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AJ・マッキー BELLATOR Bellator301 MMA MMAPLANET o キック シドニー・アウトロー

【Bellator301】TDを2度、リバーサルを1度許し11分間下だったAJが、アウトローにフルマークの判定勝ち

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
シドニー・アウトロー(米国)

7月の日本大会を欠場したAJの再起戦。サウスポーに構えたAJの左ミドルをキャッチしたアウトローがシングルからダブルに移行してテイクダウンを奪う。頭と胸をつけるアウトローに対し、AJはオープンガード、背中をつけられた状態続くAJが、ケージを利して立ち上がろうと動く。ボディロックで抑えるアウトローが右足を抜き、ハーフガードに。立たせるスペースを与えないアウトローに抑え込みにブーイングが起こる。

AJは下から左右のエルボーを打ちつけ、アウトローは右目尻をカットしたか。残り90秒、一瞬のクローズドからオープンガードに戻したAJだが、スクランブルに持ち込むことができないままハイガードで三角を狙うが、頭を押し込んだアウトローはセットさせずに5分が過ぎた。

2R、ワンツーを入れたAJがサイドキックを見せる。アウトローのダブルレッグを切ったAJは、初回と同様に左の蹴り足を掴まれテイクダウンを許す。尻もち状態からエルボーを落とし立ち上がろうとするAJをボディクラッチして倒したアウトローは、ここもガードのなかでタイトに抑えにかかる。流血が激しいアウトローの返り血で、胸が赤く染まったAJがエルボーを続ける。汗だけでなく、血も加わり滑りやすい状況となったアウトローは、右足を一本抜くが、AJがフルガードに戻す。ポイントはともかく──フックガード、バタフライガード、いずれもAJはスクランブルに持ち込むことはできなかった。

最終回、アウトローにドクターチェックが入る。「止めるな」とアピールするAJ、試合は続行される。ハグでスタートを切った最後の5分、AJがワンツーを伸ばし自らダブルレッグを仕掛けてテイクダウンを奪う。初めてトップを取ったAJは足を抜いてハーフ、アウトローはダブルアンダーフックから足を戻す。すぐAJは左足を抜き、ハーフへ。ディープハーフのアウトローだが、背中をつかされ起き上ろうとしてヒジを打たれる。

AJがウィザーでパンチを入れ、小手投げでトップを取りに行く。耐えるアウトローはシングルレッグでレッスルアップ、ダブルに切り替えてリバーサルに成功する。AJはケージを使って立とうとするが、ヒザ裏をコントロールされてまたも背中をマットにつかさせる。ケージキック、蹴り上げのAJだがスクランブルには持ち込めない。スイッチも潰したアウトローがここもガードのなかでAJを抑え切り、3Rを戦い終えた。

エルボーのカットがどのように判断されるか──だが、自分のやるべきことをやったのはアウトローであることは間違ない。AJは、その局面を打開できなかった。ジャッジはジャッジ3者とも30-27でAJを支持──やるべきことをやり切っても、フルマークの判定負けならアウトロー陣営は選択肢を間違っていることになるが、テイクダウンを許し、そのテイクダウンで局面を打開しようとし、リバーサルで下にされたAJの文句なしの勝利──MMAにおけるコントロールの価値の低下が如実になっている表れだ。


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AB BELLATOR Bellator301 ISAO MIKE MMA o ONE YouTube   その他 シドニー・アウトロー ジェイソン・ジャクソン セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ パッチー・ミックス

『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』前日計量動画

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MAIN CARD (Showtime, 9 p.m. ET)

・Champ Yaroslav Amosov (169.6) vs. Jason Jackson (169.6) – for welterweight title
・Champ Sergio Pettis (135) vs. interim champ Patchy Mix (135)* – bantamweight title unification bout
・Danny Sabatello (135.8) vs. Raufeon Stots (135.8)
・A.J. McKee (155.6) vs. Sidney Outlaw (156)
・Patricky Freire (154.4) vs. Alexander Shabliy (155) – lightweight grand prix semifinal

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 5 p.m. ET)

・Tyrell Fortune (245) vs. Marcelo Golm (260.4)
・Sumiko Inaba (125.2) vs. Denise Kielholtz (124)
・Justin Gonzales (145.4) vs. Timur Khizriev (146)
・Pieter Buist (155.6) vs. Archie Colgan (155.4)
・Keri Melendez (126.6)** vs. Sabriye Sengul (125.6)
・Matheus Mattos (135.2) vs. Richard Palencia (136)
・Ramazan Kuramagomedov (171) vs. Randall Wallace (170.4)
・Islam Mamedov (159.4)*** vs. Killys Mota (160) – 160-pound contract weight
・Cody Law (145.4) vs. Jefferson Pontes (145.6)
・Mike Hamel (155.8) vs. Tim Wilde (156)
・Isao Kobayashi (145.2) vs. Yves Landu (145.4)

 『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』前日計量結果。セルジオ・ペティスとバンタム級王座統一戦を行うパッチー・ミックスは2度目の計量でパス。メインカードのその他の選手は1度目の計量でパスしています。プレリミナリーカードではケリ・メレンデスが126.6ポンドと0.6ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ヤロスラフ・アモソフ vs. ジェイソン・ジャクソンは11人全員アモソフ支持。

・セルジオ・ペティス vs. パッチー・ミックスはペティス支持1人、ミックス支持10人。

・ラフェオン・ストッツ vs. ダニー・サバテーロはストッツ支持9人、サバテーロ支持2人。

・A.J.マッキー vs. シドニー・アウトローは11人全員マッキー支持。

・パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ vs. アレクサンドル・シャブリーはピットブル支持4人、シャブリー支持7人。続きを読む・・・
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AB AJ・マッキー BELLATOR Bellator301 ISAO MMA MMAPLANET o PANCRASE PFL RIZIN UFC イスラム・マメドフ イーブ・ランジュ ゴイチ・ヤマウチ シドニー・アウトロー ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス スミコ・イナバ セルジオ・ペティス タイレル・フォーチュン ダニー・サバテーロ チムール・カイズリエフ ティム・ワイルド デニス・キルホルツ ニュース パッチー・ミックス パトリッキー・フレイレ ピーター・バウシュト ベラトール ボクシング マテウス・マトス ヤーソラフ・アモソフ

【Bellator301】第二次サークルケイジ挑戦──ISAO「ここをクリアして、今後のことはそれから」

【写真】勝負どころで、上を取り切る力は国内随一のISAO。今回こそBellator初勝利を期待したい(C)MMAPLANET

17日(金・現地時間)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301でISAOが、イーブ・ランジュと対戦する。
text by Manabu Takashima

契約成立もなかなか試合が組まれないなかで、Bellator売却という話が公然として伝わるようになった。そしてようやく決まった7年5カ月振りのサークルケージへにリベンジの時。第一次ベラトール挑戦はゴイチ・ヤマウチ、ジャスティン・ローレンスに2試合連続フィニッシュ負けに終わったISAOは、MMAファイターとしてより穴が少なく、勝ち筋の見える試合を遂行するファイターに成長した。

ベラトール後の戦績は実に9勝1敗、フェザー級KOPに君臨し国内トップどころを勝ち続けた結果、海外での戦いを最優先とするために国内での活動を控えるように。あくまでも世界で戦うことに拘り、今回の試合が2年半振りの実戦となるISAOに話を訊いた。


――ようやく仕切り直しのサークルケージ挑戦となりましたが、この間にBellatorとRIZINの対抗戦が日本でも行われました。あの時などはどのような気持ちでいましたか。

「もどかしい気持ちはありました。マネージャーもプッシュしてくれていたのですが、ベラトール側も内部組織で色々なことがあってなかなか組まれなかったです」

──内部組織の問題、つまりは売却問題が浮上し消滅だとか色々な話が聞こえるようになってきたかと思います。

「買収問題が表立って出てきたので、『本当に大丈夫かな』という不安はありました。でも、試合を組んでもらって良かったです」

──現状、301大会以降の発表がないままで。PFLへの売却も最終的な金額の面で結論が出ていないという話も伝わってきます。同時にShowtimeがボクシングとMMAの中継を止めるというニュースもあり、契約下にある選手も将来が気になることばかりかと。

「僕自身は……ベラとオールの大元のオーナーが代わるのかは分からないのですが、興行は2年ぐらいあるという風にも言われてはいます。でも、分からないですよね」

──買収した側は、支配下にあった選手の契約を履行しないといけないようです。

「あぁ、でもそうですよね。契約してあるので」

──ともあれ2021年5月の中島太一戦以来、実に2年半振りの実戦となります。この間、ずっと海外を目指して試合機会を待ち続けていたのでしょうか。

「中島選手に勝ってから、Pancraseの体制が変わることになって。福井(幸和)代表がティキ・ゴーセンのアーセナルと繋がっているので、海外を狙うためにマネージメント契約をしました。その契約にも少し時間が掛って、契約してから──やっぱりUFCに出たかったので交渉をしてもらっている間に、網膜剥離になってしまったんです」

──えぇ、そうだったのですか。

「ハイ。去年の5月に見え方に違和感があったので検査をすると、網膜剥離で。手術をして、そこから練習を再開するまで5カ月かかりましたし。そうしているとUFCは年齢的なこともあって難しくて。待っていても時間が過ぎるだけなので一旦、区切りをつけました。ティキの方からは『Bellatorなら話を持って行けるだろう』という流れになり、なら違うところでやろうと方向を変えました。ベラトールと契約をさせてもらってから、なかなか試合が組まれなかった形ですね」

──これだけ試合がない間にRIZINフェザー級戦線が非常に盛り上がってきましたが、傍で眺めていた歯がゆい気持ちはなかったですか。

「そうですね、やっぱり一番の目標がUFCだったので。あのタイミングでは、やはりUFCに行きたかったです。網膜剥離後に練習を再開する時には、ベラトールの話がありました。5カ月ほど練習ができていかったので、体創りからボチボチ始めたような状態だったので。

RIZINに関しては、それほど鑑賞もしていなかったですし……あんまし……自分はチャンスがあるなら海外で戦いたかったので。それでベラトールとも契約できたので、そこで頑張るという想いだけでした」

──海外で戦うという揺るぎない想いは、前回の挑戦で結果を残せなかったことに関係していますか。

「そこが一番の糧になって、これまでやってきたというのはあります」

──それなのにベラトールの今後が不透明になってしまったと……。

「でも、今回は決まっているわけですし。ここをクリアして、今後のことはそれから考えます!」

──勝敗、パフォーマンスともに大切になってきますね。だからこそ、ここでどのような試合を見せたいですか。

「前回の試合から空いてしまったのですが、この間に課題を持って取り組んできたので成長した姿、パフォーマンスを見せられればと思っています」

──課題というのは?

「組んで倒した後ですね。どうしても、なかなかフィニッシュに辿り着けていなかった。まずは勝つこと、判定でも勝つことが大切なんですけどフィニッシュまでの流れを強化できればというのがあったので、今年の春からカルペディエム青山に通わせていただいて。世羅(智茂)先生や、スタッフの先生とハイレベルなグラップリングの練習ができました」

──つまり成長してきた部分というのは、カルペディエム青山で学んだグラップリングになると。

「極め技に関しては、出していければと思っています(笑)」

──対戦相手のイーブ・ランジュの印象を教えてください。

「身体能力の高い動きと、ダンサーをやっていたようなリズミカルな予想の難しい動きの持ち主ですね。バネがあって、勢いのある攻撃をしています」

──独特な構えとリズム、スイッチも綺麗ではないです。

「一見、荒々しいイメージですが、実際に向かい合うとどうなのか。当てる時は思い切り当てるというスタイルですしね。散打やグラップリングの大会にも出ていますね」

──ISAO選手の言われた予想が難しい動き、跳び系の技などに特徴があるように感じました。

「そうですね、跳びヒザ、跳び蹴り。回転系の動きは少なかったのですが、それもやってくるかもしれないですね。一番はそういう攻撃だと思いますが、割と組み技や寝技もできます。寝かせても油断せず、組んでみてどれだけの力量なのか……ですね。そういう相手ですけど、彼の攻撃につき合わず、後手後手にならないように自分の攻撃、打倒極をやりきたいです。力で負けるなら、違う動きで勝負する。全部を混ぜて攻撃するのは、いつも通り変わらないです」

──では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「久しぶりの試合ですが、その間培ってきたこと、やってきたこと、成長した姿を全部ぶつけて勝ってきます」

■視聴方法(予定)
11月18日(土)
午前5時30分~ U-NEXT

■Bellator301対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[挑戦者]ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者]パッチー・ミックス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
ダニー・サバテーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
シドニー・アウトロー(米国)

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
マルセロ・ゴルム(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ(オランダ)
スミコ・イナバ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<女子フライ級/5分3R>
ケリー・テイラー・メレンデスべ(米国)
サブリエ・セングル(トルコ)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
リチャード・パレンシア(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ティム・ワイルド(英国)

<160ポンド契約/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
キリス・モタ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー(米国)
ジェフェウソン・ポンチス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
ランデル・ウォレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ(フランス)
ISAO(日本)

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BELLATOR Bellator298 Column MMA MMAPLANET o PFL   アルフィー・デイヴィス アーロン・クルーズ イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェイロ・パシェコ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード ベラトール マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー ヴェベウ・アルメイダ

【Bellator298】試合結果 17試合のロングラン興行。ストーリー、アウトロー&バルゾラが本領発揮

【写真】揺れるベラトールだが、ケージの中は激しい削り合いが続いた (C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催された。

PFLへの売却が現実味を増してきているベラトールは、支配下選手の契約を履行するためかプレリミから、メインカード出場が当然というファイターや、ニューカマーの試合を投入。ここで勝ちを落とせないファイターたちの奮闘が多くの熱戦を生み出した。

なかでもシドニー・アウトロー、エンリケ・バルゾラは本領発揮の判定勝ちを収め、ルーカス・ブレナンは奇跡的な大逆転勝利を手にした。カスム・カスモフ、マルシルリー・アウベス、ジョーダン・オリヴァーという──Bellator最後のニューカマー?も揃って勝利している。

Bellator298
<フェザー級/5分3R>
○マイケル・ブロックフーズ(米国)1R2分43秒
TKO
×イライ・メフォード(米国)
<ウェルター級/5分5R>
○ローガン・ストーリー(米国)2R4分05秒
TKO
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×ブレナン・ワード(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)3R
判定
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×スティーブ・モウリー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○アーロン・ジェフリー(カナダ)3R
判定
×ダルトン・ロスタ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイムス・ゴンザレス(米国)
<ライト級/5分3R>
○シドニー・アウトロー(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×イスラム・マメドフ(ロシア)
<女子フライ級/5分3R>
○ジャスティン・キッシュ(ロシア)3R
判定
×ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
○エンリケ・バルゾラ(ペルー)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイロン・ベイツ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ルーカス・ブレナン(米国)3R3分32秒
TKO
詳細はコチラ
×ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○カスム・カスモフ(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×ジョシュ・ヒル(カナダ)
<ライト級/5分3R>
○ウラジミール・トコフ(ロシア)3R
判定
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×ジェイロ・パシェコ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○レアンドロ・イーゴ(ブラジル)2R2分50秒
ギロチンチョーク
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×ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
○アルフィー・デイヴィス(英国)3R
判定
詳細はコチラ
×アーロン・クルーズ(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
○エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)3R
判定
×ダイアナ・シウバ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○サリバン・コーリー(米国)1R4分24秒
肩固め
×ハムザ・サリーム(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マルシルリー・アウベス(ブラジル)1R3分53秒
KO
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×ジェレル・ホッジ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョーダン・オリヴァー(米国)1R1分05秒
肩固め
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×アンドリュー・トゥリオロ(米国)
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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o イスラム・マメドフ シドニー・アウトロー

【Bellator298】アウトローがTD・バックコントロールの無限ループでマメドフに圧勝

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イスラム・マメドフ(ロシア)

細かくフェイントを入れて左を伸ばすアウトロー。これでマメドフのバランスを崩す。マメドフもジャブを返してワンツーを狙うが、アウトローがダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。マメドフはケージに背中を預けて立ち上がり、アウトローはマメドフの後ろに回って、マメドフの膝裏を蹴って倒す。腰を抜いて立とうとするマメドフ。アウトローはダブルレッグに入ってケージに押し込み、腰をロックしてマメドフの右足を自分の両足で挟む。マメドフはケージを背にしたまま、右足を抜いてテイクダウン&トップキープを許さない。しつこくマメドフのバックにつくアウトローはマメドフの身体を持ち上げるようにテイクダウン。マメドフはバックを取られながらも立ち上がって、アウトローの身体を前に落として逆にRNCへ。アウトローも同様にマメドフを前に落として、すぐにボディロック・腰をコントロールしてテイクダウンを奪う。

2R、ジャブを伸ばす両者。アウトローは前蹴りとテイクダウンのフェイントを入れる。マメドフはジャブ・ワンツー、パンチのプレッシャーをかけてダブルレッグを狙う。互いに前手で距離を測る中、アウトローがシングルレッグでテイクダウンする。しっかり腰をコントロールして、マメドフの片足を両足フックするアウトロー。マメドフのバックを取ってテイクダウンする。マメドフも小手を巻いて正対して、ハーフガードでトップを奪うことに成功する。しかしアウトローは両脇を差して半身になり、身体を起こして上のポジションを取り返す。このラウンドもアウトローのスクランブル力が目立つラウンドとなった。

3R、ガードを高く上げてジャブを突くアウトロー。マメドフはそのジャブに右をかぶせ、飛び込むような右アッパーを見せる。アウトローはサークリングしながら、マメドフの右に合わせて組みつこうとする。これを切ったマメドフのバックスピンピックは空振りに終わり、逆にアウトローがバランスを崩したマメドフをテイクダウンする。1・2Rと同じようにアウトローはマメドフをケージに押し込んだ状態で腰&片足をコントロールする。マメドフもスクラングルで上を取りかけるが、両脇を差したアウトローがマメドフをケージに押し込む。アウトローはマメドフが背中を見せて立ち上がればバックコントロール、正対すればボディロックでテイクダウンを繰り返し、マメドフはこのループから抜け出すことが出来ない。アウトローがテイクダウン・バックコントロール・スクランブルの強さでマメドフを圧倒し、フルマークの判定勝利を収めた。


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BELLATOR Bellator298 MMA o ONE YouTube   イスラム・マメドフ シドニー・アウトロー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ディアナ・アフサラゴワ ブレナン・ワード ローガン・ストーリー

『Bellator 298: Storley vs. Ward』前日計量動画

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MAIN CARD (Showtime (10 p.m. ET)

・Logan Storley (170.6) vs. Brennan Ward (171)
・Valentin Moldavsky (233.8) vs. Steve Mowry (254.2)
・Aaron Jeffery (185.4) vs. Dalton Rosta (185.6)
・James Gallagher (144.8) vs. James Gonzalez (146)
・Islam Mamedov (159) vs. Sidney Outlaw (158.8) – 160-pound contract weight

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 6:30 p.m. ET)

・Weber Almeida (145) vs. Lucas Brennan (145.4)
・Enrique Barzola (135.8) vs. Jaylon Bates (136)
・Diana Avsaragova (127.2)* vs. Justine Kish (125.6)
・Jairo Pacheco (155.4) vs. Vladimir Tokov (155.2)
・Katerina Shakalova (144.8) vs. Dayana Silva (144.6)
・Sullivan Cauley (205.6) vs. Hamza Salim (204.8)
・Aalon Cruz (155.6) vs. Alfie Davis (155)
・Leandro Higo (135.4) vs. Nikita Mikhailov (135.4)
・Josh Hill (136) vs. Kasum Kasumov (135.8)
・Marcirley Alves da Silva (135.2) vs. Jerrell Hodge (135.6)
・Jordan Oliver (145.6) vs. Andrew Triolo (143.4)
・Michael Blockhus (145.6) vs. Eli Mefford (144.4)

 『Bellator 298: Storley vs. Ward』前日計量結果。ディアナ・アフサラゴワが127.2ポンドと1.2ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ローガン・ストーリー vs. ブレナン・ワードはストーリー支持6人、ワード支持5人。

・ヴァレンティン・モルダフスキー vs. スティーブ・モウリーはモルダフスキー支持5人、モウリー支持6人。

・ダルトン・ロスタ vs. アーロン・ジェフリーは11人全員ロスタ支持。

・ジェームス・ギャラガー vs. ジェームス・ゴンザレスは11人全員ギャラガー支持。

・シドニー・アウトロー vs. イスラム・マメドフはアウトロー支持3人、マメドフ支持8人。続きを読む・・・
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ACA BELLATOR Bellator298 Brave CF MMA MMAPLANET o UFC アルフィー・デイヴィス イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ キック サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator298】バルゾラ×ベイツ他、プレリミのバンタム級4試合出場選手の戦績はトータル114勝28敗!!!

【写真】バルゾラがベイツと対戦するなど、上から下までガッツリぶっこんで来た感のあるスーフォールズ大会だ(C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインはウェルター級=元暫定王者ローガン・ストーリー×ブレナン・ワードの実力者対決。コメインのライトヘビー級=ヴァレンティン・モルドフスキー×スティーブ・モウリー戦は、去年の8月に同所で組まれアイポークでノーコンテストとなった一戦の再戦だ。

ビッグネームではないが、実力が保証されたファイターがぶつかり合う上位2カードを筆頭に、今大会は15試合がラインアップされており、昨年大会よりも3試合も多い。さらにプレリミ12試合に、実力者たちの名前が並んでいるのが特徴的だ。


そんなアンダーカード、ライト級では8勝2敗のウラジミール・トコフが、7勝1敗のブラジリアン=ジャイロ・バシェコと対戦し、英国キック界からMMAに転じ多彩な蹴り技を駆使するアルファー・デイヴィスも出場している。

フェザー級ではデビューから8連勝中のルーカス・ブレナンが、これも7勝1敗のブラジル人ファイター=ヴェヴェウ・アルメイダと相対する。

さらに濃いのがバンタム級だ。エンリケ・バルゾラ×ジェイロン・ベイツ、レアンドロ・イーゴ×ニキータ・ミハイロフとメインカードで組まれていてもおかしくないマッチアップに加えて、キャリア14勝1敗――ACA、BRAVE CFからEagle FCを経てサークルケージ初陣を迎えるカスム・カスムノフ、そしてJangle Fightバンタム級王者マルシルリー・アウベスもプロモーション・デビュー戦に挑む。カムスノフとマルシルリーは、それぞれジョシュ・ヒル、ジャレル・ホッジと対戦する。

この4試合のバンタム級戦出場の8選手のレコードを合計すると、114勝28敗となる。元UFCファイターのバルゾラが7敗、Bellatorタイトルコンテンダーのイーゴが6敗、WSOFで世界王座挑戦経験のあるヒルがで5敗と、メジャーで活躍してきた3選手の敗北数の合計が18、つまり残りの5選手は計10敗しか経験していない。筋金の入りの新顔をこの位置で登用する贅沢なプレリミであることは間違いない。

さらには第2試合でアンドリュー・トリオロとMMAデビュー戦を戦うジョーダン・オリヴァーはフォークスタイルとフリースタイルで米国を代表するレスラーだ。

オクラホマ州立大時代にNCAAを2度制し、準優勝が1度。卒業後はフリーに転じ、USオープンで優勝1度&銀メダルを3度獲得している。東京五輪では米国最終予選を勝ち抜いたものの、世界最終予選は5位に終わり出場を逃した。

その後も世界選手権予選に出るなど、不屈の精神を持ってマットに上がり続けてきたジョーダンは、33歳を迎えた今年の3月にBellatorとサインし、前述したように今大会で初陣を戦う。

鳴り物入りの転向組ジョーダンや、カスム・カスムノフとマルシルリー・アウベスというロシアとブラジルからのニューカマーをプレリミで歴戦の勇士と戦わせる。Bellator配下ファイターの棚卸と品評会を同時に行う――という穿った見方はすべきではないのか。それほどまでの実力者がプレリミに出場する今大会、濃密なロングラン興行となりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月12日(土)
午前7時00分~ U-NEXT

■ Bellator298対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ローガン・ストーリー(米国)
ブレナン・ワード(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
スティーブ・モウリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(米国)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
ジェイムス・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
ジェイロン・ベイツ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
ジャスティン・キッシュ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ウラジミール・トコフ(ロシア)
ジェイロ・パシェコ(ブラジル)

<女子フェザー級/5分3R>
ダイアナ・シウバ(ブラジル)
エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ハムザ・サリーム(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
アーロン・クルーズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
カスム・カスモフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジェレル・ホッジ(米国)
マルシルリー・アウベス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・オリヴァー(米国)
アンドリュー・トリオロ(米国)

<フェザー級/5分3R>
マイケル・ブロックフーズ(米国)
イライ・メフォード(米国)

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BELLATOR MMA o ONE   アリ・イサエフ イスラム・マメドフ シドニー・アウトロー ジョン・ソルター スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ トフィック・ムサエフ ニック・ブラウン ブレナン・ワード リントン・ヴァッセル ルーカス・ブレナン ローガン・ストーリー

8.11『Bellator 298: Storley vs. Ward』でヴァレンティン・モルダフスキー vs. スティーブ・モウリー、シドニー・アウトロー vs. イスラム・マメドフ等が追加発表

BELLATOR WORLD LIGHTWEIGHT CHAMPION3レイヤー4MMジンクプレートレプリカベルト大人サイズ


8.11『Bellator 298』でローガン・ストーリー vs. ブレナン・ワード、アフメド・マゴメドフ vs. カイ・カマカ3世(2023年05月19日)

 こちらの続報。



 Bellator MMAが8月11日にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催する『Bellator 298: Storley vs. Ward』でヴァレンティン・モルダフスキー vs. スティーブ・モウリーのヘビー級マッチ、ダルトン・ロスタ vs. アーロン・ジェフリーのミドル級マッチ、シドニー・アウトロー vs. イスラム・マメドフのライト級マッチがメインカードで行われることを発表。

 モルダフスキーは3月の『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』でリントン・ヴァッセルに1R KO負けして以来の試合で1つのノーコンテストを挟んで2連敗中。現在Bellatorヘビー級ランキング2位。モウリーは2月の『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』で行われたアリ・イサエフ戦がドローになって以来の試合。現在Bellatorヘビー級ランキング3位。両者は昨年8月の『Bellator 284: Gracie vs. Yamauchi』で対戦しており、この時は1Rモルダフスキーのアイポークによりノーコンテストになっていました。

 ロスタは昨年12月の『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』でアンソニー・アダムスに判定勝ちして以来の試合でBellatorでMMAデビューをして以来8連勝中。現在Bellatorミドル級ランキング4位。ジェフリーは3月の『Bellator 293: Golm vs. James』でジョン・ソルターに判定負けして以来の試合。現在Bellatorミドル級ランキング6位。

 アウトローは昨年7月の『Bellator 283: Lima vs. Jackson』でトフィック・ムサエフに1R TKO負けして以来の試合。現在Bellatorライト級ランキング6位。マメドフは昨年10月の『Bellator 286: Pitbull vs. Borics』でニック・ブラウンに判定勝ちして以来の試合。現在Bellatorライト級ランキング7位。

 プレリミナリーカードではジェームズ・ギャラガー vs. クリス・レンシオーニのフェザー級マッチ、ルーカス・ブレナン vs. ウィーバー・アルメイダのフェザー級マッチ、マイケル・ブロックハス vs. エリ・メフォードのフェザー級マッチ、アルフィー・デイビス vs. アーロン・クルーズのライト級マッチが発表されています。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA MMAPLANET o ROAD FC アダム・ピコロッティ イリマレイ・マクファーレン クリス・ゴンザレス クレイグ・ジョーンズ ゲガール・ムサシ サルバツホン・ハミドフ シドニー・アウトロー ジェイク・シールズ ソウル・ロジャース ティム・ワイルド デニス・キルホルツ デヴィ・ギャロン ドゥグラス・リマ ファビアン・エドワーズ ブレント・プリマス マテウス・ガムロ マンスール・ベルナウイ

【Bellator296】人生2度目の$100万獲得へ。ギグラースイープ=ベルナウイが、ラバーガードのプリマス戦

【写真】どのようなMMAになるのか。ガードワークの妙が見られることに期待 (C)BELLATOR

12日(金・現地時間)、フランスは花の都パリのアコー・アリーナで開催されるBellator296「Mousasi vs Edwards」の計量が11日(木・同)に行われた。

昨年と同じく5月開催となったパリ大会、メインはミドル級のタイトル挑戦権争い元王者ゲガール・ムサシとファビアン・エドワーズが組まれた。メインをオランダ✖英国人対決に譲った10名のフランス勢、とりを務めるのはライト級ワールドGP準決勝でブレント・プリマスと対戦するマンスール・ベルナウイだ。


日本ではRoad FCライト級100万ドル争奪Tウィナー、そしてRoad FCライト級チャンピオンとして知られるベルナウイが、昨年10月のアダム・ピコロッティ戦以来2戦目のサークルケージインとなる。当初ベルナウイはGP準々決勝でシドニー・アウトローと対戦予定だったが、そのアウトローが禁止薬物使用より出場停止の処分を受け、元ライト級世界王者プリマスと戦うこととなった。

キャリア20勝4敗、最後の敗北は7年前のマテウス・ガムロ戦。以来、100万ドル獲得後に2年半のバカンス──いやブランクを挟み、8試合連続フィニッシュ勝利を手にして来た。そのうち6試合がRNCで一本勝ち、ある意味チョークマスターのベルナウイだが、フィニッシュに至るまでのプロセスに忘れてはならないスイープがある。

ハーフガードを取り、相手の足を挟んだ側とは反対側にひっくり返すスクープスイープ、そして足をクロスした側に返すブリッジスイープのコンビネーション、いわゆるギグラースイープに関してMMA界随一の使い手といえる。

この状態に入られることで対戦相手は頭のある方へ、あるいは尻の方にひっくり返される仕掛けを意識しすぎ、腰を蹴り上げられエレベーション、または潜りと変幻自在のスイープの餌食となるケースもしばしば。

ベルナウイは相手の動きに反応するだけでなく、動かない相手への創りにも長けていることで、ギグラースイープを何度も試合中に使い、テイクダウン&スクランブルの攻防での疲弊が極端に少ないファイトをやってのける。

ある意味、現代MMAにおいてファイターはテイクダウンを奪ってもスクランブルゲームになるのは承知の上だろう。しかし、しっかりと相手の背中をマットにつかせているにも関わらず、上下を入れ替えられると精神面でも相当に削られてしまう。

そんなギグラースイープ・マスターのベルナウイにとって、プリウスはキャリア最悪の相手になる可能性がある。直近の試合は10カ月前でアレクサンドル・シャビリーの右クロスにKO負けを喫しているが、プリマスは寝技力に定評があるMMAグラップラーだ。

ケージ&サブオンリーのSUBでクレイグ・ジョーンズにはRNCで敗れているが、OTとはいえあのジェイク・シールズを腕十字で下しているプリマスは、かつてのイリマレイ・マクファーレンを想わせる10thPlanet柔術家といっても過言でないだろう。

ただしマクファーレンが極め系であるのに対し、コントロール系のプリマスは判定では不利になるケースが少なくない。ただし、今回の試合に関しては下になることを厭わないプリマスだからこそ、ベルナウイのスイープに対しても平常心をキープして戦うことができる。

よってベルナウイのBellatorデビュー戦となったピコロッティのようにスイープの仕掛けに対し、トップを維持することに頭が行き過ぎて、バックを許すような失態はまずない。ばかりかサブオンリーで見られるような、抵抗せずに下になることを選択するような摩訶不思議なMMAが見られるかもしれない。

ではバックを取ってからの極めの強さをベルナウイが発揮にするには、どうすれば良いのか。ここで問われるのがパスガードの強さだ。パスの圧力に負け、プリマスが背中を譲りつつ防ぐという心理になるとベルナウイはバックを奪取し、鉄板のフィニッシュコースに持ち込める。

対して、プリマスがパスは平気。また足を戻せるという思考で戦うようなら……パウンド有りMMAにおいて15勝目にして初の判定勝ちをベルナウイが手にすることもあり得る。

結果、ベルナウイが人生2度目の100万ドル獲得に近づくわけだが、いずれにせよプリマスが勝つにはアグレッシブなラバー系のガードワークが欠かせない試合となる。

■視聴方法(予定)
5月13日(土)
午前0時30分~ U-NEXT

■Bellator296計量結果

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ファビアン・エドワーズ: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)
ブレント・プリマス: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ: 185.8ポンド(84.27キロ)
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーン・ムサ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ: 125.2 ポンド(56.78キロ)
パウラ・クリスチーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
オリバー・エンカンプ: 170ポンド(77.11キロ)
ルカ・ポクリ: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.8ポンド(70.66キロ)
デヴィ・ギャロン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.8ポンド(66.13キロ)
ピオトル・ニジェルスキー: 146.2ポンド(66.31キロ)

<141ポンド契約/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 140.6ポンド(63.77キロ)
ケヴィン・ペッシー: 140.4ポンド(63.68キロ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド: 156ポンド(70.76キロ)
クリス・ゴンザレス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
ファバカリ・ジェッタ: 145.4ポンド(65.95キロ)
キアー・ハーヴィー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アザエル・アジュジ: 150ポンド(68.03 キロ)
ジョルジュ・サジュ: 149.6ポンド(67.85キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブーマハ・キャマハ: 170.1ポンド(77.15キロ)
フーマン・ドゥビエンヌ: 172.4ポンド(78.19キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト: 205.2ポンド(93.07キロ)
サイモン・ビヨン: 205.6ポンド(93.25キロ)

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BELLATOR MIKE MMA o ONE   ゲガール・ムサシ シドニー・アウトロー ジェイソン・ジャクソン ファビアン・エドワーズ マンスール・ベルナウイ

5.12『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』でダグラス・リマ vs. コステロ・ファン・ステイーニス、チバウト・グーチ vs. ケイン・ムサ

5.12 Bellatorパリ大会でゲガール・ムサシ vs. ファビアン・エドワーズ、シドニー・アウトロー vs. マンスール・ベルナウイ(2023年01月13日)

 こちらの続報。



 Bellator MMAが5月12日にフランス・パリのアコー・アリーナで開催する『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』のメインカードとしてダグラス・リマ vs. コステロ・ファン・ステイーニスのミドル級マッチとチバウト・グーチ vs. ケイン・ムサのライト級マッチを行うことを発表。

 ダグラス・リマは昨年7月の『Bellator 283: Lima vs. Jackson』でジェイソン・ジャクソンに判定負けして以来の試合で4連敗中。4連敗のうち2試合がミドル級タイトルマッチとウェルター級タイトルマッチでの敗戦ですが、厳しい状況です。現在Bellatorウェルター級ランキング4位ですが、今回はミドル級復帰で再起を狙います。コステロ・ファン・ステイーニスは昨年10月の『Bellator 287: Piccolotti vs. Barnaoui』でカミル・オニスチュクに2Rブラボーチョークで勝利して以来の試合で2連勝中。

 チバウト・グーチは昨年10月の『Bellator 287: Piccolotti vs. Barnaoui』でアルフィー・デイビスに判定負けして以来の試合。ケイン・ムサは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でジョージ・カラカニャンに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・