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【Pancrase Blood01】大阪で高島俊哉と対戦、若林耕平「正直、このマッチメイクはメッチャ悔しいです」

【写真】自信満々の試合時と普段の喋りにギャップがある若林。しかし自身の評価に対しては、キッパリとファイターらしさを露わにした(C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(日)、大阪市住吉区の住吉区民センターで開催されるPancrase Blood01で、若林耕平が高島俊哉と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

若林は2018年1月にプロデビュー後、ここまで6勝1敗1分の戦績を残している。看護師という職業もあってか試合出場こそ少ないものの、パンクラスでは宮澤雄大、八田亮とランカーを連覇しストロー級1位にまで上り詰めた。空位のストロー級王座決定戦出場も期待されるなか、今回の試合がタイトルマッチ前哨戦となるか。その若林が現状への悔しさと、今後への意気込みを語る。


――若林選手はコブラ会所属ですが、本名で試合に出場しているのですね。

「アハハハ、リングネームは強制じゃないんですよ(笑)。コブラ会では何でもジムのみんなで決めるシステムになっていて、僕は本名でやろうかなって思いました」

――リングネームは個々に選択権があるのですね! 若林選手は和歌山県出身とのことですが、大阪のコブラ会でMMAを始めたのですか。

「もともとは和歌山のG-FREEで柔術をやっていて、当時MMAは遊び程度に教えてもらっていたぐらいでした」

――G-FREEで柔術を始める前は……。

「小学3年から高校卒業まで柔道をやっていました。父が柔道を教えていて、その父が柔道を教えていて、その流れで半強制的に(笑)。高校卒業後は看護学校に進学したのですが、何か体は動かしたいなぁと思い、近くにあったG-FREEに入会して柔術を始めたんです」

――高校卒業後も柔道を続けてようとは思わなかったのでしょうか。

「大学進学を考えたこともありますが、やっぱり柔道はインターハイや国体など全国大会に出ないと大学までは難しいですね。特に全日本選手権を狙ったりするのは、中高で全国優勝していたりとか、そういうレベルの選手なので。僕の場合は実績も市の大会で優勝したり県大会で上位に行ったことがあるぐらいで、県大会で優勝したとか全国大会に行ったというものではなかったです。

かといって他に何か目標があるわけでもなくて。高2の時に就職のことを考えた時、ウチの母が看護師やったこともあり、給与の面でも安定しているので看護師を目指すことにしました」

――お父さんの影響で柔道を始め、お母さんの影響で看護師へ……そのあと、まさかMMAを始めるとは思っていなかったでしょう。

「柔術はともかく、打撃のある競技はやめてくれよ――って感じだったと思います(笑)。でも看護学校を卒業したあと、就職と格闘技のために大阪へ行くと伝えた時は『ちゃんと仕事をしてくれれば』という感じではありましたね」

――本格的にMMAを始めたのは、和歌山から大阪に引っ越して以降のことですか。

「看護学校に通いながら柔術を続けているうちに、僕もだんだんとMMAに興味を持ち始めて、紹介していただいたコブラ会の選手練習に参加させてもらうようになりました。本格的にMMAをやりたいと思ったのは、この選手練習がキッカケで。

柔道をやっていたので、和歌山のジムではテイクダウンまではできていたんです。当時はMMAをやっている会員さんも少なかったですし。最初にコブラ会で練習させてもらった時も、『これはいける!』という手応えは得ていました。でも――コブラ会所属ではないけど中村優作さんが選手練習に参加されていた時に、ボッコボコにされたんですよ。

中村優作さんって階級は一つ上やけど、普段の体重はそれほど変わらんから、いけるやろうと思っていて(苦笑)。でもボッコボコにされて、自分も和歌山から大阪に行って、本格的にMMAをやりたいと思いました。看護師の資格を持っていたら、日本全国どこへ行っても働くことはできますしね。それで大阪で就職し、コブラ会に入ったのが今から7年前になります」

――夜勤のある看護師の勤務体系とMMAの練習スケジュールの折り合いをつけることは難しくはなかったですか。

「実は今日も夜勤なんですけど、夜勤があったら休みは増えるので、そういう時に詰めて練習するしかないですね」

――職場の方たちは若林選手がプロのMMAファイターであることは知っているのですか。

「前の職場は副職禁止やったので言えませんでしたが、今の職場は院長先生がサポートというかスポンサーをしてくれていて。同じ職場の人たちも、だいたい知っていると思います」

――なるほど。コブラ会に入ったのが約7年前でプロデビューが2018年1月のグラジエイター(ふじいペリーに判定勝ち)ということは、プロになるまでは早かったのですね。

「2017年からアマチュア修斗には出ていて、関西選手権と東海選手権で優勝したあと全日本で3位になって修斗でプロ昇格しました。その間にグラジでプロデビューしたのは、同じコブラ会の尾崎龍紀君が負傷欠場になって、僕が代役で出ることになったんですよ。

でも大会前日、計量会場に行くと対戦予定だった選手が脱水症状で試合ができないと聞いて――ふじいさんが他の選手のセコンドとして来ていて、キャッチウェイトで試合をしてくれることになりました。プロデビュー戦は代役×代役っていう試合だったんです(笑)」

――そのあと修斗でプロデビュー。2連勝から1敗1分を経て、現在は3連勝中です。

「一番変わったのは、自分がテイクダウンするまでの形と、テイクダウンして以降の展開ですね。スパーでもそうなんですけど、自分がテイクダウンからコントロールしているはずなのに、僕のほうが体力的に削られていることが多くて。トップを取っているけど削られていて、お互い立ち上がった時には僕のほうが体力を消耗しているんです。どうやって相手を削り、僕は削られずにコントロールできるかって考えました」

――確かにキャリア初期は削り合いの中で、キツそうな表情を浮かべることもありました。しかし特にパンクラスでの2試合は自信を持って自分から攻め、さらに粘り強くなっているように感じます。まさにコブラ会スタイルといいますか。

「ありがとうございます。確かにそうですね。削り合うような試合でも勝てているのは自信になっています」

――昨年3月に八田選手を下したあと、黒澤亮平選手も同じく八田選手に勝利していることで、次は黒澤選手とのストロー級王座決定戦になるかと思っていました。

「僕もそう思っていました(苦笑)。やっぱりタイトルマッチをやりたかったです。これは高島選手には失礼かもしれないけど……正直、このマッチメイクはメッチャ悔しいです。自分のファイトスタイルと試合間隔を考慮して、もう1試合挟んで――ということなんかな、とは思います」

――……。

「僕はパンクラスでトップランカー2人に勝っています。しかも宮澤雄大選手(2022年9月、判定勝ち)はパンクラスで王座挑戦経験があり、去年はネクサスのチャンピオンになりました。八田選手は元ZST王者ですよね。それとパンクラスに出る前にDEEP大阪大会で勝った吉村友菊選手も元グラジ王者です。そういった選手たちに勝っていることを、もっと評価してほしいなっていう気持ちはあります。でも、その評価も含めて自分の実力やから。次の試合で評価を変えたいです」

――次の高島戦は、さらに自身への評価を高めてタイトルマッチに繋げるための大事な試合となりますね。

「高島選手は寝技が巧い。試合で極めているのはRNCやけど、他のこともできるんやろうなということは頭に入れています。強い相手ですから、舐めているわけでもないし、油断することもありません。気持ちを切り替えて試合に臨みます。

それと今回、大阪で試合ができることは嬉しいです。地元からも近いし、今の職場の人たちも応援に来てくれますから。ここでしっかり勝って、タイトルマッチに繋げます」


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F1 Fight&Life MMA NEXUS o ONE   キック ジェイク・ウィルキンス パンクラス ボクシング 亀松寛都 修斗 宮澤雄大 小倉卓也 村井和道 渡部修斗 荻窪祐輔

『Fighting NEXUS vol.32』試合結果

Fight&Life(ファイト&ライフ) vol.98


第11試合 トリプルメインイベント3 Fighting NEXUS初代ライト級王者決定戦 5分3R
×ジェイク・ウィルキンス[Jake Wilkins](LIBERTAS学芸大ジム)※フリーから所属変更
○岸野“JUSTICE”紘樹(トイカツ道場)
判定0-3 (大藪28-29/小池28-29/梅田28-29)
※岸野が王者に

第10試合 トリプルメインイベント2 Fighting NEXUS初代ストロー級王者決定戦 5分3R
×木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(トイカツ道場/修斗世界同級8位)
○宮澤雄大(K-PLACE/パンクラス同級4位)
判定0-3 (梅田27-30/小池27-30/大藪28-29)
※宮澤が王者に

第9試合 トリプルメインイベント1 PFCバンタム級チャンピオンシップ 5分3R
×小倉卓也(スカーフィスト/王者)
○渡部修斗(FIGHT LINX/挑戦者、元Fighting NEXUSバンタム級王者)
判定0-2 (梅木28-28/梅田28-29/出口28-29)
※渡部が王者に

第8試合 MMA フライ級(ノンタイトル戦) 5分2R(延長1R)
×浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/Fighting NEXUS同級王者、元WPMF日本スーパーバンタム級(55.33kg)王者)
○荻窪祐輔(K-PLACE)
判定0-3 (大藪18-20/梅木18-20/山崎18-20)

第7試合 MMA 88kg契約 5分2R(延長1R)
×廣野雄大(パンクラスイズム横浜)
○ましん(BULE DOG GYM)
1R 0’58” KO (右フック)

第6試合 MMA バンタム級 5分2R(延長1R)
―森永ユキト(ストライプル新百合ヶ丘)
―中桐涼輔(トイカツ道場)
1R 0’22” 無効試合

第5試合 MMA フェザー級 5分2R(延長1R)
○岩松哲也(リベルダージ)
×千春(FREEDOM@OZ)
1R 0’49” 反則

第4試合 キック 60kg契約 3分3R
○渡邉奎介(HIDE’S KICK)
×瀬川 琉(稲城キックボクシング道場/元新日本キックフェザー級1位)※伊原道場稲城支部から所属先名称変更
判定3-0 (小池30-25/山崎30-25/梅木30-25)

第3試合 MMA フライ級 5分2R(延長1R)
×倉岡幸平(蒼天塾あざみ野道場)
○豪瑠[ごうる](Evermove)
3R 判定1-2 (梅田9-10/大藪9-10/出口10-9)
2R 判定0-1 (梅田18-20/大藪19-19/出口19-19)

第2試合 MMA フェザー級 5分2R(延長1R)
○村井和道(FIGHT BASE都立大)
×亀松寛都(POD/PFC/元PFCフライ級王者)
3R 判定3-0 (出口10-9大藪10-9/小池10-9)
2R 判定0-0 (出口19-19/大藪19-19/小池19-19)

第1試合 キック 57.5kg契約 3分3R
○大島広也(TANG TANG FIGHT CLUB)
×紺野煌人(神龍ワールドジム)
判定3-0 (山崎28-26/小池28-26/梅木28-26)

 遅ればせながら8月20日に後楽園ホールで開催された『Fighting NEXUS vol.32』の試合結果。トリプルメインイベント3の初代ライト級王者決定戦は岸野“JUSTICE”紘樹がジェイク・ウィルキンスに判定勝ち。トリプルメインイベント2の初代ストロー級王者決定戦は宮澤雄大が木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅に判定勝ち。トリプルメインイベント1のPFCバンタム級チャンピオンシップは渡部修斗が小倉卓也に王座戴冠と共に引退し有終の美を飾っています。続きを読む・・・
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【NEXUS32】木内をパンチで下がらせる宮澤がテイクダウンでダメ押し。判定勝ちで王座戴冠

【写真】パンチを振りながら前に出て、終盤にテイクダウン、宮澤が作戦を貫いたか(C)MMAPLANET

<NEXUSストロー級王座決定戦/5分3R>
宮澤雄大(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)

サウスポーの木内が左ストレートを伸ばすが、宮澤が右を当てつつダブルレッグで飛び込む。しかし宮澤は立ち上がり、レフェリーがブレイクをかけた。スタンドでは宮澤が右カーフを当て、さらにダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。木内はフルガードから足を上げていく。体重をかけて潰す宮澤は、ケージ際まで木内を運ぶ。木内はラバーガードの体勢に入るも逃げられてしまう。ここで宮澤が離れてブレイクに。

スタンドに戻ると、木内の左ミドルが頭を下げた宮澤の顔面にヒット。距離を詰めてパンチを振るう宮澤だが、頭を下げた時に木内の左ミドルが当たる。宮澤の右ストレートもヒット。さらに左フックを当てて木内を下がらせる。木内の左ミドル×宮澤の右ストレート→左フックという展開が続くなか、宮澤がテイクダウンを奪った。宮澤は抱えられながらコツコツとパウンドを落としていった。

2R、宮澤の左右フックが木内の顔面を襲う。バランスを崩した木内は距離を取って左ハイを放った。フックを強振する宮澤と、左の蹴りに加えて左ストレートの打ち下ろしを使う木内。宮澤は左フックが当たるも、後続打がない。宮澤の左フックと木内の左ストレートが交錯する。宮澤の右ボディストレートがクリーンヒットした。木内のテンカオも宮澤のボディに突き刺さる。ラウンド終了間際に宮澤がダブルレッグで背中を着かせた。

最終回、木内が左ストレートを伸ばすと、宮澤がインサイドから右フックを打ち込む。ここで木内がテイクダウンを奪うも、すぐに宮澤が立ち上がった。どうしてもパンチが単発で終わってしまう両者。動きが落ちた木内に対して、宮澤が左右フックを強振するもクリーンヒットはない。後半になると宮澤の右ストレートが木内の顔面を捕らえるように。しかし宮澤が大きく右フックを振る。これまでのラウンドと同様、終盤に宮澤が木内に背中を着かせた。

裁定はジャッジ3者ともフルマークで宮澤の勝利。宮澤がストロー級のベルトを巻いた。


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『PANCRASE 329』試合結果


第11試合 メインイベント パンクラス・ライト級暫定王者決定戦 5分5R
×松本光史(M PLATIC/2位、元修斗世界王者)
○アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)
3R 1’25” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※アキラが暫定王者に

第10試合 コーメインイベント フライ級 5分3R
×上田将竜[まさたつ](G-face TEAM緒方道場/1位)
○鶴屋 怜(パラエストラ松戸/3位)
1R 2’33” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第9試合 女子ストロー級(ノンタイトル戦) 5分3R
○KAREN(PRAVAJRA/王者)
×宝珠山[ほうしゅやま]桃花(赤崎道場A-SPIRIT)
判定3-0 (大藪30-27/出口30-27/梅木29-28)

第8試合 ライト級 5分3R
○雑賀[さいか]“ヤン坊”達也(DOBUITA/4位、元暫定王者)
×松岡嵩志 (パンクラスイズム横浜/5位)
1R 1’36” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第7試合 バンタム級 5分3R
○井村 塁(Nexusense/3位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝・MVP)
×平田丈二(闇愚羅/6位)
2R 2’38” 裸絞め

第6試合 バンタム級 5分3R
○TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We/2位)
×平岡将英(KRAZY BEE/ネオブラッドトーナメント2019同級優勝)
1R 2’49” 裸絞め

第5試合 ウェルター級 5分3R
×中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy/5位)
○林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym/ライト級8位)
判定0-3 (荒牧28-29/大藪27-29/梅木28-29)

第4試合 ストロー級 5分3R
×宮澤雄大(K-PLACE/4位)
○若林耕平(コブラ会)
判定0-3 (出口28-29/大藪27-29/梅木28-29)

第3試合 ウェルター級 5分3R
×髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY/4位)
○押忍マン洸太(DESTINY JIU-JITSU)
1R 3’48” KO (左フック)

第2試合 フライ級 5分3R
×荻窪祐輔(K-PLACE)
○萩原幸太郎(パラエストラ八王子)
3R 1’25” TKO (コーナーストップ:マウントパンチ)

第1試合 女子アトム級 5分3R
○沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム)
×原田よき(mma ranger gym)
1R 3’22” アームロック

プレリミナリー第2試合 フェザー級 5分3R
×工藤修久(禅道会小金井道場)
○立成洋太(パラエストラ千葉)
1R 4:30、TKO (ドクターチェック:左まぶたの負傷)

プレリミナリー第1試合 ライト級 5分3R
○水戸邉[みとべ]壮大(TRIBE TOKYO MMA)
×山﨑聖哉(BRAVE)
1R 2’22” TKO (ドクターストップ:肘打ちによる額のカット)

 9月11日に立川ステージガーデンで開催された『PANCRASE 329』の試合結果。メインイベントのライト級暫定王座決定戦はアキラが松本光史に3R TKO勝ちし王座戴冠しています。続きを読む・・・
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【Pancrase329】世界の九州男児──鶴屋怜戦へ。上田将竜─02─「バケモノみたい。逃げることはできない」

【写真】全ての想いを鶴屋怜というバケモノのような強い相手にぶつける(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE329で、鶴屋怜と対戦する上田将竜のインタビュー後編。

昨年2連敗を喫したあと、上田はケージに戻ってきた。そして、国内フライ級が盛り上がるなか、鶴屋怜との対決を選んだ。これまで貫いてきたMMAの人生を後悔しないために--プロデビューから10年、上田がその決意を語る。

<上田将竜インタビューPart.01はコチラから>


――今年4月、有川直毅選手を判定で下し、再起を果たしました。復帰戦の出来はいかがでしたか。

「練習では良い感じで仕上がったんですが、試合では堅くなりすぎたところがありました。最後まで気持ちも切れませんでした。でも、試合が終わって『今日は満足できたばい!』と感じた経験がないんですよね。10年MMAをやってきても。たとえば、試合中に気持ちが折れたとしても、自分にしか分からない部分ってあるじゃないですか。

『良い試合だったよ』って言われても、自分としては『あの時、もういいかな……と思ってしまったんよね』と考えることがあって。それは他の選手と話をしても、同じようなことがあるみたいなんです。前回の試合は、勝てたことは嬉しいです。でも当然ですが反省点もあるので、すぐに練習を再開しました」

――昨年10月の小川徹戦から有川戦までの間に、DEEPフライ級GPの開催が公表されました。同じ階級で戦うファイターとして、DEEPフライ級GPはどのように映っていたのでしょうか。

「正直、興味はありました。練習仲間の本田(良介)選手も出場することになりましたから。でも4月のパンクラスで僕が有川選手に勝ったあと、鶴屋怜選手が秋葉太樹選手に一本勝ちした試合を見て、次は絶対に鶴屋戦だなと思ったんですよね。

そのあとDEEPフライ級GPの出場メンバーが発表されて、興味はありました。でも自分は今パンクラスで戦っていて、しかもバケモノみたいな強い選手が出て来た。その相手から逃げるわけにはいかない、そう思ったんです」

――バケモノみたいな強さ、確かにインパクトは大きいですね。

「彼とは去年の10月に一度、手合わせしたことがあるんです。パラエストラ柏へ出稽古に行った時に鶴屋浩先生から紹介されて――初めて同階級の選手に練習でボコボコにされました。

まだ彼がDEEPに出ている頃で、その時は対戦することもないだろうと思いながら、呑気に『日本MMAの未来は明るいなぁ』とか言っていたんです(笑)。本人にも『応援するけん、頑張ってね!』と言って。その裏では、自分に対して自信を失くしていました。

それで鶴屋先生に聞いたら、他の選手も同じようにやられているそうです。『そうですよね、彼は強くなりますよね』って鶴屋先生とも話をしていたんです。しかし数カ月経って、鶴屋怜選手がパンクラスに来た時点で、覚悟はしていました。お互い勝ち上がっていけば、いつか対戦することになるだろうと」

――練習で鶴屋選手にボコボコにされた経験は、精神的な面でマイナスに働きませんか。

「いや、これは自分にとって大きなプラスになります。あの時ボコボコにされていなかったら、今回の試合も1Rで仕留められていると思いますから(笑)。

でなければ、また自分の思い描いていた鶴屋選手と実際の試合は違っていて、彼の得意なところで勝負に行って負けていると思います。でも彼と対峙したことによって、その強さが分かっています。だから、彼の強い部分では勝負に行かず、相手の嫌なことをし続けますよ」

――なるほど。今回の鶴屋戦の先も含めて、上田選手の現在の目標は何なのでしょうか。

「こんなことを言うと、ベルトを目指して戦っている選手に失礼かもしれないけど……。今の自分のモチベーションは、地元の福岡で試合をすることなんです。その目標を実現するためには、勝たないといけない。

地方では他の人とは違うことをやっていると、白い目で見られることもあるんですよ。そんな中でも家族や、自分のために時間を割いて練習してくれる仲間、応援してくれる地元の友人たちがいます。その人たちに恩返しをするために、福岡で試合をしたいです」

――パンクラスでは2015年12月に北九州大会が開催されました。上田選手も出場し、宮城友一選手に判定勝ちを収めています。あれから約7年、再び福岡で大会を行うには、ベルトが必要になってくるでしょう。

「そうなんですよね。鶴屋選手に勝ったら、次は地元でパンクラスのベルトに挑戦したいと思っています。それが今の自分にとって、一番大きな目標です」

――ではその目標に向けて重要な試合となる、鶴屋戦への意気込みをお願いします。

「怖さやドキドキというより、自分の中でも久々に楽しみな試合です。どうしても自分より下馬評が低い選手と戦ったら、自分のほうが堅くなってしまう。勝ちたいという気持ちより、負けたくないという気持ちのほうが上回ります。でも間違いなく、鶴屋選手は強い。だから楽しみなんです。

鶴屋戦のオファーが来た時は、シビれました。強い相手との試合のオファーが来た時、予定が合わないとか嘘をついて避けることもできます。この試合に関してもメリットとデメリットを考えたら、鶴屋選手とは戦わないという選択肢もあったと思いますよ。自分から断ったことを公表しなければ、誰にもバレないですし。でも、それをやってしまうと自分自身を裏切ってしまうような気がして」

――それこそ一生後悔し続けるかもしれないですね。

「はい。オレは何のためにMMAをやっているのか。これまで恥をかきながらも続けてきたMMAなのに、鶴屋戦を断ったら全てを失ってしまうんじゃないかと思いました。だからオファーが来た時、二つ返事でした。『やります』って。

その答えは日曜日に出ます。ランキングは自分のほうが上ですけど、突撃していきますよ。しっかりと調整して、当日は盛り上がる試合をしますので、よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
2022年9月11日(日)
午後2時45分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後3時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後3時00分~ U-NEXT

■ Pancrase329対戦カード

<暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
松本光史(日本)
アキラ(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
鶴屋怜(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
宝珠山桃花(日本)

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
松岡嵩志(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
平田丈二(日本)

<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
平岡将英(日本)

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太(日本)
林源平(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
若林耕平(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
髙橋攻誠(日本)
押忍マン洸太(日本)

<フライ級/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
萩原幸太郎(日本)

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子(日本)
原田よき(日本)

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【Pancrase329】パラ千葉のフライ級ファイター達=鶴屋怜─02─「UFCは本戦から出たいと思っています」

【写真】インタビューの受け答えもデビュー直後とは違い、しっかりとできるようになってきた!! (C)MMAPLANET

11日(日)、東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase329。同大会で上田将竜と対戦する鶴屋怜インタビュー後編。

UFCを目指し、UFCに頂点に立つことだけを考える鶴屋。パンクラス王座のも、その前哨戦の今回の試合も、全てはUFCで戦うための通過点でしかない。とはいってもデビューから1年半、キャリア5戦目。大いなる目標に向かい、現実と向き合う20歳はこの夏にラスベガスでの出稽古を経験した。

パラエストラ千葉ネットにフライ級ファイター特集──ひと夏の経験で、何を感じたのか。そして、今やるべきことをどのように考えているのかを鶴屋怜に尋ねた。

<鶴屋怜インタビューPart.01はコチラから>


──逆に「コイツ、ヤバいな」と思った選手はいましたか。

「いました(笑)。一番強かったのは階級が一つ上なんですけど、パッチー・ミックスですね(苦笑)。さすが堀口さんに勝つだけのことはあるなって。バックを取られて、ずっと殴られて続けました。ホント、絞めてくれなくてパンチを入れ続けるんです(苦笑)。それでも向うが油断している時は結構入ることができたんで、通用する部分もあるとは感じています。凄く良い経験になりました。

あとアルジャメイン・ステーリングとスパーリングできなかったのは、残念でした。スパーリングの日じゃない時に、彼がジムに来たのでスパーはできなかったです。ただ、僕が想ったのは名前を知らない選手、日本で知られていない選手が強い。カレッジでレスリングをやっていたような選手で、プロでは1試合しかしてない奴がいて。『まだMMAは1戦しか経験していないんだ』っていう頭で練習すると、メチャクチャ強くて。名前も知らないし、MMAの経験がないのに強いヤツがいる。そこなんじゃないかと。

自分よりレスリングが強いので、なかなかテイクダウンができない。テイクダウン争いで取れることがあっても、取られることが多い。結果、自分の強いところで負けて。レスリングの相性もあったかと思いますけど」

──そういう選手がいることが、米国の真実なのですね。きっとゴロゴロいるから、層がとんでもなく厚くなっている。

「そういう風に名前が無くても強い選手がいるから、皆が何かに特化しているのではなく、バランスの良い選手になっていくのかと思いました。バランスが取れた選手が多いです。僕はレスリングで向うが上回ると、そこを返せないことがありました。だから、自分ももっと打撃を強化しないといけないと思いました」

──帰国してから1カ月少しで、次の試合がある。そういう状況でラスベガスで経験したことを何か千葉の練習に採り入れたということはありますか。

「スパーリングで自分のやることを変えました。以前はテイクダウンをして、コントロールすることを軸にスパーをやっていたのですが、どの選手と戦ってもテイクダウンに頼らないようにしています。

そこまでの打撃を使う時間を増やすというか。テイクダウンからコントロールは、グラップリングのスパーで存分にできるので。MMAのスパーリングの時は、なるべく自分から組まないようにしています。結果、打撃が多くなっていますね」

──そこを経て、上田選手との一戦。どのような試合をしたいと思っていますか。

「相手はウェルラウンダーで全部できる選手です。自分はまだテイクダウン後の戦い方も完成していないけど、それでも全体的にできることを見せたいです。もしかしたら3Rを戦い切ることになるかもしれないので、そこで粘り強さを見せることがデキれば良いなと思っています」

──タイトル戦のことは意識していますか。

「タイトルマッチは……勝てば12月にやらせてもらいたいです」

──ラスベガスというUFCのホームに滞在したことで、よりUFCを意識するようになったということはありませんか。

「自分、向うでコンテンダーシリーズを観に行ったんですよ。フライ級の試合も見て。その時に感じたのは、『こいつらに俺、絶対に勝てるな』ってことでした」

──アハハハハ。やはり、そうなりますか。

「あれでUFCと契約できるなら……UFCに出たいという気持ちはより強くなりました」

──以前は今、UFCに行っても勝ち続けることができない。だから、力をつけてから進みたいということも言っていました。その辺りの心境に変化がありますか。

「UFCに行くとしても最低でも半年はあると思います。まだ時間はあるので、パンクラスのタイトルを取ってからも、しっかりと自分の足りないところを磨いてUFCで通じるようにしていきます」

──何か日本で経験しておきたいということはないですか。向うに行く前に国際戦とか。

「そうですね、できればコンテンダーシリーズとかRoad to UFC経由でなく、いきなり本戦で戦いたいので、その前に外国人選手と日本で試合をするのも良いですね。パンクラスでできれば良いですけど、それが難しいなら海外で試合をするのもありだと思います。

正直、今はパンクラスのチャンピオンになることまでしか考えていなくて。それがあと2試合なのか。今のところ、全試合でフィニッシュしているので、次の試合とタイトル戦もフィニッシュ勝利を続けて──それから先は、まだ考え中です。パンクラスで外国人選手とやっても良いし、海外で試合をしても良い。とにかくUFCの本戦で戦えるよう仕上げていきたいです」

(C)MATSUNAO KOKUBO

──ところでお兄さんの健人選手が8月にNEXUSでプロMMAデビューを飾りました。刺激になっていますか。

「お兄ちゃんは打撃に特化していて、自分に足りないところを持っています。そこは兄弟で足りない部分を補いあって、トレーニングしていきたいです。ただ単にボクシングを採り入れるのではなくて、MMAの打撃として補っていきたいです」

──負けるかって言うライバル心は?

「もちろん良い刺激になっているけど、ライバル心は今のところはないです(笑)。階級も違うし、そこは僕の方がプロMMAを1年半以上やってきたので。お兄ちゃんがどこを目指しているのか、僕は分からないけど──2人でチャンピオンになれれば良いなぁという感じです。兄弟でチャンピオンって、余りないのでそういうのも良いかなって(笑)」

──では改めて、上田選手との試合に向けて意気込みのほどをお願いします。

「上田選手はベテランで何でもできます。強い選手なので、その上田選手を相手に自分も全部ができること。そして何度も言っていますけど、3Rになっても粘り強さで負けないというところを見せていければと思います」

■視聴方法(予定)
2022年9月11日(日)
午後2時45分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後3時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後3時00分~ U-NEXT

■ 対戦カード

<暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
松本光史(日本)
アキラ(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
鶴屋怜(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
宝珠山桃花(日本)

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
松岡嵩志(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
ソン・ヘユン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
平田丈二(日本)

<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
平岡将英(日本)

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太(日本)
林源平(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
若林耕平(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
髙橋攻誠(日本)
押忍マン洸太(日本)

<フライ級/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
萩原幸太郎(日本)

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子(日本)
原田よき(日本)

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【Pancrase329】ソン・へユン戦延期、藤野恵実が話していたこと─02─「観て良かったと思える試合を」

【写真】再起戦が1カ月延期された藤野──その心境と、延期前の心意気を(C)NOBBU YASUMURA

11日(日)、東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE329で、ソン・へユンと対戦予定であった藤野恵実のインタビュー後編。
Text by Shojro Kameike

対戦予定であった……というのは、インタビュー後の本日7日(水)にパンクラスからヴィザ取得問題により──藤野×ソン・へユンの一戦を10月10日の品川インターシティホール大会へスライドすることが発表されたからだ。ここではリリース前に藤野が語っていたこと、そしてリリース後に藤野がMMAPLANETに送ってくれたコメントもお届けしたい。

<藤野恵実インタビューPart.01はコチラから>


――今年3月にベルトを失ってから6カ月、何か大きな変化はありましたか。

「別にベルトを巻いたからといって、何か環境が大きく変わったわけではないですからね。RIZINに出してもらったことぐらいかな。ベルトを獲る前と獲った後で、周囲の私の扱い方も変わらないですし(笑)。私も長くやっているから、ずっと応援してくれている人は私がベルトを失ったからって、何か変わる人たちでもないんですよね」

――周囲の対応は変わらない。ではご自分の中では……。

「それはね、あります。パンクラスのチャンピオンでいたかった。そのベルトを失ってしまったわけですから」

――藤野選手はMMAを戦ううえで、常に『自分の好きなことをやっている。MMAしかない』というふうに仰っています。ベルトを失ったことは、MMAを戦うためのモチベーションには影響を及ぼさなかったのでしょうか。

「負けて、ちょっと落ち込みましたよ。それこそ津田からも『そんじゃもう辞めたほうが良いんじゃない?』とも言われましたし。ただ、辞めるならベルトを獲り返してからだと思いました。あの試合内容で辞めるのは納得いかないし、それこそベルトが賭けられていなくてもやり返したい。そういう気持ちに切り替わりましたね」

――試合後どれくらいの期間を経て、そう気持ちが切り替わったのですか。

「1日か2日ぐらいです」

――切り替わるのが早いですね。

「もう失うものはないし。やられたから、やり返す。だから試合がしたい、とパンクラスにも伝えました」

――では練習なり日常生活なり、何か変える部分などはありますか。

「そんなにないですね。今までやってきたことに関して、より精度を上げていく。正直、今すぐ、いきなりもっと強くなることはないじゃないですか。格闘技を始めた20代の頃とは違いますから。負けたことで練習方法を見直すことはありますよ。『組んだ時に相手を抱えてしまう癖は直していかないと』って思います。でも前回負けた要因は、練習方法以前の問題なので」

――自分に負けてしまった、と。

「はい。ちゃんと作戦通りにできなかった。セコンドの指示を聞くことができなかった。それはメンタル的な問題なので。だから、余計に悔しいですよね。でもそれって、試合で取り返すしかない。だから、すぐに試合させてほしいとお願いしました。パンクラスもすぐに組むということで。ただ、タイミングが合わずに、今回9月に試合をすることになったんですけど」

――それはKAREN選手との再戦を、パンクラスにお願いしたということですか。

「再戦も含めてですね。もちろんすぐに再戦するのは難しいと思うので、『誰が相手でもすぐに試合をしたい』と伝えていました」

――その気持ちのままで6カ月を過ごすなか、早く試合をしたいという焦りはなかったでしょうか。

「焦りはなかったです。パンクラスさんは早く試合を決めてくれているので。6カ月間、何もなければ焦っていたかもしれないけど、今回の試合は結構前に決まっていましたから。まず試合をすることだけ決まって、そのあと対戦相手を見つけてきてくれたんですよ。私としては対戦相手にこだわりはなかったし、連敗している私の対戦相手を用意してくれるだけでありがたいです。『誰でもいい』、『誰とでもやる』と津田に言っていました」

――なるほど。では次の対戦相手であるソン・へユンの印象を教えてください。

「試合映像を見ましたけど、1試合しかしていないので、強いのか弱いのか分からないですよね(苦笑)」

――ソン・へユンのプロ戦績は昨年12月、韓国Double GFCで行われたキム・ソユル戦のみ。しかもその試合では、1R1分15秒、腕十字で敗れています。

「試合が始まってすぐにテイクダウンされて、腕十字を極められていましたね。あれでは彼女の実力が分からなくて。でもROAD FCに出させていただいた頃も、相手について何も分からずに試合をすることはあったので、それと同じ状態かなと思っています。試合当日に相手の構えが変わっていても、何も驚きません(笑)」

――ROAD FC時代ですか。相手はこれがプロデビュー戦だと聞いていたら、とてつもない打撃を持っていて(笑)。

「あぁ、パク・ジョンウン戦(2015年5月、判定勝ち)ですよね。1Rにアッパーを食らった時『いやいや、強いし!』って思いました(笑)。目も腫れちゃって。あの試合から思っていたんですけど、韓国の女子選手って皆が打撃ができるじゃないですか。レベルの違いはあっても、それなりにできる子が多くて」

――ソン・へユンもキム・ソユル戦では開始早々に組まれてしまいましたが、構えを見るかぎりアップライトのムエタイをやっている感はありました。

「そうなんですよ。あの試合内容と結果だけ見て、楽な相手のように言う人もいるんですけど、やってみないと分からないから。反対に研究も予想もできないし」

――そのソン・へユンを迎えての復帰戦ですが、藤野選手にとって、どのような意味を持つ試合になるでしょうか。

「前回の試合で感じた自分の弱さを克服したいです。すぐ組みに逃げるとか、逃げるようなことしない自分になりたい。自分から逃げないっていうことですね。楽な方向に逃げることは一切考えません。

この年齢になって、今から海外とか大きな舞台に行けることはないと思うんですよ。だとしたら、自分がMMAをやる意味って何かという話で――。1試合1試合、観て良かったと思える試合をする。次の試合も見たいと思ってもらえる試合をします」

■延期決定のプレスリリース後のコメント
「長年MMAをやっていて、延期という初めての貴重なアクシデントを経験できました。でも準備期間が増えることはマイナスにはならないし、試合に向けて変わらず練習するだけです。10月10日、さらに良い状態で試合に臨みます!」

■視聴方法(予定)
2022年9月11日(日)
午後2時45分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後3時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後3時00分~ U-NEXT

■ Pancrase329対戦カード

<暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
松本光史(日本)
アキラ(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
鶴屋怜(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
宝珠山桃花(日本)

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
松岡嵩志(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
平田丈二(日本)

<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
平岡将英(日本)

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太(日本)
林源平(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
若林耕平(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
髙橋攻誠(日本)
押忍マン洸太(日本)

<フライ級/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
萩原幸太郎(日本)

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子(日本)
原田よき(日本)

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【Pancrase329】鶴屋怜✖上田将竜大会でKAREN、藤野恵実&沙弥子が揃い踏み。33カ月ぶりの女子3試合

【写真】主演女格闘家の座を勝ち取るのは、誰になるのか(C)NOBU YASUMURA&KEISUKE TAKAZAWA

6日(水・現地時間)、パンクラスより9月11日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase329に格闘美の祭典として、現ストロー級王者KAREN、前ストロー級王者の藤野恵実、そしてアトム級から沙弥子の女子3選手が揃い踏みすることが発表された。

既に上田将竜✖鶴屋怜の事実上のフライ級次期挑戦者決定戦、井村塁✖平田丈二のバンタム級戦、ストロー級の宮澤雄大✖若林耕平の3試合が発表されている同大会に、女子マッチ3試合が追加される。


パンクラスで女子戦が1大会で3試合組まれるのは、2019年12月8日のPancrase311以来、2年9カ月振りとなる。その時は藤野が女子ストロー級王座決定戦でチャン・チョンジ、鈴木万季弥が法DATE(現NØRI)、華蓮DATE(現KAREN)がDIANAと戦い勝利している。

つまり藤野とKAREANは前回の格闘美の祭典に続き、連続出場となる。その2019年には9月大会で藤野✖エジナ・トラキナス、マイラ・カントゥアリア✖端貴代が実施され、華蓮DATE✖チャン・チョンジは前者の計量失敗で中止になっている。また4月大会ではシッジ・ホッシャ✖端のフライ級王座決定戦、藤野✖クセニヤ・グーセヴァ、マイラ・カントゥアリア✖ライカという3試合が組まれた。

朱里の時代には中井りんや三浦彩佳との揃い踏みはあったが、女子戦が3つマッチアップされることはなかった。強引な括り方をすると9月大会でタイトル戦が組まれなければ、5分✖3Rの女子マッチが3試合組まれるのはパンクラス史上初ということになる。

過去の女子戦を振り返ると、近年は藤野がパンクラス女子を引っ張ってきたことが分かるが、その彼女も3月にKARENに敗れベルトを失った。それでも会場を熱くするというポイントで女帝の座を守り切ることはデキるのか。あるいはKARENが名実ともにパンクラスの女王の座に君臨するのか。はたまた沙弥子のまくりが見られるのか。どのようなオンナの戦いが繰り広げられるのか──まずは対戦相手の発表を待ちたい。

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MMA PANCRASE Pancrase325 北方大地 宮澤雄大

【Pancrase325】北方大地がTDディフェンスからパンチで宮澤雄大をマットに沈め、ストロー級KOP初防衛

【写真】今年4月の難病の発症から復活、北方が初防衛に成功した(C)MMAPLANET

<ストロー級KOPC/5分5R>
北方大地(日本)
Def.3R2分28秒 by TKO
宮澤雄大(日本)

北方の左ジャブで試合がスタート。さらに北方が飛び込み、ケージを背負った宮澤から左フックでダウンを奪う。宮澤もすぐに起き上がってシングルを狙うも、北方はスプロールして、宮澤の立ち上がり際に右ヒザを突き上げた。ガードを下げて左ハイを見せる北方、前に出てワンツーで相手を下がらせてから、右飛びヒザを繰り出す。宮澤にキャッチされるも倒れず、宮澤は右腕を差し上げてケージに押し込んでいった。ブレイク後、ケージ中央でプレッシャーをかける北方。宮澤は左ジャブで距離を測る。北方は右ミドルハイ、宮澤は右ローを返す。そして宮澤の右オーバーハンドを肩ブロックした北方は、組み付いて右腕を差し上げるも、宮澤が切り返してケージに押し込んでいく。右腕を差し上げた宮澤は、左のパンチを顔面に当てながら、1R終了のホーンを聞いた。1Rの裁定は、ジャッジ3者とも10-9で北方に。

2R、宮澤が左ジャブを突く。北方が距離を詰めると、右ショートを合わせた宮澤。さらにパンチを振るって北方を下がらせる。しかし北方もプレッシャーをかけて、宮澤にケージを背負わせる。すると宮澤が北方にスーパーマンパンチを放ってケージ中央まで戻した。北方は左ジャブ、宮澤は右ローを返す。北方は右のフェイントから、アッパー気味の左ジャブを繰り出していく。残り2分半を過ぎたところで、宮澤がダブルレッグで北方に尻もちを着かせた。立ち上がる北方のバックを狙う宮澤。ボディロックで相手をケージに押し込んでいくが、北方が体を起こしてガブりながら宮澤のバックを狙っていった。
2Rはジャッジ3者とも宮澤に10-9をつけた。

3R、いきなり左右パンチを振りながら距離を詰めた北方。首相撲で対応する宮澤に、インサイドからアッパーを浴びせて動きを止める。しかし宮澤も前に出てくる北方をダブルレッグで捕らえ、右腕を差し上げて相手をケージに押し込む。立ち上がった北方に、左ヒジを連打した宮澤。再びテイクダウンを狙うも、北方がスプロールして宮澤のバックに回る。北方の左腕のクラッチを切った宮澤だが、ケージ際の打ち合いでパンチをもらい、グラつきながら下がってしまう。そこに北方が打撃で追い打ちをかけ、左フックでダウンを奪ってから、鉄槌を連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、子供たちを抱きしめ涙を流した北方。「今回が初防衛、ここから3回、5回と防衛して、パンクラスの歴史に残るチャンピオンになりたい」と語る。
そして涙声で「泣いていないです」と言いながら、今年4月に後従靭帯骨化症を発症して以降、支えてくれた周囲の人々に感謝を述べた。


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ABEMA J-CAGE News Pancrase325 ブログ 中島太一 久米鷹介 井村塁 北方大地 宮澤雄大 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase325】計量終了 井村塁「勝つだけなんで」×中島太一「初心に返って、楽しんで」

【写真】キャリアの差は明白の井村と中島。勢いと若さか、経験と成熟度の高さか(C)MMAPLANET

12日(日)に東京都江東区のUSENスタジオ・コーストで開催されるPancrase325の計量が新宿区・新宿サンエービル地下1階会議室で行われた。

ディファ有明取り壊し以降、パンクラスのホーム会場だったスタジオ・コースト大会も明日が最後となる。グランドフィナーレにふさわしく3階級のタイトル戦以外にも、バンタム、ライト、ミドル級でこれからのデカゴンの王座の行方を占ううえで欠かせないマッチアップがみられる同大会。

計量失敗は1人もでず、明日を迎えるばかりとなった。ここではタイトル戦に出場する選手の試合に向けて、最後の一言をお届けしたい。


久米鷹介
「素晴らしい相手とできるので、自分の全てを創れるように準備してきたので後は出し切るだけです」

雑賀ヤン坊達也
「いつも通り、会場を沸かしてKOしてやります」

北方大地
「最後に一言? なんやろう。最後はもう──見てください。黙って見てください……ですかね」

宮澤雄大
「平常心で戦えばベルトを巻けると思うので、今までやってきたことをしっかりパフォーマンスとして出して──しっかりベルトを巻きたいと思います」

井村塁
「勝つだけなんで。勝って、今年を締めくくりたいです。明日は全身全霊で頑張ります。セコンド問題? それはもう明日、確認してください(笑)」

中島太一
「初心に返って、楽しんで試合をします」

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後1時00分~TIGET LIVE
午後1時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■Pancrase325 計量結果

<ストロー級/5分3R>
植松洋貴:51.8キロ
佐藤良太:51.65キロ

<フライ級/5分3R>
田代悠生:56.8キロ
渦巻DATE:56.4キロ

<バンタム級/5分3R>
高城光弘:61.45キロ
水永将太:61.15キロ

<フェザー級/5分3R>
齋藤拓矢:65.35キロ
高木凌:65.85キロ

<ネオブラッドTストロー級決勝/5分3R>
大塚智貴:52.5キロ
孫悟空DATE:51.65キロ

<ライト級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] 久米鷹介:70.15キロ
[暫定王者] 雑賀ヤン坊達也:69.75キロ

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地:52.05キロ
[挑戦者] 宮澤雄大:52.5キロ

<暫定バンタム級王座決定戦/5分5R>
井村塁:60.9キロ
中島太一:60.8キロ

<ライト級/5分3R>
金田一孝介:70.3キロ
林源平:69.9キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.45キロ
松本光史:70.4キロ

<バンタム級/5分3R>
花レメ紋次郎TK:61.0キロ
風間敏臣:60.8キロ

<ミドル級/5分3R>
内藤由良:83.9キロ
フェルナンド・マツキ:82.6キロ

<ライト級/5分3R>
丸山数馬:70.35キロ
伊良波心:70.05キロ

<75キロ契約/5分3R>
近藤有己:72.6キロ
DARANI:72.3キロ

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