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BELLATOR Bellator275 MMA MMAPLANET o オースティン・ヴァンダーフォード ゲガール・ムサシ

【Bellator275】何もさせず。右を入れ、TDを切ってパウンドアウト。ゲガール・ムサシが85秒で防衛成功

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分3R>
ゲガール・ムサシ(オランダ)
Def.1R1分25秒by TKO
オースティン・ヴァンダーフォード(米国)

左ジャブを伸ばすヴァンダーフォード。ムサシも左から前に出て右を狙う。右ショートを入れたムサシ、近い距離でパンチを交換するヴァンダーフォードは大振りのパンチに右を合わされて足がふらつく。圧を掛けたムサシの前進に、ヴァンダーフォードはシングルに出るかこれをスプロールされ、腹ばいの状態で鉄槌を連打される。動けないヴァンダーフォードを見てレフェリーが早々に試合をストップし、ムサシが王座防衛に成功した。

「時間をかけるつもりだった。次? 分からない。僕はフィジカル的にも今がベストで、最高の状態にあると断言できる」とムサシは話した。


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BELLATOR Bellator275 MMA MMAPLANET o ダニエル・スカティッツィ

【Bellator275】右アッパーでダウンを奪ったウラディミール・トコフが、スカティッツィを下す

<ライト級/5分3R>
ウラディミール・トコフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダニエル・スカティッツィ(イタリア)

ダブリン在住のイタリア人ファイター=スカティッツィに声援が集まり、今大会はロシア勢はブーイングにさらされる。試合開始直後に頭からぶつかるようなワンツーを見せたトコフに注意が入る。ワンツーからスリーを伸ばしたスカティッツィは、蹴り足をキャッチされテイクダウンを奪われる。下からエルボーのスカティッツィは、バタフライガードからスイープを狙い、トコフが腹ばいとなりスタンドへ戻る。

ヒザ蹴りに足払いでテイクダウンを決めたトコフが、バックに回る。スカティッツィはケージ際まで移動すると、胸を合わせることに成功する。トコフは離れ、ステップインに左フックを被弾してシングルレッグへ。頭を押して倒れないスカティッツィは、崩されてもすぐに立ち上がる。ダブルから胸を合わせたととこふは、小手投げを潰したスカティッツィにバックを譲りそうになる。それでもシングルレッグから正対したトコフが離れる。

トコフは右アッパーをヒットさせると、左右のフックを打たれながらも組んでバックへ。正対したスカティッツィが跳びヒザを見せ、蹴りを交えた打撃戦で初回が終わった。

2R、ワンツーからスリー、右ハイを繰り出したトコフは、ジャブから右アッパーも当てる。スカティッツィは左フックを返す。互角の打撃戦が続き、スカティッツィが右カーフを蹴る。さらに左を当てたスカティッツィはアッパーを被弾しても、右フックを当てる。トコフのアッパーに頭がのけ反ったスカティッツィ、このアッパーが2度、3度とスカティッツィの顔面を捕らえる。スカティッツィは空振り、被弾する数が増える。攻撃が粗くなり、動きも少なくなったスカティッツィは、ラウンドを落とした。

3R開始直後にトコフが右アッパーでダウンを奪い、パウンドで追い打ちをかける。立ち上がったスカティッツィは、小手投げに引き込むように下になりギロチン・スイープへ。譲らずトップをキープしたトコフがスタンドへ戻る。続いたスカティッツィはシングルレッグもテイクダウンはできず、またもアッパーを打たれる。鉄槌のようなパンチを繰り出し、左を当てたスカティッツィだが初回のような切れはない。トコフは左にアッパーを合わせる。蹴り足をキャッチしてパンチ、足払いを決めたトコフは寝技には移行せず、スタンドで待ち受ける。

ここでアッパーを入れ、右に回るトコフ。個々からの打撃戦はスカティッツィが優勢だったが、トコフはダブルレッグを決めてバックへ。後方から殴りながら、試合終了を迎えたトコフが判定勝ちを手にし──ダブリンのファンからブーイングを浴びた。


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BELLATOR Bellator275 MMA MMAPLANET o キック キリル・シデリニコフ ゴカン・サリカム

【Bellator275】ジャブ、前蹴りが冴えるゴカン・サリカムがキリル・シデリニコフに判定勝ち

<ヘビー級/5分3R>
ゴカン・サリカム(トルコ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
キリル・シデリニコフ(米国)

ジャブからローのサリカム、そこに右をシデリニコフが振るう。ジャブから前蹴り、そしてステップを踏むサリカムがワンツーからジャブを当て、さらにワンツー、続いて左をヒットさせる。鋭いカーフを蹴ったサリカムは、右ハイもシデリニコフがキャッチしてテイクダウンを決める。サリカムが立ち上がり、シデリニコフはケージに押し込み両ワキを差す。回って離れたサリカムのテイクダウン狙いを切って殴ったシデルニコフだが、ジャブを被弾する。すかさずシデルニコフは組みつき、ケージにサリカムを押し込むがヒザを急所に受けて試合が中断する。すぐに再開され左ジャブから前蹴りを顔面に入れたサリカムは、右ストレートに続き左フック、そしてサイドキックを蹴り込む。打撃で不利と見たか、シデリニコフが低い姿勢でダブルレッグを決める。簡単に下になったサリカムが、下から殴り、シデリニコフは有効なパウンドはなかった。

2R、シデリニコフの左にも左ジャブ、フックを入れたサリカムが右に回る。シデリニコフも拳の届く距離でワンツー、ダブルレッグもこれは切られる。がぶってバック狙いのサリカムに対し、シデリニコフが立ち上がって離れる。ジャブに左フック、続いてワンツーを打ち込むサリカムが、左フックを空振りする。シデリニコフは組んで削りにかかるが、サリカムは押し込み返しヒザをボディに突き刺す。もう一度、体を入れ替えたシデリニコフは長続きせず、両者が体を幾度となく入れ替えるなか、サリカムのヒザがまたも急所に当たる。リスタート後、サリカムはジャブに続き、するどい右ストレートをヒットさせる。右を打ち合った後で、サリカムはジャブを当て距離を保った。

3R、引き続きジャブを当てるサリカムは、左フックを受けると一旦距離を取り直してワンツーを決める。被弾する数は圧倒的に多いシデリニコフだが、倒れるようなダメージはなく前に出ていく。そこに左を当てるサリカムが、ダブルレッグを切ってがぶる。頭を上げたシデリニコフが胸を合わせてサリカムをケージに押し込み、ワンツーを見せて離れる。サリカムはこれ幸いとジャブ、前蹴り、さらにジャブを連続でヒット。

残り2分、ローに姿勢を乱したシリルニコフはワンツーから左ジャブを被弾する。シデリニコフはサリカムの後ろ回し蹴りにバックを取り、テイクダウンも胸を合わされ寝技に持ち込めない。最後の10秒を切り、体を入れ替えてテイクダウンを狙ったシデリニコフだが決まらず時間に。結果、フルマークでサリカムが判定勝ちを手にした。


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BELLATOR Bellator275 MMA MMAPLANET o UFC   オースティン・ヴァンダーフォード カサン・マゴメドシャリポフ ゲガール・ムサシ シネード・カヴァナー ホセ・サンチェス リア・マコート リッチー・ブギーマン・マルチネス

【Bellator275】計量終了 天下一品MMA TD=ヴァンダーフォード×ゲガール・ムサシ=経験値

【写真】ヴァンダーフォードが持ち味を発揮し、ムサシがそれを凌ぐような25分が見られれば最高だ(C)BELLATOR

24日(木・現地時間)、25日(金・同)にアイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンで開催されるBellator275「Mousasi vs Vanderford」の計量が行われた。

メインでBellator世界ミドル級王座を賭けて戦う王者ゲガール・ムサシと挑戦者オースティン・ヴァンダーフォードは前者が 184.6ポンド、後者がやや軽めの183.7ポンドで無事計量を終えている。


2度目の同王座獲得後、2度目の防衛戦となるムサシにとってヴァンダーフォードは、相当に厄介な相手になる可能性が高い。ペイジ・ヴァンザントと結婚したことで名前をあげたヴァンダーフォードは、コンテンダーシリーズで勝利もUFCとの契約はならず、ペイジの夫という見方がされていた時期もある。

しかし、Bellatorと契約後は5連勝でレコードを11勝0敗とし挑戦権を獲得した。小規模大学のNCAAといえるNAIAのオールアメリカンレスラーは、グレイシーバッハ・ポートランドでファビアーノ・ペガレヴィの指導の下、柔術とレスリングをレスリングに寄りにミックスし、極めを加えるというスタイルを確立し破竹の勢いを見せている。

単にレスリングでいえば、ヴァンダーフォードより優れてテイクダウン能力を持つファイターはまま存在するだろう。ただし打撃戦、相手がストライカーでテイクダウン防御に長けた相手を倒すことにかけてヴァンダーフォードは天下一品だ。

ローからダブル、右オーバーハンドからアンクルピック、あるいはニータップ、ラリアットのように腕をフックで巻き込んでのテイクダウンと、打撃を見せてから相手を倒す。それができるのも、打撃戦で格上の相手にもテイクダウンを織り交ぜることで打撃戦に応じることができるからだ。

さらに倒した後のパウンド、トランジッションが力強い。特にスクランブルでバックに回りつつ、RNCを狙ったかと思うとトップにスイッチし、ニーインベリーやハーフからセットする肩固めはSUGでリッチー・ブギーマン・マルチネスを破ったほどだ。

この肩固めがRNCとの中間地点にあるというか──バックでも、正対でもない半身の態勢で極めるという独特のモノ。ヴァンダーフォードはムサシの得意とする、ジャブで突き放してテイクダウンを許さない戦いを封じ込めることができる。と同時にヴァンダーフォードが、このパワフルかつスピーディな戦い方ができるのも3Rだからという見方も成り立つ。

過去に5Rを経験していないチャレンジャーが、あのノンストップファイトを25分できる状態に仕上げることが可能なのか。対してムサシには7度の5回戦マッチ、4度が判定までもつれこんだ経験がある。その経験値を活かし、ムサシはヴァンダーフォードを泳がせ疲れさせるファイトを見せることができるか。そのためにヴァンダーフォードの動きを見過ぎると、ムサシは最初3Rで削られることもあり得る──そんな世界ミドル級選手権試合だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(土)
午前2時00分~ U-NEXT

■Bellator275 計量結果

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]ゲガール・ムサシ: 184.6ポンド(83.73キロ)
[挑戦者]オースティン・ヴァンダーフォード: 183.7ポンド(83.32キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート: 145.8ポンド(66.13キロ)
シネード・カヴァナー: 145.6ポンド(66.04キロ)

<フェザー級/5分3R>
キアラン・クラーク: 144.8ポンド(65.68キロ)
アブ・ダンカラ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ホセ・サンチェス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.4ポンド(61.41キロ)
ジョーネル・ルゴ: 135.2ポンド(61.32キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ: 135.6ポンド(61.5キロ)
クルシェ・カクロフ: 134.8ポンド(61.14キロ)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・レアリー: 155.2ポンド(70.39キロ)
デヴィ・ギャロン: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ダニー・マコーマック: 115.2ポンド(52.25キロ)
ステファニー・パージ: 114.9ポンド(52.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジュニア・モーガン: 156ポンド(70.76キロ)
デラー・キャリー: 155ポンド(70.31キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・スカティッツィ: 154.6ポンド(70.12キロ)
ウラディミール・トコフ: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ヘビー級/5分3R>
キリル・シデルニコフ: 264 ポンド(119.74キロ)
ゴカン・サリカム: 247.6ポンド(112.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
スコット・ピーダーソン: 144.8ポンド(65.68キロ)
ネイサン・ケリー: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
リー・ハモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジェイミー・ヘイ: 146.8ポンド(66.58キロ)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator275 MMA MMAPLANET o オースティン・ヴァンダーフォード カサン・マゴメドシャリポフ ゲガール・ムサシ シネード・カヴァナー ベラトール ホセ・サンチェス リア・マコート ルーカス・ブレナン

【Bellator275】サビット・マゴメドシャリポフ弟=カサン、完勝必須の10勝1敗=サンチェス戦へ

【写真】カサンはリモート会見で「18歳から米国で練習している。マーク・ヘンリーにはファイターとしてだけでなく、人間として成長させてもらった」と話していた(C)MMAPLANET

25日(金・現地時間)、アイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンでBellator275「Mousasi vs Vanderford」が開催される。

メインでBellator世界ミドル級王者ゲガール・ムサシに、オースティン・ヴァンダーフォードが挑むタイトルマッチが組まれた今大会は、2022年初の欧州大会ということもあり、チャレンジャーのヴァンダーフォードと、メインカードでブライアン・ムーアと戦うジョーネル・ルゴ以外は、全て欧州&ロシアのファイターが占めている。


そんななかロシア勢といえども、米国に拠点を置くカサン・マゴメドシャリポフが出場し、10勝1敗のスペイン人ファイター=ホセ・サンチェスと対戦する。

カサンはサビット・マゴメドシャリポフの実弟で21歳、6勝0敗の記録を持つ。兄同様、回転系の蹴り技を使いこなしテイクダウン&寝技も強いウェルラウダ―だ。そのカサンは22日(火・同)に共同のリモート会見を行いサンチェスに対し、「彼はグッドファイターだし、自分にとってチャレンジになる。10勝1敗で、僕より経験がある。そういう選手と戦い、い、自分の動きができるか確認できることは嬉しいよ」と話している。

とはいえ、スペイン国内でキャリアを積んできたサンチェスはレコードこそ綺麗だが、過去の試合を見る限りフックを振りまわして組みつく、ケージに押し込んでテイクダウンからパウンドを狙うというパターンが多い。対戦相手の力量も、実際のところは分からないが、北米やロシアのフィーダーショーに出場する選手のレベルにないように映った。

レコードは立派だが、押し込まれることがあってもカサンがテイクダウンを奪われたり、寝技で攻め込まれるシーンは想像し難い。ばかりか、ハサンの期待値の高さでいえば一方的な勝利がデフォルトともいえる。

カサン自身も会見が進むと「彼はウェルラウンダー、打撃が使えるグッド・レスラー。きっとMMAの前はレスリングをやっていたんだろう。でも、もうやるべきことは分かっている。金曜日の試合に勝って、今年はできるだけ多くの試合をしたい。ただ、このあとはラマダーンが始まるので、その間は試合を避け、またモスクワ大会があるなら、そこで戦いたい」と、サンチェスを軽視するような発言は控えていたが、絶対的な自信を伺わせていた。

カサンは会見中の他の質問で同い年、同じく6勝0敗のルーカス・ブレナンについて認識していなかったことが露呈したほどで、言葉とは裏腹にサンチェス相手に苦戦するとは思っていないだろう。

AJ・マッキー時代のベラトールフェザー級戦線で、今後が特に楽しみなカサンだけに上では一方的な勝利がデフォルトと記したが、絶対とさらに高い要求をしたい今回の一戦だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(土)
午前2時30分~ U-NEXT

■対戦カード

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]ゲガール・ムサシ(オランダ)
[挑戦者]オースティン・ヴァンダーフォード(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
シネード・カヴァナー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
キアラン・クラーク(米国)
アブ・ダンカラ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ホセ・サンチェス(スペイン)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ジョーネル・ルゴ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ(英国)
クルシェ・カクロフ(タジキスタン)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・レアリー(英国)
デヴィ・ギャロン(フランス)

<女子ストロー級/5分3R>
ダニー・マコーマック(アイルランド)
ステファニー・パージ(フランス)

<ライト級/5分3R>
ジュニア・モーガン(英国)
デラー・キャリー(アイルランド)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・スカティッツィ(イタリア)
ウラディミール・トコフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
キリル・シデルニコフ(米国)
ゴカン・サリカム(トルコ)

<フェザー級/5分3R>
スコット・ピーダーソン(英国)
ネイサン・ケリー(米国)

<ライト級/5分3R>
リー・ハモンド(アイルランド)
ジェイミー・ヘイ(英国)

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