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PFL2023#5:セミファイナル・ラリッサ・パチェコ vs. アンバー・ライブロック

女子フェザー級リーグ戦。パチェコ3点(3位)、ライブロック6点(1位)。

パチェコは昨年女子ライト級で、PFLの顔とも言える柔道五輪メダリスト・ケイラ・ハリソンに3度目の対戦で初勝利。ハリソンに16戦目で初めての黒星を与えた。PFL戦績9勝2敗で、2敗はいずれもケイラ・ハリソン戦での判定負け。本来のフェザー級に音した今年は、初戦で元Bellator女子フェザー級王者であるジュリア・バッドに判定勝ち。28歳。

ライブロックは初戦マルティナ・インドロヴァから1R序盤にハイキックでダウンを奪いクイックシックス。一気にトップに躍り出たが、2戦目で優勝候補と当てられる厳しいマッチメーク。35歳。

初戦6点のライブロックはすでに決勝トーナメント進出が確定。パチェコは勝てば決勝トーナメント進出。引き分け以下ならアスペン・ラッドが決勝トーナメント進出となる。

パンチで出たパチェコ。ケージを背負ったwildsummer@livedoor.comオックにパンチのラッシュ!頭を抱えて打たれるライブロック。なんとか打ち返したライブロックだが、さらに連打をもらい下がる。右フックがヒット。パンチで出ようとしたライブロック。そこにパチェコのパンチを貰い膝から崩れる。四つん這いになったところでパウンドに行くパチェコを阻んでレフェリー止めた。

パチェコクイックシックスで決勝トーナメント進出。

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【PFL2023#05】初回にグラつかされたバッドが逆転。距離を制してインドロヴァにユナニマス判定勝ち

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

インドロヴァが腰を落として距離を取る。左ジャブを伸ばしたインドロヴァの右が、バッドの顔面をかすめる。バッドは前に出て来るインドロヴァに右ミドル。インドロヴァは左フックを繰り出すが、バッドがブロックした。ガードを固めるバッドが距離を詰めると、インドロヴァは下がった。バッドが右ローを当てる。ケージ中央でインドロヴァのワンツーがクリーンヒットし、バッドの体が揺れた。下がるバッドに、インドロヴァが襲い掛かる。

バッドが首相撲で対抗するも、インドロヴァが組んでケージに押し込んでいく。離れたインドロヴァがプレスをかける。インドロヴァの肥大ジャブがバッドの顔面に突き刺さる。バッドもパンチを振るうが、インドロヴァが距離を取って自身のパンチを当て返す。インドロヴァのカウンターの右アッパーがヒット。両者がフェイントを見せ合う中、バッドの右ミドルにインドロヴァが右ストレートを合わせた。

2R、インドロヴァが右ストレートを伸ばす。ブロックしたバッドが距離を詰めるも、インドロヴァのカウンターがヒットしている。バッドの右クロスもインドロヴァのアゴを捕えた。ダブルレッグで飛び込んだバッドが、四つでインドロヴァをケージに押し込み、小外刈りで揺さぶる。インドロヴァがウィザーに切り替えて耐えるが、バッドが頭をおっつけてヒザを打ち込んでいく。

ケージから離れるインドロヴァを、ボディロックで捕えたままのバッドが再びケージに押し込んだ。ヒザを打ち込んでから離れるバッド。右クロスから左ショートを当てるなど、このラウンドはバッドのペースか。左インローを当てたバッドが体を振って距離を詰め、インドロヴァにケージを背負わせる。しかしケージ際を脱したインドロヴァがワンツーをヒットさせるなど、スタンドの攻防が続く。

最終回、両者がガードを固めて距離を詰める。ワンツーのインドロヴァと、ローのバッド。両者のパンチが交錯したあと、バッドのパンチが当たり、ダブルレッグからケージに押し込んだ。ウィザーのインドロヴァの顔面に、バッドがヒザを突き上げる。ヒザを上下に散らして削るバッド、四つで組んで頭を押っ付ける。インドロヴァは嫌がる表情を浮かべるように。

バッドがヒザ蹴りからハイクロッチに切り替えたが、ここはインドロヴァが切って離れた。ケージ中央でインドロヴァがサウスポーにスイッチして右ジャブを伸ばす。すぐにオーソドックスに戻ったインドロヴァに、バッドがパンチを伸ばすもクリーンヒットはない。しかし残り1分でバッドの右クロスがインドロヴァの顔面を捉えた。下がるインドロヴァ。左ジャブを当てるがバッドの前進を止めることはできなかった。

1Rはインドロヴァ、2Rと3Rはバッドがモノにしたか。結果はジャッジ3者とも29-28の裁定でバッドが判定勝ちを収めた。

【女子フェザー級ランキング】
1位 6p アンバー・レイブロック
2位 5p マリーナ・モフナトキナ
3位 5p オレナ・コレスニク
4位 3p ラリッサ・パチェコ


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【PFL2023#05】計量終了 体重オーバーのマルチンスの1P減点がシーズン結果に如何に影響するか……

【写真】東のフィジカルは、やはり一枚落ちる。そんなことは承知のうえだ (C)PFL

16日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#05の計量が、15日(木・同)に行われている。


ヘビー級と女子フェザー級のシーズン2戦目となる同大会もヘビー級でPFLを襲うドラッグテスト陽性結果の嵐に巻き込まれ、ヘビー級で対戦予定だったブルーノ・カッペローザとリズヴァン・クニエフの両者が揃って失格となっている。

そんななか女子フェザー級では2位のマリーナ・モフナトキナと対戦するエヴェリン・マルチンスが147ポンドで計量オーバーした。

現在3Pのマルチンスがペナルティで1P減点となると、彼女が判定勝ちをした場合、モフナトキナと並んで5P止まり。

また昨年の女子ライト級を制している本命ラリッサ・パチェコは現在3Pで、首位のアンバー・レイブロックと対戦。

前者が後者を破ると、レイブロックも6P止まり──捕らぬ狸の皮算用猛々しいが、東よう子が6Pを獲得するとプレーオフ進出の可能性は残っている。

とにかく1勝。それが将来につながる東は144.2ポンドと出場10選手中、最軽量でパスしている。また今大会ではメインカードで、モハメド・アリの孫ビアッジョ・アリ・ウォルシュのアマMMA5戦目=トラヴェル・ミラー戦もマッチアップされている。

【女子フェザー級ランキング】
1位 6p アンバー・レイブロック
2位 5p マリーナ・モフナトキナ
3位 3p ラリッサ・パチェコ
4位 3p エヴェリン・マルチンス
──────────────────────────────────
5位 2p オレナ・コレスニク
6位 0p アスペン・ラッド
7位 0p カロリーナ・ソベック
8位 0p ジュリア・バッド
9位 0p 東よう子
10位 0p マルティナ・インドロヴァ

■視聴方法(予定)
6月17日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■PFL2023#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 251ポンド(113.85キロ)
モーリス・グリーン: 255.4ポンド(115.84キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 145.6ポンド(66.04キロ)
アンバー・レイブロック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 259ポンド(117.48キロ)
マテウス・シェッフェウ: 260.6ポンド(118.2キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国): 145ポンド(65.77キロ)
カロリーナ・ソベック: 145.6ポンド(66.04キロ)

<アマMMAライト級/3分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.6ポンド(70.57キロ)
トラヴェル・ミラー: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 246.2ポンド(111.67キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 264.8ポンド(120.11キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
マリーナ・モフナトキナ: 145.4ポンド(65.95キロ)
エヴェリン・マルチンス(ブラジル): 147ポンド(66.67キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス: 250.6ポンド(113.67キロ)
マルセロ・ヌネス: 248.4ポンド(112.58キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
マルティナ・インドロヴァ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジュリア・バッド: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
オレナ・コレスニク: 145ポンド(65.77キロ)
東よう子: 144.2ポンド(65.4キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パトリック・ブラディ: 256.8ポンド(116.48キロ)
ジョーダン・ヘイダーマン: 247.8ポンド(112.4キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アイザイア・ピンソン: 247.8ポンド(112.4キロ)
デンゼル・フリーマン: 261.8ポンド(118.75キロ)

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【PFL2023#05】「まずは確実にPFLで一勝を挙げること」。オレナ・コレスニク戦へ、東よう子─02─

【写真】山﨑剛氏とジュカォンと。アトランタ、そしてコレスニク戦ということを考えると、ジュカの援軍は大きい (C)TAKESHI YAMAZAKI

16日(金・現地時間)、ジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#05で、ウクライナのオレナ・コレスニクと対戦する東よう子のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

現在の女子フェザー級ランキングは以下のとおりだ。コレスニクは前戦で判定勝ちを収め3pを獲得するはずが、計量失敗でマイナス1p。結果、2pを得ている。

【女子フェザー級ランキング】
1位 6p アンバー・レイブロック
2位 5p マリーナ・モフナトキナ
3位 3p ラリッサ・パチェコ
4位 3p エヴェリン・マルチンス
──────────────────────────────────
5位 2p オレナ・コレスニク
6位 0p アスペン・ラッド
7位 0p カロリーナ・ソベック
8位 0p ジュリア・バッド
9位 0p 東よう子
10位 0p マルティナ・インドロヴァ

コレスニクは初戦で体重オーバーだったが、元UFCファイターのアスペン・ラッドに判定勝ち。結果、ペナルティで獲得ポイントは2Pという状態だ。2p、されど2p。この差によってコレスニクが心理的に優位に立つことは想像に難くない。だからこそ、東はまず勝利にこだわることを決意した。

<東よう子インタビューPart.01はコチラから>


——会場の雰囲気に飲まれてしまった?

「PFLって米国でもメジャーな舞台じゃないですか。単純に相手のサイズが計量時と違っていたこともあるけど、やっぱり場の雰囲気に飲まれて相手が大きく見えてしまったかもしれないです。相手が強く見えた、ということじゃなくて。そうなると試合が始まる前から『自分はここで何するんやったっけ?』という状態になっていたと思います」

——もちろん会場の雰囲気に飲まれていなければ勝利していたか、それは分かりません。ただ、日本で試合をしていた時ほど思いきりがなかったように感じました。KINGレイナ戦やダイヤモンドローズ戦は、もっと東選手のほうから試合を創ろうとしていたと思います。

「あぁ……はい、そうなんですよ。ずっと私の試合を見てくれている人たちからも、『日本でやっている試合と全然違った』と試合後に言われていて。自分から試合を創っていくことができていませんでした」

——なるほど。結果、東選手のほうからテイクダウンを奪うことはできず、モフナトキナに倒されてしまいました。そのテイクダウンについては、いかがでしたか。

「本当は自分がモフナトキナの戦い方をしなきゃいけなかったんです。なのに『打撃を出さないといけない、出さないといけない』という気持ちになって。そう思えば思うほど、手を出すことができず――気づいたらドーンとテイクダウンに入られていました。自分たちも作戦を立てていたけど、それを実行できずに相手がやってきたわけですね」

——経験の差もあったとは思います。モフナトキナも2021年からPFLで戦っていたファイターですので。その意味では次の相手、コレスニクも2021年からPFLに参戦しており、経験値の高い選手といえます。

「海外の選手はPFLっていう舞台で、本当に堂々と戦っていますよね。コレスニクも本当にそういうファイターで。ストライキングがメインの選手で、そんなにテイクダウンに来る選手ではないです。でもずっとPFLに残っているということは、それだけテイクダウンにも強いと思います」

——当然ではありますが、コレスニクもケージレスリングとテイクダウンディフェンスの力はありますよね。

「自分としては、まず相手のストライキングに対処できるように練習してきました。今度はその作戦が飛ばないように……。前回のアスペン・ラッド戦は、コレニスクも組まれないための打撃の出し方でポイントを稼ぐようなスタイルだったと思うんです。その戦い方に付き合わない。私はスピードで対抗して、自分のほうが先に当てていきたいです」

——ATTアトランタでは、何かコレスニク対策を教えてもらっていますか。コレスニクは過去、パチェコに2度KOされており、いずれもジュカオンがセコンドに就いていました。

「はい。ジュカオンさんが『コレスニク相手にはコレが良いぞ』と、ミットを持ってくれています。パチェコは1試合目が下がりながらのフックでKOしていて、2試合目も打ち合いから左フックでKO勝ちしました。インサイドから打ったりとか、その2試合のことを凄く教えてくれていますね」

——東選手がプレーオフに進出するためには、1Rでフィニッシュしてクイックシックスを実現するほかありません。そのポイントは意識していますか。

「1位のレイブロックが6pで、パチェコも3pですからね……。もちろん一番良いのは1Rのフィニッシュです。でも、クイックシックスを意識しないようにしています」

——えっ!? それはどういうことですか。

「まずはPFLで確実に1勝を得ること。何よりも勝ちを取りに行きたいです。やっぱりプレーオフには出たいし、フィニッシュすることも頭の中に入っていますよ。でもクイックシックスのことばかり考えていると、自分のほうが足元をすくわれるような気がして」

——……。

「私が次の試合で6pを獲得したとしても、上位陣が勝ってポイントを得たら同位になって。すると2勝している他の選手のほうがプレーオフに進むんじゃないですかね」

——確かに3位で並ぶパチェコとマルチンスは、判定勝ちでも3pを得て合計6pになりますからね。

「そんな状況で私が勝つことよりも倒すことばかり考えていたら、結局は前回と同じことだと思います。コレスニクは現在2pで、私に判定勝ちでも3pを得て合計5pになる。そこで私のほうが倒しに行くと……。実は5月23日からアトランタにいたから、前回の工藤選手の試合を会場で見ていて、試合後にもお話させてもらったんです」

——工藤選手は何と仰っていましたか。

「倒すことを意識しすぎて、自分が足元をすくわれてしまった。そういう感じのことを言われていました。私としては、まずは何としてでもPFLで1勝をもぎとることに集中する。そこで6pを得られるようだったら狙います」

■視聴方法(予定)
6月17日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

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【PFL2023#05】目指せ、Quick Six。東よう子─01─「『これが米国か…』。初戦で自分の弱さが見えた」

【写真】これを最終戦にしないため──それ以上に悔いなく戦ってほしい (C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(金・現地時間)、ジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#05で、東よう子がウクライナのオレナ・コレスニクと対戦する。
Text by Shojiro Kameike
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PFL初出場となった今年4月のマリーナ・モフナトキナ戦で、東は2RにKO負けを喫した。PFL2023年シーズンの女子フェザー級ランキングは現在、以下のとおりだ。

【女子フェザー級ランキング】
1位 6p アンバー・レイブロック
2位 5p マリーナ・モフナトキナ
3位 3p ラリッサ・パチェコ
4位 3p エヴェリン・マルチンス
──────────────────────────────────
5位 2p オレナ・コレスニク
6位 0p アスペン・ラッド
7位 0p カロリーナ・ソベック
8位 0p ジュリア・バッド
9位 0p 東よう子
10位 0p マルティナ・インドロヴァ

東が今シーズンのプレーオフに出場するためには、ここでコレスニクに勝つことはもちろん、1Rフィニッシュ=クイックシックスを狙うしかない。東は前戦で感じた課題を踏まえて3週間、現地のATTアトランタで調整していた。東が感じた課題と対策とは。


——おはようございます。現在は日本時間で13日21時、アトランタは13日の朝8時ですね。

「おはようございます! それほど減量も厳しくはないので今、山﨑(剛Me,We代表)としっかり朝ごはんを食べてきました。体調も良い感じで来ています」

——いつ現地入りしたのですか。

「実は5月23日に日本を出て、ずっとアトランタで調整しています。ATTアトランタでジュカオンさんにお世話になっているんですよ」

——おお、ホアン・ジュカオン・カルネイロ!! ATTアトランタには、女子選手もたくさんいるのですか。

「ラリッサ・パチェコがいる予定だったんですが、今回はATTアトランタにいなくて。パチェコと練習できるのは、少し期待していたんですけどね。女子では、8日に工藤諒司さんと同じ大会に出ていたブレンディ・へスターと練習していました」

——そのスケジュールでは、試合直前の追い込みを日本国内ではなくATTアトランタで実施したということですね。

「今日もジュカオンさんが『ミットを持ってあげるからジムにおいでよ』と言ってくれていて。ジュカオンさんはもちろん、ジムの人たちがメチャクチャ優しいです。ジムではプロ練に参加して、女子が少なくても良い練習をさせてもらえました。あと女性の一般会員さんが――特に打撃が強いんですよ。日本だったらプロのリングに立てるんじゃないか、っていうぐらいで」

——日本での練習とATTアトランタでの練習の違いで驚いたことはありますか。

「速いミットですね。いろんなコンビネーションを速く打つミットをやります。それとジュカオンさんからは『距離! 距離!』と言われ続けていて。日本でも打撃のトレーナーさんに、ずっと打撃のスピードについて指摘されていました。こっちで練習することで、ようやく自分の中でも繋がってきたように思いますね。

もちろん3週間で何かが大きく変わるほど簡単なものじゃないです。でも自分は相手の真正面で打撃を出していることが多くて。速く打って頭をずらす、距離を保つっていう一連の流れが、自分の中で腑に落ちてきたというか。日本でも教わっていたことが、こちらで体に馴染んできたように感じています」

——なるほど。それと現地で調整することで、前回のモフナトキナ戦とは試合直前のコンディションも違っていますか。

「すごく違います。よく眠れているし、しっかりと食べることができているので、疲労度も違いますね。体重もリミット近くまで落ちて、動けていますし。前回は時差ボケのせいか現地に着いてからずっと1~2時間寝ては起きる、ということの繰り返しで。食事も慣れていないものを食べるから、お腹を下すことがあったりしたんですよ」

——それだけのコンディションを保つことができていると、精神的なストレスも軽減されるのではないですか。

「はい、ストレスがなくなるのは大きいです。自分はフェザー級の中でも体格が小さいほうじゃないですか。もちろん自分がフェザー級で出ると決めたから、体格差は言い訳にできなくて。ただ、睡眠や食事の問題でコンディションを整えることが難しかったし、試合当日はケージに入った瞬間、相手を見て『うわっ』と思っちゃったんです」

——……。

「だから、まずは米国で体の大きい選手と組むことに慣れておきたい。睡眠や食事の面も含め、コンディションも現地に合わせておきたいと思って5月23日からアトランタで調整しようと決めました」

——モフナトキナ戦でケージに入った瞬間に『うわっ』と思ってしまったことは、試合内容にも影響を及ぼしましたか。

「向かい合った時、組んだ時——もう全てですよね。正直、計量の時に相手のことを『思っていたより小さいな』と感じてしまっていました。でもリカバリーが凄くて、試合当日は違いました。自分が勝手に小さいとイメージしていて、実際は一回りぐらい大きくなっていて……。その時点でもう、ファイターとしてダメですよね。そんな自分の精神面も克服したかったんですよ。

正直、会場の雰囲気に飲まれてしまったところもあります。自分が目指していた米国の会場にたどり着いて、『これが米国か……』と思ってしまいました。PFL初戦で、そんな自分の弱さが見えたんです。それで足が動かず、蹴りも出ない。ローが出ないから、ジャブも当たらない。足が動かないために、テイクダウンをまともに受けてしまう。だからまず今回は、いつもより練習でミットを蹴っています。それとサイズの大きい選手と向かい合って、足を出すことができるように練習してきました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月17日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#02   アスペン・ラッド エヴェリン・マルチンス ケイラ・ハリソン ジュリア・バッド ダニーロ・マルケス ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ブルーノ・カッペローザ マテウス・シェッフェウ マリーナ・モフナトキナ マルティナ・インドロヴァ ラリッサ・パチェコ リズヴァン・クニエフ 東よう子

【PFL2023#02】計量終了 東よう子&マリーナ・モフナトキナ、モハメド・アリ孫も問題なく揃ってパス

【写真】本計量時のマリーナ・モフナトキナと東 (C)PFL

7日(金・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#02の計量が行われている。

PFL2023年シーズン第2週はヘビー級と新設された女子フェザー級の初戦が組まれている。しかし、アスペン・ラッドと対戦するオレナ・コレスニクが 146.4ポンドと計量をパスせず、ファイトマネーの20パーセントをボッシュされラッド戦は実施される。

昨年まで計量を失敗すると、勝っても3Pは手に出来ず-1Pとなるが、今回プレスリリースではリーグポイントから1Pが奪われるという表記になっている。


ケイラ・ハリソンがいない初めての女子シーズン、そのケイラに初黒星を与え昨年の女子ライト級王者となったラリッサ・パチェコは、元Bellator世界フェザー級王者のジュリア・バッドと対戦。

フェイスオフ後にバッドはインタビューで「全ての経験が今に生きている。全ての準備はできているので、私が何者が証明する。ハードな練習をしてきたから15分間動き続ける」と話し、バチェコは「去年の調子を持続し、PFL初の2階級制覇を成し遂げる。それとクィーンと呼ばれるより、チャンピと呼ばれたい。彼女はハングリーで勝利を目指しているけど、私は準備が整っている」とコメントした。

日本から出場する東よう子は、セレモニアル計量でのフェイスオフ後、マリーナ・モフナトキナとしっかりと両手で握手を交わしている。

またアマMMAながらメインカードで組まれたライト級は、モハメド・アリの孫ビアッジョ・アリ・ウォルシュがアイザイア・フィゲロアと対戦。

セレモニアル計量ショーではこの2選手はインタビューを行われおり、アリ・ウォルシュは「地元で全ての力を出しきる。僕はスピードもあって爆発力もあるけど、ただ勝利を目指すよ」と話した。

■視聴方法(予定)
4月8日(土・日本時間)
午前8時00分~DAZN

■ PFL2023#02計量結果

<女子フェザー級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 146ポンド(66.22キロ)
ジュリア・バッド: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 240.8ポンド(109.22キロ)
マテウス・シェッフェウ: 258ポンド(117.02キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
オレナ・コレスニク: 146.4ポンド(66.4キロ)
アスペン・ラッド: 145.6ポンド(66.04キロ)

<アマMMAライト級/5分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.4ポンド(70.48キロ)
アイザイア・フィゲロア: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 260.4ポンド(118.11キロ)
リズヴァン・クニエフ: 249.8ポンド(113.3キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス: 244.8ポンド(111.03キロ)
モーリス・グリーン: 251.2ポンド(113.94キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス: 249.2ポンド(113.03キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 264.4ポンド(1119.92キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
マルティナ・インドロヴァ: 145.6ポンド(66.04キロ)
アンバー・レイブロック: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
エヴェリン・マルチンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
カロリーナ・ソベック: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
マリーナ・モフナトキナ: 146ポンド(66.22キロ)
東よう子: 144.8ポンド(65.68キロ)

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PFL2023#02:オッズ

ラリッサ・パチェコ 1.10
ジュリア・バッド 8.00
ブルーノ・カッペローザ 1.67
マテウス・シェッフェウ 2.30
オレナ・コレスニク 4.55
アスペン・ラッド 1.22
ビアッジオ・アリ・ウォルシュ 1.15
アイザイア・フィゲロア 5.76
ヘナン・フェレイラ 2.85
リズヴァン・クニエフ 1.47
マルセロ・ヌネス 1.40
モーリス・グリーン 3.10
ダニーロマルケス -
ヨルガン・デ・カストロ -
マルティナ・インドロヴァ 1.42
アンバー・ライブロック 3.05
パトリック・ブレイディ 3.80
ミハエル・アンドリサック 1.29
エブリン・マルチンス 1.63
カロリーナ・ソベク 2.38
マリーナ・モフナトキナ 1.19
東よう子 4.85

第2週はヘビー級と女子フェザー級。去年までPFLでもっとも注目されていた女子ライト級の柔道金メダリスト・ケイラ・ハリソンは、当初より連戦となるリーグ戦への出場はしないと決めており、今年は不参加。ライト級からフェザー級に変えて行われる今回のリーグ戦では、昨年の決勝でケイラ・ハリソンにMMA初黒星を与えて100万ドルを獲得したラリッサ・パチェコが大本命となる。

パチェコの初戦の相手は元Bellator女子フェザー級王者のジュリア・バッドだが、バッドは昨年の女子ライト級リーグ戦では0勝1敗(2戦目は負傷欠場)。決勝大会ではフェザー級ワンマッチに出場したが、元UFCバンタム級のアスペン・ラッドに判定負けしており、今回は一番のアンダードッグとなっている。

海外デビュー戦となる東よう子はDEEP JEWELSフェザー級王者だが、本来はバンタム級で、フェザー級では1kg程度の減量となり、体格的に不利(もっとも、他の出場選手にも本来バンタム級で戦ってきた選手はいるが)。層が薄い女子重量級のため、キャリアが少なく実力が不明な選手が多いが、今回の相手モフナトキナは昨年PFLライト級で2勝1敗(1敗の相手はケイラ・ハリソン)と実績を残しているサンビスト。オッズは大差のアンダードッグに。

また、メインカードではアマチュアライト級の試合が組まれており、モハメド・アリの孫・ビアッジオ・アリ・ウォルシュ(24歳・アマチュア戦績2勝1敗)が出場する。

第1試合開始は8日7時半から。速報します。

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【PFL2022#09】ケイラ・ハリソン、インドロヴァを相手にせず。肩固めで一蹴、決勝は2019年の再戦に

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.1R3分17秒by 肩固め
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

ケイラは足を使うインドロヴァにローを繰り出す。ケイラの前進にカウンターを狙ったインドロヴァだが、蹴りをキャッチされて一気にテイクダウンを許す。サイドで抑えたケイラはクルスフィックサイドコントロールを狙い、インドロヴァが腕を抜くと上四方から腕を引き続き狙う。ケージキックにもニーインベリーから、マウントを取ったケイラは、右のパンチを落とし、頭をケージで固定してのハイマウントからパンチを連打するや肩固めへ。マウントのまま胸をつけて抑えたケイラが、一本勝ち全く危なげなく一本勝ち。

ファイナルは2019年に続き、ケイラ×パチェコとなった。「私はPFLでもライト級でもなく、女子MMA界のクィーンになる。3人のブラジル人、シューズを脱いで私に向かってこい」と絶叫した。


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【PFL2022#09】計量終了 ジェンキンス「真剣に考えないと」。2023年はバンタム&女子フライ級実施?!

【写真】先週のウェールズ大会が相当にプッシュされているダコタ・ディチェバは、PFL欧州予選女子フライ級でハスナ・ガバーと対戦する(C)PFL

20日(土・現地時間)、英国ロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09の計量を19日(金・同)に終えている。

インタビューで工藤が語っていたように、本計量を終えた選手たちは夕方からのセレモニアル計量&フェイスオフをカッパーボックス・アリーナで行った。


女子ライト級とフェザー級の準決勝進出8選手は、全員が問題なく計量を終え予定通りのマッチアップでプレーオフは4試合実施される。

ファイスオフを終えた男子4選手とケイラ・ハリソンのコメントは以下の通りだ。

バッバ・ジェンキンス
「絶対的にクドーとの試合に集中している。

チャンピオンになるためにはリベンジが必要となるウェードのことは頭にあるけど、クドーのことを軽く見ることは決してない。彼は良い試合をやってきた。対戦相手のことを真剣に考えないと、深刻なことになる。クドーはそういう相手だよ。勝つためには相手にとって嫌にヤツになる必要がある。今年は集中できている。明日も嫌なヤツになり切り、クドーを倒す。素晴らしい勝利を手にするよ」

工藤諒司
「前回、凄く良い勝ち方ができたので今、一番自信があります。

あまり詳しくは言いたくないですけど、自分を出すということを考えるとノックアウトする、最終的に極めるという風に持っていけばしっかり勝てると思っています」

ブレンダン・ラウネーン
「クリスはシリアスで、僕は笑っていた?『レッツゴー』と伝えたんだ。

明日戦うケージも見えているし。君の言葉もそうだけど、まさしく僕は地元で戦えている。どれだけファンの声援が力になるか、待ち切れない。僕のMMAをクリス・ウェード相手にぶつける」

クリス・ウェード
「僕らは年に3回、4回と既に顔を合わせている。

視線を合わせなくてもナーバスになっているわけじゃない。彼はエキサイトして、緊張していたよ。僕はしっかりと集中できている。しっかりとトレーニングを積み、体重を落とすという作業が今朝、終わった。あとは戦うだけ。彼が何を言おうが、結果は明日の夜に出るから」

ケイラ・ハリソン
「金メダルを取ったアリーナを訪問したの。

私はセンチメンタルな方じゃないけど、良い思い出が蘇って来たわ。その思い出の中に残っているロンドンのファンの前で試合をすることが、どれだけ楽しみかは説明できないわ。戦う理由はたくさんあるけど、一番はヤるかヤれるかを楽しいたいから。もちろんレガシーを残したいし、家族に自分の背中を見せたいけど、とにかく好きだから試合に出るの。終幕の時になんて、一切近づいていないわ。前進するだけよ。相手はストライカー? 14試合戦ってきて、そんなに戦いた方は変わらないわ」

また今回のラインナップには4試合の2023欧州予選が組まれている。文字通り受け止めれば、ここで勝って来年度シーズンに参加できる枠を手にデキるということになるが、前週に続きバンタム級、そして今大会は女子フライ級の試合が予選として組まれている。

今年を含め3シーズンは女子ライト級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級と階級が固定されてきたPFLだが、噂通り女子フライ級とバンタム級が新設されるのか。シーズンファイナルのカード編成にも注目したい。

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前2時00分~DAZN

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ: 136ポンド(61.69キロ)
ラファエル・ウチェブ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド: 155ポンド(70.31キロ)
マイルス・プライス: 155ポンド(70.31キロ)

<2023PFL欧州予選ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド: 243ポンド(110.22キロ)
エイブラハム・バッドリー: 237ポンド(107.5キロ)

<2023PFL欧州予選ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ: 169ポンド(76.66キロ)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン: 168ポンド(76.2キロ)

<2023PFL欧州予選バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ: 135ポンド(61.24キロ)
ダリウス・マフィ: 134ポンド(60.78キロ)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155ポンド(70.31キロ)
マルティナ・インドロヴァ: 154ポンド(69.85キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード: 145ポンド(65.77キロ)
ブレンダン・ラウネーン: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 155ポンド(70.31キロ)
オレナ・コレスニク: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司: 145ポンド(65.77キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<PFL欧州予選女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ: 126ポンド(57.15キロ)
ハスナ・ガバー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル: 205ポンド(92.99キロ)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス: 204ポンド(92.53キロ)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン: 246ポンド(111.58キロ)
ソフィアン・ブキシュ: 239ポンド(108.4キロ)

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【PFL2022#09】フェザー級準決勝、ジェンキンス戦へ。工藤諒司「相手も削られると思っています」

【写真】今も多弁ではない。しかし、落ち着いて話す工藤から確かな自信が伝わってきた (C)RYO CHONAN

明日20日(土・現地時間)、英国はロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09。同大会ではフェザー級2022年シーズン・プレーオフ準決勝として、工藤諒司がバッバ・ジェンキンスと対戦する。

6月のアレハンドロ・フローレスを初回でKOし、工藤は逆転プレーオフ進出を決めた。米国から英国に場所を移して戦う今回の試合に向け、本計量とセレモニアル計量の合間に現地の彼に話を訊いた。


(C)PFL

――本計量が終わって一休み中にありがとうございます。

「いえ、2時間半ほど前に145ポンドでバッチリとパスしました。これから5時間半後ぐらいにTV収録用のパブリック計量があります」

──リカバリー中かと思いますが、体調の方は?

「いつも通りバッチリです」

──米国での2試合から、今回は英国ということで何か違いはありましたか。

「思った以上に涼しいです。もう少し暑いと思ったのですが、湿度も全然なくて気温も20度少しぐらい。日本のことを思うと、夜は肌寒いぐらいです。ただし、それが影響することはないです」

──時差ボケの方は?

「気になっていないです。こっちに来てから試合の時間に動けるように練習をして、夜も眠ることができていますし。米国と違い、会場のあるところに宿泊という形ではないですが、ここまの流れは変わりないです。

あのテント式のサウナも用意してもらっていますし、今回もアレを使って水抜きをしました。PFLはしっかりと練習場所も用意してくれていますし、ホントに問題なくファイトウィークを過ごせました」

──明日は準決勝、100万ドルを意識するようになりましたか。

「そうですね……それよりかは、優勝を意識するようになりました。ただ、今は明日の試合に勝つことに集中しています」

──6月のレギュラーシーズン2戦目は、そこで倒すしかないという状況でアレハンドロ・フローレスを右オーバーハンドで見事にKOしました。

「ポイント的に初回で倒すしかないなかで、ああいう勝ち方ができて良かったです。行けたのと、力が入り過ぎることなく戦えたので。最後も軽く振ったパンチで倒すことができました。

試合中は良く分かっていなかったのですが、あとから映像を視てあんな風にガタンって倒れたのが分かりました。これまでになかった勝ち方なので、少しは自信になりましたね」

──今回の試合は、ポイントは関係ないです。とにかく勝てば決勝進出。とはいえ前回のKO勝ち、その前の試合もダウンを奪っており良いリズムにあります。そういうなかでバッバ・ジェンキンス戦は、どのような試合展開を考えていますか。

「戦い方としては、倒し切ることを一番に考えています。判定だと、前々回の試合のように分からないところがあるので。ただ初回に絶対に倒さないといけないとかではないですし、3Rの間にチャンスが訪れたタイミングで、倒し切りたいです」

──ではジェンキンスの印象をお願いします。

「レスリングと意外とコンパクトな打撃ですかね……。結構、蹴りとか使ってパンチもブンブン振りまわすのではなくて、ワンツーとかコンパクトに打ってきます。そしてテイクダウンを取ってからのパウンド、バックコントロールがしつこい選手です」

──蹴りの距離が長くないですか。

「ハイ。パンチや蹴りを使って、最終的にはテイクダウンを狙っています。そこは意識して、しっかりと対処して自分の攻撃に繋げられるようにしたいと思っています」

──NCAA王者ということでテイクダウン&コントロールを大きく見てしまうところがあります。実際、工藤選手はその辺りをどのように考えていますか。

「確かに上手いです。パワーもありますし。ただし1R、2R、3Rと同じ力で続けることはできないと思います。なので彼が疲れた時など、隙を見せた時に狙っていきたいです。自分も攻めますし、相手も削られると思っています」

──では改めて自信ほどをお願いします。

「もちろん勝つためにやってきたので、負けるつもりは一切ないです。試合で倒し切るということを意識して、勝ちたいと思います」

──前回のKO勝ちで、ファンの期待度は一段階上がったと思います。

「期待してくれる人が増えてもプレッシャーに感じることはないので、たくさん応援してもらえると嬉しいです(笑)」

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前1時30分~DAZN

■ PFL2022#09対戦カード

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド(英国)
エイブラハム・バッドリー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ(英国)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン(ノルウェー)

<バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ(スウェーデン)
ダリウス・マフィ(英国)

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ(スペイン)
ラファエル・ウチェブ(英国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
ブレンダン・ラウレーン(米国)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司(日本)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
ハスナ・ガバー(モロッコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル(英国)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン(英国)
ソフィアン・ブキシュ(フランス)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

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