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【SHOOTO GIG TOKYO】メインは連敗脱出を目指す澤田龍人×キャリア3戦目の黒部和沙。バンタム級5連戦も

【写真】ONEを経て、修斗での戦いに戻ってきた澤田。連敗脱出なるか(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにてSHOOTO GIG TOKYO Vol.36が開催される。今大会のメインイベントでは澤田龍人と黒部和沙がストロー級戦で激突する。
Text by Takumi Nakamura


澤田は2018年7月からONEに参戦し、シンガポールに活動の拠点を移してEvolve MMA所属として試合を続けてきた。2022年3月の仙三戦でONEでの戦いに区切りをつけ、昨年3月の修斗で約5年5カ月ぶりの国内復帰戦を迎えるも安芸柊斗にKO負け。2021年2月のロピン・カタラン戦を最後に勝利から遠ざかっており、現在は4連敗を喫している。

その澤田と対戦する黒部は今回がキャリア3戦目。昨年10月のプロデビュー戦で根井博登と引き分け、今年1月に大田ノヒロにRNCで一本勝ちしているものの、24戦を戦ってきた澤田とのキャリアの差は歴然。修斗で2度の世界タイトル戦、ONEで多くの国際戦も経験している澤田の相手としては異例の大抜擢と言えるだろう。

安芸戦と仙三戦で澤田は相手の打撃に苦しみ、クリーンテイクダウンを奪えずにKO負けという敗戦が続いた。黒部もスタンドの打撃・組技ともに思い切りの良さが目立つ選手だが、どの部分で澤田に勝って試合を進めていくのかはキャリア2戦では未知数だ。黒部陣営がどんな対策を練って澤田にぶつかっていくかに注目したい一戦だ。

また今大会ではライダーHIRO×榎本明、松下祐介×永井奏多、藤木龍一郎×ガッツ・takato、新井拓巳×青井心二、井口翔太×藤田ムネノリとランク外の選手たちによるバンタム級戦が並んでいる。藤井伸樹が保持している環太平洋王座を争う戦いに食い込んでいくのは誰かもテーマになるバンタム級5連戦だ。

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【Road to UFC2023Ep03】自己証明─再び。野瀬翔平「実力を伴ってUFCにステップアップしないと」

【写真】師匠の弘中先生と、右はマネージャーの前田桂さん。前田桂さんも濱村健と同様に面倒見の良い人物──関西弁だが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝で野瀬翔平がシャオ・ロンと対戦する。

昨年に続き2年連続のトーナメント出場、その前回大会は初戦で元UFCファイターのウリジブレンに勝利も準決勝で中村倫也に131秒でKO負けを喫した。世界の頂点を目指す戦いで、同胞と戦い完敗──この1戦が野瀬にどのような変化をもたらしたかのか。

「自分でもビックリした」と連続参戦に関して話した野瀬は、去年よりもMMAファイターとして成長し、UFCで戦うという気持ちもより強くなっている。


──Road to UFCに2年連続で出場が発表された際、正直なところ本当に驚きました。野瀬選手自身は、申し込んでいたとしてもどれぐらい出られると思っていたのでしょうか。

「正直、自分でもビックリしました。国内で修斗のランキングに入って、ベルトを狙うという道筋を立てていたので。またチャレンジできることはビックリでしたが、嬉しかったです」

──3月に修斗で新井拓巳選手に一本勝ちした時は、もう出場は決まっていたのですか。

「そうだったみたいですが、僕には知らされていなかったです。それが(弘中邦佳)先生たちの意向だったようで。あの時、僕自身は修斗でやっていくつもりだったので、それはそれで落とせない戦いなので、そういうつもりで戦っていました。で、勝った直後に舞台裏で教えてもらって……凄く驚きました」

──あの一戦、覚醒したような強さだという評判になりました。Road to UFCで戦ったことで、何かが変わったということはありましたか。

「それは感じています。去年の2試合、勝ちと負けを経験して。中村(倫也)選手に負けて、練習にもより身が入ったし。風間(敏臣)選手が契約したと知った時も、凄く悔しくて。さらに練習でギアが上がって、凄く強くなっている感覚がありました。だから絶対に負けないし、絶対に極めることができると思っていました」

──中村選手は同じ日本人に負けた。しかも差を見せつけられて敗れた。あの試合の経験をどのように今後に生かそうと思いましたか。

「試合中の感覚、勝負勘が中村選手は凄かったです。ケージ際で貰ったヒザとか、練習でなかなか顔面にヒザを入れるとかできなので、如何に練習で試合を意識してやることができるのか。それをまた考え直してやってきました。

中村選手は圧とかではなくて、試合の感覚──センスがあると思いました。あんな風にピンポイントでヒザを効かされてしまったので。しかも壁で組み直し際に。そんなに思い切り入ったわけではなかったのに、綺麗に効かされてしまいました」

──同じように中村選手を相手に完敗を喫した風間選手が契約できたことが、悔しかったという風に言われていましたが。

「正直、格好悪いし、口にすべきことでもないのですが……。あの……今はそんな風には一切思っていないですけど、『シャッフルさえなければ』というのは正直思いました。それはやっぱり思うし、悔しかったし……。『準決勝でシャッフルがなかったら俺はUFCと契約できたのか』とは正直思いました。でも、今は気持ちを切り替えて、しっかりと優勝をして実力を伴ってUFCにステップアップしないといけないと思っています」

──私なら一生言い続けますよね。「あの時、急にシャッフルしやがって。UFCのバカやろうが」と(笑)。

「アハハハハ。でも、こうやってまた挑戦できますし。過去最高に調子が良いので、自信を持って挑めます」

──対戦相手のシャオ・ロンはコンテンダーシリーズに出て、負けている選手です。

「試合映像はそのコンテンダーシリーズのモノしか見つけられなかったのですが、組みに関しては絶対に僕の方が強い。一本取れる自信があります。ただ大振りの打撃は一発があるので、そこは気を付けないといけないです。組めば勝てる。そういう気持ちはあります」

──現時点でアウェイと感じることはありますか。

「全くないです。アブダビ、シンガポールと同じように調整できています。全く問題なく、普通に過ごせています」

──去年のシンガポールの時よりも、弱冠余裕が感じられますね。

「シンガポールの時よりは、心の余裕があります」

──現時点では『なんで、アイツなんだ』という声も国内の選手から聞かれることもあるかもしれないですが、その声を払拭できる勝利を期待しています。

「『なんでコイツなんだよ』と思われているかもしれないですが、1回戦が終った時には『コイツなら』と期待してもらえるような試合ができると思っています。そこを注目してほしいです」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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MMA MMAPLANET o Road to UFC Shooto Shooto2023#02 UFC 新井拓巳 野瀬翔平

【Shooto2023#02】RTU帰りの野瀬がバック→おたつロックからキムラで新井を仕留める

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R1分53秒 by キムラ
新井拓巳(日本)

ともにサウスポー。左ローを繰り出したあと、新井の右ジャブをかわした野瀬が組みつく。引き離した新井に対し、野瀬は打撃からダブルレッグを仕掛けた。ガブって返す新井がトップに回る。立ち上がった両者、野瀬が組んで押し込んでいくも、新井が首相撲からヒザを突き上げていく。新井のローをキャッチしてシングルレッグで組みついた野瀬が尻もちを着かせる。しかし新井も立ち上がり、スクランブルの状態が続く。

スタンドで野瀬がボディロックで組むと、新井がビクトル投げから左足を狙った。これを切った野瀬が新井の首を制しながらトップを奪、さらにバックを奪って四の字ロックへ。それでも反転しようとした新井を、おたつロックで制した野瀬が新井の左腕を狙う。野瀬は一度腕を伸ばしてからキムラで絞り、新井からタップを奪った。

試合後「前回負けてから、さらに強くなったので自信がありました」と語った野瀬は、今年も開催されるRoad to UFCについて、現時点でバンタム級のリストに残っているという話も聞かれる。この勝利が後押しとなるか。


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【Shooto2023#02】飯田健夫の挑戦を受ける、RTU後のSASUKE。「残酷でも行動で示していくしかない」

【写真】この日から繋がり、次に繋がる一戦がいよいよ明日に迫ってきた(C)MMAPLANET

明日19日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOTO2023#02。同大会のメインで修斗世界フェザー級王者SASUKEが、ランク1位の飯田健夫の挑戦を受ける。

昨年6月にRoad to UFC1回戦で敗北を喫し、トーナメント後のUFCとの契約という路が断たれた。それでも10月の準決勝大会でワンマッチで出場し、再起戦で勝利を手にした。今もUFCへの想いは変わらない。そのためにSASUKEはどのようなキャリアの積み方を考え、そして修斗の防衛戦に臨むのか。崖っぷちが続く、SASUKEに話を訊いた。


――試合まで1週間を切りました(※取材は14日に行われた)。今、どのような調子でしょうか。

「いつもと変わらず、試合前という感じです。全然悪くなくて、むしろ良いぐらいです」

──Road to UFCに挑戦した時点で、修斗の防衛戦はない方が良かった。ここに向けて、色々と乗り越えないといけないことがあったかと思います。

「Road to UFCで負けちゃっていますからね。10月にワンマッチのチャンスを貰えたけど、それがどう次につながるか分からない。あの時に進路を考えて、試合間隔が空くことが一番嫌でした。一昨年、試合がしたくてもできない状態が続いてモヤモヤしていたので。もうあんな風になはなりたくなかったです。なので防衛戦はベルトが掛かった大切な試合ですけど、僕の心境としては試合ができるならどこででも戦うというモノでした。そこで修斗からオファーがあり、すぐに戦うと返事しました」

──Road to UFCフェザー級の決勝に日本人がいなかった。我々にとっても信じられない展開でした。あそこで勝ち上がることができなった時、SASUKE選手的には今後のキャリアについてどのように考えていましたか。

「完膚なきまでにやられたので、そりゃあ凹みました。でも、全部失って再スタートするしかない。UFCはメチャクチャ遠のいた。あの負け方では……正直、無理だと思ったこともありました。それから何の巡りあわせか、10月にアブダビで試合ができた。内容は良くなかったけど、勝利という結果は一つのクレジットになって。首の皮一枚残すことができたのかと考えています」

──UFCと交渉した前田桂さんが勝利者インタビューの通訳をしながら号泣していました。

「桂さんは本当に僕と野瀬(翔平)君のために、色々とやってくれました。ご家族があるのに正直、僕らのために仕事を犠牲にしてアブダビにまで来てくれて。感謝の気持ちしかないです。桂さんには『全部賭けています。今まで以上に賭けています』っていう話を現地でさせてもらって……負けると本当に終わるという僕の気持ちが伝わっていたのだと思います。だから、ああいう感じになったんでしょうね」

──にしても、通訳があれだけ泣きだすと周囲はもうビックリでしかないですよ」

「アハハハハハハ」

──あの1勝でUFCをまだ目指せる。MMAを続けることができるという気持ちになれましたか。

「そうですね、まぁ……MMAを続けることはできるんですよ。日本でやれば、できる。ただUFCを目指すなら、あそこで負けていたら本当に終わりだったと思います。なので、まだギリギリ、崖っぷちの状態です」

──では10月以降、UFCを目指すキャリアの積み方はどのように考えていましたか。

「今年もRoad to UFCがあるので、それを狙うのか。それか、どこでも良いから試合を重ねて連勝記録を創ってUFCにアプローチするということを考えていました。その中で修斗はタイトル戦で、どっちにも当てはまる。連勝記録の1つにできるし、日本のチャンピオンという肩書を持ち続けることができる」

──では試合を多く戦い、連勝記録を創る場に関してどういう風にSASUKE陣営では考えていたのでしょうか。

「そこ、難しいですよね。修斗もどんどん新しい選手が育ったり、入ってくれば試合を継続して戦うことができるけど、一昨年がそういう状況じゃなかった。正直、修斗だけで戦っていたら、自分が納得できるペースで試合ができる保障はない。だから、やりたいという想いはあってもどうしようもないですよね」

──国内では人知れずでも、実はUFCが近いプロモーションも海外にはあります。と同時RIZINはフェザー級が盛り上がっています、そこで実力誇示をする。そういう選択があったかと思います。

「ハイ。特に海外はありました。吉野光選手のUAEWの試合も前回、視ていましたし。あと豪州のEternal MMAとか、勝てばUFCと契約があるところは──むしろ、そっちで戦いたいという気でいました。自分のなかでは海外でやりたいという想いは強いです」

──そういうなかで修斗の防衛戦になったということですね。

「さっきも言ったようにこの先が不透明なのか一番嫌で、オファーがあったらすぐ戦う気持ちでした。試合を受けるメリットを考えているわけでなく、一つの試合。勝てば白星が増える。連勝記録の1つになる。防衛戦って負けたらベルトを失うから、基本リスキーなモノです。

だから、ここで勝って次に繋がるとかをモチベーションにするわけでもないですし。試合ができない期間が辛かった。オファーがあれば有難いからやる。そういうことです」

──では5月の終わりのRoad to UFCは頭にありますか。

「あります。でも、先のことを考え過ぎていると足下をすくわれてしまうので。目の前のことをクリアして、次を考えます」

──飯田選手とはアマ、新人王Tと2試合戦っています。そこに何か特別な想いは?

「特にないですね。ストーリー創りには因縁が必要だというのも分かりますが、彼との間に因縁はない。因縁があるとすれば、昔の弱い自分に対してです。これに打ち克つための一つの試練だと思います」

──飯田選手が修斗で勝ち続けていることは、注視していましたか。

「いえ、正直余り見ていなかったです。別に飯田選手を軽視していたのではなくて、自分のことに必死になっていたので。だから直近の試合も全然見ていなかったです」

──では、試合が決まってからチェックするという感じだったのですか。

「それが最近の試合はなくて(苦笑)。論田愛空隆戦、山本健斗デリカット戦……3連勝しているんですよね(※実際は4連勝)。でも全然試合はチェックできていないです。まぁ自分は相手の映像を見過ぎると、対策に寄ってしまうので。自分から仕掛けて勝つ。映像はトレーナーとかセコンドをチェックして、そこで指示された練習を徹底してやってきました」

──Road to UFCを経験したことで、MMAファイターとして成長した部分はあると思いますか。

「気持ちですね。絶対に負けないという。アブダビの試合がそうでした。恰好悪くても、自分からいく。気持ちは絶対に折れないぞと。格闘技は最後は気持ちです。ただ今回は日本での試合なので、応援をしてくれる人たちの存在はポジティブになります。格好悪い姿を目の前で見せられないので。折れないで5分✖5R戦い続けようと思います」

──練習仲間が同じように努力し、どれだけ志を持っていても結果がついてこない場面も見てきたと思います。その姿を見てなお、UFCへの想いは揺るぎないですか。

「練習仲間の敗北を見るのは心が苦しいし、辛くて。MMAって残酷だなって改めて思います。でも、行きたいと願わない人間にはチャンスは訪れない。どれだけ残酷でも前を向いて、自分の行動で示していくしかない。一喜一憂していると、やっていけないです」

──押忍。では、最後にこの試合に向けての意気込みをお願いします。

「思っている以上にタフファイトになるかもしれないです。でも、自分はスタミナでも気落ちでも負けないので。飯田選手はここをゴールにやっているのかもしれないけど、僕はこの先を見て行こうと思っています。なので、絶対に負けないと言っておきます」 


■視聴方法(予定)
3月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#02対戦カード

<修斗世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] SASUKE(日本)
[挑戦者] 飯田健夫(日本)

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
新井丈(日本)

<ストロー級/5分3R>
安芸柊斗(日本)
澤田龍人(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(日本)
菅原和政(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト(日本)
CHAN-龍(日本)

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
新井拓巳(日本)

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
スソン(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE Shooto Shooto2023#02 UFC VTJ ウリジブレン マックス・ザ・ボディ 中村倫也 修斗 宇佐美正パトリック 安芸柊斗 岡野結城 弘中邦佳 新井丈 新井拓巳 澤田龍人 菅原和政 西川大和 野瀬翔平 関口祐冬 飯田健夫

【Shooto2023#02】RTUから帰還、野瀬翔平が新人王=新井拓巳と対戦。同門菅原はMAXと─続く茨の道

【写真】新井としても、野瀬を食うことで未来を変えることができる一戦だ(C)MMAPLANET&ONE

3月19日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#02の追加カードがSustainより発表されている。

SASUKE✖飯田健夫の世界フェザー級選手権試合、新井丈×関口祐冬、澤田龍人×安芸柊斗等が組まれている同大会にライト級のマックス・ザ・ボディ×菅原和政、バンタム級の野瀬翔平×新井拓巳の2試合が加わった。


HEATで岡野結城、VTJで西川大和、修斗公式戦で宇佐美正パトリックと3連敗後、昨年10月にエドモンド金子を破り約1年7カ月振りに勝利を挙げた菅原だが、ここでマックス・ザ・ボディとのマッチアップ、まだまだ茨の道が続く。

ここまでのハードな相手との対戦、勝ち負けを抜きにして、その経験を生かすのはこれから。そういう意味で、フィジカル・モンスター=マックス・ザ・ボディとの対戦は、菅原の今後を占う上で非常に大切な一番になってくる。

そんな菅原の同門、野瀬はRoad to UFCを経験し修斗に戻って来ることとなった。対する新井は昨年の新人王、なんともシビアなマッチアップとなる。野瀬と新井、ここまで接点がないように見えるが、両者揃って中村倫也に大敗を喫したという共通点がある。

新井は一昨年の4月にアマチュアマッチとして、格闘DREAMERS最終選考試合で中村と対戦し、42秒でKO負け。野瀬は昨年11月にRTU準決勝で、2分21秒で同じくKO負けを喫している。中村戦後の新井は1勝1敗1分、とにかく組んでしつこく攻めるという戦いを貫いている。

野瀬としては、その執拗な組みを遮断、あるいは自分の形で組むことができるか。RTU出場前に野瀬の師匠である弘中邦佳は「契約できれば御の字。そうでなくて、RTUで得られる経験が野瀬のキャリアに大切になってくる」と明言していた。

RTU初戦で元UFCファイターのウリジブレンと向き合ったことも、現状の日本ではなかなか経験できないことだ。Road to UFCを戦ったアドバンテージは確実に存在する。それを生かせるかどうかは本人次第。野瀬のMMAファイター人生の第2章がこの新井戦から始まるといっても過言でない。

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ACA MMA o Shooto   キム・ソユル パンクラス ボクシング ライカ 中村未来 久遠 修斗 内藤頌貴 小生由紀 山内渉 後藤丈治 新井丈 新井拓巳 清水清隆 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 関口祐冬 須藤拓真 高岡宏気 齋藤奨司

『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』試合結果


第10試合 メインイベント 清水清隆引退試合 フライ級 5分3R
×清水清隆(TRIBE TOKYO MMA/世界3位、元パンクラス同級王者)
○山内 渉(FIGHT FARM/世界5位)
1R 0’44” KO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第9試合 セミファイナル 修斗環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
×石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/環太平洋王者、世界1位)※初防衛戦
○藤井伸樹(ALLIANCE/環太平洋4位、世界2位)
判定1-2 (片岡27-30/田澤29-28/柴田28-29)
※藤井が王者に

第8試合 フライ級 5分3R
○新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS/ストロー級世界王者)
×大竹 陽(HAGANE GYM)
1R 4’10” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

第7試合 バンタム級 5分3R
×後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/世界5位)
○須藤拓真(X-TREME EBINA)
2R 2’01” ヒールフック

第6試合 フライ級 5分3R
○内藤頌貴(パラエストラ松戸/世界6位)
×高岡宏気(FORCE GYM)
判定3-0 (長瀬29-28/福田29-28/豊永29-28)

第5試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○澤田千優(AACC/勝ち点8→10)
×小生由紀(グランドスラム沖縄APP/勝ち点4)
判定3-0 (長瀬20-18/柴田20-17/片岡20-17) 
※澤田がリーグ戦優勝。初代修斗女子アトム級王者に

第4試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○中村未来(マルスジム/勝ち点4→8)
×久遠(ZERO/勝ち点4)
1R 4’59” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 女子フライ級 5分3R
×ライカ(RIGHT THING ACADEMY/ボクシング元OPBF東洋太平洋女子ライト級(61.2kg)王者)
○キム・ソユル[Kim Soyul](韓国/MOBトレーニングセンター)
3R 2’18” 裸絞め

第2試合 2022年度新人王決定トーナメント・バンタム級準決勝 5分2R
△齋藤奨司(FIGHT FARM)
△新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)
判定0-1 (片岡18-20/豊永19-19/田澤19-19)
※公式記録はドロー。トーナメントのため優勢判定1-2で新井が決勝進出

第1試合 2022年度新人王決定トーナメント・フライ級準決勝 5分2R
○須藤晃大(EXFIGHT)
×打威致[だいち](有永道場Team Resolve)
判定3-0 (豊永20-17/田澤20-17/片岡19-18)

オープニングファイト トライアウト 女子ライト級 3分2R
×上田真央(修斗GYMS直心会 UBF)
○緒方亜香里(AACC)
2R 0’18” KO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

 11月27日に後楽園ホールで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』の試合結果。メインイベントの清水清隆引退試合は山内渉に1R KO負け。セミファイナルの環太平洋バンタム級チャンピオンシップは藤井伸樹が石井逸人に判定勝ちし新王座を戴冠しています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 新井拓巳 齋藤奨司

【Shooto2022#07】新井が齋藤をTDをし続け、試合はドローも優勢ポイントでトーナメント決勝進出

【写真】新井がテイクダウン作戦を徹底し、結果はドローも新人王T決勝へ(C)MMAPLANET

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
新井拓巳(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19.
齋藤奨司(日本)
※優勢ポイント2-1で新井が決勝進出

サウスポーの新井が距離を詰めて左ハイ。齋藤は右ローを見せる。組みついてくる新井を捌く齋藤。新井が遠い距離から飛び込むも、齋藤がスプロールする。しかし新井が再チャレンジで組みつき、齋藤に尻もちを着かせた。齋藤は左のオーバーフックでバックは許さないが、新井がボディロックから背中を着かせる。すぐに立ち上がって足を抜いた齋藤に対し、新井がしつこく組みつき再び尻もちを着かせた。

ケージに背中を着けている齋藤の足を畳んでいく新井がパウンドを落とした瞬間に齋藤が立ち上がった。新井は齋藤をケージに押し込み、シングルで転がしていく。立ち上がった齋藤の頭が当たったか、新井がダウンするも試合は続行。パンチを繰り出す齋藤に、新井が組みついて背中を着かせ、スクランブルから齋藤を制する。

オーバーフックから投げた齋藤を潰す新井、しかし齋藤も立ち上がって打撃戦へ。ここも新井が齋藤からテイクダウンを奪うも、抑え込みきることができない。齋藤は立ち上がり、組みに来た相手をギロチンに捉えて引き込むも、これはすぐに新井が頭を抜いた。そのまま新井がケージ際でトップをキープして初回を終えている。

最終回、齋藤が右ロー。距離を詰める新井に対して左ボディを突き刺すが、新井もそのまま組みつきダブルレッグで齋藤に背中を着かせた。バタフライガードから新井を蹴り上げる齋藤。さらに下から左腕を取ると見せかけて、右腕を取って腕十字を狙った。腹ばいになった新井の右腕を伸ばす齋藤だったが、ここは腕を抜かれてしまう。新井はスタンドに戻ると、すぐに組みついて齋藤に尻もちを着かせる。

齋藤の左足を抑えてケージに押し込む新井。齋藤はガードに戻した齋藤が立ち上がる。新井の左ミドルに対し、齋藤は右フックを振るっていくが届かない。新井が一旦距離を置いてから飛びこみグラウンドに引きずりこむ。立ち上がる齋藤、相手のボディに右ヒザを突き刺してから下がる。前に出て来る新井を首相撲に捉えたが攻撃には至らず、パンチを振りながら下がったところに組みつかれた。

またも新井が齋藤の左足を抑えてグラウンドへ。齋藤はケージに背中を着けながら、足を抑えている相手にコツコツとパンチを打ち込む。それでも新井は最後に一瞬、齋藤の背中をマットに着けて試合を終えた。

裁定はジャッジ1人が新井につけたが、残り2人がドローとし、公式結果は引き分けとなった。しかし優勢ポイントは2-1で新井に。この結果、新井が新人王トーナメント決勝に進出した。


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【Shooto2022#07】清水戦=山内渉&新井戦=齋藤奨司─02─「山内が不利とか全然ない。絶対に勝つ」

【写真】必死さ、気持ちが出るファイト。チームで戦うという点でも魅力がある。そして両階級の活性化という部分でも、この2人は要注目だ(C)MMAPLANET

今日27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される『Shooto2022#07』で清水清隆、新井拓巳と対戦する山内渉&齋藤奨司対談後編。

修斗フライ級とバンタム級の注目株、FightFarmの同期ながら先輩・後輩的な関係で切磋琢磨してきた両者だが、今回は山内が実績のあるベテランファイターの引退試合の相手を務め、齋藤は新人王トーナメントの準決勝に挑む。イベントのなかでポジションが違う戦いに臨むが、負けられないのはどの試合も同じだ。引き続き齋藤と山内に2人が同じ大会で戦うことの長所を尋ねると、両者の信頼関係が明確に伝わってきた。

<山内渉&齋藤奨司対談Part.01はコチラから>


──実際、山内選手はランカー対決が続いているわけですし、その辺りに思うところはないですか。

齋藤 仲間なんで、良い刺激を貰っています。山内は良い勝ち方をしてランカーを食っているし、今回のマッチメイクも妥当です。山内が不利とか全然ないです。絶対に勝つと思っているし、だから俺も勝って山内に繋げたいです。ほぼ毎日一緒に練習していますし。

──一緒に練習をしているからこそ、自分が強くなれると思える点はどこでしょうか。

齋藤 面と向かって言うのは、恥ずかしいです(笑)。あっ、田村さんです。

──おお、ご無沙汰しています。「山内選手、軽視していてゴメンナサイ」って話を最初にさせていただきました。

田村彰敏 アハハハハ。ほんと、2人でやりあって頑張っていますよ。山内は本番に強いんですよ。

──と田村さんからの言葉もあった山内選手、齋藤選手と練習することの良さってどこでしょうか。

山内 全部です。特に打撃……僕の打撃の基礎は空手で、顔への免疫がなかったので。そこから奨司さんにボクシングを教えてもらって。MMAにおける組技も、奨司さんは寝技になった時の対処方法とか僕とは全然違うので、そういう面でも自分が何をすべきかを練習しながら学ばせてもらっています。

齋藤 山内とはMMAを始めた時期がほとんど同じで、アマ修斗も殆ど一緒に出てきました。2人で切磋琢磨することでレベルが上がっています。山内がレベルアップして、僕がやられる部分とかあり、そうやって練習の中でお互いに欠点を埋めていけます。年は違いますけど、ライバルみたいな形でお互いに刺激を受けながらやっていけるので、凄く良い関係です。

──先ほど、齋藤選手が清水選手との引退試合の相手に抜擢された山内選手が勝つと断言してくれました。

山内 一つの試合です。引退試合とか考えずに、いつも通りに倒しに行くだけです。選んでくれたことは嬉しいですけど、あまり深く考えずに普通に倒してステップアップにつなげたいです。

──そう思わないと引退試合の相手って、務められないですよね。対戦相手の格闘家人生をぶつけられるような感じですし。

山内 ホント、そういうことも考えずに判定とかでなく、完全決着でいきたいです。清水さんはこれまで負けた試合は全部判定っぽいので、最後に僕がきっちり決着をつけて安心して……。

齋藤 安心して?  安心して引退してくださいって? アハハハハ。

山内 あっ、安心してじゃないですね(苦笑)。最後の試合で、僕が完全決着できればと。

──引導を渡すということですね。過去の対戦相手と比較して一番の実績のある選手との試合を終えてからのことはどのように考えていますか。

山内 勝って修斗のタイトルに近づきたいです。

──フライ級は世界王者がUFCに参戦中で、環太平洋王座がありません。そして宇田悠斗選手はDEEPに参戦中です。

山内 そうですね……平良選手や宇田選手が戻ってくるのか分からないですけど、僕が勝って膠着状態の修斗フライ級を動きのあるモノにしたいです。

──齋藤選手が対する新井選手は、DREAMERSの最終選考試合で中村倫也選手の相手でした。

山内 それよりもジムの先輩の(齋藤)翼さんが試合をしているので(※2021年1月。齋藤が2-0の判定勝ち)、そっちの方を意識していました。どっちかと言うと。でも、別にこの試合に想いがあるかかといえば正直ないです。新人王Tの準決勝でチームの皆とやることをやってきたので、やるべきことをやって勝って駒を進めたい感じです。

──3月と7月に続き、同時出場になります。同時出場と別々に出る時、調整段階も含めてどちらが良いと感じていますか。

山内 僕は断然、一緒の方が良いです。1人で戦うよりも。

齋藤 僕も同じ方が良いです。減量で苦しむ期間も同じだとか(笑)。試合に向けて練習、体調管理、モチベーションの上がり方も1人の時とは違ってきます。チームとして、その大会に向けて動いてくれますし、全員が一つになって練習もできています。

──アッチの方が、調子が良いなという風に気になることはないですか。

山内 僕はないです。

齋藤 僕もないです。あんま、そういうのないよな? 2人の間で「勝ってやる」とか。

山内 ないです。

──では先陣を切る齋藤選手、どのような試合をしたいですか。

齋藤 もちろんフィニッシュして、山内に繋げたいです。

山内 僕も完全決着で終わらせるように頑張ります。

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#07計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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【Shooto2022#07】キャリア1年半、4戦目で修斗のベルトへ─澤田千優「タイトルが懸かっているのも縁」

【写真】松嶋こよみとマンツーマンで空手の稽古に臨む澤田(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#07。インフィニティリーグ2022女子アトム級最終戦で澤田千優が小生由紀と対戦する。ポイント的に圧倒的に優位に立つ澤田は、キャリア4戦目で修斗世界王座が見えている。

デビュー戦で分けた小生を相手に、この間にMMAファイターとして身に着けた動きを見せることを誓い──澤田はケージに足を踏み入れる。


──9月の試合が流れ、ポイント的には不戦勝で3P追加。勝ち点が8Pという状態で最終戦を迎えます。

「ハイ。4Pを取るつもりだったので、試合がなくって1P少ない得点になってしまいました」

──とはいえ中村未来選手と久遠選手を破り、初回でフィニッシュされない限り優勝という状態で迎える小生戦です。

「あまりそういう風に初回で一本取られなければ良いとか、得点のことは考えずにしっかりと勝とうと思っています。得点争いとかでなく」

──デビューから1年7カ月、4戦目で修斗世界王座獲得が目前に迫っています。

「アマチュアがこの階級は意外と多かったみたいで、世界にも階級があるアトム級が制定されたと聞いていました。リーグ戦があることで、試合がコンスタントにできたことはモチベーションをキープできた面でも凄く良かったと思っています。ここまでリーグ戦は勝ててきましたけど、練習してきたことが出ないことも少なくなかったので、今回の試合は自分がやってきたことが試合で出せると体感できる……そんな機会を得られたので良かったと思っています。

タイトルに関しては他の団体のレベルを知っている人からすると、『なんだ?』となるとは思います。それは自分でも思う節もあるので。でも、ここで懸けられているモノなので私は勝って取るだけです」

──たしかにデビュー戦やキャリア3戦以下の選手が多く参加したリーグ戦、そこで世界タイトルが懸かるのは出場選手の意志に関係なく、そういうものかと思ったのも事実です。スミマセン。試合に前なのに。

「でも、そう思われることも分かります。ただ、ここでタイトルが懸かっているのも縁でもあるので有難く受け止めてチャンスをしっかりと掴んで……海外に行きたいです」

──そのためにもしっかりとベルトを巻く必要がありますが、対戦相手の小生選手はデビュー戦でドローだった相手ですね。

「自分が1年少しの間にレスリングだけだったのから、如何にMMAにアジャストしてきたか。やってはいけないこと、やらないといけないことを出せる試合になるんじゃないかと思いつつ……自分にそう言い聞かせつつ楽しみたいと思います」

──前回の試合とどこが一番違うと思いますか。

「空手? レスリングを生かすための打撃を岩﨑先生に習ってきたし、柔術もロータス世田谷の柔術クラスに通わせてもらっています。MMAのための柔術、MMAのためのグラップリングを八隅さんに習ってきました。10月から剛毅會の内弟子になったので、道場の業務があって練習スケジュールが変わってきました」

──現状、どのような練習スケジュールになっているのですか。

「剛毅會の空手は週に1度か2度、T-GRIPでMMAレスリングとスタンドレスリングを週に1度、柔術が週に2度──技術練習と八隅さんが元気なときにスパーリングの相手をしてもらっています(笑)。AACCは水・木とグラップリングベースのMMAスパーリングをやっています。SARAMIさんが試合前の時は水曜日にパンクラスイズム横浜でも練習させてもらっていました。

ただ凄く練習時間が増えたというのではなくて、練って練習をして体を休める時間ができた感じです。どうしても女子の私のようなサイズの選手はいないので、レスリングにしても技術的にはまだですけどバンタム級とかの選手と打ち込みをして、スパーリングでは大塚さんが凄く上手く相手をしてくれるので、当たりに行って鍛えてもらっています」

──空手、柔術、レスリングと練習場所が増えてAACCの女子選手とのスパーリングで成長は感じられていますか。

「絶対にあります。考え方とか、何ができていないでやられるのか。今はすぐに尋ねることができる環境になったので。来週とかでなく、明日聞こうってなれる環境は言葉は良くないけど時短になります。練習の密度が違うというか。AACCだけの時もなぁなぁな練習をしようとは思っていなくて、自分で自分を追い込んではいました。でも、ただ頑張るだけになってしまって。そこはもどかしさを感じていたので、今は何がダメだったかを指摘してもらえるので、取捨選択がしやすくなったので密度が濃くなったと思います」

──小生選手は下攻めが得意な選手という印象がありますが、どのような戦いをしたいと考えていますか。

「前回と同じ態勢にはならないと思うし、下になられても危なくない位置取りをして戦います。テイクダウンをしても、相手の嫌なことを仕掛けて小生選手の柔術ができないよう寝技をやります。やっぱりテイクダウンは取りたいので、テイクダウンをして自分の位置で戦う。引き込みには付き合わないです。空手で突っぱねます」

──空手で突っぱねる。MMAではなかなかない表現ですね。

「そこは徹底しないと。小生選手のやりたいところで、もつれないようにしたいです。MMAレスリングが少しできるようになって成長した姿を見て欲しいです」

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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【Shooto2022#07】計量終了 2階級上(?!)でも戦いたいDouble GFCストロー級王者キム・ソユル✖ライカ

【写真】チャンスを逃したくない気持ちは誰よりも強いかもしれない──キム・ソユル (C)THEONE

明日27日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto202#07の計量が、港区の10KOLで行われた。

環太平洋バンタム級選手権試合をコメインに従え、メインに組まれた引退試合=山内渉戦が組まれた清水清隆は1回目の計量が56.75キロとわずかにオーバーとなり、再計量で56.7キロに落としパスしている。

この他、後藤丈治と戦う須藤拓真はバンタム級リミットから200グラムオーバーだったが、再計量で61.2キロとし無事、注目の修斗初戦を戦うこととなった。

さらに2022年度新人王決定T準決勝フライ級で打威致と戦う須藤晃大も1度目は56.8キロだったが、再計量で56.7キロとし、結果的に全選手はクリアしている。


そんな後楽園ホール大会で、クラスAマッチの国際戦ながら2回戦のインフィニティリーグより前に組まれた一戦に注目だ。ライカ✖キム・ソユルは9月大会で組まれていたが、キムがビザを取得できずキャンセルに。ライカは急遽対戦に応じた杉山恵とドローだった。

今回は18日(金)の発表で来日とライカと仕切り直しの一戦が発表されたキム・ソユルは、キック出身でMMAは2戦目でONE Warrior Seriesと契約。桐生祐子とSARAMIに勝利し、平田樹にONE本戦で敗れているネイリン・クローリーに敗北を喫するなど3勝1敗だった。コロナでONE WSが活動と休止すると母国に戻り昨年12月30日にDouble GFC女子ストロー級王座を獲得している。

ONEアトム級は実質ストロー級、Double GFCでも前述したとおりストロー級のベルトを手にしているが、この一戦は本来はパンクラス参戦経験のあるホン・イェリンと暫定アトム級王座を賭けて戦う予定だったが、ホンの欠場で代役のソン・ヘユン(※デビュー戦)に相手が変更されたことでストロー級王座を争ったという経緯があった。

つまり1年前は減量をすればアトム級で戦うことができたキム・ソユルにとってフライ級で戦うことは生易しくない。どれだけ母国にいても試合機会に恵まれていないのか……ある意味、今大会に出場する女子選手のなかで最もハングリーなのがキム・ソユルという見方もできるだろう。

計量時の体重差は800グラムでも、キム・ソユルはリカバリーはないと考えるのが妥当で、2階級差のライカとは得意といえども打撃でやりあうのは危険だ。しかし、元来の気の強さとキックのスキルがあることで、立って戦うことも十分に考えられる。逆にライカは自ら組むことが増えており、組まれた組まれたで体格差はハンデとなる。

そんななか腕十字やRNCで秒殺したこともあるキム・ソユルは、一瞬の勝負時にフィニッシュを狙うことも多いに考えられるだろう。

ライカ戦後、SARAMIが望めばリベンジ戦や今大会で決まる女子アトム級戦線でも活躍も見込めるキム・ソユルのパフォーマンスに要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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