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【平本蓮】RIZINカード匂わせ【萩原京平vs武田光司】疑惑のレフェリー判断【堀江圭功】出禁騒動【安保瑠輝也】「スダリオ剛に対戦拒否された」【三浦孝太】何も言ってないのに炎上、など

【堀江圭功、インスタ配信中に通報され警察が来る】
→https://youtu.be/JMDizYfQrWQ

【参考にさせていただいた動画】

【タップアウトTV インスタ】
https://instagram.com/tapout.tv?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

0:00 萩原京平 vs 武田光司、疑惑のレフェリー判断について
2:17 堀江圭功、出禁騒動を語る
3:25 RIZIN、新たな構文が流行る
5:09 三浦孝太、何も言ってないのに炎上
6:24 スダリオ vs 貴賢神?RIZIN、やばいカードを組む
7:09 今成正和「摩嶋にイライラした」
9:08 車の盗難被害に遭った選手
10:07 春ですね
10:44 安保瑠輝也「スダリオに対戦拒否された」
11:51 Yeah🤘♬

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【RIZIN LANDMARK09】計量終了 イゴール計量失敗に怒りのストラッサー「舐めるな!!」&中村優作は笑顔

【写真】イゴール×ストラッサーは実現するのか…… (C)MMAPLANET

明日23日(土)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK09のパブリック計量が大阪市阿倍野区のあべのキューズモール内スカイコートで行われた。
Text by Manabu Takashima

2年4カ月振りの神戸大会のパブリック計量は会場から約40キロ離れた大阪第三のターミナル=天王寺(=阿倍野)の屋外ステージで実施され、寒さに負けない熱を持つ関西のファンに出場選手達が応えて、肉体美を披露した。

メインで戦うホベルト・サトシ・ソウザと中村K太郎は、それぞれ70.85キロと70.8キロでパス。記念撮影時にKポーズを取ったK太郎は、一切体の軸がブレることがなかった。1月31日の会見の時には途中で、サトシが支える瞬間があったが、さすがにしっかりと仕上がっているK太郎だった。


このアシモフの何も感じていない感が――怖い

なお本戦&オープニング全15試合で計量失敗の選手が2名。

1人は本戦第一試合で中村優作と対戦するアルマン・アシモフが2.4 キロ・オーバーに。パブリック計量時に、アシモフは何を想ってか中村に握手を求め、中村はその手を握り返す。さらにフェイスオフの際には、RIZINガールの正面に立つギャグが滑りまくった――根が良いヤツ過ぎる――中村は、自らアシモフに握手を求めていた。

もう1人、計量失敗となったイゴール・タナベは3.25キロの超過で体調を鑑みて公開計量の場に姿を見せることはなかった。1人でメディアの撮影を応じた対戦相手のストラッサー起一は非常に険しい表情から、「舐めるな」と叫び、ステージを後にした。

現時点でこの2試合が明日、行われるかどうかは発表がないが、実現させるためには一定の試合時間前に体重を測り、リカバリーの上限を決めたうえでのキャッチウェイトというのが妥当な線か。いずれにせよ、当日の体重差と健康面を考慮されての決定となろう。

アシモフは最終的に2.4キロ・オーバーだったが、残り1キロの時点まで体重を落としていたという話も伝わってくるが……計量後に記者席の後ろに陣取った中村優作は、周囲に「俺は戦います」という言葉を漏らしていた。

■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■RIZIN LANDMARK09計量結果

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ:70.85キロ
中村K太郎:70.8キロ

<フェザー級/5分3R>
武田光司:65.95キロ
萩原京平:66.0キロ

<バンタム級/5分3R>
井上直樹:60.9キロ
佐藤将光:61.0キロ

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA:48.85キロ
シン・ユリ:48.6キロ

<ウェルター級/5分3R>
イゴール・タナベ:80.25キロ
ストラッサー起一:76.8キロ

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉:56.7キロ
山本アーセン:56.65キロ

<バンタム級/5分3R>
金太郎:61.0キロ
ダイキ・ライトイヤー:60.95キロ

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神:118.05キロ
コーディー・ジェラベック:99.4キロ

<フェザー級/5分3R>
久保優太:65.9キロ
高橋遼伍:65.85キロ

<キック74キロ契約/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク:73.85キロ
木村“フィリップ”ミノル:73.7キロ

<キック70キロ契約/3分3R>
憂也:69.95キロ
蛇鬼将矢:69.95キロ

<フライ級/3分3R>
中村優作:56.95キロ
アルマン・アシモフ:59.40キロ

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【RIZIN LANDMARK09】サトシ戦へ。RIZINライト級の逆・黒船=中村K太郎「キャンって言わせてやります」

【写真】この後、DEEPライト級王者となる江藤公洋と国内ライト級トップ・ガチスパー(C)MMAPLANET

23日(土)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK09で、ホベルト・サトシ・ソウザと戦う中村K太郎。
Text by Manabu Takashima

国内ウェルター級最強の男が、実に10年振りにライト級に階級を落としてくる。UFC参戦2度、修斗、DEEP、戦極とJ-MMAのトップに君臨したK太郎は、RIZINライト級勢にとって逆・黒船といえる。

いきなりのチャンピオンとのノンタイトル戦が、今後のRIZINライト級戦線にどのような影響を与えるのか。江藤公洋との激しすぎるMMAスパーの後で、K太郎に話を訊いた。


──ここにきてライト級に転向。会見では「自然と痩せてきた」ということを言われていましたが、真相の方は?

「本当に加齢なのか、そんなに食欲もなくて。普段通りに練習をしていたら、70キロ代に落ちることも普通にあって。そうなるとウェルター級でやることは難しい。それにライト級の方が層が厚いですし、RIZINで戦っていく上でも戦いたい相手、盛り上がる相手が多いので落としました」

──最後のライト級がいつだったのか、サッと思い出せないレベルです。

「いつだろう……アドリアン・マルチンス戦ですかね(2008年9月23日)。元々ウェルター級で最初にUFCと契約した時の3戦目でライト級に初めて落として(ロブ・エマーソン戦、2008年2月2日)。あぁ、でもマルチンス戦の後もライト級でやっていますね。それからもウェルター級の試合が多かったですけど、(携帯で戦績をチェックしながら)PXCでフランク・カマチョに判定負けした時(2014年2月28日)が、ライト級で戦った最後の試合です」

──いずれにせよ10年ぶり以上のライト級マッチということになります。カマチョ戦後にウェルター級一本になったのは?

「減量がきつ過ぎました。『これは、何試合も戦うのは難しい』という感じになりました」

──それが10年を経て、ライト級に。加齢が原因だと体重を落とすのは難しいかと思うのですが、代謝が落ちて。

「さっきも言いましたけど、食が細くなってきたので。そもそもウェルター級の最初の頃はナチュラルで戦っていました。減量がないぐらいだったので、頑張って増やして。それで最大92、93キロぐらいまで行って。でも試合が定期的だったわけでもなくて、食事もウェルター級の体格を維持しようという意識もなくて。そうなると段々と細くなってきました。食べるモノが変わったというのもあるかと思います。以前はカロリーの高いモノを摂っていて、それでも周囲のウェルター級の選手ほどは食べていなかったですけど」

──そこから年を重ね、食事の内容も変わったと。

「そうですね、単純に量が減り、脂っこいモノもたくさんは食べないです」

──細くなってストレングス、パワー、瞬発力系の動きは?

「多少落ちたと思います(笑)。まぁ、質力が落ちていることが心配されますけど、適正階級になりスピードが上がったり、柔軟性が増しました。動きやすくなっている面もあるので、そんなに心配はしていないです」

──何よりライト級転向初戦がホベルト・サトシ戦。ウェルター級とはチャンスの数が明白に違います。

「いきなり……評価されているのか、有難いです。ビックリしました」

──K太郎選手自身は、一発目は誰と考えていましたか。

「矢地(祐介)です(笑)」

──アハハハ、後輩だけに呼び捨てで。

「ハイ。武田(光司)選手とかもあるかと思っていたのですが、フェザー級に落としたので。でもサトシになって嬉しいです」

──チャンピオンとノンタイトル戦とはいえ、いきなりの大チャンス。今日は江藤公洋選手とのMMAスパーを拝見させていただいたのですが、打撃をしっかりと入れて際も遠慮がない。テイクダウンと組みの強い2人のガチスパーは、柔術家のサトシ選手と戦ううえでも生きる練習に感じました。

「その通りです。組みは全力で、打撃はそうじゃないというのが普通の練習なので。そのなかで週に一度、この練習があるのは大きいですね」

──ではグラップリングの練習は誰と?

「アキラ選手、村山(暁洋)さん、それと泉武司選手とやっています」

──サトシ戦が決まっても、柔術系とは練習をしていないのですか。

「そっちの人とはそんなに……。そもそも寝技の展開を創らせなければ怖くないので。MMAの選手とグラップリングをやっていると、上の取り合いになって。そこが強化されれば、良いので。際の打撃、その前とか自分からタイミングを創ることがキーポイントになると思います。

タイロン・ウッドリーとデミアン・マイア戦ですね。UFC史上、一番多くのテイクダウンをアタックしたマイアが全て返された。ただし、ああいう風に突き放すだけでなく打撃を入れます」

──引き込んで来られたら。

「そこは付き合わないで、立てば良い」

──う~ん、上手くハマれば万人受けするファイトにはならない(笑)。

「残念ながら(笑)」

──ADCC世界大会4位、グラップリングでも生けるのではないかと期待しているのですが。

「まぁ、そうですね(微笑)。サトシもグラップリングでは、道着ほど大きなタイトルを取っていないですしね。だから、そこも自信がないわけじゃないので。スタイル的にもクラシカルで。最近のレッグロックを混ぜたモノを使ってくるわけじゃないですし、対処はしやすいところでもあります。

でも深入りをしても、相手が安心できる時間が増えてしまうので。そういう時間は増やさない方が良いです」

──選手間ではK太郎選手だろうという声が、まま聞かれました。技術的な比較と同時に「やってくれ」という期待感も伝わってきました。

「それはもう色々なところで金原×クレベルに近い構図だと言われていますし(笑)。そういう古参のファンの期待に応えて、やっつけたいです。今年で40歳、ここでサトシと戦えることは光栄ですし、嬉しいです」

──リングでなく、ケージです。

「僕にとってアドバンテージになると思います」

──では最後に意気込みを一言お願いします。

「ハイ。なんかライト層なのか、下馬評ではサトシ有利という意見が目立っていたので──キャンって言わせてやります(笑)」

■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK09対戦カード

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
中村K太郎(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
萩原京平(日本)

<バンタム級/5分3R>
井上直樹(日本)
佐藤将光(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ストラッサー起一(日本)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
山本アーセン(日本)

<バンタム級/5分3R>
金太郎(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
コーディー・ジェラベック(米国)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
高橋遼伍(日本)

<キック74キロ契約/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル)

<キック70キロ契約/3分3R>
憂也(日本)
蛇鬼将矢(日本)

<フライ級/3分3R>
中村優作(日本)
アルマン・アシモフ(カザフスタン)

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【RIZIN LANDMARK09】中村K太郎戦、ホベルト・サトシ「MMAでも下になることは厭わない」

【写真】対戦が発表された直後、表情は穏やかなサトシだった(C)MMAPLANET

23日(土)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK09で、ホベルト・サトシ・ソウザが中村K太郎と対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年7月にスクランブル発進でパトリッキー・フレイレに敗れて以来、8カ月ぶりの復帰戦となるサトシは、そのパトリッキー戦で拳を負傷したもののメンタルが落ちることが無かったという。

勝っても負けても、人として中身が変わらないことを信条としているが、それでもAJ・マッキー~パトリッキーに喫した敗北の連鎖を絶対に止めなければいけない。選手間、コア層の評価&指示を受けるK太郎との再起戦に向かうサトシが、1月31日の会見で話していたこととは――。


――中村K太郎選手との試合が発表された会見が、ほんの少し前に終わりました。今の気落ちは?

「最初はナーバスだったよ。皆が注目して、試合について尋ねるからね。フェイスオフや計量の時と比べると、記者会見は神経質になりがちで」

──えっ、そうなのですか。

「まだ試合まで2カ月もあって──それまで契約書……紙の上で見たり、話して耳で聞いていた相手が目の前に現れるのが記者会見だから。こうなると、『あぁ、本当に試合があるんだ』っていう気持ちになって。なんだか、面白いね。同時に試合に向けて集中力が増す。ファイトがある、それはホームに帰ってきたようなものだから。やる気が増すよね」

──会見でK太郎選手は、いつもユーモアたっぷりな返答が多いです。そのことについて、どう思いましたか。

「シリアスになったり、面白くなったり、変わっているよ(笑)。でも何も私に影響を与えることはない。彼の態度で私が変わることはないから。ただ試合に集中する。試合で勝つことに集中しているよ。彼が何をしようが、何もしないでいようが……何を話そうが一切関係ない」

──ではもう去年の7月の話になりますが、パトリッキー・フレイレとの試合にショートノーティスで応じた。あのハイリスク&ハイリターンの試合に敗れたことをどのように考えていますか。成功例が鈴木千裕選手で、サトシ選手の場合は黒星が一つつきました。

「あのショートノーティスの試合に関しては、プレッシャーを感じないようにしていた。ただ楽しむということは、試合前にも言っていたしね。もちろん、勝つために戦ったよ。確かに試合まで1週間しか時間はなかった。でも、普段からずっと練習はしているわけだし。それはいつだって試合があるようなもので。勿論、試合が決まると、より明確に自分のやるべきことが分かって、そこに従って練習をするようになるけどね。あの試合に関しては負けたよ。色んな人もそこを指摘するけど、私自身はそれほど気持ちが落ちたりはしなかった。今もネガティブな感情は持っていない。

そりゃあ、AJ(マッキー)に負けたことは関してはガッカリしたよ。あの時は2カ月間、AJに勝つことだけに集中していたから。100パーセント掛けていた。パトリッキーと戦った時は、あの時の100パーセントで戦った。でも、それは私の100パーセントではないし。

体力的なことよりも、ここまで上位の試合をするときに一番問題はなのは、気持ちだ。精神面が万全でないと自分がどう戦うのか、自分自身を掌握できない。そこが一番ハードなところなんだよ、ショートノーティスで試合を受けるということは」

──つまりパトリッキーと戦った時は、精神的に万全だったわけじゃないということですね。しかし、敗北は敗北で戦績に傷がついてしまいました。プロフェッショナル・ファイターとして、その辺りはどのように考えていますか。

「そこは本当に気にしていないよ。勝負には勝ち負けはつきものだから。ジョニー・ケースと戦って初めて敗北を経験した時に、その辺りの感情の持っていきかたは学んだよ。勝っても、負けても中身が変わらないことが大切だって。それはクレベルにも言えることで。クレベルが金原に負けた時、私もショックだし彼もショックを受けていた。パトリッキーに負けた時も、同じだよ。ただ試合には負けても、私は私でいること。何も変わらない。勝っても負けても、そして誰に何を言われようとも私という人間は何も変わらない。

逆にRIZINに大切な大会で、AJが来日できなくなって代役をお願いされた。それで戦いを受けないようなことをした方が、漢として何かを失っていたはずだと思っている」

──押忍。そしてあれから半年、試合の時は約8カ月後になりますが、この時期に再起戦を行うのはプラン通りだったのでしょうか。

「大晦日には試合をしたかった。でも、拳の状態が100パーセントではなかったから見送ることにしたんだ」

──その負傷とは……。

「そう、パトリッキーとの試合の初回で折れた。試合後、1カ月全く練習をしなかった。ジムにも行かなかった。1カ月もジムに行かないなんて、私の人生で初めてのことだったよ。でも、そのおかげでリフレッシュできた。より熱心に練習するようになった。ただ12月になってクレベルとスパーをした時、拳に痛みを感じた。私が殴った時だけでなく、ヒザやヒジをブロックした時にも。

大晦日に試合をしていたら、万全の状態で戦えなかったはずだよ。それは拳が痛いからではなくて、私の精神状態がそこを気にしてしまうから。正直、年が明けてもまだ100パーセントじゃない。でも、3月には何も問題ではなくなっているよ」

──ところでK太郎選手との試合は、MMAとはいえ両者のグラップラーという側面も注目されています。K太郎選手はプロのグラップリングの試合は長い間出てしませんが、2009年にはADCC世界大会77キロ級で4位になっています。彼のピュア・グラップリングにおける実力をどのように捉えていますか。

「グラップリング・ファイトで、彼は間違いなく強い。優れたグラップラーだ。素早いバック奪取と、精度の高いRNCを持っている。以前から言って来たことだけど、彼はウェルター級では日本一のグラップラーだと思っている」

──もしグラップリングでK太郎選手と戦うとしたら?

「楽しいだろうね。将来、彼がグラップリングに集中し、私が柔術にフォーカスするようになった時、RIZINがグラップリングマッチを組んでくれると凄く面白い試合になるだろうね(笑)」

──技術的にサトシ選手と比較して、どのように評価していますか。

「私と彼のスタイルは、少し違う。彼はトップゲームを得意として、バックチョークが最大の武器だ。私は三角絞め、腕十字と下からの攻撃を得意としている。グラップリングはグラップリングだけど、ストロングポイントが違うよね。私の方が動きが多くて、爆発力もある。彼はコントロール重視のドミネイト型だ」

──だからこそ、興味深いです。削ってミスをさせるK太郎と選手と、動いてミスを誘うサトシ選手。この構図はMMAにも当てはまるでしょうか。

「そこに関しては、教え子にもよく話している事なんだ。グラップリングとMMAグラップリングは違う。まずグローブの存在がある。良いポジションを奪われた時、グローブがあるとエスケープが難しくなる。グラップリングなら容易い。グラップリングはもっと動くことができるからね。

そして下になってハーフガードを取ったとしよう。グラップリングだと、リラックスしていられるポジションだ。でもMMAでは、全く気を緩めることなんてできない。エルボーとパンチを打たれる。グラップリングと、MMAグラップリングは全く違う。ただ、どうなんだろうね。私と彼がMMAで戦うと……。

私はMMAでも、下になることは厭わない。トップでも、ボトムでも。トップで居心地が良ければトップで戦う。引き込んだ方が良いなら、引き込む。私はどっちの局面になっても平気だから」

──ではK太郎選手のサイズに関しては?

「少し、私より大きいね。でも、それが問題になることもない。体格差は心配材料にならない」

──今サトシ選手は2連敗中ですが、3連敗はさすがにまずいと捉える選手が多いです。

「そうだね。と同時に、RIZINで戦う試合はいつだってプレッシャーを感じている。私はチャンピオンで、ベルトが家にある。ただ勝つために集中して、試合当日を迎えたい。そして、この試合は日本語でいえば、ゼッタイニ・マケハユルサレナイ(笑)。そういう試合だと心得ているよ」

──サトシ選手、会見後の慌ただしいなかインタビューを受けていただきありがとうございました。ところで全くこの試合に関係ないのですが、ルオトロ兄弟など新しい世代のグラップラーについて、サトシ選手はどのような印象を持っていますか。

「凄いよ。信じられない動きをしている。全く止まらない。足関節、腕十字、RNCと常にフィニッシュを狙っている。それを可能にしているのが、防御力の高さだね」

──いの日か……。

「アハハハハハ。そうだね」

■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZN LANDMARK09対戦カード

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
中村K太郎(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
萩原京平(日本)

<バンタム級/5分3R>
井上直樹(日本)
佐藤将光(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ストラッサー起一(日本)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
山本アーセン(日本)

<バンタム級/5分3R>
金太郎(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
コーディー・ジェラベック(米国)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
高橋遼伍(日本)

<キック74キロ契約/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル)

<キック70キロ契約/3分3R>
憂也(日本)
蛇鬼将矢(日本)

<フライ級/3分3R>
中村優作(日本)
アルマン・アシモフ(カザフスタン)

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RIZIN LANDMARK9:オッズ/予想と展望

中村優作 2.75
アルマン・アシモフ 1.40

関西大会名物中村。昨年は4月にマメドフにKOされ、10月にヒロヤに判定勝ち。もうRIZINレギュラーからは外れていると思うが、関西大会があれば今後もエンドレスで出られそう。

カザフスタンアシモフは軽量級だがKO勝ちが多いハードパンチャーで、このところ負けた試合は3連続1RKO負けでダメージの蓄積が大きい中村にとっては相性が悪い相手。

アシモフKO勝ち。

久保優太 1.67
高橋遼伍 2.10

海外のオッズなので久保がフェイバリットだが、冷静に見れば高橋がはるか格上。久保は3連勝中だが、まともな試合としてはノーカンの奥田・安保戦の2勝を除くと、判定が微妙だった木下戦のみ。

4連敗中の高橋は手数の乏しさが気になるところだが、普通にトータルMMAで戦えば、組みの実力には差があるはず。

高橋判定勝ち。

貴賢神 2.00
コーディー・ジェラベック 1.80

MMA転向後3連敗中の貴賢神だが、前回の荒東戦は、1Rにパンチでダウンを奪うなど、成長は見えた。

相手のジェラベックはMMAではミドル級で1戦しただけ。昨年は打撃系格闘技のカラテコンバットでライトヘビー級契約で2RKO負け。32歳なので、経験を積んでいるというよりは、格闘技を本業としていない感じ。体格差を覆すほどの技術力はないだろう。

海外のオッズでは戦績の比較でジェラベックがフェイバリットになっているが、貴賢神が体格差でKO勝ち。

金太郎 1.50
ダイキ・ライトイヤー 2.50

金太郎も4連敗中だが、関西大会なら出場できる。相手のダイキは2021年のTRIGGERですでに引退を決めていた釜谷真に2RKO勝ちしたものの、修斗では3連敗中。

金太郎KO勝ち予想だが、今更この相手に勝ったところでRIZINレギュラーには戻れないだろう。

山本アーセン 1.57
柴田“MONKEY”有哉 2.30

柴田はローカル戦績では過去10年で10勝5敗、負けた試合は10年前の清水清隆戦と8年前の井上直樹戦を除くと、和田・越智・神龍とのタイトルマッチでの敗戦。ただ地方が主戦場のため、相手もDEEPトップクラスからは落ちるレベルの選手が多い。

アーセンがタックルからコントロールしきって判定勝ち。

イゴール・タナベ 1.10
ストラッサー起一 6.00

今大会一番大差のオッズ。しかしタナベにとっては実質体重ハンデマッチだった阿部戦を除くと、過去もっともトータルで戦える技術を持った相手との対戦となるため、楽な試合ではない。簡単にグラウンドで上を取れることもないはず。当然警戒されているガードからの極めで勝つことができるなら、日本ではもう相手がいないだろう。

タナベ一本勝ち。

RENA 1.29
シン・ユリ 3.40

ROAD FC女子アトム級王者のシン・ユリだが、今のROAD FCのレベルがどれくらいかは疑問。打撃が武器とのことだが、RENA相手では分が悪い。

RENAのKO勝ち。

井上直樹 1.57
佐藤将2.30

ベテランの将光が井上の攻めを凌ぐ展開で接戦になりそうだが、井上が先手を取り手数で上回っての判定勝ちと予想。

武田光司 1.29
萩原京平 3.40

初フェザーの武田が終盤まで失速せずに攻められるかどうか。フィニッシュはなさそうなので、試合中一発でも打撃をもらって効いた素振りを見せると、RIZINの判定システムでは負けにされかねない。

武田判定勝ち。

ホベルト・サトシ・ソウザ 1.44
中村K太郎 2.63

K太郎はサトシに引き込まれても、フィニッシュさせないだけのディフェンス力はあるはず。打撃の上手さでは確実にK太郎が上。しかしフィジカルでは体が萎んでの階級転向となるK太郎おりサトシが上だろう。先に効かせた方が一本を取る試合になると思うが、技術ではリードしても一発入って効かせるのはサトシでは。

サトシ一本勝ち。

第1試合開始は14時から。オープニングセレモニーはないとのこと。MMAのみ速報します(オープニングファイトはすべてキックのためスルー)。

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【RIZIN46→LANDMARK9】神戸大会はケージ仕様に。ライト級王者サトシがK太郎とノンタイトルで激突

【写真】サトシと対戦する中村K太郎は通常営業のポーズ(C)MMAPLANET

31 日(水)、東京都内で、3月23日(土)に兵庫県の神戸市ワールド記念ホールで開催されるRIZIN46改めRIZIN LANDMARK9の追加カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見の冒頭で榊原信行CEOから、当初ナンバーシリーズとして発表されていた今大会がLANDMARK=ケージを使用する大会となることが発表された。会見で発表されたMMAルールの試合は、ライト級=ホベルト・サトシ・ソウザ×中村K太郎(ノンタイトル戦)、ウェルター級=イゴール・タナベ×ストラッサー起一、フライ級=山本アーセン×柴田MONKEY有哉、フェザー級=久保優太×高橋遼伍、バンタム級=金太郎×ダイキ・ライトイヤー、フライ級=中村優作×アルマン・アシモフ、ヘビー級=貴賢神×コーディー・ジェラベック、フェザー級=高木凌×西谷大成の8カードだ。


キックボクシングルールの試合も組まれ、70キロ契約=憂也×蛇鬼将矢、56.5キロ契約=赤平大治×吉岡雄希、57.5キロ契約=松山瞬×櫻井芯、53キロ契約=野田蒼×上村雄音の4カードが発表されている。また。2月24日(土)にSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK8で矢地祐介と対戦予定であったキム・ギョンピョがヒザ靭帯の負傷により欠場となり、白川陸斗が矢地と対戦することとなった。

ここからは会見での挨拶と、MMAPLANETからの質問に対する回答を書き記したい。

ホベルト・サトシ・ソウザ
「最近は試合をしていないけど、今年も頑張ります。RIZINのライト級でもっと面白い試合を見せたいから、今年ももっと頑張ります。(K太郎が兄のマルキーニョスに勝っていることについて)絶対にその質問が来ると思っていた(笑)。でも私は全然気にしていない。兄も『良い試合になる。絶対に勝てる』と言っているから」

中村K太郎
「サトシ選手という強い相手とライト級で戦えるのは光栄です。頑張ります。(かつて兄のマルキーニョスに勝っていることについて)今、言われるまで僕も言えていなかったのですが、事あるごとに『マルキーニョス、俺に負けているぞ』と言ってやろうと思います。試合中もボソボソ『マルキーニョス、俺に負けているぞ』と言って、メンタルを乱してやります」

イゴール・タナベ
「今回の相手は日本から世界で活躍してきたストラッサー起一選手ですが、自分が世界一になるためには必ず越えなければいけない壁です。必ず1Rで一本を極めます」

ストラッサー起一
「自分は24歳の時にド素人で格闘技を始めました。当時は『UFCに行く』と言って、みんなにバカにされながら、それを糧にして頑張ってUFC、Bellator、RIZINで戦ってきました。42歳の今でもRIZINのチャンピオンを目指しています。『もうできひん』『もう引退しろ』という声もあります。その言葉を力変えて、しっかりイゴール・タナベ選手を倒し、30~50代の方に勇気とか感じてもらえたらと思います。熱い試合をします」

高橋遼伍
「自分は今まで海外で試合していたのですが、ずっとRIZINに出たかったので念願が叶いました。自分は実家が明石で、神戸は隣町なので、地元開催という一つで二つ美味しいことが起こりました。今このキャリアになっても新しいことにチャレンジできるのが、凄く嬉しいので、しっかりRIZINを盛り上げたいです」

久保優太
「対戦相手の高橋選手は、RIZINファンの方は聞きなれない名前の選手かもしれません。修斗のチャンピオンで、ONEでも活躍していて、トップクラスの選手だと思っています。その選手に挑戦できるのは、凄く嬉しいです。常々言っているとおり、僕はRIZINのチャンピオンになることが目標です。この勝利が目標達成のための第一歩になると思っています。自分の格闘技人生の集大成を見せたいです」

西谷大成
「去年の6月、北海道で大きな花火を打ったのですが、うまくいったかどうかは結果的によく分かりません。今年初めての試合ということで、気合い入れて練習してきました。今回も跳びヒザで勝てるように頑張ります」

高木凌
「前回は負けて、イチから全て見直してきました。西谷選手は自分との試合の前にブレイキングダウンに出るみたいで、そこはサクっと勝ってもらわないと困ります。跳びヒザで勝つと言っていますが、跳びヒザで来たら右でブッ倒すので楽しみにしておいてください」

山本アーセン
「自分は寝技の相手には良いところを見せて最後に負けたりだとか、良い結果を出せていないので。今回も黒帯だと聞いているので、自分の壁を超えて、しっかり1Rで終わらせられるように頑張って、また本戦に呼ばれるような選手になろうと思います」

柴田MONKEY有哉(コメント代読)
「まず初めにDEEP佐伯代表、DEEP関係者の皆さん、RIZIN関係者の皆さん、僕を起用してくださり、ありがとうございます。僕の夢はPRIDEです。そして、現在に蘇ったPRIDがRIZINだと思っています。そんなRIZINで、レスリングの世界を獲ったアーセン君と戦えることは、異種格闘技戦に近いPRIDEのような戦いができるんじゃないかとワクワクしています。RIZIN初参戦ですが皆さん、応援のほど宜しくお願いします」

ダイキ・ライトイヤー(コメント代読)
「前回に続きオファーを下さったRIZINの関係者の皆さん、ありがとうございます。3月23日は自分の地元・神戸でのRIZIN開催です。そして対戦相手が金太郎。試合が面白くならないはずがありません! 自分も大人しくしているつもりはないので、金太郎選手をしっかり倒して、会場も、神戸も、RIZINも盛り上げようと思っています。修斗で積み上げてきたものを全て出しきり、必ず勝ちます! 神戸の皆さん、ダイキ・ライトイヤーの応援よろしくお願いします!」

金太郎
「この1年、格闘技にしっかり向き合ってきました。次の試合で、その成果を見せます」

榊原CEO
「神戸は追加でキックの試合を1試合、2試合追加できるかなと思います。神戸と佐賀、LANDMARK2連戦で、この2024年シーズンを占うような、シーズンを引っ張ってくれるような選手が誕生してくれると嬉しいです。今年も10大会ぐらいを予定しています。そこに参戦していただく機会も増えるかと思います」


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【RIZIN】速報中!RIZIN LANDMARK.9 in KOBE 追加対戦カード発表記者会見


3月23日に神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK.9 in KOBEの追加対戦カードの発表記者会見が行われました。当初ナンバーシリーズで開催と発表されていましたが、ケージを使用するLANDMARKに変更になったとの事。発表されたのは以下の対戦カード。


【MMA ライト級(71kg)】
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)

【MMA ウェルター級(76kg)】
イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
ストラッサー起一(コブラ会)

【MMA フライ級(57kg)】
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)

【MMA フェザー級(66kg)】
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)
高橋遼伍(KRAZY BEE)

【MMA バンタム級(61kg)】
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
ダイキ・ライトイヤー(修斗ジム神戸)

【MMA フェザー級(66kg)】
高木凌(パラエストラ八王子/パンクラス・フェザー級1位)
西谷大成(JAPAN TOP TEAM)

【MMA フェザー級(66kg)】
中村優作(TEAM FAUST)
アルマン・アシモフ(カザフスタン/Mustafa Ozturik)

【MMA ヘビー級(120kg)】
貴賢神(フリー)
コーディー・ジェラベック(米国/マッドハウスMMA)

【キック 70kg契約】
憂也(魁塾)
蛇鬼将矢(テツジム)


髙木×西谷、金太郎×ダイキ、久保×高橋、アーセン×柴田、タナベ×ストラッサー、サトシ×K太郎など、RIZINで活躍したり、知名度を増してきた選手に対して、修斗やパンクラス、DEEPで試合を重ねてきた苦労人ファイターを当てるマッチメイクは妙味。RIZINで勝ち星を挙げたら一躍脚光を浴びるビッグチャンス。

そしてRIZIN LANDMARK7に出場する矢地祐介の対戦相手が白川陸斗に変更。こっちの方が乗れるけど、ライト級で白川はどんな動きを見せるんだろうか。詳細は追って!
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【RIZIN LANDMARK06】荒東“怪獣キラー”英貴が貴賢神戦を振り返る─02─「効かせるより、まとめる」

【写真】逆転KO、激勝で饒舌に(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催されたRIZIN LANDMARK06にて、貴賢神にTKO勝ちした荒東“怪獣キラー”英貴の試合振り返りインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

格闘技、特にMMAにおけるレフェリーストップのタイミングについては、しばしば議論が巻き起こる。もちろんレフェリーが試合を止める理由は存在している。では荒東が考えた、「レフェリーに止めてもらう理由をつくる」とは――

<荒東“怪獣キラー”英貴インタビューPart.01はコチラから>


――そう考えるようになり、ご自身の中で出た結論とは……。

「要はパウンドを連打して、効いていてもまだ相手に動ける余裕があったら止めない。ああいう場面では『効かせる』というよりも『パンチをまとめる』ほうが正しいと思いました」

――なるほど! パウンドの連打が細かいほうが、相手は動けなくなる。すると動けない選手を見て、レフェリーが試合をストップすると。

「はい。それが『試合をストップする理由をつくる』ということやと思ったんです。自分の中でレフェリーストップに対する視点が変わったからこそ、貴賢神戦でも1Rの終盤にヒザをついたあと、ガードも固めながら足を動かしてストップされないようにすることができた気がしますね」

――そう聞くと、荒東選手がパンチをまとめてレフェリーストップを呼び込んだシーンが、より理解できます。効かせようと大きなパンチを出すのではなく細かくまとめて、試合をストップする理由をつくったわけですね。

「それはそうなんですけど、実は……」

――えっ、違うのですか。

「いやいや、そういうわけじゃないです。ただ、実は相手がガードを固めたところに右アッパーを突き上げるところまで狙っていました。そうしてキッチリ仕留めようと思っていたら『ここで止めるんかーい!』って(笑)」

――アハハハ。ご本人としてはストップではなく、完全にKOしたかったわけですね。

「でも勝つことができて、結果的にはOKです。1Rの終盤でいえば、ヒザを着いた僕に対して貴賢神選手は立ったまま殴るのではなく、ケージに押し込むかトップから抑え込んでパウンドをまとめていたら、レフェリーが試合を止めていたかもしれないです。僕は最後にまとめることができていた。それは経験の差やったと思いますね。まぁ、正直言うと――時間に助けられたというのもありますけどね。あのままラウンドが終了したので(苦笑)」

――それも勝負のうちです! 2Rに入ると、荒東選手の三日月蹴りが入り始めましたね。

「以前から吉鷹先生には『お前は三日月を蹴れ』と言われていて、それは実践していました。貴賢神戦でも最初から三日月蹴りはトライしていたけど、距離が合わなくて。でも2Rになると――相手は190センチ以上あって、ボディが開いているから三日月蹴りがズボズボ入りましたね。三日月蹴りで揺さぶってからの左ミドルも効いていたと思いますし。でもこれは申し訳ないんですけど……2Rのことは、あまり覚えていないんです。僕も2Rは必死すぎて。とにかくシバき倒すことしか考えていませんでした」

――それだけ焦るか、余裕はなくなっていたのでしょうか。

「焦りというよりは『ここで喧嘩せんかったら、俺は何のために試合しとるんや』と思っていました。あんな展開のまま判定まで行ったら、絶対に勝てないじゃないですか。とにかく自分がやれることを全部やる。まず顔面に当てて効かせる、そのために何をすべきか――と必死でした。三日月蹴りを出したのも、そこまで深くは考えていなくて。ただ、当たっている感覚はあったから『よし、このまま攻める』という気持ちは強くなりましたよね。

あとは、とにかく攻撃に緩急をつけることだけは意識していました。ずっと貴賢神選手は距離を取ろうとしていたので、自分は遠い距離から細かく打つ。そうやって相手に休ませず、距離を詰めていこうとは考えていました」

――ここ最近の荒東選手の試合といえば、ローで崩して右で決めるという展開が多かったと思います。貴賢神戦では、そこにボディ攻撃が加わりました。

「もっともっとボディブローを練習せなアカンな、って思いました。練習でもミット打ちでは『ボディへの攻撃が巧い』と言われていたんです。でもスパーになると、相手は体格が小さいからボディを攻めることが少なくなっていて。とはいえ今回の試合で、苦しい時に攻撃が顔面に集中するのではなく、そのボディ攻撃が出た。『今まで積み上げてきたことは意味があったんやな』と実感しましたね。あとはセコンドの北方大地さんも、試合中に『ボディ! ボディ行け!』と言ってくれていたので、北方さんにも助けてもらいました」

――貴賢神戦で気になったのがもう一つ、2R中盤に荒東選手がテイクダウンを奪ったところです。

「実はグラップリングを教えてもらっているカルペディエム芦屋の岩﨑宏寛さんからは、ずっと『シングルレッグで入ればいいやん。取れるよ』と言われていました。実はクラッチが逆だったんですけどね(苦笑)」

――えぇっ!?

「それでも押して、引いて、押して――で倒すことができていましたよね。あとで試合映像を視て『俺って天才ちゃうかな』と思いました(笑)」

――よほど激闘と勝利が嬉しいのか、少しずつ自慢が増えてきていますね(笑)。

「アハハハ! でもテイクダウンしたのに、自分が殴りに行きすぎて。あと相手は立ってからバテているのは分かっていたので、僕がもう1回テイクダウンに行ったら良かったかもしれないですね。それはメッチャ反省しています」

――ここで反省も!

「あの場面で緩急というか、テイクダウンも混ぜて相手の気を散らすことができていれば、もっとパンチも当たったでしょうし。とにかく今後の課題も見えたし、いろんな意味で最高の試合でした。貴賢神選手も成長していたし、やっぱり良い原石だっていうことも証明できたんじゃないですか」

――結果、MMA無敗ロードを守ることができました。ここまで10戦全勝で、次の目標はありますか。

「やっぱり海外で試合がしたいです。グラチャン代表の岩﨑ヒロユキさんにも、海外で試合をしたいという話をしています。僕もキャリアは10戦ですけど35歳という年齢もあって、そろそろ勝負したいですね」

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【RIZIN LANDMARK06】荒東“怪獣キラー”英貴が貴賢神戦を振り返る─01─「試合をストップする理由とは」

【写真】貴賢神戦直後、怪獣キラーポーズ!?(C)MMAPLANET

10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催されたRIZIN LANDMARK06にて、荒東“怪獣キラー”英貴が貴賢神にTKO勝ちを収めた。
Text by Shojiro Kameike

GRACHAN王者としてRIZINに参戦した荒東は、貴賢神のパンチに大苦戦する。1R終盤にはストップされてもおかしくない状況に陥りながら、2Rに逆転KO勝ちしたのだった。予想以上の貴賢神の成長とともに、なぜ貴賢神のラッシュでレフェリーは試合を止めず、2Rには荒東がレフェリーストップを呼び込むことができたのか。荒東本人は試合を振り返りながら語る。


――大激闘&大逆転KO勝ちを収めた貴賢神戦を振りかえっていただきたいと思います。

「あの日は盛り上がりましたね! でも素人受けは僕の試合が一番やったと思いますけどね(笑)」

――アハハハ。「素人受け」という言葉が出ましたが、そう考えられる要因としては「打ちつ打たれつ」の展開になったことも大きいでしょう。つまりご自身も打たれているわけです。

「自分が打たれたことは良くないし、やっぱり選手としてはサクッと倒して勝ちたいですよ。『シロウト受け』というのも、あの試合内容に対して周りの人たちが喜んでくれていて――自分から『あの試合、良かったやろ?』とは絶対に言えません。それに試合前のインタビューで言っていたじゃないですか」

――打撃の練習ではディフェンスに注意しているということですね。

「はい。僕が殴られるような話はしていなくて。ディフェンスの技術が云々と言っておいて、結果的にブサイクな試合してもうたなぁと思っています(苦笑)」

――では、序盤に貴賢神選手のパンチをもらってしまった要因は何だったのでしょうか。

「まず貴賢神選手が巧くなっていましたよね。特にジャブが巧くて。これは僕の勝手な印象ですけど、ジャブが巧い人って手ではなく、肩甲骨を動かすじゃないですか。それで貴賢神選手もジャブがしなっていたし、しっかり打ち分けることができていたと思います。『今までの試合では、そんなの出来てなかったやん!』と思いました。今まで何やったんやって(笑)」

――確かに貴賢神選手の成長が目立つ試合でした。

「試合後のインタビューも、みんな主語が『貴賢神選手が――』でね。『もっと僕のことを褒めてよ!』と思いました。アハハハ」

――あれだけ左ジャブが伸びて来ると、荒東選手としては中に入りづらかったですか。

「日本のヘビー級で、あれだけ左の使い方が巧い選手は少ないですよね。でも左ジャブ自体は見えていたし、当たる前提で前に出ました。それより左アッパーを入れてきたんですよね。僕が左ジャブに対してガードすると、空いたところに下から左アッパーを入れてきて……。結果論ですけど、自分も左手でジャブを受けながら、右手でアッパーに対するディフェンスしたほうが良かったなと思いました」

――前回のインタビュー時に、吉鷹弘さんが貴賢神選手について「右のパンチは強いし、伸びて来る」と仰っていました。その右を生かすために、左を鍛えてきたのかもしれません。

「やっぱりジャブはあくまでジャブなので、絶対に最後は右を狙ってくる。その右を食らわずに自分の右を当てるために、吉鷹先生のミットで練習していて。吉鷹先生のミットのおかげで、左をもらいながらも自信を持って前に出ることができました」

――激しい打撃戦の結果、ダメージはいかがでしたか。
「翌日には顔の腫れは引きましたけど、首は痛かったです。自分としては首の力で耐えていたんでしょうね。貴賢神選手は拳が大きいので、パンチの衝撃も大きかったんだと思います」

――試合の作戦としては、相手のパンチに右を被せることと、右ローで崩していくことだったのでしょうか。

「そうです。でも逃げ足が速くて、右を蹴ることができなかったですね。貴賢神選手は正面で構えてくれるのではなく、ずっと距離を取っていたじゃないですか。だから僕は左ミドルから入りました。相手の足を止めて、もっと足に重心を残しておいてくれないと、右ローを蹴っても意味がないので。離れる相手に右ローを打って、自分の足が流れた時に左ジャブを合わされたら最悪ですからね」

――1Rの中盤以降、荒東選手から距離を詰めることができていました。あの時点で手応えはありました。

「いや、そんな余裕はなかったです。試合後の顔を見ても、貴賢神選手はダメージが無さそうだったじゃないですか。僕のほうもパンチの手応えがなくて。貴賢神選手も身長が高いし、後ろ重心だから届いていなかったかもしれない。距離を詰めることができたとはいえ、もっと殴っておきたかったです。もちろん相手からも前に出てきてくれたほうが、接点を作れるのでコチラとしては良かったですけどね。でもそうしないのが相手の巧さというか、僕にとってやりづらかったことは間違いないです」

――あの時点で、何か試合展開を変えたかったのですか。

「ああいう時に変えるのは、オフェンス面ではなくディフェンス面ですね。まず一発目をもらわないようにすること。細かくは言えませんが、今はパンクラス稲垣組の北方大地さんと一緒に、ディフェンスからオフェンスに繋げる新しい形を作っています」

――なるほど。そして今回の試合において最大のポイントとなる、1Rの終盤ですが……。

「あれは効きました。効いたぁ~」

――右ストレートを受けた荒東選手がヒザを着き、ガードは固めつつも貴賢神選手の連打を受けたシーンです。あのシーンは最大のピンチではなかったですか。

「あれは僕が攻め急いで、ガードが下がったところで右ストレートをブチ抜かれてヒザが落ちたんですね。あのパンチは天晴れでした。ただ、僕がヒザを着いたあとの展開は天晴やなかったけど……」

――あの連打を受けているシーンは、レフェリーストップが入るのではとも思いました。

「ガードを固めてパンチを受けながらも、立とうと足を動かしていたんですよ。ああやって足を動かしているのを見たら止めない、と思っています。と同時に、貴賢神選手は『レフェリーに止めてもらう理由をつくる』ということができていませんでした」

――レフェリーに止めてもらう理由……、どういうことでしょうか。

「去年の5月に、グラチャンで瓜田幸造さんに判定勝ちしたじゃないですか。あの時、バックヒジを受けたあとに右フックを入れて、ダウンした瓜田さんにパウンドを連打してもストップしてもらえなかったんですよ。そのあと、瓜田戦を視ていた他のレフェリーの方と話す機会があって。『あれはストップにならないんですか?』と聞いたら、『あのパウンド連打は、試合をストップする理由として弱いかもしれない』と言われました。で、僕も『試合をストップする理由とは?』って考えるようになりました」

<この項、続く>

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『RIZIN LANDMARK 6』所英男 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ、太田忍 vs. 佐藤将光 等5試合フルファイト動画

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 10月1日にドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催された『RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA』のうち、5試合のフルファイト動画がアップされています。




 所英男 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ




 太田忍 vs. 佐藤将光




 中村優作 vs. ヒロヤ




 貴賢神 vs.荒東“怪獣キラー”英貴




 後藤丈治 vs. 日比野“エビ中”純也続きを読む・・・