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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN18 アルテム・ビュラク エンフオルギル・バートルフー キック

【ONE FN18】バンタム級注目の一番、エンフオルギルがビュラクの飛びヒザ→ヒジで逆転TKO負け

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アルテム・ビュラク(ロシア)
Def.2R4分55秒 by TKO
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

ビュラクがステップしながら右ロー。エンフオルギルがスピニングバックキックを見せるがバランスを崩してしまう。ビュラクはそのままバックにつくと、エンフオルギルはすぐに立ち上がった。

試合がスタンドに戻るとエンフオルギルはサウスポーにスイッチし、ジャブ・左ミドルで前に出る。オーソドックスに戻したエンフオルギルは右ストレートから左フック、ここからボディロックで組みつく。エンフオルギルはビュラクをロープに詰めて、細かいパンチとヒジを入れる。

距離を取ったビュラクも左の縦ヒジを当て、ジャブで距離を取る。エンフオルギルは細かいパンチからダブルレッグで組みついてテイクダウンを狙う。最後はビュラクが離れたところでラウンドが終わった。

2R、ビュラクが右ロー、エンフオルギルが左ミドルを蹴り返す。ビュラクがダブルレッグに入るが、エンフオルギルはそれをスプロール。逆にビュラクをロープに押し込んでダブルレッグから引っこ抜くようにテイクダウンする。

ビュラクもエンフオルギルの身体を蹴って距離を取って立ち上がると、エンフオルギルはすぐにダブルレッグでテイクダウンを狙い、立ち上がろうとするビュラクのバックにつく。ビュラクが前転して逃げると、すぐに立ち上がってヒザ蹴りを突き刺す。

エンフオルギルはオーソドックスからインロー、ビュラクもジャブと右ストレートを返す。エンフオルギルはジャブからダブルレッグで組みつき、ビュラクをロープに押し込む。ビュラクも体制入れ替えて離れる。

ここでビュラクが二段式の飛びヒザ蹴りを当てると、ロープを背負うエンフオルギルに左右のヒジ打ちを連打。これでエンフオルギルが崩れ落ちる。何とか立ち上がったエンフオルギルだったが、レフェリーが試合をストップ。テイクダウンを交えて試合を有利に進めていたエンフオルギルだったが、ビュラクのヒザ・ヒジに沈んだ。


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45 AB ABEMA K-MMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN18 ONE165 アドニス・セビジェーノ アルテム・ビュラク イリャ・フレイマノフ エンフオルギル・バートルフー オ・テホク オ・ホテク カン・ジウォン キック クォン・ウォンイル ゲイリー・トノン シャミル・ガサノフ ジャンロ・マーク・サンジャオ スーブラック・トー・プラン49 チェン・ルイ チャンネル ブラック ボクシング マーク・アベラルド ライカ ルンピニー ロッキー・バクトル 中原由貴 武尊 高橋遼伍

【ONE FN18】ONEに適合したウォンイルと、対照的なモンゴリアン2人。一発目のONE FNはバンタムに注目

【写真】KO決着必至、あるいはシネチャグタガが削られるか。注目のバンタム級戦(C)MMAPLANET

13日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE Fight Night18が開催される。
Text by Manabu Takashima

前夜のONE Friday Fights47が2024年の戦い初めとなるONE。本来、スーパーレック・ギアットムーガーオがエリアス・マムーディを相手にONEキックボクシング世界フライ級王座防衛戦を行う予定だったが、既報の通り1月28日のONE165で武尊を挑戦者に迎えるタイトル戦にリブックされたため、今回のメインはシャミル・ガサノフとオ・ホテクのMMAフェザー級戦が昇格となった。


ガサノフといえばフェザー級戦線で次期挑戦者候補と目されていたが、昨年7月にゲイリー・トノンのヒザ十字で屈し仕切り直しを強いられる。対するオ・テホクはK-MMAから中東を経て、ONEに行き着いたファイターで高橋遼伍戦の微妙な判定勝ちが印象深い選手だ。ONEでは1勝1敗、テホクはウェルラウンダーでも打撃力が秀でているわけでもなく、組み技力でガサノフに分があるマッチアップといえる。

今大会ではバンタム級の2試合、クォン・ウォンイル✖シネチャグタガ・ゾルツェツェグ、アルテム・ビュラク✖エンフオルギル・バートルフーが興味深い。勝っても負けもフィニッシュ決着、蹴りでもパンチでも倒す力を持つウォンイルは、英語も駆使しONEで最もプッシュされている韓国人ファイターといっても過言でない。

昨年こそ自らのジムをオープンするなど試合数は1試合だけに留まったが、ウォンイルは2019年の3試合を筆頭にコロナ禍でも2020年から2022年まで3年連続2試合を戦っており、試合の機会が少なく厳しい時を過ごす日本人選手とは対照的に順調なキャリアを築いている。

前述したように試合内容、アピールとONEのニーズにしっかりと応えているウォンイル。今回の対戦相手であるシネチャグタガも、その良さを十分に発揮できるパンチャーだ。中原由貴とイリャ・フレイマノフに連敗を喫し、バンタム級に転向したシネチャグタガはチェン・ルイを相手にスプリット判定勝ちで、まずは結果を残した。

とはいっても最大の強味であるアグレッシブなパンチが、常に大振りとなりテイクダウン防御も甘く、フェザー級時代と比較して階級を落としたメリットよりも、デメリットが目立つファイトだった。バンタム級2戦目となるウォンイル戦で、如何にアジャストして挑むことができるか。

モンゴル人ストライカーらしい、圧と瞬発力を持った──良い時のシネチャグタガの動きを取り戻していれば、ウォンイルもプレッシャーを真正面から受け止めることはできない。しかし、修正できないでリングに上がるようだと──キックと拳の融合を含め、技術的に上回るウォンイルの打撃の的になってしまうだろう。

バンタム級注目の一番、2試合目もモンゴル人ファイター絡みだ。35歳の遅れてきたルーキー=エンフオルギルは2022年のRoad to ONE Mongoliaを制し昨年4月にONE FFでプロモーション・デビュー。アドニス・セビジェーノ、在バンコクのロッキー・バクトル、ラカイの御曹司ジャンロ・マーク・サンジャオとフィリピン勢に3連勝を果たしている。

打撃は決して上手くはない。打つために打たれる。ただし、そこから組んでテイクダウン、トップからの攻めに対しピノイ・ファイター達は太刀打ちできなかった。今回、ロシアのアルテム・ビュラクを相手にフィリピン勢と相対した時と同様のトップゲームを展開できるのであれば、ドロドロのファイトで粘ることができるエンフオルギルの価値はさらに上がるだろう。

乗れば強いシネチャグタガと、粘りのエンフオルギル。まるで性格の違うチンギス・ハンの末裔が、どのような戦いを見せるか楽しみなファイトナイトだ。断トツのキック&ムエタイの質と量、グラップリングのトップを揃えたONEにあって、最近のMMAはチャンピオンがキックやグラップリングに駆り出されるなど、興行の軸となっていない印象が強い。とはいえマーケットとしてキックよりも大きなMMAは、初進出を果たすカタールや9月と10月大会が発表された米国に定着するために欠かせない。2024年はランキング制に基づいたMMA各階級のストーリーラインが展開されるのか──注視したい。

■放送予定
1月13日(土・日本時間)
午前10時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN18対戦カード

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャミル・ガサノフ(ロシア)
オ・ホテク(韓国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
ステファン・コロディ(アイルランド)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
シャーキル・タクレティ(イラク)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アルテム・ビュラク(ロシア)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
アリ・アリエフ(ロシア)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ミカイル・ジャマル・アブドゥルラティフ(オランダ)

<キックボクシング・ライトヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イスアエフ(ロシア)
ユーリ・ファーシス(ルーマニア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
イブラヒム・ダウエフ(ロシア)

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Column MMA MMAPLANET o ONE ONE FN13   ウマウ・ケニ・ログログ エンフオルギル・バートルフー ジョン・リネケル タイ・ルオトロ ブログ マイキー・ムスメシ

【ONE FN13】試合結果 MMAは3試合、エンフオルギルとログログがボーナス獲得!!

【写真】平均月収6万~8万円ともいわれるモンゴルで、ボーナス5万ドルは本当に人生が変わる(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムでたONE FN13「Allazov vs Grigorian」開催された。

メインのONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合=チンギス・アラゾフ×マラット・グリゴリアンを始め10試合中、立ち技マッチが5試合でグラップリングが2試合、MMAも3試合というイベントは柔術世界王者マーカス・ブシェシャ・アルメイダを破ったセネガル相撲王者オマル・ログログ・ケニ、ジャンロ・マーク・サンジャオを下したエンフオルギル・バートルフーが、5万ドルを獲得。

サブミッショングラップリングではマイキー・ムスメシとタイ・ルトロの両者もボーナスを得ているが、キム・ジェウンに大逆転勝ちを収めたジョン・リネケルはボーナス獲得を哀願マイクの効果もなく、計量失敗で5万ドルを手にすることはなかった。

10試合のコンパクト興行、MMAサイドから見るとなかなかタイトル戦線のストーリー創りは難しいというのが、現状のONE MMAに関する偽らざる印象だ。

■ONE FN13
<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
○チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)5R
判定
×マラット・グリゴリアン(アルメニア)
<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
○マイキー・ムスメシ(米国)7分30秒
腕ひしぎ腕固め
詳細はコチラ
×ジャレッド・ブルックス(米国)
<キック・フェザー級/3分3R>
○タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)3R0分29秒
TKO
×ダビット・キリア(ジョージア)
<151ポンド契約/5分3R>
○ジョン・リネケル(ブラジル)R4分59秒
TKO
詳細はコチラ
×キム・ジェウン(韓国)
<118ポンド契約/3分3R>
○スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)3R
判定
×ララ・フェルナンデス(スペイン)
<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
○オマル・ログログ・ケニ(セネガル)3R
判定
詳細はコチラ
×マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
<ムエタイ135.25ポンド契約/3分3R>
○エリアス・マムーディ(アルジェリア)1R1分38秒
KO
×エドガル・タバレス(メキシコ)
<サブミッショングラップリング180ポンド契約/10分1R>
○タイ・ルオトロ(米国)2分37秒
RNC
詳細はコチラ
×ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
<ムエタイ174ポンド契約/3分3R>
○ムエタイ174ポンド契約/3分3R3R
判定
×ナウゼット・トルヒーリョ(スペイン)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
○エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)2R2分53秒
キムラ
詳細はコチラ
×ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN13 エンフオルギル・バートルフー ジャンロ・マーク・サンジャオ ブログ

【ONE FN13】エンフオルギル、ラカイの新エース・サンジャオをキムラで下して3連勝

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)
Def.2R2分53秒 by キムラ
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)

オーソドックスに構えるサンジャオが右ローを蹴る。エンフオルギルは構えを細かくスイッチ。サンジャオはサウスポーに構えるエンフオルギルに右ミドルと右ストレート、右ミドルを蹴ってスピニングバックフィスト、ワンツーで突進していく。

サンジャオはロープを背負うエンフオルギルに右ストレートからダブルレッグに入って、シングルレッグでテイクダウンを狙う。エンフオルギルはアームロックを狙って、サンジャオの身体を強引にひっくり返そうとするが、両者立ち上がって試合はスタンドに戻る。

サンジャオは右ロー。エンフオルギルの突進をバックステップでかわして右ミドルを蹴り、右フックをかぶせて右ミドル。距離をとるサンジャオは右ストレートをカウンターで合わせ、エンフオルギルは後方に倒れる。エンフオルギルはすぐに立ち上がり、サンジャオはダブルレッグ・シングルレッグでテイクダウンを狙う。

先ほどと同じようにサンジャオのシングルレッグにアームロックを狙うエンフオルギル。グラウンドの展開になると、サンジャオがそのまま上をとって腕十字を狙う。これはエンフオルギルの腕が抜け、エンフオルギルが立ち上がったところで、レフェリーがブレイクを命じた。

スタンドでの再開後、エンフオルギルのインローにサンジャオがワンツーを狙う。サンジャオがスピニングバックフィストを空振りして背中を見せると、エンフオルギルがそのまま組みついてテイクダウンする。サンジャオが下から横三角のように足をクラッチした態勢でラウンド終了を迎えた。

2R、エンフオルギルは左ハイからパンチで前に出て、ロープを背負ったサンジャオに左ヒジを打ち込む。これを効かせたエンフオルギルがダブルレッグでテイクダウンして、キムラを狙いながら上四方で抑え込む。背中をマットにべたづけして腕を守るサンジャオだったが、エンフオルギルがしつこくキムラを仕掛け、最終的にサンジャオからタップを奪った。

試合後、セコンドのジャダンバ・ナラントンガラグと喜びを分かち合ったエンフオルギル。マイクでは亡くなった友=プレウ・オトゴンジャルガルのために戦ったことを明かす。そして5万ドルのボーナスを獲得すると、ニコリと笑顔を見せた。

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【ONE FN13】ラカイの新エースと対戦、遅れてきた草原のルーキー=エンフオルギル「少し緊張しています」

【写真】34歳のオルギル、既に非常に多くのことを経験してきたように見える(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN13「Allazov vs Grigorian」のオープニングマッチでエンフオルギル・バートルフーが、ジャンロ・マーク・サンジャオと戦う。
Text by Manabu Takashima

大量離脱後にチームラカイのエースとしての自覚が芽生えたジャンロと、ジャダンバ・ナラントンガラグ門下のオルギルことエンフオルギル──一回り以上違う、ジャンロとの戦いの前に話を訊くと、やはりそこはモンゴル勢、非常に朴訥とした返答のオンパレードだった。


──土曜日の朝、ジャンロ・マーク・サンジャオとの試合が控えていますが、今、どのような気持ちですか。

「少し緊張はしていますが、もの凄く緊張しているわけではないです」

──オルギルは昨年のRoad to ONE Mongoliaで優勝してONEと契約、ONE FFで2連勝してから本戦デビューとなりました。同じルンピニーでの試合ですが、何か気持ちで違いはありますか。

「FFで2度戦った時は、それほど緊張はしなかったです。今回はONEの大きな大会になるので、皆の期待も大きいです。相手が期待の若手ということもあり、FFの時より少し緊張しています」

──その期待が大きいというジャンロは6勝0敗、全て1Rでフィニッシュしています。彼の実力をどのように評価していますか。

「全ての試合で1Rで勝っている強い相手です。自分にそのような経験がないので、自分にはない何か良いモノを持っているのでしょう。ただし、そういう強い選手と戦うので負けないようにしっかりと準備はしてきたつもりです」

──ではオルギルは、自身のどこがジャンロに勝っていると言えますか。

「そこは実際に肌を合わせたわけではないので、相手の実力がどのようなものが分からないのというのが正直なところです。試合が実際に始まって、初めて分かるモノかと思うので、今の段階では自分のどこが彼より優れているのかは答を持ち合わせていないです」

──ONE FF初戦の相手アドニス・セビジェーノはジャンロと同じチームラカイの選手でした。ラカイではオルギルのことを研究するのも2度目度のはずです。

「アドニスには判定勝ちをしましたが、もうジャンロは自分のことを理解しています。同時にジャンロはアドニスよりも自分の方が強いと思っているだろうし、苦も無く勝てると自信を持っているはずです。私としては負けているところはないと思っているので、頑張ります」

──4月と5月の試合の合間はタイで練習していましたが、今回は?

「今回に関してはモンゴルで準備をしてきました。ナラントンガラグ先生の下、チームメイト……若い選手たちと練習してきました。今、モンゴルは凄く良い季節ですし、しっかりと練習できたと思います」

──シャンダスMMA所属選手には日本のグラジで活躍するダギースレンがいて、ニャムジャルガルがRoad to UFCのワンマッチながら2大会連続で試合をします。彼らとオルギルと海外で戦う選手もいて、ジムには勢いがあるのではないでしょうか。

「チームの雰囲気は凄く良いです。今、海外で試合をしている選手だけでなく、将来は外国で戦いたくて練習をしている若い選手もいます。互いがパートナーとして力を出し、ナラントンガラグ先生も経験に基づいた指導をしてくれるので、チーム全体で強くなっています」

──FFより重要になる一戦かと思います。どのような試合を皆に見せたいですか。

「きっと激しい試合になると覚悟しています。ナラントンガラグ先生の指示をしっかりと訊いて、自分の持っているモノ全てを出して戦います」

──ニャムジャルガル、テムーレン、ダギースレンの活躍でモンゴル人ファイターに注目ししている日本のファンに一言お願いします。

「モンゴルの選手に興味を持ってくれて、感謝しています。良い試合をしたいと思うので、期待してください」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN13対戦カード

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン
[挑戦者] マラット・グリゴリアン(アルメニア)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者]ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<135.5ポンド契約/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
キム・ジェウン(韓国)

<118ポンド契約/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
ララ・フェルナンデス(スペイン)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
オマル・ログログ・ケニ(セネガル)

<サブミッショングラップリング180ポンド契約/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
ザイード・フセイン・アサラネリエフ(トルコ)

<ムエタイ174ポンド契約/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ナウゼット・トルヒーリョ()

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

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F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF17 エンフオルギル・バートルフー キック ボクシング ロッキー・バクトル

【ONE FF17】2カ月連続出場のエンフオルギル、グラウンドヒザ&パウンドでバクトルを寄せつけず

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)
Def.1R4分59秒 by TKO
ロッキー・バクトル(フィリピン)

エンフオルギルは今年4月21日のOne Firiday Fightsに続き、1カ月のインターバルでの試合出場となった。エンフオルギルがガードを固めて右スピニングバックキックを繰り出した。対するバクトルはパンチの連打、前に出るエンフオルギルに跳びヒザを見せたあとシングルレッグで組みつく。しかしエンフオルギルが切り返してロープに押し込み、ダブルレッグですくい上げてバクトルに尻もちを着かせた。ロープに背中を着けたバクトルのボディに、エンフオルギルが右ヒザを突き刺す。

嫌がって立ち上がるバクトルをロープに押し込み続けたエンフオルギルが、組み潰してボディに右ヒザを連打する。さらにパンチを連打すると、立ち上がったバクトルの顔面は流血で真っ赤に。首相撲からヒザを打ち込まれたバクトルが離れてパンチを返すも、エンフオルギルがダブルレッグから再びバクトルをケージに押し込む。ロープ際でヒジを打ち合う両者、至近距離でボディとヒジを放つエンフオルギルは、ガブってからのヒザでバクトルを下がらせた。

ロープに押し込まれ続けるバクトル、エンフオルギルはダーティボクシングからダブルレッグでグラウンドに持ち込み、右のパンチとヒジの連打を浴びせる。バクトルはまったく動けず、ラウンド終了直前にレフェリーが試合をストップした。

これでONE2連勝、MMAキャリアを通じて8連勝となったエンフオルギルは35万バーツ(約140万円)のボーナスを獲得した。


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F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF13 アドニス・セビジェーノ エンフオルギル・バートルフー

【ONE FF13】モンゴルのエンフオルギルが、ラカイのセビジェーノの打と組の削り合いを制す

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)
Def.3-0
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)

セビジェーノが右ミドル、払ったエンフオルギルが左を見せて組みつく。右を差して左で殴るエンフオルギルが、コーナーにセビジェーノを詰める。ヒザを腹に入れたセビジェーノ、エンフオルギルもヒザを返す。回って離れたセビジェーノに対し、足を止めての打ち合いからエンフオルギルが組みに行く。離れて再び足を止めての打ち合いで、エンフオルギルは殴るが殴られる。セビジェーノは左ローを蹴るが、左ストレートを被弾して腰が落ちる。

クリンチのなかで右腕を差したエンフオルギルがショートのアッパーを入れてダブルレッグからバックに回る。胸を合わせたセビジェーノだが、クリンチアッパーを打たれダブルレッグを切っては離れる。

アッパーを入れたエンフオルギルが、右エルボー、頭をつけた距離で殴り合う。セビジェーノが右ヒジを入れ、エンフオルギルが組んでボディロック。セビジェーノも倒されずに力の入った初回が終わった。

2R、セビジェーノにロープ掴みの注意を入り、ラウンド開始。エンフオルギルが左ハイから、近距離での殴り合いで右を差しあげたエンフオルギルの崩しに、同体から両者が立ち上がる。逆にコーナーにエンフオルギルを詰めたセビジェーノがシングルレッグへ。体を入れ替えたエンフオルギルだが、テイクダウンは奪えない。逆に小手投げを見せたセビジェーノ、ここも同体からスタンドに戻り両者が離れる。

セビジェーノが右カーフ、右ハイ。エンフオルギルは真っ直ぐ突っ込んでダブルレッグも、クリンチの攻防に。左から連打のエンフオルギル、セビジェーノが詰めるがここも右を差される。離れてすぐにクリンチのエンフオルギルは、セビジェーノが離れると左ハイを繰り出しショートのアッパーへ。ついにボディロックでバックに回ったエンフオルギルが、キムラ狙いのセビジェーノをテイクダウンする。左足を入れ、首を狙うエンフオルギルが背中を伸ばしにかかる。後方からヒザとパンチを顔面に入れたエンフオルギルに対し、セビジェーノは最後に引き込むように背中をつけラウンドが終わった。

最終回、構えを変えるエンフオルギルがワンツーからダブルレッグ。すぐにバックへ。セビジェーノは削られたが、簡単に背中をマットにつける。枕で圧をかけるエンフオルギルは、左を差しあげようとしたセビジェーノからマウントを取りに。すぐに体を捩じって、スクランブル狙いのセビジェーノだが、エンフオルギルが許さずトップをキープしてサイドで抑える。

セビジェーノは左をここも差して立ち上がる。残り2分30秒、エンフオルギルが首相撲からクリンチ、ヒザをボディに入れてコーナーに押し込む。回るが離れることができなかったセビジェーノは左腕を差される。ようやく離れたセビジェーノはダブルレッグで尻もちをつかされ、両足を束ねられる。根負けしたセビジェーノは左腕を背中で捉えられる。

レフェリーが頭を中に入れる際に、腕を抜いたセビジェーノがスイープからスクランブルへ。クリンチを続けたエンフオルギルは、最後に左右のエルボーを入れた。

削り合いを終え、左目の上を大きく腫らしたセビジェーノは両手を挙げたが、敗北を認めているような表情を見せた。結果は3-0でエンフオルギルに凱歌が挙がり、Road to ONEモンゴリア優勝者が、ONE Warriors Seriesフィリピン・ウィナーに勝利した。


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ABEMA F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF13 アドニス・セビジェーノ エンフオルギル・バートルフー ジャダンバ・ナラントンガラグ チャンネル ドレックス・ザンボアンガ ルンピニー

【ONE FF13】必見、ラカイ✖トンガー! フィリピン=セビジェーノ✖モンゴル=エンフオルギル

【写真】フィリピン✖モンゴル。こういうマッチアップがルンピニーで見たかった。ムエタイの殿堂から、アジアの殿堂へ (C)MMAPLANET

明日、21日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fight13で非常に興味深いバンタム級マッチが組まれている。

それがフィリピンのアドニス・セビジェーノとモンゴルのエンフオルギル・バートルフーという一戦だ。前者はチーム・ラカイ、後者はチーム・トンガーという先人がサークルケイジで活躍し、それぞれの国のMMAを引っ張ってきたという歴史がある。


セビジェーノとエンフオンギルの顔合わせは、勝てば次がある。そのようなシンプル構造&消化型イベントのONE FFにあって、両者が今後ONE本戦にステップアップできるか否かという論点だけでない、背景を加えてストーリーラインが見える生産型マッチアップといえる。

セビジェーノはONE Warrior Series Philippinesで、エンフオルギルはRoad to ONE MongoliaとONEの人材派遣シリーズからONE本隊と契約を果たしたファイターだ。ONE FNが月一イベントとなり、立ち技とグラップリングの選ばれたファイター達に指定席が用意されるなか、MMAファイターはなかなかFN出場の機会を得ることができない。結果的にFFで戦うことになるのだが、選手としてはハングリー精神に火がつき、イベントは実の有るカードが増えるという利点がある

しかもフィリピンとモンゴルは、アジアにおいてそのポテンシャルの高さは誰もが認めるアジア最強国家候補だ。その一方で、期待通りにMMA産業が発展していないというお国事情にも似通っている。そんな現状を打破する機会こそ、両者が勝ち上がったONE WS PHとRoad to ONE MNであった。

セビジェーノは同シリーズ優勝後にチーム・ラカイに移籍し、昨年12月のマニラ大会で同朋のドレックス・ザンボアンガと対戦。打からテイクダウン&スクランブル、そしてポジションと極めというウェルラウンディットMMAを展開したが、判定負けを喫している。

この試合、勝ったザンボアンガ、敗れたセビジェーノともに全ての局面で戦おうという意欲が感じられた一方で、MMAをしようという意識が強すぎるのか、ストロングポイントを押し付けるのではなく、自分が強くない部分でも攻勢に出ようという無理からMMAを戦っているという風でもあった。

その点。エンフオルギルはフィリピンとモンゴルの格闘事情の違いもあり、組み技と打撃という個々の競技で強さを背景にMMAを組み立てている印象がある。

スイッチヒッター、ロングレンジのパンチで構えを変えて組みにいくような動きもでき、エンフオルギルの攻撃は重量感でセビジェーノを上回る。

その一方で、朴訥に強さを求めるジャダンバ・ナラントンガラグと門下生のエンフオルギルは、待つときは待つだけにルンピニー大会では、イエローを受ける可能性は十分にある。

対して、ラカイに移って2戦目のセビジェーノがルールと裁定基準をより研究し、スコアリングに長けたラカイ流儀に従って戦うことができれば、攻め過ぎてピンチに陥る展開は減るはずだ。

肉体的ポテンシャルの高さは絶対のアジア最強候補国の2人が、ゲームと精神力をいかに融合させるか。その辺りが勝負の鍵を握る一戦になる。


■放送予定
4月21日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF13MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
カルロス・アルバレス(フィリピン)
レザー・アバシ(イラン)

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