじゃないの? 魔マフラーをしても体重オーバーじゃないでしょ」と突っ込まれてしまう。またライダー口調の意気込みには、岩﨑大河が我慢出ないという風に懸命に笑うのをこらえる場面も見られた。

■RIZIN、Pancrase、修斗が同日開催となる明日。その3つの大会全てに選手を送り出すパラエストラ千葉ネットワーク。明日の後楽園ホールには内田タケルと児山佳宏が出場するが、セコンドは内田によると、扇久保博正が務めるという。明日のパラ千葉勢、RIZINには御大・鶴屋浩、パンクラスは鶴屋怜がセコンド業務に就く模様だ。

■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後5時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人:56.7キロ
堀内佑馬:57.3キロ→57.0キロ

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河:83.7キロ
キム・ウンス:83.7キロ

<バンタム級/5分3R>
平川智也:60.9キロ
ライダーHIRO:60.7キロ

<フライ級/5分3R>
内田タケル:56.5キロ
大竹陽:56.6キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実:52.0キロ
宝珠山桃花:51.8キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵:51.5キロ
エンゼル☆志穂:51.7キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平:65.9キロ
磯部鉄心:66.1キロ

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏:65.6キロ
メイヘム和也:65.6キロキロ

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太:60.9キロ
杉野光星:61.1キロ

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔:56.5キロ
神里昭吾:56.3キロ

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【Shooto2023#06】石井逸人戦へ、堀内佑馬「やり残したことがある。ここで負けたら俺の冒険は終わり」

【写真】人生が掛かった一戦についても、一貫して穏やかな表情のままだった堀内。修羅場を多く経験してきたタフさがある(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06に堀内佑馬が初参戦を果たし、石井逸人と戦う。
Text by Manabu Takashima

UFCを目指し、10代から単身渡米。チーム・オーヤマに所属し、LFAでフライ級王座挑戦、Road to UFC出場と夢を追いかけ、挫折を経験した。そんな堀内が7年5カ月振り母国で戦う。それでも彼の目は米国を見ている。やり残していること、人生に悔いを残さないために絶対に負けられない石井戦に臨む。


――1月にLFAフライ級王座決定戦で計量失敗、フィリッピ・ブニスにTKO負けをしました。あの敗戦から、9カ月空いて修斗での試合になりました。タイトルが取れなかった後は、どのようにキャリアの再構築を考えていたのでしょうか。

「10月にフアン・プエルタ戦があって、インターバルが短かったので結構、疲れていました。なので米国で疲れを抜きながら、遊び感覚で1カ月ほど練習していました」

──それは体の疲れだけではなかったのでは?

「そうですね。メンタル的にも……激しく追い込んでいたので。毎日3部練をやり、”まさか”が重なって相当に疲れていました。それでビザが切れたので春に帰国しました」

──今、米国のビザは更新でも時間が掛ると聞きます。

「そうですね。僕の場合はビザも1年更新で。12月に申請をして、更新できたのは5月でした」

──ところで日本にいると旧交を温める機会も多くないですか。

「帰国して最初の1カ月は酒を3、4回飲みましたけど、それからは練習をずっとしていたので特別、遊んでいたということはないです。7月の終わりに米国に戻るまで、昔所属したタンタン・ファイトクラブやMe,Weでも山﨑(剛)さんに指導をしてもらって、(藤田)大和君や山北(渓人)君と練習させてもらっていました」

──軽量級のファイターに囲まれて練習できたわけですね。

「ハイ。でもチーム・オーヤマは特別なのか、他のジムのことは分からないのですが、フライ級とかバンタム級の選手が多くて。打撃も寝技も強いヤツが多いので、オーヤマでも同じ体格の選手と良い練習ができます」

──押忍。ではビザが更新されるまで、日本で試合をしようという気持ちには?

「特になかったです。ビザが取れると、すぐに試合が決ったりすることもあるので、いつでも試合に応じられるよう練習をすることが大切だと思っていました」

──それでも修斗で試合をすることにしたのは?

「今回、ビザ更新をする際に移民局から日本を代表するプロモーションの推薦状がいると言われて、そこでサステインの坂本(一弘)代表が書いてくれたので。本当に有難くて。だから恩返しをするために修斗で戦うことにしました」

──恩は恩として、修斗で戦いたい相手はいたのでしょうか。

「正直、UFCを目指していたので日本の試合も結果をチェックするぐらいで。だから……新井(丈)選手と平良(達郎)君ぐらいしか知らなくて。ただ石井選手は僕が日本にいる頃から活躍していて……あの、あれです。田丸(匠)選手との試合とか、凄いなぁって思っていました」

──日本での試合なのに、1度カリフォルニアに戻って調整をしたのは?

「やっぱりアッチでやってきたし、コーチも『ファイトキャンプをやろう』と言ってくれましたし。アレックス・ペレス、リッキー・シモンたちと練習して、こないだのUFCで勝ったフェルナンド・パディーリャとか。それと今、カリフォルニアではA1 Combatと並んで盛んに行われているUp Next Fightのフライ級チャンピオンのジャンニ・ヴァスケスともよく練習していました。フェルナンドは10th Planetは出身で、メキシコ人ってボクシングのイメージが強かったのですが、寝技が上手い選手が多いですね。

ONE柔術でもサラリーマンみたいな人が黒帯で、メチャクチャ強くて。そんな人達とも練習してきました」

──試合の対策というのは?

「オーヤマ・コーチが試合をチェックしてくれて、練習方法や作戦を授けてくれます」

──石井選手も崖っぷちの状態ですが、どのような印象を持っていますか。

「やっぱり田丸さんとの試合の印象が強いです。最近の試合はコーチと見て、スクランブルとかグラップリングがしつこい。バックを取るのが上手いイメージです。気合が入って、闘志が見える試合をしているので楽しみですね。

ただ1Rでテイクダウンダウンを取れないと、そこから気持ちが続くのか。僕は短期決戦も長期でも戦えるので。壁レスだと倒されないし、倒されてもスクランブルをして極めることができる。ここは自信を持って戦います。同時に自分は本当に格闘技が好きで、日本のMMAを見て育ったので、次回大会出場でマイクで話すとかJ-MMAを経験できて嬉しかったです」

──継続参戦も考えていますか。

「ビザの更新も年々難しくなっているので……どうなるのか。ただし……そうですね。やり残していることがあるので」

──UFCですね。

「いえ、LFAフライ級王座です。当然UFCで戦いたいですが、その前にLFAのベルトだけは絶対に獲りたい。現実的にやり残していることはLFAフライ級のベルトです。さっきも言いましたけど、ビザの更新も難しくなっています。でもあのベルトだけは巻かないと、人生の心残りになるので。2回挑戦して、不完全燃焼に終わっていて……。

とにかく今回の試合に勝つのが大前提なので。この試合の後のことは、そこまで考えていないですけど、勝ったら積極的に動きたいです。やっぱりLFAには出たいので、ここで負けたら俺の冒険は終わりです。米国に行く権利すらなくなるので、全ての試合が大切ですけど、今回は特に負けられない。LFAからオファーが届くよう熱い試合、削り合いをしたいです。そして勝って、マイクで何か言いたいですね(笑)」

■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午後5時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET o Shooto2023#06 キム・ミンス ブログ 岩﨑大河

【Shooto2023#06】キム・ミンスと対戦、進化版=岩﨑大河─02─「ヒジとヒザを重点的に鍛えようと」

【写真】プロ修斗出場は昨年7月から1年2カ月振り。どのように進化したMMAファイター岩﨑大河の姿が見られるか(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06で、キム・ミンスと対戦する岩﨑大河のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

MMAに専念するうえで、岩﨑が強化するのはレスリングとグラップリングだった。ストライカーである岩﨑にとっては当然ともいえるが、MMAの試合から離れていた期間に組みの展開の視点も変わってきたという。結果、辿り着いたのは立ち上がるエスケープとヒジ打ち――10カ月ぶりのMMAで、進化した岩﨑大河を見せつける。

<岩﨑大河インタビューPart.01はコチラから>


――グラップリング面を強化するために、何か新しいことに取り組み始めたのですか。

「何かを始めたというわけではないのですが、佐藤将光さんのFightBaseで練習しているコクエイ・マックスさんという英国人ファイターが凄いんです。ネクサスでもジェイク・ウィルキンスに一本勝ちしている選手で。そのコクエイさんが技オタクというか、グラップリングに関する知識と技術が凄いです。

有名なグラップラーや柔術家の方も『こんなの日本で教えられるのはコクエイさんぐらいだよ!』と言うぐらいなんですよ。今は週1~2回コクエイさんと組んでいます。特にグラウンドで上からでも下からでも攻めることができる。あるいはすぐに立つことができるという、グラップリングの基礎を教わっていますね」

――現在の岩﨑選手に、倒されてもすぐに立ち上がる技術が備われば強いでしょう。

「ひと口に『立ち上がる』と言っても、大きく2つあると思います。ひとつは瞬発的な立ち上がり方――パッと相手のクラッチを切って立ち上がること。もう一つは技術的な立ち上がり方で、立ち上がりにくい時にテクニックを使って立ち上がる。今はその2つとも学んでいます」

――スプロールで力を使いすぎるよりは、自ら尻もちを着いてスイープするか、すぐに立ち上がるほうが直後の展開に繋げやすい場合もありますよね。

「そうなんです。たとえば堀口恭司選手と扇久保博正選手の試合で、堀口選手が組まれるとすぐに尻もちを着いて立ち上がるか、スイッチしていました。ああいう試合を視ていると、別に尻もちを着くことが必ずしも悪いことではないと思ったんです。

レスリングをやっていて『スプロールしろ。尻もちを着くな。すぐに立て』というのは重要だと思います。でも、それができない時にどうするかを考えないといけない。いかにして疲労せずにスタンドに戻せるか――頑張っても疲労して、自分が動けなくなったら意味はないので」

――そこで迎える次のキム・ウンス戦について、まずは対戦相手の印象を教えてください。

「馬力のある、力強い選手ですよね。どんどんパンチで来て、組んで倒すというスタイルで。自分としてもMMAは約10カ月ぶりになりますが、その間に自分が積み上げてきたものを発表できると思っています」

――これまでの岩﨑選手といえば、スタンドでは距離を取る――言い方を変えれば、距離を取りすぎてしまうことがあったように思います。

「そうですね。はい、分かります」

――それだけ距離を取るのは、きっと綺麗で鋭い蹴りを打てるためかもしれません。いわば長距離砲を持っているわけなので。しかし空道選手権で見せたように至近距離で殴り合うことと、テイクダウンされてもすぐに立ち上がる技術が備わったら興味深いです。

「ありがとうございます。自分もMMAの試合をしていない間、余裕を持って他の選手の試合を視ることができるようになりました。これは自分の感覚ですが、僕は他の選手と比べて手足が短いです。そしてパンチのスキルも、そんなに高くない選手でした。そこでトレーナーである大道塾吉祥寺支部の飯村健一支部長とお話して、ヒジとヒザを重点的に鍛えようと決めました」

――なるほど。ヒジとヒザがあれば、より至近距離の攻防が強くなりますね。

「はい。だから最近は特にヒジとヒザを教わっています。ちょうどそんな時に――先日、平良達郎選手がUFCで戦った大会があるじゃないですか」

――今年7月のUFC290ですね。

「あの大会はメインカードが全て凄い試合で、感動しました。MMAの深さを知ることができたといいますか。今のMMAには接近戦だけではなく、超接近戦がありますよね。本当は組みに行きたい距離なのに、行けない。あるいは組んでも切られてしまう。それはなぜかといえば、ヒジがあるから入ることができなくて。

パントージャ×モレノは最初、パントージャ選手は全然組むことができませんでした。モレノ選手のヒジが当たっていましたからね。それでも終盤は組みに行って勝利したパントージャ選手も凄いですけど」

――UFC誕生から30年経ってなお、現在でもオクタゴンは急速に進化し続けています。その姿を、余裕を持って視られるようになったのは大きいかと思います。

「MMAの最先端は、間違いなくUFCじゃないですか。メインカードになると、もうお互いジムの威信を賭けた戦いになっていて。ストリックランドとアデサニャの試合(UFC293)も感動しました。

今日も練習に向かう移動中、ずっと視ていたんですよ。最近またUFCで使われる距離感が、少し変わってきたと思います。あれだけの至近距離なのに殴って組むだけでなく、蹴りながら相手の組みも切ってしまう。本当に……凄いとしか言いようがなくて」

――確かに。あれだけの至近距離でローをカットするのではなく、蹴り足をすくい上げるなど……よく見えているんだなぁと驚きます。あとはパンチのディフェンスもパーリングが増えてきていて、UFCはトップファイターが達人の域に達してきているという。

「ボクシングやレスリング、柔術だけではなく、またムエタイの技術も高まってきているように思いますね。お互いに手と足で触れるぐらいの距離――これまでなら組みに行っていたような距離で打撃を繰り出すことが多い。すると圧の掛け方も変わってきます。

今までの僕は、相手がボクシングをやってきたら後ろに下がって蹴ることが中心でした。でも、そこで一歩踏み込んでヒジを打てば良いという感覚が身についてからは、とても調子が良いんですよ。もちろんスパーリングでは本気でヒジを入れるわけにはいかないのですが、それでも練習の中で『ここでヒジを打てばいいんだ』という感覚が備わってきています。とにかく今は早く試合がしたいですね」

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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【Shooto2023#06】堀内佑馬と対戦、石井逸人「直感的に『楽しくなさそうだな、こいつは』と思いました」

【写真】やるべきことをやって、言いたいことを言う。良いのではないでしょうか(C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06。同大会のメインで石井逸人が堀内佑馬を迎え撃つ。
Text by Takumi Nakamura

LFAフライ級王座に2度挑戦し、UFCを目指して米国で生きてきた堀内のことを開口一番「あんまり楽しそうに格闘技やってない」と言ってのけた石井。この一言が作戦なのか、本気なのかは分からないが、石井自身は相手のこと以上に自分の強さ、弱さが分かっているファイターだ。

堀内のことをそんな風に評したということは、覚悟のファイトに挑む準備が整ったということか。試合モード、戦闘モード、石井の大口に着目してほしい。


──Shooto2023#06で堀内佑馬選手と対戦が決まった石井逸人選手です。米国LFAでキャリアを積む堀内選手との対戦になりましたが、オファーを受けた時は意外に思いましたか。

「いつも通りでしたね。オファーもらったからやるって感じで。あんまり堀内選手のことを知らなくて、正直、海外でやってんなぐらいの認識しかなくて。やるとは思ってなかったし、試合が決まってからよく見るようになったぐらいです」

──ではいざ対戦が決まって、試合映像を見たうえでの印象はいかがですか。

「あんまり楽しそうに格闘技やってないっすよね。勝つためにやってる感じがして。この人、格闘技をやっていて楽しくないんじゃないかなって思いました」

──試合キャリアや経験を積むために戦っているという印象ですか。

「なんかそんな感じがしました。ただひたすら勝つために淡々としてんなっていう感じがします」

──石井選手は対戦相手の試合を見る際、相手の技術や戦いだけでなく、そういう細かい部分までも見るものなんですか。

「自分は一回サラッと見て、あとはセコンドに任せたって感じです。今回は一回見た時に直感的に『楽しくなさそうだな、こいつは』と思いました」

──そうした感覚や相手の格闘技への取り組み方にも目がいくわけですね。

「ああ…やっぱりそういうところまで見て、何か感じるものがあったほうが自分の中ではスイングする気がします」

──そうなると石井選手の感覚で「楽しくなさそう」な堀内選手とは試合がスイングしない…のではないですか。

「そこは石井がやってやるから安心してくれって感じです」

──戦略・戦術的な部分はチームやセコンドにすべて任せているのですか。

「そうですね。もうそこはセコンドに任せて。でも試合になると、いつも言うこと聞かないで、完璧にノリでやっちゃうんですよね(笑)」

──石井選手はタイプ的に戦略・戦術に捉われるよりも、自分の気持ちや感性に任せて試合する方が合っていそうです(笑)。

「間違いなくそのタイプっすね。気持ちが乗っている時の方が相手とスイングしていい動きができます」

──そうなると先ほどの質問と被るのですが、堀内佑馬という相手は石井選手にとって“乗れる”相手なのかなと。

「でも俺は劣等感や嫉妬をパワーに変えられるタイプなんで。堀内はずっと海外でやっていて、自分は国内でやっているじゃないですか。そういう嫉妬の部分が出るんじゃないですか、今回は」

──例えばメディア一つとっても海外や北米で戦っている選手は取り上げられることが多く、国内でやる選手よりも注目されやすいと思います。

「そこへの劣等感はあるっすよ。ファイターとして持っているものは俺のほうが上なのに、なんであいつばっかりって。もちろんチャンスを掴むのには運やタイミングも必要だし、実際に彼はそれを持っているところもあると思うんで。でもファイターとしては『なんで?俺の方が強いのに』って思う(苦笑)。そういう劣等感とか恨みでずっとやってきたから、今回そこが俺のパワーになるっすね」

──今までもそういう劣等感や嫉妬で戦ってきたほうが多いのですか。

「ただ『勝ちたい』と思っていたキャリア前半と『強くなりたい』と思っているキャリアの後半で考えたら、後半の方がそういう気持ちを持って戦った方が多いです。『強くなりたい』って思うと、自分より劣っているのに注目されているヤツに対するイラつきが大きくなります」

──初めて石井選手を取材させてもらい、試合に向けた気持ちの作り方を大事にする選手だということが分かりました。そのうえであえて聞きますが、普段の練習で意識していることや取り組んでいることはありますか。

「なんだろうな……いつも通りっすよ。俺は楽しく格闘技をやっているから。楽しんで練習して、その延長線に試合があって、試合は俺の方が強いってことを証明する日なんですよ。だから試合までは“いつも通り”なんです。やらなきゃいけないこと、やるべきこと、やりたいこと、練習はそれをひたすらやる感じです」

──そういう意味では前回4月パンクラスでの井村塁戦は判定負けという結果でした。昨年11月修斗での藤井伸樹戦に続いて連敗となってしまったわけですが、そのことをどう捉えていますか。

「ぶっちゃけここ2試合は俺の勝ちだと思っているんで。俺はピンピンしてるのに、相手は血だらけじゃないですか。ダメージを優先したらどっちが勝者だよってなるし。井村戦は俺の勝ちだから、別に何も気にしてはないし、その前の藤井戦だって俺の勝ちだと思っているし、俺の方が強いって言い切れる。今回もそういう感じになって、勝てれば最高っすね」

──レコード的に黒星は続いているけれど、自分の価値観では自分の方が強いと思えている。ただそこが結果に繋がらないというところでのモヤモヤはないですか。

「そこがムズいんですよね。多分、勝つことだけ考えれば勝てる試合ってできるんですよ。5分間ひたすら抑え込むとかジャブだけ突いて距離を取るとか。でも、そこをやって勝って、本当に俺は強いぞって思えるかどうか。勝ちを選ぶか、強さを選ぶか。そこで自分は強さを選んでいるんで。今は結果がついてきてないだけで、俺は強さを続ければ、自然と勝ちがついてくると思っています。だいたいの選手は強くなりたいって言ってるのに、実際は勝ちを求めてやっている。その違いがあるから、今の時点では結果が出ない時もあるだけだと思います」

──石井選手の強さ、勝ちへの考え方が分かってきました。究極は圧倒的に強くなれば、自然に勝つことができるわけですし。

「そうなんですよ。圧倒的に強くなれば、判定にまで行かずに済む。で、そういう試合を見ると人は『ワー!』って興奮するんです。やっぱり人間は自分ができないものを見た時に興奮するから。僕は普通の選手だったらここじゃ行かないだろって時に前に行くし、自分はそれが強さだと思うんで、それを求めたいです」

──石井選手は昔からそういう考えなのですか。

「いや、それこそ最初のほうは勝ちに徹しまくってましたから。とにかく勝てればいいと思っていたんで。仮にお客さんが1人か2人でもいい、会場内がシーンとなっても勝ちゃいいぐらいに思ってたんで。でも安藤達也戦ぐらいから自分は変わったんですよ、私生活とか全部。そこから自分が納得のいく試合というか、理想のファイトスタイルに近づいてきている気がします」

──それは相手が安藤選手だったからなのですか。

「初めてのタイトルマッチで負けたことがデカかった気がしますね」

──それこそ勝ちや結果にこだわってやってきたにも関わらず、ベルトを獲ることはできなかった。だから何かを変えなければいけないと。

「はい。それまでは練習はするけど私生活がめちゃくちゃで、酒飲んで遊んで、練習が終わって夜遅くまで遊んで、休日も遊んで……。そこが全部変わった気がします」

──今は遊びも卒業してストイックな生活を送っているのですか。

「まぁ…ストイックじゃないんですけど(笑)、メンタル面ですかね。僕はどういうマインドでやっているかが全部強さに直結していると思うんで、普段の生活の考え方から変えました。あっ! でも、酒を飲まなくなるとボディが効かなくなります(笑)」

──フィジカル的な変化もあったようですね(笑)。僕は堀内選手を取材したことはないですが………おそらく石井選手とは性格や考え方が合わなそうです。

「絶対に合わないと思います。友達になれないタイプです(笑)。多分アイツは僕と真逆の格闘技をやっていると思うんで、これを機にあいつが変わるんじゃないですか? こっち寄りに」

――ではここからのMMAのファイターとして目標はなんですか。

「まずしっかり堀内をフィニッシュして、それから俺も米国で試合をしたいってことをアピールしたいです。そういう意味では倒すに値する相手ですね」

──TRIBE TOKYO MMAはチームとして海外・北米に選手を送り込んでいて、石井選手も海外や北米の試合には憧れていますか。

「自分はPRIDEを見て格闘技を始めたわけじゃなくて、UFCをずっと見てきたから、そこへの憧れがあります」

──今回は国際戦でないにせよ、LFAで戦っている堀内選手が相手なので、海外を目指すうえで自分をアピールできる相手だと思います。

「今の自分の立ち位置を計れるんじゃないですかね。もともと海外や大きな舞台だったらフライ級でやろうと思ってたんで、ちょっとそれを前倒しで今回が予行練習ですよ。予行練習がてら堀内で自分の立ち位置を測ってみようかなって思います」

──分かりました。では最後にどのような試合をファンやお客さんに見せたいですか。

「俺の普通じゃないところ、『そこで前に行く?』とか一歩下がらないところとか、狂ったところを見てワーキャー言ってほしいです」

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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【Shooto2023#06】念願の空道世界大会制し、MMA復帰。岩﨑大河─01─「勝たなければ発言権はない」

【写真】空道を生涯をかけてきわめていく武道。MMAをやり切るのは、今(C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06で、岩﨑大河が韓国のキム・ミンスと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2020年7月のMMAデビュー以来、無敗街道を走ってきた岩﨑は、昨年12月にラファエル・ロバトJrに敗れた。しかし今年5月には自身のルーツである空道の世界選手権の+270クラスを制し、再びMMAに戻ってくる。空道とMMAの両立、そしてMMA初黒星からの復活――岩﨑が現在の心境を語ってくれた。


(C)DAIDOJUKU

――改めて空道世界選手権、優勝おめでとうございます。決勝のフィニッシュが掴みからの頭突き連打というのは、空道らしいと思いました。

「ありがとうございます!」

――今年の世界空道選手権は出場選手が国際色豊かで、決勝で対戦したイタリアのアドリアーノ・メネゲッティはバック→足の取り方など柔術をやりこんでいる印象でした。

「そうなんです。空道で強い国といえばロシアなのですが、『最近強くなってきたな』と思う国は柔術や他の格闘技を取り入れているところが多いですね。今回目立ったのがキューバの選手で。-260クラスで優勝した選手(リディエ・ジョロン・ゴンザレス)はヨーロピアン柔術(※注)をやっていると言っていました」

注)ヨーロピアン柔術:種目によってルールは大きく異なるが、「ファイティングシステム」は寸止めの打撃技と投げ技、絞め技、関節技、抑え込み技が許されている着衣総合格闘技。初期UFCで活躍したレムコ・パドゥールは、ファイティングシステムの世界王者だった。

――キューバ勢の参戦は興味深いです。

「昔の試合映像を視ると、寝技だけの試合でもかなり強くて。僕の決勝の相手もそうですが、空道の中では対ロシアの戦略として柔術とか寝技を強化しているのだろうと思います」

――どの格闘競技でもロシアや中央アジアなど、旧ソ連圏の選手対策は必須となっていますね。対して決勝の相手は寝技だけでなく、蹴りも伸びる選手でした。

「決勝は最初、自分が押されているような印象を与える試合展開でしたよね。相手はリーチが長くて、打撃がコツンと当たる。自分としては効いていないけど、懐に飛び込むことができない。最初は打撃で勝てるものの、組むというか組みに行くぐらいの距離感で戦ったほうが自分の打撃も当たるかなと思いました。延長戦に行く前に戦術を切り替えることができて、結果的に功を奏しました」

――延長戦で岩﨑選手のパンチがクリーンヒットした裏には、そうした戦術の切り替えがあったのですね。決勝はフィニッシュこそ頭突きの連打でしたが、直前のパンチが効いていて、頭突きで心が折れたという印象でした。

(C)DAIDOJUKU

「ストレート、フック、ストレートと入った時に自分の中では『これは勝った』と思いました。

相手の動きが落ちたのも、目に見えて分かりましたから。自分が待ちの状態で、相手に入ってきてほしいけど入ってきてくれない。そこで自分から攻めていくと、相手も自分の距離に入ってきてくれたんです」

――岩﨑選手としてはMMAもやりながら、空道の世界選手権で勝ちたい――『自分が優勝しなければいけない』という義務感やプレッシャーは感じていましたか。

「プレッシャーのようなものは無かったです。自分は人に何か言われても、それほど気にしないタイプなので(笑)。ただ、他の人がどう思っていたか分かりませんが、自分で勝手に優勝することが義務のように考えていました。空道とMMAを並行してやっていることで、両方から何か言われないようにしないといけない。空道でもMMAでも、勝たなければ自分に発言権はないですから。その気持ちが自分の糧になっていました。この世界選手権に出場したこと、そして優勝できたことは間違いなく自分にとってプラスしかありません。ようやく自分の義務を果たすことができて嬉しいです」

――世界選手権を制したことで、今後も空道を続けていくのか。あるいはMMAに専念するのかという選択権を持つこともできたと思います。

「空道を辞めることはないです。ただ、しばらくはMMAに専念していきたいと思っています。実は世界選手権に専念するため、MMAのオファーも断っていました」

――4月のONE FFに出場する話もありましたよね。

「あれは対戦相手の負傷で流れてしまったんですよ。最初は3月に試合をする予定で、それが4月に延期されて……『5月に空道の世界選手権があるのに』と(苦笑)。ただ、今考えると流れて良かったと思います」

――MMAの話でいえばデビュー以来無敗街道を歩んできた岩﨑選手ですが、昨年12月の巌流島でラファエル・ロバトJr.に敗れています。

「あの試合は力負けしてしまいました。あとは最初に聞いていたリングの広さとは違っていて、作戦を変えざるをえなくなりました。ただ、負けたことは事実ですし、何を言っても言い訳になります。レコードに1敗はついたけど、そんなに気にはしていません。内容的にも悲観するようなものではなかったかな、と思っています。自分にとっては『今後も頑張らないといけない。今の自分にはコレが足りない』と気づくこともあって。ちょうど空道の世界選手権を挟んで、MMAキャリアの折り返し地点になったと考えています」

――ご自身には何が足りないと思いましたか。

「MMAの中で区分するなら、自分はストライカーです。ストライカーにとって最初は、組みの部分は二択になると思うんですよね。レスリングを鍛えてテイクダウンするようになるか。あるいは倒されても、すぐに立ち上がれるようになるか。自分の場合はレスリングを練習してみても、フィジカル負けをしたことはないです。それでもテイクダウンされることはあります。だとすれば、すぐに立つ練習をしたい。そう思ってグラップリングの練習を増やして、今は良い形になってきています」

<この項、続く>

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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DEEP LFA MMA MMAPLANET Shooto2023#06 ブログ 堀内佑馬 岩﨑大河 石井逸人

【Shooto2023#06】一夜限りのクロスロード。堀内佑馬の対戦相手は石井逸人に。空道世界王者=岩﨑も出場

【写真】さぁ、減量が始まった堀内佑馬(C)MMAPLANET

9日(水)、サステインより9月24日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

7月の後楽園大会で修斗参戦を表明した堀内佑馬の対戦相手が、第11代環太平洋バンタム級王者の石井逸人に決まった。この一戦はフライ級で行われる。


堀内は高校在学時にDEEPでプロデビューし、2016年を最後に5戦のキャリアを経て米国のチーム・オーヤマに在籍。北米最大のフィーダーショー=LFA初の日本人選手として、UFC参戦を目指して戦うという、前例のないキャリアを積んできたファイターだ。

そんな“シン日本人”堀内は2022年6月にシンガポールで行われたRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝でトップノイ・キウラに惜敗。今年1月のLFAフライ級王座決定戦、フィリッピ・ブニスとの一戦では計量失敗&初回TKO負けという厳しい結果に終わり、現時点ではUFCへの切符を手にすることができなかった。

しかしLFAで喫したフィリッピ戦以外の敗北はいずれもスプリット判定によるもので、フアン・プエルタ戦やドノヴァン・フリロー戦では劣勢を挽回しての一本勝ちを収めるなど、タフな試合を幾つも経験してきた。その米国で培ってきた経験&キャリア、そして将来目標は今も絶対で、修斗ファンの前で挨拶を行った直後に「修斗参戦は米国のビザ取得に向けて、Sustainの坂本(一弘代表)さんがサポートしてくれたので、恩返しです」と話していた。

さらに7月30日の超RIZIN02にブラックハウスのマネージメント配下にあるフレイレ兄弟の試合のために来日を果たしたLFAのエド・ソアレス代表は「ユーマのことは今でも大好きだ。いつでも米国に戻り、LFAで戦ってほしい」とラブコールを送っていた。

対する石井は修斗を主戦場に戦い、インフィニティリーグ2020バンタム級優勝を経て、2021年9月に安藤達也の持つ修斗環太平洋王座に挑むも一本負け。翌2022年5月に小野島恒太に勝利して、2度目の挑戦で同王座を手にした。しかし11月の初防衛戦で藤井伸樹に敗れて王座陥落となると、今年4月のパンクラスでは井村塁に敗れて連敗を喫している。今回は約6年ぶりにフライ級まで階級を落とし、こちらも再出発の一戦となった。

パンクラス参戦で喉に引っかかった骨を取り去ることはできなかったが、石井は改めて修斗で王座を狙うという目標を掲げることになった。

ともに激闘派・劇的なフィニッシュも多い両者だが、仕切り直しと再浮上をかけた一戦だけのクロスロードの一合一会マッチ――は、スリリングな試合内容よりも危なげない試合運びでの勝ち星が欲しいところだ。

また本日のりりすーでは、岩﨑大河とキム・ウンスによるミドル級戦も発表された。昨年12月に巌流島におけるラファエル・ロバトJr戦に敗れ、プロ初黒星を喫した岩﨑はこの5月に北斗旗第6回世界空道選手権大会の重量級王座を13年振りに日本に持ち帰り、その勢いを駆って2023年のMMA初戦にして再起戦に挑む。

ウンスは7勝のうち6つがKO勝ち、好戦的ではあるものの被弾も多いファイターだけに、岩﨑としてはビッグヒットへの警戒を緩めず勝利したい一戦だ。

またインフィニティリーグ2023では女子ストロー級で宝珠山桃花×藤野恵実と杉本恵×エンゼル☆志穂、フェザー級では上原平×磯部鉄心の3カードも決まった。注目は女子ストロー級の宝珠山と藤野の一戦だ。勝ち点的にも首位攻防戦(宝珠山=勝ち点6・1位、藤野=勝ち点4・2位)になると同時に、出場選手のなかで圧倒的な戦績&キャリアを誇る藤野を宝珠山が止められるかどうかが、リーグ戦の行方を大きく左右するだろう。

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