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BELLATOR Bellator298 Column MMA MMAPLANET o PFL   アルフィー・デイヴィス アーロン・クルーズ イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェイロ・パシェコ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード ベラトール マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー ヴェベウ・アルメイダ

【Bellator298】試合結果 17試合のロングラン興行。ストーリー、アウトロー&バルゾラが本領発揮

【写真】揺れるベラトールだが、ケージの中は激しい削り合いが続いた (C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催された。

PFLへの売却が現実味を増してきているベラトールは、支配下選手の契約を履行するためかプレリミから、メインカード出場が当然というファイターや、ニューカマーの試合を投入。ここで勝ちを落とせないファイターたちの奮闘が多くの熱戦を生み出した。

なかでもシドニー・アウトロー、エンリケ・バルゾラは本領発揮の判定勝ちを収め、ルーカス・ブレナンは奇跡的な大逆転勝利を手にした。カスム・カスモフ、マルシルリー・アウベス、ジョーダン・オリヴァーという──Bellator最後のニューカマー?も揃って勝利している。

Bellator298
<フェザー級/5分3R>
○マイケル・ブロックフーズ(米国)1R2分43秒
TKO
×イライ・メフォード(米国)
<ウェルター級/5分5R>
○ローガン・ストーリー(米国)2R4分05秒
TKO
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×ブレナン・ワード(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)3R
判定
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×スティーブ・モウリー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○アーロン・ジェフリー(カナダ)3R
判定
×ダルトン・ロスタ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)3R
判定
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×ジェイムス・ゴンザレス(米国)
<ライト級/5分3R>
○シドニー・アウトロー(米国)3R
判定
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×イスラム・マメドフ(ロシア)
<女子フライ級/5分3R>
○ジャスティン・キッシュ(ロシア)3R
判定
×ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
○エンリケ・バルゾラ(ペルー)3R
判定
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×ジェイロン・ベイツ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ルーカス・ブレナン(米国)3R3分32秒
TKO
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×ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○カスム・カスモフ(ロシア)3R
判定
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×ジョシュ・ヒル(カナダ)
<ライト級/5分3R>
○ウラジミール・トコフ(ロシア)3R
判定
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×ジェイロ・パシェコ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○レアンドロ・イーゴ(ブラジル)2R2分50秒
ギロチンチョーク
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×ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
○アルフィー・デイヴィス(英国)3R
判定
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×アーロン・クルーズ(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
○エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)3R
判定
×ダイアナ・シウバ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○サリバン・コーリー(米国)1R4分24秒
肩固め
×ハムザ・サリーム(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マルシルリー・アウベス(ブラジル)1R3分53秒
KO
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×ジェレル・ホッジ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョーダン・オリヴァー(米国)1R1分05秒
肩固め
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×アンドリュー・トゥリオロ(米国)
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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o キック ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス

【Bellator298】ギャラガーがブーイングを浴びるもコントロールを徹底。逆転狙ったゴンザレスを振り切る

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ジェイムス・ゴンザレス(米国)

サウスポーのゴンザレスに対して、ギャラガーが左手を高く上げて構える。ゴンザレスが距離を詰めてくるとギャラガーが組みつき、テイクダウンを奪った。ケージ際で背中を着かせたギャラガーは、左足を抱えてくるゴンザレスを潰して上から体重をかける。回転したゴンザレスのバックを狙ったギャラガーだが、最終的にトップをキープする。またもゴンザレスは同じ体勢でギャラガーの左足を抱え、さらにヒザ十字からヒールに移行しようとするも、それをギャラガーが潰していく。

足関節を諦めないゴンザレスは、再びヒールを狙う。ここでギャラガーが足を抜くと、組みに来たゴンザレスを潰してケージに押し込みパンチを落としていく。やはりゴンザレスは足を取りに行く。しかしギャラガーもトップからゴンザレスの右足を取ってヒールのプレッシャーをかける。足を取ることができないゴンザレスの腕を抑え、ニーシールドで守る相手に強烈なパウンドとヒジを落としていく。ゴンザレスは腕十字を狙って凌いだ。

2R、ギャラガーが前に出て右ハイを見せる。かわしたゴンザレスは左ローを繰り出した。上下にリズムを取るギャラガーは、突っ込んできたゴンザレスに右ストレートのカウンターを浴びせる。さらに右ミドル。ゴンザレスは右スピニングバックキック、サイドキック、ローと蹴りを散らすが、ギャラガーを止めることができない。ギャラガーは跳びヒザ蹴りからニータップで組み、バックに回って引き倒した。すぐに起き上がったゴンザレスのバックを奪い、そのままグラウンドへ。

正対したゴンザレスに対し、ギャラガーがトップから右ヒジを叩きつける。1Rと同様、下から仕掛けるゴンザレスだが、ケージ際で固められてしまう。パンチを受けながら起き上がるゴンザレスの首を左腕で抑えたギャラガーは、再びグラウンドに引きずりこんでトップをキープしている。ゴンザレスも下から右ヒジを突き刺していくも、状況を変えることはできず。ギャラガーの左腕を狙うゴンザレス。腕を抜いたギャラガーがパスして、ノースサウス気味のサイドから、ハーフガードに戻したゴンザレスを抑え込み続けた。

最終回、ギャラガーが右ミドルを見せた。ゴンザレスが左右のパンチでギャラガーをケージに追い込んでいく。左ミドルから左右フックを叩きつけるゴンザレスに対し、ギャラガーは首相撲からヒジとヒザを繰り出す。ゴンザレスは前に出続けるが、カウンターのボディロックで背中を着かされた。観客のブーイングには構わず、ギャラガーが抑え込む。ケージに押し込まれたゴンザレスが蹴り離そうとするも、すぐにギャラガーがバックへ。しかしゴンザレスが投げてマウントを奪う。

回転して逃れようとするギャラガーを、ニーインザベリーで抑えながら右ヒジを突き刺すゴンザレス。右腕を枕にして、ハーフガードのギャラガーを抑え込むゴンザレスはパスして再びマウントへ。しかしギャラガーもすぐにハーフへ戻し、ケージキックを狙う。観客のブーイングが聞こえるなか、ゴンザレスはパンチを落とし続けるも1Rと2Rの劣勢を逆転する展開に持ち込むことはできなかった。

試合終了のゴングが鳴り響いた瞬間、ゴンザレスが両手を挙げる。結果は、ギャラガーがスプリットで判定勝ちを収めた。観客からブーイングを浴びるギャラガーは、Fワードを連呼しながら「勝者は勝者だ。マザー〇ァッカー。雑な試合だった。ヤツは俺は止めようとしたけど、無理だ。誰も止められない。ただ最悪な動きだった。こんな試合をしたんだから、誰が相手とか言っていられない。フェザー級でヘルシーに戦えている。これはウォーミングアップだ」と語った。


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ACA BELLATOR Bellator298 Brave CF MMA MMAPLANET o UFC アルフィー・デイヴィス イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ キック サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator298】バルゾラ×ベイツ他、プレリミのバンタム級4試合出場選手の戦績はトータル114勝28敗!!!

【写真】バルゾラがベイツと対戦するなど、上から下までガッツリぶっこんで来た感のあるスーフォールズ大会だ(C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインはウェルター級=元暫定王者ローガン・ストーリー×ブレナン・ワードの実力者対決。コメインのライトヘビー級=ヴァレンティン・モルドフスキー×スティーブ・モウリー戦は、去年の8月に同所で組まれアイポークでノーコンテストとなった一戦の再戦だ。

ビッグネームではないが、実力が保証されたファイターがぶつかり合う上位2カードを筆頭に、今大会は15試合がラインアップされており、昨年大会よりも3試合も多い。さらにプレリミ12試合に、実力者たちの名前が並んでいるのが特徴的だ。


そんなアンダーカード、ライト級では8勝2敗のウラジミール・トコフが、7勝1敗のブラジリアン=ジャイロ・バシェコと対戦し、英国キック界からMMAに転じ多彩な蹴り技を駆使するアルファー・デイヴィスも出場している。

フェザー級ではデビューから8連勝中のルーカス・ブレナンが、これも7勝1敗のブラジル人ファイター=ヴェヴェウ・アルメイダと相対する。

さらに濃いのがバンタム級だ。エンリケ・バルゾラ×ジェイロン・ベイツ、レアンドロ・イーゴ×ニキータ・ミハイロフとメインカードで組まれていてもおかしくないマッチアップに加えて、キャリア14勝1敗――ACA、BRAVE CFからEagle FCを経てサークルケージ初陣を迎えるカスム・カスムノフ、そしてJangle Fightバンタム級王者マルシルリー・アウベスもプロモーション・デビュー戦に挑む。カムスノフとマルシルリーは、それぞれジョシュ・ヒル、ジャレル・ホッジと対戦する。

この4試合のバンタム級戦出場の8選手のレコードを合計すると、114勝28敗となる。元UFCファイターのバルゾラが7敗、Bellatorタイトルコンテンダーのイーゴが6敗、WSOFで世界王座挑戦経験のあるヒルがで5敗と、メジャーで活躍してきた3選手の敗北数の合計が18、つまり残りの5選手は計10敗しか経験していない。筋金の入りの新顔をこの位置で登用する贅沢なプレリミであることは間違いない。

さらには第2試合でアンドリュー・トリオロとMMAデビュー戦を戦うジョーダン・オリヴァーはフォークスタイルとフリースタイルで米国を代表するレスラーだ。

オクラホマ州立大時代にNCAAを2度制し、準優勝が1度。卒業後はフリーに転じ、USオープンで優勝1度&銀メダルを3度獲得している。東京五輪では米国最終予選を勝ち抜いたものの、世界最終予選は5位に終わり出場を逃した。

その後も世界選手権予選に出るなど、不屈の精神を持ってマットに上がり続けてきたジョーダンは、33歳を迎えた今年の3月にBellatorとサインし、前述したように今大会で初陣を戦う。

鳴り物入りの転向組ジョーダンや、カスム・カスムノフとマルシルリー・アウベスというロシアとブラジルからのニューカマーをプレリミで歴戦の勇士と戦わせる。Bellator配下ファイターの棚卸と品評会を同時に行う――という穿った見方はすべきではないのか。それほどまでの実力者がプレリミに出場する今大会、濃密なロングラン興行となりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月12日(土)
午前7時00分~ U-NEXT

■ Bellator298対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ローガン・ストーリー(米国)
ブレナン・ワード(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
スティーブ・モウリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(米国)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
ジェイムス・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
ジェイロン・ベイツ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
ジャスティン・キッシュ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ウラジミール・トコフ(ロシア)
ジェイロ・パシェコ(ブラジル)

<女子フェザー級/5分3R>
ダイアナ・シウバ(ブラジル)
エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ハムザ・サリーム(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
アーロン・クルーズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
カスム・カスモフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジェレル・ホッジ(米国)
マルシルリー・アウベス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・オリヴァー(米国)
アンドリュー・トリオロ(米国)

<フェザー級/5分3R>
マイケル・ブロックフーズ(米国)
イライ・メフォード(米国)

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BELLATOR o ウラジミール・トコフ ジェイムス・ゴンザレス ブレナン・ワード ルーカス・ブレナン ローガン・ストーリー

Bellator298:オッズ

ローガン・ストーリー 1.33
ブレナン・ワード 3.40
ワレンティン・モルダフスキー 1.40
ティーブ・モウリー 2.90
ダルトン・ロスタ 1.44
アーロン・ジェフリー 2.85
ジェイムス・ギャラガ1.57
ジェイムス・ゴンザレス 2.30
シドニーアウトロー 3.00
イスラム・マメドフ 1.40
Aalon Cruz 1.74
Alfie Davis 2.10
Hamza Salim 6.50
Sullivan Cauley 1.13
ジョシュ・ヒル 3.00
Kasum Kasumov 1.40
エンリケ・バルゾラ 1.57
Jaylon Bates 2.45
ルーカス・ブレナン 1.20
Weber Almeida 4.60
Diana Avsaragova 1.40
ジャスティン・キッシュ 3.00
Andrew Triolo 7.25
Jordan Oliver 1.10
Dayana Silva 2.30
Ekaterina Shakalova 1.63
Jairo Pacheco 3.00
ウラジミール・トコフ 1.40
レアンドロ・イーゴ 2.85
ニキータ・ミハイロフ 1.44
Jerrell Hodge 1.61
Marcirley Alves 2.40
Eli Mefford 8.25
Michael Blockhus 1.08

毎年8月にサウスダコタ州スーフォールズのキャパ3,000人程度の体育館で開催される定番イベント。キャパがキャパだけに、タイトルマッチやGPの試合などのビッグファイトが組まれることはない。

今回のメインは元ウェルター暫定王者で地元サウスダコタ出身のローガン・ストーリーと、刑務所から再起を果たした人気先行のウォードの対戦。

今回は契約消化目的なのか、まあまあ豪華な選手が出場するプレリムが12試合も組まれているが、放送枠は3時間半しかないので、全部入りきれず(U-NEXTで生中継されない)試合後のポストリムファイトに回される可能性が高い。ここまでプロテクトされてきたクリス・ブレナンの息子・ルーカス・ブレナンがBellator5勝1敗のヴェベウ・アルメイダと対戦する一戦は中継されて欲しいところ。

第1試合開始は9日朝7時半から。速報します。

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BELLATOR Bellator295 MMA MMAPLANET o アーロン・ピコ キック ジェイムス・ゴンザレス ジェレミー・ケネディ

【Bellator295】ボディ、ヒジ、ヒザ、TDで完勝、周囲も本人も満足──も、期待値が上がらないピコの完勝劇

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェイムス・ゴンザレス(米国)

肩の負傷TKO負けから再起を狙うピコに対し、ショートノーティス出場のゴンザレスが左前蹴り、右ハイから右オーバーハンド、ロー、サイドキック、跳び前蹴りと大きなモーションの動きを続ける。右ストレートで距離を詰めたピコは、簡単に離れて右ハイを空振り。ゴンザレスの大きな振りの左フックを当てられたピコが、距離を詰めて左ボディフックを2発入れ、さらに右ボディを突き刺す。ピコはクリンチから左フック、エルボーを受けそうになりフックを振るうとボディを続ける。左ボディから左エルボー、さらに左ボディからヒザ、そしてボディ&ヒジと猛攻を見せたピコが、ボディからアッパー、ボディを続ける。

離れたゴンザレスは、完全に腹を守る構えだが、ピコはボディからヒジ、ヒザを入れる。一方的に攻められるゴンザレスは、テイクダウンを狙いを切ってなおボディを打たれる。顔へのパンチは組みへ繋ぎというピコがボディから肩パンチへ。間合いを取り直し、右ハイ、ここからピコはダブルレッグでテイクダウンを奪う。

ゴンザレスは半身からバックを譲りつつ、正面を向いて立ち上がるとボディを打たれバックに回ったピコが後方から蹴りを見舞った。それでもパンチを振るうゴンザレスは一方的に攻められて初回が終わった。

2R、右ローを蹴ったゴンザレスは、左フックに組みつかれれ腹を殴られる。ここはケージに詰まれらず、回って間合いを取ったゴンザレスはシングルからボディロック、バックを譲って後方から左のパンチを打たれる。バックのピコに拳を振るうゴンザレスが立ち上がる。直ぐに左ボディを決めたピコは、左フックにダブルレッグを合わせてテイクダウン。

ゴンザレスは蹴り上げを狙い、ピコが離れるとレフェリーがブレイクを命じる。直後に左フックを受けたゴンザレスが前方に崩れ、亀に。サイドバックで殴るピコに対し、ゴンザレスがガードを取る。ここも立ったピコは、試合がスタンドに戻ると右ローを蹴る。続いてワンツーから組み、ヒザを打たれてもボディを2発返して離れた。

残り1分、右フックを見せて回るゴンザレスに組みついたピコは、ここも左ボディとヒザを繰り出す。そして左フックに組んでテイクダウンを決めラウンド終了を迎えた。

最終回、左フックから右を当てたゴンザレス。しかし、直後にテイクダウンを許しZハーフガードへ。立ち上がったピコは足を掴むが、捌かず試合はスタンドに戻る。直後にピコがダブルレッグでテイクダウンを決める。ここもZハーフのゴンザレスに鉄槌を落とし、立ち上がったピコはアッパーを入れ、右ストレート。直後にテイクダウンを決めるなど、一方的に攻め続ける。

立ち上がってはテイクダウン狙いのピコは、ボディを入れてダブルレッグを決める。Zハーフから正対してガードを取ろうとするゴンザレス。ピコはここで立ち上がり、パンチを被弾するとクリンチでゴンザレスをケージに押し込む。頭をつけて近距離のパンチ、ゴンザレスは跳びつき三角に失敗してスタンドへ。左の蹴りから左のパンチを振るうゴンザレスを時間までいなしたピコが、ジャッジ3者が30-27をつけて大勝した。

「こんなタフな相手に、1週間前で試合をうける大変さを皆は分からないんだ。彼は危険な相手で軽く見るなんてことはなかった。試合を受けてくれて感謝している。グランドに行くプランはなかった。レスリングで安全策をトライというコーチの作戦は怖かったけど、彼らを信じた。と同時にダメージを受けたくなかったんだ。結果的に勝ててハッピーだよ。チャンピオンがバンタム級に落とすのだから、ジェレミー・ケネディと世界戦を戦いたい。僕はグッドチャンピオンでなく、グレートなチャンピオンになりたいんだ」と話した。

そのようなストーリーがBellatorに存在しているのだろう、この勝ち方にアナリストは危険性を強調し良い試合だったと評価した。


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