カテゴリー
Battle Hazard08 Interview JJ Globo ブログ 今成正和 岩本健汰

【Battle Hazard08】岩本に破れてなお、組みの醍醐味みせた今成正和「カーフスライサー来てくれないかと」

【写真】今成正和が日本人選手にグラップリングで一本負けは2001年コンバットレスリングの佐藤ルミナ戦以外に、記憶にない (C) MMAPLANET

22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたBATTLE HAZARD 08。そのメインで岩本健汰と対戦した今成正和。

14分21秒肩固めに敗れたが、攻める岩本と耐えきる今成という展開から、足関節での一発逆転があるかもしれないというスリリングかつグラップリングの醍醐味溢れる戦いを見せてくれた。

試合終了直後、我慢の展開と足関節の攻防を今成に振り返ってもらった。


──引き込みから許した最初の肩固めですが、相当に荒い息が聞こえてきて。これはここで終わるのかと思ったほどでした。

「そうですね、苦しかったです。青木君がね、『それ、あんまり極まっていない』って言ってくれたから、岩本君も緩めてくれて助かりました(笑)」

──15分の序盤でした。そこで岩本選手も考えたところはあったかもしれないですね。

「そうですね。10分だったら、あそこで極めに来ていたかもしれないです」

──しかし、今成選手の試合は相手が近づかない。グラップリングでもMMAでも、寝技になる相手が距離を取る。そういう展開が多かったのですが、岩本選手が足関節を怖がらず、どんどん攻めていったので攻防が見ることができ、今成選手の極めさせない力も改めて再確認できました。

「そりゃ、練習でやっていますかね。でも……確かにこういう風に攻防が見られた試合は少ないですね」

──その中で肩固めからバックマウント、RNCで攻められる時間もありました。

「あそこは、それこそ想定して練習していたんです。ただ力が思いのほか強くて、ハマっていなくても絞まっていって……ヤバかったです」

──あの攻防は岩本選手も腕がパンパンになったかと思いました。

「いや、どっちも疲れる攻防ですし、腕もパンパンになっているだろうって思っていたんです。でも、全然疲れている様子もなかったです(苦笑)。疲れてくれなかったですね」

──次の展開、トラックポジションの攻防も見応えがありました。

「トラックはカーフスライサー来てくれないかと思っていたんですが……」

──実は私も撮影していて、ツイスターでなくカーフスライサーに移行すれば今成選手が足関節に行くぞ、と待っていたんです(笑)。

「いやぁ、全然来なかったですねぇ(笑)。ツイスターの形だけで終わってしまったから……。あそこはね、仕掛けがあるとチャンスになるので来てほしかったですね」

──まぁ、岩本選手もそこはみすみす危険は冒さないと。

「それはそうですね(笑)。なかなか簡単にはいかないです」

──今成選手もトラックの解除から足関節で攻めていきました。

「後ろを取らせてから、取っていくのは割と得意な形ではあるのですが、簡単にはいかないですね。ちゃんと処置できなかったです。岩本君は防御も上手かったですから、まだまだアレでは極まらないです」

──最後にパス狙いから肩固めに入られました。

「あそこも我慢してみようと思ったのですが、我慢できなかったです(笑)。ドローでもって思ったけど、無理でした」

──しかし、15分というのは岩本選手の戦場でしたね。

「もうチョットで終わったんですけど……(笑)。粘って、粘って、最後にやられて。15分はきついっスね。やっぱり、体が大きかったので、凄く体力で消耗してしまいました。あれだけ体格差があると、15分……きつかったです」

──今成選手に足関節を仕掛けるなんて、ゲイリー・トノン戦ぐらいしか記憶にないです。本当にグラップリングの良さが詰まった好勝負でした。米倉選手と高橋選手もそうですし、ああいう攻めができる下の世代が育っていると、今成選手との対戦が以前より楽しみです。寒河江選手なども……あっ、でも一緒に練習をしているとそうはいかないですね。

「そうなんですよね。こないだのクインテットもそうですけど、一緒に練習をしている人と試合をするのは何か気持ち悪いなって。あんまり好きじゃないですね」

──60キロですが、米倉選手と練習をしたことは?

「米倉さんは触ったことがないです」

──無差別に挑戦すると言っていますし、今成選手と米倉選手も見てみたいカードです。

「そうッスね、いつか」

──いつか……ですか(笑)。

「アハハハハ。そういうのは縁ですから。タイミングで、来たら『ハイっ!!』っていうモノなので。無理やりというか、作るのはあんまり好きじゃないですよね。流れに任せたいです」

──今成選手らしいです。でも選択肢は決して多くないですし、早々にそういうオファーもあるかもしれないです。

「そうっスね。直ぐにあるかもしれないですね」

The post 【Battle Hazard08】岩本に破れてなお、組みの醍醐味みせた今成正和「カーフスライサー来てくれないかと」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo Report ブログ 今成正和 岩本健汰

【Battler Hazard08】勝つための動きと防御力が生んだ好勝負。岩本健汰が今成から肩固めで一本勝ち

【写真】掛け逃げや大きく動くというのではなく、格闘という部分でのグラップリングであり、好勝負となった一番で岩本が今成を破った(C)MMAPLANET

22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたBATTLE HAZARD 08。KOKルール、道着MMAルールも組まれた今大会から、ここではメインイベント──新旧グラップラー対決=今成正和✖岩本健汰戦の模様をレポートしたい。


<GT67キロ契約/15分1R>
岩本健汰(日本)
Def.14分21秒by 肩固め
今成正和(日本)

立ちレスで左腕を差した岩本が、今成をコーナーに押しこむ。今成はジャンピングガ―ドで引き込むと、持ち上げて落としガードを割った岩本が足を捌いて、頭を胸に置く。ハーフからフルガードに戻そうとする今成が足首を取りに行くも、岩本はボディロックで潰して左腕を差して頭を殺す。

岩本はそのまま今成を跨いで、頭をワキに押し付けてマットにつけ肩固めに。

マウントからスライドさせると、今成の呼吸が相当に荒くなる。一旦マウントに戻って絞める岩本は、今成のブリッジにニーインの状態で抑え&絞めを続ける。次のブリッジに、またも体をスライドさせて力を込める岩本に対し、今成は肩を押して体を捻っていく。

岩本はバックに転じ、四の字フック&シールベルトの態勢に。アゴの上からのRNCに苦し気な表情の今成は両ヒジを開き、手首を取ってエスケープに成功する。ここで岩本はネッククランクのようにアゴの付け根から首を畳みにいく。

残り時間を考えると、絞め過ぎて腕が張ってしまうことも怖い岩本は、今成が腰をずらしてきても背中を取り続け、アゴの上からRNCクラッチへ。今成はヒジを押して腰をずらすとも、ワンフックの岩本がトラックポジションを取る。

ツイスターを取られないようにワキから腕を深くいれさせない今成に対し、岩本は足首を取らせないためにロックダウン。

左足の動きを止めていたが岩本だが、下になった足でなく上になった右足に絡んでいく。今成はここで逆に岩本の右足にサドルを仕掛け、ヒールへ。

すかさずロールし上体を起こした岩本は、右足を取ってサドルを解除へ。今成は左足を岩本の右足に外掛けし、外ヒール。ならばと岩本はロールしながら寝転がり、今成の右足を取って内ヒールを仕掛ける。

左腕を差し込んで防ぐ今成は両手で岩本の右ヒザの周囲を押して腰をずらし、ロールして足を抜きながら上を向く。

立ち上がった岩本は、今成の右足を取って背中をつけて外ヒール。極まらないとみるや再び立ち上がりもう一度仕掛ける。

今成が足を差し入いれて耐えると、岩本は足首を掴み両足を捌いて、一気にパスへ。

ハーフから試合序盤のように、頭を今成のワキの下に固定させた岩本は、残った足を抜きつつマウント&肩固めの態勢に入る。

さらにスライドさせ、暴れる今成を制し渾身の力を込める岩本。ついに今成がタップし、残り時間40秒で岩本は今成から一本勝ちを決めた。

序盤の攻勢から足関節勝負にも持ち込み、削った上での肩固めでタップを奪った岩本は、個々の局面だけでなく15分を通しての戦略という部分でも岩本は見事な勝ち方を見せた。

今後について、ADCC予選もなくなったことで77キロや無差別級に挑戦したいと明言した岩本は、77キロでは岩﨑正寛の名を挙げ、無差別級では同じく同階級では意中の相手との試合が実現しない同門の米倉との対戦もありうると語った。

The post 【Battler Hazard08】勝つための動きと防御力が生んだ好勝負。岩本健汰が今成から肩固めで一本勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo Report ブログ 坂元和子 杉内由紀

【Battle Hazard08】足関節を狙いつつ、ポジションを取り、腕も狙う杉内由紀が坂元を破りGTF女子優勝

【写真】ノーポイント&サブオンリーの良さが凄く出た試合だった。レスラーや柔道家絡みでないとはいえ、女子はMMAもグラップリングも男子より真っ向勝負になるのか…… (C)MMAPLANET

22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたBATTLE HAZARD 08。KOKルール、道着MMAルールも組まれた今大会から、ここではGTF女子52キロ級トーナメント決勝の模様をレポートしたい。


<GTF女子52キロ級T決勝/10分1R>
杉内由紀(日本)
Def.5分29秒by 腕十字
坂本和子(日本)

下になった杉内の右足を抱えた坂元が外ヒールを狙う。すかさず杉内もストレートフットロックへ。逆側の足を差し入れた坂元に対し、今度はその足を杉内が取りに行く。坂元も右足を狙い、蹴って離れた杉内が起き上ってトップに。

坂元のハイガードを潰し、パス狙いの杉内は足を一本抜くと左足をワキの下で抱えるも、坂元も左足をすくってヒザ十字から、ヒール&トーホールド。杉内はストレートフットロックで対抗する。左足が伸びた坂元は、ロールしながら右足でヒザを蹴って解除へ。

体が伸びている坂元に対し、杉内は起き上りトップから足を畳んでパスを仕掛ける。坂元の十字狙いは、足がロープの外に出てしまい、中央でリスタートに。足の取り合いから、左足で坂元の左足を腰、ワキの下に差し込んだ杉内は右足で顔を刈り左腕を取る。

左ヒザをこじ入れることができなかった坂元に対し、左足を畳んで固定した杉内が腕を伸ばし一本勝ちを決めた。

GTF女子トーナメントを制した杉内は、同トーナメントを実現させた勝村Pに感謝の言葉を延べ、坂元の強さに言及すると「今日は飲むぞ!!」という言葉で締めた。

The post 【Battle Hazard08】足関節を狙いつつ、ポジションを取り、腕も狙う杉内由紀が坂元を破りGTF女子優勝 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo Report ブログ 米倉大貴 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】高橋Submission雄己を88秒、内ヒールで破った米倉大貴は無差別級T出場を宣言

【写真】65キロで戦いたい選手との試合が実現しないなか、米倉は無差別級で戦うことを試合後に言及した (C)MMAPLANET

22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたBATTLE HAZARD 08。KOKルール、道着MMAルールも組まれた今大会から、ここでは60キロ契約の米倉大貴✖高橋Submission雄己戦の模様をレポートしたい。


<GT60キロ契約/10分1R>
米倉大貴(日本)
Def.1分28秒by ヒールフック
高橋Submission雄己(日本)

引き込んだ米倉に対し、ヒザをついた高橋が右足を取ってロールさせない外ヒールへ。上側の左脚の足首を掴んでプレッシャーを逃した米倉は、高橋の動きに合わせてロールしてロープ際へ。

上体を起こした米倉の左足を高橋がもう一度取りに行く。

米倉が右足を取って防御すると、ブレイクが掛かりロープ際から両者が離される。

同体でリスタートし、米倉は反時計回りにロールして右足に内ヒールを仕掛け、背中をマットにつけ一気にタップを奪った。

The post 【Battle Hazard08】高橋Submission雄己を88秒、内ヒールで破った米倉大貴は無差別級T出場を宣言 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo ブログ 坂元和子 杉内由紀

【Battle Hazard08】女子GTFは悠花を腕十字で下した杉内と、村上彩にOT勝利の坂元が決勝へ

【写真】足関節に注目されがちなサブオンリーだが、そこ以外の能力がクローズアップされることも少なくない (C)MMAPLANET

22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたBATTLE HAZARD 08。KOKルール、道着MMAルールも組まれた今大会から、ここではGTF女子52キロ級トーナメント準決勝の模様をレポートしたい。


<GTF女子52キロ級T準決勝/7分1R>
杉内由紀(日本)
Def.0分27秒by 腕十字
悠花(日本)

1回戦シードの本命・杉内に対し、悠花は初戦を対戦相手の計量後の負傷により不戦勝で準決勝進出を迎えた。悠花のダブルレッグで下になった杉内はクローズドからハイガード、左腕を取って腕十字へ。杉内を跨いでエスケープを図った悠花だが、上を向かされ腕が伸びて一本負けとなった。

<GTF女子52キロ級T準決勝/7分1R>
坂元和子(日本)
Def.OT by Submission
村上彩(日本)

準決勝第2試合は、初戦でARISAを相手にOTで自らはRNCを極め、守りではRNCをエスケープして勝ち上がってきた今成柔術の坂元和子と、木越めぐみを腕十字で下した村上彩の対戦に。座った坂元のハーフにヒザを頭に置いて腕をすくいにいった村上、坂元が足を入れて距離を取るとスタンドの展開に戻る。

首投げをボディロックで崩そうとした村上、離れた坂元はシッティングへ。パス狙いに足をきかせる坂元はスイープで上を取ると、村上は外掛けでストレートフットロックへ。

足を抜いた坂元、スタンドからガードを取り村上がパス。坂元は足を戻し、起きあがりダブルガードの状態に。坂元はトーホールド狙いも、姿勢が乱れスタンドへ。

一方が引き込むと、もう一人がスイープで上を取り直し、足関狙いのという攻防のなかで村上はマウントを取り、上から三角クラッチ。

さらに上四方で頭を固定して腕を練る。

ヒップエスケープの坂元に対し、すかさずマウントを取り返した村上。足を戻した坂元が50/50から足関節へ。体を捻って足を抜いた村上は距離を取り直す。

坂元は立ち上がって今成ロールを狙ったところで時間に。

オーバータイム先攻の坂元は初戦に続きシートベルトを選択、26秒でタップを奪う。

後攻めの村上もスパイダーウェブでなく、シートベルトを選び──結果、12秒でエスケープに成功した坂元の決勝進出が決まった。

The post 【Battle Hazard08】女子GTFは悠花を腕十字で下した杉内と、村上彩にOT勝利の坂元が決勝へ first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 Interview JJ Globo ブログ 今成正和 岩本健汰

【Battle Hazard08】今成正和戦へ、岩本健汰「15分間あるから最初は付き合って、足関節で勝負したいです」

【写真】組み技への考え方が変化しつつある岩本だが、足関十段との足の取り合いにも自信あり (C) MMAPLANET

明日22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるZST69 & BATTLE HAZARD 08。

昼の部=バトルハザード08のメインで岩本健汰が今成正和と67キロ/15分1Rのノーポイント&サブオンリー戦を戦う。

足関十段に対し、新足関時代の寵児から総合的なグラップリングに目覚めた岩本健太はどのような組み技対決を挑むのか。

過去に国内では足関節勝負をしたことが、ほぼほぼない新旧対決へ、岩本の心境を尋ねた。


──今成選手とのグラップリングマッチがいよいよ、明日に迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「今回は今成さんに合わせて67キロ契約で戦うのですが、1カ月ぐらいかけて体重を落としてきたので、体調はまぁ良いです。最近は大きくなっていて、普段は73、74キロあって減量は少ししんどかったですけど、しっかりと時間をかけて落とせました」

──今更ながらですが、今成選手の印象を教えてください。

「今成さんとは以前にロータスで週に一度、火曜日に練習をしていたので、それほど戦いたい相手ではなかったです。たた足関節対決という意味では、凄く面白いとは思います」

──今では岩本選手は総合的なグラップリング、テイクダウンも投げも組み技という認識になっています。そこで引き込んで下、足関節に特化したスタイルというのはどのように考えているのでしょうか。

「今の僕は立ちから練習をやっているので、今成さんとの試合で出てくる場面は練習であまりやっていないです。でも元々、足関節は得意だったので足関対決でも自信はあります。

15分間あるから最初は付き合って、足関節で勝負したいですね。時間が経ってしまうと上からでも、下からでも普通に攻めていきます」

──今成選手の足関節を怖がると、攻防が生まれなくなる。そんな試合が何度もありましたが、岩本選手は足関を恐れることなく足関対決も、他の攻撃も仕掛けられるということですね。

「僕も足関節ばかり使っていた時は、対戦相手がディフェンシブになっていました。その点で、今成さんは攻防に付き合ってくれるだろうし、面白い展開になると思います。僕からガンガン攻めますし、足関節を怖がらず他の技も仕掛けることができます」

──おお、それは楽しみです。引き分け有りの15分1R、ドローも狙えるのが今成選手です。

「それは……あり得ますね。今成さん次第で、引き分けになっちゃう可能性もありますが、そこも含めて15分間で決着をつけたいです。僕としては時間無制限で決着がつくまでというのが一番ですけど、そうもいかないので15分の間に極めようと思います」

──リングでの戦い、今成選手は慣れていると思います。

「あぁ、確かにリングっていうのはちょっと不利ですね。慣れていないし、タッグマッチでやっただけなので正直戦い辛いです。

ロープが無ければ回れるとかありますし、あれだったらケージの方が詰めて戦えるので良いですね。ロープは体が外に出てしまうので、やり辛いです」

──ところでコロナ禍の影響で、ADCC世界大会が1年延期されました。

「その分、自分が成長できる期間も伸びるので気にしていないです」

──2021年もグラップリングを興行のなかで戦っていきたいですか。

「そうですね。どうしても対戦相手は日本人選手が多くなると思うので、66キロでなく減量をしないで77キロぐらいまで戦っていこうと思います。66キロは国内には戦いたい相手がもうあまりいないので、重い階級で戦ったことがない選手とやっていきたいです」

──なるほど。では最後に、明日に向けて意気込みをお願いします。

「そうですね……今成さんとは、これからも仲良くやってきたいのですが、明日だけは倒したいと思います」

The post 【Battle Hazard08】今成正和戦へ、岩本健汰「15分間あるから最初は付き合って、足関節で勝負したいです」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo News ブログ 今成正和 岩本健汰 未分類 米倉大貴 関根シュレック秀樹 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】岩本✖今成に続き、米倉✖高橋サブ。シュレックはKOKルールで初参戦!!

【写真】GTFトーナメント2階級の優勝者とMMAグラップラーの対戦(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

29日(木)、ZSTより11月22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスが開催されるZST69とBATTLE HAZARD 08のここまでの対戦カードが発表されている。

ZSTとバトルハザードの二部制興行で、グラップリングやさまざまなモディファイドMMAが見られるバトルハザードは午後1時30分からのスタートだ。


GTFルールで足関十段こと今成正和と国内グラップリング最強=岩本健汰の激突に加え、米倉大貴と高橋SUBMISSION雄己の対戦も決まった。GTFトーナメント60 キロと65キロの優勝者がMMAグラップラーを迎え撃つ形だ。

これは無しルールでの参戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

また今大会ではジャケットMMAも組まれており、松本大輔と谷井翔太が対戦する。さらに関根シュレック秀樹選手のZST初出場も決まった。

柔道&柔術からMMAに挑むシュレックだけに、ここも道着MMAと思いきや──平信一とKOKルールで戦う。今やプロレスと格闘技の二足の草鞋を履くシュレックだけに、戦っておくべきルールなのだろう。

さらにGTR初の女子トーナメントは、現状として杉内由紀、村上彩、坂元和子、木越めぐみ、岸野紗弥加、鈴木悠花里の参戦が決定している。ZSTの戦うおもちゃ箱、そして実験及び体験リーグ=バトルハザード、コンバット柔術も含めどのような追加カードがあるも楽しみに待ちたい。

The post 【Battle Hazard08】岩本✖今成に続き、米倉✖高橋サブ。シュレックはKOKルールで初参戦!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Battle Hazard08 Interview JJ Globo ZST ブログ 寒河江寿泰 清水俊一

【Battle Hazard08】コンバット柔術で勝利、寒河江寿泰「『ゴメンなさい』って気持ちで叩いていました」

【写真】寒河江の言葉にあったようにZSTでコンバット柔術が続き、柔術家やグラップラーの出場が続くようになることを期待した (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

8月30日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでZST主催の格闘おもちゃ箱大会=BATTLEHAZARD08が開催された。

グラップリングを中心に白熱した試合が続いた同大会で、通好みの盛り上げりを見せたのが清水俊一✖寒河江寿泰の間で行われたコンバットGTFだった。グラウンドで掌底有りのコンバット柔術で、柔術家の良さ、グラップリングらしさ、これぞコンバット柔術の醍醐味という試合で、残り8秒でヒールを極めた寒河江に初コンバット柔術の印象を尋ねた。


──内ヒールで一本勝ち、残り8秒での勝利でした。今の気持ちを教えてください。

「ちょっと安心したというのが一番です。一本を取れて良かったです」

──日本の柔術、グラップリング界からは掌底有りのコンバット柔術に出たいという人は少ないと思っています。寒河江選手は、そのなかでこの試合を戦いどのような印象を持ちましたか。

「ちょっと勝手の違うところはあるのですが、僕のなかでは取っ組み合い……柔術の範疇にある試合だと思っています。なので、少し違いがあっても違和感はなかったです」

──あくまでも柔術の一環であり、MMAを想定してというものではないのですね。

「MMAは試合を見たり、チケットを買って応援に行ったりしますけど、自分が戦うとかは考えていないです。あくまでも柔術の試合として戦いました。海外の選手はコンバット柔術にどんどんトライしています。

僕はそんな海外の強豪選手に勝ちたいと思って練習をしているので、そのためにはこういう試合で戦うことが必要だと思いますし、良い影響もあると考えています」

──寒河江選手はシッティングから足関節という印象があったのですが、今日は自ら下になることはなかったです。そこはやはり掌底有りというモノが影響したのでしょうか。

「作戦としてはテイクダウンしてトップから攻める。倒しきれないなら、足を触って引き込んで取りに行くということでした。ただリングの感触がいつもと違っているのと、清水選手もそれほど組手を創る感じではなかったので、思っていたような展開のある試合ができなかったです」

──清水選手が組みから引き込み、ハーフを取った際にはすぐに足を抜いてマウントへ。ここから掌底を落としました。

「掌底は練習であまり強く叩いたこともなかったですし、大丈夫かなぁと思いつつ『ゴメンさない』って気持ちで叩いていました。清水選手の目を見ることはできなかったです。目が怒っていたら、嫌だなって思って(笑)」

──躊躇してしまいましたか。

「躊躇はまだしてしまいますね」

──EBIのコンバット柔術では、掌底を落として勝つという選手もいます。

「そうですね。極めでなく、ほぼ殴りという人もいますね」

──フィニッシュは清水選手が下になったことで生まれた試合展開ともいえます。寒河江選手としてはあのまま時間切れドローでも良いという考えでしたか。

「僕も取りたかったので、自分から座ろうと思ったら清水選手が一瞬早く座ってくれたんです。僕も座るしかないとはなっていました」

──殴られる可能性のある下と、殴られない下は違うかと思うのですが。

「勇気がいるというか……普段は下にいると安全じゃないですけど、自分の庭のようなところはあります。だから全然気にせずに座ることができるのですが、叩かれるかもしれないとなると怖いですね。

特に相手がMMAの選手だと、自分よりも優れているのは明らかなので。そこは試合になると、ちょっと怖かったです」

──MMAファイターがグラップリングに出て、グラップリングをしない。そういう試合が米国では多いですが、今日の試合は動きも多く、掌底もあり戦いの醍醐味が見られた取っ組み合いでした。エディ・ブラボーもこういう試合が見たくてコンバット柔術をしているのではないかと。

「ありがとうございます(笑)。本業はグラップリング、柔術ですが、コンバット柔術でも米国で戦いたいと思っています。なのでZSTの勝村さんにはこのままコンバット柔術の試合を続けていただき、チャンピオンとか決めることになれば、凄くやりたいです。

コンバット柔術も盛り上げたいですし、新型コロナ感染が収まればZSTの代表として米国に乗り込んで、日本人選手としてコンバット柔術のトーナメントで優勝したいです」

──グラップラーとして、今後の目標は?

「やはり海外のトップの選手に勝つことが自分の強さや成長を証明する最短距離なので、そこに一歩でも近づくためにもグラップリングに力をいれてくれているZSTのなかで活躍して、チャンピオンになるなど結果を残したいです」

カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST ブログ 八田亮 米倉大貴

【Battle Hazard08】米倉大貴、防御力の高さを見せた八田からしっかりと内ヒールで一本勝ち

【写真】内ヒールが極まった瞬間、米倉はニヤリと笑みを浮かべた (C) MMAPLANET

<GTFルール60キロ契約/10分1R>
米倉大貴(日本)
Def.1分10秒by ヒールフック
八田亮(日本)

まず座った米倉に対し、八田は体重をかけて抑えにいく。既に八田の右足を抱えた米倉が横回転で頭を近づる。前方に走るようにして足を抜こうとした八田だが、米倉は腹ばいから上を向いて内ヒールへ。

ヒザを押し、ロールして逃げる八田、ついていく米倉と揃ってロープに詰まると上体を起こす。米倉はそのまま下に残り、上の八田の左足を取る。対角線の左ワキで抱えた米倉に対し、八田はロープ際でも腹這いになり右足で蹴り、足を抜いて立ち上がる。

直後に右足を抱えた米倉は右足スネを脹脛に当て、スペースを作るとその右足を差し込む。左足を制して、八田に回転できないようにした米倉が、ストレートフットロックからヒールに移行し、そのままリバーサルでトップに。

直後に右足をとって後方に倒れ込むと、内ヒールを極めた。「練習していた内ヒールを極めることができた良かった。IGLOO最強!!」と勝者はメイクで話した。


カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST イゴール・タナベ ブログ レダ・メブトゥシュ

【Battle Hazard08】2週間前に負傷も──レダに内ヒールを極め激勝のイゴール、山田崇太郎戦をアピール

【写真】一本勝ちした直後、負傷をおして出場していたイゴールは魂の叫び(C) MMAPLANET

<GTFルール90キロ契約/5分1R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
Def.4分04秒by ヒールフック
レダ・メブトウゥシュ(フランス)

ジャンピンガードで引き込んだイゴール、ハイガードから腕を狙う。左腕を引き抜いたレダの右足を取ったイゴールだが、レダは左足で太腿を蹴り足を抜こうとする。

イゴールはその左足を掴むも、レダが立ち上がり試合はスタンドへ。

ジャンピングガードをスラムするように跳ねのけたレダだが、すぐにイゴールが跳んでガードを取る。クローズドガード&リング中央で再開となるが動きがなくレフェリーがブレイクを命じる。

再開後、組もうとしてバランスを崩したレダは、形的にはディープハーフに近い形に。ここから上体を起こしていったレダがバックに回り込む。

絞めを狙われたイゴールは、胸を合わせに行き前方にレダを落とす。ブレイクが入り、同体で移動しリスタート。サドルから右足を取ったイゴールが一気に内ヒールを極めた。

試合後のインタビューでイゴールは2週間前にヒザを負傷──欠場すら考えていた状況だったことを明かし、山田崇太郎との対戦をアピールした。