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【UFN222】ヒースタンド戦へ、チンギス・ハンの末裔バットゲレル・ダナー「レスリング勝負になっても」

【写真】ちょっとゲッツなダナー(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、あと4時間でスタートするネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN222:UFN on ESPN+80「Pavlovich vs Blaydes」。その第 1試合でバットゲレル・ダナー✖ブレディ・ヒースタンドのバンタム級戦が組まれている。

キャリア6勝2敗の新鋭を迎え撃つダナーは、3試合連続初回KO勝ちから一転、現在2連敗中だ。アリゾナのファイトレディーで倉本一真とスパーリングを数多くしてきたというダナーに、モンゴル人の強さの秘密と今大会の試合の意気込みを訊いた。


──ダナー、ブレディ・ヒースタンドと土曜日に戦います。今の気持ちを教えてください。

「ファイトウィークに入って、最高の気分です。エネルギーが熱を帯びてきていて、もう戦う準備は出来ています」

──アリゾナのファイトレディーでは、日本の倉本一真選手と随分と練習してきたと聞きました。

「カズマとは、本当にたくさんスパーリングをしました。RIZINで戦うために、カズマももう日本に戻っているはずです。素晴しいファイターで、本当に強いレスラーなので、カズマとはとても良い練習ができました。カズマもアリゾナで次の試合に向けて、素晴らしいキャンプができたはずです」

──ところでダナーがジャクソン・ウィンクMMAからファイトレディに移ったのは、なぜなのですか。

「ジャクソン・ウィンクも素晴らしいジムでしたが、ファイトレディーの方がヘンリー・セフードを始め、自分と同じような体格の選手が多く練習しています。それと仲が良いアラテンヘイリがアリゾナで練習していたことも、ジムを移った要因の一つです。ジャクソン・ウィンクでは打撃をしっかりと学ぶことができたので、レスリングがベースのファイトレディーで、しっかりとレスリングを見直してきました。結果、今週末は打撃だけでなくレスリングを融合したスタイルを見てもらえると思います」

──実は1月にウランバートルを訪れたのですが、ケージレスリングに関してセントラルヒーティングがあるために、壁レスができないジムが多かったです。

「モンゴル人の男の殆どが、幼少期からモンゴル相撲をやってきたので自然とファイティングスピリットが養成されます。ただし、MMAに関しては今指摘されたように環境がまだまだ整っていません。だからケージレスリングや壁レスという部分で、モンゴルのMMAは他の国の後塵を拝することになっています。

ただしモンゴルではMMAの人気は上がっていて、ケージのあるジムも出てきました。そして、優秀なコーチも増えています。だから壁レスやクリンチワークという点でも、モンゴル人ファイターはこれから強くなることは間違いないです。

自分も試合が決まれば、米国のジムでキャンプを行いますが、普段はウランバートルに戻って練習しています。モンゴル人MMAファイターの第一世代として、自分は海外で練習をして壁レスやクリンチの習得に努めてきました。そしてウランバートルではボクシングやテコンドーのジムで、MMAjは何かを説明してきました」

──MMAの普及にダナーは務めてきたのですね。ところでマイナス30度の極寒の地で、肉と麺類やお米を食べまくり、タンパク質と炭水化物を取り続ける。この2つの要素がモンゴル人を精神的、肉体的に強くするのだと勝手に結論づけました。

「アハハハハ。気候に関してはモンゴルには四季があり、夏は相当に暑くて冬はとんでもなく寒いです。本当に極端な気候で、あのタフな環境で生まれ育つと人間を強くしてくれると思います。食事に関しては、モンゴル人は自生した植物をよく食べています。それに肉に関しても、緑を食べて育った羊、牛を食べているので。野菜を食べているのと同じです(笑)」

──まさか(笑)。

「ただ気候と食事がモンゴル人を強くしているというのは、100パーセント賛成します。それとモンゴルの歴史ですね。チンギス・ハンの時代から、我々はウォリアー・スピリッツが受け継がれてきました」

──そんなウォリアーズ・スピリットを持つダナーですが、3試合連続1RKO勝ちのあと、現在連敗中で今週末の試合はとても重要かと思います。

「全ての試合が重要です。どの試合も真剣に向き合ってきました。ただし、今回の試合は特に大切です。ですから、1Rでフィニッシュすることを約束します。対戦相手は将来性豊かな若いファイターで、完全にグラップラーです。優秀なレスラーですが、我々モンゴル人にはモンゴル相撲で養われた、組み合いで強さを発揮する血が流れています。

そして、自分が初回でKO勝ちするので、彼がレスリングの技術を使う機会は訪れないです。ただ、レスリング勝負になっても自分のレスリングの強さを見せつけます。モンゴル相撲が、モンゴル人の根底にあるファイティングスピリットを養ってくれるので、あらゆる組技、柔道、柔術、レスリングでモンゴル人は常に強さを発揮します。

だから自分も土曜日の夜にはファンに再び、KO勝ちをお見せします」

■視聴方法(予定)
4月23日(日・日本時間)
午前5時30~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
セルゲイ・パブロヴィッチ: 260.5ポンド(118.16キロ)
カーティス・ブレイズ: 262.5ポンド(119.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イアズミン・ルシンド: 126ポンド(57.15キロ)
ブローガン・ウォーカー: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス: 171ポンド(77.56キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
リッキー・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)
クリストス・ギアゴス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 136ポンド(61.69キロ)
モンテル・ジャクソン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
カロス・ホサ: 144.5ポンド(65.54キロ)
ノルマ・デュモンチ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 239.5ポンド(108.63キロ)
ジュニオール・タファ: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル: 146ポンド(66.22キロ)
ウィリアム・ゴミス: 147ポンド(66.67キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 130ポンド(58.96キロ)
カリーネ・シウバ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ブレディ・ヒースタンド: 136ポンド(61.69キロ)

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MIKE MMA UFC   カリーネ・シウバ ジョシュ・エメット ダン・イゲ マリア・オリヴェイラ

6.4『UFC Fight Night』でダン・イゲとモフサル・エフロエフが対戦


 UFCが6月4日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でダン・イゲ vs. モフサル・エフロエフのフェザー級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 イゲは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジョシュ・エメットに判定負けして以来の試合で2連敗中。フェザー級ランキング現在9位。

 エフロエフは昨年6月の『UFC 263: Adesanya vs. Vettori 2』でハキーム・ドワードに判定勝ちして以来1年ぶりの試合。で現在15勝0敗(UFC戦績5勝0敗)。フェザー級ランキング現在13位。


Karine Silva(Sherdog)

 同じくUFCが6月4日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でポリアナ・ボテーリョ vs. カリーネ・シウバの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ボテーリョは昨年5月の『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でルアナ・カロリーナに判定負けして以来1年1ヶ月ぶりの試合で2連敗中。シウバは現在28歳のブラジル人で戦績14勝4敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でヤン・チーフイに2Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。

 また、5月21日にのFight Nightシリーズの大会(会場未定)でポリアナ・ヴィアナ vs. タバサ・リッチの女子ストロー級マッチが行われることも確認したとのこと。

 ヴィアナは昨年2月の『UFC 258: Usman vs. Burns』でマロリー・マーティンに1Rアームバーで勝利して以来1年3ヶ月ぶりの試合で2連勝中。リッチは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でマリア・オリヴェイラに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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DWCS S05 Ep05 Report UFC カリーネ・シウバ ガジシ・オマルガジエフ クリスチャン・キニョネス ジャビッド・バシャラット ブログ マニュエル・トーレス

【DWCS S05 Ep09】ガジシ・オマルガジエフ、ヒザ十字で一本勝ち。トーレス&キニョネスらとUFCへ

<ミドル級/5分3R>
ガジシ・オマルガジエフ(ロシア)
Def.1R4分19秒by ヒザ十字
ジャンシー・シウバ(ブラジル)

ローをかわしたシウバが、逆に右ローを決める。後ろ回し蹴りか前蹴りのフェイクを見せるオマルガジエフは左フックにダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。左足を抜いたオマルガジエフはハーフで抑えて枕で圧力を掛ける。シウバはバタフライガードに戻すも、オマルガジエフは右エルボーを振り下ろす。

組手首を掴んでクローズドガードのシウバ、頭を引き寄せて防御に徹する。オマルガジエフは右エルボーを再び落とし、上体を起こすと蹴りあげに右のパンチを打っていく。シウバはオモプラッタを防がれ、クローズドを取ったが断続的にオマルガジエフのエルボーを受ける。下からエルボーのシウバに対し、オマルガジエフは何と外ヒールフへ。上体を捻って起こしたシウバの強烈なパウンドにも、ヒザ十字に移行したオマルガジエフがタップを奪った。

2021年のコンテンダーシリーズ、ラスト2大会はマニュエル・トーレス、カリーネ・シウバ、ジャビッド・バシャラット、クリスチャン・キニョネスともに13連勝としたオマルガジエフもUFCとのサインを交わした。


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DWCS S05 Ep09 MMA   イェン・チーフエイ カリーネ・シウバ

【DWCS S05 Ep09】イェン・チーフエイがシウバにギロチンで敗れ、中国勢が連敗。ダナも渋い顔

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
Def.2R1分44秒by ギロチンチョーク
イェン・チーフエイ(中国)

中国MMMA界のパワーハウス西安体育大出身のイェン。対するシウバは、パンクラス王者シッジ・ホッシャを腕十字で一蹴しているファイターだ。タッチグローブのタイミングで右前蹴りを見せたシウバ、イェンは左ミドルから左右のフックを振るっていく。ワンツーの右を当てたシウバが組みへ、イェンがすぐに離れる。

右ハイを掴んだイェンがシウバをテイクダウン、クローズドガードのシウバはラバーガードから、ハイガードで固めて下からパンチを入れる。ニューヨークに戻しクローズドとなったシウバにイェンがパウンドを入れる。ハイガードのシウバは再びラバーからハイガードに取る。嫌がって離れたイェンが下からかの打撃でカットしたか。ガードに飛び込み、鉄槌からパンチを入れたイェンは、ハイガードで固められ動きを封じられる。

最後の30秒でゴゴプラッタに入ったシウバ、とはいえパンチの被弾がゼロというわけでなく終盤に鉄槌を落としたイェンのラウンドとなっただろう。

2R、右の蹴りを掴んで左フック、ローを蹴ったイェンが前に出て、フックからローを繰り返す。シウバは前蹴りを顔面に届かせ、距離を取ってからダブルレッグへ。スプロールしたイェンはシングルも反転して頭を押して離れる。足を離さず、組んでケージに押し込んだシウバだが、テイクダウンは奪えず距離を取りなおす。

打撃の交換からクリンチ、離したイェンが左フックを入れる。左右のフックを見せ、一旦離れたイェンが左を振るって前に出る。ここで頭が下がったイェンにギロチンに入ったシウバは、スラムで叩きつけられながらタップを奪った。

フィニッシュの瞬間のダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、そしてミック・メイナードの様子を抜かれると、非常に微妙な表情──彼らの中国勢への期待の表れのような固まり方だった。

「凄くハードなキャンプで、皆が支えてくれたの。14勝、14の一本勝ちの秘密? 私の秘密はチーム。私を毎日新しいファイター、成長したファイターにしてくれるの」とシウバは笑顔で話した。


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