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【Special】UFC ESPN52とRoad to UFCを見て。「UFCで勝つために、国内タイトルって必要なのか?」

【写真】相手の攻撃を見て、殴る。殴られても、次の一手がある。後者でイー・チャアが、キム・サンウォンを上回った。組みをこなして、打で攻める。この両者のように戦う日本人セミファイナリストはいなかった (C)MMAPLANET

26&27日の両日にシンガポールでUFC ESPN52、Road to UFC2023の準決勝大会が行われた。両大会を取材したシンガポール滞在6日間でMMAPLANETが試合レポートとして速報を掲載させてもらったイベントは、Road to UFCを形式に則り2大会と計算すると9イベントだった。
Text by Manabu Takashima

Dana White’s Contender Series、Professional Fight League、ONE Friday Fights(立ち技のみの掲載)、Road FC、UFC ESPN、WKG&M-1 Global、UAE Warriors、そしてRoad to UFC2023Ep05&Ep06。このなかでMMAに限ってカウントすると週末のアジアと中東で開催された6大会に13選手(マックス・ザ・ボディを含む)がJ-MMA界から挑み、結果は5勝8敗だった。

結論からいうと、このままでは日本は中国に引き離され続ける。そしてUFCでトップになること、世界最強を目指すという前提でMMAを戦うのであれば、国内のタイトルよりも、どのような戦いを経験するのか。その方が、より重要になってくる。そう強く思った次第だ。


MMAには色々な向き合い方がある。UFCでトップになることだけが全てでない。日頃の練習の成果をプロ興行のなかで披露し、生活のアクセントにすることもMMAに取り組む正当な理由になる。

ここではUFCで活躍する日本人選手を増やしたいという一点に集中して、我々がどうあるべきか──想ったことを書き記したい。UFCをMMA界の軸にするのであれば、頭に入れないといけない現実がある。それは──日本はアジア3位ということだ。中国にはジャン・ウェイリというUFC世界チャンピオンが存在している。男子に限れば、中国と韓国がアジアの二強で日本は両国に遅れを取っている。

UFCはいわば、ふるい落としの場だ。ビッグネーム以外、救いの論理は存在しない。正しくはビッグネームであるなら、それは救済処置でなく、互いの利益を生むWIN WINの関係となり、共存共栄のマッチメイクが実施される。

そうでないファイターは、今や世界中のプロモーションのチャンピオンがコンテンダーシリーズでふるいに掛けられる。「フィニッシュに行け」という公然の指針が存在するコンテンダーシリーズは、あたかも「身を守ることにプライオリティを置いているファイターは必要ない」といわんばかりのファイトが続く。

いみじくも日曜日のRoad to UFCライト級準決勝で原口伸が勝利者インタビューで口にした「勝つことに集中した。面白い試合は、UFCと契約してから」という考えは、コンテンダーシリーズには存在しない。打撃戦、スクランブル戦、その二つが融合し、火花が散るようなバチバチのファイトが必要とされる。

あんなファイトをしているとダメージは蓄積するし、防御能力も最高峰のオクタゴンで、安定して勝利を手にすることは難しいだろう。毎年20人、30人と契約者を生み出しているコンテンダーシリーズだが、7年目を迎えた今年まで、同シリーズからチャンピオンに辿り着いたのはタイトル戦線混迷のライトヘビー級でジャマール・ヒル、群雄割拠のバンタム級のショーン・オマリーの2人だけだ。

弱肉強食の食物連鎖の頂点を争う前に、その多くがカットの対象になる。にも拘わらず、コンテンダーシリーズでは防御力でなく、攻撃力が試される。つまりは豊富な人材が集まってくることで、ふるい落としの理論が成り立っているわけだ。

一方で日本は少子化が進み、競技人口の増加がさほど望めない。加えて国内プロモーションの数が多い。一時期韓国で見られたようなクロスプロモーションも存在しない。結果、ふるい落としの理論と真逆の救いの理論がJ-MMA界には存在している。

老舗3プロモーションもフィーダーショー化され、選手は王座奪取を機に海外かRIZINに戦場を移していく。チャンピオンに勝利して、次のチャンピオンが生まれるケースは少なくなり、暫定王座の昇格が圧倒的に増えてきた。

層が薄くなったタイトル戦線は、コンペティティブさという面において、質の低下はどのプロモーションも否めない。ベルトを巻くために、本当に激しい潰し合いが繰り広げられ、質と量の低下を防いでいるのはDEEPフライ級戦線以外にピンとこないのが現状だ。

底上げのタイトル戦線は、チャンピオンの質も下げている。ただし、興行というビジネスの上で競技が確立しているMMAにあって、この現実は受け入れるしかない。同時にRoad to UFCに行くための肩書を得るのも必要だが、勝ち抜かないとUFCで戦うというスタートラインにつけない。そのためにはベルトだけでなく、如何に国内で経験を積むのかが重要になってくるのではないだろうか。

鶴屋怜や原口伸、上久保周哉がテイクダウンを切られ、危ない打撃を被弾する可能性のある戦いを国内で経験していれば、Road to UFCでの戦い方も違っていた可能性もある。

神田コウヤは既に多くを経験してきたファイターだ。今回の敗北については、リー・カイウェンが暴力的な空気こそ醸し出していたが、前に出てこなかった。ある意味、最初のテイクダウンがズバリと決まり過ぎたことで、前に出る雰囲気だけで前に出て来なくさせた。ただし神田も前に出てこないリー・カイウェンに対し、足を使って誘う展開が多くなりすぎた。何かをされたわけでないが、判定負けは致し方ない。

自分から仕掛ける。テイクダウン防御が絶対のMMAだが、やはり組み技出身で打撃を身につけている選手と、打撃の経験が十分な選手では瞬時にして、危険なパンチとそうでないパンチの見分けがつくと点において違いがある。天性のストライカーは見て、反応することができる。MMAの完成度の高さはそれぞれだが、鈴木千裕、平本蓮、萩原京平らはその手のストライカーで、組みを消化することでそのセンスが生きてくる。

現状、日本では組みを消化して持ち味を発揮できる打撃系の選手より、組み技勝負のファイターの方が多い。ただし、UFCになると打撃戦を制さないで組み勝つケースは減少している。ほとんど不可能といえるほど、技術力は上がった。その一歩手前にあるRoad to UFCで勝ち残っている中国勢、韓国勢は打ち合える強さがある。Road to UFCとの契約に跳びつくのでなく、UFCとの契約を勝ち取るだけの力を何とか国内で養成できないものか。

そんななか昨年のRoad to UFCを制し、UFCデビューを先週末に果たした中村倫也は、国内でベルトは巻いていない。その代わりといっては何だが、キャリア3戦目で修斗ブラジル王者のアレアンドロ・カエタノと対戦している。あの3R、15分の戦いはRoad to UFCの3試合よりも、ファーニー・ガルシア戦に役立っているはずだ。

現状、日本のMMAビジネスではRIZIN以外のプロモーションが、はカエタノのような選手を投入することは難しい。それでも──DEEPが元UFCファイターのブラジル人を来日させようとしたように。パンクラスがキルギス人、南アフリカ人選手を呼び、グラジエイターがモンゴルやフィリピンを発掘しているように、日本人選手強化のための企業努力をするプロモーションも見られる。その姿勢は本当に有難い。

一番の理想はRIZINで活躍することが必要な選手ではなく、RIZINが必要とする選手が、UFCのみならずRoad to UFCで契約できた場合、リリースする一文を契約書に加えてもらえること。まぁ、あれだけ投資を行っているプロモーションに対し、余りにも都合が良い話だ。それは理解している。

では、それ以外のプロモーションに関して、チャンピオンがRoad to UFCで戦う前に国内で競り合いを求めた場合。プロモーションの垣根を越えたファイトを、実現させる協力関係を築くことも夢物語なのか。契約違反でなく、人間関係だけに非常に困難であっても、ひっくり返すことはできるだろう当然、チャンピオンの敗北はリスキーだ。ただし、RIZINでは見られる。デメリットだけでなく、そこにメリットがあるからだ。リスクと利益を各団体が共有する。それがJ-MMAの共生方法になり得ないものか。

例えば、だ。原口伸が雑賀ヤン坊達也と、鶴屋怜が福田龍彌と、上久保周哉が安藤達也とRoad to UFCに参戦する前に対戦していれば──。海外勢でなくとも、このような経験ができていれば韓国、中国勢と相対したときに「初めて」というケースが減っていたと考えるのは暴論だろうか。

あるいは韓国のRoad FC、Double GFC、Angel’s FC、復活が噂されるTOP FC、フィリピンのURCC、グアムのBrawl、モンゴルのMGL-1FCなどでチャンピオンを目指す。

少なくとも選手サイド、指導者サイドは今後、強くなるために現状と違う選手強化のチャンネルを持つことが欠かせない。そうでなければ凄まじい選手層を誇り、そこから選抜された面々が上海のPIで最高の体調管理がなされたうえで、上質のトレーニングを積む中国勢とタメを張るなんて、どだい無理な話になってくる。

救いの理論のJ-MMAにあって、UFCで結果を残すだけの実力を身につけるには、上手くやるのではなく──自らをふるいに掛けて、生き残るしかない。その意気込みこそ、「加油(ヂャーヨ~)」や「テ~ハミング」という掛け声に負けない、『ニッポン!!』、『 ニッポン!!』という大合唱を起こす熱を生み、比較にならない物量を誇る大国を打ち破る──超ハイテク高性能竹槍を創る第一歩となる。

加えて我々メディアも、団体間のレベルの優劣や順序という問題は避けてきた現実に向かい合う必要があるだろ。ケージの中を見て、どのタイトルも横一戦というのはおかしい。もちろん階級によって違いはあるが、各プロモーションの階級別毎だろうが、技術力を基準とした優劣は誌面や記事数に影響させることが、MMAを強くするための我々専門メディアの役割でないのか。同様にメディアに経済力がないが故の、東京偏向という問題に目を瞑ってはならない。金原正徳が減量問題において「選手だけでなく、団体もリスクを」という話をしてくれたが、格闘技界の出来事を伝えるという点において、メディアも同じことがいええるはずだ。我々も格闘技界の一員として、リスクを背負うべきだ。もしくは偏向取材とならないだけの努力と工夫をしなければならない。

なんてことをシンガポール最終日、日本に帰国してから考えていました。




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【RTU ASIA2022】準決でSASUKE×松嶋も?!トーナメント枠の怪……。Zuffaの推しは、どの国?

【写真】昨日の修斗後楽園ホール大会でケージの中からRoad to UFCへ意気込みを語ったSASUKE。また松嶋こよみも澤田千優のコーナーで後楽園にいた(C)MMAPLANET

23日(月・現地時間)、UFC ASIAより6月9日(木・同)、&10日(金・同)にシンガポール・インドアスタジアムで開催される、Road to UFC AIAの対戦カードと同時にトーナメント枠が発表された。

階級別に整理すると、対戦カードは以下のようになり全階級Fight Aの勝者とBの勝者、Cの勝者とDの勝者が準決勝で対戦する。

【フライ級】
Fight A
チェ・スングク(韓国)✖ラマ・スパンディ(インドネシア)
Fight B
チウ・ルェン(中国)✖ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)
Fight C
堀内佑馬(日本)✖トップノイ・キウラム(タイ)
Fight D
パク・ヒョンソン(韓国)✖ジェレミア・シレガー(インドネシア)

【バンタム級】
Fight A
風間敏臣(日本)✖クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)
Fight B
中村倫也(日本)✖ググン・グスマン(インドネシア)
Fight C
シャオ・ロン(中国)✖キム・ミンウ(韓国)
Fight D
野瀬翔平(日本)✖ウリジブレン(中国)

【フェザー級】
Fight A
SASUKE(日本)✖イー・チャア(中国)
Fight B
松嶋こよみ(日本)✖ホン・ジュンヨン(韓国)
Fight C
シェ・ビン(中国)✖イ・ジョンヨン(韓国)
Fight D
ルー・カイ(中国)✖アンガ・ハンス(インドネシア)

【ライト級】
Fight A
パラチン(中国)✖キ・ウォンビン(韓国)
Fight B
アイリヤ・ムラトベク(中国)✖パワン・マーン・シン(インド)
Fight C
アンシュル・ジュビリ(インド)✖宇佐美正パトリック(日本)
Fight D
キム・ギョンピョ(韓国)✖アスクルバイ(中国)


フェザー級で初戦を順調に勝利すればSUSUKEと松嶋こよみが準決勝でぶつかる。このトーナメント枠は日本人UFCファンタ―の誕生を心から願うファンは残念、非情と思うしかないないだろう。

北米MMAのトーナメント戦は決勝で同国対決になること避けるパターンと、決勝に米国人を残す手法が見られるが、米国人のいないトーナメントでZuffaはどこの国の選手を推しているのか。フェザー級は中国人選手が3人、韓国人選手と日本人選手がそれぞれ2人、そしてインドネシア人が1名で構成されている。

バンタム級のように中国人選手が3人、日本人選手が3人、韓国とインドネシアが1人ずつなら、日本勢の風間と中村が初戦をクリアすれば準決勝で当たることは致し方ない。その一方で出場国が被っているのが韓国だけのフライ級ではチェ・スングクとパク・ヒョンソンは別の山に入り、同朋対決が実現したとしてもファイナルになる。

ライト級では中国勢が3名なので、彼らが準決で潰し合うのは必然だが、2名出場の韓国とインド勢は山が分かれている。その一方で──初戦が終わる前から、捕らぬ狸の皮算用ではないが、フェザー級のSASUKEと松嶋、バンタム級の風間と中村が準々決勝をクリアすれば、少なくともこの2階級で日本人のファイナル出場は確定し、UFCファイター誕生の可能性は高くなる。

シェ・ビン(C)Zuffa/UFC

いずれにせよMMAは個人種目、国別対抗戦ではない。UFC出場を目指す選手たちに対戦相手の国籍は関係なく、誰だろうが眼前の相手を倒すしかない。

そんなUFCへの出場権を賭けた戦いだが、契約を勝ち取った後を考えると昨年のコンテンダーシリーズで敗北を喫しているチロ・ルェン、シャオ・ロン、シェ・ビンとUFCで3戦3敗だったウリジブレンら中国勢に遅れを取るようでは話にならない。

彼らが勝ち残ると、アジア勢はこの程度という烙印を押されかねないだろう。そうなると、やはり日本勢の最大のライバルとなるのは韓国勢、そして注意を怠ることができないのが国際的な舞台デビューとなる他の中国勢だ。

フライ級では堀内はトップノイに勝てば準決勝でパク・ヒョンソンと当たることになるが、この後半の山の方が勝ち上がりは厳しいという見方は間違っていないだろう。バンタム級は風間の相手のクルムアリ・マイマイティトゥハティは未知数だが、風間のスタイルがハマれば参加選手全員を極めることは可能だ。

中村と戦うグスマンは、ONE MMAでの試合を見る限りウェルラウンダーでハイや右ミドルという蹴りを使いこなし、テイクダウンを奪うこともでる。ただし秀でているモノがあるかといえば、強力な武器は持っていない。アレアンドロ・カエタノにあの動きができた中村であれば、初戦突破はデフォルトだ。

野瀬はパワフルな打撃を受けた時に、どのように彼の体が反応するのか。地元福岡ではキック大会で、実戦特訓をしたこともある野瀬は、初戦を勝ち上がったとしても最難関のキム・ミンウが待ち受けることになる。

ライト級でパトリックが戦うアンシュル・ジュビリは、試合映像を見る限り打も倒も極もある。とはいえ対戦相手がインド勢でキャリア10戦以下の選手ばかり。その実力をどう判断して良いかの非常に難しい。

キム・ギョンピョ

そんなジュビリをクリアすると、パトリックに対しても、準決勝で待ち受けているのは韓国のキム・ギョンピョになるだろう。

キャリア13戦、10勝3敗。修斗ではキャプテン☆アフリカを110秒でパウンドアウトするなど、組んで寝かせての打撃が強く、試合が長引く削り合いにも強い。

日本勢対決、そして✖韓国と日本からのトーナメント・チャレンジャーにとって準決勝が山になるRoad to UFCだ。

■ROAD TO UFC AISA2022対戦カード

6月9日
Episode01

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

Episode02

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

6月10日
Episode03

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

Episode04

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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Grachan54 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC アレアンドロ・カエタノ 中村倫也 修斗 原口伸 大宮優 植田豊

【Grachan54】プロ4戦目で暫定ライト級王座決定戦=植田豊戦へ、原口伸「喧嘩ができるスタイル」

【写真】喧嘩が強いスタイルという本人の弁。とにかく馬力がある (C)MMAPLANET

15 日(日)、東京都港区の品川インターシティホールで開催されるGrachan54&55。ダブルヘッダー第一部のGrachan54のメインで暫定ライト級王座を賭けて、プロMMA4戦目の原口伸が植田豊と対戦する。

2019年フリースタイルレスリング70キロ級全日本王者──鳴り物入りのBRAVEジム入門から、昨年9月にプロデビューを果たすと、現在まで2勝1NC。MMAファイターとして、余りにも荒々しい一方で限りない可能性を感じさせる原口に4戦目でタイトル挑戦について、そして今後を尋ねた。


──早くもベルトを賭けた試合を戦うことについて、どのように思っていますか。

「自分としては4戦目でこういったチャンスをいただけたことに、期待が入っています」

──3月に大宮優選手を初回TKOで下し、どのタイミングでタイトル戦のオファーがあったのでしょうか。

「2週間後ぐらいだったのです、割とすぐでした」

──その大宮戦ですが、4分39秒間は濃密な時間になったかと。

「そうですね、勉強になった試合です。ダウンを奪われたシーンは、嫌になるぐらい映像で見直しました。変に打撃戦をやろうとか、MMAをやろうという感覚で戦っていたことに気づきました。あの前にBRAVE勢が試合をしていて、絶対に勝ってやろうという気持ちも強すぎたようです」

──ダウンを奪われた感覚は覚えていますか。

「ハイ。人生、初のノックダウンなので。倒れていく景色も覚えています。痛みとかではなくて、『あぁ、俺倒れてるな』って。試合中は記憶が途切れることなく、直後は『こうなって負けるんだ。止めてほしくない』と思いました。『絶対に負けたくない』って思って、必死に動いたのも覚えています。ただ試合後の記憶がないんです」

──そうなのですか。やはり怖いですね。ただダウンをしてマウントを取られながら、スクランブルで立ち上がった馬力には驚かされました。

「とにかく止めてほしくなくて、動き回ると立てました(笑)」

──テイクダウン、スクランブルが繰り返され、その間もパンチを打ち合い、最後は右でTKO勝ちででした。

「大宮選手ももの凄い覚悟が決まった顔をしていて。殴り合っている時も、もうブレーキが効かなくなっていたんだと思います(笑)」

──笑って振り返っていますね。

「アハハハ。僕はレスリングの時から技術とか関係なく、気持ちのぶつかり合いになった時は絶対に負ける気がしないんです。殴り合いをしている時も、『これ打ち勝てるな』っていう感覚がありました。

ただガードも下がっていて、足も使えていなかったです。最初にフックを貰ってダウンをしたのですが、ああいう風にパンチを打って来る人が練習ではいなかったので勉強になりました。無暗に打ちあったことは反省しています。勝ったことが唯一の救いになる試合でした」

──そんななか原口選手が意識しているかどうか分からないのですが、奇しくも2022年のプロデビュー同期となった中村倫也選手はプロ3戦目で修斗ブラジル王者のアレアンドロ・カエタノを4月のPOUNDSTORMで破りました。

「最初の頃は負けたくないと思っていましたけど、階級が違うのでそういうことは思わなくなりました。ただ凄く良い刺激を貰っています。同じサウスポーで、レスリングベースだから勉強させてもらっています。倫也選手に関しては、レスリングを生かしたMMAというよりもMMA選手になり切っている。そこはMMAに関する知識や、子供の頃から持っていた熱量が僕とは違いが出ていると思います。ただし、MMAを実際に始めた時期はそれほど変わらないので、倫也選手が短期間であれだけのMMAファイターになれていることは、本当に刺激になっています」

──グレコからの転向組の河名マスト選手も、修斗のトップランカーに勝っています。

「中村倫也選手とは違って、レスリングの強味を生かしたMMAで。やるべきことを着実にこなす強さが感じられます。デキることをこなすって難しいのですが、河名選手はそれがデキていて、倫也選手とは違う種類の強さを感じます」

──対して原口伸のMMAとは?

「倫也選手とも河名選手とも違い、経験が少ないというのもあって僕のMMAは野性的です。レスリングの実績は2人に劣りますが、泥臭さとか喧嘩ができるファイトスタイルだと思います。それがMMAにも生きています」

──では、対戦相手の植田豊選手の印象は?

「絵にかいたようなベテラン選手で、落ち着いて慌てず。チャンスが来るまで我慢して戦う。でも、僕もレスリング時代の終盤は相手のミスを待つというか、そういう戦いをしているので植田選手の考えていることは意外と理解できると思います」

──では日曜日、どのような試合をしたいと思っていますか。

「前回の試合は動きが悪かったです。突っ立って戦って。それでああいう試合になったのですが、僕が今持っている技術を使い、力を出すことができれば、もうあんな試合にはならないです。

ただフィニッシュ方法とか深く考えていなくて、取りあえずどういう形でも良いから決着をつける。そういう戦いができればと思います」

──ではこの試合を経てなおプロ2年目でありますが、どこを目標にMMAを戦っていきたいと考えていますか。

「デカいこと言うなって怒られるかもしれないですが、喧嘩ができるスタイルで外国人選手と戦った場合、相手を喰うことがデキると思っています。自分のそういう部分があれば、日本人選手が余りできていない──外国人選手との戦い方ができるという自信もあります。最終目標はUFCですし、そのためにどこで戦っていくとか分からないですけど……Road to UFCには間に合わなかったので、ちょっと待っとけよと思っています」

──押忍。最後にMMAPLANETの読者に一言アピールお願いします。

「キャリアはまだ少ないですけど、上に行こうとしている若者がいるっていうことを試合でアグレッシブに戦って──自分の存在感を示していきたいと思っているのでよろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
Grachan54午後1時30分~Grachan放送局
Grachan55午後5時00分~Grachan放送局

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【POUNDSTORM01】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(05)宇佐美正パトリック「好きに言っとけって」

【写真】デビューは9月、それを考えるとあり得ないマッチアップで大尊としては絶対に負けられない試合だ(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01。アレアンドロ・カエタノ対戦する中村倫也と共に宇佐美正パトリックが第3部に出場し、大尊伸光と戦う。

Road to UFC出演、修斗では環太平洋ライト級のベルトを巻き、現在もランキング1位の大尊にデビューから半年、プロ4戦目のパトリックが挑む。現代MMAの軸であるレスリングがワールドクラスであった中村に対し、卓越したボクシングセンスを持つパトリックだが、組み技という軸を養成する必要がMMAファイターとしてあった。その点を踏まえると、ゼロの部分から創り上げてきた成長の疾走感は──基礎があった中村以上ともいえる。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第5弾は、「2022年は自分のキャリアが動く1年」と断言する宇佐美正パトリックに話を訊いた。


──これが記者会見のセットかという、会見でした(※取材は3月3日に行われた)。

「本当にそうですよね」

──ある意味、色々な人に見守られての会見でもありましたね。

「緊張し過ぎて、何を喋ったら良いかも飛んじゃっていたんですよ。とにかく記者会見が終わってホッとしています。試合も発表されたので、これからしっかりとスイッチを入れて倫也さんと一緒に勝ちたいです」

──試合が決まってから、発表まで間があったような気がします。

「そうですね、僕は大尊選手が受けてくれると聞いていたのは2週間ほど前でした」

──対戦相手が大尊伸光選手と聞かされた時の気持ちは?

「激熱ッ!!っていう気持ちですね(笑)。来たぁっ!!──て、感じですね。だって修斗のランキング1位ですよ。それを取ってしまえば、指名試合で挑戦もできるし」

──LDH martial artsの1年生が修斗をぶっ潰していますね。

「いやいや、そんなことないですよ。全然ッスよ。むしろ、僕は修斗のおかげで色々な選手と試合をさせてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです」

──そこで修斗らしいのが、大尊選手にしてもこの試合を受けるということですよね。普通は避けたくなるでしょうに。

「断られないですよね、そうやって指摘されたら。ソレ、嬉しいです。もっと感謝の気持ちでいっぱいになります。それだけの気持ちで、デビュー4戦目の選手と戦ってくれる大尊選手もそうだし、これまで戦ってくれた選手にもリスペクトの気持ちでいます。

そういう気持ちでいても、試合って勝ち負けはついてしまうものなので。尊敬できる選手だからこそ負けたくないので、自分は練習していくだけなんです」

──なぜかライト級チャンピオン西川大和選手と対戦相手が被るような気がします。以前は、西川選手の試合内容に負けないようと意識していた部分がありましたが、今回はいかがですか。

「西川君、階級上げるじゃないですか。日本ではウェルター級で戦っていくという話が入ってきて。そういうのは面白くないなって。だから、もう彼を意識することなく強い人と戦って倒していくだけです。

髙谷さんと岡見さんから与えられた相手には、『俺はやります』って答えるだけです。しっかりと意味のある試合を組んでくれるので。そうやって戦っていきます。それだけ自信を持っているので。それも髙谷さん、岡見さんにメチャクチャ練習で追い込まれているからで。そしてLDHのサポートがある。だから、どんな状況でもしっかりと動いて勝てると思っています」

──大尊選手も意地があるはずです。どこに気を付けないといけないと思っていますか。

「振って来るパンチとテイクダウンじゃないですかね。レスリングがバックボーンでパワーがあると思います。体もゴツイし。でも僕はそういうところでなくて、細かい部分をジリジリと詰めてしっかりと勝ちます。

大尊選手にはおいしくない試合かもしれないですが、僕は自分にはランキングに入れる力があることをアピールする戦いになります。だからこそ、そういう細かいことの積み重ねで勝ちます」

──去年の今頃、「倒されたら……」という不安があったかと思います。その場合は相手の打撃も見えづらくなるかと。

「今はもう組まれてからの対応に自信があるので、めちゃくちゃパンチも見えています。トップレスラー、えげつないレスラーが練習仲間にいますからね。レスリングのことは何を聞いても、答を用意してくれています。それがあるだけで、どんどん対戦相手のことが分かってきます。もちろん、レスリングの動画とか視て勉強もしています。倫也さんがいるのは、大きいです。

それにデビュー戦でテイクダウンされて、立ち上がることができた。アレが大きかったです。以前はテイクダウンされて、上を取られると怖かったです。でも、あの試合で立てたことで凄く自信になりました」

──グラウンドに持ち込むと、何とかなると思われているとすれば?

「好きに言っとけって思います。俺はちゃんと練習しているし、皆さんが思っている以上に成長しています。それをちゃんと見せつけたいです」

──ところで倫也選手はPOUNDSTORMという大舞台ですが、ステップアップするためのフィーダーショーです。現状、倫也選手とパトリック選手ではキャリアアップに関して、同じスピード感ではないかと思われますが、パトリック選手はPOUNDSTORMで戦うこととキャリアアップをどのように捉えていますか。

「アピールできるなら、どこででもアピールしたいです。それは海外も含めて。2022年は自分のキャリアが動く、そういう1年になると思っています。そういう風に僕がなるためにもPOUNDSTORMでは、相応しい相手と戦わないといけなくて。それが大尊選手だったんだと。

POUNDSTORMは、これから世界を目指す人間が集まるところです。結果、レベルの高い大会にんる。本物の格闘技が好きな人は、絶対にチェックしてくれるはずです。このイベントがあることで、色んな意味で良い影響を日本の格闘技界に与えられる。そういう大会になると思っています。

EXFIGHTもそうですし、完全に格闘技として成り立っていますからね。選手のことしか考えていない。だから試合も厳しい。厳しいから意味があると思っています。そこを乗り越えていかないといけないので。世界に行くために、自分から好き好んで厳しい状況に身を置きたいです。達成感を感じたいので。嫌々やっているわけじゃないですからね」

──弟の宇佐美秀メイソン選手も昨年のパトリック選手のように、世界を目指し挑戦を始めました。一緒に練習することも増えたかと思いますが、その辺りはプラスになっていますか。

「練習の時は弟としては見ていないです。1人の選手として、見ています。メイソンに追いつかれるのは絶対嫌なので……。僕の方が先に始めているわけですし、寝技のスパーリングでも一本を取るようにして、メイソンにアドバイスできるよう先を進もうと心掛けています。

ただ、凄く良い刺激になります。メイソンも組む度に成長していますし。力もついてきて。向き合った時の圧もそうですね。弟が日に日に強くなっているからこそ、僕も負けたくないという気持ちで練習に向き合えます」

──なるほど。では大尊戦、何を狙って戦いますか。

「今回は✖✖✖で行きます(笑)。菅原(和政)戦の前も、左じゃなくて右で倒すって言って……伏字にしてもらっていたけど、右で倒したじゃないですか。今回は✖✖✖で倒します」

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【BRAVE CF58】サブミッション・ファンタジスタ。後ろ三角&スロエフストレッチのディアズに注目!!

【写真】注目は──このマルチン・バンデルと対戦するルイス・ディアズ。K-MMA界でいち早く国際戦を再開させたのがBRAVE CFというのも興味深い(C)BRAVE CF

1日(金・現地時間)、BRAVE CFが4月30日(土)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催するBRAVE CF58の対戦カード第1弾となる3つの国際戦を発表している。

そのなかには今大会は現地のThe Beast Championshipとのコ・プロモートとなるが、BRAVEのナンバーシリーズらしく韓国選手が名を連ねていないカードが2試合含まれている。


それがBRAVE独自の階級=スーパーウェルター級(175ポンド=79.3キロ)でポーランドのマルチン・バンデル✖ブラジルのルイス・フィリッピ・ディアズ、スーパーライト級(165ポンド=74.8キロ)ではモルドバのミハイル・コートルツァ✖バンデルと同じポーランドのマチェク・ギエルシェウスキーという2つのラインナップだ。

バンデルは昨年9月のBRAVE CF54=ポーランド大会でプロモーション・デビューを飾ったキャリア20勝7敗1分という同国の雑草ファイターだ。対して、ディアズは3月のバーレーン大会で計量失敗となり、対戦相手のヌルスルタン・ルジボエフがキャッチウェイト戦を了承せず、試合が流れ失地回復のファイトとなる。

修斗ブラジルのウェルター級王者でもあるディアズは、この他Cidade da Luta(シダージ・ダ・ルタ)でもウェルター級のベルトを巻いているブラジル国内のトップにある実力者といえる。戦績は14勝3敗でフィニッシュは10を数え、修斗ブラジル王座を奪取した際にはバッククラブから道着の襟のごとく足を首に絡みつかせ後ろ三角を取りつつ、さらにスロエフ・ストレッチのように足を引き寄せた複合技でタップを奪うちうサブミッション・ファンタジスタ振りを見せている。

24日のPOUNDSTORMで中村倫也と戦うアレアンドロ・カエタノと同門のディアス──今回こそは、体重をしっかりと落としてBRAE初陣に臨んでほしい。

ポーランド人でもバンデルと違い北アイルランド在住のギエルシェウスキーはBRAVEでの活動も3年目、今回が6試合目(※3勝2敗)となる。一方モルドバのコートルツァは、ウクライナのキエフを拠点としていたWorld Warriors FCのウェルター級王者だった選手で、キャリア13勝2敗だ。タイトルンコンテンダーとしてBRAVEと契約も、初戦で躓いたコートルツァは連敗は許されないインチョン決戦だ。

この他、韓国人選手絡みではライト級でフィリピンのロランド・ディとオ・テホクのマッチアップが決まった。ホ・テホクは2011年11月にUAEW14でホナウド・ザゴに勝利して以来の実戦で、同じ中東ベースのBRAVEに転じてのファイトとなる。

この他、韓国勢としてはUFCで漢江の奇跡といえるライトヘビー級4連勝中のチョン・ダウンが喫した2つの敗北のうち、1人の勝者であるキャリア17年のベテラン=イム・ジュンス、元Road FCミドル級王者のラ・インジェ、TOP FCからONE Warrior Series~Zeus FCと無敗の6連勝中のイ・チャンホ、昨年6月にDouble GFCで女子アトム級王座決定戦に出場したホン・イェリンが、キム・テキュンに続き初のBRAVE韓国大会に出場することが決まっている。

気になる日本勢だが、BRAVEの契約方針、あるいは対戦相手のキャリアが見合わず現時点までサインに至っていない。現状、フェザー級、ライト級、女子アトム級で交渉がまとまらず、バンタム級に出場枠が残されているようだが、果たして……。

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【POUNDSTORM01】河名マスト×健斗デリカット、エフェ雄志×カルンダ。抜擢=試練のファイト決定

【写真】長所を消される可能性のあるエフェと、短所をつかれる可能性のある河名。両者の出場が決まった(C)MMAPLANET

20日(日)、4月24日(日)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORM01の追加カードが発表された。

第1部がFIGHTER BATTLE AUDITIONの最終選考を兼ねた5試合、第2部では格闘技界注目の若手選手が出場する3試合──そして第3部ではLDH martial arts/EXFIGHT所属の中村倫也がアレアンドロ・カエタノ、宇佐美正パトリックが大尊伸光と戦うことが発表されている同大会。

今回の追加カードは注目の若手選手が出場するという第2部に当たる──フェザー級=山本健斗デリカット×河名マスト、ウェルター級のグンター・カルンダ×エフェヴィガ雄志の2試合だ。


常々同プロジェクトの発起人であるEXILE HIRO氏と髙谷裕之総監督はLDH所属ファイター、EXFIGHT所属選手だけでなく対戦相手も世界と戦う、J-MMA界の活性化するチームという見方をしており、その言葉通り2月のEXFIGHT04でプロファイトを戦い勝利した河名とエフェの両者の試合が組まれた。

何より河名とエフェにも苦手な部分をつく相手、得なところを消す可能性のある相手が用意され、髙谷路線というべきガチなマッチアップとなっている。

河名はLDH/EXFIGHTファイターの中村倫也の大学の同級生、専修大学のレスリング部をフリーとグレコと引っ張った両輪だ。昨年7月のMMAデビュー戦では、全く打撃に対応できないなかグレコを駆使して戦うも流血TKO負けを喫した。

その後は10月、12月、1月、そして2月という地獄の連戦を4連勝しており、打撃の距離も長くなるなかで組み力=テイクダウン能力と高さとコントロールの高さを見せつけてきた。

とはいえ両国で戦う健斗デリカットはキャリア20戦目を迎えるプロシューターで河名の苦手な打撃がストロングポイントのパワーヒッターだ。既に環太平洋王座に絡んでいる健斗デリカットの左のパワーショット、そしてミドルを如何に掻い潜ってグレコに持ち込むのか。簡単にはいかない戦いが河名にまち受けている。

一方、エフェはプロ修斗昇格後もウェルター級という階級もあり対戦相手が見つからずプロデビューを果たせていない時期にEXFIGHTのアマチュア戦で注目を集め、2月のデビュー戦でキャリア30戦の岡澤弘太を70秒でKOした。

エフェの強味は何といってもトーゴの血が流れるフィジカルの強さにある。そんなエフェに対し、カルンダは柔道からMMAに転じ南アフリカのEFC~ONE Warriorsを経て、東京に辿り着いた流浪のコンゴ人ファイターだ。

つまりこの試合もフィジカルの強さで押し切ることができないカルンダをエフェに当てたPOUNDSTORMらしい、情け容赦のないカードとなっている。

この他、第1部の5試合は4月16日(土)にABEMAで放送される格闘DREAMERS最終回の選考試合で勝利し認められたファイターが出場し、LDHマーシャルアーツとの契約を賭けた外敵がぶつけられることになる。

いってみればPOUNDSTORMはLDHアーティストのサポートを受け、プロデビュー戦や活動2年目の選手が中心となる陣容で、両国国技館が舞台となる──おしゃれ感覚な空気をまとった破天荒なJ-MMA大会だ。

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