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【ONE】チャトリ・シットヨートンに訊く─01─「なぜ、あのような発言をしてしまうの?」

【写真】会見でのチャトリが、彼の全てではない。と同時に、会見がファンにとっては全て (C)MMAPLANET

9日(火)、東京都港区のスパイラルにて行われた武尊のONEとの契約会見。同席上でチャトリ・シットヨートンが発した言葉が、日本のファンの怒りを買い、あるいは同調する者がでるなど大きなトピックとなった。

日本でビジネスを成功させるなら、わざわざ何度も強調する必要がない言葉が訊かれたのも事実。なぜ、あのような発言をしてしまうのか。同会見直後にチャトリにインタビューを試み、現状のONEにおける日本人選手に対する想いと共に数々の暴言ととられかねない発言の真意を尋ねた。


――チャトリさん、熱のこもった武尊選手との会見でした。が、魔裟斗選手と那須川天心選手は世界に出なかった。国内だけで戦っていた。ロッタンは負けてない。数々のまた物議を醸す発言が聞かれました。

「でも本当のことだよ」

──正直な想いを話している。それもチャトリさんらしいです。ただ、会見のなかで「日本では失敗続きだった」という話や、「お母さまから『いつになったら日本でのビジネスが上手く行くの?』と尋ねられる」ということも言われていました。そこが分かっているのであれば、あの発言を繰り返す必要はあるのでしょうか。

「あぁ……、そうなんだよ。私もマイ・チームも分かっているんだ。日本の習慣というのは、本当に思っていることを口にしない……。それは私も承知しているんだ。特にネガティブな意見を持っている時はね」

──それは日本語と英語のメカニズムの違いかと思うことがあります。私も英語の時の方が、よりハッキリと自分の意見を後腐れなく口にすることができる。

「私も自分の発言は、凄くきついことは分かっている。キビシスギタネ。分かっているんだ……そこは自分でも。自覚している。と同時に私の言葉に怒りを感じる人々、特に若い世代が反発するのは構わない。そういう闘争本能は必要だから」

──う~ん、仮にチャトリさんがメディアなら凄く尊敬できますよね。そこまで堂々と意見できるなら。ただし、ファンやサポーターが必要なプロモーターとしてはどうなのかと。

「うん。分かるよ、言っていることは。分かっているんだ(苦笑)」

──ところで武尊選手が会見のなかで「ONEとの契約は6月24日にISKAの世界タイトルを取ったあとで自分の口から発表したかった」という発言も聞かれました。先に報道があったと武尊選手は言っていましたが、まぁチャトリさんがSNSで発表したことが発端であったことは明らかです。

会見中、武尊がカメラマンの方を見ようと──とチャトリを促すシーンが微笑ましかった

「それは……コミュニケーションに問題があったんだ。

米国大会を始め、同時に色々なことを進めないといけない状況で……。武尊との契約は少し前だったから、色々と忙殺されているなかで、うっかりSNSで書いてしまった。『そうだ。武尊に触れること、忘れていた』って。結果、マーケティングチームからもの凄い叱責を受けてね(苦笑)」

──アハハハハ、社長なのに部下に怒られたと。

「そうだよ。『チャトリ、何をやっているんですか。あなたには計画性がないのですか』ってね。『チャトリ、ブレキングニュース・ヲ・ヤッタ!! ナンテコト』とめちゃくちゃ怒られたんだ。私はオカシイ・シャチョウなんだ」

──もちろん計画はあるでしょうし、ABEMAにもABEあMAのアイデアがあったはずです。武尊選手が言ったようにパリでの試合後という風に。と同時にあくまでも私見ですが、ONEとしては米国大会直前でより世界中が注目しているときに発表したのだと思っていました。結果、グローバル的にあの大会を楽しみにしていたファンは武尊選手の存在を知ったという見方もできます。

「そういう見方もできるね。いや、本当に米国のファンの盛り上がり方はクレイジーで。ビックリ・シマシタ。会場であんなに凄いエネルギーを感じたことはなかった。モノスゴイ。あれだけ米国のファンがONEのアスリートのことを認識していることに、ショックを受けたほどだ」

──その要因は何だと考えていますか。MMA、ムエタイ、キックボクシング、サブミッショングラップリングという4つのルールがあると色々な試合を見られる一方で、興味のない試合が目の前で行われることがあるのも事実でしょうし。

「彼らは全ての試合を楽しんでいたよ。きっとマーシャルアーツのオリンピックゲームのように捉えていたんじゃないかな。五輪ではボクシング、陸上競技、水泳、キョウミ・ガ・ナクテモ、ベスト・オブ・ザ・ベストが見たい。最高のアスリートの勝負、物語、ドラマを皆は求めている。その点において、ONEは米国のファンにとってスペシャルだった。

アジア・カラ・アメリカ・ヘ。本物のマーシャルアーツが、アジアから米国に上陸した。ソウイウ・キモチ・ダッタト・オモイマス」

──第一弾のインパクトは大きく。その後、徐々に興味が薄れる。初物は強いという見方もあります。今後、継続的に米国でイベントを開催するうえで何が必要だと思っていますか。

「そうだね……正直、次に何をやるのか。それはまだ私の中に明確なイメージは出来上がっていないんだ。それはコロラド州デンバーより、規模の大きな都市でイベントを開いた時に見えてくるものじゃないかと思っている。米国はとにかく経済規模が違う。米国のGDPは、世界のGDPの25パーセントを占めている。

まだ色々なことが待っているはずだ。きっと米国のファンはUFC、Bellator、PFLとONEは別モノだと感じてくれたと思う。アジアから本物のマーシャルアーツがやってきた。その価値観が違う。だから2023年には米国大会は増えることになるから、とても楽しみにしているんだ」

──チャトリさんがショックを受けたほど米国のファンに受け入れられたONE FN10でしたが、日本のMMAメディアとしてはこの重要なイベントに日本人ファイターの名前が見られなかったことを言及しないといけないです。現状チャトリさんはONEの日本人選手に関して、どのような想いでいるのでしょうか。

「過去5年、ONEは日本で成功を収めていない。2019年3月のONE Centuryの視聴者数はとても多かった。ただし、コロナパンデミックであの勢いを持続できなくなった。と同時に日本人選手の敗北が続いた。過去5年、日本人選手の勝率はどれだけだろうか。もう日本人チャンピオンがいなくなって、どれだけ経つのか。そして、その勝率の低さはMMAだけでなくキックやムエタイ、グラップリングでも同様なんだ。

その原因の一つには、ONEで戦う以前に自国だけで戦ってきた選手ばかりということがあるだろう。キック、ムエタイ、MMA、グラップリング、全てにおいて国際的な舞台を経験することでレベルが上がる。日本のベストでなく、世界のベストを目指さないとその域に達することは難しい。ここは大きな問題で。だからこそ、私は武尊がONEとサインしたこと、そして国際的な舞台で戦うことによって、日本の選手たちをインスパイアしてくれると期待しているんだ」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 アドリアーノ・モライシュ カイラット・アクメトフ キック デメトリウス・ジョンソン リース・マクラーレン

【ONE FN10】ヒザで優位に立ったDJがユナニマスでミキーニョを下し、勝ち越し&フライ級王座防衛

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
Def.3-0
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

王者DJ、挑戦者ミキーニョの3度目の対戦。スイッチしながら距離を詰めるDJが左右ローを散らす。ミキーニョもプレスをかけるも、すぐにDJがミキーニョにケージを背負わせる。サークリングしながらローを繰り出すDJに対し、ミキーニョは右の前蹴りで詰めていく。ミキーニョの左ミドルを受けたDJは、変わらずサークリングしながら左右ローを見せる。

DJの右ジャブに対して、右ストレートを合わせたミキーニョ。DJの右ローをすくい上げると、一気に距離を詰めたが、DJがケージを背負いながら離れた。しかし残り2分で前に出たDJが、そのままミキーニョをケージに追い詰める。しかしミキーニョが左腕を差し上げ、DJケージに押し込みながらヒザで削る。

ミキーニョが内股を繰り出すも、DJは倒れず。レフェリーがアクションを促し、残り20秒でブレイク。DJの左ミドルをミキーニョがキャッチした以外は、ローの打ち合いで初回を終えた。

2Rは互いにペースアップ。DJが距離を測りながら左右のローを当てる。ミキーニョはDJのローに右ストレートを合わせた。DJも距離を詰めて右クロスを狙うが、ミキーニョはケージづたいに下がった。組み合いになり、ミキーニョが右ヒジを見せる。さらにケージ中央でミキーニョが左フックを当てると、DJがフラつく。

ケージ中央でテイクダウンに失敗したミキーニョは、ケージ際での差し合いを選択する。両腕を差し上げているのはミキーニョだ。DJをケージに押し込みつつヒザで削る。DJが右フジを打ち込みながら離れた。しかしミキーニョが再びDJをケージに押し込み、ヒザで削る。DJは肩パンチを返している。

切り返したDJがダブルレッグでミキーニョに尻もちを着かせた。しかしミキーニョが立ち上がり、ケージ中央に戻ってこのラウンドが終了した。

3R、DJのローに対してミキーニョがワンツーを繰り出す。さらにDJの蹴り足をキャッチしたミキーニョがDJをケージに押し込む。離れたミキーニョに対し、スイッチしながら近づくも、ローをキャッチされてしまう。ケージ際での差し合いでは、ミキーニョが右のオーバーフックでコントロールする。DJが切り替えると、ミキーニョが右ヒジを繰り出す。ミキーニョの右ストレートを受けたDJ、ミキーニョのシングルレッグに対してヒザを突き刺した。ミキーニョの動きが一瞬止まる。

両者が立ち上がり、ケージ際での削り合いが続く。前に出て来るDJの左右フックを当てるミキーニョ、しかしDJが首相撲からボディにヒザを突き刺す。ミキーニョもDJのボディロックからのテイクダウンを防ぎ、ヒザを受けながら離れる。DJはミキーニョが距離を詰めて来ると左テンカオへ。ミキーニョはシングルレッグで組みつくが倒すことはできない。反対にDJが組んでミキーニョをケージに押し込んでいった。

4R、変わらずスイッチしながら距離を詰めるDJの顔面に、ミキーニョが左ストレートを当てた。そのあとはDJが距離をコントロールし、キャッチされない引きの速い左ミドルをミキーニョのボディに叩き込む。ケージ際の差し合いは、首相撲でヒザで削り合うが、レフェリーがブレイクをかけた。

ヒジから中に入るDJ、差し合いでミキーニョが下がったところにノーモーションで左跳びヒザを狙う。さらにケージにミキーニョを押し込むと、掌底も織り交ぜて削るDJ。ミキーニョがケージ際で押し込んでくるも、右腕を差し入れてヒザで削り続ける。最後はミキーニョを捌いてパンチを浴びせていく。ミキーニョは構わず組んでいった。

最終回、DJの左右フックがミキーニョの顔面を捉える。下がるDJに対し、右スピニングバックキックを見せたミキーニョは、跳びヒザも繰り出したが、これはDJにキャッチされてしまった。ケージ際の差試合でヒザとヒジで削る両者、離れたミキーニョの右ストレートの打ち終わりにDJが組みつき、ケージ際での差し合いへ。

DJがシングルレッグでミキーニョに手を着かせる。ケージ際の差し合いからパンチを打ち込むミキーニョ。しかしDJがケージ中央で左右のフックをクリーンヒットさせる。距離が近くなると、どうしても組んでしまうミキーニョは、DJをケージに押し込みながら顔面にヒザを受けてしまう。

ボディロックから声を挙げてテイクダウンを狙ったDJに対し、ディフェンスしたミキーニョがケージ際へ。レフェリーがブレイクをかけ、ケージ中央に戻った両者は見合って試合を終えた。

裁定はユナニマスでDJが勝利。フライ級王座の3度目の防衛に成功し、ライバルとの対戦成績を2勝1敗とした。試合後のインタビュー中に、この日リース・マクラーレンに勝利しているカイラット・アクメトフがケージインしてフェイスオフへ。次はアクメトフを相手に防衛戦を行うことになるのか。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 オサマ・アルマルワイ マイキー・ムスメシ

【ONE FN10】オサマの足を狙い続けたマイキー、残り3分でパスに切り替えてRNCでフィニッシュ

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
Def.8分03秒 by RNC
オサマ・アルマルワイ(イエメン)

いきなり距離を詰めたマイキーが、手四つから引き込み、オサマの左足を抱える。立ち上がるオサマに対し、マイキーは左足を離さない。マイキーは狙いを右足に切り替え、ストレート・フットロックで絞め上げる。さらにオサマの左足も抑えながらヒールフックに切り替えたが、これも極めることができなかった。

足を狙い続けるマイキー。オサマの右足にヒールフックとストレートフットロックを織り交ぜて攻める。オサマも足のクラッチが緩んだ瞬間にバックを狙うも、マイキーがすぐに元の体勢に戻す。ストレートフットロック、ヒールフック、さらにマイキーロックで攻め立てるが、オサマも凌ぎ続ける。

マイキーがセットアップするとレフェリーのシャオリンがキャッチをコールする。その瞬間、オサマがフックされている足を解いた。さらにマイキーがヒールで絞ると、オサマが苦痛の表情を浮かべた。しかし足を抜いたオサマが立ち上がる。マイキーはマットに背中を着けたまま。オサマがガードの中に入ってくると、マイキーは再び足を狙う。

残り3分でトップを奪ったマイキーがパスを狙いながら、ハーフガードのオサマにダースチョークを狙う。オサマが背中を見せたところでバックに回ったマイキーは、オサマの右腕を抑えた四の字ロックからRNCでタップを奪った。2度目の王座防衛に成功したマイキーには、5万ドルのボーナスも与えられた。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 アリス・アンダーソン スタンプ・フェアテックス

【ONE FN10】打撃から組みに切り替えたアンダーソンをスタンプが右ミドルでKO。次はタイトル挑戦か

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
Def.2R2分27秒 by KO
アリス・アンダーソン(米国)

アンダーソンがフェイントから左ジャブを突く。ガードを高く構えるスタンプが右ミドルから右ストレートへ。アンダーソンの右をバックステップでかわしたが、アンダーソンもスタンプのローに右を合わせている。頭を振って中に入るアンダーソンに対し、スタンプが左フックを合わせた。アンダーソンの動きが止まる。

ここで組みに行ったアンダーソンは首相撲から首投げを打つも、グラウンドではスタンプにトップを奪われてしまう。アンダーソンは下から横三角で組むも、スタンプが頭を抜いて立ち上がる。レフェリーもブレイクをかけた。スタンドで再開されると、アンダーソンが前に出る。下がりながら左右のヒジを合わせるスタンプ。アンダーソンも右スピニングバックフィストを決める。

スタンプのパンチを受けたアンダーソンがダブルレッグで飛び込んだ。スタンプはケージを背にしながら、首相撲でヒザを突き上げていく。ケージから離れた両者、アンダーソンがパンチを放ちながら前に出続け、カウンターを狙うもスタンプは下がり続けた。

2R、アンダーソンが距離を詰める。左ジャブを突きながら距離を取るスタンプ。アンダーソンはスタンプの右ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙ったが、ここでスタンプがアンダーソンのバックに飛び乗った。スタンドの状態でバックマウントを奪われたアンダーソンが、スタンプをケージ際まで運ぶ。展開できずにスタンプが自らバックから降りた。

ケージ中央に戻ると、前に出るアンダーソンに対しスタンプは左ジャブとカウンターを狙う。アンダーソンがボディロックからスタンプを押し込んだ。そのアンダーソンが離れたところで、スタンプの左ヒザと右ミドルがアンダーソンのボディにクリーンヒット。この一撃でアンダーソンが蹲り、スタンプのKO勝ちとなった。

試合後、タイトル挑戦について聞かれたスタンプは「MMAのベルトが欲しい」と答え、5万ドルのボーナスも獲得した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10   ゼバスチャン・カデスタム ロベルト・ソルディッチ

【ONE FN10】ソルディッチの左に苦しんだカデスタムが左で大逆転! 最後は右で沈めて「次? 殺しに来いよ」

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
Def.2R0分45秒by KO
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)

サウスポーのソルディッチが右ジャブを伸ばす。前後に動き、右インローのカデスタムは左右に回って前蹴りを見せる。ソルディッチは左ストレートを伸ばし、さらに左フックをガードの上から打っていく。カデスタムが右ハイも、ソルディッチは左から前に出て、近い距離でショートを打つ。そこに右を合わせて行ったカデスタムが、一発で勝負が決まるレンジで戦う。

ソルディッチの蹴りが急所に入り、試合が中断。するに再開されカデスタムが右ハイ、ジャブを伸ばす。圧を掛けるソルディッチが右ボディから左、そして左ハイを蹴ると、左ストレートを2発ヒットさせる。左フックに右ハイを蹴っていったカデスタムだが、ここはタイミングが合わない。ソルディッチはハイをブロックして左ストレート、直後に左フックを繰り出す。さらにボディから顔面を殴ったソルディッチはボディフック、そして顔面を打つ。

左右のフックを見せたソルディッチが左をボディ、顔面、フック&ストレートで撃ち抜く。その猛攻に右エルボーを合わせようとするカデスタムだが、初回はソルディッチのラウンドとなった。

2R、ソルディッチが右ローを蹴り、左フックから左ミドルを蹴る。カデスタムも右ミドルを蹴り返し、ソルディッチのステップインから左に左エルボーを合わせる。これを効かされたソルディッチは、パンチの連打から右を打ち抜く。一度は立ち上がったソルディッチだが、再び右を受けてKO負けとなった。

「どんな気分? 最高だよ。レッツゴー。デンバー、美しい街だ。レッツゴー。いつも言っているように、殺るか殺やれるかだ。初回、足が壊れた。彼はタフだったよ。でも、行くしかない。次、分からない。殺しに来いよ。それだけだよ」と話した勝者にも5万ドルのボーナスが送られた。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 セイジ・ノースカット ブログ

【ONE FN10】スーパー・セイジ・ノースカット、39秒でムジタバをヒールフックで下す

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
Def.1R0分39秒by ヒールフック
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

直ぐに左ミドルからハイを蹴ったノースカットに対し、ムジタバがテイクダウを決めてハーフで抑える。足を絡ませ外掛けからヒールに取ったノースカットは、ロールしてタップを奪った。

「最高のチームで練習してきて、レスリングをしっかりやりこんできたんだ。レスリングと柔術が進歩し、皆をがっかりさせたくなかった。ONE最初の試合から、階級を下げた。ここから強くなる。柔術が凄く成長したから、次はサブミッショングラップリングでも戦いたい」と話したノースカットは5万ドルのボーナスを手にした。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 オンラ・ンサン ファン・ロン

【ONE FN10】右を効かされたンサンが、ダブルレッグにギロチン→ニンジャでファン・ロンから一本勝ち

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
Def.2R0分48秒by ニンジャチョーク
ファン・ロン(中国)

ジャブを伸ばすファン、ンサンは右カーフを蹴る。右を当てたンサンに対し、ファンが踏み込んでアッパーを狙う。構えを変え左ミドルを蹴ったンサンがミドルを続け、左ストレートを伸ばす。ファンが右、ンサが左を繰り出す。ジャブから右のファン、ブレイクから何からレフェリーが言葉をかけ──再開と同時にンサンが右を当てる。

ファンもミドルを蹴られても左リードフックを見せ。右ボディストレートを打ち抜く。ンサンはガードの上から左ハイを蹴り、左を伸ばすが距離が遠い。拳の圧はファンが上か。右を当て、ンサンのステップインもかわす。それでも左ストレートを伸ばすンサン、オーソに構えてボディを狙う。ファンはジャブから右ストレート、ンサンが左を当て前に出てボディ、激しい打撃戦が5分続いた。

2R、右ハイに右を伸ばしたファンに対して、ンサンが左ミドルを蹴る。右フックを被弾して下がったンサンに対し、殴ってダブルレッグでテイクダウンを奪ったファンだが、ケージを背負って座ったンサンがギロチンを仕掛ける。ニンジャチョークに切り替えたンサン。両足を伸ばした姿勢で極まるとは思われなかったが、ファンがタップした。


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【ONE FN10】MMA王者デリダー組み技戦、タイ・ルオトロ─02─「コンバット柔術ルール? 悪くない」

【写真】ナチュラルでも、こうなれる (C)ONE

既にイベントが開始されているONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でONE世界ミドル級王者ライニア・デリターと対戦するタイ・ルオトロ・インタビュー後編。

若年層にも蔓延しつつあるステロイド使用に警鐘を鳴らしたタイ&ケイドのルオトロ兄弟がアグレッシブなグラップリングに関して熱弁を振るった。

<タイ・ルオトロ・インタビューPart.01はコチラから>


──と同時に参加型のグラップリングや柔術ですら、勝利を手にするために禁止薬物に手を染めるなか、タイやケイドたちはグラップリングがプロスポーツとしてよりメジャーになり、競技生活によって得るモノを増やそうと努力をしている。そして、そのような世界が実現するとより禁止薬物を使用する選手が増えることも容易に想像できます。

「だから、僕らのようなナチュラルな選手がジューサーを破ることで、子供達の手本になりたい。僕らが子供のとき、いつだって好きな選手はディアス兄弟だった。彼らは爆発力がもっともある選手じゃなかった。でも、ストロイドを打っている選手を相手に最高のパフォーマンスを見せていたから」

ケイド 今の柔術界はジュベニウでもステロイドを使用しているティーンがいる。僕らはステロイドを使わず、自分の力でもやれることを彼らに見せたいと思っている。

──ところで柔術家同士の対戦は両者が防御力に優れ、重厚な攻防になる一方で取られないことを第一に考える選手が多い。そのためにONEでは柔術家とMMAファイターやサンビストとの対戦を増やしているようにも見受けられます。柔術家同士の対戦が、一般受けするようなエキサイティングな試合になることは難しいでしょうか。

セレモニアル・フェイスオフでシングルレッグを仕掛けて、大笑いしたタイ。楽しんでいる

「柔術は退屈な試合にいくらでもある。

それは今言ったように守り重視だからだ。対してMMAファイターはより攻めてくる。今回の試合でもライニアは絶対に攻めてくるだろう。だから僕は彼をコールアウトしたんだ。観客の皆にとって、良い試合ができる相手だから。彼の攻めのプレッシャーのなかで、僕はベストを尽くして戦う」

──ケイド、6月にはトミー・ランガカーを相手にライト級王座の防衛戦が控えています。ランガカーもサンビストやMMAファイターと戦う時はアグレッシブに攻めるかと思います。その一方で、ケイドを相手になるとそのリスクを背負ってくるのか。

ケイド 僕らはいつだってフィニッシュして、エキサイティングな試合をしたいと心掛けている。だから、そこがいつも問題になってくるんだ。トミーは柔軟で強いガードファイターだ。マテウス・ガブリエル戦と似てくることも十分にある。でも、僕が一本勝ちを狙うことは間違いないよ。

──高い防御力を生かして攻める。それが一番の理想かと思いますが、前回のタミー・ムスメシとビア・バシリオ戦ではレフェリーが一瞬のスクートにブレイクを掛けるシーンが続きました。あれはあれでレフェリーが試合に介入し過ぎで、見ていて気持ちの良いモノではなかったです。

「座っている選手を立たせるのは、悪いことじゃないと思っている。僕らはアルティメット・スク―ティング・チャンピオンシップを戦っているわけじゃないから(笑)」

──アハハハ。

ケイド そうでしょ?(笑)。座って、何も起こらないモノを見たがる人はいない。

「確かにガードワークからは素晴らしい技が繰り出される。そこからアタックする場合はね。そういう美しい動きが見られるのは楽しいよ。でも、何をしないのならレフェリーが立たせることは問題ないと思う。なぜ、皆がガードを取るか。それはパスガードが難しいから。安全に戦いたいんだ」

ケイド だからガードって呼ばれているんだよ。

「多くの選手がガードを駆使し、時間とにらめっこという退屈極まりない試合をしようとする。テイクダウンでなく、座った選手を立たせるのは悪くない。ただし、そこに至るまでにレフェリーももう少し展開を見ても良いんじゃないかと思う」

──ハーフを取って足に触れているのに、ブレイクを命じたこともありました。そうやって立たされ続けるということは注意が入っているのと同じで。でも勝ったのはタミーだった。これはもう見ている人が戸惑うばかりです。なぜ、評価された動きをしているのにブレイクが入るのかと。

「それはそうだね。ガードから攻撃も柔術の醍醐味だから」

ケイド 攻めようとガードを一方が取り、また上の選手も攻めようとすることで攻防が生まれる。そうでない展開なら、ブレイクを命じるべきだよね。攻める気がないなら、立たせれば良い。

──ADCCでは逆にスクートした選手から、上の選手が3歩以上離れるとペナルティが与えられています。

「そうペナルティだ。MMAだと下になった選手が、ただ柔軟性を生かして防御に徹するなら──上の選手はパンチを落とせるよね。柔術はそれが許されない。だからさ、コンバット柔術のように下の選手が何もしないなら、掌底をバンバン入れてやれば良いんだよ(笑)。そうすれば、上の選手はもっと攻めやすくなる。僕らはエキサイティングな試合がしたいから、防御に徹せられるとイライラすることは確かだからね」

──ルオトロ兄弟はコンバット柔術の実現をチャトリに提言しますか(笑)。

「それは悪いアイデアじゃないよ(笑)」

ケイド ライニア・デリダーとコンバット柔術で戦えば良いんだよ(笑)。

──タイ、ケイド、いつもありがとうございます。最後に日本のファンに一言お願いします。

「モシモシ。アリガト。いつも、応援ありがとう」

ケイド アリガト。サヨナラ!!

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 オク・レユン ボクシング ローウェン・タイナネス

【ONE FN10】マイルハイで、疲れが顕著に。オク・レユンがローウェン・タイナネスを3-0で下す

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.3-0
ローウェン・タイナネス(米国)

左ローを蹴るオクに対し、タイナネスが右オーバーハンドから組む気配を見せる。オクがジャブから右を伸ばし、タイナネスが右カーフを蹴る。距離を詰めてボディを殴ったオクは、さらにカーフから左ミドルを入れる。引き続きオクは右アッパー、ボディを入れてジャブ、右を伸ばす。打撃の圧を掛けるオクに対し、タイナネスは右フック、オーバーハンドを繰り出してカーフを蹴る。ケージを背負ったタイナネスにパンチをまとめたオクだが、タイナネスも右フックを返す。

オクはアッパーを突き上げ、ここでクリンチの攻防に。押し込まれたオクは右エルボーを入れ、タイナネスはヒザを繰り出す。タイナネスも左ヒジを入れ、間合いが離れるとオクが前蹴りを入れる。タイナネスはヒザ、左右のフックを見せてカーフへ。誘い込むような動きのタイナネス、いつテイクダウンを見せるか。

オクは左ボディ、タイナネスが左右のフック&左ミドル、さらに右フックと両者が激しい攻防を繰り返す。ボディを入れ、ヒザからパンチをまとめたタイナネスが終盤盛り返すラウンドとなった。

2R、まず右カーフを蹴ったタイナネスはワンツーの打ち合いから、ジャブを受ける。オクはジャブを続け、間合いを取ったタイナネスのカーフで蹴られてもワンツーを入れる。ここでタイナネスが初めてテイクダウンを狙い、ダブルレッグで上を取る。オクはフックガードを取り、下で耐える状態に。右側に一気にパスを狙ったタイナネスは、嫌がって背中を見せたオクのバックを取る。

後方へ右ヒジを繰り出すオクが、足をフックさせないようケージを蹴りに行く。腕の上から右足をフックしたタイナネスに対し、オクが振り払う。それでもワンフックを取ったタイナネスはオクの立ち上がり際に両足をフックする。自ら着地し、胸を合わせてきたオクをケージに押し込んだタイナネスはエルボーからヒザを被弾。オクがヒジ&エルボー、オクがダーティーボクシングを繰り出すが、疲れを感じさせる表情を見せた。

最終回、インターバル中にオクも明らかに疲れを見せたオクに対し、USAチャントを受けるタイナネスはジャブを連続で被弾する。口を開けたタイナネスは、右カーフや左フックを繰り出し、必死に前に出るとボディ、ダーティーボクシングで殴っていく。オクもパンチを返し、タイナネスが左ハイを蹴る。オクはワンツー、タイナネスが残り2分30秒を切ってダブルレッグを決める。

成す術なく下になったオクは、口を開けてフックガードへ。左に回ったタイナネスは背中をつけさせ、オクが背中を見せる。ワンフックを許し立ち上がったオクは、ここも自ら下りたタイナネスにケージに押し込まれる。ウィザーで耐えるオクが離れる。最後の30秒、フックからダブルレッグのタイナネスがスクランブルでも最後にキレのある動きを見せ、パンチを打ち合ったところで時間に。

ラウンドマストでない分、難しい判断となった試合は3-0でオク・レユンに凱歌が挙がった。ダメージ云々よりも、疲れが顕著だったタイナネスが軍門に下った形か。


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【ONE FN10】米国デビュー、アジアの顔スタンプ・フェアテックス「しっかり踊って、打撃も見せる」

【写真】アジアン・グッドシェイプなスタンプに対し、アンダーソンのバキバキさがアメリカン (C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、コロラド州ブルームフィールドの1stバンク・センターで開催されるONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でスタンプ・フェアテックスが、アリス・アンダーソンと対戦する。

アジア在住アジア人MMAファイターとして、今大会唯一のメインカード出場となるスタンプ。いわば米国路線で、アジアの顔として活躍するスタンプは米国デビューに向け、相当にダンスに力を入れていることが伺えた。


今回はいつにも増して「マイペンライ」さが目立っていたスタンプ

──アリス・アンダーソンと今週土曜日に対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は1日に行われた)。

「ONE初の米国大会で戦うこと、米国で初めて試合をすることが凄く嬉しいわ」

──アジアの時間帯から、時差の大きな米国での試合に向けてコンディションの方はいかがですか。

「標高の高いデンバーに慣れるために、4月9日にやってきて。試合まで1カ月をデンバーで過ごしてきたけど、最初の1週間は時差ボケが大変だった。一晩中眠ることができなかったり。それに息もすぐに切れて、練習に慣れるのが大変だった。そこも2週目から徐々に大丈夫になってきて、今では普段と変わりなく練習できるようになったわ」

──試合前、最後の調整をデンバーで行ってきたということですが、どのジムで練習してきたのでしょうか。

「イーストン・ハイ・アルティトゥードMMAで練習させてもらって。UFCファイターも多くいて、私に必要な技術なんかを指導してもらった。スパーの相手が、私に何が必要かも指導してくれた。レスリングに関してテイクダウンはできないけど、私も懸命にやれば倒されなくなったし。レスリングに対応できるという自信がついた」

──食事の方はどうですか。体重を落とすには、米国は糖質が多い食事が溢れていますが。

「スーパーマーケットで買い物をして、自炊していたから問題なかったわ。この1カ月はトレーニングとスーパー、ダンスの練習、そして料理の連続で1日が終わった感じだった(笑)」

──アハハハ。ところで前回の試合はミックスファイトで戦う予定から、スーパーガールとキックボクシング戦に急遽変わりました。2年5カ月振りの立ち技のみの試合を戦ってみて、どのような想いでいましたか。

「私はアトム級で、彼女はストロー級だから違いはあったけど、練習でずっとムエタイを続けているから問題はなかった。ただ急にルールも相手も変って、少しナーバスにはなっていたけど。ムエタイのトレーナーもいないなかで勝てたので、私にとっては凄く意味のある試合になったわ」

──ところでタイではローマ・ルックンブンミー、ジヒン・ラズワンと一緒の写真をSNSにアップしていましたね。両者とタイを出るまでは練習していたということでしょうか。

「今回の試合のため、2人はフェアテックスに来て私をサポートしてくれた。ローマは10日間、ジヒンとは1カ月一緒に練習をし、練習以外の時間でも彼女たちのトレーナーも交えて色々と話すことができて凄く良かった」

──UFCのローマとONEのスタンプの合体は、タイMMA界のドリームタッグです。

「ローマは経験豊かだし、学ぶべき点も多かった。指導者が違うから別のテクニックを持っていて。私の方が少し小さいけど、本当に良い練習ができたわ」

──米国で戦うことでもアドバイスがありましたか。

「米国で戦うことに関してアドバイスはしてもらっていないけど、戦い方についてはフットワークをもっと使った方が良い、動きを止めないでというアドバイスをしてもらった。あっ、それと米国は税金が高いから大変だって教えてくれた(笑)」

──アハハハハ。ではアリス・アンダーソンの印象を教えてください。

「身長が高くて、リーチも長い。グラウンドでも戦えて腕十字が得意ね」

──スタンプは、どこにアドバンテージがあると考えていますか。

「ダンスよ。私の方がずっと上手く踊れるから(笑)」

──……(苦笑)。

「それは冗談で。背が高く、リーチも長い彼女と戦うには打撃に代わる攻撃も考えているわ。スタンプ・フェアテックスとは何者なのか。米国のファンに覚えてもらえるよう、しっかりとダンスを踊って(笑)、打撃のスキルを見てもらう。米国だけでなく、タイのファンも絶対にガッカリさせたくないので。ダンスの練習もしっかりとやってきたから」」

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

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