カテゴリー
MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06 ライダーHIRO 平川智也

【Shooto2023#06】引き込み上等のライダーHIRO、大健闘も平川智也に0-3で下る

【写真】最後のアームロックを防がれ、勝負あり(C)MATSUNAO KOKUBO

<バンタム級/5分3R>
平川智也(日本)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
ライダーHIRO(日本)

サウスポーの平川が、低い重心の構えから右リードフックを見せる。右の蹴りを繰り出すライダーHIROが、左右に回る。平川は右を伸ばし、直後のシングルを切る。続くシングルレッグもスプロールされ、引き込んだライダーHIROがスタンドに戻る。平川は圧を掛けると、ライダーHIROが引き込んで腕十字へ。スラムで逃れた平川が、スタンドに戻る。

平川は左にシングルレッグを合わされ、潰して背中に乗ろうとするがならず――スクランブルを選択する。ライダーHIROはボディロックからバックに回り、ボディトライアングルに平川を捕える。胸を合わせにいった平川だが、ボディロックタイプのツイスターからライダーHIROがトップ奪取、さらにバックに戻ってパンチを打ち込む。このままライダーHIROの優勢が続き、初回を取った。

2R、構えを変えるライダーHIROに左を伸ばす平川。右を受けたライダーHIROはシングルレッグへ。ここも背中に回り切れない平川が、スクランブル。今回は足を抜いて、組み付くとヒザ蹴りを入れて左ミドル、さらに右を伸ばす。腰が落ちたライダーHIROのガードから立ち上がった平川、レフェリーがブレイクを命じて試合はスタンドに戻った。

テイクダウンを潰し、腕狙いを防いだ平川は試合がスタンドに戻るとヒザ蹴りから左をヒットさせる。ライダーHIROも左フックを返すが、シングルを潰される。疲れが見えるライダーHIROはボディから顔面にパンチを受け、シングルレッグへ。腰を落とし、肩に圧を掛けて鉄槌を落とす平川が、ついに尻餅をつかされる。サイドに回ろうとするライダーHIRO、平川はケージを背負って頭を押す。残り1分、背中つかされそうになった平川が横回転のスクランブルでトップを奪取、パウンドを落とす。腰を上げてパンチを落とす平川は、オモプラッタから足関狙いで、ヒザ十字に取られたが時間となった。

最終回、平川が右リードから左ボディを打つ。ワンツーにシングルに出たライダーHIROがテイクダウンに成功するが、左腕を差した平川がスクランブルでスタンドに戻る。ボディを殴られ引き込んだライダーHIROは、立ち上がると距離を詰めてきた平川をガードの中に入れる。ニーシールドにもパンチを伸ばす平川の鉄槌に、ライダーHIROが腕十字を狙う。足首を捌き、ヒジを抜いた平川が立ち上がり、スタンドで待ち受ける。

残り2分、シングルを潰されたライダーHIROが腕十字も、これは不十分。平川はしっかりと腕を抜きたいが、ライダーHIROが懸命に手首を掴む。平川が腕を抜き、試合は再びスタンドへ。左ボディから右を当てた平川だが、ライダーHIROも左から右を打ち返す。さらに左を入れ、右の相打ちから前に出たライダーはヒザ蹴りを顔面に受けて下がる。

そこに左を当てた平川は、バックへ。ライダーHIROはアームロックを防がれ、上四方で抑えられノースサウスを耐えるなかでタイムアップを迎えた。

結果は3-0で平川が勝利も――ライダーHIROの健闘が目立った試合となった。


The post 【Shooto2023#06】引き込み上等のライダーHIRO、大健闘も平川智也に0-3で下る first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE RIZIN Shooto Shooto2023#06   エンゼル☆志穂 チャンネル パンクラス ライダーHIRO 上原平 修斗 児山佳宏 内田タケル 堀内佑馬 大竹陽 宝珠山桃花 岩﨑大河 平川智也 扇久保博正 杉本恵 石井逸人 磯部鉄心 藤野恵実 鶴屋怜 鶴屋浩

【Shooto2023#06】計量終了 堀内佑馬が体重を落とせず。重い空気の修斗計量会場から、よもやま話

【写真】果たして、この顔合わせは明日実現するのか。正式発表を待ちたい(C) MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の計量が港区のハルビゾン100で行われた。
Text by Manabu Takashima

メインは北米MMAで成長をしてきた堀内佑馬と石井逸人のフライ級戦が予定されているが、堀内が本計量でリミット600グラムオーバーで再計量に。

フェイスオフでも視線を合わせることなく、マイクでも「スミマセン」というのみの堀内は、再計量は57.0キロで300グラムオーバーに終わる。が、あの状況から300グラムも落としたことで体は限界を迎えているだろう。

正式発表ではないが、コーナーに就くために来日したコリン・オーヤマ氏によると、「相手はリミットまで落とさないと戦わないといっていたが、ユーマは髪の毛も切って気を失いかけている」と現状を話している。

石井は計量直後に「これでは100パーセントで戦えない。改めて別の機会に100パーセント同士で戦いましょう」と発言。堀内が歩くのもままならず、トイレで嘔吐する姿も目にしており、石井としては純粋に万全の堀内と戦いたいという意思が伺えた。

そんな重い空気だった計量会場からよもやま話をお届けしたい。


■インフィニティリーグ2023女子ストロー級で宝珠山桃花と戦う藤野恵実は、以前のように美白ライトや写真の美白加工も必要がない白い肌に。「それだけ潤っているんです」という藤野に対し、夫でありコーチでもある津田勝憲氏は「水抜きで、顔が白くなっているだけですよ」と言い放っていた。

■修斗初出場、平川智也と対戦するライダーHIROは、計量をパスしてファイティングポーズを取る――と、司会進行の北森代紀氏より「そこは仮面ライダーのポーズじゃないの? 魔マフラーをしても体重オーバーじゃないでしょ」と突っ込まれてしまう。またライダー口調の意気込みには、岩﨑大河が我慢出ないという風に懸命に笑うのをこらえる場面も見られた。

■RIZIN、Pancrase、修斗が同日開催となる明日。その3つの大会全てに選手を送り出すパラエストラ千葉ネットワーク。明日の後楽園ホールには内田タケルと児山佳宏が出場するが、セコンドは内田によると、扇久保博正が務めるという。明日のパラ千葉勢、RIZINには御大・鶴屋浩、パンクラスは鶴屋怜がセコンド業務に就く模様だ。

■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後5時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人:56.7キロ
堀内佑馬:57.3キロ→57.0キロ

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河:83.7キロ
キム・ウンス:83.7キロ

<バンタム級/5分3R>
平川智也:60.9キロ
ライダーHIRO:60.7キロ

<フライ級/5分3R>
内田タケル:56.5キロ
大竹陽:56.6キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実:52.0キロ
宝珠山桃花:51.8キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵:51.5キロ
エンゼル☆志穂:51.7キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平:65.9キロ
磯部鉄心:66.1キロ

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏:65.6キロ
メイヘム和也:65.6キロキロ

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太:60.9キロ
杉野光星:61.1キロ

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔:56.5キロ
神里昭吾:56.3キロ

The post 【Shooto2023#06】計量終了 堀内佑馬が体重を落とせず。重い空気の修斗計量会場から、よもやま話 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA LFA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC Shooto Shooto2023#06 UFC アレックス・ペレス エンゼル☆志穂 チャンネル フアン・プエルタ フィリッピ・ブニス フェルナンド フェルナンド・パディーリャ ボクシング ライダーHIRO リッキー・シモン 上原平 修斗 児山佳宏 内田タケル 堀内佑馬 大竹陽 宝珠山桃花 岩﨑大河 平川智也 杉本恵 石井逸人 磯部鉄心 藤野恵実

【Shooto2023#06】石井逸人戦へ、堀内佑馬「やり残したことがある。ここで負けたら俺の冒険は終わり」

【写真】人生が掛かった一戦についても、一貫して穏やかな表情のままだった堀内。修羅場を多く経験してきたタフさがある(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06に堀内佑馬が初参戦を果たし、石井逸人と戦う。
Text by Manabu Takashima

UFCを目指し、10代から単身渡米。チーム・オーヤマに所属し、LFAでフライ級王座挑戦、Road to UFC出場と夢を追いかけ、挫折を経験した。そんな堀内が7年5カ月振り母国で戦う。それでも彼の目は米国を見ている。やり残していること、人生に悔いを残さないために絶対に負けられない石井戦に臨む。


――1月にLFAフライ級王座決定戦で計量失敗、フィリッピ・ブニスにTKO負けをしました。あの敗戦から、9カ月空いて修斗での試合になりました。タイトルが取れなかった後は、どのようにキャリアの再構築を考えていたのでしょうか。

「10月にフアン・プエルタ戦があって、インターバルが短かったので結構、疲れていました。なので米国で疲れを抜きながら、遊び感覚で1カ月ほど練習していました」

──それは体の疲れだけではなかったのでは?

「そうですね。メンタル的にも……激しく追い込んでいたので。毎日3部練をやり、”まさか”が重なって相当に疲れていました。それでビザが切れたので春に帰国しました」

──今、米国のビザは更新でも時間が掛ると聞きます。

「そうですね。僕の場合はビザも1年更新で。12月に申請をして、更新できたのは5月でした」

──ところで日本にいると旧交を温める機会も多くないですか。

「帰国して最初の1カ月は酒を3、4回飲みましたけど、それからは練習をずっとしていたので特別、遊んでいたということはないです。7月の終わりに米国に戻るまで、昔所属したタンタン・ファイトクラブやMe,Weでも山﨑(剛)さんに指導をしてもらって、(藤田)大和君や山北(渓人)君と練習させてもらっていました」

──軽量級のファイターに囲まれて練習できたわけですね。

「ハイ。でもチーム・オーヤマは特別なのか、他のジムのことは分からないのですが、フライ級とかバンタム級の選手が多くて。打撃も寝技も強いヤツが多いので、オーヤマでも同じ体格の選手と良い練習ができます」

──押忍。ではビザが更新されるまで、日本で試合をしようという気持ちには?

「特になかったです。ビザが取れると、すぐに試合が決ったりすることもあるので、いつでも試合に応じられるよう練習をすることが大切だと思っていました」

──それでも修斗で試合をすることにしたのは?

「今回、ビザ更新をする際に移民局から日本を代表するプロモーションの推薦状がいると言われて、そこでサステインの坂本(一弘)代表が書いてくれたので。本当に有難くて。だから恩返しをするために修斗で戦うことにしました」

──恩は恩として、修斗で戦いたい相手はいたのでしょうか。

「正直、UFCを目指していたので日本の試合も結果をチェックするぐらいで。だから……新井(丈)選手と平良(達郎)君ぐらいしか知らなくて。ただ石井選手は僕が日本にいる頃から活躍していて……あの、あれです。田丸(匠)選手との試合とか、凄いなぁって思っていました」

──日本での試合なのに、1度カリフォルニアに戻って調整をしたのは?

「やっぱりアッチでやってきたし、コーチも『ファイトキャンプをやろう』と言ってくれましたし。アレックス・ペレス、リッキー・シモンたちと練習して、こないだのUFCで勝ったフェルナンド・パディーリャとか。それと今、カリフォルニアではA1 Combatと並んで盛んに行われているUp Next Fightのフライ級チャンピオンのジャンニ・ヴァスケスともよく練習していました。フェルナンドは10th Planetは出身で、メキシコ人ってボクシングのイメージが強かったのですが、寝技が上手い選手が多いですね。

ONE柔術でもサラリーマンみたいな人が黒帯で、メチャクチャ強くて。そんな人達とも練習してきました」

──試合の対策というのは?

「オーヤマ・コーチが試合をチェックしてくれて、練習方法や作戦を授けてくれます」

──石井選手も崖っぷちの状態ですが、どのような印象を持っていますか。

「やっぱり田丸さんとの試合の印象が強いです。最近の試合はコーチと見て、スクランブルとかグラップリングがしつこい。バックを取るのが上手いイメージです。気合が入って、闘志が見える試合をしているので楽しみですね。

ただ1Rでテイクダウンダウンを取れないと、そこから気持ちが続くのか。僕は短期決戦も長期でも戦えるので。壁レスだと倒されないし、倒されてもスクランブルをして極めることができる。ここは自信を持って戦います。同時に自分は本当に格闘技が好きで、日本のMMAを見て育ったので、次回大会出場でマイクで話すとかJ-MMAを経験できて嬉しかったです」

──継続参戦も考えていますか。

「ビザの更新も年々難しくなっているので……どうなるのか。ただし……そうですね。やり残していることがあるので」

──UFCですね。

「いえ、LFAフライ級王座です。当然UFCで戦いたいですが、その前にLFAのベルトだけは絶対に獲りたい。現実的にやり残していることはLFAフライ級のベルトです。さっきも言いましたけど、ビザの更新も難しくなっています。でもあのベルトだけは巻かないと、人生の心残りになるので。2回挑戦して、不完全燃焼に終わっていて……。

とにかく今回の試合に勝つのが大前提なので。この試合の後のことは、そこまで考えていないですけど、勝ったら積極的に動きたいです。やっぱりLFAには出たいので、ここで負けたら俺の冒険は終わりです。米国に行く権利すらなくなるので、全ての試合が大切ですけど、今回は特に負けられない。LFAからオファーが届くよう熱い試合、削り合いをしたいです。そして勝って、マイクで何か言いたいですね(笑)」

■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午後5時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

The post 【Shooto2023#06】石井逸人戦へ、堀内佑馬「やり残したことがある。ここで負けたら俺の冒険は終わり」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Shooto Shooto2023#06 UFC エンゼル☆志穂 キム・ミンス ライカ ライダーHIRO ラファエル・ロバトJr 上原平 児山佳宏 内田タケル 大竹陽 宝珠山桃花 岩﨑大河 巌流島 平川智也 杉本恵 石井逸人 磯部鉄心 藤野恵実

【Shooto2023#06】念願の空道世界大会制し、MMA復帰。岩﨑大河─01─「勝たなければ発言権はない」

【写真】空道を生涯をかけてきわめていく武道。MMAをやり切るのは、今(C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06で、岩﨑大河が韓国のキム・ミンスと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2020年7月のMMAデビュー以来、無敗街道を走ってきた岩﨑は、昨年12月にラファエル・ロバトJrに敗れた。しかし今年5月には自身のルーツである空道の世界選手権の+270クラスを制し、再びMMAに戻ってくる。空道とMMAの両立、そしてMMA初黒星からの復活――岩﨑が現在の心境を語ってくれた。


(C)DAIDOJUKU

――改めて空道世界選手権、優勝おめでとうございます。決勝のフィニッシュが掴みからの頭突き連打というのは、空道らしいと思いました。

「ありがとうございます!」

――今年の世界空道選手権は出場選手が国際色豊かで、決勝で対戦したイタリアのアドリアーノ・メネゲッティはバック→足の取り方など柔術をやりこんでいる印象でした。

「そうなんです。空道で強い国といえばロシアなのですが、『最近強くなってきたな』と思う国は柔術や他の格闘技を取り入れているところが多いですね。今回目立ったのがキューバの選手で。-260クラスで優勝した選手(リディエ・ジョロン・ゴンザレス)はヨーロピアン柔術(※注)をやっていると言っていました」

注)ヨーロピアン柔術:種目によってルールは大きく異なるが、「ファイティングシステム」は寸止めの打撃技と投げ技、絞め技、関節技、抑え込み技が許されている着衣総合格闘技。初期UFCで活躍したレムコ・パドゥールは、ファイティングシステムの世界王者だった。

――キューバ勢の参戦は興味深いです。

「昔の試合映像を視ると、寝技だけの試合でもかなり強くて。僕の決勝の相手もそうですが、空道の中では対ロシアの戦略として柔術とか寝技を強化しているのだろうと思います」

――どの格闘競技でもロシアや中央アジアなど、旧ソ連圏の選手対策は必須となっていますね。対して決勝の相手は寝技だけでなく、蹴りも伸びる選手でした。

「決勝は最初、自分が押されているような印象を与える試合展開でしたよね。相手はリーチが長くて、打撃がコツンと当たる。自分としては効いていないけど、懐に飛び込むことができない。最初は打撃で勝てるものの、組むというか組みに行くぐらいの距離感で戦ったほうが自分の打撃も当たるかなと思いました。延長戦に行く前に戦術を切り替えることができて、結果的に功を奏しました」

――延長戦で岩﨑選手のパンチがクリーンヒットした裏には、そうした戦術の切り替えがあったのですね。決勝はフィニッシュこそ頭突きの連打でしたが、直前のパンチが効いていて、頭突きで心が折れたという印象でした。

(C)DAIDOJUKU

「ストレート、フック、ストレートと入った時に自分の中では『これは勝った』と思いました。

相手の動きが落ちたのも、目に見えて分かりましたから。自分が待ちの状態で、相手に入ってきてほしいけど入ってきてくれない。そこで自分から攻めていくと、相手も自分の距離に入ってきてくれたんです」

――岩﨑選手としてはMMAもやりながら、空道の世界選手権で勝ちたい――『自分が優勝しなければいけない』という義務感やプレッシャーは感じていましたか。

「プレッシャーのようなものは無かったです。自分は人に何か言われても、それほど気にしないタイプなので(笑)。ただ、他の人がどう思っていたか分かりませんが、自分で勝手に優勝することが義務のように考えていました。空道とMMAを並行してやっていることで、両方から何か言われないようにしないといけない。空道でもMMAでも、勝たなければ自分に発言権はないですから。その気持ちが自分の糧になっていました。この世界選手権に出場したこと、そして優勝できたことは間違いなく自分にとってプラスしかありません。ようやく自分の義務を果たすことができて嬉しいです」

――世界選手権を制したことで、今後も空道を続けていくのか。あるいはMMAに専念するのかという選択権を持つこともできたと思います。

「空道を辞めることはないです。ただ、しばらくはMMAに専念していきたいと思っています。実は世界選手権に専念するため、MMAのオファーも断っていました」

――4月のONE FFに出場する話もありましたよね。

「あれは対戦相手の負傷で流れてしまったんですよ。最初は3月に試合をする予定で、それが4月に延期されて……『5月に空道の世界選手権があるのに』と(苦笑)。ただ、今考えると流れて良かったと思います」

――MMAの話でいえばデビュー以来無敗街道を歩んできた岩﨑選手ですが、昨年12月の巌流島でラファエル・ロバトJr.に敗れています。

「あの試合は力負けしてしまいました。あとは最初に聞いていたリングの広さとは違っていて、作戦を変えざるをえなくなりました。ただ、負けたことは事実ですし、何を言っても言い訳になります。レコードに1敗はついたけど、そんなに気にはしていません。内容的にも悲観するようなものではなかったかな、と思っています。自分にとっては『今後も頑張らないといけない。今の自分にはコレが足りない』と気づくこともあって。ちょうど空道の世界選手権を挟んで、MMAキャリアの折り返し地点になったと考えています」

――ご自身には何が足りないと思いましたか。

「MMAの中で区分するなら、自分はストライカーです。ストライカーにとって最初は、組みの部分は二択になると思うんですよね。レスリングを鍛えてテイクダウンするようになるか。あるいは倒されても、すぐに立ち上がれるようになるか。自分の場合はレスリングを練習してみても、フィジカル負けをしたことはないです。それでもテイクダウンされることはあります。だとすれば、すぐに立つ練習をしたい。そう思ってグラップリングの練習を増やして、今は良い形になってきています」

<この項、続く>

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

The post 【Shooto2023#06】念願の空道世界大会制し、MMA復帰。岩﨑大河─01─「勝たなければ発言権はない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#05 平川智也 根津優太

【Shooto2022#05】打撃で上回った平川智也が根津優太をRNCで下し、4年越しのリベンジ達成

【写真】根津の蹴りに対し、平川の左ストレート&右フックがヒットした(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
平川智也(日本)
Def.2R4分42秒 bty RNC
根津優太(日本)

サウスポーの平川に対し、距離を詰める根津。平川が左インローから体勢を低くするが、根津がバックステップで離れた。再び距離を詰めた根津が右ロー、平川はワンツーで攻める。根津の左ハイをかわした平川が距離を詰めると、足を使って回る根津。平川のニータップをかわし、ローを打ち込む根津だが、平川の左ストレートが根津の顔面を捉えた。根津にケージを背負わせた平川が、右アッパーから左ストレートを伸ばす。根津の左ジャブに右ローを合わせた平川。相手のジャブをかわして組み付くも、ここは根津がスプロールした。ケージ中央でまたも平川の左ストレートがヒットし、根津がマットに手を着く。

平川は左ハイから組みついた。スプロールした根津が右ストレートから距離を詰める。互いにインローを繰り出しながら、根津の右インローをもらった平川がパンチから組みつく。離れた根津が左右のパンチ、これをかわした平川は体勢を低くして左ストレートを突いていった。残り20秒でシングルレッグで組みついた根津に、左ストレートを放った平川。最後は組みつき、ボディロックでテイクダウンを狙っていった。

2R、前に出た根津が右のインローを連打。平川は左を伸ばしながら、相手が前に出て来ると右を当てる。そして下がった根津に左ストレートから右フックをヒットさせた平川。根津も右のショートを当てる。組みついた平川、離れる根津の顔面を平川の左が捉える。テイクダウンのフェイントからパンチを打ち込む平川に対し、根津は距離を取るがケージを背負ったところで右フックをもらった。離れた根津を追い立てる平川、パンチが幾度も根津の顔面を捉える。右ヒジを打ち込みながら離れた根津が右ロー、そして右テンカオをカウンターで当てた。

平川が距離を詰めてくると右テンカオを合わせる根津、平川はそのままシングルレッグで組みついたが、根津はすぐに離れる。平川は左インロー、さらに右ローから左ストレートがクリーンヒットし、根津がダウン。すぐに立ち上がった相手にパンチを連打しながら、ボディロックでグラウンドに持ち込んだ平川。パウンドを受けた根津が立ち上がるも、そのたびにグラウンドへ戻す平川が腕十字に失敗しながら最後はRNCでタップを奪った。


The post 【Shooto2022#05】打撃で上回った平川智也が根津優太をRNCで下し、4年越しのリベンジ達成 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Shooto Shooto2022#05   ソルト パク・ソヨン パンクラス 今成正和 修斗 倉本一真 児山佳宏 内藤頌貴 大竹陽 山内渉 岩﨑大河 平川智也 根津優太 渡部修斗 風間敏臣 高岡宏気 黒部三奈 齋藤奨司

【Shooto2022#05】計量終了 復活の根津✖平川より後で組まれた、内藤弟✖キャリア1年の山内渉!!

【写真】修斗が時折り組む、キャリア差マッチ。壮絶な結果になることもあるが、果たして……(C)THEONE

明日16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#05の計量が、本日15日(土)に港区の10KOLで行われた。

メインの女子スーパーアトム級で戦う黒部三奈✖パク・ソヨンを始め──第1試合のキッズ修斗以外に出場する9試合、18人の選手は全て計量をクリアした。


今回、修斗公式戦では2019年11月の倉本一真戦以来2年8カ月振り、MMA自体も2020年9月のRoad to ONE=今成正和戦から、1年10カ月間ブランクが空いた元環太平洋バンタム級チャンピオンの根津優太が平川智也と対戦するが、この両者の再戦をセミ前に追いやり、フライ級で内藤頌貴✖山内渉が組まれている。

根津にブランクがあるため、世界10位の平川とランク外の対決よりも、内藤が5位で山内が9位ということでランク的にはそうあるべき試合順かもしれないが、山内は昨年の7月大会でプロデビューをしたばかり今回が4試合目となる。

格闘DREAMERSで注目され、盟友・齋藤奨司とともに番組終了後はEXFIGHTでなくFIGHT FARM所属に戻り、プロキャリアを歩み始めた。今大会にも出場する齋藤が4月にPOUNDSTORMでパンクラス1位の風間敏臣をヒザ蹴りで破る金星を挙げており、山内のキャリア差を越えたアップセットを目指す。

とはいえ、齋藤が勝利した風間はパンクラス・トップファイタアーだがキャリア2年の新鋭だ。対して内藤は2013年から修斗のリング&ケージに上がってきただけに、この試合で遅れをとることは断じて許されないと思っているはず。特に昨年10月にRIZIN LANDMARKで1階級上のバンタム級とはいえ、渡部修斗にダースチョークで敗れており、プロ1年生の山内との対戦を受けた時点で──内藤の相当な覚悟が伝わってくる試合といえる。

さらには、その齋藤に対して──FORCEだけでなくNEXUSでもキャリアを積んできた高岡も一階級上の試合へのスクランブル発進で、4月の齋藤の立場になるよう一発を狙っているはず。

このバンタム級の一戦も高岡の意地が何かを起こす可能性も十分にある。

■視聴方法(予定)
7月16日(日)
午後6時00分~ABEMA格闘CH
             
■Shooto2022#05計量結果
※赤字の選手はクリックするとインビューに

<女子スーパーアトム級/5分3R>
黒部三奈:49.9キロ
パク・ソヨン:49.7キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
平川智也:61.2キロ
根津優太:61.1キロ

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河:83.8キロ
イム・ドンジュ:83.3キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.0キロ
高岡宏気:60.8キロ

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏:65.8キロ
木下タケアキ:65.8キロ

<49キロ契約/5分2R>
永尾音波:49.0キロ
北野きゅう:48.9キロ

<2022年度新人王決定T1回戦 女子ストロー級/5分2R>
柳仙香:52.0キロ
ソルト:52.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.6キロ
佐々木駿友:56.5キロ

The post 【Shooto2022#05】計量終了 復活の根津✖平川より後で組まれた、内藤弟✖キャリア1年の山内渉!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Shooto Shooto2022#04 Torao UFC ウリジブレン キック キャプテン☆アフリカ ダイキ・ライトイヤー パンクラス 中村倫也 修斗 加藤ケンジ 和田教良 奇天烈 小野島恒太 山本健斗デリカット 平川智也 森戸新士 石井逸人 野尻定由 野瀬翔平 長田拓也 飯田建夫

【Shooto2022#04】夏の大阪大会、追加カード。闘裸男で痛み分けの野尻と奇天烈が、青柳&和田と対戦

【写真】5月の闘裸男でドローだった野尻と奇天烈が、それぞれ青柳&和田と対戦する (C)TORAO

16日(木)、Sustainより7月3日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2022#04の追加カードが発表された。

RIZINからの帰還組対決=ダイキ・ライトイヤー✖加藤ケンジ、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカとGladiatorのプログレス提供試合で森戸新士の極めを体感した長田拓也との一戦、さらにPOUNDSTORMで河名のマストのコントロールに封じ込まれた山本健斗デリカットが、フェザー級世界1位ながら2回戦で飯田建夫と仕切り直しの戦いに挑む。

そんな上位カードと新人王トーナメント、そして夏の大阪大会恒例になりつつあるCKC2022=キックのワンデートーナメントなどが既に発表されていた大阪大会に7試合が加わった。


うち唯一の3回戦が野尻定由✖青柳洸志のバンタム級戦だ。昨年のインフィニティリーグで準優勝。リーグ戦に出場した小野島恒太と石井逸人が環太平洋に絡み、それぞれがベルトを手にしたのとは対照的に、野尻は1月にUFCに向かってまっしぐら──の中村倫也に秒殺される。

5月には地元福岡の闘裸男で再起を目指し奇天烈と対戦もドローに終わった。福岡出身で同世代として注目を集めた野瀬翔平が、Road to UFCでは元UFCファイターのウリジブレンを倒して準決勝進出を決めたのとは対照的に、野尻は足踏み状態にある。

そんな野尻と対戦する青柳は2020年の連敗から、2021年は連勝で持ち直した。通算戦績7勝4敗1分もやはり昨年12月の大阪大会で平川智也を下した白星は大きく、勢いがついているはず。野尻としても、中村倫也戦で外れたボタンを掛け直すには、持ち味の組みとコントロールに通じる総合力をフル回転させたいところだ。

また野尻と福岡でドロー、2020年1月に青柳に勝利している奇天烈はパンクラス~DEEP、GLADIATORなど経て4月の四国FORCE大会で修斗初参戦&初勝利を挙げた和田教良と戦うことも決まっている。

The post 【Shooto2022#04】夏の大阪大会、追加カード。闘裸男で痛み分けの野尻と奇天烈が、青柳&和田と対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA Shooto Shooto2021#08   キック キャプテン☆アフリカ ボクシング マックス・ザ・ボディ マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 山本健斗デリカット 平川智也 田上こゆる

【Shooto2021#08】キャプテン☆アフリカに挑戦、マックス・ザ・ボディ「水抜きもキャンプもしない」

【写真】禅かいは下にされポジションを失う展開から盛り返し、打撃で王者を破っているマックス・ザ・ボディ (C)MMAPLANET

19日(日)、プロ修斗2022年の締めの大会=Shooto2021#08が大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催される。

メインでは環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカに、マックス・ザ・ボディが挑戦する。マックス・ザ・ボディは7月の同所での大会で、ノンタイトル&72キロ契約ファイトで王者から判定勝ちを収めている。

その試合で得た自信は絶対、それゆえにリラックスして戦えるというマックス・ザ・ボディ。カメルーン人ファイターの彼は、思考や日本人のソレと一線を画していることがよくうかがえるインタビューの受け答えだった。この道理、きっとマックス・ザ・ボディのMMAにも通じるに違いない。何かが違うメンタル、ファイトが見られるか。要注目だ。


──3日後に修斗環太平洋王座に挑戦します。今の調子はいかがですか。

「良い感じできているよ。体重を落としているところだけど、あまり試合のことは考えないようにしている。たたベストを尽くそうと思う。前回の試合は、相手のことを大きく見過ぎていた。

でも実際に戦うと僕のような打撃もパワーもないし、ただ組んでこようとするだけで。スタミナを切らしたら、勝てるなって確信したんだ。もっと体が強いと思っていたけど、そんなことはなかった。だから、今は精神的にも凄くリラックスできている。今回はもっと打撃を使おうと思っている。彼はグラップリングが強い。僕とは比較にならないからね」

──チャンピオンは、それでも組んで倒して、一本を狙ってくるかと予想されます。

「ちゃんと距離を取って戦うよ。彼は僕をテイクダウンできない。テイクダウンしたとしても、すぐに立ち上がるよ。ずっとコントロールなんてできやしない。そうやって前と同じように戦うと、また疲れるだけだ。彼は減量のし過ぎだ。あんなに減量していたら、長い時間は戦えない」

──マックスは、マックス・ザ・ザ・ボディの名にあるようにギリギリに仕上げてくるといことはないのですか。

「僕の体重は問題ないよ。リラックスして、食事をしながら調整している。彼のような減量はしない。ライト級で戦う選手は普段から80キロオーバーとかで重すぎるんだ。僕は普段から77キロあたりをキープしている。水抜きもしないし」

──そうなのですか!!

「これまでに水抜きをしたのは1度だけ。2018年にアウトサダーで戦った時だけだよ。水抜きなんてしたら、絶対に体力が落ちる。水抜きはしない。そういう体格じゃないんだ」

──ではファイトキャンプも最後まで行えますね。

「ノー、ノー、ノー。僕はファイトキャンプなんてしないよ。1週間から2週間、食事を工夫するだけで、他もいつも通りの練習をしているだけさ。水抜きもしないし、キャンプもしない。普通に練習して、食事量を減らすだけだよ。練習は全てBRAVEジムで行っている」

──三郷ですか。

「月曜日は草加、火曜日も草加。水曜日は北千住、木曜日はムエタイのジムにいっていたけど、コロナになって他のジムにいくのは控えるようにしていて、草加でキックの練習をしている。金曜日は三郷でウェイトをやっている。ウェイトは週に1度だけで、それほどやらない。ウェイトのあとはレスリングの練習だ。土曜日はキックボクサーの友人とキックのスパーリングをして、日曜日は三郷で柔術の練習だよ」

──1週間、休みなしですか!!

「そうだね。日曜日は柔術か、フィットネスをやっている。フィットネスは友人のパトリックと越谷の小さなジムでやっているんだ。フィットネス以外にキックボクシングをすることもある。パトリックは空手をやっていたからね。そして家に戻って休むんだ。それが僕の1週間。ただ、疲れたら休むよ」

──試合に向けて対策を練ったり、作戦を講じることはないですか。

「宮田(和幸)さんと会えればね。三郷か、北千住か、どこでも宮田さんと会えば練習して話す。でも、宮田さんは忙しいから、どこにいるか分からない(笑)。彼はたくさんジムを持っているから、どこに行けば会えるか分からないんだ。でも会えば、練習する」

──アハハハハ。ただBRAVEジムはレスリングの強い選手が多いですし、キャプテン☆アフリカ選手と戦う際もテイクダウン防御には自信が持てるのではないですか。

「ノー。テイクダウン・ディフェンスに自信なんてないっ!! 自身があるのは打撃だよ。自分の体が強いことは知っている。宮田さんが授けてくれたツールで戦う。試合間隔を開けずに戦いたいから、いつもソレを宮田さんに伝えているんだ。誰とでも戦うって。半年とか、4カ月とか空けたくない。2カ月に1度戦いたい。もし自信を得ることができるとすれば、それは実戦をこなすことだよ」

──それでもBRAVEで練習していると、自然とレスリングへの対応は上達しませんか。

「上達はするよ。でも、自信なんてないっ!! レスリングに自信なんて持てないよ(笑)」

──土曜日はキャリアで一番大切な試合ですが、環太平洋王座の意味とは?

「世界タイトルに挑戦するために必要なベルトだ。そのためにベストを尽くす。ハードな練習をして来た。グラップリング、レスリング、ストライキング、感じるままに戦えるオールラウンド・ファイターになりたい。どの局面でも戦えるようにね」

──日曜日、ファンにどのような試合を見せたいですか。

「パンチだ。ただ、喋って戦うわけじゃない。拳に全てが懸かっている。僕の拳はその役割を果たしてくれるよ。ファンに見せたい試合? 勝つところだよ」

■視聴方法(予定)
12月19日(日)
第1部:午後1時30~ Twit Casting LIVE
             
■対戦カード

<修斗環太平洋ライト級選手権試合/5分3R>
[王者] キャプテン☆アフリカ(日本)
[挑戦者] マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
浜松ヤマト(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
青柳洸志(日本)

<ライト級/5分2R>
飯田健夫(日本)
後藤陽駆(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
Fukky(日本)
須恵樹季(日本)

<2022年新人王Tフェザー級1回戦/5分2R>
神武羅☆ヒカル(日本)
紀州(日本)

The post 【Shooto2021#08】キャプテン☆アフリカに挑戦、マックス・ザ・ボディ「水抜きもキャンプもしない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA News Shooto2021#08 キャプテン☆アフリカ ブログ マックス・ザ・ボディ マッチョ・ザ・バタフライ 山本健斗デリカット 平川智也 田上こゆる

【Shooto2021#08】2021年修斗最終戦のメインはキャプテン☆アフリカ✖マックス・ザ・ボディII

【写真】いかなる状況でも、アフリカは組み負けていると勝機はない (C)MMAPLANET

21日(日)、Sustainより12月19日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2021#08の対戦カードが発表されている。

メインは修斗環太平洋ライト級選手権試合=王者キャプテン☆アフリカ✖挑戦者マックス・ザ・ボディに日本✖カメルーンのアフリカン対決だ。


修斗の2021年最終戦のメインは環太平洋ライト級タイトルマッチ、そしてチャンピオンのリベンジ戦に決まった。

7月にノンタイトル戦で顔を合わせた両者。この時は2Rにマックス・ザ・ボディが右ストレートでアフリカからダウンを奪い、ジャッジ3者が29-28をつける判定勝ちを手にしている。

王者アフリカとしてはダウンを喫したこと以上に、3Rにトップを譲りラウンドを落としたこと。そして初回に投げから腕関節という得意の流れで極め切ることができなかった点が如何に改善できているか。ここが勝負となる王座防衛戦だ。

この他、ZSTを中心に活躍してきた浜松ヤマトが、修斗公式戦初出場で山本健斗デリカットと対戦する一戦。

アフリカ同様に7月に地元・大阪大会で安芸柊斗に判定負けを喫し、プロデビュー以来の連勝が5でストップした田上こゆるが、5カ月振りの再起戦をマッチョ・ザ・バタフライと行うことも決まっている。

マッチョ・ザ・バタフライも同様に前回の大阪大会で旭那拳に敗れており、両者揃ってホームで連敗は許されないマッチアップだ。

また一時は激戦区バンタム級のトップランナーだった平川智也が、悪夢の3連敗から2年5カ月を経て復帰する。対戦相手の青柳洸志は先に挙げた──7月大会で苦杯を喫した関西シューターとは違って判定勝ち収めており、メルパルクで連勝を目指す。

また大阪では恒例となっている全日本新空手道連盟提供のキック戦2試合が女子ストロー級Fukky✖須恵樹季、フェザー級2022年新人王決定T=神武羅☆ヒカル✖紀州という滋賀✖和歌山対決とともに明らかとなっている。

The post 【Shooto2021#08】2021年修斗最終戦のメインはキャプテン☆アフリカ✖マックス・ザ・ボディII first appeared on MMAPLANET.