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【LFA146】コンテンダーシリーズを凌駕。王国のレベルの高さを見せたドスサントスがパイヴァに競り勝つ

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ウゴ・パイヴァ(ブラジル)

前蹴りからパンチの連打、跳びヒザと積極的に前に出るドスサントス。互いにカーフを蹴り、ドスサントスはカーフからパンチのコンビ、左ハイを繰り出す。右を当てたパイヴァは、ワンツーで圧を掛ける。ジャブから右ストレートで突き放そうとするドスサントスだが、カーフで左足を蹴られる。跳び蹴りからパンチを纏めるドスサントスは、ボディを2発効かされ動きが落ちる。ダブルレッグで局面を変えたドスサントスに対し、パイヴァはすぐに立ち上がって離れると左ボディを再び打ち込んでいった。

ドスサントスはダブルレッグからスクランブルで首投げを狙うが、潰され下に。スタンドで待ち受けたパイヴァはスピニングバックエルボーをブロック。ドスサントスはヒザをつきながら低い姿勢で再びスピニングバックエルボーを繰り出すが、これもブロックしたパイヴァが腹を効かせる。ボディフックからアッパーを決めたパイヴァは、残り30秒のダブルレッグもすぐに立ち上がり、ここもボディから顔面を殴ると逆にダブルレッグを決めて立ち上がる。ドスサントスはガードポジションのままラウンド終了を迎えた。

2R、パイヴァが右カーフを2度蹴り込む。左フックにも、カーフを続けるパイヴァはドスサントスの後ろ回し蹴りをかわし、ハイキックをブロック。ならばとカーフを蹴ったドスサントスは、スイッチからヒザ蹴りを繰り出す。パイヴァがボディを続けるが、ドスサントスはジャブを当てて右ストレート、右カーフに続き左ミドルを入れる。続く左ミドルを効かせたドスサントスは、ダブルレッグでテイクダウン。パイヴァは立ち上がった直後にもう一度ダブルレッグで倒される。

ドスサントスはスクランブルから離れるとエルボー、ヒザ蹴り、そしてダブルレッグという見事なコンビネーションを決める。ボディロックからバックに回ったドスサントスは、胸を合わされると右ヒザ蹴りを突き上げる。これが急所に入り、試合が中断。再開後、パンチの交換から左ミドルを決めたドスサントスだが、直後にパイヴァがダブルレッグから豪快にリフトしてスラムするようにテイクダウン。

パイヴァは足を一本抜いて左のパンチを落とすと、スタンドに戻ってローを蹴っていく。ペラダーダと見せるドスサントス、この回も下で終えたがラウンドを取り返した。

最終回、ドスサントスはダブルレッグを切られると、跳びヒザへ。パイヴァは左フックを当て、カーフを蹴る。さらに左ボディフックからカーフのパイヴァに対し、ドスサントスも飛びヒザやテンカオで距離を詰め、ここでもダブルレッグを決める。そこからコントロールという選択はないドスサントスは、スタンドに戻り打撃戦で首相撲もパイヴァがダブルレッグでトップを取りきる。

スクランブルでなくガードを取るドスサントスは、下からエルボーを連続で打っていく。パイヴァは立ち上がり、続いたドスサントスに左ハイを狙う。ブロックしたドスサントスが、構えを変えながらジャブ、ストレートを打ちつつ組んでボディロックテイクダウンを決める。背中をつけたパイヴァにエルボーを入れたドスサントスだが、スタンドに戻った直後にダブルレッグで倒される。残り30秒強でスタンドに戻ったドスサントスは、パンチを被弾しスピニングバックエルボーへ。

パイヴァがバックを取ると、ドスサントスは前転から足関節を狙う。すぐに察知したパイヴァが立ち上がり、ドスサントスが続いたところでタイムアップとなった。互いにアグレッシブな打撃&テイクダウンの競演は、コントロール時間は譲ったがテイクダウンを9度決めたドスサントスが3‐0の判定勝ちを収めた。

コンテンダーシリーズをしのぐ、王国ブラジル・ドメスティックMMAのレベルの高さを見せつけたフライ級マッチで競り勝ったドスサントスはデビューからの連勝を7に伸ばした。


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