<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
Def.1R0分58秒by RNC
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
真っ直ぐは走って組みにいったダールミスだが、いなされバックをギンディンに取られる。RNCを仕掛けられそうになったダールミスは胸を合わせると上を取り、強引な返しを仕掛けたギンディンからマウントを奪う。ダールミスはエルボーを落としてバックマウントに移行、背中を伸ばしてRNCを極めた。
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
Def.1R0分58秒by RNC
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
真っ直ぐは走って組みにいったダールミスだが、いなされバックをギンディンに取られる。RNCを仕掛けられそうになったダールミスは胸を合わせると上を取り、強引な返しを仕掛けたギンディンからマウントを奪う。ダールミスはエルボーを落としてバックマウントに移行、背中を伸ばしてRNCを極めた。
【写真】メチャクチャハードな練習をしていながら、こんな風にRoad to UFCに向き合えるのも素敵だ (C)MMAPLANET
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03に出場し、元UFCファイターのロン・チュウと対戦するホン・ソンチャン。
TOP FC時代に日本のファンの記憶にも残っているであろう──佐藤豪則と2度に渡る急所蹴り→ノーコンテストという珍事を経験し、その後は4年近いブランクがあった。
その激しい練習に知られたKTTで自らを苛め抜く日々を送りながら、ホン・ソンチャンはRoad to UFCに対して非常に肩の力が抜けた向き合い方をしていた。
──気を悪くされると申し訳ないのですが、ホン・ソンチャン選手といえばどうにも佐藤豪則選手と2度に渡り、急所蹴りでノーコンテストになった事件が忘れられないです。
「まだ、覚えているのですか(苦笑)」
──いやぁ、忘れられないですよ(笑)。
「佐藤選手との試合以降、ヒザより上は蹴られないようにしています(苦笑)」
──アハハハハ。
「あれは100パーセント、自分のミスなので。今でも佐藤選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした」
──2017年7月の佐藤選手との2戦目から、2021年5月まで3年10カ月もの長期間ブランクがありました。
「練習自体していない時期が凄く長かったです。プロMMAファイターを続けていると経済的な問題を抱えていましたし、自分のやりたかったこともったので。その後、親しい先輩とジムを運営することになり、そこで軽く汗を流しているとやっぱりMMAは楽しくて。それで復帰を決めました」
──このハードなKTTの選手練習に戻ってこられるものなのですね。
「運営しているジムがKTTの支部ですし、KTTで練習するからこそ、遣り甲斐を感じることができます。KTTでの練習後に食事をすることが、一番の楽しみです(笑)」
──復帰する際の目標はどこにあったのでしょうか。
「特定の目標はなかったのですが、ジム運営をしながらちゃんと生活の基盤を持ちつつ、機会があれば試合に出よう。それぐらいでした。ただ、ここにきてRoad to UFCで戦うという流れになり、もう簡単な気持ちではやれないですよね(苦笑)」
──勝てばUFCというRoad to UFCだからこそ、世界最高峰を目指そうという気になったのですか。
「そうですね。負けたらどうしようとかという気持ちもありますが、それでも自分がやるだけやって試合に出れば満足できるんじゃないかなと思っています」
──ライト級には原口伸選手が出場しています。互いに勝ち続ければ絶対に当たることになるのですが、彼が昨年11月にチームメイトのキム・サンウォン選手に勝っていることは意識しますか。
「もちろんですよ。当然じゃないですか(笑)。ただ、まずは1回戦のロン・チュウです。元UFCファイターですし、今は彼だけに集中しています。自分よりも経験豊富ですし、上手い選手です。しっかりと準備もしてきました。イケメンなのでボコボコに殴ってやりたいです(笑)」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】まるでMMA界に染まっていない。そんな感じで、UFCへの入り口に立てることになった原口。体格差を越え、結果を残して欲しい (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード04に日本勢のしんがりとして原口伸が出場する。
2019年天皇杯フリースタイル70キロ級優勝。五輪にない階級の日本一レスラー原口は、そのレスリングでの世界進出をコロナで阻まれた。5勝1NCのレコードを引っ提げ、MMAにおける世界一への入り口=UFCへの道準々決勝に挑む。
世界で勝負するならフェザー級ということを本人も十分に自覚しているなかで、ライト級で得た出場権──1階級以上大きく見えるアジアの猛者を前にして「ワクワクしている」と原口は言い切った。
──いよいよ、ですね。今の気持ちを教えてください。
「もう、やるだけ。落ち着いた気持ちで過ごせています」
──濱村健さんから空港でお兄さんの央選手とのツーショットの写真を送ってもらったのですが、バンタム級の央選手が大きくて……。
「いやぁ、78キロぐらいまで頑張って増やしたのですが、フレームは変わらないです。動いていると体重は落ちますし、今も73キロぐらいしかなくて。全然、減量は厳しくないです」
──体格が全てではないですが、やはりキ・ウォンビンなどと比較すると2階級違うのではないかと。
「同じ階級の選手もこっちで何人か見ました。確かに大きいですけど、そこはもう覚悟してやってきたので大丈夫です」
──緊張とワクワク、どちらが大きいですか。
「ワクワクの方が断然デカいです。もしかしたら、まだ戦うっていう実感がわいていないだけかもしれないですけど(苦笑)。でも、何か良い緊張感でいられています。上海に来て、特に戸惑うこともなく、レスリング時代の海外遠征を思い出しました。なので自分的には余り普段と変わりなくやれています」
──レスリング時代にアジアで喫したモンゴル人選手相手の黒星、MMAになりましたがアジアで勝つリベンジができそうですか。
「あの試合の反省を忘れたことはないので……」
──そこをウィンドリス・パティリマにぶつけると。
「普通にガッツがある選手で、打たれ強いように見えました。レスリングでモンゴル人にやられた時のように──後手に回らないよう、自分から攻めます。と同時に熱くならないよう、頭は冷静に戦わないといけないです」
──正直一発貰って、カッとなることも心配です。
「大丈夫。まぁ、大丈夫です(笑)」
──そんなかRIZINでBRAVE勢が厳しい戦いが続き、DEEPで央選手が勝利してジムの連敗を止めました。
「同門の人たちが結構負けていたので、こういう時こそ自分が流れを変えるつもりでいました。俺はジムの連敗も関係ない。それを証明できると思っています」
──では日曜日、どのような試合を日本のファンに見せてくれますか。
「日本人らしからぬ戦い方……ではないですけど、よく言われる野性的な戦い。そこを全面に打ち出して、そういう戦いで外国人を相手にしてもガンガンと力を発揮する。そして、しっかり勝ち取りたいので、応援よろしくお願いします。ここまで来ると、行き過ぎるぐらいの方が良いかと思っているので、思い切り攻めます」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
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エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】師匠の弘中先生と、右はマネージャーの前田桂さん。前田桂さんも濱村健と同様に面倒見の良い人物──関西弁だが (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝で野瀬翔平がシャオ・ロンと対戦する。
昨年に続き2年連続のトーナメント出場、その前回大会は初戦で元UFCファイターのウリジブレンに勝利も準決勝で中村倫也に131秒でKO負けを喫した。世界の頂点を目指す戦いで、同胞と戦い完敗──この1戦が野瀬にどのような変化をもたらしたかのか。
「自分でもビックリした」と連続参戦に関して話した野瀬は、去年よりもMMAファイターとして成長し、UFCで戦うという気持ちもより強くなっている。
──Road to UFCに2年連続で出場が発表された際、正直なところ本当に驚きました。野瀬選手自身は、申し込んでいたとしてもどれぐらい出られると思っていたのでしょうか。
「正直、自分でもビックリしました。国内で修斗のランキングに入って、ベルトを狙うという道筋を立てていたので。またチャレンジできることはビックリでしたが、嬉しかったです」
──3月に修斗で新井拓巳選手に一本勝ちした時は、もう出場は決まっていたのですか。
「そうだったみたいですが、僕には知らされていなかったです。それが(弘中邦佳)先生たちの意向だったようで。あの時、僕自身は修斗でやっていくつもりだったので、それはそれで落とせない戦いなので、そういうつもりで戦っていました。で、勝った直後に舞台裏で教えてもらって……凄く驚きました」
──あの一戦、覚醒したような強さだという評判になりました。Road to UFCで戦ったことで、何かが変わったということはありましたか。
「それは感じています。去年の2試合、勝ちと負けを経験して。中村(倫也)選手に負けて、練習にもより身が入ったし。風間(敏臣)選手が契約したと知った時も、凄く悔しくて。さらに練習でギアが上がって、凄く強くなっている感覚がありました。だから絶対に負けないし、絶対に極めることができると思っていました」
──中村選手は同じ日本人に負けた。しかも差を見せつけられて敗れた。あの試合の経験をどのように今後に生かそうと思いましたか。
「試合中の感覚、勝負勘が中村選手は凄かったです。ケージ際で貰ったヒザとか、練習でなかなか顔面にヒザを入れるとかできなので、如何に練習で試合を意識してやることができるのか。それをまた考え直してやってきました。
中村選手は圧とかではなくて、試合の感覚──センスがあると思いました。あんな風にピンポイントでヒザを効かされてしまったので。しかも壁で組み直し際に。そんなに思い切り入ったわけではなかったのに、綺麗に効かされてしまいました」
──同じように中村選手を相手に完敗を喫した風間選手が契約できたことが、悔しかったという風に言われていましたが。
「正直、格好悪いし、口にすべきことでもないのですが……。あの……今はそんな風には一切思っていないですけど、『シャッフルさえなければ』というのは正直思いました。それはやっぱり思うし、悔しかったし……。『準決勝でシャッフルがなかったら俺はUFCと契約できたのか』とは正直思いました。でも、今は気持ちを切り替えて、しっかりと優勝をして実力を伴ってUFCにステップアップしないといけないと思っています」
──私なら一生言い続けますよね。「あの時、急にシャッフルしやがって。UFCのバカやろうが」と(笑)。
「アハハハハ。でも、こうやってまた挑戦できますし。過去最高に調子が良いので、自信を持って挑めます」
──対戦相手のシャオ・ロンはコンテンダーシリーズに出て、負けている選手です。
「試合映像はそのコンテンダーシリーズのモノしか見つけられなかったのですが、組みに関しては絶対に僕の方が強い。一本取れる自信があります。ただ大振りの打撃は一発があるので、そこは気を付けないといけないです。組めば勝てる。そういう気持ちはあります」
──現時点でアウェイと感じることはありますか。
「全くないです。アブダビ、シンガポールと同じように調整できています。全く問題なく、普通に過ごせています」
──去年のシンガポールの時よりも、弱冠余裕が感じられますね。
「シンガポールの時よりは、心の余裕があります」
──現時点では『なんで、アイツなんだ』という声も国内の選手から聞かれることもあるかもしれないですが、その声を払拭できる勝利を期待しています。
「『なんでコイツなんだよ』と思われているかもしれないですが、1回戦が終った時には『コイツなら』と期待してもらえるような試合ができると思っています。そこを注目してほしいです」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
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イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】濱さんこと濱村健氏に、やや苦笑いの丸山。濱さんはカメラを向けられると常にこんな感じですが、じつは凄く面倒見が良い頼れる人です──関西弁ですが (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたライト級準々決勝で丸山数馬が、キム・サンウクと対戦する。
矢地祐介、松嶋こよみ、河名マストらが応募し、落選したRoad to UFCに出場を決めた丸山数馬。失礼ながら、この発表を機に彼の顔と名前が一致した──そんなMMAPLANETの読者も少なくないだろう。
未知強だらけのRoad to UFCへ、日本発の未知強=丸山数馬にこれまでのMMA歴とそのMMA感を足早に尋ねた。
──上久保選手の取材の際に頂柔術で練習をしているところを拝見させていただいたことがあるかと思いますが、初めましてと挨拶すべきかもしれないです。
「こちらこそ初めまして、宜しくお願いします」──本当に本当のことを言わせていただくと、出場メンバー発表があった時に『えっ?』という感覚に陥りました。
「まぁ、そうなりますよね(笑)」
──そこで丸山選手の試合記録などを調べさせていただいたのですが、昨年3月のカナダでの試合を最後に実戦から遠ざかっていました。そのカナダ以外にも台湾、中国、豪州など数多く海外で試合を経験している。いつ頃から、海外志向だったのでしょうか。
「僕は鹿児島が地元で、鹿児島にいる時にプロに昇格しました。その時がパンクラスが世界標準と掲げるようなタイミングで、あの頃からUFCで戦いたいと思っていました」
──プロになる時の目標がUFCだったのですね。「本格的に練習を始めて、プロ昇格を目指すところからですね。2012年のUFC日本大会のインパクトが大きかったです」
──その後、RIZINも生まれUFCを目指す選手は当時よりずっと少なくなりました。その部分、丸山選手は如何でしたか。
「僕はUFCが目標というのは変わらなかったです」──UFCは日本人に優しくなく、ルートも明確でないですが。
「わざわざUFCが米国でアジア人、日本人を呼ぶメリットはないですからね。それでも……やっぱり世界最高峰の舞台で、目指すなら世界一のプロモーションで戦いたいという気持ちが変わることなかったです」
──なるほど。Tri.Hスタジオ所属ですが、鹿児島から東京に出てきて──どのようにハマの関西人こと濱村健さんの所に行き着いたのですか。「もともと鹿児島のnico mma dojo所属で、上京するために資金集めをするために仕事をしていて、フリーになって2014年に上京しました。その時に鹿児島出身の菊野克紀さんに相談をさせてもらって、菊野さんも同じタイミングでアライアンスを離れた時で。『俺の後輩だから』と出稽古に僕を連れて行ってくれました。
菊野さんのお供でいくつかのジムを回り、その流れでGENスポーツで練習するようになり、そこで濱さんと出会って。Tri.Hスタジオの所属になり、今に至る感じです」
──濱村さんはMMA以外で凄く多才な方ですし。
濱村健 アハハハハ。
「濱さんの下でやるようになっても、UFCに行く気持ちは変わらなかったです」
──昨年3月から試合に出ていないのは、何か理由があったのでしょうか。
「正直に言うと、椎間板ヘルニアとか……体の具合が良くなくて。2022年の上半期は殆ど動けなかった状態でした。下半期になって動けるようになって、パンクラスで戦おうかと思っていたのですが、Road to UFCの公募があって。ただ、自分的にはちょっと気後れした部分はありました。前の試合で負けていることもあるし。そうしたら濱さんから『これ、応募しようや』と連絡があって」
──応募しようや(笑)。「『そもそも目指しているところやろ』と。それで前向きになれて応募したところ、出られるようになりました」
──まさに調子と気運が上がっての参戦。初戦のキム・サンウクという選手には、どのような印象を持っていますか。
「グラップラーなんですが、自分のやってきたことが素直に出てくる選手。泥臭く、しつこいMMA、自分のスタイルを貫くタイプの選手です」
──対して丸山選手は、どのような試合をしたいという想いはありますか。「今やっている練習の場でも、自分の強味はそつなくオールラウンドでできることじゃないかと思っています。器用貧乏っていうことではなくて、地道に実力もついてきているのでオールラウンドの自分の実力を皆さんに届けられれば良いと思います」
──では濱村さんとも阿吽の呼吸で頑張ってください。
「ハイ、セコンドはもう抜群なので頑張ります」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】見様によっては、ネイト・ディアス似(?!)の上久保 (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝に上久保周哉が出場する。
気がつけば7年間負け無し、通算戦績13勝1敗1分けというレコードを引っ提げて、ついにUFCが見える戦いに上久保が挑む。そんな大舞台=チィルイイースー・バールガンを前にしても、上久保周哉は上久保周哉のまま。熱い想いは一切、聞かれない地の上久保の言葉をお伝えしたい。
──日曜日のRoad to UFC準々決勝に向けて、上久保選手が緊張するとか想像もできないですが、今の気持ちを教えてください。
「えぇ(笑)。なんか、上海って便利な街だなって。このホテルの周りはすぐに買い物ができて、ご飯も美味しいし」
──でも監視カメラだらけじゃないですか。
「そうなんですか。UFC PIも監視カメラだらけでした」──アハハハハ。それにしても念願のUFCとの契約が懸かったトーナメントを目前にしてもいつも通りですね。
「大事な試合だとは分かっていますが、それと緊張はリンクしていないです」
──これまで試合前に緊張したことは?
「なんか緊張して硬くなるとか、普段通りの自分でなくなるような緊張はないと思います。緊張しているのではなくて、集中はしていますけど。MMAを始めて、柔術の試合に出た時からそんな感じです。柔道の方が緊張していました」
──そうなのですか!!
「柔道は負けると怒られるから(苦笑)。いや、勝っても怒られていたので」
──……。ではここに向けて、練習に取り組むうえで何か変化はありましたか。
「う~ん、取り組み自体は大きく練習内容を変えたりはしていないです。なんか、試合にむけて打撃だけやったりとか。そういう変化はなく、今までとあまり変わらず。それでも組み技の部分やMMAという部分で、去年の1月の試合までと、そこから今回の間で微妙に考え方とか変わり、気付きはあったので。そういう部分で変化はありました」
──そもそも打撃の練習はどの程度にしているのですか。組み技の練習しか見たことがなくて……。
「ハハハハ。Tri. Hスタジオ……自分の所属しているところでちゃんとやっていますよ。昔はボクシングやキックボクシングのジムに行ったこともあるけど、今は行っていないです。そもそも打撃とか組み技とか分けていないので、MMAで勝てば良い感じです」
──打撃で勝つのもMMAです。
「局面で打撃を出すのもあるし、パウンドも打撃ですから」
──対戦相手のチィルイイースー・バールガンに関しては、4月にFight&Lifeでインタビューをさせてもらった時に『荒い打撃が、最近は綺麗になった』という風に話していました。
「ハイ。そこから特に印象は変わらないです。動画を少し視たぐらいで。今朝、すれ違ったけど動いているところを見たわけでもないので」
──昨年1月のONE最終戦、トロイ・ローセン戦の戦いが強く記憶に残っている人も多いかと思いますが、上久保選手も当然のようにあれから成長しているはずなので、相手の選手も参考になる映像はないかもしれないですね。
「あの時の自分……を研究しても、まぁそれはそれでと思います。今は微妙に変わっているので。毎試合、毎試合、似ているけど微妙に違いますし。マイナーチェンジを繰り返しています。それに研究してきても、それに対応できる引き出しは用意してたきつもりです」
──Road to UFCは勝利が全て。LFAやコンテンダーシリーズのようにエキサイティングな試合を求められるよりも、フィットしているかと。
「まぁ今ままでも、何を言われても勝てば良いと思ってやってきました。だからあまり変わらないです」
──それでも『ファンが喜ぶ試合をしろ』という圧力がないほうが、気持ちは楽ではないですか。
「そういう圧力が掛かってくる試合はしていないから、あんまり変わらないです。なんかそういうリスクは負いたくないという気持ちはあります。打ち合ってKO勝ちしないとダメって言われると、『それは練習をしてきたことと違う』という気持ちなります。練習してきたことを台無しにしたくないので、そこがブレることはないです」
──そんな状況に陥って欲しくないですが、このままでは負けるという時でないと賭け事のような打撃戦はできない?
「最終的な選択肢として、それしかない時に切らざるを得ない。そんな時はゼロではないですよね」
──そのようなカードを切ることがあれば、それは世界最高峰の舞台だと信じて、その一歩となる日曜日の試合に向けて意気込みのほどをファンに伝えてもらえますか。
「ちゃんと頑張って勝ちます」──……。いや、もう少し、何かないですか……。練習仲間への感謝の言葉とか(苦笑)。
「あっ、練習相手をしてくれる仲間……。でも……なんかわざとっぽくないですか(笑)。嘘だし……」
──確かに(笑)。
「まぁ永久寝技地獄を出して、勝てるように頑張ります」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】ちょっとした聞き逃しそうな──言葉が深い、神田選手でした (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。初日の夜エピソード02に神田コウヤがフェザー級準々決勝に出場し、イープークールーと戦う。
27歳ながら神田は決してスポットが当たるだけでなく、同時に勝って掴んだチャンスを逃すなど濃密な15戦のキャリアを積み上げてきた。精神的には既にマチュアな感がある神田は実に含蓄のある言葉を試合前に口にした。
──上海入りして、心身共に状態はいかがですか。
「UFCの方々がサポートしてくれていて、心身共に不安がない状態です。体重も順調に落ちていて、今日は疲れを抜いて水抜きに向かう感じです」
──初めての海外での試合でも、困ることはないですか。
「困ることはあるのですが、困ると助けてもらえるので」
──ではコンディションも上々だと。
「コンディションに関しては、こればかりはリカバリーも含めてなので試合当日にならないと分からない部分はありますね」
──ファイターほど敏感にではないかと思うのですが、ミネラルウォーターもその国のモノを飲むと体調が変化するようなことが自分もあります。
「今は特に感じないんですけど、ミネラルウォーターの栄養成分を見た時に塩化ナトリウムの値がカリウムの値に対してちょっと高いというのはあったので、それが塩抜き、水抜きの時にどう作用するのか……」
──塩化ナトリウムが多いと、水を体内に創ろうします。
「ハイ。そのナトリウムを排出するために必要な栄養素がカリウムなので」
──いや、しかしそこまでしっかりとチェックしているのですね。
「翻訳アプリを使ったりして、自分なり調べました(笑)」
──食べ物は日本から持ち込むことはできたのですか。
「ハイ。それとUFCから配給された食事を摂っています」
──鶴屋怜選手、鶴屋浩代表、そして独身貴族の岡田遼さんがいる。と同時に同じ階級で勝てば戦う日本人選手がいることは、海外ということも踏まえて意識しますか。
「ジムの皆が一緒なのは心強いですね。SASUKE選手に関しては、親交が以前からあるわけではなかったので顔を合わせば会釈するぐらいで。お互いに1回戦を勝たないと意味がないですからね。今回のトーナメント表を見る限り、シャッフルが無ければ当たるのは決勝ですし、そこで日本人対決ができれば最高ですね。
8人中5人が中国人で、そのなかで日本人同士が日の丸を背負って戦えるなら──それは国に対して恩返しができるという感覚です」
──おお。今回のRoad to UFCですが、個人的にはRoad to UFC for Chinaだと思っています。
「うん、うん」
──中国のためのトーナメントじゃないかと。
「特にフェザー級は露骨にそんな風になっていますね。日本人が2人で、韓国人が1人。3カ国しかいなくて……だから日本中国という構図でもあるのかなって思います。国別対抗戦のような。
こっちにきて言葉の壁とかにもぶち当たって、日本は良いなと改めて思います(笑)。上海でも、助けてもらっているのは日本人の方たちなので。そうなると普段は感じない愛国心のようなものが出てきます。だからSASUKE選手と僕が揃って勝ち上がって、決勝戦を戦いたいです」
──改めて初戦の相手イープークールーに対して、どのような印象を持っていますか。本当に中国人選手は未知の部分が多いですが。
「戦績が凄く多くて負けも多いのですが、それはほとんどがキャリア序盤のモノです。自分もキャリア序盤は結構負けが込んだりしていた時期もあって……彼も戦いを通して勝ったり負けたりして成長してきたと思います。そういう選手って、すぐに諦めない。絶対に精神的にタフなので、そこで根負けしないように。アウェイといえばアウェイですし、しっかりと勝ちたいと思います」
──神田選手は年齢の割には下からの突き上げを跳ね返すという試合を、まま経験してきました。佐伯(繁DEEP代表)さんには叱られるかもしれないですが、神田を越えろ的なマッチマイクもありました。
「DEEPで経験させてもらったことは大きいです。大事に育てられたわけじゃないですけど、叩き上げだと思っているので。やっぱり佐伯さんにも勝った姿を見せたいですし、日本の皆にもここで戦う日本人選手を見守って欲しいです」
──神田選手は凄く気配りができるコメントを残す選手だと思います。そのなかで先日、RIZIN LANDMARK04のダブルメインがフェザー級で朝倉未来牛久絢太郎、斎藤裕平本蓮という試合が大いに盛り上がりました。日本の格闘技界にとって良いことですが、レベルとしてあそこが頂点になってはいけない。そう感じたのも事実です。
「なんか……そうですね、登場人物があらかじめ決まっていた。違う作品なんだけど、同じような俳優ばかり出ている。そういう映画がって、日本には多いじゃないですか。とりあえず数字を担保するために。なんか、そんな感じです」
──さらなる高見、UFCが普通に存在しているなかで、何が待ち受けているか分からないRoad to UFCに挑む神田選手は自分自身にどういう期待をしていますか。
「まぁ、日本人のレベルが試されるんじゃないですか。同時に世界のレベルが試されている感じがします」
──世界のレベルが試されている。深い言葉です。では、その戦いの一歩に向けて意気込みの程を最後にお願いします。
「まず必ず1回戦に勝って、次に繋げたいと思います。土曜日の午後9時からU-NEXTとUFC Fight Passでライブ配信があるので皆さん、ぜひ視てください」
──本当に人間が出来ていますね。素晴しいです。
「アハハハハ。頑張りますっ!!」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】「男たちの挽歌」か「仁義なき戦い」か。「クールな日本のヤクザだって、本当に多くの人に言われるよ」というリー・カイウェン (C)MMAPLANET
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。初日の夜エピソード02で組まれたフェザー級準々決勝にリー・カイウェンが出場し、ルー・カイと対戦する。
ONEで本人も認めるファイトスタイルだけでなくルックスまで五味隆典と似ており、中国のファイヤーボールキッドと呼ばれたリー・カイウェンだが、心には常にUFCで戦うことが残っていた。サークルケージからオクタゴンへ、世界最高で戦うための最初の難関は代役にして昨年ベスト4のルー・カイということもあり、リー・カイウェンの実力査定に持ってこいマッチアップとなる。
――リー・カイウェン、お久しぶりです。またインタビューを、そしてRoad to UFCという場でできて嬉しいです。
「UFCで戦うことは俺のゴールだったから、とてもエキサイトしている。ようやく、この時が来た。そして。こうやってまたインタビューをしてもらって嬉しいよ」
──ONE時代も注目される活躍をしていましたが、いつからUFCで戦うことを考えていたのでしょうか。
「MMAファイターなら、目標は一つ。それはUFCで戦うことだ。バスケットボール選手ならNBA、サッカープレイヤーならプレミアリーグでプレーしたいと思うのと同じだ。ファイターにとって、それがUFCだろ」
──UFC PI上海で練習するようになり、UFCを目指すようになってからもUFCではなくONEで一度戦いました。そしてファブリシオ・アンドラジと戦った時、確かにアンドラジは強豪ですが、リー・カイウェンは明らかに迫力不足でした。それはもう気持ちがONEになかったからでしょうか。
「試合が始まってすぐに……30秒で肩を脱臼してしまった。戦うことも、自分を守ることもできなかったんだ」
──なるほど、契約云々でモチベーションを失っていたということではなかったのですね。
「そんなことはないよ。全ては肩を脱臼したせいだ。ケージの外で何があろうが、あの中で戦う時は誰だって勝つことだけを目指している。俺も同じだった。当然、KO勝ちするつもりだったけど、ファイトっていうものは予想もできないことが起こるものだから。そして予想もできない結果に終わる。あの時、俺はまさにそうゆう状態で試合を終らせることができなかったんだ。あの試合は短時間でフィニッシュするしかなかったから、喧嘩ファイトを仕掛けたけど、肩が言うことを聞かなかった」
──2021年12月のアンドラジ戦が最後のONEでの試合になりましたが、昨年のRoad to UFCに出場しなかったのは?
「肩のケガのせいだよ。去年は試合ができる状態じゃなかった。だからRoad to UFCにも出ることができなかった。すぐに今年のトーナメントに照準を合わせ、気持ちも切り替えたんだ」
──今大会の出場選手が発表された際、リー・カイウェンが日本人選手にとって壁になるという意見も日本のファンから聞かれました。
「日本のファンがそんな風に言ってくれるのは嬉しい。俺は皆のアイドルだった五味隆典にスタイルだけでなく、風貌も似ているから(笑)。とにかく日本もそうだし、世界中のファンが納得する戦いを土曜日の夜は見せるよ」
──中国のファイヤーボールキッドが復活。土曜日の試合を楽しみしています。
「フェザー級の五味隆典の力を見つけるよ(笑)」
──では最後にトーナメントウィナーになる自信のほどを聞かせてください。
「200パーセント(即答)。200パーセント、自信がある。Road to UFCフェザー級トーナメントで優勝するのは俺だ。日本のファンの応援に感謝している。UFCと契約し、日本で大会が行われるようなら必ずそこに出場して、ハイレベルな日本人選手と戦いたいと思っている。謝謝」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】いうとメッチャ普通の男の子。20歳最後の試合、UFCへ切符を賭けたトーナメントを目前にしてもまるでいつもと変わりなかった鶴屋怜 (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。そのエピソード01で組まれたフライ級準々決勝に鶴屋怜が出場し、インドネシアのロナル・シアハーンと相対する。
キャリア2年でパンクラスの頂点に立ち、3年目でUFCを直接目指すトーナメントに臨む鶴屋は、全く気負いも奢りもなく初戦突破に絶対の自信を見せていた。
――今回は黒髪が勝負頭ですか。もう中国ですし、これから染めることはできないですよね。
「ハイ。今回は黒で行きます(笑)。本当はもっと長くて、編み込んで戦おうと思っていたのですが、1週間前に上海に入るならずっと編みこんでいるのは無理だなって(笑)。なので今回は普通で」
──それはもう、岡田遼さんに来てもらってから編み込んでもらうしかないですね。随分と独り身が長く、料理だけでなく裁縫から何からできるようになったと聞いています(笑)。
「アハハハ、さすが編み込みまでは……」
──怜選手の試合は土曜日、改めて現地に入ってどのような気持ちでいますか。
「最初は環境が変わることが不安で、練習をしても疲れるのが早いなって感じました。でも昨日も(神田)コウヤ君と練習していると、ちょっと体も慣れてきたみたいで。めっちゃ良い感じで動けるようになってきました」
──これまで日本で戦ってきた時とファイトウィークの過ごし方自体、随分と違うかと思います。
「そうッスね。時差もないし問題はないです。それに日本と比べると減量のご飯とか用意されているし、そういう部分で凄くしっかりしていて。マッサージとか、なんでもやってくれますし。そういうところが海外と日本とは違うんだなって風に思ったりはしています」
──それは海外と日本でなくて、UFCとその他の違いですね(笑)。
「そうですね、UFCですね。凄いなって思います」
──では日本のファンもほとんど分からない対戦相手、ロナル・シアハーンについてどのような選手が説明をしていただけないでしょうか。
「そうッスね。基本的にサウスポーのストライカー。戦績は7勝0敗で5KOっていう風に紹介されていて」
──インドネシアのONE PRIDE MMAで戦績を積んできた選手ですが、このONE PRIDE MMAの試合が予想以上に組みをやろうとする選手が多いのですが、とにかく荒っぽいです。そして無理に、できない組み技を使うことなく立ち技で勝負すれば良いのにと思わされることもしばしあります。
「荒いですね。僕の相手も何年前の試合か分からないですけど、組みの力でいえば1Rで仕留められると思います」
──つまり、ここは初回で勝つと。
「フフフ、まぁそうですね。そんなに時間を掛けないで良いかなって感じです」
──ではトーナメント全体を見て、一番警戒しているのは誰になりますか。
「まぁ最初に戦う選手のことは気にしていないです。2回戦で戦うかもしれないマーク・クリマコとイ・ジョンヒョン……この試合の勝者には注意しようと思います。韓国の20歳のイ・ジョンヒョンとクリマコの試合は結構レベルが高いかと。
クリマコは最初、警戒はしていなかったのですが、負けた試合は1発貰って倒れただけなので。それ以外で考えると、結構強い選手なのかと思います」
──MMAとして、やはりLFAで戦っている米国人選手ですから、MMAをさせれば韓国人選手よりも完成度が高くなるのかと。
「クリマコは実際に会ってみると、思ったより背が低くて。それでいてゴツイので、組みも強そうですね。あの体形の人はテイクダウンもしづらいことが多い。2回戦で当たるには、トーナメントを見回してみて嫌な相手ですけど……でもUFCで戦っていくなら、全員に勝たないといけないので」
──同じ日のワンマッチで組まれたトップノイ・キウラムナムジャルガル・トゥメンデムベレエル、ピーター・ダナソーなどトーナメント戦出場選手よりも強いかもしれないです。
「あぁ……でもトップノイの試合を見たんですけど、あんまり良い動きをしていなかったですよね。昨日、ミット打ちを見て凄いなと思ったのですが、試合だとそんなに攻めないし強いという印象はないです」
──押忍。本来はこの試合に集中してほしく、このような他の選手の話題をこのタイミングで振るのは憚れるのですが、今回だけは次を見ていても必勝でいって貰わないと困ります。
「そうですね。その通りだと思います。しっかりフィニッシュして、海外のファンに認知されるためにも印象に残る試合をします」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)
【写真】昨年とは違い、誰もイー・チャアを認めている。ある意味、彼のとっては昨年よりもハードルが高くなったトーナメントといえる (C)MMAPLANET
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。そのエピソード01で組まれたフェザー級準々決勝でイー・チャアがウズアズベク・ジャフフと戦う。
イー・チャアといえば昨年のRoad to UFCの初戦でSASUKE、準決勝で松嶋こよみを破り日本の夢を砕いた張本人だ。しかし、優勢に進めたと思われた決勝のイ・ジョンヨン戦を落とした彼はUFCとの契約はなく、2年連続でRoad to UFCに挑むこととなった。
昨年の今頃は誰も注意していなかった無名のイー・チャアは、トーナメント本命としてUFCへの道を戦う。
――日本の記者としてイー・チャアには伝えておきたいことがあります。昨年のRoad to UFCでSASUKE選手、そして松嶋こよみ選手を破り日本人ファンの夢を粉砕しました。本当にショッキングな2つのイー・チャアの勝利でしたが、あの2試合によって日本のMMA関係者はイー・チャアと中国の強さが認識できました。
「まず日本のMMAファンの皆が、僕のことを認識していることに感謝している。しかも、僕の力を認めてくれているなんて。SASUKEも松嶋も本当にテクニカルなファイターだった。SASUKEは今回のトーナメントにも出場しているし、また戦えることを楽しみにしているよ」
──夢を砕いたイー・チャアだけに、決勝でも勝ってもらってUFCと契約して欲しかった。それも日本のファンの想いでした。そしてイ・ヨンジョン戦、イー・チャ―の判定勝ちだという声も多く聞かれました。
「正直、レフェリーがイの手を挙げるまで自分の勝利を信じていた。でもジャッジの見方は違った。本当に残念だった。でもUFCは試合直後にRoad to UFCに再び出場できると確約してくれた。だからすぐに100パーセント、今回のトーナメントに集中して過ごしてきた」
──とはいっても……バンタム級とライト級では決勝で敗れた選手が契約できています。より接戦だったイー・チャアが契約できなかったのもおかしな話で……。例えRoad to UFCに再チャレンジできたとしても。
「実はその状況にも試合直後はうっぷんが溜まってしまっていたよ。何よりガッカリした。でも僕の目標は何一つ変わっていない。UFCで戦うこと。だから、その目標に向かって戦うだけだ。今年のトーナメントにも優れたファイターが集まっている。前回のトーナメントのことはもう頭にない。過去に拘るのではなくて、今回のトーナメントに勝つことに集中している」
──昨年はイー・チャアのことを多くの人が知らなかったですが、今回は本命視されています。そんななかアブドゥル・アジーム・バタクジから対戦相手が同じ中国人選手のウズアズベク・ジャフフとなりました。
「そうだね、最初はアフガニスタン人ファイターと戦う予定だった。だけど、彼はすぐに欠場が決まってUFCからはフィリピン人選手と戦うことになると聞かされていたんだ。でも、20日前にそのファイターもビザの問題でドロップした。結果、中国人の対戦相手をUFCが見つけてくれた。中国人選手だろうが、海外の選手だろうが構わない。皆がどのように僕のことを見ていようが、自分がやるべきことに集中している。ただ戦って勝つ。それだけだよ。
きっと日本のファンは日本人同士の対戦は見たくないだろうし、中国のファンも中国人同士の試合は見たくないはずだ。でもファイターは皆、自分のために戦っている。対戦相手の国籍は全く関係ないよ。
どれだけ激しい戦いが続いても、UFCが用意する契約書は1枚だけだ。その契約を勝ち取るために何人であろうが、僕は勝つ。そのためにここにいるんだよ」
──本命として、まず初戦ではどのような試合をしたいと考えていますか。
「何があろうが、この試合が判定まで行くことはない。KOか、サブミッションか、パウンドか。いずれにしても、僕がフィニッシュする」
──では最後に日本のファンに一言お願いできますか。
「皆の応援に感謝しているよ。そして、僕……イー・チャアがこのトーナメントで優勝すると約束するよ」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)