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【UFC ABC05】最高峰!! ガブリエル・サントスの神業十字を防ぎ、デヴィッド・オナマがアッパーでKO勝ち

【写真】とにかく凄まじい攻撃力だった(C)Zuffa/UFC

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
Def.2R4分13秒 by KO
ガブリエル・サントス(ブラジル)

右カーフを蹴ったサントス。オナマはカーフやローをチェックするが、サントスがワンツーを決める。左フックを返したオナマは、ワンツーからのダブルレッグを潰して逆に上を取る。サントスは腕十字を狙いつつ、エルボーを下から入れる。オナマが右のパウンドを落とし、サントスは蹴り上げからスタンドに戻ると近い距離で打撃戦へ。

右の打ち合いから、オナマが左ジャブ。前に出るサントスが左カーフを蹴る。スイッチして左ストレート、左インローのサントスは左ストレートから後ろ回し蹴りを見せる。左を効かせたサントスに対し、オナマのダブルレッグを仕掛ける。ウィザーのサントスは頭が下がったオナマをステップオーバーして、腕十字というアクロバチックな動きを見せる。サントスの体を跨いで防いだオナマは、腕十字からのフラワースイープにもトップをキープする。サントスは再び腰を切って腕十字から三角へ。

起き上って左腕を抜いたオナマが立ち上がり、テンカオを決める。サントスは左ボディショット、オナマが首相撲からヒザをボディに突き刺す。やや疲れが見えるサントスだが、シングルレッグでテイクダウンを奪うと左足を抜いてハーフへ。オナマが立ち上がり、パンチで前に出たところで初回が終わった。

2R、左ハイから左ストレートを伸ばすオナマだが、スピニングバックフィストを被弾して下がる。パンチをまとめたサントスは、組んでバックに回ると寝技に持ち込んでボディトライアングルを完成させる。ワキ腹、顔面を殴るサントスに対し、凄まじいフィジカルを生かして胸を合わせたオナマが、腕十字を察知して防ぎ左エルボーを連続で振り落とす。

ガードワークも巧妙なサントスが、下からエルボーを打っていく。腰を上げてパンチを見せたオナマは、蹴り上げから立ち上がろうとしたサントスにジャンプイン。ボディロックにとりトップキープする。立ち上がって離れたサントスの右ミドルが、ちょうど頭を下げて組みに来たオナマの頭部に当たる。

両者、手数が減り、動きが落ちる。サントスはヒザから左ロー、後ろ回し蹴りもスピードはない。それでも右をヒットさせたサントスは、近距離でオナマの左エルボーを被弾する。さらにフック、ヒザ、エルボーを受けたサントスは下がったオナマとの距離を詰めようと前に出る。ここでオナマの右アッパーがヒットし、サントスが後方に倒れる際中にも右を打たれる。これで頭をキャンバスに強かに打ちつけたサントスに、鉄槌を落としたオナマがKO勝ちを決めた。

勝ったオナマは当然として、敗れたサントスも凄まじい攻防を繰り広げ──世界最高峰の注目ファイターに相応しい戦いだった。


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MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC ESPN39 アントニーナ・シェフチェンコ カイオ・ボハーリョ キック サイドユカップ・カクラモノフ サイド・ヌルマゴメドフ シンシア・カルヴィーロ ジェイミー・マラーキー ジャレッド・ヴァンデラ デヴィッド・オナマ ハファエル・ドスアンジョス ボクシング マイケル・ジョンソン マナ・マルチネス ラファエル・フィジエフ リッキー・トゥルシオス ロニー・ローレンス 岩﨑達也

【UFC ESPN39】カクラモノフと対戦、ロニー・ローレンス「僕はコンプリート・オーバーオールタイプ」

【写真】粗さが残る打撃から組みというカクラモノフに対し、ローレンスはどちらの構えで、どのような攻撃を見せるか(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN39「dos Anjos vs Fiziev」でサイドユカップ・カクラモノフと対戦するロニー・ローレンス。

超自然体のスイッチヒッターは、打撃とテイクダウンも融合している。強豪揃いのUFCバンタム級戦線で、特異な空気を持つローレンスに話を訊いた。


――サイドユカップ・カクラモノフが控えているロニーです(※取材は7月6日に行われた)。今の調子はいかがでしょうか。

「グレートだよ。ちょっとお腹はすいているけど、しっかりと金曜日の計量に向けて調整しているところだよ」

──日本のコアファンが要注目のロニーのスタイルなのですが、日本の空手マスターの岩﨑達也さんがMMAは非常に多くのスイッチヒッターが見られるものの多くはただ構えを変えているだけだと。そのなかでTJ・ディラショーのピーク時は相手を見て、考えて変えていた。ただし、それは体力を駆使してのモノだった。対してロニーのスイッチは非常に自然だと言っていました。

「そう言って貰えると、とても嬉しいよ。構えを変える時、考えて動いているわけじゃない。でも理由は存在しているんだ。そこがなくて、構えを変えることはない。ずっと同じスタンスでも戦えるだろうけど、目で見て体が反応しているんだよ。

練習で培ったものなのか、ファイトIQの類なのか分からないけど、最初は慎重にオーバーハンドとかの大きな一発を貰わないように戦い、少しずつ仕掛けて距離や間合いを掴んでいく。

実はUFCで戦う以前は、もっとボクシングに偏っていた。今では自分が感じるままにカラテ・スタンスから、バシッと一撃を放り込むことが増えた。その距離とタイミングが掴めてきたんだよね」

──しかし、その打撃で前回の試合では2Rまでマナ・マルチネスを圧倒していたのに3Rにスピニングバックフィストを受けてダウン。一転KO負けのピンチからなんとか抜け出しての判定勝ちでした。

「全く見えていなかった。実はあのファイトウィークは体調が悪くて、胃に問題を抱えていたんだ。自分の出来ることは懸命にやったつもりなんだけど、3Rは感知能力も落ちていた。ただ思い切り振っただけのスピニングバックフィストが、見えなかった。

ああいうラッキーなパンチを当てた選手の多くが、そのままフィニッシュに持ち込むことがデキるなかで、レスリングを使って何とかエスケープすることできた。そこは今後のためにも良かったかな。

ラウンド中ずっと、気を抜いたわけじゃない。ただし、一瞬抜けた。集中力が欠けてしまった時にあの一発を貰った。試合だから、過去にもそういうコトはあったけど、まさにその一瞬が彼の攻撃のタイミングと合致してしまったんだ。それも、今からするとちょっとボクシングに寄り過ぎた戦いをしてしまっていたからだと思う。

でもホント、簡単に勝負はひっくり返ってしまうことを学んだよ。集中力を切らさないことの大切さを、ね。そうだね、ホントにスピニングバックフィストは最悪だよ(苦笑)。スピニングバックフィストは、ホームランのような攻撃だ。僕はホームラン狙いのような戦いはしないけど、ホームランは打たれないように集中しないといけないね」

──それがカクラモノフ戦でも生きそうですか。

「そうだね。だからこそ、大きく僕のファイトスタイルは変わることはない。ばかりか、やるべきことは全く変わりない。その同じことをやるうえで、より精度が上がり、良くなっている。結果、大きく変わった試合になるだろうね。

僕の対戦相手はまずパワーがある。柔道が得意で、レスリングも少し使う良い選手だ。ただ、この階級のどの相手と戦っても僕は対処できる。彼の仕掛けにも対応できる。打撃戦のなかでチェンジレベル、ヒザ、ヒジを織り交ぜて、首相撲もそうだしレスリングも使うよ。

どの局面でも使える技はないかもしれないけど、局面にあった攻撃を僕は仕掛けることがデキるからね」

──と同時にUFCバンタム級は非常に層が厚く、ランク外にも強豪揃いです。そんな階級で上位に進出するために、どのようなインパクトを残したいと思っていますか。

「前回の試合の2Rまでのように試合をドミネイトしたい。でも、それ以上に臨むことは勝利を手にするということだけだよ。それ以上に必要なモノはない。そりゃあ、僕だってハイライトリールKO勝ちをしてみたい。でもテイクダウンできれば、ハーフガードで抑えて時間をかけて削っていく。僕はコンプリート・オーバーオールタイプ・ファイターだからね。

僕はレスリングがデキる。捕まえることがデキる。エルボー、ヒジ、パンチ、蹴りを当てることがデキる。スピニングバックキックだって、お手のモノさ。状況に応じて、いかようにも戦うことがデキる。ファンが大喜びする試合じゃないかもしれないけど、今の僕にとって、重要なことは勝利を手にすることだから。それはフィニッシュかもしれないし、判定かもしれない。とにかくベストを尽くして戦い、最後に勝利を手にすること。それが一番大切なことなんだ」

■視聴方法(予定)
7月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN39計量結果

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 155ポンド(70.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ: 185.5ポンド(84.14キロ)
アルメン・ペトロシャン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴァンデラ: 263.5ポンド(119.52キロ)
チェイス・シャーマン: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 126ポンド(57.15キロ)
ニナ・ヌネス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ: 135.5ポンド(61.46キロ)
リッキー・トゥルシオス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 126ポンド(57.15キロ)
コートニー・ケイシー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレシャン・ゴア: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャレット・アームフィールド: 145ポンド(65.77キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)
カール・ロバーソン: 202.5ポンド(91.85キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFC ESPN39】計量終了 頑強な軸と重心移動の妙=フィジエフに対し、ドスアンジョスはどう戦う?!

【写真】有利なのはフィジエフ。ドスアンジョスは加齢のよる僅かな反応の変化にも対応する必要がある(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN39「dos Anjos vs Fiziev」の計量が8日(金・同)に行われた。

メインはハファエル・ドスアンジョス✖ハファエル・フィジエフのライト級戦だ。元ライト級世界王者のドスアンジョスはウェルター級で厳しい時間を過ごした後、2020年11月にライト級に再転向するとポール・フェルダーとの接戦を制し、今年の3月には今回対戦するフィジエフの代役ヘナート・モイカノをキャッチウェイト──で下している。


上に記したウェルター級の厳しい時間ですら、彼が敗れた相手は次期タイトルコンテンダーのレオン・エドワーズ、現王者のカマル・ウスマン、そしてコルビー・コヴィントンというトップファイターばかりだ。

それでも元Strikeforce王者のタレック・サフィジーヌやニール・マグニー、ロビー・ローラーには勝利しており、比較的楽な減量と引き換えに、越えられないフィジカルの差に跳ね返されたといっても良い170ポンドでの終盤だった。

とはいえ37歳になったドスアンジョスが、ライト級戦線で再びトプを目指せるかといえば、決して簡単ではない。まず、今回のフィジエフ戦で、その辺りも見極められることになるだろう。

フィジエフの強味はとにかくバランスが良いこと。それも単に体感が強いという言葉には当てはまらず、ムエタイ的に相手の蹴りをスウェイで見切ることができる反応の良さがあるからこそ、乱打戦のなかでもテイクダウンを防御できる。

また重心が移動した際も、そのまま体が流れずに振り子の反動のように、反発力を加えた次の一手に繋げることも可能だ。打ち合い上等の選手を相手にしても、殴り合っているなかで一歩下がって誘い込み、カウンターを決めるのも、フィジエフの重心が決まっている表れだろう。

よって組み勝ってケージ際の首相撲&ヒザでダメージを与えたと思えば、スピニングバックキックで相手を動かせ、そこをキャッチアップして追撃を放つなど──重心移動、過重の変化に対抗できるからこそ、粗く見えても実際は隙になっていない。

遠い距離での攻撃、中間距離での攻撃、さらに近いレンジでヒジの使い方など、どこでも戦えるのもフィジエフだ。そんなフィジエフを切り崩すには、圧倒的な組み力と極め力が必要になる。そして、その力はドスアンジョスにはない。

ただし、打撃を散らして自分の形で組む力、首相撲とレスリングの融合こそかつてのドスアンジョスの真骨頂だった。寝技になっても、紫帯とはいえチジューカ・テニスクルービ時代のムンジアルを制しただけあってコントロールと極め、流れの中のフィニッシュ力は相当なモノだ。

ただし、ウェルター級ではそこに付き合わない選手、そしてより強固なレスラーに彼の武器は殺されてきた。この階級でもフィジカルはトップ級のフィジエフと相対した時、5Rの戦いの中で、体力と精神的にも相当な覚悟が必要な打撃から組みの展開を挑み続けることができるのか。

それが今回の試合だけでなく、ドスアンジョスがライト級で復活できるのかの鍵となる。

■視聴方法(予定)
7月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN39計量結果

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 155ポンド(70.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ: 185.5ポンド(84.14キロ)
アルメン・ペトロシャン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴァンデラ: 263.5ポンド(119.52キロ)
チェイス・シャーマン: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ(米国)
ニナ・ヌネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ: 135.5ポンド(61.46キロ)
リッキー・トゥルシオス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 126ポンド(57.15キロ)
コートニー・ケイシー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレシャン・ゴア: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャレット・アームフィールド: 145ポンド(65.77キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)
カール・ロバーソン: 202.5ポンド(91.85キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFC ESPN39】第1試合でローレンス戦、サンボ&柔道&カレッジWのカクラモノフ「レベルの違いを見せる」

【写真】強気一点張り。こうでないとUFCでは戦えない(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN39「dos Anjos vs Fiziev」のオープニングファイトで、サイドユカップ・カクラモノフが通の間で非常に高評価を得ているロニー・ローレンスと対戦する。

このカードが第1試合というのが、世界最高峰の凄まじさ。ともすればローカルシーンのタイトル戦線を経て、コンテンダーシリーズというハードルを飛び越えるのが標準といえるUFCでは、彼もその他大勢でしかない。そんな状態が抜け出すべく、1つ1つが勝負のランク外プレリミ勢のカクラモノフに注目──ウズベキスタンと米国でMMAのベースを身に着けた彼の格闘家人生を振り返ってもらった。


――土曜日に11カ月振りの実戦となるロニー・ローレンスとの試合が控えています。今の気持ちを教えてください。

「体重も順調に落ちているし、最高の状態にあるよ。11カ月振りの試合ということに関しては、何も問題じゃない。僕はファイトキャンプの時だけ練習するようなタイプじゃなくて、常にトレーニングをしてきたからね」

─ところでサイドユカップはウズベキスタン国籍という紹介されますが、現在は米国在住ですね。育ったのはどちらの国なのでしょうか。

「僕はウズベキスタンで生まれた。2010年、14歳の時に家族とより良い教育を受けて、より良い生活を送るために米国に移り住んだんだ」

──ウズベキスタン時代から何かコンバットスポーツの練習はしていたのでしょうか。

「3、4歳の頃からサンボをずってやっていたよ。スポーツサンボもコンバットサンボも練習して、時にはグローブもはめずにコンバットサンボのスパーリングをした。メチャなこともやっていたけど、ウズベキスタンの男はストリートファイトをして成長するようなモノだからね」

──キルギスに行った時も、喧嘩は文化だと聞きました。

「そう、そんなもんだったよ(笑)。でも、今は違う。今の子たちは随分とソフトになってしまった。腕っぷしが大切だなんて、僕らが最後の世代だろう。僕の友人にはサンボ世界大会のメダリストやアジア大会で優勝している連中がいたけど、サンボじゃ食べていくことができないから今では競技から離れてしまっているよ。

僕自身、サンボのチャンピオだった叔父から『サンボはオリンピック競技でない。だから五輪スポーツの柔道をやれ』って言われて、柔道の練習もするようになった。ウズベキスタンでは柔道のユースだけどナショナルチームに選ばれたよ。僕らの世代は、皆が強くなるために練習に明け暮れるような日々を送っていたんだ」

──MMAを始めたのは、米国に移り住んでからだったのですね。

「米国で柔道やサンボを続けることは困難だった。ブルックリンに住んでいた当時は近くに柔道を教えてくれるところがあったから、通うようになったけど……ジョークみたいだったよ。『ゆっくり、優しく投げるように』とか指導されてさ(苦笑)。だいたい、そこのコーチは柔道の経験があったのかっていうレベルだった。あんな太った、何もない奴に柔道を習う必要もなかったよ。

それから3、4カ月間ほど練習場所を探しつつ走ったり、自分でできる練習を屋外でやっていたんだ。そうしたヴィクトル・タターキンに出会えた。彼はNHB時代にMMAを戦っているロシア人なんだ」

──タターキンといえば1995年11月にエクストリーム・ファイティングの旗揚げ戦で、マーカス・コナン・シウヴェイラと戦ったタターキンですか?!

「その通りだよ。タターキンを通じて、NYのジョージア人コミュニティと知り合った。彼らはしっかりとした柔道の練習をしていて、僕も合流して一緒に試合に出たりもしたよ。そしてハイスクールに進学すると、レスリングプログラムがあった。レスリングを始めて、ボディロックになり内股で投げると、『そんな投げ、食らったことなかった』って言われたよ(笑)。

レスリングは楽しかったよ。それに推薦でカレッジに進学できるから、入学金や授業料は免除されると聞いて懸命に練習に精をだした。ニューヨーク州で2位になり、ジュニアカレッジだけど進学することができたんだ。

でも、カレッジはどうにも水に合わなくて……退学して働くようになった。そこの頃、毎週土曜日の夜にUFCを視ていたんだ。高校の時からファイターになりたいと思っていたこともあって、2017年の終わり……2018年の始めかなシカゴのチーム・トップノッチでMMAを始めた。

シカゴに両親が住んでいて、一緒に暮らしながら働いて練習をしていたんだ。でも、3年ほど経ってもっと上のレベルで練習したくなり、米国中を回ったよ。ニューメキシコではジャクソン・ウィンクMMA。カリフォルニアではチーム・オーヤマで練習した。

ただ試合が長い間なくて、カリフォルニアは物価が高くて暮らしていけないからワシントン州スポーケンにあるウォリアーズ・キャンプに移ったんだ。今ではテレンス・マッキニーと練習しているよ。でもコーチ・オーヤマのことは今も凄く尊敬している。今は一緒に練習はできないけど、しょっちゅう電話で話をしているよ。コーチ・オーヤマは作戦を授けてくれるんだ」

──良い話です。ところでレスリングと違って米国には柔道やサンボの経験者は少ないので、MMAの試合でアドバンテージになることは?

「もちろんだよ。柔道の技を取り入れてMMAを戦っている」

──では土曜日に戦うロニー・ローレンスの印象を教えてください。

「僕は米国に来てから常にハイレベルの競技会で戦ってきた。ハイススクールでもそうだし、カレッジではネイション・チャンピオンシップでナンバー2シードだった。みな、ローレンスはレスリングが巧いというけど、僕とは戦ってきたレベルが違う。まぁレベルが違うということを土曜日に証明するよ」

──ローレンスのスイッチを織り交ぜた、自然体の打撃は素晴らしいと思いますが……。

「彼がスイッチを多用し、それが功を奏しているのは多くのファイターが、戦いを分かっていないからだよ。スイッチされると、混乱する程度の連中ばかりだ。ローレンスはそうやって対戦相手を混乱させようとしているけど、それが通じるのもこれまでの対戦相手のレベルがその程度だったからさ。

もっと高いレベルで試合をして、彼が勝つようなことがあったら僕も彼が優秀な選手だと認めるよ。まぁ、口で言ってもしょうがない。土曜日にはオクタゴンのなかで、ちゃんと違いが分かるように戦う。今、ここでヤツをことをなんだかんだと気にかけてもしょうがない。とにかくレベルの違いを見せる。

土曜日の試合を見て、なけなしの金をはたいて航空券を買い、米国で成功を収めようとしているウズベキスタンの若い選手達を勇気づけたい。やれば、できるんだと彼らに見せたいんだ」

──今やサイドユカップの母国であるウズベキスタンやカザフスタン、キルギスのある中央アジアはMMAのニューパワーハウスとして注目されています。

「カザフスタンもキルギスも、そしてウズベキスタンも元々人材の宝庫だった。でも、国際的なステージで戦う機会がなかっただけなんだ。ビザの取得だけでも簡単ではなかったしね。国内でMMAが凄く盛んになってきて、ようやく中央アジアのファイターがUFCで戦える状況になってきたんだ。まだまだ、これからだよ」

──今日は色々と興味深い話をありがとうございました。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「チーム・オーヤマではユーマ(堀内佑馬)とも随分と練習したよ。本当に良いヤツで、練習熱心だ。ちょっとアンラッキーで負けたりしているけど、ユーマは絶対に結果を残すよ。日本のファンのサポートに感謝している。いつか日本で戦い、大好きな日本食をたくさん食べたいと思っている(笑)」

■視聴方法(予定)
7月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN39対戦カード

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ラファエル・フィジエフ(キルギス)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
アルメン・ペトロシャン(アルメニア)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)
チェイス・シャーマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ(米国)
ニナ・ヌネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
リッキー・トゥルシオス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ(キルギス)
コートニー・ケイシー(米国)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
トレシャン・ゴア(米国)

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
カール・ロバーソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス(米国)
サイドユカップ・カクラモノフ(ウズベキスタン)

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BELLATOR Bu et Sports de combat Cage Warriors LFA MMA MMAPLANET o ONE UFC ガブリエル・ベニテス デヴィッド・オナマ ボクシング 修斗 剛毅會 岩﨑達也 武術空手

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。オナマ✖ベニテス「五輪競技≠MMA」

【写真】オナマの勝利から話題の軸はボクシング、五輪競技で結果を残すとMMAでも結果を残せるのかという点に (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たデヴィッド・オナマ✖ガブリエル・ベニテスとは?!


──序盤、ベニテスが圧倒した感もある試合でしたが、左を被弾して右目を気にしながらオナマが一気に試合をひっくり返した試合でした。

「ベニテスが非常に勇敢で、危険な距離でちゃんと打つ選手ですね。オナマが左足前のオーソドックスで戦っている間、ベニテスの猛攻を食らいました。良い距離で腹を殴ることできる。そういう距離にMMAになっていますね。メキシコは『腹が死んだら、頭が死ぬ』という言葉あるそうで。とにかくメキシカンはボディから攻める。それをベニテスも実践していましたね。そしてフックで右目を気にするようになったオナマが右足前のサウスポーにスイッチしました」

──右目が見えなくなっていたそうです。

「それよりもボディを効かされた構えを変えたようにも見えましたが、ラウンドを跨ぐと止められるという状況で、彼もスイッチが入ったかもしれないですね。なんせ、ここから全く動きが変わりました。あれだけ攻めていたベニテスが何もできなくなった。

ベニテスが、サウスポーには弱いのか。それともオマナのサウスポーが異様に強いのか。ここまで戦局が変わるのは、どういうことなのか。そこはよく分からないですが、シンプルに効かされていました。なら、なぜ最初からサウスポーでオナマは攻めていないのか。つまりは偶発的なモノで、そこに理はなかったスイッチだったといえます。それまでは積極的なのはベニテスで、質量もベニテスでしたし」

──ベニテスが打たされているということではなくて?

「いや間もベニテスでしたからね。ベニテスも打たれる覚悟があるので、それで戦えるというのはあるのですが、覚悟はあっても打たせないように戦うべきなんです。今回の試合でいえば、あの距離でベニテスが良いというよりもオマナがやるべきことをしていない。だから、あの距離で打ち続けることができるということはあったと思います。打たせるより、打つという意志の方が彼らは強い。

と同時に武術的に見ると、オナマは姿勢が悪かったです。オーソの時は受けの態勢で、その時は間はベニテスになります。居着くという言葉と、受けに回るは同意語です。そう捉えてください。そしてスイッチした瞬間、姿勢が良くなり──攻めの姿勢になると、間は完全にオマナになりました」

──ただし、本人は把握していないと。

「はい。オナマは自分ではオーソがやりやすい、でもベニテスはサウスポーの方が苦手だったから起こった事象かもしれないですね。だから、私たちも稽古の時に構えを変えるのであれば、自分の得意な方を選ぶのではなくて、相手の苦手の方を選ぶようにやっています。得意な方が相手の苦手というのが一番ですが、そうでないとしても相手の苦手を優先させる。

オマナはオーソで戦いたいけど、ベニテスはオーソの方が戦いやすかった。そういうことは考えられます。オーソ基調でスイッチをする選手はオーソでは受けて変え返すことが多く、サウスポーではポンッと奥手の左ストレートをスッと出すようになったりする。そういうこともあります。ただし、こうしたら勝てるなんてことはMMAにはないです。勝つことを追求すればするほど、そんな答えはない。迷宮に迷い込むように」

──ところでルーツは同じでもアフリカ生まれの黒人選手と、米国生まれの黒人選手は何か違うような気がします。そして軽量級にもアフリカン・アフリカンが進出してきました。

「それは当然違いますよ。アメリカン・カルチャーで育った人と、アフリカン・カルチャーで育った人は違います。そういうコトを考えると、勢力分布図にアフリカ勢が軽量級も加わってくるということですね。一攫千金を目指して」

──現状、徐々にそうなっているかと思います。そして、「徐々に」が定着すれば一気に広まるのはロシアも、中央アジアもそうでした。残すは中東とアフリカ。そして中東がアフリカの中継地にもなる。

「とにかく、同じことをしてはいけないです。心も体も違うので。だからこそ、やりようはあります」

──日本はボクシングで世界チャンピオンがいる。柔道は当然、そしてレスリングも五輪金メダリストがいる。だからMMAもできるという意見があります。でも、現状は結果がまで出ていないです。

「私がそこに関して思っているのは、五輪スポーツに関しては東京五輪までと、これからは違うと考えています。東京五輪は、どれだけ金を使って北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化してきたことか」

──では、プロボクシングはどうですか。

「これも私の自論ですが、私らの頃はWBAとWBCしかなかった。五輪が唯一の世界一というのとは違うかもしれないですが、ボクシングの世界王座で世の中から認められていたのは2つでした。今はどれだけ世界王座があるのか。統括組織なんて関係なく世界、世界という報じられます。対して、MMAは世界王座と名がついていても、UFCだけが頂点と誰もが分かっています」

──なるほどBellator、ONEばかりかLFAもCage Fury FC、Cage Warriors、修斗だってワールドの冠がついていて。でも、世界一とはファンも認識していない。ただし、ボクシングでは報じられ方が世界イチになってしまっていると……。

「だから浜田剛史さんは僕らの永遠のアイドルです。あの頃のボクシングの世界チャンピオンは世界一だったから。そして五輪でいえば柔道の競技人口は圧倒的にレスリングより少ない。女子レスリングの競技人口は輪をかけて少ない。だから世界に先んじていて、今もそのリードを保てています。

対して男子は日本人選手が枠を取れない階級が多くなっています。ただ枠を取ったところは味の素ナショナルトレーニングセンターで徹底的に強化されたはずです。国が予算を割いたわけです。日本は豊かな国で、スポーツは盛んです。そして東京五輪があったので国が予算を割いていた。そのような状況ですから、スポーツと格闘技は分けるべきです。

特にダメージで競い合うスポーツは、基本的に五輪競技になっていない。打撃も精度が軸のポイント制で、殴り合って倒すものではないのが基本です」

──確かにそうですね。

「対してMMAは世界中で行われるようになりました。でも、日本は政府が助けることは当然なく、スポンサーもつかない。いうと勝って経済的に見返りがない──ただ地上最強を目指していた時代の極真みたいな環境のままななんですよ、日本のMMAは。そういう状況でアメリカ人、ブラジル人、ロシア人、そしてアフリカの選手を殴り倒さないといけない。ボクシング、レスリング、柔道では強いという風にMMAを同一線上にはおけない。このオマナのような選手を殴り倒すのに、そこを根拠にするのは楽観的かと私は思います」

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【UFN201】試合結果 ヒル大勝、ストリーグル完敗、エッガー&オナマがパフォーマンス・ボーナス!!

【写真】サウスポーからオーソにし、初弾でジョニー・ウォーカーを沈めたヒル(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」が開催された。

メインのライトヘビー級でジャマール・ヒルが、ジョニー・ウォーカーをKOしオクタゴン戦績を4勝1敗とした。

UFC39戦目を迎えたジム・ミラーは右のカウンターでニコラズ・モッタをKOしUFCで23勝目を挙げた。UFC2戦目となったマーク・ストリーグルは、チェス・スケリーに2RでTKO負け。2試合連続のKO負けで、厳しい状況に。また勝者スケリーは試合後のインタビューで引退を発表している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジャマール・ヒル、カイル・ダウカウス、デヴィッド・オナマステファニー・エッガー

UFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」
<ライトヘビー級/5分5R>
○ジャマール・ヒル(米国)1R2分55秒
KO
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×ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
<195ポンド契約/5分3R>
○カイル・ダウカウス(米国)1R4分59秒
ダースチョーク
×ジェイミー・ピケット(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○パーカー・ポーター(米国)3R
判定
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×アラン・ボドウ(フランス)
<ライト級/5分3R>
○ジム・ミラー(米国)2R1分59秒
TKO
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×ニコラズ・モッタ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○ジョアキン・バックリー(米国)3R
判定
×アブドゥル・ラザク(米国)
<フェザー級/5分3R>
○デヴィッド・オナマ(ウガンダ)1R4分24秒
KO
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×ガブリエル・ベニテス(メキシコ)
<女子バンタム級/5分3R>
○ステファニー・エッガー(スイス)1R3分44秒
腕十字
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×ジェシーローズ・クラーク(豪州)
<フェザー級/5分3R>
○チェス・スケリー(米国)2R2分01秒
TKO
詳細はコチラ
×マーク・ストリーグル(フィリピン)
<女子ストロー級/5分3R>
○グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)3R
判定
×ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)
<バンタム級/5分3R>
○チャド・アンヘリガー(カナダ)3R3分33秒
TKO
×ジェシー・ストレーダー(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョナサン・ピアース(米国)3R
判定
×クリスチャン・ロドリゲス(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マリオ・バウティスタ(米国)3R
判定
×ジェイ・ペーリン(米国)


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【UFN201】左フックで右目が見えないデヴィッド・オナマがパンチをまとめ、ベテニスから失神KO勝ち

<148ポンド契約/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
Def.1R4分24秒by KO
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

ワンツーから左ミドルを見せたベニテスが、左ローを蹴る。オナマもスイッチして左ミドル、、ベニテスがワンツーをのばす。ボディを入れたベニテスに対し、オナマは右ジャブから左ローを蹴る。ベニテスも左右のローからワンツー、右ボディフックを打ち込む。近い距離で蹴りを交えるベニテスは、ボディも打ち分け精度の高い打撃戦を続ける。オナマも構えを変えて左ジャブ、左ストレートを振るうが左フックを被弾し右目を気にしながら下がる。パンチの追い打ちから首相相撲&ヒザを突き上げたベニテスは、テイクダウン狙いのオナマに一度は尻もちをつかされるがスクランブルでスタンドに戻る。

左ハイからボディへのコンビをまとめたベニテスが、左ミドルを蹴り込む。さらにワンツーも、オナマは前に出て左右のフックを当てる。とオナマは腹を蹴られながら、距離を詰めてケージを背負ったベニテスに右フックから右ストレートを当て、ここからパンチをまとめる。ガードが下がり、金網にもたれる形になったベニテスは思い切りアゴに5発、6発の左右のパンチを打ち抜かれる。そのまま気を失ったベニテスが、前方に倒れ込んだ。

「右目が見えないんだ。ベニテスは速かった。やるべきことやった。楽しかったよ。ショートノーティスだったので、次はフルキャンプ、フェザー級のリミットで戦いたい」とオナマは話した。


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