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MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2023#02 エヴェリン・マルチンス ジェスリン・ミシェル ライカ

【PFL CS2023#02】ファンの支持は間違いないドッグファイトで、計量失敗のマルチンスがRNCで快勝

<146.8ポンド契約/5分3R>
エヴェリン・マルチンス(ブラジル)
Def.2R1分38秒by RNC
ジェスリン・ミシェル(米国)

計量オーバーのマルチンスは右ローを蹴り、ミシェルの前進に右ストレート、左フックを当てる。それでもミシャルは前に出て組みつくが、入れ替えたマルチンスがアッパーを繰り出す。ハイから離れたミシェルが、ステップインにパンチを被弾する。左フックを打ち込んだマルチンスは、ミシェルの前蹴りや荒い打撃戦に間合いを外そうとする。

そこに右ハイを繰り出したミシェルだが、右を被弾し一瞬動きが止まる。それで蹴りを交えて前に出るミシェルは殴られながら前に出る。残り90秒、足を止めての打ち合いでマルチンスがボディにヒザを突き刺すも、直後にミシェルは右ハイを蹴っていく。マルチンスも左ハイを繰り出し、左ジャブから右オーバーハンドを決める。続いて右フックをヒットさせたマルチンスはスイッチして左ハイを狙う。さらに左の蹴りに左フックを合わせたマルチンスが、ファン投票で確実に票を獲得できる試合をリードした。

2R、初回と同じように手を出し続けることができるか。両者、序盤の動きは落ちていない。ミシェルは蹴りを多用し、パンチで前に出るとマルチンスが左右のパンチを顔面に打ち込む。と、右ローに右ストレートを合わせたマルチンスはダウンを奪ってバックに回る。一度は足のフックができず、もう一度バックを取り直したマルチンスが両足をフックしきれないなかでRNCを極めてタップを奪った。

「こういう試合をしたいと思っていた。打ち合いになって、極めることを準備してきたの。私はただのストライカーじゃない。柔術で試合を終らせることができる。私のために米国に移住してくれた両親、そしてコーナーについてくれたシスター(エミリー・マルチンス)。彼女は4度のIBJJF世界王者よ。未来のチャンピオン、私たちは殴れるし、柔術もできる。見ておいて」とマルチンスはまくし立てた。

その一方でボードメンバーのランディ・クートゥアーからは試合内容を称賛されたうえで、計量失敗を指摘された。


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IMMAF MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2023#02 アマンダ・レヴィ ギャビ・ガルシア サブリナ・ソウザ ジェスリン・ミシェル ジャッキー・キャトライン ナランジャガル・シェンダユシュ プロレス ミシェル・モンタギュー

【PFL CS2023#02】シーズン実施の女子フェザーに、ドーラミラージュ戦闘員?? シャクィータ・ウッズ登場

【写真】この風貌と体躯は目につく。実力のほどは──(C)PFL

3日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオで開催されるPFL Challenger Series2023#02の計量が2日(木・同)に行われた。

4月7日に2023年シーズンが開幕するPFL。男子では過去3年と同じフェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級の5階級が実施され、女子はライト級に代わりフェザー級が初めて採用された。

その女子フェザー級シーズンへの出場権=PFL本戦との契約が懸かった4試合が、チャレンジャーシリーズ第2週で組まれた。


前日計量では元プロレスラーで昨年のチャレンジャーシリーズで2度勝利しているジェスリン・ミシェルと戦うエヴェリン・マルチンスが146.8ポンドと失敗し、この一戦はキャッチウェイト戦に変更された。

マルチンス以外の計量をパスした7選手のなかで注目は、やはりメインに出場するアマンダ・レヴィとナランジャガル・シェンダユシュだろう。

2021年のWNOでギャビ・ガルシアを破った柔術家と、モンゴルの柔道家の一騎打ち。

グラップリングシーンでは柔術家が、サンビストや柔道家を圧倒するなかパウンド有りの戦いで立ち関節を駆使するナランジャガルを相手にレヴィがどのような組みを展開することができるのか。

キャリア的には2戦目のレヴィと3戦目のナランジャガルのマッチアップは要注目だ。USオープン優勝経験のあるジャッキー・キャトライン、ミシェル・モンタギューも2年連続のチャレンジとなる。そんななか風貌だけで目を惹きつけるのが、シャクィータ・ウッズだ。

まるでワカンダの国王親衛隊ドーラ・ミラージュの一員のようなスキンヘッド、長身の彼女はこの試合がプロMMAデビュー戦で、アマ戦績も1勝0敗しかない。とはいえ、その試合では7秒でKO勝ちを収めておりパワーは折り紙付きといえる。

実はウッズは今大会に出場するキャトラインと昨年10月のA1 Combatで対戦が一度は決まっていた。9日前のオファーでライト級マッチで対戦要請を受けた彼女は、体重を創れないとして両者は160ポンド契約で戦うことに合意。159ポンドまでウッズは落としたが、結果的にキャトラインが欠場となりプロデビューはお預けとなった。

つまりウッズはライト級でも、減量が必要がフィジカルの持ち主であるということ。一方モンタギューは昨年のチャレンジャーシリーズでは通常体重と思われる153ポンドでライト級の試合を戦っていた。

昨年のIMMAF世界大会、一昨年のIMMAF欧州大会で女王サブリナ・ソウザの壁を越えられなかったとはいえ、モンタギューのアマMMAでは11勝2敗でソウザ以外に負けたことはない。

MMAファイターとして総合力、形がデキているモンタギューに対し、当日のリカバリー制限があるのか不明だがウッズが肉体的に優位なのは絶対だ。果たしてウッズの馬力がどこまでモンタギューに通じるのか、興味深い。

■視聴方法(予定)
2月4日(土・日本時間)
午前11時00分~DAZN

■ PFL CS20#02対戦カード

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・レヴィ: 144.8ポンド(65.68キロ)
ナランジャガル・シェンダユシュ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジェスリン・ミシェル: 145.8ポンド(66.13キロ)
エヴェリン・マルチンス: 146.8ポンド(66.58キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジャッキー・キャトライン: 145.6ポンド(66.04キロ)
セナ・ファンデル・フェルドンク: 145.2ポンド(65.86キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ミシェル・モンタギュー: 144.8ポンド(65.68キロ)
シャクィータ・アマドー・ウッズ: 145.8ポンド(66.13キロ)

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LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#08 カルロス・レアル キック クリス・ブラウン ジェスリン・ミシェル

【PFL CS2022#08】予測不能のブラウンに競り勝ったレアルだが契約ならず。パウエルがサイン

<176ポンド契約/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
クリス・ブラウン(米国)

サウスポーのブラウンが左に回りながら、前蹴りでレアルの前進を止めると左フックをヒットさせる。2度左フックを受けたレアルだが、一気に組みつくとワキを潜ってバックに回りボディロックテイクダウンへ。背中をつけた刹那、勢いのままスタンドに戻ったブラウンに対しレアルが左ミドルを蹴り込む。そのまま組んでケージにブラウンを押し込んだレアルは、ヒザを蹴り合いから離れると前蹴りやサイドキックに距離を詰める。

そこに右フック、左フックを振るうブラウンはパンチを打たれてなおスピニングヒールキックを狙う。この蹴りに惑わされずワンツーを続けて前に出るレアルは飛びヒザへ。早くも疲れたブラウンだが、蹴りから裏拳を見せる。レアルは右を当て、左右のフックで圧をかけるとボディを殴り、ヒザを突き上げる。ここでブラウンがマウスピースを吐きだしており、試合が中断さえる。リスタート後、レアルは組んでバックに回ると小外掛けへ。切り返したブラウンがマウントを奪う。右のパンチを落とされたレアルは、足を戻すがブラウンは鉄槌を入れながらラウンド終了となった。

2R、思わぬ反撃を受けたレアルだが、ブラウンの消耗は相当だ。とはいえレアルも疲れが顔に出てしまっている。前に出るレアルに対し、左を伸ばすブラウン。さらに前蹴りを見せたブラウンだが、蹴り終わりに左右のフックを受ける。

殴られながら前蹴りを顔に入れたブラウンは、さらにミドルを蹴っていく。下がるブラウンは、時折りパンチを振るう。レアルは飛び蹴りを見せ、これが顔面をかすめたブラウンはマウスピースを吐きだす。再開後、ヒザを入れたレアルが左ローから右フック、左ローからパンチを入れ、変則的な蹴りをかわすと右を打ち込む。肩で息をするブラウンは左を受けて、間合いを取り直す。追いかけて殴るレアルは、クリンチからヒザ蹴り、アッパーを入れる。右を当てたブラウンは、テイクダウン狙いに切り替えたレアルを潰しサイドバックから殴る。レアルもすぐに立ち上がるが相当に疲弊している。

飛び上がりながらスピニングバックヒールと称すべき蹴りを見せたブラウンは、左を当て荒いフックのなかでスピニングバックキックを見せる。レアルも前に出てフックを振るうが、力がない。ブラウンはサイドキックを入れ、後ろ回し蹴りもバックを許す。予測不能な回転系の蹴りを繰り出すブラウンは、カカト落としや近距離でのフルコンタクト空手のような上段回し蹴りを見せるなど、勝敗の行方は読めないラウンド終盤となった。

最終回、右をかわして右フックを当てたブラウンは、サイドキックで突き放しつつ。レアルのステップインには右フックや左オーバーハンドを合わせようとする。右ミドルを決めたレアルが、変わらず前に出て圧をかける。ここでも後ろ回しカカト蹴りを繰り出したブラウンは、ボディロック&小外掛けを耐えてスタンドをキープする。

ケージを背負い、予測不能の蹴りを繰り出すブラウンはサイドの関節蹴りからバックフィスト、レアルは左をヒットさせ左ローを蹴る。前蹴りをボディに決めたレアルは、ブラウンの回転系の攻撃をかわすが、左ストレートを被弾する。レアルは右ジャブを返し、スピニングバックキックにも前に出る。ブラウンはハイから後ろ回し蹴りのコンビネーションも──空を切る。

レアルもスピニングバックフィストを2度空振りし、組んだ直後のカカト落としをかわすと右を入れる。最後は右で殴った直後に右ハイ、さらに右ハイを入れたブラウンは摩訶不思議な打撃とテイクダウン防御の強さを見せ、試合終了までスタミナを完全に切らすことなく戦い切った。

初回はレアルだが、2Rと3Rをジャッジがどう判断するか。ファン投票があれば、勝利間違いないというファイトを見せたブラウンはスプリット判定で敗れ、レアルは安堵の表情を浮かべた。

4試合の勝者のうち、ファイナルステージに進んだのはシメオン・パウエルとレアルに。チャレンジャーシリーズ2勝のジェスリン・ミシェルは両者の背中をタッチしてケージを後にした。

まずセレブパネリストはパウエルを選出する。バドライト・ファンボートもパウエル──LFAウェルター級王者レアルもまたCSで2勝を挙げながら、しかも6ポンド・オーバーの相手に勝ちながら契約はならなかった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#08 キック ジェスリン・ミシェル ジャッキー・キャトライン プロレス ボクシング ロクサン・モダフェリ

【PFL CS2022#08】元WWEプロレスラーのミシェルが、USオープン優勝レスラー=キャトラインに判定勝ち

<女子ライト級/5分3R>
ジェスリン・ミシェル(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジャッキー・キャトライン(米国)

元WEEプロレスラーのミシェルと、2度のUSオープン優勝のレスラー=キャトラインの33歳、プロMMA2戦目同士のマッチアップ。左ジャブを伸ばすミシェルに対し、キャトラインが左ローを蹴る。さら右を伸ばしたキャトラインは、ミシェルの連打に組んでいくが切られる。続いて踏み込みの甘いダブルレッグからクリンチも、ミシェルは離れてローを蹴る。姿勢を乱したキャトラインが立ち上がりながらダブルレッグ、ここもテイクダウンは奪えない。

キャトラインはワンツー、ミシェルはカーフキックからスーパーマンパンチへ。レベルチェンジしたキャトラインがシングルレッグでテイクダウンを奪うと、ミシェルのスクランブルに小外掛けで倒し直してバックへ。ミシェルはケージを利して足をフックさせずに立ち上がる。正対されると右を打ちながら離れたキャトラインが、ダブルレッグでリフトアップしスラム気味にテイクダウンを決める。

再びバックに回ったキャトラインは足をフックせずにRNCへ。サイドバックのような形でRNCを続けたキャトラインは、背中を取ってパンチ。残り10秒でRNCをセットアップするが、ここも足のフックが甘くミシェルが腹ばいになり逃げきった。

2R、セコンドのロクサン・モダフェリに「ジャブを使って」とアドバイスを受けたミシェルはステップを踏みながら、構えを変えて腕を揺らす。ローを続けるミシェルは、テイクダウンを警戒してか近づくことができない。スピニングバックフィストも空振りしたミシェルはローに右を合わされる。キャトラインも蹴りのブロックが危ういが、ヒザのタイミングで組んでいく。ヒジを放って離れたミシェルが、左リードフックを受けた直後に左ミドルを入れる。さらにミシェルは後ろ回し蹴りからスーパーマンパンチ、そして首相撲でヒザを蹴り上げる。これを受けたキャトラインがパワフルならワンツーを決め、ローで前に出る。

ミシェルもカーフを返すが、キャトラインの右オーバーハンドや左フックを勢いで上回るか。テイクダウンを見せつつ右を入れたキャトラインはケージを背負って右を被弾。ミシェルはテイクダウンを切って、ヒザを腹から顔面に入れる。残り30秒を切り、ローの蹴り合いから今度はキャトラインがヒザを狙うも空振りに。ミシェルはスピニングバックフィストをかわされ、キャトラインが組んできたところでヒザを入れラウンド終了。ミシェルがラウンドを取り返したか。

最終回、サウスポーに構えたキャトラインがオーソに戻すが、ミシェルが右を打ち込みヒザの追撃を繰り出す。スイッチして左ミドルを入れたミシェルだったが、直後にキャトラインがダブルレッグでテイクダウンに成功する。ハイガードのミシェルは三角狙いから中途半端なオモプラッタへ。体を跨ぎ、腕を抜いたキャトラインがトップで抑える──が、ミシェルのスイープ狙いから試合はスタンドに戻る。

ミシェルがスーパーマンパンチ、そしてワンツーを入れる。勢いがあるのはミシェル、キャトラインは疲れたか足が前に出ない。動きも落ちたキャトラインはケージに押し込まれる、ヒザを太腿に受ける。ダーティボクシングでアッパーを入れたキャトラインに対し、ミシェルは離れて右を入れる。またもスーパーマンパンチを決めたミシェル。キャトラインがこの踏み込みに対処できず、動きを止まってしまうようだ。

残り1分を切り、キャトラインがワンツーを入れる。ミシェルはワンツーからスリー、さらにパンチを纏めてケージに詰まったキャトラインにニーを見舞っていく。ワンツーにダブルレッグのキャトラインだが、ミシェルが切って時間となった。結果、ミシェルが3-0の判定勝ちを手にした。


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LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#08 YouTube   アーロン・ブラッキー カルロス・レアル カール・ウィリアムス クリス・ミクサン ジェスリン・ミシェル ジャッキー・キャトライン ジャラ・フセイン・アルシラウィ プロレス

【PFL CS2022#08】計量終了 カルロス・レアル、パウエル、キャトライン✖ミシェル。2nd=Lastチャンス

【写真】56秒KO勝ちも契約がならなかったLFA王者レアルが2度目のチャンスに挑む(C)PFL

8日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオで開催されるPFL CS2022#08の計量が7日(木・同)に行われた。

既に2022年シリーズのロースターが明らかとなっているPFLだが、シーズン制の特徴で第2週から途中出場というケースも多い。チャレンジャーシリーズも最終週を迎え、契約を狙う選手が8名、4試合が行われる。


「Second Chance Night」と銘打たれたチャレンジャーシリーズ最終戦──LFAウェルター級王者カルロス・レアルがメインでクリス・ブラウンと対戦する。レアルは第2週に出場し、56秒でコーリー・カピーをTKOしたが、この日は4試合ともKO決着でPFLはジャラ・フセイン・アルシラウィとクリス・ミクサンが契約を果たした。

勝者全ての出来が良すぎた故に、対戦相手のモロさがマイナスに働くという気の毒な結果となったレアルは、今回LFAウェルター級戦線で3勝2敗とLFA内で格下の相手に如何に強さを見せるか。ブラウンは175.6ポンドと大幅に体重オーバーで、レアルも最後の2ポンドを落とし切ることなく契約マッチに臨むこととなった。

ライトヘビー級でトバイアス・ベイカーと対戦するシメオン・パウエルは、第1週に出場予定だったがビザの取得が間に合わずカール・ウィリアムス戦を逃した英国ファイターだ。泣きの再チャレンジの機会を得て、キャリア5連勝でPFL入りを目指す。

女子ライト級で対戦するジャッキー・キャトラインとジェスリン・ミシェルは共に第3週に出場しており、前者はカーミー・アダムス後者はユリア・ドーニーを初回でフィニッシュ勝利を挙げているが、揃ってプロデビュー戦ということも影響したか契約を結びそこなった。

とはいえチャレンジャーシリーズへの出場を認めている時点で、PFLは経験不問──パフォーマンスで評価すべき。そんな声があって然りの試合内容だったキャトラインは、世界での活躍はないが国内トップレスラーだった。対してミシェルは元プロレスラーでライト層に受ける、荒くアグレッシブなファイトを見せていた。体格的にも計量で450グラム程度しか差がないとは思えないほどミシェルがおおきい。強さと派手さ、MMAに必要な要素を一面ずつ持つ両者、実力的にはキャトラインか。

■視聴方法(予定)
4月09日(土・日本時間)
午前10時00分~PFL MMA YouTube Channel

■ PFL CS2022#08計量結果

<176ポンド契約/5分3R>
カルロス・レアル: 171.2ポンド(77.65キロ)
クリス・ブラウン: 175.6ポンド(79.65キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウエル: 205.2ポンド(93.07キロ)
トバイアス・ベイカー: 206ポンド(93.44キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャッキー・キャトライン: 154.2ポンド(69.94キロ)
ジェスリン・ミシェル: 155.2ポンド(70.39キロ)

<149ポンド契約/5分3R>
アーロン・ブラッキー: 145.4ポンド(65.95キロ)
アリ・ザビアン: 148.2ポンド(67.22キロ)

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MMA MMAPLANET o PFL   キック ジェケリニ・カバウカンチ ジェスリン・ミシェル ジャッキー・キャトライン ボクシング マルティナ・インドロヴァ

【PFL CS2022】MMAが守られた?! 最もレベルが高い試合で判定勝ちのインドロヴァが契約手にする

<女子ライト級/5分3R>
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジェケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)

チェコ人のインドロヴァはウクライナ国旗を身にまとってケージへ。ジャブを伸ばす、カバウカンチのステップインにインドロヴァは右を合わせようとする。少し長めのレンジから、パンチが届く位置で戦う両者。インドロヴァがハイを見せ、カバウカンチがブロックし右を狙う。ワンツーにはワンツーを打ち返し、ローを蹴り合う両者。カウンター狙いのインドロヴァに対し、カバウカンチはカウンターを被弾しても前に出てワンツーを放つ。

ワンツーで詰め、そこでコンビを繰り出すインドロヴァだが、カバウカンチもヒザを交えケージ際に追い込んでいく。左フックを入れたカバウカンチに対し、インドロヴァが間合いを外す。ワンツーで距離を詰める戦いはかえず、インドロヴァは接近するとエルボーを打つ。ジャブ、ワンツー、右と良いパンチを入れるインドロヴァが試合をリードする一方で、カバウカンチは効いた素振りはなくパンチを打ち返す。ジャブや左ミドルを見せたカバウカンチ、インドロヴァはスピニングバックフィストの空振りで姿勢を乱す。カバウカンチはスピニングバックキックを見せた。

この日の大会で初めて2Rを迎える両者だが、MMAとして打撃の応酬は最もレベルが高い試合となっている。インドロヴァがワンツーに右を合わせ、カバウカンチはスイッチして左右のフックで前に出る。ここで右を被弾して離れると、インドロヴァが右を打ち込む。ワンツーの右を連続で当てたインドロヴァが、右オーバーハンドを打ち込む。これに下がったカバウカンチを追いかけ、ケージの前でラッシュを掛けるインドロヴァがダブルレッグを切る。

立たせて、さらに右を当てたインドロヴァはダブルレッグをスプロールするがクリンチでケージに押し込まれる。逆にテイクダウンを狙いつつ、離れたインドロヴァが右をヒット。カバウカンチも右フックを見せる。クリンチから離れたインドロヴァは、右を続ける。カバウカンチも右オーバーハンドを合わせ、決して試合を諦めない。左に続きて打った右が決まったカバウカンチだが、右を被弾して左目を気にして下がる。インドロヴァがラッシュをかけ、激しい攻防の5分が終わった。

最終回、左右のローを入れたインドロヴァ。ワンツーからスリーのコンビを決めたカバウカンチの前進をインドロヴァは左に回りながらジャブを伸ばす。距離が近くづくと、ダーティーボクシングで拳を打ち込んだカバウカンチは、離れてから連続で右をヒットさせる。殴りにいって3度右を被弾したインドロヴァは表情が変わる。

手数、精度共に圧倒してきたカバウカンチは、インドロヴァの右をバックステップでかわす。インドロヴァも踏み止まり、左を当てローや右に繋げる。さらに蹴り足を掴んで殴りに行ったインドロヴァだが、カバウカンチも右オーバーハンドをカウンターで打っていく。さすがに終盤は動きが落ちた両者だが、戦う姿勢を見せ続けたベストファイトだった。

ジャッジの裁定は割れ、インドロヴァが勝利を手にした。手が合ったか、打撃戦に関してはこの日で最高レベルになったことは確か。実力が均衡しており、両者が諦めない結果の判定勝ちをどのようにタイロン・ウッドリー、ヴィトー・ベウフォートらのセレブパネリストは判断するか。

4人の勝者がデカゴンに揃い、まずインドロヴァの名前が呼ばれる。そして2人目はジェスリン・ミシェルが選ばれた。これでミシェル・モンテギューとジャッキー・キャトラインというRNCで勝利したデビュー組2人が姿を消した。まさかといっても過言でないミシェルの最終選考生き残り……セレブパネリストはインドロヴァをピック、ファン投票はミシェルに。3週目にして初めてパネリストとファンの選択が割れ、最終決断はレイ・セフォーの判断にゆだねられる。結果セフォーはインドロヴァの名前を発し、契約を勝ち取ったチェコ人ファイターは「凄くハッピー」とはにかみながら話した。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#03 ジェスリン・ミシェル プロレス ボクシング

【PFL CS2022#03】元プロレスラーのミシェルが、柔道家のドーニーの払い腰を切り、右からパウンドアウト

<女子ライト級/5分3R>
ジェスリン・ミシェル(米国)
Def.1R3分51秒by TKO
ユリア・ドーニー(ドイツ)

WWEのプロレスラーだったというミシェルがMMAデビュー戦で、ダブリン在住のドイツ人ファイターのドーニーと戦う。いきなり右ハイを蹴ったミシェルが、荒いパンチや蹴りを積極的に繰り出す。組んだドーニーの首相撲にも、ミシェルがヒザを突き上げる。柔道組みのドーニーはケージに押し込まれても対落とし気味の投げでテイクダウンを奪う。すぐにミシェルが立ち上がりボディロックも、ドーニーは大内刈りから小手を決めて投げを打つ。

ミシェルは倒れず、離れるとドーニーの蹴りを掴んでバランスを崩させる。立ち上がって打撃の交換から、ドーニーがニータップ気味のテイクダウンを決める。寝技の展開とはならず、スタンドに戻るとミシェルのパンチがドーニーの顔面を何度も捉える。右を打たれ、頭がのけ反ったドーニーは、腹へのヒザ蹴りを効かされ動きが止まる。間合いを取り直し右をヒットさせたミシェルが、ダーティーボクシング。払い腰を防がれたドーニーは、右を被弾しダウン。パウンドアウトされた。


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