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【ADCC2022】77キロ級準決勝 ミカ・ガルバォンがトップの強さを見せ、持ち味発揮のリオンを延長で下す

【写真】重厚なトップの強さが、レスリングの強化により顕著になったミカ(C)SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)&18日(日・同)にラスベガスのトーマス&マック・センターにて開催された2022 ADCC World Championshipが開催された。
Text by Isamu Horiuchi

ADCC史上、他のグラップリングイベントの追随を許さない最高の大会となったADCC2022を詳細レポート。第4回は77キロ級──柔術の神の子ミカ・ガルバォンの準決勝の模様をお伝えしたい。


<77キロ級準決勝/10分1R&ExR>
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
Def. ExR 2-0
ダンテ・リオン(カナダ)

2回戦、電光石火の早業でヘナート・カヌートの腕を極めた――柔術の神の子ミカ・ガルバォンの準決勝の相手は、前回大会4位のダンテ・リオン。1回戦はマジッド・ヘイジからパスを奪い、横三角で腕を伸ばして順当勝ちを収めている。

続く2回戦でリオンは、初戦でウィリアム・タケットの足を極めてみせたポーランドのマテウス ・シュゼシンスキと対戦。

下からの足関節の仕掛けを凌いで延長に入ると、シュゼンスキのテイクダウンを切って背後に回ってシングルバックからコントロール。

延長戦のレフェリー判定を制して準決勝に勝ち上がった。

ミカとリオンは今年3月のWNO 12にて対戦。この時は足関節狙い、バック取り、腕十字と流れるような連携を見せるなど積極的に極めを狙ったミカが判定勝ちを収めている。しかし、スタンドで何度もテイクダウンを決めていたのはリオンの方だった。

前回の対戦時とは違い、積極的にスタンドに挑むミカ。左足へシングルを仕掛けるが、リオンは即座にカウンターのギロチンで絞め上げる。するとミカは斜め後ろに倒れながら体を翻してリオンの上になり、サイドを奪ってみせた。

そのまま低く重くリオンを押さえ込んだミカは、やがて横からマットとリオンの背中の間に体を滑り込ませるようにバック狙いへ。さらに背後からリオンの背中を登ったミカは、左足でリオンの左足を超えて後ろ三角狙いの体勢に入るが、リオンはその左足に両足で絡んで耐える。

リオンが下から体をずらすと、そこに乗じてバックを狙うミカ。リオンは足を利かせて両腕のフレームも駆使して距離を作り、下から正対することに成功した。

ニーシールド&フレームを作ったリオン。これは前回大会にて、当時の世界柔術絶対王者ルーカス・レプリの必殺ニースライス・パスを防ぎきった強力なポジションだ。しかし重石のごとき不動のベースを持つミカは、上半身でゆっくり圧力をかけてゆく。とその刹那、ミカは一瞬腰を浮かせてリオンの左のニーシールドをステップオーバーし、レッグドラッグの体勢に。ピンチかと思われたリオンだが、下から動いて足を利かせて正対し、再びシールドを作ってみせた。

ミカはその足を再び低く潰しにいく。さらに侵攻するミカが枕を取りにいくと、リオンは体をずらしてディープハーフに。腰を切るミカに対し、リオンは下からバックを狙うがミカが向き直った。

ここで試合は加点時間帯へ。リオンは下からミカを浮かせるが、ミカの低い重心は崩れない。その後も、上から重く低いプレッシャーをかけて侵攻を試みるミカと、それを凌ぐリオンという展開が続いた。ミカの強烈無比の圧力×リオンの鉄壁のガード。地味だが、間違いなく世界最高峰のスキルを両者が真正面からぶつかり合う展開だ。

残り2分半、ミカはリオンの腰を潰して背中を付けさせながらボディロックを完成させる。そのまま圧力をかけてじっくりせり上がるが、リオンは下から動いて足を利かせて体勢を戻した。

ミカは、決してリオンを立たせずに低くプレッシャーをかけ続ける。凌ぎ続けているリオンだが、徐々に圧力負けして背中を付けさせられ、枕を取られる場面が増えていく。

残り1分となり、枕から足を抜いてパスを狙うミカ。が、ここでリオンは全身の力を使って距離を取ると、ミカの左足に絡む。すかさずミカも足を引き抜いて、両者はスタンドに戻った。30秒、前に出るミカをリオンが無理せずいなす形で本戦終了。試合は延長へと入った。

延長戦。積極的に足を飛ばすミカは、リオンのスナップダウンに逆らわずそのまま右足にシングルに入り、ドライブしていく。リオンは倒れ込みながらギロチンでカウンター。ここで亀のポジションになったミカに対して、すかさずバックを取りにゆくリオン。

ミカは仰向けになりながら、左足でリオンの体を宙に舞わせてそのまま上に覆いかぶさった。

リオンは右腕のフレームでミカを遠ざけようとするが、圧力で勝るミカがリオンを背中に付けさせてガードの中に。ここでポジションが固定され、テイクダウンを仕掛けて動きが止まらないまま上を確立したミカに2点が追加された。

下になったリオンはニーシールドの体勢から後転して煽るが、ミカの盤石のバランスは崩せない。下から足も狙うリオンだが、その足をミカが引き抜く。残り1分半のところで両者が立ち上がった。

ここでも下がらないミカに対して、リオンがダブルレッグ。深く入って尻餅を付かされたミカは、すぐに亀の体勢に。直後にバックに回ったリオンは、襷からミカの体を引き剥がすように上を向かせて逆転のフックを狙う。が、ミカは体をずらしてハーフに。

この攻防でリオンが2点を獲得。残り1分の土壇場で追いついてみせた。ハーフの体勢のミカに対して、勢いづくリオンは力強くキムラグリップを狙うが、ミカはすぐにインバーテッドで戻す。するとリオンは低く体重を預けてボディロックへ。が、ミカも下からバタフライを効かせて守る。

このまま試合終了かと思われたが、残り数秒でなんと審判団は先程のリオンの2点を無効と判断してポイントが2-0に戻ってしまう。テイクダウンされて亀になったミカが、その状態を3秒保ったという判断のようだ。そのまま展開は動かずに試合は終了。納得のいかない表情でアピールするリオンだが、判定は覆らず、ミカの決勝進出が決まった。

スコアリングの不手際によってすっきりしない終わり方となってしまったが、たとえ同点で終わったとしても、試合の大半を強烈なプレッシャーで支配していたミカがレフェリー判定で勝利が告げられる可能性は高かっただろう。テイクダウンを何度も奪われたWNOでの前戦と比べて、ミカもADCC用に戦い方を変えてきていること、そしてスタンドでもレスリング力に定評あるリオンと互角に渡り合える力を持っていることを証明した。

同時に、強烈無比なプレッシャーを浴びながらも最後までパスを許さず、最後に見事な反撃をみせたリオンの充実ぶりも光った。現在世界最高峰に位置するグラップラー2人による、白熱の好勝負だった。

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【ADCC2022】77キロ級 ミカ・ガルバォンの1回戦&準々決勝。柔術の神の子の神技=腕十字

【写真】レスリングの強くなり、かとって守勢ではなく攻め続けたミカ・ガルバォン。準決勝新出を決めた(C)SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)&18日(日・同)にラスベガスのトーマス&マック・センターにて開催された2022 ADCC World Championshipが開催された。
Text by Isamu Horiuchi

ADCC史上、他のグラップリングイベントの追随を許さない最高の大会となったADCC2022を詳細レポート。第3 回は77キロ級──最注目、柔術の神の子ミカ・ガルバォンの1回戦と2回戦の模様をお伝えしたい。


<77キロ以下級1回戦/10分1R>
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
Def.5-0
オリバー・タザ(カナダ)

今年初出場でムンジアルを制し、史上最年少王者となった注目のミカの相手は、オリヴァー・タザ。両者は昨年のWNO 10でも対戦しており、当時17歳だったミカはやや体力で押されつつも、要所で非凡な切り返しを見せて判定勝利している。

前回とは違いスタンドで積極的に前に出るミカ。下がりながら対処するタザは、前転しつつ足を取りに。ミカはその動きに逆らわず、マットとタザの背中の間に体を滑りこませてのバック狙い。あいかわらず流れに身を任せつつの見事な体捌きだ。が、タザは体をずらして正対するとバタフライガードに入った。

ハーフで低く体を預けるミカは、やがてヒザを入れての侵攻を狙う。タザは腕のフレームと左のニールドで防ぐ。

ボディロックをとったミカは、横に体を滑り込ませるように再びバック狙いへ。そして、それを嫌うタザの動きに反応してマウントを奪ってみせた。動き続けるタザだが、ミカは四の字ロックを入れる。それでもタザは動き続けて正対すること成功、やがて両者は座って向き合った。

加点時間開始の直前に一旦シットアップしたタザは、改めてミカの足を狙う形で下に。失点かと思いきや、ポイントは宣告されず。ミカが上からプレッシャーをかけてゆくが、タザはフレームとニーシールドで防いで距離を取り、両者は立ち上がった。スタンド戦。またしても前に出るミカに対して、タザはミカの首を弾きながら下がる。

残り2分で、お互い頭を抱え合う近い距離から飛び込んだミカは、タザの左足を抱えて立ち上がる。片足で耐えるタザだが、ミカは前にドライブしながら右足でタザの両足を刈ってテイクダウンに成功する。右手でマットをポストして距離を作ろうとするタザだが、重心の低いミカはしっかり密着し、背中をマットにつけさせた。

それでも動き続け、タザはなんとか4点ポジションへ。しかしレフェリーは3秒以上コントロールが成立したと判断し、ミカに2点を与えた。

残り1分。背中につくミカに対し、動かなくてはならないタザが腰を上げるが、瞬く間にバックに飛びつかれたフックを完成される。

0-5で劣勢のタザが首を守りながら動こうとすると、ミカはその左腕に十字狙いへ。うつ伏せで極めに来るミカに一瞬腕を伸ばされかけたタザだったが、ステップオーバーして脱出した。

上になったタザは足を捌こうとするが、脱力したミカは柔軟な両足を使って無難に対処。そのまま試合終了した。

一本勝ちこそできなかったものの、ポジショニングで完全に制圧してみせたミカの完勝。一昨年の対戦時にはまだ両者の身体の完成度に差があり、ミカは後半は下がり気味となりカウンターの切り返しに頼っていた。対して、今回は積極的に前に出て圧力でタザを下がらせた上で、反撃に来たタザの動きに合わせたカウンターを決めるなど、自ら攻撃を仕掛けて試合を有利に進めた。

17歳から18歳の身体的な成長を感じさせつつ、さらに待ちのカウンターから攻めのカウンターへと打撃選手のような進化も見せ、ミカが二回戦へと駒を進めた。

<77キロ級2回戦/10分1R>
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
Def. 1分59秒by 腕十字
ヘナート・カヌート(ブラジル)

ミカの準決勝の相手は、2021年の世界柔術王者ヘナート・カヌート。

一回戦では打倒JTの有力候補の一人と目されていたニッキー・ライアンと対戦。レスリング力の向上で注目されていたニッキーとスタンドで互角に渡り合ったカヌートは、終盤になるにつれて勢いを加速。終盤にシングルレッグからバックフックを奪って5-0で快勝している。

一回戦と同様、首を取って前に出るミカ。30秒経過時、一瞬のアームドラッグのフェイントから小内でドライブしてカヌートを崩したミカは、立ち上がりかけたカヌートの背後に凄まじいスピードで飛び乗る。そのまま首を狙うミカだが、カヌートは頭を下げてミカを前に落としてみせた。

下になったミカは対し、ヒザを入れて侵攻を試みるカヌート。が、ミカは右足首を自らの足首に引っ掛けて浮かすと、自らの左足を絡めて外掛けを作りそのまま外ヒールへ。危険を悟り、横回転を繰り返すカヌートに付いていくミカ。場外際に来たところで、カヌートは足を引き抜くことに成功した。

中央から再開。シッティングを取るミカは、下からカヌートの右ヒザをたぐる。

それに反応したカヌートが鋭いニースライスに出ると、ミカは一瞬でファーサイドにあるカヌートの右腕に絡み、一気にその腕を伸ばす。

すぐにまたいで逃げようとしたカヌートだが、次の瞬間タップ。極められたカヌートが悔しそうに両手を打つリアクションをして離れたのを見て、はじめて何が起きたかを悟った場内から大歓声が挙がった。

試合序盤から恐るべきキレの連続攻撃を繰り出した挙句、最後はあまりの速さに、見る者には何が起きたのかすら分からせないフィニッシュ。これぞ神技──ベテランの柔術世界王者相手に圧巻の極めの速度と精度と威力を見せつけ、ミカが準決勝進出を決めた。

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【ADCC2022】高橋サブ&堀内勇がADCCを深掘り─03─。77キロ級、トップ4の力有り?! 岩本健汰

【写真】組み合わせは次第、力はベスト4に肉薄しているか──岩本健汰(C)HUYNH NGUYEN

17日(土・現地時間)&18日(日・同)にラスベガスのトーマス&マック・センターで開催される2022 ADCC World Championship。2年に1度のグラップリング界最大のトーナメントが、コロナの影響で3年振りに開催される。

グラップリング界においても特殊なポイント制が用いられながら、世界最高峰の組み技の祭典を高橋Submission雄己とMMAPLANETグラップリング・ライター堀内勇氏が、独断と偏見と愛情をもって深堀り。第3弾は77キロのJT・トレスの対抗馬から、日本から出場する岩本健汰について話を続けてもらった。

<高橋Submission雄己&堀内勇、ADCC深堀対談Part.02はコチラから>


──おお、ニッキー・ライアンですか。

堀内 ダンテ・リオン戦でケガをして、その後にもう一度ヒザをやったようで。本当に復帰直後で、100パーセントとはいえないのでしょうが、「この2、3年レスリングを強化してきて、レスリングには本当に自信がある。ハンド・ファイティング、立ち技で相手を疲れさせることが重要だ。僕はJTと戦っても、レスリングで疲れさせることができて、もしかしたらレッスルアップもできるんじゃないか」という風に言っていました。

一方でミカの方は「JT、強いねぇ。1回戦でも決勝でも戦うのが楽しみだよぉ(笑)」っていう感じなんです(笑)。皆、それぞれがJT対策を練っているようです」

──ニッキーとJTが対戦して……ハンド・ファイティング、つまり組手争いをするということですよね。それが10分とか延長戦まで続くと思うと……。

堀内 アハハハハ。「加点でない時間帯は疲れさせる」と言っていたので、あとからチェックして最初の5分は早送りで良いかと思います(笑)。

高橋 アハハハハ。やっぱりケイドとニッキーかと思います。JTの嫌なことができそうなのは、ケイド。かき回してくれそうです。あとニッキーはB-TEAMのYouTubeとか視ていると、めちゃくちゃレスが強くなっていますね。ADCCルール的にレスリングの地力でJTに勝つこともあり得るかと。ミカ以外の対抗馬は僕もケイドとニッキーかなという感じです。

そういうなかでルーカス・レプリが欠場という残念な情報を見ました。

──レプリは実戦の感がどれだけ戻っているのかというのがあったのですが、残念です。JTのADCCの勝ち方でルールを理解して纏めてくる。それはIBJJF的フィロソフィーだという部分、実は岩本健汰選手に話題が進まないかと振りでした。

堀内 そういうことだったのですか(笑)。

──優勝、JT越えが現実的な話題かどうかは、さておいて日本からたった1人の出場選手で、B-TEAMで鍛えて本戦に挑む岩本選手に言及して欲しかったです。

高橋 う~ん……。

堀内 僕がスッと岩本選手の名前が優勝候補やそこに勝つというところで出てこなかったのは、やはり岩本選手と世界のトップの試合を見ていないからであって期待をしていないということは絶対にないです。

ツイッターを見せていただくと、B-TEAMで指導を代行したり、本当に凄いことだと思います。あのトップどころに短期間でそこまで認められて。ベン・エディにも勝っていますし。

高橋 地力は間違いなく、トップレベルに追随しています。僕も身をもって岩本さんの強さをロータスの練習で知っているけど、如何せん比較対象となるJTやミカと肌を合わせたわけでないので、肌感覚物差しでは話せない。そうなると過去の試合を見て、客観的な分析からルールに合う部分を揃えて勝敗予想をしていきたいですけど、こっちの物差しで測ろうとすると岩本さんの試合データがなかなかなくて、比べることが難しい状況です。

──となると、過去の実績で評価してしまうのが世の常ですね。それとアジア&オセニア予選の優勝者が、過去にどういうリザルトだったのかが判断材料になってしまいます。

高橋 ただB-TEAMで認められていて、組み技のレベルとしてトップグループに追随している。あとスタイル・マッチアップを考えると岩本さんはサブオンリーでなく、ADCCルール向きです。この条件でいうと、ベスト4候補のニッキーと練習して認められている。しかもニッキーに立ち技を教えていたりしています。そうなるとスタイルはADCCにバッチリ合っていて、組み技のレベルでトップに追随しているという理屈だと、ベスト4に食い込んでくる候補として挙げても良いのかもしれないとは思います。

──ベスト4候補というのは、ベスト4に入る力の持ち主ということですね。ただし、組み合わせで次第で、それこそ初戦でJT、ミカ、ケイド、ニッキーと当たることもあります。

堀内 アジア&オセアニア予選の優勝者は第1シードか第2シードに当てられる印象が強いです(苦笑)。

高橋 そこを乗り越えても、消耗するだろうし不利になってきますね。

──ではトーナメント枠を取っ払って16人の枠のなかで順位をつけるとすれば、現在の岩本選手は何位になると思われますか。

高橋 ベスト4はあると思います。

──堀内さんは?

堀内 僕は……そこは分からないです。でも、本当に期待しています。最後にエントリーされたマジット・ヘイジとかには勝って欲しいです。他の選手もトミー・ランガカー、オリヴィエ・タザ、ウィリアム・タケット、先に名前が出ていてもおかしくないロベルト・ヒメネス、ラクラン・ジャイルズ、ダヴィ・ハモス、ヘナート・カヌート、PJ・パーチ、アンディ・ヴェレラは少し落ちるかもしれないですけど。

──言うて石井慧選手にSUGで勝っていますし。

堀内 それだけ凄い選手しか、いないってことなんですよね。

高橋 俺、今挙がった中の選手だったらヴェレラ、バーチ、タケット、なんならラクランだと岩本さんが勝つかなって思っています。ただ、そこと1回戦で当たることがないんですよね。でもフラットに見たら、それぐらいの強さを岩本さんは持っていると思います。

──ならADCCだけでなく、世界のプロ・グラップリングの場に挑戦する姿も見たいですね。

高橋 ただしADCCルール向きというのは有ると思います。ルール云々でなく、組み技全体の総合力という部分では、岩本さんはトップレベルにいるんじゃないかと……いて欲しいという希望的観測はあります。触れてみて、凄く強いと思うから。岩本さんがボコボコにされたら、そのレベルってどうなんだって──となってしまうので。

堀内 ブラジル、そして米国ばかりだったころに北欧からランガカー、エスペン・マティエセン、豪州からラクランとクレイグ・ジョーンズが出てきたように、極東から岩本選手がバーンと来たら、本当に夢がありますよね。

──この場で、このメンバーと戦って、勝負論まで語ることができる日本人グラップラーが過去にいたのかということですし。

高橋 本当にそうですよね。

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o ONE ONE160 トミー・ランガカー ヘナート・カヌート

【ONE160】TD&パスのカヌートに対し、座ってバック奪取のランガカーがレフ判定?で勝利

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
トミー・ランガカー(ノルウェイ)
Def.
ヘナート・カヌート(ブラジル)

シングルに出たカヌート、切ったランガカーに対しもう一度ダブルレッグでケージに押し込んでシングルでテイクダウンを奪う。首を抱えて離れたランガカーは、続いて組まれると小手を決めて内股で投げる。カヌートはハーフ、足を抜かれると同時にレッスルアップから上を取り返す。ランガカーがニーシールド、思い切り担いでいくカヌートだが、足を戻したランガカーはアームドラッグを狙う仕草を見せる。

パス狙いのカヌートに対し、レッスルアップで立ったランガカーがすぐに座る。足関を仕掛け、パス狙いに転じたカヌートがレッスルアップのランガカーにギロチンを仕掛ける。ここから上を取りに行くと、リリースしてスクランブルから立ちレスに。ここでランガカーが引き込んで、リバースデラ狙いにカヌートが対応してパスへ。Kガード気味に足を絡ませず、カヌートの左足を取ったランガカーが立ち上がって背中に回る。このままランガカーが前転から寝技に持ち込んで両足をフックすると、左腕ごと足をフックしシートベルトに。

後方からのキムラクラッチから、チョークを狙うランガカーはアゴの上からRNCへ。左足で左腕をフックすることで、真後ろを取れてないランガカーだが、フェイスロック気味のRNCを続ける。腕こそフックから引き抜いたカヌートだが、四の字フックから逃れることができない。ネルソンからRNC、下を向かせたランガカーは上を向きなおしたところで肩固めへ。残り20秒、スライドさせニーインベリーで絞めたランガカーだが、カヌートは後方回転でエスケープして時間となった。

序盤のテイクダウンで優勢だったカヌートだが、ランガカーがワンバックテイクを勝利に結びつけた。


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【ONE160】クリスチャンンと再戦、オク・レユン「前戦が話題にならなくなるようリマッチを受けた」

【写真】理路整然と前回の試合の裁定、そして再戦についてオク・レユンは話した (C)ONE CHAMPIONSHIP

26日、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE160「Ok vs Lee 2」。メインでONE世界ライト級王者オク・レユンがクリスチャン・リーの挑戦を受ける。

昨年9月にクリスチャンに勝利しチャンピオンになったオク・レユンだが、前回の試合は今も裁定問題が話題になるほどの接近戦だった。

そしてオク・レユンは「もう何も言わせないためにリマッチを受けた」と力強く言い切った。


──ZOOMの画面越しにも肌艶が良く、調子が良さそうですね。

「体重の落ち具合も含め、凄く良い感じで来ています。ケガもなく、全く問題ないです。キャンプも凄く良い感じで終えることができました。全て順調です」

──再戦を前にして、前回の試合についてどのように考えているのかを教えていただけますか。

「正直、試合直後は5Rを戦って消耗していたので、試合内容がどういうモノだったかハッキリと覚えていなかったです。なので、どのような裁定結果になろうが、そこを受け入れようという気持ちでした。

そして、試合を見返して思ったことは間違いなく自分が勝っていたということです。1Rと2Rはクリスチャン・リーが優勢でしたが、3Rから最終回までは何もしていない。打撃の打った数、ヒットした総数も自分の方が多く、支配できていたと思います。ONEはラウンド毎の裁定ではないですが、その見方でも自分が勝っていますし、ONEの裁定に則してもジャッジは間違っていないです」

──ONE裁定が最重要視するニアフィニッシュ、そしてダメージという部分でクリスチャンはRNCに入った場面とダウンを奪ったこともあり、彼が勝っていたという意見も十分にあるかと思いました。

「確かに2RにRNCがありました。でも自分はエスケープしました。3R、クリスチャンは自分からノックダウンを奪いました。自分も奪い返しています。ここは互角です。何より3Rから5Rまで、ダメージを与えているのは自分であってクリスチャンではないです。逆に自分は全くダメージがなかったです。2人の動きを見てもらうと、どちらにダメージがあったのか明確なはずです。

記者さんがそこまでいうなら、お尋ねしたいです。どちらにダメージがあったと思いますか?」

──分からないです。私は常々に言っているのですが、戦っているファイターが受けたダメージは第三者には分かりえない。だからダウンという明確な形が判断基準になり、ニアフィニッシュが判断材料になる。動きが落ちるのは、ダメージでなく疲れも関係してきます。そしてジャッジが疲れもダメージとしているのか、そうでなく別々に判断しているのも分からないですから。

「疲れかダメージか判断がつかないというのはその通りだと思います。そして3R以降を見てください。自分は全くダメージを受けていない。だから、アレだけ動くことができました。5R、跳びヒザをしてバランスを崩しました。ダメージではないです。自分にダメージは一切なかったです」

──こういうとアレですが、だからMMAは面白いです。これだけ判定がもめるのも、それだけ見る要素が多い。それだけ攻め手が多く、守りの数も多い。これがMMAです。オク・レユン選手は再戦に応じましたが、ここで明確な違いを見せるためにフィニッシュ決着という思考になることはありますか。

「KO、TKOは勝利への最短距離です。そうすれば判定問題でもめることはありません。でもワンサイドで5Rを戦い抜くという方法論もあります。そういう試合でも、誰も文句をいわないでしょう。

MMAには色々な選択肢があって、限りないだけの技術が存在します。それだけ勝ち方もあるということです。だから自分もMMAが大好きです。こんな格闘技は他にはありません。と同時に結果、言われたように判定問題が起きます。

だからリマッチに応じました。今でも前の試合で勝ったと思っています。でも、もう良いです。そのことは考えない。皆が前回の試合のことを忘れ、話題にしないようにするためにリマッチを戦うんです。今週の金曜日、勝者が決まります。皆、9月の試合のことはいいから今週末の試合に集中して欲しいです」

──ファンも一本とかフィニッシュに拘る一方で、ファイターの絶対に諦めない精神力など自分にないことを求めていると思います。

「全MMA選手はネバーギブアップの精神で戦うべきです。試合終了の合図が鳴るまで、何が起こるか分からないですから。絶対に諦めてはダメです。1秒あれば、全てがひっくり返るのがMMAです。何が起こるのか、分からないからこそ気持ちを強く持ち続けなければならない。心が折れると、動きも止まります。

気持ちを強く維持する。折れない心こそ、MMAで一番大切な部分です。諦めないということに頭が回らなくなると、勝負は終わりです。だから自分は絶対に諦めないで、前に進み続けます。最後の最後まで。今回のクリスチャン・リーとの再戦も、当然のようにそうやって戦います。試合終了の瞬間までベストを尽くします。

もちろんフィニッシュを狙います。ドミネイトもします。そして、もう誰も試合結果を話題にすることのない戦いを見せます」

──ONEというグローバルステージで3連勝を挙げた。サークルケージで戦うようになって、どれだけ自信を得ることができましたか。

「日本や韓国で戦ってきた時と、何も変わりません。常に自信を持って戦ってきました。技術的にも国際的な舞台で通用すると思っていました。ただし、ONEで戦うまでそれを証明できる機会がなかった。ONEで世界的なレベルの対戦相手と戦うことができて、ようやく実力を発揮し認めらえる機会を得ることが可能になりました。

技術力も自信のほども変わりないです。それを証明する機会をONEで得ることができたんです。世界中の誰と戦っても勝てるということをONEで証明していきます」

──オク・レユン選手、試合前に色々と嫌なことを聞いてスミマセンでした。最後に日本のファンに一言お願いします。

「全く構いません。記者さんが言ってくれたことは何一つ間違っていません。今回の試合で、自分が本当の勝者であることを証明します。見ていてください。日本のHEATで戦っている時から、記者さんには試合前にインタビューをしてもらい、それがエネルギーになっていました。今もそれが続いていて嬉しい限りです。そして、日本のファンの皆さんはONEが盛り上がるうえで大きな役割を果たしてくれています。皆さんに喜んでもらえる試合を、ベストを尽くしてお見せします」

■放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時30分~ONE Supper App

■ONE160「Ok vs Lee 2」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヘナート・カヌート(ブラジル)
トミー・ランガカー(ノルウェイ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

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【ONE160】タン・カイの挑戦を受けるONE世界フェザー級王者タン・リー「全てが連動したチェスマッチ」

【写真】調子が良さそうなタン・リーだった。対してタン・カイは全体インタビュー以降の個別取材は拒否している (C)MMAPLANET

26日、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE160「Ok vs Lee 2」が開催され、メインでクリスチャン・リーがオク・レユンの持つONE世界ライト級のベルトに挑戦する。

昨年9月に対戦している両者、当時チャンピオンだったクリスチャンが判定でオク・レユンに敗れベルトを手放した。しかし、ニアフィニッシュ&ダメージ重視のONE判定にあってその最低は論議の対象となった。あれから11カ月──クリスチャンは、姉アンジェラと幼少期から学んできたマーシャルアーツの有り方、フィニッシュする姿勢を今回の再戦でも貫くことを宣言した。


──今日はメディアデーで忙しそうですね。

「そうなんだ。でも、またインタビューで話せて嬉しいよ」

──金曜日の夜にタン・カイの挑戦を受けます。今の調子は?

「最高だよ。満足できるキャンプを終えて、シンガポールに来ることができた。試合まで最後の瞬間を迎えようとしているけど、切れも良く、準備が整っている状態が創れている。精神的にもいつでも試合に臨める状態だ」

──3月にゲイリー・トノンを相手に素晴らしい防衛に成功しました。タン・カイはトノンとは全くタイプの違うファイターですが、印象を教えてください。

「本当に危険なストライカーだよ。左右ともにパンチにはパワーがある。キックも巧くて、蹴って安全な場所を確保しているよね。その位置取りが、彼にとって最も大切にしている部分だと思う。そういう点では僕と似ていると言えるね。でも、僕の方が上かな。

懸命になり過ぎている瞬間、そこを見逃さないで戦いたい。そこがこの試合の鍵になると思う。仮にグラップリングマッチになったとしても、僕にアドバンテージがあるだろう。でも皆も知っている通り、僕の試合は判定になることはない。打撃でKO、倒す試合を心掛けるよ」

──オーソのタン・カイは右だけでなく、左も強い。仰る通りだと思います。そして蹴りが巧いことも。ただし、タン・カイの蹴りとパンチはタン・リーの打撃とは違い、そこに連動は余り見られない。別々の動きをしているように感じるのですが。

「確かに、その指摘は正しいよ。それでも左のキックを警戒しないといけない。タイミングも良いし、切れがあるからね。タイミングをタン・カイは測っている。それが彼の優れた点であり、危険なところなんだよ。パンチと蹴りの連動がないという見方は成り立っているけど、それでも彼の蹴りはデンジャラスだよ」

──もちろん、タン・カイを軽視することは誰もできません。何よりも、仕留めに掛かる時の攻撃力。あの思い切りの良さは、倒せる時を見極める能力が高いのかと思ってしまうほどです。

「だからこそ、この試合が興味深いファイトになるんだよ(笑)。彼がデンジャラスだから、僕も危険なファイターになれる。タン・リーとタン・カイ、どちらがクリーンに相手を攻撃できるか。僕らは両手、両足を使えるからね。そして、ディフェンスが大切になってくる。攻撃の際は、向うも攻撃してくるから集中力をより一層高める必要があるだろう」

──聞いているだけでも、どれだけの神経戦かと緊張してきますね。タン・カイはオーソドックスです。そしてタン・リーはスイッチヒッター。オーソのタン・カイに対し、サウスポーに構えて、左に回ることで得意の蹴りが入りやすくなることはないですか。

「良いねぇ(笑)。そこは正しいゲームプランの一つとして、一つのピースであることは絶対だ。つまり、君の予想は僕が勝つってことだよね(笑)」

──真面目に返答させてもらうと、左ミドルからスイッチしての右のパンチ、あるいは左の追いつきになるのか。タン・リーに対して、これらのコンビネーションが決まるのかはとても楽しみです。その一方で、その攻撃は前に出てくる相手に有効だったと思います。とすれば基本は待ち、そしてカウンターが冴えるタン・カイに対して、どのようにタン・リーは距離を取り、間合いを掴むのか。そこも見どころです。

「まずどういう試合の入り方になるのか。そこによってくるだろうね。ただし、僕は一発でKOしようとは思っていない。大きな動きで、穴ができるような戦いはしたくないんだ。ここまでの数試合で、僕は前に出て勝負を決めている。それが僕の戦い方だと思われているだろう。圧を掛けて、捕まえると。でも、そうならなくても僕にはアドバンテージがある。

3R、ずっと我慢して戦うことができる選手がいれば、我慢できなくて最初の1分で仕掛けてくる相手もいる。これって、もう試合が始まってからの感覚だからね。どちらの仕掛けになろうと、ディフェンスに綻びが見えた時、僕らの試合は終わる」

──タン・リーのハイライトリールKOは、偶発性ではなくて一つ一つの積み重ねたの結果です。ではタイトル防衛戦で、何を見せたいですか。

「僕がコンプリートなミックストマーシャルアーチストだと証明したい。この惑星で、僕は最高のストライカーとして継続して活躍できることを、ね。だから前後の出入りもそうだし、足を止めての打ち合いだって見られるだろう。この試合はそんな神経戦、一進一退のチェスマッチになる。一つの動きじゃない。全てが連動している動きを楽しみにしてほしい」

──そんな試合で、自身のどこがアドバンテージになると考えていますか。

「ファイトIQ、経験値、そして危機管理能力。それがあるから、力を使い過ぎることなく戦うことができる」

──いや、本当に楽しみです。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンは素晴らしい見識をもってMMAを視てくれる。勝とうか負けようが、絶対に諦めないで戦い──皆に良い試合を見せたい。この試合が終わって、より多くの日本ンファンに注目されるようになっていたい。一つ一つの動きを見て、楽しんで欲しいと思っているよ」

■放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時30分~ONE Supper App

■ONE160「Ok vs Lee 2」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヘナート・カヌート(ブラジル)
トミー・ランガカー(ノルウェイ)

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【ONE160】オク・レユンと再戦、クリスチャン・リー「リアルファイトにジャッジは存在しない」

【写真】計量前に加えて、メディアデーということでやや疲れが感じたクリスチャンだが、しっかりと対応してくれた (C)MMAPLANET

26日、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE160「Ok vs Lee 2」が開催され、メインでクリスチャン・リーがオク・レユンの持つONE世界ライト級のベルトに挑戦する。

昨年9月に対戦している両者、当時チャンピオンだったクリスチャンが判定でオク・レユンに敗れベルトを手放した。しかし、ニアフィニッシュ&ダメージ重視のONE判定にあってその最低は論議の対象となった。あれから11カ月──クリスチャンは、姉アンジェラと幼少期から学んできたマーシャルアーツの有り方、フィニッシュする姿勢を今回の再戦でも貫くことを宣言した。


──クリスチャン、金曜日に去年の9月の再戦。立場を変えてのONE世界ライト級選手権試合が控えています。前回の試合はニアフィニッシュ、ダメージがケージジェネラルシップより評価されるというONEの裁定基準が崩れたと、スッキリしてい状況に陥りました。あの試合に経て、今回の試合の戦い方は定まっていますか。

「そうだね……今もあの判定は全くもって間違っていると思っている。残念ながら裁定ミスはMMAにつきものだ。でも、今回の試合でどう戦うかはもう結論が出ていることだよ。とにかくフィニッシュする。ファイトは審判の手に勝敗を委ねるモノじゃない。どのタイミングでフィニッシュできるか分からないけど、全てのラウンドでフィニッシュを目指して戦うよ」

──常にフィニッシュを狙う。その姿勢で戦うと、相手の攻撃でなく攻め疲れもあるかと思います。しかもタイトル戦は25分です。スタミナ配分を考える必要はないでしょうか。

「この試合に関して、スタミナのことは心配していない。前回の試合も全てのラウンドで、フィニッシュするためにプッシュし続けた。ただし、あの日のコンディションは通常と比較して60パーセント程度だったんだ。今回はコンディションも抜群で、前回よりもさらにハードに全てのラウンドでプッシュしても問題ないよ」

──とはいえオク・レユンも最後まで勝負を諦めず、戦い続けた。その結果の裁定というのもあったかと思います。彼をMMAファイターとしてどのように評価していますか。

「良いファイターだよ。スマートで、どうすれば判定勝ちできるかを理解している。でもONEでこれだけ短期間で世界タイトル戦線で浮上したのは、ラッキーだったことも確かだよ。ガフロフとエディ・アルバレスという2人に勝って、挑戦権を得られた。そしてラッキーな判定勝ちを手にした。本当に多くの運に恵まれた結果のチャンピオンだ。それができたのも、彼がスマートだからだよ」

──スマートとラッキーという言葉が聞かれましたが、フィジカルや技術面ではいかがでしょうか。

「技術的にはクリーンなストライカーだ。5Rの間フォームを崩さないで戦うことができる。コンディションも良いよね。タフで、動き続けることができる。タフネスとコンディションはオク・レユンの大きな武器だと思う。

そして彼は常にディフェンシブで、僕は攻撃的だ。ここの差が今回の試合には出るだろう。前回は僕の攻撃を凌ぎ切った。でも、今回は無理だろう」

──フィニッシュ、エキサイティングな試合を主眼に置くようになってきましたが、それはプロモーター視線では凄く良いことだと思います。ただし、コントロールを除外してフィニッシュを狙うと出たところ勝負になり、運任せのようなところも出てきます。が、クリスチャンやアンジェラにとってのフィニッシュというのは、そういう部分でなくあくまでもスタイル上のモノだと思うのですが……。

「そうだね。決してファンの想いを蔑ろにしているつもりはないよ。普通は25分の判定勝負よりフィニッシュをファンも見たいはずだ。でも今言ってもらったように僕と姉がフィニッシュを目指すのは、僕らの学んできたマーシャルアーツがそうだったからだ。リアルファイトにジャッジは存在しない。

勝利は支配して、自分の手で掴むもの。それが子供の頃から父に手ほどきを受けてきた僕らのマーシャルアーツの戦い方だよ。ずっとそうやってきた。だから僕は1万人のファンの前でも、ファンが全くいなくてもフィニッシュを狙う」

──今回の試合に向けてクリスチャンはユナイテッドMMAだけで練習してきたのですか。

「そうだよ。ただし、他のジムからスパーリングパートナーを招いて準備してきた。メインランドからレスラー、そして日本からはダイチ・アベ(阿部大治)とコージ・タケダ(武田光司)というRIZINで活躍している2人に来てもらった。2人とも連勝中で、絶好調だし凄く良い練習ができたよ」

──おお、実はYoutubeの撮影に来た日本人にクリスチャンが怒り心頭で、そのタイミングで武田選手がやってきて、クリスチャンがエキサイトしてヒザ蹴りでのしたという噂が流れたことがありました。

「アハハハハ、噂って本当に凄い尾びれがつくんだね。コージの前に2人、日本からジムにやってきた人がいたのは事実だよ。1人は普通の人でもう1人はYoutubeで、色んな相手をぶっ飛ばしている人だった。僕としては、手合わせすることは全く構わない。ただし、所属選手以外の人がジムでビデオ撮影をすることは断っているんだ。

それでもスパーリングをしたいというから、軽めの練習をしたんだ。スパーだから一本も取ったけど、彼らも思い切り殴って来ることもないし。逆に初めての練習で力の入れ方も分からなかったんだと思う。ブルーノ・プッチも一緒が練習して、決してぶっ飛ばしたということはないよ。テイクダウンをしてトップを取ったから、ハードに見えたかもしれないけど。だから、決してコージにそんなことはしないし(笑)。コージは僕の友人だよ。全くあり得ないことだよ」

──この辺りの話は5年後や10年後に詳しく尋ねて、書かせてもらった方が良いですね。

「アハハハハハ。そんな話が日本に伝わっていたなんて、初めて耳にしたよ(笑)。ほんと、今聞かされたことは全く事実じゃないよ」

──了解です。その噂を一掃しておきますね。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「いつも応援してくれることを感謝しているよ。またONEが日本でイベントを開くときいているし、その時はまた日本で戦いたい。See you in XXXXXXXXX !!」

■放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時30分~ONE Supper App

■ONE160「Ok vs Lee 2」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヘナート・カヌート(ブラジル)
トミー・ランガカー(ノルウェイ)

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【ONE PRIME VIDEO01】リン・フーチン戦へ、平田樹のNY生活―01―「めっちゃサバイブして練習している」

【写真】アポートの最寄り駅、ウッドサイドはザッツ・ニューヨーク的な駅だ(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE on PRIME VIDEO01「Moraes vs Johnson 2」のリードカードでリン・フーチンと対戦する平田樹は、キャリアで初めて海外で調整を行って試合に挑む。

クィーンズ、ウッドウェストを拠点にロングアイランドはハンディントンのセラBJJ、ガーデンシティのセラ&ワイドマンMMA、そしてマンハッタンのアルティメット・ジムでトレーニングを積む平田の初めてのチャレンジについて話を訊いた。


――リン・フーチン戦が決まったのは?

「NYに来る少し前なので7月に入ったばかりの時だったと思います」

――前回、ABEMA海外武者修行でサンディエゴとNYを回り、日本にいた期間はどれぐらいだったのでしょうか。

「6月の頭に戻ったので1カ月ないぐらいでした」

――試合が決まるまでの間、日本では米国で学んだことを生かした練習はできていましたか。

「トレーニングは米国で習ったことをやって、あとは反復をやりながら、打ち込みをたくさんしていました。米国でやってきたことと、(山本)美憂さんの試合があったので、そのための練習をしての1カ月でした」

――試合が決まってからは、どのような練習をしようと思っていたのですか。

「ひたすら手足の長い選手とやるのと、自分の得意な寝技をどう生かすか。リン・フーチンとリトゥ・フォーガットの試合を視て……彼女がめっちゃ疲れて負けた試合を視て、そういうポイントの取り方かとグラウンドをしようと自分的には思っていました。

ただ作戦会議を進めていくうえで、打撃を強化してやっていくことになりNYにやってきました」

――そのタイミングでNYに来ることが決まったのですね。

「ハイ、最初は試合も近いし、どうしようかと考えたんですけど……一回行ってみないとっていうチャレンジ精神で来ました(笑)」

セラBJJへのコールドスプリングスハーバー駅からUberを利用

――5月の出稽古の時に魅津希選手とFIGHT&LIFE誌の対談で「電車に乗り間違える」という話を聞いても、ピンと来ていなかったのですが、実際に練習を取材させてもらってここまで電車移動があることにまず驚きました。この移動があることを分かっていた立場で、疲労回復という面で不安はなかったですか。

「減量もあるので、最後には遠いなというのはありました。でも歩くのも運動だと。日本ではジムの近くに住んでいるので、1時間や1時間半の移動が当然というのは……これもチャレンジです」

ロンゴ&ワイドマンMMAは単線のカントリーライフプレス駅から徒歩15分ほど

――1本逃すと、次は1時間待ち。こういうのって人生でありましたか(笑)。このリズムが自身のなかでハマってくることがあるのか。

「そうですね……でも、試合が決まってこっちに来て1週間目に練習終わりで間違ったところで下りてしまって。次は1時間後かと思ったら2時間後で。それも零時前ぐらいだったので、タクシーで戻りました。そうしたらお金も倍以上かかるし……で帰ってきて洗濯に行かないといけなくて(笑)。なんで結構大変なんですけど、最近は慣れてきました。

そこが英語が分かるのと分からない違いで、アーセンが話せるから自分1人じゃどうなっているのかなって」

――そういう部分でもアーセン選手と一緒にいる状況に助けられているということですね。

「練習中もそうです。前回、直樹と来た時は『これ、こういうことだよね』って何となく2人で納得して進めていたんです。でもアーセンがいると、凄く分かりやすくなって。そこが今回の一番良い部分ですね」

――全てにおいてチャレンジ精神。逆に何かしらの節に不安に襲われることはないですか。試合前にこのチャレンジをする必要があるのかと、自問自答したり。

「ありますね(笑)。ご飯もそうですし、試合前は絶対に湯舟に浸かるとかルーティンがあったので。ここでは、それはないことだし。いつも行っている整体師さんのケアがなくて、美容院でネイルとかしてリフレッシュしているんですけど、それもできない。ただひたすら練習して、家に帰って休んで練習する。

このストレスをどこに発散するのか――みたいなモノもあったりするんで。全く生活が違うというところでは、どうしようかというところはあります。でも、1カ月だけって考えると、すぐに時間も過ぎちゃって。もうひたすら練習してシンガポールに行こうと思っています」

――ということは、もう美容院に行くこともなく試合を迎えるわけですね。

「こっちで美容院に行く勇気は、ないです(笑)。だったら、このままで行こうと。こっちの人は日本人の髪質が分からないし、自分は何度もブリーチしているから変なクスリ入れられたら、もう終わりです(笑)。だから触らせないようにしようと」

――日本にいたらリフレッシュとか、甘っちょろいことを考えるわけじゃないですか。それがないNYで割り切れるというか、吹っ切れるということは?

「ハイ。練習しかすることがないと分かった時に、逆に何もしなくて良いんだって思えました。取材や撮影とか、日本にいると仕事をたくさんいただけるんですけど、こっちにいると練習しかすることがなくて。それが練習だけやっていれば良いんだって考えると、凄く楽になりました」

――それなのに日本から2人も3人も取材に来やがってと(笑)。

「アハハハ。それは思わないです。取材は試合の2週間前までって決めているんですけど、最後はカツカツにやると、『少し早めに出ないといけない』とか思って、どうしても練習時間を削ることになります。それがないから、髪の毛も放ったらかしで別に綺麗にしなくて良いやと思たっときに、『あぁ今、めっちゃサバイブして練習しているな』って思いました。アハハハハ。いつも外見を気にしてきたので」

――そうなんですか。

「みんな、そうですよ。撮影もあって、メイクもちゃんとしないとってなりますし。こっちに来てからは、イイやって感じです」

NY、マンハッタン。西30丁目にあるムエタイのアルティメット・ジムに向かう平田

――街に溶け込んでいますよね。

「アハハハ。日本だと逆に派手になっちゃいますよね。こっちは色んな人がいるから、楽です」

――疲れて電車で寝ているのに、後ろのヤツが大きな声で歌いだしても平気ですか(笑)。

「平気です。昨日も電車のなかで、喧嘩している人を『喧嘩してるわぁ』って眺めていました(笑)。そういうことがストレスになることもないです」

<この項、続く>

■ONE PRIME VIDEO「01Moraes vs Johnson 2」放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ONE PRIME VIDEO 01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

■ONE160放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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【ONE161】LAで会見。9月以降の米国配信時間帯大会のスケジュール発表。アジア向け大会、開催地は?!

【写真】チャトリは3月のONE X終了時に米国で新たな中継プラットフォームに言及し、さらにアジアツアー再会に言及していた…… (C)MMAPLANET

20日(水・現地時間)、ONEチャンピオンシップがカリフォルニア州ロサンゼルスのダウンタウンにあるザ・ノボでAmazon prime videoと会見を開き、8月以降のAmazonプライムでの米国・カナダにおける中継スケジュールを発表した。

米国東部時間の26日(金)、午後9時からリードカード(プレリミ)、午後10時からメインカードがライブ配信されるONE161。Amazon プライムでの初ライブ配信に向け、同会見でチャトリ・シットヨートンは「プライムビデオとの信じられないような新しい関係の構築にワクワクしている。前回、アドリアーノ・モライシュとデメトリウス・ジョンソンがザ・サークルで戦った時はCOVID19のプロトコルの関係で、ファンが会場で観戦することが許されていなかった。今回は会場のファンと世界中の数百万のファンに、米国のプライムタイムに観てもらうもらえる最高の船出だ。ONEは米国のファンにこれまで見たことがない、ユニークが体験をしてもらう。マーシャルアーツをより広義に捉え、世界のベストファイターの活躍をプライムビデオで見て欲しい」と話した。


今回、そのONE161を皮切りに9月30日、10月21日、11月18日、12月2日が米国配信時間、つまりアジア時間帯では10月1日、10月22日、11月19日、12月3日の土曜日の午前スタートとなる4イベントのスケジュールも明らかとなっている。

既報の通り、ONE161は土曜日の朝の米国向けショーで金曜日には通常のアジア時間のONE160が開かれる。今回の発表ではアジア向け大会のスケジュールは言及されていないが、9月30日、10月21日、11月18日、12月2日との連日時差イベントとなるのか、正式発表を待ちたい。

また対戦カードの発表、イベントタイトルの発表も9月以降のイベントに関しては触れられなかったが、これらの大会は全てシンガポール開催となるのか、3月のONE X時にチャトリが口にしたタイ、フィリピン、日本、あるいは新天地=韓国というアジアサーキットが再開されるのか、今後のアナウンスを待ちたい。

■ONE159放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ライニア・デリダー(オランダ)
[挑戦者] ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)

<ONE Super Seriesムエタイ暫定世界女子アトム級王座決定戦/3分5R>
ジャネット・トッド(米国)
ララ・フェルナンデス(スペイン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
箕輪ひろば(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ツオロンチャアシー(中国)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ジョー・ナタワット(タイ)
ジャマル・ユスポフ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シムサット・クリンミー(タイ)
リアム・ノーラン(中国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリエル・セクストン(コスタリカ)
マラット・ガフロフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
ジン・テホ(韓国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リー・ビヴィンス(米国)
セバー・バノ(インド)

■ONE161「Moraes vs Johnson 2」放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ONE161対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

■ONE160放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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【ONE160】8月26日大会はタン✖タン対決に加え、オク✖クリスチャン・リーの再戦&カヌート参戦

【写真】試合終了直後は健闘を称え合っていた両者だが、裁定が下るとクリスチャンは不満は露わにした(C)ONE

5日(火・現地時間)、ONE Championshipが8月26日にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催するONE160「Ok vs Lee 2」の全対戦カードを発表している。

8月からスタートするONEのFor ASIAとFOR USAの変則ダブルヘッダーフォーマット。その第1弾のアジア版大会=ONE160はONE世界フェザー級選手権試合=王者タン・リー✖挑戦者タン・カイがメインとされてきたが、今日のアナウンスで世界ライト級選手権試合=王者オク・レユン✖挑戦者クリスチャン・リーが明らかとなり、よりグレードアップされたイベントに。

オク・レユンとクリスチャンは昨年9月に今回とは反対の立場で対戦し、前者が後者から判定勝ちでベルトを奪っている。しかし、ダメージ優先のONE裁定にあってダウンとRNCでニアフィニッシュのあったクリスチャンは、この判定に納得ができず姉アンジェラとともに猛烈な勢いで批判していた。

確かに終盤3Rを押し気味に進めていたのはオク・レユンだったが、クリスチャンの言い分も十分に理解できる裁定だった。それだけにクリスチャンが戦い方を変えてくるのか、そういう点でも楽しみなタイトル戦となる。


メインカードはこの他、フライ級ワールドGP準決勝と補欠戦など3試合、さらにMMAでは元世界ウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムが、ライト級から階級を上げてくる元タイトルコンテンダーのユーリ・ラピクスと戦う一戦がマッチアップされている。

(C)SATOSHI NARITA

プレリミは4試合中3試合がMMAで、サブミッション・グラップリング戦が1試合。その組み技マッチには昨年のムンジアル黒帯ライト級優勝のヘナート・カヌートがサークルケージ初参戦を果たす。

カヌートはクリスチャンの練習パートナーでもあり、ノーギワールドでも準優勝経験がある。とはいえ北米に固定ファンを持つグラップリング戦がアジア用大会に組まれたのは、いささか意外だ。カヌートのONE160出場は、MMAに続きアジアでグラップリングの普及にONEが力を入れていくという決意の表れか。

結果として全10試合中、MMAが6試合、ムエタイが3試合、グラップリングが1試合という構成になった同大会。翌朝=27日(土・同)に開かれるONE161は、ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソンがヘッドラインだが、どのような割合でMMAと立ち技、そしてグラップリングが組まれるのか正式発表を待ちたい。

■放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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