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F1 MMA o ONE UFC UFC286   ジャスティン・ゲイジー

『UFC 286: Edwards vs. Usman 3』ジャスティン・ゲイジー vs. ハファエル・フィジエフを見たファイター・関係者の反応

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 『UFC 286: Edwards vs. Usman 3』ジャスティン・ゲイジー vs. ハファエル・フィジエフを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC286   カマル・ウスマン キック ボクシング レオン・エドワーズ

【UFC286】ケージ掴みで減点1Pも、レオン・エドワーズがカマル・ウスマンから判定防衛

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
Def.2-0:48-46.48-46.47-47
カマル・ウスマン(ナイジェリア)

サウスポーに構えたウスマンに、左ローを蹴るエドワーズ。ウスマンが左ミドルから右ジャブ、エドワーズがカウンターを合わせようとする。スイッチし左を入れたエドワーズ、ダブルレッグのフェイクを織り交ぜるウスマンに、エドワーズがローを蹴る。エドワーズは左ローを入れて、離れる。ウスマンはオーソに構え、右を伸ばす。エドワーズは左ミドルを2度決め、ウスマンの体が折れる。続くコンタクトは、ウスマンが組んでケージへ。

回して離れたエドワーズだが、グローブの内側を掴んだとレフェリーが注意を与える。再開後、エドワーズは左ローを奥足にまで決めた。

2R、ウスマンの接近が早いとエドワーズが抗議し、仕切り直しに。ウスマンがボディストレートも、 リスタート後、エドワーズが左ローを決める。さらに左ローを続けるエドワーズは左足に的を絞り、関節蹴りも繰り出す。ウスマンは右を空振り、首相撲からエドワーズがヒザを効かせる。ダーティボクシングで腹を殴ったウスマンが、右をヒット。ここから右を見せてダブルレッグでテイクダウンを奪うと一気にバックを奪う。

立ち上がったエドワーズに後ろからダーティボクシング、離れた直後にエドワーズのダブルレッグをスプロールしてがぶり、右を当てる。エドワーズが左を打ち返し、左ハイ。ガードしたウスマンはジャブに左を逆に被弾する。ウスマンは右ローから左ジャブ、エドワーズが左ミドルを入れた。圧をかけたウスマンが右を当て、時間となった。

3R、距離を測り合いから、ハイクロッチで一気にテイクダウンを決めたウスマンが、スクランブルでバックへ。完全にケージを掴んだエドワーズが1Pの減点を受ける。ペナルティがあったため、スタンドから再開とレフェリーが説明する。

左右のローで左足を攻めるエドワーズが左ミドルを繰り出し、左ジャブを当てる。ウスマンも右ローを入れ、エドワーズが左ロー。続く左ローが急所に入り、またも試合が中断される。直ぐに再開に応じたウスマンは、左ミドルを蹴られる。右フック、首相撲&ヒザ蹴りから離れたエドワーズにジャブを当てたウスマンが、左ボディストレート、さらに右を伸ばす。

しかし、インローを効かされた仕草を見せたウスマンは、左ミドルに神経がいっているなか、組んでダーティボクシング、そのままケージに押し込む。残り10秒、バックを譲らずエドワーズは離れることに成功した。

4R、ウスマンがジャブを伸ばし、エドワーズが右ローを蹴る。続いて左インローを蹴られたウスマンが間を詰めて右から左を当てる。蹴りで姿勢を乱したウスマンが、立ち上がった直後に組んでケージへ。離れたエドワーズが左ロー、左ミドルを決める。両者、手数が少なくなるなかエドワーズが左伸ばし、ウスマンはダブルレッグでテイクダウン、エドワーズは立ち上がってヒザ蹴りから、ヒジ打ちをいれる。残り25秒、打撃の間合いとなりウスマンが組み時間となった。

最終回、左三日月のエドワーズ。ウスマンが右を当て、エドワーズが左ハイを狙う。組んだウスマン、これでハイキックの餌食にはならない。エドワーズが倒されず、離れて左を見せるとまたも左ハイへ。さらに左アッパー、ヒジ、左ローを蹴るが、ウスマンは前に出て右を振るって組みつく。ケージに押し込みながら、力は使っていないように見えるウスマンは、離れてジャブを被弾する。

ウスマンは前足を蹴られ、ヒザを受けそうになってもシングル。エドワーズがすぐに離れ、左ミドルを入れる。ウスマンはコンビからダブルレッグ、シングルに移動して尻もちをつかせた。アンクルピックも立ち上がったエドワーズが胸を合わせて、間合いを取り直す。ウスマンはここも右を見せて、組みつきケージに王者を押し込む。最後の20秒でエドワーズは離れ、左ロー。続いて右ローも、ウスマンは組んで距離を潰し、エドワーズも押し返す。最後のパンチをウスマンがまとめ、タイムアップとなった。

接戦、減点がどのように勝敗の行方に影響を及ぼすか。結果は2-0でエドワーズがウスマンを返り討ち、初防衛に成功した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 キック ジャスティン・ゲイジー ラファエル・フィジエフ

【UFC286】肉弾戦でない打撃戦の評価は──ゲイジーがフィジエフにマジョリティ判定勝利

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
Def.2-0:29-28.29-28.28-28
ラファエル・フィジエフ(アゼルバイジャン)

まず左ローを蹴ったフィジエフに対し、ゲイジーが思い切り右カーフを蹴り込む。スイッチして左ミドルのゲイジー、フィジエフも左ミドル、右前蹴りを繰り出す。フィジエフは左ミドルからパンチに繋げ、左を当てる。頭が揺れたように見えたゲイジーは、パンチを打ち返すが左ミドルを蹴られる。

中盤、間合いを測る両者。ミドルにゲイジーが左を当てる。素早い左ミドルからワンツー、ガードの受けからだが、キレのある攻撃を見せるフィジエフが左フックを決める。さらにワンツーのフィジエフは、右アッパーをボディに入れ左ミドルをまたも蹴り込む。サウスポーでミドルを蹴ったフィジエフだが、ゲイジーが組みのフェイクから右をヒット。残り10秒でステップインからヒザを入れたフィジエフ、ゲイジーが左右のフックを返した。

2R、サウスポーのフィジエフがローをかわして、オーソに。サウスポーからの左ミドルを受けたゲイジーは、右のヒザ&左フックを打たれる。組んでもヒザを突き上げ、離れてはスピニングバックフィストを見せたフィジエフは、アイポークがあったとアピールし試合は中断される。再開後、エルボーで飛び込んだフィジエフに、ゲイジーがハイキックを見せる。フィジエフは右ロー、目を気にする仕草を見せながら左ミドル、ヒザ、アッパーと攻撃を纏めた。

ゲイジーは左ローを空振りし、左ミドルにガードの上からワンツー、スリー&フォーとパンチを打っていく。フィジカルもヒザを織り交ぜて接近戦へ。ここでゲイジーは右アッパー、フックを入れる。フィジエフがリードフックを入れ、前蹴り。さらにショートのワンツーフックを見せ、右ローを蹴る。ゲイジーの右は届かず、ローを蹴って右に回る。前蹴りを顔に狙ったフィジエフは空振りに終わると、ゲイジーの右ハイをかわして左ミドルを蹴る。ゲイジーが逆襲のパンチを振るおうとしたところでタイムアップに。

最終回、右を当てたフィジエフ。頭を下げてパンチを振るうゲイジーに、右フックを打ち込む。右ストレートで飛び込んできたフィジエフに対し、ゲイジーが左で迎え撃つ。フィジエフは左ミドル、クリンチでヒザを突き上げて離れる。ゲイジーのアッパーはクリーンヒットせず、パンチを纏めるなかでシングルレッグへ。ヒザ蹴りに切り替えたゲイジーは、離れて左ジャブを当てる。右オーバーハンドで距離を詰めたフィジエフは左ジャブを被弾する数が増えてきたか。

ゲイジーは右オーバーハンドを入れ、右アッパーを突き上げる。フィジエフが左を返し、いよいよ試合は肉弾戦の様相に。左ミドルから右フック、左ローを入れたフィジエフはジャブを打たれる。左ジャブ、右アッパーを決めたゲイジーが、左を纏めて右アッパー。続いて左リードフックからワンツーフック、右アッパーとゲイジーがフィジエフを圧倒する。残り30秒、ゲイジーが右からヒザ、ゲイジーが左フックと右アッパーを当てるとダブルレッグでテイクダウンを決め試合終了。ゲイジーはケージからバック宙を見せた。

そのゲイジー、3Rは確かに取っている。しかし、2Rはフィジエフ。初回は蹴りでリードを許したことも考えられるが、ジャッジは29-28が2人、28-28が1人でゲイジーに凱歌が挙がった。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 グンナー・ネルソン ブライアン・バルベレナ

【UFC286】柔術MMA。ポジション、エルボー、極めの融合でグンナー・ネルソンが腕十字一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン(アイスランド)
Def.1R4分51秒by 腕十字
ブライアン・バルベレナ(米国)

オーソドックスのバルベレナが右ロー、間合いを測るネルソンは右ローをチェックするが、左インローで姿勢を乱す。細かいコンビで前に出たバルベレナに対し、右を伸ばしたネルソンは頭をぶつけながらクリンチ、ケージへ。バルベレナは左エルボーを繰り出すが、ケージに押し込まれた状態が続く。残り2分で持ち上げて。テイクダウンを決めたネルソンがハーフで抑える。エルボーを落とし、ニアマウントのネルソンは再び右エルボーを打ちこむ。アメリカーナ、ストレートアームバーという腕狙いは防ぐが、エルボーを打たれたバルベレナは肩固めからマウントを許す。

とネルソンはもう一度ヒジを入れ、一気に腕十字を極めてバルベレナからタップを奪った。「最高の気分だ。キャンプから全て上手くいった。ペースを守って、急ぎたくなかった」と落ち着いた口調で話した。


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F1 MMA News o ONE UFC UFC286 キック ブラッド・リデル

UFC286:セミファイナル・ジャスティン・ゲイジー vs. ラファエル・フィジエフ

ライト級。ゲイジー3位、フィジエフ6位。

WSOF時代のリスク無視打ち合いスタイルのままUFCに参戦したゲイジーだが、当初は激闘で盛り上げても、打ち負けてしまい、アルバレスとポイエーに連敗。そこからは打たせずに打ち勝つスタイルにモデルチェンジし、トニー・ファーガソンを破って暫定王座を獲得。しかしハビブ・ヌルマゴメドフとの統一戦では、打撃でリードしつつも、グラウンドに持ち込まれるとマウントを奪われ、最後は三角で一本負け。チャンドラーとの外様王者最強決定戦では勝利したが、前回チャールズ・オリヴェイラとの変則タイトルマッチでは、ダウンを奪いながらも奪い返され、最後はチョークで一本負けで、またも正王者のタイトルには届かず。34歳。

フィジエフはカザフスタン出身・キルギス育ち・アゼルバイジャン国籍・現在はタイのプーケット在住。かつてはキルギス国籍だったが、アゼルバイジャンに変更したことで、アゼルバイジャン国籍初のUFCファイターとなった。11歳から始めたムエタイではアマチュアの世界大会に出場するなど実績を挙げた。2015年からMMAにも出場し、しばらくはムエタイとの二刀流で戦っていたが、2017年に敗れた後はMMAに専念。ハードパンチを武器に連勝を重ね、2019年にUFCデビュー。しかし初戦はバックスピンキックでダウンした所へのパウンドラッシュでまさかのKO負け。これが現在まで唯一のMMAでの黒星となっている。その後は全試合打撃で圧倒する展開で6連勝。テイクダウンもブラッド・リデル戦で1度奪われただけで、TDディフェンス率は92%。イギリスでの試合は、ムエタイでの最後の試合となった2017年以来となる。30歳。

オッズはランキング下位のフィジエフがフェイバリット。

先にミドルを出すフィジエフ。ゲイジーはロー。プレスするフィジエフ。ゲイジー警戒している。ミドルを出したゲイジー。フィジエフ前蹴り。フィジエフ左右のフック。今度はフィジエフのロー。パンチをかわしたゲイジー。またミドルを入れるフィジエフ。腹が赤くなっているゲイジー。また左ミドル。フィジエフがパンチ連打を入れる。左ミドル。またパンチ連打。ブロックしたゲイジー。ゲイジーもパンチを返す。詰めたゲイジーにフィジエフのパンチがかすめる。また左ミドル。ゲイジーのパンチは空振り。タックルを見せたゲイジー。シングルレッグ。すぐ放して右を入れた。飛び込んでくるフィジエフにゲイジーがタックルを合わせようとしたが、フィジエフテンカオ。ゲイジーパンチを振るった。ホーン。

1Rフィジエフ。

2R。また出ていくフィジエフ。左ミドル。ヒット。タックルのフェイントから右を当てたゲイジー。フィジエフ飛び膝。ボディにヒット。四つに組んだfジエフ。離れ際にフィジエフバックブロー。空振り。ゲイジーのアイポークがありタイムストップ。再開。ゲイジー右ハイ。ブロック。フィジエフロー。飛び込んだフィジエフが膝。ゲイジーパンチの連打を返す。フィジエフのパンチからテンカオがヒット。ゲイジーパンチを打ち返す。また左ミドル。もらったがゲイジー右をヒット。フィジエフの左右の連打。カーフキック。ゲイジーもカーフ。また左ミドル。パンチで飛び込もうとしたゲイジーだがヒットせず。ホーン。

2Rフィジエフ。

3R。フィジエフのワンツーがヒット。さらにミドル。ちょっと効いた。フィジエフの左がヒットしちょっと動きが落ちるフィジエフ。さらに前蹴りが腹にヒット。パンチで飛び込んだフィジエフにゲイジーばパンチを返す。また前蹴り。ゲイジーが左右のパンチを入れるとタックルへ。シングルレッグ。しかし倒せないと見たか放した。ジャブを入れるゲイジー。フィジエフ出てきたが、下がりながらパンチを入れるゲイジー。フィジエフちょっと失速気味。ゲイジーがローからワンツー。右オーバーハンドをヒット。アッパー。手数が増えてきたゲイジー。ジャブ。手数が多い。フィジエフ右目から出血。ショートアッパーがヒット。さらにアッパーからワンツー。またアッパー。ジャブ。右。アッパー。フィジエフもらっているが下がらない。またアッパー。残り10秒でタックルに入ったゲイジー。テイクダウン。タイムアップ。

勝利のアピールをするゲイジー。3Rは間違いなくゲイジーだが…。

29-28ゲイジー、29-28ゲイジー、28-28の2-0でゲイジー勝利。

ゲイジーはまたタイトルに挑戦したいとコメント。

スコアカード。1R・2Rは2者フィジエフ、1者ゲイジー、3Rは三者ゲイジーだが、1R・2Rともにフィジエフに入れたジャッジは3R10-8にしたためドロー。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは29-28ゲイジーと29-28フィジエフが2:1くらいの割合。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 ジャック・ショア マクワン・アミルカーニ

【UFC286】フェザー級でも強いです。ジャック・ショアがアルミカーニをRNCで斬って落とす

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショア(英国)
Def.2R4分27秒by RNC
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)

キャリア17戦目で初黒星を喫し、バンタム級からフェザー級に階級を上げたショアがサウスポーのアミルカーニに左ジャブを伸ばす。ワンツーを見せて組みついたショアは、ケージにアミルカーニを押し込むが、体を入れ替えられる。左腕を差したまま耐えるショアーが右も差し返そうとする。そこにヒザを突き上げたアミルカーニ、ショアが両ワキを差してケージに押し込み返しつつ、距離を取り直す。

アミルカーニが右ジャブ、ショアが左ジャブを見せる。アミルカーニはレベルチェンジからダブルレッグでテイクダウンを決め、ハーフで抑える。足を戻してクローズドのショアはフックガードから蹴り上げ、抑えに来たアミルカーニにオモプラッタを狙う。足を抜いたアミルカーニが再びハーフで抑えるも、ここもショアが足を戻す。パス狙いに、一瞬背中を見せて背中をつけ直したショアは下のままで時間が過ぎ、エルボーを打たれる。このままラウンド終了となり、アミルカーニが最初の5分を取った。

2R、右を伸ばし、右ハイを見せたショア。アミルカーニは左ハイで姿勢を乱し、シングルを切られてガードを取る。すぐにスクランブルに持ち込み、試合がスタンドの戻ると、ショアが右ミドルを決める。さらに右を当て、ジャブから組んだショアだが、初回と同様にアミルカーニが逆にケージに押し込みヒザを繰り出す。

ショアが右を差し返すと、離れたアミルカーニだが右ハイを蹴られ動きが落ちる。テイクダウン狙いを切り、スタンドで右ハイ、右ストレート、前蹴りを入れたショアは右フックを当てられるが、圧を高めて右ボディアッパー、左ジャブをヒット。さらにジャブから右ストレートを打ち込んで効かせると、左を決めアミルカーニのテイクダウン狙いを切る。

逆にボディロック&小外掛けでテイクダウンを決めたショアがハーフで抑え、枕で圧を掛けてパス、さらにマウントを奪う。半身のアミルカーニに肩固めのショアは外してヒジを落とし、背中を取るとRNCを極めた。抜群の安定感を見せたショアーが一本勝ちで、フェザー級デビューを飾った。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 オマル・モラレス クリス・ダンカン

【UFC286】初回優勢のモラレス、ケージに押し込まれ続けスプリットでダンカンに下る

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
オマル・モラレス(ベネズエラ)

間合いを測る両者、ダンカンの右カーフをモラレスがチェックする。続いてカーフをかわしたモラレスは左インローもしっかりカットし、右カーフを蹴る。ダンカンの右に左の蹴りを合わせて行ったモラレスが右カーフを入れ、ダンカンのステップインにショートのコンビを打っていく。ローをキャッチされ、殴られそうになったダンカンが足を抜いて向き合う。

蹴り中心のファイトで、ダンカンが右をヒット。その右を回ってかわすモラレスは、左ミドルを蹴られたタイミングでスピニングバックフィストを放とうとする。互いになかなか手が出ないなかでダンカンは遠い距離から、まっすぐのダブルレッグを切られる。続く接近戦はクリンチになるが、頭が当たっており両者が離れる。ワンツーで右を当てたモラレスが右フックも当て、ダンカンの動きが止まる。それでも追撃にパンチを合わせようとし、姿勢を乱したモラレスが組みついたダンカンが右エルボーを決めて時間となった。

2R、ダブルレッグでモラレスをケージに押し込んだダンカンが、前方に崩してバックに回る。太腿にヒザを入れるダンカンのサイドバックが続く。モラレスはスイッチから上を取り直し、寝技は続けずスタンドに戻る。ダンカンはボディを狙い、右ローを蹴る。チェックして右を入れたモラレスは、逆に右ローを決める。それでもダンカンは右ミドルを決め、ダブルレッグへ。ケージを背負ったモラレスは、シングルレッグに切り替えられても足を抜いて向き合った。ダンカンはすかさずダブルレッグで、ケージへ。ここもテイクダウンを許さなかったモラレスが右を当て、時間に。

最終回、右を放つダンカンだが、これは完全にモラエスには見えている。モラレスはカーフをほぼチェックし、ジャブを伸ばして逆にカーフでバランスを崩させる。ダンカンはここもダブルレッグからシングルへ、頭を押したモラレスはレッグリフトでついにバランスを崩す。起き上り際にがぶりつつバックを伺ったダンカンは、股をすくってバックへ。

左足で、モラレスの左足を刈ったダンカン。亀になったモラレスが胸を合わせてスイッチを仕掛ける。ダンカンはボディロックで譲らず、そのままモラレスをケージに押し込む。モラレスは平気だとばかりにサムアップも、ならば動いてエスケープをしなければならない。ダンカンは正面に回ってアンクルピック、モラレスの尻もち状態が続く。モラレスは残り30秒で立って離れると、右ボディアッパーを決める。ダンカンは最後もダブルレッグ狙いで、尻もちをつかせてタイムアップに。

結果、押し込み続けたダンカンがスプリットをモノにした。


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News o ONE UFC UFC286

UFC286:第11試合・マービン・ヴェットーリ vs. ロマン・ドリーゼ

ミドル級。ヴェットーリ4位、ドリーゼ9位。

イタリアのヴェットーリは2021年に5連勝してイスラエル・アデサニヤのタイトルに挑戦したが、テイクダウンを狙う→テイクダウンしても立たれるの展開で、特に見せ場のないまま判定負け。次戦で同じ元挑戦者のパウロ・コスタと組まれ、強打のコスタの一発を封じて手数で上回り判定勝ち。前戦は昨年9月のパリ大会で、ランキング1位のウィテカーに距離を取られて打撃をもらう展開で判定負け。29歳。

ジョージアのドリーゼはUFC6勝1敗で現在4連勝中。勝ってもなかなかチャンスが与えられなかったが、昨年12月に負傷選手の代役として、10日前にジャック・ハーマンソン戦が決定。グラウンドで下になる展開から足関を仕掛け、背中を向けたハーマンソンをカーフスライサーに捕らえると、カーフスライサーで固めたままうつ伏せのハーマンソンにパウンドを打ち続けてTKO勝ちという珍しい結末でランキング入りを果たした。前戦だけでなく、けっこう足関を仕掛けることが多いフットロッカー。直前記者会見では勝ってタイトル挑戦とアピールしていたが、棚ボタでのランクイン→4位の選手に勝っただけでタイトル挑戦までたどり着けるかどうか。

ローを蹴るヴェットーリ。ドリーゼワンツー。さらにワンツーが入り。ヴェットーリちょっと効いた。ヴェットーリまた出てきた。左ミドル。パンチの打ち合い。出てきたドリーゼに右を入れた。ローの蹴り合い。ドリーゼ右ハイ。パンチが交錯する。ドリーゼの右がヒット。右。右。右。ひたすら右を打ち込む。ヴェットーリ打ち返しているがケージを背負った。ドリーゼワンツーホーン。

1Rドリーゼ。

2R。右を振って出るドリーゼ。また右。打ち返すヴェットーリだが、ドリーゼはもっと打ってこいと挑発。右フックを打ち込む。残り90秒でドリーゼシングルレッグ。しかしこだわらずに放した。残りわずかで出ていくドリーゼだが、そこに左を合わせたヴェットーリ。ホーン。

2Rは手数でややヴェットーリ。

3R。詰めるドリーゼにジャブを入れるヴェットーリだが、ドリーゼ間合いの中まで入っていってパンチを入れる。クリンチして右フック連打。ジャブを入れるヴェットーリだがドリーゼは右を連続で打ち込む。ワンツーがヒットしまっすぐ下がったヴェットーリ。右フックヒット。左を当てたヴェットーリだが、ドリーゼも右を当て返す。ドリーゼ残り45秒でタックル。しかし引き剥がされる。ケージに詰めて右フック。ヴェットーリも蹴りを返す。組みに行くが引き剥がされた。ひたすら右を出すドリーゼ。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でヴェットーリが勝利。会場はブーイング。

1、3Rは手数がほぼ五分だった。ローはあまり評価されないかと思ったが。

割れたのは1R。2R・3Rは三者ともヴェットーリ。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 サム・パターソン ヤナル・エシュモズ

【UFC286】テイクダウンを取られる最中の左フック。エシュモズがパターソンを失神パウンドアウト

<ライト級/5分3R>
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)
Def.1R1分15秒by TKO
サム・パターソン(英国)

デビュー戦同士、文字通り頭一つ長身のパターソンがタッチグローブを拒否する。パターソンは間合いを測り、左ジャブでエシュモズに尻もちをつかせる。すぐに立ち上がったエシュモズに対し、パターソンは攻め急がずハイを見せる。しかし、右ローをキャッチされ姿勢を乱したところで左フックを被弾したパターソンは、キャンバスに叩きつけられるようにダウンし、エシュモズがマウントを取る。

左右のパウンドの連打に、背中を向けたパターソンは失神。TKO負けにも意識が遮断され、ストップを認識せず戦い続けようとした。「その時が来るのを待って戦ったんだ。そして、御覧の通りさ。夢が現実になった。今日、僕はハッピエストだ」とエシュモズはご機嫌な様子で話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 ムハマド・モカエフ

【UFC286】ヒザ十字で完全に左足が反ったモカエフ。クロスフェイスでフィリョから一本勝ちも──代償は

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3R4分32秒by RNC
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

試合開始直前にライトが落ちるアクシデントに見舞われた一戦。約40秒後にライトが再点灯され、試合が始まる。ワンツーで前に出るモカエフが左ローを蹴る。フィリョはスイッチし右ハイをガードし、オーソに戻して右ローを空振りする。続くローの蹴り合いから、スイッチしたフィリョが左ハイを空振りして尻もちをつく。すぐに立ち上がったフィリョは左ミドルを蹴られ、続くテイクダウン狙いにギロチンを仕掛ける。

左に回り、ギロチンを無効化させたモカエフが殴ってバックに回る。ワンフックで殴り、引き込んだフィリョにパウンドを落としたモカエフが、再度バックを取る。モカエフは四の字フックで捕らえ、後方から殴りつつトップを選択する。フィリョはバタフライガードを取り、クローズドに戻した。抱えられた頭を抜き、強烈な左のパウンドを連打したモカエフは、腰をコントロールして起き上ると足を捌いてローを蹴る。残り20秒、鉄槌で飛び込んだモカエフをフィリョがガードの中に入れて初回が終わった。

2R、左ミドルを決めたモカエフが間合いを取り、フィリョが右カーフを蹴る。互いにやや遠目の距離でフィリョは蹴り、モカエフはステップインという流れで無接触の時間が続き、フィリョが左を届かせる。モカエフのオーバーハンドは遠く、フィリョが左フックから右カーフを蹴っていく。ローにワンツーを合わせようとしたモカエフは、スピニングバックフィストを空振りする。スイッチしたモカエフは、すぐにオーソに戻るが手は出さない。フィリョもカーフを空振りし、左ミドルを狙う。

左フックにダブルレッグのモカエフが、ケージにフィリョを押し込む。ウィザーから押し返して離れたフィリョは続くハイクロッチでバックを許しそうになり、頭を抱えて背中をマットにつかされる。ガードのなかでワキ腹を殴るモカエフは足を抜き切れず時間を迎え、フィリョが両手を挙げて観客を煽るが、ファンは無反応だった。

最終回、ハグをした両者。モカエフが早々にシングルレッグからバックに回る。自ら背中をつけてボディトライアングルに捕えたモカエフがRNCを狙うが、強引すぎて防いだフィリョが胸を合わせる。ここでパウンドを空振りという痛恨のミスを犯したフィリョは、スタンドに戻った直後にテイクダウンからバックを許す。スクランブルでも背中を制されたフィリョがヒザ十字へ。左足が伸びたモカエフが腕を掴んで防ごうとするが、完全に左足は逆側を向いている。

それでも足を抜き、バックを取ったモカエフだがヒザは大丈夫か。ともかくバックコントロールのモカエフが後方から殴り、スタンドに戻ったフィリョに足をフックしつつRNCへ。ここも前回の仕掛けと同様に背中を取り切っておらず、フィリョが体を捻ってエスケープ。それでも腰をコントロールしたモカエフが、背中をつかせるとスクランブルで真後ろ取る。両足をフックしアゴの上からフェースロックでタップを奪ったモカエフは、左足を引きずりながらケージによじ登った。

「ヒザ十字の仕掛けで、彼はガスアウトした。肩のケガをしていたけど、英国、世界のファンの前で戦いたかった。フィニッシュが必要だった。これが12試合目……12カ月で4試合、オクタゴンで戦った」と話したモカエフだが、ヒザの負傷は心配だ。この一本勝ちの代償をどれだけ支払わないといけなくなるのか。


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