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【DEEP Tokyo Impact2024#01&Pancrase341】極真空手出身、海飛&天弥「打撃の回転力と威力が違う」

【写真】性格や考え方は違うが、自信は同じの極真空手出身ブラザーズ(C)SHOJIRO KAMEIKE

和術慧舟會HEARTS所属の兄弟ファイター、海飛&天弥が共に試合を迎える。海飛は24日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#01でTASUMIと、天弥は31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで行われるPancrase341で松本光史と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

地元の山口県で極真空手を学んだ2人は、MMAファイターとなるため上京した。しっかり者の兄・海飛と、ヤンチャな弟・天弥というイメージが強い。なぜ二人が極真空手を始め、そしてMMAに辿り着いたのか。いろいろと異なる両者の考え方から、それぞれの個性が浮き彫りになる。


――お二人は極真会館山口支部の出身とのことですが、極真空手は一緒に始めたのですか。

天弥 年齢が6歳ぐらい離れているので、僕のほうがだいぶ後ですね。

海飛 まず僕が4歳の時に極真空手を始めました。もう20年前になります。

天弥 ということは、自分が生まれる前の話ですね。すげぇ(笑)。

海飛 アハハハ。僕は母に道場へ連れていかれたことがキッカケでした。当時は気持ちが弱い感じの子だったらしいんですよ。もっと強い気持ちを持てるようにと、極真空手の道場に入会させたと聞いています。

天弥 母ちゃんは伝統派空手の道場にも行って、「当てないのは意味ない」とか言っていましたよ(笑)。格闘技だから当てるべき、と思っていたんでしょうね。父ちゃんも不良だし。

海飛 その世代だと、地域で誰でも知っている3兄弟だったらしいです(苦笑)。

天弥 その父ちゃんがPRIDEとかK-1が大好きで、ずっとテレビで格闘技を視ていました。もしかしたら子供を格闘家にさせたいと思っていたかもしれないけど、最初は父ちゃんのほうが空手をやることに乗り気じゃなかったんですよ。

海飛 自分が成績を残し始めてから、子供の格闘技に力を入れ始めたっていう記憶がありますね。僕たちは4人兄弟で自分が長男、天弥が三男で。次男と四男は、それほど長くは空手を続けませんでした。

――幼少期に空手を始めた頃の記憶はあるのですか。

海飛 あります。まず見学に行った時、道場にいる人がみんな優しくて。それで自分も楽しくなって入会しました。

天弥 自分もそうですね。最初に戦隊ヒーローの変身グッズを身につけて道場に行ったんですよ。みんながそれで可愛がってくれたのが嬉しくて入会しました。

――皆さん、地元では小学生の時から有名な空手兄弟だったのでしょうか。

天弥 地元の新聞では何度も紹介されていましたね。自分は中四国大会を6連覇していて、全国大会や国際大会でも3位になりました。

海飛 僕は小学校の時に弱くて、中国地方大会で3位とか、全国大会でも入賞できないぐらいでした。次男も天弥も、めちゃくちゃセンスがあるんですよ。ずっと自分よりも結果を残していて、同じ空手をやっている身としては歯がゆかったです。でも弟たちだから嬉しいし、自分も早く追いつきたいと思っていましたね。

――極真空手の世界大会や全日本大会を取材していた頃に、一つ印象に残ったことがあります。極真空手の大会はセコンドにつく人数が多いのですが、服装がバラバラの道場よりも、チームTシャツなどで揃えている道場の選手が勝ち上がるケースが多くて。

天弥 あぁ! 確かに。

海飛 ウチの道場もそうでした。山口県支部全体で土日は集まり、合同稽古や合宿をしたりとか。そういうのって大切だと思います。ウチはまた四男が強くて、小学生なのに下段蹴りが強くて県大会も優勝していました。

天弥 全然かわいくない小学生だ(笑)。

海飛 僕たちでも食らったら痛いぐらいで、周りの子たちも練習を嫌がるレベルでした。

――お二人は空手時代、何の技が得意だったのですか。

天弥 自分は左ディですね。

海飛 天弥は子供の頃から当て勘が良くて、空手の試合でもバンバン左ボディを当てるんです。

――子供の試合であればボディでも真っ直ぐの突きを胸元に当てることが多いと思いますが、そうではなく完全に左ボディブローだったのですね。

海飛 子供の試合もボディのプロテクターはなくて。それなのにバンバン左ボディを打つんですよ。

天弥 めちゃくちゃ得意で、それはMMAをやっている今でも同じですね。

海飛 僕は昔から蹴りが得意でした。左上段蹴りや顔面ヒザが好きで。なぜか兄弟全員でファイトスタイルが違うんです。

天弥 あれ、なぜなんだろうね?

海飛 天弥は4歳の時に空手を始めた時から、バンバン左ボディを入れていたよ(笑)。年長さんのクラスで優勝した時も左ボディで技ありを取っていて。

天弥 何だろうなぁ……。当時から殴るのが好きだったんだよ(笑)。

――お二人はヤンチャな道には進まなかったのでしょうか。

海飛 それは天弥だけですね。地元の公立校は荒れていて、僕は私立に入りました(笑)。

天弥 アハハハ。でもピークは小6ぐらいでしたよ。それが中2~3ぐらいに落ち着いて。

海飛 グレるのも落ち着くのも早すぎるよ!

天弥 単にやることがなかったんですよね。みんなテレビゲームが好きだったけど、自分はそうでもなくて。家にいても楽しいことはないし、外に出て○○の方法を覚えて××をやるようになったりとか。

――……書けない話はやめましょうか(苦笑)。

海飛 兄としては心配でしたよ。とにかく親や他の人に迷惑をかけることはないように、と注意していて。

――すごい世界観です。格闘技の話に戻しますが、空手をやっている頃からプロのMMAファイターになりたいと思っていたのですか。

海飛 僕はずっとプロになりたいと思っていました。

天弥 自分は何も考えていなかったですね。ただ強いヤツとやり合うのが好きで。

海飛 MMAをやるために僕が先に東京に来ていて。当時は天弥が高校に進むかどうか、という話になっていたんですよ。でも天弥は本当に空手の才能が凄くて――正直、それほど練習していないのに強かったので(笑)。

天弥 アハハハ!

海飛 それなら格闘技をやったほうが良いと思い、天弥を東京に来るように誘いました。「本人がやりたいと思うなら、東京に来れば良い。東京では自分が一緒に住むから」と。

――弟想いのお兄さんですね……。海飛選手はなぜ上京したのですか。

海飛 MMAをやるなら東京が最先端だと思ったからです。それでジムを見学しようと思って、最初にこのHEARTSに来ました。もともと大沢ケンジさんのことはテレビ解説とかで知っていて。実際に来てみて話をしているうちに、大沢さんの選手との距離感が好きになったんです。それでHEARTSに入ろうと決めました。

――天弥選手は、海飛選手が上京してMMAファイターになっていくのを、どのように見ていたのですか。

天弥 特に――何も(笑)。

海飛 弟たちは3人とも、僕には全く興味がないです。

天弥 MMAやるには線が細いんじゃないか、っていうぐらいですね。アハハハ。

―ちなみに四人兄弟で、他のお二人は……。

実は四人兄弟。他の2人にも期待したいところだが……(C)SHOJIRO KAMEIKE

海飛 次男は空手を辞めてバスケットボールを始めたのですが、今は山口県の有永道場Team ResolveでMMAをやっています。

天弥 去年、MMAを始めて2~3カ月ぐらいでアマチュア修斗の山口トーナメントで優勝していましたよ(※注)。今年は全日本選手権に出るかもしれないです。

海飛 四男はMMAをやっていなくて。全日本選手権は呼んだら見に来るかな……。

注:次男は吉村大地。有永道場Team Resolve所属で、昨年12月に山口県で開催されたアマ修斗オープントーナメントでウェルター級を制し、取材後の3月17日にも同トーナメントで優勝している。

――上京した時期は1年も違わないお二人ですが、プロのキャリアは海飛選手が10戦で天弥選手が3戦という試合数の差は何か理由があるのでしょうか。

海飛 僕のプロデビューが早すぎました。MMAを始めて半年ぐらいでアマチュアパンクラスやDEEPのフューチャーキングも優勝して、さらに格闘DREAMERSの相手役に選ばれて勝ったじゃないですか。それでプロデビューしなきゃいけない、という流れになり……。

やっぱりMMAを始めた当初は、レスリングや寝技が大変で。最初は『殴れば勝てるでしょ』と思っていたし、実際にアマチュアで勝っていました。でもそれは打撃貯金で勝っていただけでしたね。だからプロデビューしてからは苦しかったです。2連勝して2連敗、また2連勝したあとに3連敗で――最後は減量にも失敗してしまったので。もうメンタル的には地の底にいるような感じでした。

――その状態から、いかに立ち直ったのですか。

海飛 前回の五明戦は、とにかくメンタルを安定させようって考えました。やっぱり気持ちがフワフワしていると勝てないですよね。打撃は国内でもトップクラスだと思っています。組技はそこまでではないけど、自分はできると信じる。ちゃんと自信を持って試合に臨めば勝てるという気持ちで戦いました。要は自分自身に勝てるかどうか、ですよね。

――その五明戦は、とにかく相手が嫌がることをやり通したという印象です。

海飛 はい。相手がやりたいだろうと思っていることを全部潰しました。五明選手は伝統派空手のチャンピオンで、踏み込みの幅もスピードも凄いじゃないですか。その踏み込みから来る左ストレートが強くて。だからまず相手の踏み込みを、カーフキックで潰したんです。

――そうだったのですね。では次に対戦するTASUMI選手の印象を教えてください。

海飛 RNCが得意な選手ですよね。それさえ警戒しておけばKOできると思っています。絶対に勝たないといけない試合です。

――2022年4月に鈴木崇矢選手をKOした時は、どうしても我々も「鈴木崇矢をKOした選手」という見方をしていたと思います。そして今回「五明宏人に勝った男」と見られるかもしれません。そういった注目のされ方については、どう考えますか。

海飛 別に僕は何とも思っていないですね。そもそも五明選手が特別強いと考えていなかったので。あの打撃が見えないだけで、別に組み技は強くなかったですし。もちろん五明選手のほうが注目されていたことは分かっていました。でも最初に左ストレートをもらった時も、『このパンチでは倒れないな』と思いましたし。

天弥 まぁ、TATSUMIって誰だよって感じですよ。僕としては『そんな相手に負けるなよ』としか思っていませんね。

海飛 アハハハ(苦笑)。

――一方、天弥選手はデビュー戦で芳賀ビラル海選手にKO勝ちしたものの、2戦目で反則負けを喫しました。

天弥 結果は結果なので悔しかったです。でも特に何とも思っていないというか、そこまで気にはしていないですね。それで3戦目もKO勝ちして、大沢さんからパンクラスの坂本靖さんに『次は松本光史選手と試合したい』と言ってもらいました。松本選手も僕の映像を視て、試合を受けてくれたという流れですね。

――自分から元チャンピオンとの対戦をアピールしたのですか。

天弥 僕は自信満々なので。大沢さんから『次は誰と対戦したい?』と聞かれて、僕が『松本選手です』と答えました。松本選手に勝ったら、次はタイトルマッチだと思いますし。

――松本選手に対しては、どのような印象を持っていますか。

天弥 まぁ……試合は面白くないですよね。

海飛 いや、あの――(苦笑いしながら顔を背ける)。

天弥 本当にちゃんとしたMMAファイターだと思うんです。トップキープが得意で、テイクダウンして漬け込んでくる。さらにボクシングの練習をして、パンチにも自信がついてKOも増えたっていうイメージです。

――松本選手はキャリアを重ねるごとにカウンターが向上している印象があります。

天弥 そうですね。でもカウンターを合わせられるものなら合わせてみろ、って思いますよ。絶対に倒されないです。

海飛 まず天弥とはスピードが違うと思うんですよね。僕たちは回転力、パンチと蹴りの威力が違うし、そして切り返しが強い。特に天弥は自分の空間を作る能力が高いというか、距離の取り方が巧いので。なかなか相手は触ることもできないと思います。

天弥 今年からベルトを狙って動き出したので、まずは松本選手を倒します!

■DEEP Tokyo Impact2024#01 視聴方法(予定)
3月24日(日)
12時25分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■Pancrase341 視聴方法(予定)
3月31日(日)
13時~U-NEXT

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MMA o YouTube   上田幹雄 極真会館

【ついにコラボ実現‼︎】高阪剛選手とRIZINデビュー戦を語る‼︎あの衝撃のKO負けの真相とは…?!

押忍!
上田幹雄(うえだみきお)です。

今回は僕のMMAデビュー戦の対戦相手だった高阪剛さんにコラボ出演をしてもらいました!あのKO敗けした試合を一緒に振り返ってもらいましたが、試合中に何が起きていたのかを高阪さんにお話してもらいました。ぜひご視聴ください!!

20年続けた極真空手では、2019年の世界大会で日本人として16年ぶりの世界王者のタイトルを獲得し、さらなる強さを求めて2021年8月末に極真会館を退会。
9月よりMMAに転向しました。

YouTubeでの活動を通して格闘家としての上田幹雄だけではなく、
素の上田幹雄も知っていただければと思います!

上田幹雄(うえだ みきお)
1995年5月1日(27)
187㎝ 102kg
東京都出身 血液型 A型

経歴
第50回 全日本空手道選手権 優勝(極真)
第12回 全世界空手道選手権大会 優勝(極真)

上田幹雄のTwitter

上田幹雄のInstagram
https://www.instagram.com/mikiouedaueda/

#格闘技
#MMA
#上田幹雄

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対決‼「佐藤嘉洋vs纐纈卓真」K-1レジェンド×極真世界王者【解説付】

◉佐藤嘉洋さんのジム
「JKF新瑞橋」https://nagoyajkf.com/
愛知県名古屋市瑞穂区妙音通4-36-2山田ビルB1
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愛知県名古屋市千種区春岡1丁目-5-1 池下510ビル2階

◉佐藤さんのSNS
「Instagram」https://www.instagram.com/yoshihirosato1981/
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空手家 纐纈卓真(こうけつ たくま)
極真会館 長谷川道場 岐阜地区 責任者
道場㏋➡https://hasegawadojo-gifu.jimdofree.com/
実績:極真空手世界大会3連覇(極真連合会2008, 2012年、世界総極真2016年)
全日本大会 優勝7回(極真連合会5回、世界総極真2回)
日本人7人目の百人組手達成者
2019年6月アメブロ教育ジャンルTOP5、30万PV達成
極真空手五段、柔道初段、少林寺拳法初段

現在の夢は「日本の子供たちの未来を明るく幸せにする空手家になる!」

元々は運動が苦手だった少年が昔から憧れていた極真会館 長谷川道場に入門。
師の影響で白帯の頃から「空手ノート」をつけ始め、自己の経験や得た知識、学んだ理論、人生を変えた言葉などを書き留めるようになる。
強くなりたい一心で運動が苦手な自分を変えるため、当時のスポーツ理論や他の武道の身体操作を取り入れるために毎日本屋に通い、読んではメモをし、積極的に空手に取り入れ、メキメキと上達、全日本入賞するまでに成長。

その後、自身の稽古に限界を感じ2006年に名伯楽としても知られる長谷川一幸 総師を師事して内弟子入り。師の指導のもと肉体改造や技術改善に励み、一気にトップ戦線に躍り出ることに成功。全日本大会優勝、夢であった世界大会での優勝も果たす。

2009年に格闘技医学会代表の二重作拓也氏(通称Dr.F)と出会い、格闘技医学に感銘を受け格闘技医学会に入会。
最新のスポーツ理論や研究に刺激をもらうだけでなく、オーバートレーニングや怪我をした時のメンテンスなどのアドバイスも受けられることで、ケアを行いながら現役を継続することが可能に。
引退した今も格闘技医学会で医師、理学療法士、弁護士、看護師、各ジャンルの指導者など多くのメンバーと研鑽する中で日々学んでいる。

纐纈の師である長谷川一幸総師のオススメの書
「極真の理と技」
https://amzn.to/3EDRyyY

纐纈が所属する格闘技医学会のオススメ書籍&DVDシリーズ
「Dr.Fの格闘技医学 第2版」
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【Pancrase337】プロ初陣=安藤武尊戦、山口怜臣「お父さんがSNSで相手の発言も全てチェックしています」

【写真】春日井たけしとの寒天ミットのために、HEAT24中村も練習場所になっている山口 (C)MMAPLANET

24日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase337「30周年記念大会」にて、山口怜臣がプロデビュー=安藤武尊戦を迎える。
Text by Takumi Nakamura

山口はIMMAF(International MMA Federation)世界選手権制覇からプロを目指し、タイガームエタイとALIVEを拠点に活動。今年2月の世界大会では怪我の影響もあり、1回戦を突破するものの、2回戦を棄権するという結果に終わった。この大会を終えて、山口はパンクラス30周年記念大会でのプロデビューを果たす。J-MMA界で唯一無二のアマチュア経験を積んできた山口にプロデビューを決意した理由、そして今後のMMAファイターとしてのキャリア設計について聞いた。


――24日のPancrase337=30周年記念大会でプロデビュー戦を控える山口怜臣選手です。デビュー戦に向けた今の練習状況から聞かせてください。

「前回の試合は2月のIMMAF世界大会になるんですけど、大会前のキャンプで怪我をしていて、3月いっぱいは治療の時間に充てていました。それから7月末までプーケットのタイガ―ムエタイでトレーニングして、そこでは各分野、ボクシング、ムエタイ、レスリングなどパーツのトレーニングをしっかりして、技術を分厚くしてきたイメージです。

8月からはALIVEに帰ってきて、昔からよく知っている仲間たちとスパーリングしつつ、鈴木社長にはグラフを作ってもらいつつ体重管理や体調管理もしてもらっています。ここまでコンディションを大きく崩すこともなく順調にきていますね」

――山口選手はタイガームエタイとALIVEが練習場所になっていますが、どのぐらいのバランスで練習の比率を考えているのですか。

「基本的な考え方として、普段はタイで技術を磨いて、試合前に日本で調整するという形です。タイにいたまま試合に出たこともあるのですが、タイガームエタイは選手が多いので、どうしてもコーチの指導が分散してしまう部分があるんです。日本のように細かい部分にまで気にかけてもらって、試合まで持っていくことはどうしても難しいです」

――ALIVEの鈴木陽一代表がやっているようなコンディション管理ができない部分はありますよね。

「現にタイで調整していて怪我や感染症でコンディションを作れないときがあったので。今は慣れ親しんだ、気心がしれた仲間たちと対人練習をして、昔から僕を見てくれている(鈴木)社長やコーチ陣に仕上げてもらうのがしっくり来ていますね」

――2月のIMMAF世界大会は1回戦を突破したものの、2回戦を怪我で棄権という結果に終わりました。どういう状況だったのですか。

「大会の3週間前に怪我をしてしまい、かなり練習も制限された状況で試合をしたんです。初日(1回戦)は何とか勝てたのですが、2日目は厳しいと判断して棄権することにしました」

――そのタイミングでプロデビューを決めた理由は?

「ずっとIMMAFにはこだわってきやってきたのですが、今後のキャリアを考えた時に僕はUFCでチャンピオンになることが一つの目標で。そこから逆算したとき、僕ももう23歳なので、しっかりプロでレコードを重ねていく段階だなと思いました。また、タイガームエタイの仲間、それこそUFCやONEで活躍している選手と接していると、しっかりファイトマネーやスポンサーで資金を潤沢にしたうえでいいコーチを雇ったり、身体のケアに費やしたり…そういうことをやっているんですね。

僕もそうした本当の意味でのプロフェッショナルな生活をしたいと思い、ここからはファイトマネーで稼いでいきたいと思いました」

――では2023年にプロデビューするというのはもともとプランにあったことなのですね。

「はい。ある程度この時期にプロデビューしようと思っていました」

――アマチュアはトーナメント制で、大会前に対戦相手が分からないまま、時に1日で複数回、IMMAFでは連日のように試合を戦わなければいけないということもあります。逆にプロは事前に対戦相手が決まっていて、試合当日は1試合戦うだけです。同じMMAでもプロとアマチュアでは違うものですか。

「本当に別物だと思います。アマチュアは金メダル以外はすべて負け。5回戦って5勝して初めて勝ち、4勝1敗だったら負けなんです。しかも試合するために海外で10日間ほど拘束されるし、ある程度慣れていたとはいえナーバスでした。IMMAFにおいて日本人は発展途上で、最小限のチーム編成で試合をしなければいけない。それこそコロナ禍で試合したときは両親と僕だけで試合したこともあるし、そういう環境で戦うことには緊張感がありました。

あとプロとアマの大きな違いとしては対戦相手の部分ですね。プロは対戦相手の情報が事前に分かるし、相手に似たタイプの選手を練習相手に選ぶこともできる。相手の特徴を考えて練習できることは大きいです」

――アマチュア時代は対戦相手の対策ができないなか、どのようなことを意識して練習していたのですか。

「日頃から自分の穴をなくすための練習ですね。もし相手がストライカーなら寝かせなければいけないし、下からのアタックが強い相手だったら寝技の対処ができないと極められる。それは試合まで分からないので、そういう部分での地力の底上げはアマチュアキャリアが長いからこそできたことだと思います、今回に関していえば、タイガームエタイでぶ厚くした技術でどう相手をハメるのかを考えています」

――アマチュアで長くキャリアを積んできた強みはMMAにおける地力や対応力になるのですか。

「一番はそこですね。トーナメントで勝つためにどんな相手が来てもいいように総合力を上げる。その部分への意識は高まりました」

――間違いなくプロとは違う経験値を積むことができているようですね。

「プロでも色々なことはあると思うんですけど、10日間海外にいて、60カ国以上の国の選手が一箇所に集まるMMAの大会はIMMAF以外でなかなかないじゃないですか。そういう国際感覚はIMMAFで身についたと思います。僕もタイでは英語を使うんですけど、IMMAFが英語を学ぶきっかけになったし、格闘技以外の感覚的な部分は大きな学びになりました」

――それだけ違う国の選手が集まると文化背景も違いますし、細かいトラブルや事件は起きなかったですか。

「……おおらかさが大事だなと思いました(笑)」

――MMAでは色々なキャリアの積み方があると思います。山口選手はUFCでチャンピオンになるための近道や方法論がアマチュア=IMMAFだったのですか。

「そうですね。でも僕がMMAを始めた頃から考えていたことではなくて、マーシャルワールド杯2017JMMAFトーナメントで準優勝して、優勝者が外国籍の選手だったので、僕が繰り上げで豪州の大会(2018年のIMMAFオセアニア・オープン選手権大会)に出る切符を掴んだんです。社長も『経験だから行ってみよう!』と背中を押してくれて、結果的に金メダルを獲ることができました。それが自信になれた部分もありますし、そこで初めてUFCを意識したことは覚えています」

――ジュニア時代にIMMAFの世界大会で対戦したムハマド・モカエフがUFCで活躍しています。彼の活躍はどう捉えていますか。

「妬ましい気持ちがないと言ったら嘘になりますけど、各々選手は人生設計ややりたいことが違うと思うんです。最終的なゴールがUFCだとしても。だから一概に自分と(モカエフを)比較しても意味がないと思います。ファンのみなさんがそこを比較して面白く見てもらう分には構わないですが、僕は少なくとも10年以上はこの競技をやっていくつもりですし、誰と比較して、ではなく自分を高めていく方向に集中しています」

――ファイターとしての人生設計という部分で、プロデビュー後はどのようなキャリアを積んでいきたいと思っていますか。

「僕が考えるMMAファイターは、まずしっかりファイトマネーで生活できること。あとはシンプルに僕はMMAが好きで、格闘技歴でいえば5歳から空手をやっているので、自分がやってきたものをどこまで追求していけるのか。それが毎日楽しいです。後付けになりますけど家族、社長、地元の仲間、コーチ……本当に僕は恵まれた環境で格闘技をやっているので、そういう人たちにも喜んでもらいたいと思います」

――山口選手はもともと極真会館出身なんですよね。極真を始めたきっかけは何だったのですか。

「お父さんが格闘技の大ファンで、小さい頃からテレビでUFCやDREAMを見ていたんです、具体的なキッカケは覚えてないですけど、自然な流れで空手を始めました。そんなお父さんですけど、そこまでガツガツしたタイプじゃなくて『やるならとことんやれよ!』と応援してくれるタイプですね」

――ALIVEに入会したのもお父さんの影響ですか。

「そうですね。通いやすさで言えば、もっと近いところにジムもあったんですけど、お父さんが日沖さんの活躍を知っていて『MMAをやるならALIVEだろ』ということでALIVEを勧められました」

――対戦相手の安藤武尊選手はレスリングベース、山口選手と同じく今回がプロデビュー戦の選手です。

「それこそ僕の場合はお父さんが対戦相手のことをものすごく調べてくれて。こんなこというとドキッとするかもしれないですが、相手のSNSの発言も全てチェックしています(笑)。僕は動いている動画はもちろんSNSの投稿一つとっても選手の性格がにじみ出ていて、それは試合にも影響すると思うので、僕はそういう感覚は大事にしています」

――他の選手とは違うキャリアを積んできたという部分で「山口怜臣、どんなもんだ?」という見方もされると思います。

「試合内容で言うと、全局面で技術の差があると、相手は段々とやることがなくなっていくじゃないですか。アマチュアと違って試合時間が5分3Rあるんで、その時間を使って技術の分厚さを見せたいですね。自分はアマチュアを通じて総合力を磨いてきたので、5分3Rあった方が技術の差を出せると思うんですよ。5分3Rの自分が楽しみです」

――注目のプロデビュー戦、どのような試合を見せたいですか。

「僕は『アマチュアでやってきた部分がどうなんだ?』という見方をされると思いますが、僕自身それ以上にUFCやもっと大きなゴールを見てやっています。逆にそこを見て欲しいというか。『この先コイツは伸びるぞ』とか、MMAファイターとしての将来性を見せられたらと思います」

■Pancrase337対戦カード

<フェザー級KOP決定戦/5分3R>
亀井晨佑(日本)
新居すぐる(南アフリカ)

<ストロー級/5分3R>
八田 亮(日本)
黒澤 亮平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
藤田大(日本)
住村竜市朗(日本)

<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
遠藤来生(日本)

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹(日本)
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
河村泰博(南アフリカ)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
葛西和希(日本)

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太(日本)
川中 孝浩(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
高本千代(日本)

<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
神谷大智(日本)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(日本)
渡邉 ショーン(日本)

<フライ級/5分3R>
梅原規祥(日本)
饒平名知靖(日本)

<バンタム級/5分3R>
山口怜臣(日本)
安藤武尊(日本)

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QUINTETが約5年ぶりにナンバーシリーズ開催/前田日明がスーパーバイザー就任/K-1と資本業務提携/桜庭和志の長男大世がプロデビュー戦で内柴正人と対戦

2000年の桜庭和志




 7月18日、打撃格闘技のK-1を主催する株式会社M-1スポーツメディアと、寝技格闘技のQUINTETを主催する株式会社ラバーランドが世界展開に向けて資本業務提携を締結したことを発表した。

 さらに9月10日(日)、横浜アリーナにおいて、K-1とQUINTET初の共同イベント『ReBOOT』を開催することもあわせて発表された。
今回の資本業務提携はMMA(総合格闘技)の寡占状態が続く世界の格闘技市場の中で、打撃格闘技と寝技格闘技のそれぞれの面白さを改めて世界に向けて発信していくという思惑が一致したことが背景にある。日本で生まれたK-1とQUINTETが、共に手を携えてもう一度、世界の中心に向かっていく。そのための戦いが横浜からスタートするのだ。

 早くも期待感あふれる『ReBOOT』でQUINTETは5年ぶりとなるナンバーシリーズQUINTET.4が行われる。


 本日、K-1を主催する株式会社M-1スポーツメディアとQUINTETを主催する株式会社ラバーランドが世界展開に向けて資本業務提携を凍結したことを発表し、あわせて9月10日(日)、横浜アリーナでK-1とQUINTET初の共同イベント『ReBOOT』を開催することをお知らせしました。

 その『ReBOOT』でQUINTETとしては5年ぶりとなるナンバーシリーズ、QUINTET.4の開催を発表。出場チームは桜庭和志率いるTEAM SAKURABA、2代目王者のTEAM 10th Planet、初代王者のTEAM POLARIS、柔術界の名匠ジョン・ダナハー率いる初出場TEAM New Waveの4チームに決定した。世界のトップレベルの選手たちが集結して行われるグラップリングチーム世界一決定戦にご期待ください。

TEAM SAKURABA出場メンバー
桜庭和志
世羅智茂
ハイサム・リダ
中村大介
TBA

TEAM 10th Planet出場メンバー
ジオ・マルティネス
リッチー・マルティネス
PJバーチ
アミール・アラム
カイル・ベーム

TEAM POLARIS出場メンバー
グレゴー・グレイシー
オーウェン・リブジー
マティ・シュジンスキー
センテリ・リリアス
オーエン・オフラニガン

TEAM New Wave出場メンバー
ジヤンカルロ・ボドーニ
アイザック・ミシェル
ブラシド・サントス
リース・ラ・フィーバー
エイブラハム・ラ・モンティン

 さらに、チーム戦の他にもスペシャルシングルマッチとして、内柴正人vs桜庭大世の一戦が決定。桜庭大世は桜庭和志の長男でQUINTET FN6ではSAKU Jr.の名前でエキシビションマッチを行った。今回はプロデビュー戦となる。プロデューサーでもあり、父親でもある桜庭Pは「プロとなった以上は自分が納得するような試合じゃなくてお客さんが納得するような試合をしなきゃいけないというのを頭に入れてやってほしいですね」とエール。どんなデビュー戦の闘いを見せてくれるのか、ご注目ください。

 また、格闘技界のレジェンド・前田日明氏が新たにQUINTETスーパーバイザーに就任したことも発表された。前田スーパーバイザーは「(QUINTET)は将来性のあるスポーツ。オリンピックの中に柔道とは別にQUINTETのような寝技の種目ができたらいい」と意気込みを語りました。これまで世界のまだ見ぬ強豪を発掘するなど世界中に広いネットワークを持つ前田氏の手腕に期待が高まる。

 そして、9.10横浜アリーナ「ReBOOT~QUINTET.4~」でリスタートを切るQUINTETは今大会を皮切りにK-1と同様にWORLD GP構想を計画中。2024年はK-1の海外地区予選とコラボしてQUINTETの地区予選も共同開催予定です。日本が世界の格闘技をもう一度、面白くするべくK-1と共に手を携えて世界の中心に向かうための戦いがスタートいたします。ぜひ、ご期待ください。

 9月10日に横浜アリーナで開催する共同イベント『ReBOOT』内で『QUINTET.4』が開催されます。QUINTETの開催は2021年7月の『QUINTET FIGHT NIGHT7 in TOKYO』以来2年2ヶ月ぶり。ナンバーシリーズは2018年10月にネバダ州ラスベガスで開催された『QUINTET.3』以来4年11ヶ月ぶり。K-1と資本業務提携ということは、UFC Fight Passでの配信はもう無さそうです。



 K-1は同じく9.10横浜アリーナで無差別級8人トーナメント『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』を開催。プロデューサーは中村拓己氏に代わりカルロス菊田氏が就任。また、極真会館との提携も発表されています。続きを読む・・・
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【Grachan62】田中智也と対戦する弘田颯志 & 釜谷真─01─「極真空手の基本稽古や理屈、動きを考えたら」

【写真】関西でGrachanからというのも、注目です!! (C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan62で弘田颯志が田中智也と対戦する。

弘田は極真空手を経て今年5月にグラチャンでプロデビュー。鈴木嵐士を2R TKOで下し、今回のプロ2戦目に挑む。このルーキーが、いかにしてMMAに辿り着いたのか。所属するSWAG GYM KYOTOの釜谷真代表も同席してもらい、初インタビューに臨んだ。


――弘田選手はベースが極真空手だそうですね。

弘田 僕は極真館でした。極真会館と組み手は同じですが、違いといえば押しが有りなのが極真会館で、極真館は押しが無しでした。

――押しというのは、試合中に打撃ではなく手で押して相手を突き放す行為ですよね。まずは極真館で空手を始めた理由を教えてください。

弘田 4歳の時に僕は行儀が悪くて、お父さんに道場へ連れて行かれたんです(苦笑)。

――子供に行儀を教えてもらおう、と。どれくらい行儀が悪かったのですか。

弘田 買い物に行ったら、並んでいるペットボトルを全部倒したりとか……。当時は何も考えず、ただ楽しいなぁと思って。そういう癖が治らなかったんです。

――子供は何でも触りたがりますし、仕方ない面はありますね。お父さんは空手をやっていた経験があったのでしょうか。

弘田 いえ。お父さんはK-1が好きで、会場でも前のほうの席で観るぐらい好きでした。

釜谷 その時代に、子供に格闘技を習わせ始めた親御さんって多いですよね。お父さん、何歳やったっけ?

弘田 今、52歳です。

釜谷 それぐらいの年代ですよね。自分も当時、山本KID徳郁さんに憧れて自分自身がMMAを始めましたし。僕たちの世代もやっぱり魔裟斗さん、KIDさん、五味隆典さんですよ。

弘田 そこから空手を15歳までやっていて、極真館の世界ユース選手権で優勝しています。東京オリンピックで空手が正式種目化されることになるっていう話になった時、極真館は全日本フルコンタクト空手道連盟に加盟していて、「もしオリンピックに出られたら良いなぁ」って楽しみやったんですけど……。

空手ってアマチュア競技やから、試合をしてもお金は貰えないじゃないですか。「もしオリンピック競技になったら、自分が道場を開いた時に空手で生活していけるようになるんかな」とか考えていました。

――――結果、フルコン空手はオリンピック正式種目にはなれませんでした。ただ、その頃から空手で生活することを考えていたのですね。

弘田 いえ、もともと空手を続けようとは思っていなかったです。「他のことがやりたいなぁ」と思って高校ではサッカー部に入ったり、高校を卒業したあとは別の仕事をしていたんです。でも自分は体を動かしてお金を稼ぐほうが合っていると思って。自分にとって一番自信があるのは空手というか格闘技だし、格闘技で一番稼げるのはMMAじゃないですか。

ちょうどその頃、同じ年代の那須川天心選手がRIZINでMMAを戦った時の時の動きが印象的だったんです。極真空手をやっていた選手がMMAを戦ったら、こういう動きになるんやって。というより、極真空手の基本稽古や理屈、動きを考えたら「MMAではこうなるよな。自分にもMMAは戦える」と思いました。ちょうどその頃、ウチで飼っていた犬が死んでしまって……。家族の中で、その出来事がとても大きくて」

――えっ、犬? どういうことでしょう?

弘田 犬が死んで、家族も大きなショックを受けました。僕はまだ子供でしたけど、自分の家族が明るくなってもらうには、どうすればいいのか。そう考えた時に僕がMMAで活躍すると家族も喜んでくれるやろうし、お金も稼いで家族を養っていけると思いました。だから、明るい目的でMMAを始めたんじゃないんです。

──それが明るい目標ではない、とは思いませんが……。とはいえ、子供ながらに家族を養いたいと考えたことは驚きです。釜谷代表も驚いた表情をしていますね。

釜谷 いや、この話は初めて聞きました。そうやったんや……。

弘田 すみません。ちょっと言うのが恥ずかしいし、わざわざ言うもんじゃないなと思って――この機会に初めて言わせてもらいました。

釜谷 僕が颯志君と初めて会ったのは、彼が京都にあるウィザード・キックボクシングジムで練習していた時でした。ウィザードの田邊一鷹会長とは、時期は被っていないけど同じジムに所属していた縁もあって、僕が京都にMMAのジムを出したいというお話をさせてもらったんです。そうしたら田邊さんから「ウチにMMAをやりたいという子がおるんやけど、マコちゃんのジムが立ち上がるまで待たせるわ」と言ってくれて。それが颯志君やったんです。その後に僕が京都へ戻ってきて、彼と一緒に練習し始めました。

――ということは、弘田選手は釜谷選手の弟子ではなく、京都に戻ってきてからの練習相手としてスタートしたのですね。

釜谷 そうなんです。京都に戻ってきてから一番練習したのが、颯志君でした。もちろん颯志君も最初はMMAの動きを知りませんでした。だから一緒に練習したあとに僕から「この部分はどうやった?」と聞いて、分からなかったところを説明したりとか。でも最初から飲み込みが早く、僕にとっても良い練習になっていましたね。

弘田 空手時代に基本稽古をやっていたので、MMAでも「これはこうやったら、こうなる」という理屈を理解するのは早かったと思います。でも、それが実際に動きで出せるかは別で、できないところは一人で体に覚えるまで繰り返していました。

釜谷 さっき「家族を養うために」という話があったじゃないですか。僕は今日初めて聞きました。でも聞いてみて、颯志君と出会ってからの3年間が繋がったような気がします。確かにMMAへの取り組み方が最初から違いましたよね。僕のイメージやと、20代前半って何も考えていないもので。「とりあえず練習して強くなりたい。あとは遊びたい」という気持ちでした(笑)。でも颯志君と会って、「こういう子もいるんや」と思いました。

弘田 自分が集中できるもので勝負したら、誰にも負けへんっていう気持ちがありました。その集中できるものの一つが格闘技で。別に殴り合いが強いとか、そういうわけじゃないです。自分が打ち込めるもの――それが格闘技で。MMAで一番大きいところはUFCやということは子供の頃から知っていて、自分もUFCに行きたいと思っています。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月23日(日)
午後0時30分~Grachan放送局

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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o YouTube   チャンネル 上田幹雄 原口伸 原口央 小谷 小谷直之 極真会館 武田光司 江藤公洋 海外 野村駿太

【DEEP114】「テイクダウンされた後? 楽しみにしてください」。江藤公洋戦へ、野村駿太─02─

【写真】5試合連続で、その手を挙げられることとなるのか。今後のキャリアアップに大きく影響する江藤との一戦だ(C)MMAPLANET

7月2日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP114で、江藤公洋と対戦する野村駿太のインタビュー後編。

連勝中の野村と江藤が激突するという、まさに次期ライト級挑戦者決定戦の意味合いも持つマッチメイク。野村は小金戦川名戦を経て、どのように成長してきたのか。自身のMMAにとって大きなベースとなる空手と、BRAVEで鍛え上げられた組みの力について語る。

<野村駿太インタビューPart.01はコチラから>


――小金戦では対格差とキャリアの差がある元ZST王者を相手に見せた、最初に効かせてからフィニッシュに持ち込むまでのラッシュは、とても印象深いです。

「正直なことを言うと、あの試合は『なんで小金選手は自分との試合を受けてくれたんやろうなぁ?』と思っていたんです。それだけキャリアが違っていたので。だから僕も、自分が負けることなんてイメージせずに、思いっきり戦うことができました」

――小金戦は伝統派空手らしい出入りの激しい打撃で仕留めました。続く川名戦は、一つの課題と思われたテイクダウンディフェンスやケージレスリングに対する成長も見せることができたのではないですか。

「川名選手との試合は、危なげなく勝てたという面は良かったです。でも途中で僕のほうが『これはテイクダウンされないな』『相手の打撃も大丈夫だ』という気持ちが生まれちゃったんですよ。それで自分から動いて打撃を当てる、っていう試合にできなくて。僕の中では課題が残る試合内容でしたね」

――なるほど。野村選手にとっては安全に試合を運びすぎたのでしょうか。

「それもありますし、逆に狙いすぎちゃった部分もありました。倒されない、打撃も大丈夫——で、タイミングを見て打撃を合わせようとしすぎて行けなかったというか(苦笑)。力みすぎたんですね。いつもなら自分から展開を創ることができた場面でも、相手に合わせすぎちゃいました」

――次の試合も江藤選手はそれだけ組みのプレッシャーが強いので、野村選手のほうから打撃を狙いに行けるかどうかが重要になりますね。

「自分が打撃で、江藤選手がどれだけテイクダウンを取りに来るか、というのが一般的な見方だと思います。でも、それってお互いの得意なところだけを見た結果なんですよ。得意じゃない展開の対応力が、お互い勝つために重要になります。それが自分にとっては、テイクダウンディフェンスが一つですね」

――さらに言えば、江藤選手が相手の場合はテイクダウンされた後の考えなければいけないように思います。なにせテイクダウンとトップキープが強い。その状態から野村選手がどうエスケープするのか。

「江藤選手はパワーもありますからね。ぜひそこも楽しみにしていてください。作戦のこともあるので、細かくは言えないですけど(笑)」

――何よりBRAVEというジムが、レスリング出身選手ばかりですからね。

「それは本当に――試合で抑え込まれたところからエスケープできるのは、『BRAVEにいて良かったなぁ』って思います。BRAVEで打撃系競技からMMAを始めたのは、僕と上田幹雄さんぐらいですかね。実は上田さんとはBRAVEに入る前に、一緒に練習したことがあるんですよ」

――それは空手時代に上田選手と練習していたということですか。

「はい。東京オリンピックの前に全日本空手道連盟と極真会館が友好団体化したじゃないですか。その時、僕と(五明)宏人先輩がいた帝京大学の空手部に、上田さんが練習に来ていたことがあって。まさかBRAVEで一緒に練習することになるとは思いませんでした」

――今大会で野村選手と揃い踏みとなる五明選手と、現在も交流はあるのですか。

「連絡を取り合うことはあります。やっぱり身近に同じ空手出身のMMAファイターがすくいし、意見を交換することはありますね」

――なるほど。では江藤選手の印象を教えてください。

「組みが強いし、その組みの強さを支えるフィジカルが日本のライト級の中でも強いんだろうなっていう印象です。とにかく練習で強いという話を聞きます」

――フィジカル面でいえば、野村選手はライト級でも体格が大きくないと思います。同じBRAVEの原口央選手がフェザー級からバンタム級へ転向したように、野村選手はフェザー級に落とそうとは思いませんか。それともライト級が適正階級なのでしょうか。

「昔の体だったらフェザー級が適正だったと思います。でもMMAに転向して、少しずつ体が大きくなっているんですよ。今まで組みをやっていなかった分、レスリングや寝技の練習をしていると体が大きくなっていて。これから海外で戦うことになったらフェザー級で……と考えていたんですけど、今の体だとフェザー級に落とせるかどうか(苦笑)」

――それだけレスリングや寝技をやる体になり、その体をベースに技術が向上している証でもありますね。

「そうですね。僕はBRAVEに入った時から武田光司さんと原口伸にレスリングで揉まれている状態です。その2人を基準として、組みの練習をやってきました。だから打撃系競技から転向したなかでも、他の選手よりも組みに対応するのは早かったと思います」

――武田選手と原口伸選手と練習していたら、他の選手に組みで負けるわけがないと思いますか。

「いやいや(苦笑)。僕が武田さんと原口伸に組みで勝てるようになったら、そう言えると思います。だけど2人と一緒に練習できている僕は、本当に運が良いですね」

――原口伸選手は小谷直之戦とRTUでもパウンドの強さを見せました。野村選手も小金戦は相手の気持ちを折るようなパンチ力でしたし、拳を見てもナックルの硬さが分かります。

「これはMMAに転向してからですよ。伝統派の場合は練習でも拳で打ち込むことは少ないので。実はMMAの練習を始めてから負傷して、治ってくると同時に拳も強くなってきたと思います。『骨折すると骨が強くなる』って聞くじゃないですか。それに近いんじゃないですか」

――分かりました。最後に次の試合への意気込みをお願いします。

「江藤選手は今、MMAという競技のなかで完成されてきていると思うんですよ。自分はまだまだ発展途上だし、粗削りな部分も多いです。でも、その分だけ伸びしろがある。今の状態で江藤選手を倒して、もっともっとMMAとしての完成度を高めていきたいです」

■視聴方法(予定)
7月2日(日)
午後5時50分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

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空手家 纐纈卓真(こうけつ たくま)
極真会館 長谷川道場 岐阜地区 責任者
道場㏋➡https://hasegawadojo-gifu.jimdofree.com/
実績:極真空手世界大会3連覇(極真連合会2008, 2012年、世界総極真2016年)
全日本大会 優勝7回(極真連合会5回、世界総極真2回)
日本人7人目の百人組手達成者
2019年6月アメブロ教育ジャンルTOP5、30万PV達成
極真空手五段、柔道初段、少林寺拳法初段

現在の夢は「日本の子供たちの未来を明るく幸せにする空手家になる!」

極真空手世界大会を3連覇した技術や経験を活かした、誰でも簡単に強くなれる指導が国内外で大好評!

元々は運動が苦手だった少年が昔から憧れていた極真会館 長谷川道場に入門。
師の影響で白帯の頃から「空手ノート」をつけ始め、自己の経験や得た知識、学んだ理論、人生を変えた言葉などを書き留めるようになる。
強くなりたい一心で運動が苦手な自分を変えるため、当時のスポーツ理論や他の武道の身体操作を取り入れるために毎日本屋に通い、読んではメモをし、積極的に空手に取り入れ、メキメキと上達、全日本入賞するまでに成長。

その後、自身の稽古に限界を感じ2006年に名伯楽としても知られる長谷川一幸 総師を師事して内弟子入り。師の指導のもと肉体改造や技術改善に励み、一気にトップ戦線に躍り出ることに成功。全日本大会優勝、夢であった世界大会での優勝も果たす。

2009年に格闘技医学会代表の二重作拓也氏(通称Dr.F)と出会い、格闘技医学に感銘を受け格闘技医学会に入会。
最新のスポーツ理論や研究に刺激をもらうだけでなく、オーバートレーニングや怪我をした時のメンテンスなどのアドバイスも受けられることで、ケアを行いながら現役を継続することが可能に。
引退した今も格闘技医学会で医師、理学療法士、弁護士、看護師、各ジャンルの指導者など多くのメンバーと研鑽する中で日々学んでいる。

纐纈の師である長谷川一幸総師のオススメの書
「極真の理と技」
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纐纈が所属する格闘技医学会のオススメ書籍&DVDシリーズ
「Dr.Fの格闘技医学 第2版」
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◆纐纈のプライベートレッスンをご希望お方へ
運動できない人が「なぜできないのか?」逆に「どうすれば出来るようになるのか?」といった道筋を自身が経験してきたからこその指導ができるため、15~30分程度のレッスンで皆が一様に劇的な変化を遂げる。
理由は「ほとんどの場合、運動が苦手な人は身体の使い方を知らないだけだから」
纐纈が学んだ空手、柔道、少林寺拳法をベースに、それ以外にも強くなるために取り入れた格闘技医学はもちろん、バスケ、サッカー、ゴルフ、剣道、相撲などなど…様々なスポーツの長所や身体操作理論を空手の技術向上に役立てます。

これまで多くの方々に指導してきたことで、自身の身体操作だけでなく、他者の身体操作に関しても「どこの筋肉をどう動かし、どこに重心を掛け、身体を使えば良いか?」が理論的に説明できるため、パンチや蹴りの動作に関して現役選手たちからも高い評価を受けています。

今後も有益な情報をどんどん出していきますので、ぜひチャンネル登録お願いします!

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【極真会館】フィリォとグラウベが除名処分に「組織の秩序を著しく乱す行為があった」

1: 名無しさん@恐縮です 2022/12/12(月) 02:26:34.27 ID:MCxPFfsd9
 極真会館(松井章奎館長)は、昨日10日、元極真世界王者でK-1でも活躍したブラジル支部長のフランシスコ・フィリォと、同じくK-1でも活躍した同支部所属のグラウベ・フェイトーザを除名したと発表した。

発表によると「組織の秩序を著しく乱す行為があり、2022年12月8日付で除名処分」としたという。
これ以上の詳しい理由は書かれていないが、両者は元K-1の繋がりでアーネスト・ホーストやピーター・アーツらも関わるプロ興行SENSHIなどへ積極的に顔を出すなどしていたようだ。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7f5e20a25cbb5d58d7752c4385259ddc5fc8d8f

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【TORAO28】宮崎清孝、MMAの旅路。最終章─01─「最後は『地元で毛利さんとやる』と」

【写真】1972年10月12日生まれ、プロデビューは34歳11カ月。そこから本格的にプロを目指し、50歳と1カ月でラストファイトを迎える宮崎 (C)SHOJIRO KAMEIKE

12月4日(日)、山口県周南市の新南陽ふれあいセンターで開催されるTORAO28のメインイベントは、毛利昭彦×宮崎“師範代”清孝の地元勢対決となった。
Text by Shojiro Kameike

今回がラストマッチと公言している宮崎は、今年50歳。山口県の西部、宇部市でMMAジム「有永道場Team Resolve」を運営している。その宮崎がMMAを始めた経緯と、山口県西部のMMA事情――そしてラストマッチで戦う毛利との関係性を語ってくれた。


――宮崎選手が所属している有永道場というのは、もともとは空手の道場なのですか。

「はい。私は極真会館の山口支部で空手を始めて、現館長の有永浩太郎と一緒に独立したんです。有永道場の本部は山口市にあるのですが、宇部市でも空手の稽古をしたいという仲間が増えてきて、宇部市に支部をつくり私が担当することになりました」

――極真空手を始めようと思った理由は何だったのでしょうか。

「格闘技への興味は他の男の子と同じぐらいで……ボクシングとかを見ていた程度でした。空手を始めたのは、ずっとお世話になっている叔母がキッカケです。私は高校まで野球をやっていたものの、野球部の上下関係の理不尽さに我慢ができなくて(苦笑)。部活を辞めてフラフラしていたのですが、叔母から『このままではロクな大人にならない。私の知り合いに空手の先生がいるから、その道場に入りなさい』と言われました。

仕方ないか……と思って空手道場に入ったら、最初はやられるわけですよ。でも、そこから本気になり、やっていくと楽しくなっていきました。自分の性に合っていたんでしょうね。自分で考えながら練習し、成果が出て来ると楽しかったので」

――フラフラしていて空手道場に入れられるということは、その時期はヤンチャな生活を送っていたのですか。

「いや、それほどは……(苦笑)。警察がどうこう、という経験はないです。でも、嫌なものは嫌ですからね。結局は――パンクだったんです(笑)」

――アハハハ。パンクであることは、セックス・ピストルズ式のチームTシャツを見ても分かります。しかし上下関係の問題から野球部を退部していたとのことですが、空手道場の上下関係はいかがでしたか。

「厳しい of 厳しい、でした。でも先輩たちとは年齢も離れていて、その厳しさも礼儀作法に関するものだったりするわけですね。部活は1歳上ぐらいの先輩から、よく分からないことを言われるんです。なぜ自分がそれをしないといけないか分からないという感じで。だから空手道場の上下関係は、苦ではなかったです」

――理不尽か理不尽ではないかという違いですね。

「そうです。結局は自分が納得できるか、できないかで。空手の場合は、納得いかないことがあっても、道場の組み手で――ちゃんと成敗されるわけです(笑)。私も生意気でアホだったので、先輩に目をつけられることもありました。でも、そうやって白黒ハッキリする世界が好きだったんですね」

――当時の山口県では、そうやって強くなるためには空手しか選択肢しかなかったのですか。

「空手かボクシングですね。当時の極真空手は、世界大会が行われたら格闘技雑誌の増刊が出るぐらいだったじゃないですか。その極真空手をやっていれば強くなれる──そう思っていました。空手が最強だと思っていたし、実際にやっていて楽しかったですから」

――将来的にも、ずっと空手をやっていこうと考えていたのですか。

「いえ、現役時代は中国選手権で2位、全日本選手権でベスト8に入ってから、26歳の時に空手は引退したんです。そこからはゆっくりと音楽を聴きながら、美味いものを食って生きていこうと思っていました。特に空手を辞めてドラマーになるという夢もあったのに、35歳でMMAを始めて50歳まで続けているという(笑)。MMAを始めたのは、高校時代から一緒に空手をやっている仲間が突然『自分は寝技がやりたい』と言ってきて」

――突然、ですか(笑)。

「自分も寝技はやったことがないので分からないし、当時は周りに寝技をやっている道場もなく、今のようにインターネットで検索できる時代でもなかったので。そこで山口県内を調べてみたら、毛利道場というところがあると分かったんです。その頃は防府市に格闘技をやっている仲間がいて、その練習場所に行ったら毛利さんがいました」

――今回ラストマッチの相手となる毛利昭彦選手ですか。

「そうです。その毛利さんたちと3カ月ぐらい寝技の練習をしてから、MMAのスパーリングをし始めて、毛利さんから『一緒にやりませんか』と言っていただいて。そこから私も周南市の毛利道場へ行くようになりました。今のジムではなく、まだ毛利さんのご実家の倉庫でやっていた頃です」

――MMAのスタートは毛利選手との出会いがキッカケだったのですね。

「そうやってMMAの練習を始めて半年ぐらい経ったあと、2007年だったかな? 周南市のclubDEEP、フューチャーキングトーナメントが開催されたんです。でも当時はまだ山口県内でMMAをやっている人も少なくて、70キロ級に出場してくれないかと言われまして。自分としては無理だなと思ったのですが、どうしてもと言われて――出場したら案の定、腕十字で負けました(2007年9月23日、田口トシヒロ戦にて1R腕十字で一本負け)。

アハハハ、当然ですよね。でも自分自身に対してムカついて、そこから本腰を入れてMMAに取り組むようになり、アマチュア修斗に出始めました。でも、やっぱり勝てない。周りにMMAを教えてくれる人もいない。だから出稽古に行って、いろんなセミナーに参加しながら創っていて、どんどん形になってきたという流れです」

――ではMMAを始めた頃は、何を目標として練習していたのでしょうか。

「強くなりたい、始めたからには本気でやりたい。それが目標でした。始めた時点で自分も若くはないし、そこから自分がUFCに行けるかといえば、行けるわけがなくて。修斗のチャンピオンになれることもないでしょう。ただ、MMAをやっていると楽しくて、一緒に練習したいという子たちも増えてきました。そうした子たちが宇部でMMAができる環境を創り、その道標になりたかったです。そのためにはまず自分がプロ選手にならないといけない。修斗は定期的にアマ修斗を開催していて、そこで勝てばプロになれると思い、まずは修斗でプロになることが目標でした。

ただ年齢も年齢ですし、仕事をしながらジムもあって――その状況では、自分はそれほどプロで試合はできないことは分かっていて。それでもプロになってから、最後の試合は決めていました。『地元で毛利さんとやる』と」

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