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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#02 エフェヴィガ雄志 キム・ミンヒュン 修斗

【Shooto2024#02】エフェヴィガ、スタンドでRNCを極めて一本勝ち。修斗3戦3勝・MMA戦績7戦7勝に

【写真】圧勝、そしてマイクもインパクト大(C)MATSUNAO KOKUBO

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.1R by RNC
キム・ミンヒュン(韓国)

サウスポーのエフェヴィガが左ミドル、左ストレートから組む。ケージで四つ組の攻防になると、ミンヒュンが態勢を入れかえる。エフェヴィガもミンヒュンを押し返し、足をかけてテイクダウンを奪うと膝立ちの状態からボディにパンチを入れる。立ち上がって思い切りパンチを落とすエフェヴィガ。ミンヒュンのガードからの攻撃をさばきつつパンチを落とす。ミンヒュンが亀になると、バックを取って両足をフックする。ミンヒュンが立ち上がると、エフェヴィガはそのままバックキープしてRNCで一本勝ちした。

試合後、エフェヴィガは「これで修斗で3試合全部フィニッシュして、7戦7勝で来ることができました。試合で負けるかもしれないけど、自分はこうやってチャレンジしています。それが自分の仕事です。今回キム選手が試合を受けてくれるまで、何人も日本人選手に試合を断られました。その人たちはこの仕事をやめた方がいいと思います。僕はこれからもチャレンジするし、みなさんが楽しんでくれる試合をします」というマイクで大会を締めた。


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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#02 島村裕 青井太一

【Shooto2024#02】島村に二度投げられた青井が右スイングからパウンドアウト

大逆転か、あるいは青木らしさか【写真】(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分1R>
青井太一(日本)
Def.1R4分21秒 by TKO
島村裕(日本)

サウスポーの島村の顔面に青井が左フックを当てる。さらに右インロー、右ハイを繰り出す青井がワンツーから組みついた。ボディロックで青井が押し込むと、島村が左腕を差し上げて投げる体勢を見せる。そして青井の足を踏みながら払い腰でテイクダウンを奪った。

トップから青井の首を抱えた島村はハーフネルソンで抑え込む。島村がマウントを奪って青井の首を折り曲げにいったが、ここは島村がリバーサルした。スクランブルから立ち上がった両者、ケージに押し込まれた島村がまたも投げ飛ばし、バックに回る。ここは島村が離れた。青井がワンツーから右ローを当てる。島村も左インローを返す。

島村の右ジャブをダッキングでかわした青井が、一度下がってから右スイングを振るうと、島村が後方にダウン。そのまま青井がパウンドアウトした。


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【Shooto2024#02】右ヒジ負傷で欠場、竹原魁晟が話していたこと「決着をつけたい気持ちは持っていた」

【写真】負傷が癒え、この舞台に少しでも早く戻ってくることに期待(C)SATOSHI NARITA

本日23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOT2024#01で、上原平と環太平洋フェザー級王座決定戦を戦う予定だった竹原魁晟インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

しかし、21日(木)に竹原が右肘関節外則側副靱帯を損傷し、今大会を欠場することが発表された。ここでは幻に終わった上原とのタイトル戦、そしてMMAファイター誕生前夜に関して、竹原が語っていたことを書き記しておきたい。

(竹原魁晟インタビューPart.01はコチラから)


――アハハハ。

「でも結局はボクシングジムも体験だけで、入会はせずに……。当時はまだ自衛隊にいたので、自衛隊員を続けながらボクシングジムに通うのは難しいと思ったんです。当時は千葉の習志野駐屯地におり、最先任上級曹長から『じゃあMMAのジムはどうだ?』とパラエストラ松戸を紹介されました」

――すみません、最先任上級曹長とは……。再度登場されるとは思わず、先ほどはスルーしてしまいました(苦笑)。

「あっ、そうですね。最先任上級曹長というのは、各部隊の指揮官を直接補佐する役職で、簡単に言うと我々の相談に乗ってくれる方でした。その方がパラエストラ千葉ネットワークを知っていて、『あのジムなら良いんじゃないか』と薦めてくれました。

もともとMMAは存在を知っていたものの、詳しいことは知りませんでした。実はプロボクサーになろうと考えていた時、自衛隊に入ってバディとなった先輩から『ボクシングも良いけど、柔道やレスリングをやってきたならMMAのほうが向いているんじゃないか』と言われていたんです」

――陸上自衛隊の方に紹介されたとは意外な情報です。

「当時はまだ、プロのMMAファイターになりたいと考えていたわけではありませんでした。まずはMMAの技術を習得し、強くなることが目標で。プロになりたいと思ったのは、入会して少し経ってからです。それが2018年ぐらいだったと思いますが、やはり自衛隊に所属しながらプロのファイターになるのは難しいと思い、自衛隊を離れることにしました」

――竹原選手のプロキャリアを見ると、とても興味深いポイントがあります。勝つ時は判定決着か秒殺KOか。たとえば1R後半や2Rに入ってフィニッシュした試合はないです。これは何か理由があるのでしょうか。

「いえ、特に理由は……自分でもよく分からないです(笑)。試合の途中で作戦変更するわけでもないですし。自分はそんなに器用なタイプでもないので。とにかくここまで負けることなく、タイトルマッチまで進んでくることができたことは嬉しいです」

――今回タイトルを賭けて戦う上原平選手とは昨年3月に対戦してドローに終わっています。引き分けとはいえ無敗キャリアの中で、唯一勝てなかった相手です。

「あの試合は本当に悔しかったです。負けていないとはいえ、公式記録はドローだったので。再戦で挽回したい気持ちが強いです」

――前戦は開始早々に上原選手の右ストレートで腰を落としてしまいました。

「フラッシュダウンと言うのでしょうか。自分にとっては未体験のことでした。でも腰が落ちたのは一瞬だけで、すぐに持ち直すことができました。でも、あのフラッシュダウンで1Rは相手の10-9になってしまう。2回戦だったので、次のラウンドを取ってもドローですよね。だから2RでKOするか、一本を取りたいと思って戦っていました。でも上原選手はディフェンスもしっかりしていますし、何よりフレームが大きくて、やりづらかったです」

――それだけフレームの差があるために、1Rは中に入りづらそうでした。しかし2Rから一気に距離を詰めることができたのは、何か切り替えたものがあったのでしょうか。

「詳しいことは言えないのですが、自分の中に切り替えスイッチがあるんです。インターバル中に鶴屋さんからアドバイスを頂いて、その内容を自分自身でも考え、次のラウンドから動きを変えてみたりします。それで何とか2Rに追い上げることができました。

でもドローに終わったので、ずっと決着をつけたい気持ちは持っていたし、近いうちに再戦があるだろうとは考えていました。結果、インフィニティリーグは僕が1位で上原選手が2位。1位と2位が王座決定戦に進むことは決まっていたので、やはり――と思いました」

――前回の対戦から1年、ご自身は何が一番伸びたと思いますか。

「もともと持っていたレスリング力が強化されました。トップキープもバックキープも強くなり、そこに打撃が上乗せされていますね。

上原選手がどう変わっているかは分かりませんが、今度こそKOか一本で完全決着を目指します。僕にとって環太平洋のベルトは通過点です。ここで勝って必ず修斗の世界チャンピオンになります」

 
■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
キム・ミンヒュン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
結城大樹(日本)
椿飛鳥(日本)

<バンタム級/5分3R>
平川智也(日本)
川北晏生(日本)

<68キロ契約/5分2R>
児山佳宏(日本)
松浦真実也(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>※57.25キロ契約
片山将宏(日本)
青井太一(日本)

<フェザー級/5分3R>
島村裕(日本)
大田ノヒロ(日本)

<バンタム級/5分2R>
中野剛貴(日本)
椿馨(日本)

<フェザー級/5分2R>
加藤裕彦(日本)
人見礼王(日本)

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【Shooto2024#02】上原平と環太平洋フェザー級戦、竹原魁晟「どうせなら一番レベルの高い部隊に」

【写真】言葉遣いが異様に丁寧な竹原。我々の知らない、専門用語も数多く聞かれた(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOT2024#02で、竹原魁晟が上原平と環太平洋フェザー級のベルトを争う。
Text by Shojiro Kameike

竹原はレスリングをベースにMMAを始め、2021年のプロデビュー以降は無敗。昨年のインフィニティリーグを制して空位の環太平洋王座決定戦に進んだ。対戦相手は、同リーグ戦でドローに終わった上原平という因縁の試合を迎える。そんな竹原はかつて、陸上自衛隊の第一空挺団に所属していたという。鹿児島出身、山口県の徳山大学に進み、習志野駐屯地からパラエストラ千葉ネットワーク(※取材は3月11日に行われ、直後の13日に『THE BLACK BELT JAPAN』の発足が発表された)に辿り着いたMMAキャリアについて訊いた。


――竹原選手は元陸上自衛隊で、第一空挺団に所属していたそうですね。

「はい。2019年7月まで陸上自衛隊におりました」

――第一空挺団といえば陸上自衛隊の中でもエリートというイメージがあります。

「エリート、というと語弊はありますが……誰でも行こうと思って行ける部隊ではないとは思います」

――もともと第一空挺団に入りたいと思っていたのですか。

「空挺団に入りたいと考えたのは、陸上自衛隊に入ってからです。高校卒業時にレスリングのご縁で大学に進んだのですが、ゆくゆくは自衛隊に入りたいと思っていました。大学を卒業して自衛隊に入り、どうせ行くなら一番レベルの高い部隊に行きたい。そう考えて空挺団に入ったという流れです」

――その第一空挺団には、何年ほど在籍していたのでしょうか。

「1任期と少しぐらいだったと思います」

――1任期というのは……。

「あっ、すみません。自衛隊は1任期が2年になります。ですので2年強、陸上自衛隊にいました」

――こちらこそ門外漢にも関わらず、いろいろと訊いてしまい恐縮です。2年強で陸上自衛隊を離れた理由は、プロMMAファイターになるためだったのですか。

「そうです。ひとつ決めたらその道だけを進みたいという思う性格で。本当はもっと早くからMMAを始めたいという気持ちはありました。しかし当時の最先任上級曹長に相談したところ『格闘家になるにしても、ちゃんとお金を貯めてからのほうが良い』と言われまして。いろいろ引き止めもあり――」

――「誰でも行こうと思って行ける部隊」ではない第一空挺団に入った人間は、引き止められるのも当然だと思います。大学を卒業して自衛隊に入る前には、プロのファイターになることは考えていなかったのですか。

「若干考えていました。ただ、最初はプロボクサーになりたいと思っていました」

――えっ!?

「大学ではレスリング部の練習が終わったあと、空手部の部室に潜り込み、勝手にサンドバッグを叩いたりしていました」

――勝手に(苦笑)。

「はい(笑)。たまに空手部員と鉢合わせしましたけど、『自分はレスリング部です』、『あぁ、そうなんだ』ぐらいで終わりました」

――その空手部員さんに異種格闘技戦を挑みたいとは思いませんでしたか。

「アハハハ、ちょっとだけ思いました。異種格闘技戦というほどではなく、『自分の打撃がどれだけ通用するのかな?』というのは知りたくて。打撃で敵わなければ、レスリングも含めて総合的な技術を使おうとは考えていました」

――やはり考えはしたのですね。それは道場破りになるので実行しなくて良かったです。もともとレスリングはいつ、どのようなキッカケで始めたのでしょうか。

「レスリングは高校からで、中学までは柔道をやっていました。柔道も面白くて好きだったのですが――やはり柔道は道着があるじゃないですか。裸足ですし。路上で突発的に、実戦に入った時はレスリングの技術が役に立つのではないかと思い、高校からレスリング部に入りました。

子供の頃から戦いが好きだったんです。漫画や映画に影響を受けていました。それこそ先日亡くなった鳥山明先生の『ドラゴンボール』や(※取材は3月11日に行われた)、他にもカンフー映画とか。別にヤンチャだったり、喧嘩に強くなりたかったということでもなく」

――なるほど。柔道、レスリングと移っていくなかで高校時代に打撃を習おうとは思わなかったのですか。

「ずっと打撃はやりたいと思っていました。それが大学の空手部のサンドバッグを使うことや、卒業後にプロボクサーになりたいという気持ちに繋がったんです。とはいえ、ボクシングを始めたいと思ったもののジムには入会しませんでした。いろいろジムは見学して回ったんです。それこそ名字が同じというだけで竹原慎二さんのジムとか」

<この項、続く>

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