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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 アナトリー・マリューヒン ライニア・デリダー

【ONE FN05】暫定ヘビー級王者マリューヒン、右ボディ&右ストレートでデリダーを沈めてLH級でも戴冠

【写真】二冠王者デリダーを下したマリューヒンも二冠王者に(C)MMAPLANET

<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
アナトリー・マリューヒン(ロシア)
Def.1R4分35秒 by KO
ライニア・デリダー(オランダ)

いきなりデリダーが右前蹴りを突き刺した。組みついたマリューヒンに対し、投げを打つもディフェンスされる。マリューヒンの右がヒットして下がるデリダー。しかしケージ中央に戻るとダブルレッグで組みつき、マリューヒンをケージに押し込んだ。

態勢を入れ替え、左腕を差し上げてデリダーを押し込むマリューヒン。しかしデリダーはケージから離れ、払い腰を狙っていく。そのデリダーに右を当てるマリューヒンは、デリダーの細かいパンチを受けながら右アッパーを突き上げる。グラついたデリダーがダブルレッグで飛び込んだが、マリューヒンがそれを振り払い、右のパウンドを落とした。

デリダーがマットに背中を着けていると、レフェリーがスタンドを促してブレイク。パンチで相手を追い詰めるマリューヒンは、右ボディで相手の動きを止め、右ストレートでアゴを跳ね上げる。左フックから右ボディを突き刺し、組んでくるデリダーを右ボディで突き放す。

さらにケージ際で右ボディストレートを当てるマリューヒン。耐えるデリダー。右に回るデリダーの動きを止め、右ショートでダウンを奪ったマリューヒンが、デリダーに右の鉄槌を浴びせるとレフェリーがストップした。

ケージを降りてチャトリCEOのもとへ向かうマリューヒン。ケージに戻り、さらに喜びを爆発させた。暫定ヘビー級王者のマリューヒンが、ライトヘビー級でもベルトを獲得して二冠王となった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 ケイド・ルオトロ マテウス・ガブリエル

【ONE FN05】固いガブリエルのガードに対し、足関節を狙い続けたルオトロが判定でSG王座初防衛

【写真】ルオトロが今年10月にウアリ・クルヘフを下して獲得したベルトを防衛(C)MMAPLANET

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/10分1R>
ケイド・ルオトロ(米国)
Def.3-0
マテウス・ガブリエル(ブラジル)

開始早々、距離を詰めたルオトロがボディロックで組みつき、リフトアップしてテイクダウンを奪う。ガブリエルはケージに頭を向けながら、下からデラヒーバ。ルオトロはその足を捌きながらパスを狙うも、ガブリエルがベリンボロからバックを狙う。ルオトロは潰してトップに戻る。足を利かせるガブリエル。ルオトロが中に入ってくると、ガブリエルが相手の右腕にオモプラッタを狙った。

ルオトロが右ヒザを差し入れたがパスできず。ガブリエルは頭をケージ中央に向ける。ルオトロは左足でマテウスの足を抑えながら、右足を掴みに行く。これも極まらず、グラウンドの展開が続くとレフェリーがブレイクをかけた。

ケージ中央で再開後、ルオトロにケージを背負わされたガブリエルが跳びつく。これをマットに叩きつけた形のルオトロだが、レフェリーの注意は入らない。再びマットに背中を着けたガブリエルに対し、ルオトロがパスを狙う。そして前転してパスガードかと思われたが、ガブリエルの足を取ってヒザ十字さらにヒールフックを狙った。一瞬、苦悶の表情を浮かべたガブリエルだが、ここは足を伸ばして対処する。立ち上がるルオトロ。デラヒーバで守るガブリエルに対し、パスを狙い続けるルオトロに対し、ガブリエルがシッティングガードの状態になったところでレフェリーがブレイクをかける。

スタンドで再開後、ルオトロがガブリエルの頭を触ってプレッシャーをかける。さらに組みついてからルオトロが投げを放ち、グラウンドへ。ガブリエルが下から腕を狙ったが、これは極まらなかった。ルオトロがスタンドから飛び込むと、背中を着けたままのマテウスは足を狙っていく。

残り2分、ケージ際でルオトロが右ヒザを差し入れながら抑え込む。ガブリエルはハーフガードに。ルオトロの左足をすくいながら立ち上がった。スタンドではルオトロが前に出続ける。ルオトロがカニ挟みを見せたが、グラウンドに持ち込むことはできず。再びケージ際で下になったガブリエルに対してルオトロは回転してヒザ十字、さらにアンクルを狙ったが極まらず。ガブリエルがトップを奪うも、ルオトロが体勢を入れ替えてトップを奪い返して試合を終えた。

裁定はユナニマスでルオトロの勝利。サブミッショングラップリング世界ライト級王座の初防衛に成功した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 ロベルト・ソルディッチ

【ONE FN05】KSW二冠王のソルディッチがONE初参戦も、ラマザノフのローブローでNCに……

【写真】ローブローを入れた側であるラマザノフのアピールは謎だが、とにかく早期の再戦を期待したい(C)MMAPLANET

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)
NC 1R
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)

KSWウェルター級&ミドル級王者のソルディッチはサウスポー。ラマザノフに対して細かいローを放つ。ラマザノフはテイクダウンのフェイントを織り交ぜるも、ソルディッチの左インローを受けて足が流れる。ラマザノフがソルディッチの右足にシングルレッグを仕掛け、ケージ際で尻もちを着かせた。

左ヒザを差し入れるソルディッチが、ケージに背中を着けて立ち上がる。右腕を差し上れてソルディッチをケージに押し込むラマザノフ。しかしラマザノフの左ヒザがソルディッチの下腹部に入り、前のめりに倒れるソルディッチ。観客がブーイングを浴びせるなか、ソルディッチは苦悶の表情を浮かべ、試合は中断された。

両手を広げて、試合続行をアピールするラマザノフ。ローブローを引き起こしたのは自身のほうなのだが……。ここで試合はストップされ、ノーコンテストの裁定が下った。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 パク・デソン ローウェン・タイナネス

【ONE FN05】大流血のタイナネスがパク・デソンからバックマウントを奪取し、スプリット判定勝ち

【写真】スプリット裁定だったが、試合はタイナネスがバックマウントで優位に立っていた(C)MMAPLANET

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
Def.2-1
パク・デソン(韓国)

これが約2年ぶりの試合となるタイナネス、クラウチングスタイルでサウスポーのパク・デソンにプレッシャーをかける。パク・デソンは左ロー、左ミドルハイ、左ローと蹴りを散らす。左肩を下げて相手の様子をうかがうタイナネスだが、手数は少ない。パク・デソンの左インローに右フックを合わせたタイナネス。パク・デソンのワンツーをブロックして、ジワリジワリと距離を詰める。

パク・デソンの左インローが連続でヒット、タイナネスは右を出そうとしたが止めた。ケージ中央で見合った直後、タイナネスがニータップで組みつき、ドライブしながらバックに回った。グラウンドに持ち込みバックマウントを奪ったタイナネスが、ケージに足を着けながらポジションをキープする。パク・デソンが反転しようとしたが、そのまま付いていったタイナネスがバックマウントを継続。上半身を起こしたパク・デソンの右腕を取ったタイナネスに対し、パク・デソンも立ち上がったもののケージに押し込まれた。

2R、すぐに距離を詰めるタイナネスにパク・デソンは左インローを当てる。両手を下げて相手を挑発するパク・デソン。タイナネスはマットに座って挑発に応えようとしたがパク・デソンが距離を詰めようとしたので立ち上がった。サークリングしながら左インローを見せるパク・デソンに、タイナネスが右ショートを当てた。タイナネスのダブルレッグをスプロールしたパク・デソンだが、立ち上がった相手にケージへ押し込まれてしまう。

パク・デソンがケージ際から離れて中央へ。プレスをかけるタイナネスは手数が少なく。レフェリーが両者に注意をかけた。フェイントを見せるも手は出ないタイナネス。ここでレフェリーが試合を止めて、パク・デソンに口頭で注意を与えたようだ。再開後、パク・デソンが積極的に左ローと左ミドルを繰り出す。パク・デソンのパンチをかわしたタイナネスが組みつき、右腕を差し上げて相手をケージに押し込んだ。

ここでレフェリーが試合を中断した。タイナネスの額あたりから大量の出血が見られる。しかし出血を止めて、すぐに試合が再開された。パンチとヒザで削っていくタイナネス。さらに右腕を差し上げながら足を取り、パク・デソンに尻もちを着かせた。立ち上がるパク・デソンが首投げでグラウンドに持ち込むも、そのままタイナネスがバックに回ってラウンドを終えた。

最終回、下がるパク・デソンが左ミドルを繰り出す。タイナネスの左ローをキャッチしたパク・デソンだが、押し込むもテイクダウンすることはできない。離れたタイナネスから組んでケージ際へ。徐々にパク・デソンを潰して、尻もちを着かせてからバックを狙う。一度ボディロックで捕えながらバックマウントを奪ったタイナネス。パク・デソンのグローブを掴んでいたか、レフェリーから注意を受けた。

再開後もタイナネスがバックマウントをキープする。パンチで削りながら、起き上がろうとするパク・デソンを引き戻するタイナネス。四の字フックに切り替えたタイナネスが、大流血しながらパンチで削っていく。腕を首に回すもパク・デソンがディフェンスする。立ち上がるパク・デソン、しかしタイナネスがケージに押し込んだところで試合が終了した。

試合終了直後、パク・デソンが腕を上げて勝利をアピールする。しかし裁定はスプリットでタイナネスの勝利。タイナネスにとっては2019年1月のホノリオ・バナリオ戦以来、約4年ぶりのMMAの勝利となった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 エジソン・マルケス エドゥアルド・フォラヤン キック 手塚裕之

【ONE FN05】地元フォラヤンのローを凌いだマルケスが、離れ際の右ストレートでKO勝ち

【写真】マルケスはONEで2連敗からの2連勝だ (C)MMAPLANET

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エジソン・マルケス(ブラジル)
Def.2分53秒 by TKO
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)

フォラヤンが距離を詰めて左ロー。マルケスは左ストレートをボディに突き刺す。左右のローを当てるフォラヤン。しかしマルケスも距離を取って相手のローを外し始めた。フォラヤンは相手が近づいてくると左ジャブで動きを止める。フォラヤンは長身の相手に右ミドルハイ、右ボディストレートを伸ばすマルケスは左右に動きながらプレッシャーをかけ、フォラヤンにケージを背負わせた。フォラヤンが押し返すも、ローに右ストレートを合わされてしまう。

右ハイからパンチに繋げたフォラヤン、マルケスはフォラヤンの動きに合わせて右を狙っていく。左バックスピンキックから前に出ていくフォラヤンが、右ローから右ストレートへ。さらに左サイドキックでマルケスを突き放す。マルケスも右バックスピンキックを見せてから左ジャブを当てた。フォラヤンの右ストレートに左フックを被せたマルケスは、さらに右も当てて首相撲でも優位に立つ。ラウンド終了間際には右ストレートでフォラヤンをグラつかせた。

2R、フォラヤンが右ストレートをボディに伸ばす。しかし左インローがマルケスの下腹部を捉えてしまった。すぐに再開する意志を見せるマルケス。再開後、足を使って左右に動くマルケスに対し、フォラヤンは左右ローでステップを止めにかかる。マルケスの右ハイを受けながら組みついたフォラヤンだが、ケージ際まで持ち込むもマルケスに逃げられてしまう。

ケージ中央では左右ローでマルケスを追い詰めていくフォラヤン。マルケスがケージを背負ったところで、一気に距離を詰めたが、マルケスが右フックでフォラヤンを振り払った。ケージ中央で見合いながら、またも一気に距離を詰めたフォラヤンだったが、それをかわしたマルケスがケージ際から首相撲で脱出しながら右ストレートをフォラヤンのアゴに叩き込んだ。前のめりに倒れるフォラヤン、すぐに立ち上がるもレフェリーが試合を止めた。

これでマルケスは、今年1月に手塚裕之にKO負けを喫してから2連勝。フォラヤンは4連敗となった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 タイ・ルオトロ マラット・ガフロフ

【ONE FN05】グラップリング戦でタイ・ルオトロがガフロフが腕十字→三角から腕を伸ばしてフィニッシュ

【写真】まさに流れるような動きでルオトロがフィニッシュ(C)MMAPLANET

<サブミッショングラップリング81キロ契約/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
Def.5分09秒 by リストロック
マラット・ガフロフ(ロシア)

サウスポースタンスのテイクダウンのフェイントを見せたルオトロが、シングルレッグから組みつもガフロフが離れる。ガフロフのシングルレッグを返したルオトロ、なおもガフロフがシングルレッグで組みつくと、右のオーバーフックから投げてグラウンドへ。

ルオトロが左腕を捉えながら前転し、さらにダースチョークの態勢に移る。ガフロフが上になったところで、ルオトロはバギーチョークを狙う。頭を抜いたガフロフがトップをキープする。下から足を上げていくルオトロに対し、ガフロフはパスを狙いながらトップを保つ。さらに足を上げていくルオトロ。ここでレフェリーのシャオリンがブレイクをかけた。

頭を触りにいくルオトロが、右腕を差し上げてガフロフをケージに押し込む。一旦離れてからガフロフの左足を狙って前転するルオトロ。これが外れると今度は相手の左腕を狙って腕十字へ。ガフロフが起き上がったところで三角に切り替え、さらに左腕を伸ばしてタップを奪った。

公式記録はリストロックによるフィニッシュ、試合後にガフロフが左腕を抑えるフィニッシュだった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 Report デニス・ザンボアンガ ブログ リン・フーチン

【ONE FN05】フーチンの左でグラつくも、右ストレートを当て続けたザンボアンガがスプリットで制す

【写真】フーチンは足で距離を取るも、ザンボアンガの右がよく伸びた (C)MMAPLANET

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
Def.2-1
リン・フーチン(中国)

フーチンの左ローに右ストレートを合わせたザンボアンガ。ローから攻めるフーチンにザンボアンガのパンチが当たる。ザンボアンガの右をくらってヒザを着くフーチン。フーチンの蹴り足をキャッチしたザンボアンガがテイクダウンを狙うも、ここはフーチンが立ち上がった。ザンボアンガは右を上下に散らす。フーチンは左右のサイドキックから、距離を詰めてくるザンボアンガに左ストレートのカウンターを合わせた。ザンボアンガはグラつきながら組み付くも、反対にマウントを奪われてしまう。立ち上がった両者。ザンボアンガはボディロックでケージに押し込んだが、フーチンを倒すことができない。離れたザンボアンガにスピードがなくなり、フーチンがプレッシャーをかけていく。

下がってサークリングするザンボアンガ。フーチンは右ロー、ザンボアンガのパンチに左、さらに右ストレートを合わせた。フーチンの右クロスが伸びる。ザンボアンガの右も再び当たり始めた。フーチンの右ローをキャッチして右を伸ばしたザンボアンガ。フーチンはケージ際で首相撲に持ち込むと、ザンボアンガは足を使って離れる。ラウンド終了間際にザンボアンガがパンチを連打、フーチンの右ヒジは空を切った。

2R、フーチンの左ホホが赤く腫れている。そのフーチンがプレッシャーをかけるも、ザンボアンガは相手のローに右ストレートを合わせていく。ザンボアンガの右ローに対し、下がったフーチン。相手のパンチに左ジャブを伸ばすが、ザンボアンガのパンチとローが当たる。フーチンの左目尻から流血が見られる。パンチで攻めたて、フーチンにケージを背負わせるザンボアンガ。フーチンは右クロス、ザンボアンガが構わずパンチを上下に散らしていく。

フーチンは右ローから右ハイへ、さらに右ストレートを当てるも、ザンボアンガの右ストレートも伸びてくる。ザンボアンガの右ショート、右クロスがヒット。フーチンのワンツーをバックステップでかわすザンボアンガ、フーチンは左ジャブとサイドキックで相手を中に入れさせない。ラウンド終了間際、連打で前に出て来たフーチンに組みついたザンボアンガが、相手をケージに押し込んでいった。

最終回、フーチンが左右のインローから左サイドキックを見せる。フーチンの左ローが下腹部に当たったとアピールするザンボアンガだが、レフェリーはファイトを促す。右を当てたザンボアンガが前に出ると、またもフーチンの左がカウンターを当てグラつかせる。それでも組みに来たザンボアンガを振りほどいたフーチンが、ワキを差し上げてザンボアンガをケージに押し込む。

離れた両者、ケージ中央ではフーチンがザンボアンガのパンチにローを合わせる。ザンボアンガにとっては距離が遠い。相手が前に出て来るとローで下がらせ、一気に距離を詰められると左フックを合わせていくフーチン。残り1分でザンボアンガが距離を詰めてパンチを当て始めた。右クロスが当たるザンボアンガ。フーチンがローを見せながら足を使う。最後はフーチンが右を振りながら組み付き、右腕を差し上げてザンボアンガをケージに押し込んで試合を終えた。

裁定はスプリットとなったが、相手の左フックをもらいながらも、自身の右を当て続けたザンボアンガが勝利を収めた。


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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 ONE164 UFC アミール・アリアックバリ エジソン・マルケス エドゥアルド・フォラヤン キック クリスチャン・リー ケイド・ルオトロ ジェネリン・オルシム ジェレミー・パカティウ ジャレッド・ブルックス ジョシュア・パシオ タイ・ルオトロ チャンネル ティオル・タン デニス・ザンボアンガ ドレックス・ザンボアンガ パク・デソン パンクラス ボクシング マテウス・ガブリエル マテウス・ガムロ マラット・ガフロフ ミレーナ・カオリ モン・ボー ライニア・デリダー リン・フーチン ロベルト・ソルディッチ 石井慧

【ONE FN05】KSW二冠王のニューチャレンジ。ロベルト・ソルディッチ「ロボコップの強さを──」

【写真】石井慧とも練習経験があり「サトシは世界中で色々なルールで戦い、練習もしている。ビッグハートの持ち主で素晴らしい男だよ」と話していたソルディッチ。写真はマニラでの記者会見から (C)ONE

3日(土・現地時間)、フィリピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE Fight Night05でロベルト・ソルディッチが同プロモーション初陣を戦う。

キャリア11連勝中、無敗のムラッド・ラマザノフという強豪を相手にするKSWウェルター級&ミドル級王者は20勝3敗の戦績を残し、判定勝ち2度だけというフィニッシャーだ。UFCでも通用するという声が戦ったソルディッチは、なぜONEをニューチャレンジの場としたのかを尋ねた。


――週末にONEデビュー戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材11月29日に行われた)。

「準備はできているよ。ファイトキャンプでは、全て必要なことを終えることができた。無敗のムラッド・ラマザノフとは良い試合になるだろう」

──今回もドイツのUFDジムで練習をしてきたのでしょうか。

「そうだね。それと自分の家のジム、そしてレスリングクラブで調整してきた」

──クロアチア国旗の下、戦うロベルトですが今はドイツに生活基盤を置いているのですね。

「僕はボスニア生まれのクロアチア人で、18歳までボスニアで生活をしてきた。それからはドイツとクロアチアでトレーニングをするようになり、この3カ国を行き来してきたんだ。ボスニアにも家があるけど、ファイトキャンプがスタートするとクロアチアとドイツに行くようになったんだ」

──キャリアのほとんどを欧州、最近ではポーランドのKSWで戦ってきました。フィリピンまでのロングフライトと時差があるなかでの調整はこれまでと違うかと思われますが、問題なかったですか。

「シンガポールを何度か訪れているけど、やはりファイトで大陸を越えてくるのは違う。ただし2週間前からマニラ入りをしているから問題ないよ。時差ボケもなく、クリーンな食事もできている。減量、トレーニング、全て上手く行っている。新しい場所で戦うことを楽しんでいるよ。

これまで殆どの試合でフィニッシュしてきたけど、期待されているのが分かるから少しプレッシャーは感じている。ただしアジアでもロボコップの強さを見せつけ、ファンには僕の試合を楽しんでもらいたい」

──2018年からKSWで戦い始めましたが、コロナ後にライバルであったドリキュス・デュプレッシー(※EFC経由)やフェザー級とライト級の二冠王マテウス・ガムロがUFCに転じました。ロベルトはそのままKSWで戦いウェルター級王座に続きミドル級王座も獲得しました。そしてONEと契約。なぜ、ONEを選択したのでしょうか。

「KSWとは契約が残っていた。2階級王者になり、それ以前からドイツ、ロシア、セルビア、スイス、KSWではポーランドと英国とヨーロッパ全土で戦い、対戦相手を倒し続けてきた。僕には新しいチャレンジが必要だった。今年の7月に契約が切れて、もうポーランドで戦う意味は見いだせなくなった。

ポーランドとKSWには感謝しかないよ。そしてUFCやONEと同様に、KSWも素晴らしい条件で契約更新を打診してくれた。でも、今言ったように僕には新しいチャレンジが必要だったんだ。そんな時、ONEに招かれてシンガポールにやってきて、ここでは他と違うチャレンジができると感じた。だから契約をし、チャトリはクロアチアまで来てくれて記者会見を開いてくれた。

彼がどれだけ僕をリスペクトしてくれているのか、分かった。シンガポールではEVOLVE MMAでも練習したし、全てにおいてONEとの契約には満足している。契約書を目にした時、『ノー』なんて返事をすることはできなかったよ。長期契約を結んだONEでは、これまでと違うチャレンジが待っている。そこにはキックボクシングのベルトを狙うことも含まれているだろう。他のルールにも挑戦したい気持ちもある。ただし、今はMMAでタフな対戦相手が用意されているから、ここからまずMMAのベルトを狙いたい。誰と試合を組まれても、僕は断ることはない」

──計量方法、ルールについてどう思っていますか。

「僕がONEと契約した1つの理由が計量システムにある。健康に食事をして、戦うことはファイターにとって重要だ。4、5キロ落としても食事をして、水分を摂ってファイトウィークを過ごせている。ルールには関しては、グラウンドでのヒザ蹴りは経験ない。でも、レスラーのテイクダウン狙いをスプロールすると、ヒザを入れることができるのは僕にとっても都合が良いルールセットだ。違ったルール、新しいルールをエンジョイしたい」

──ラマザノフはLEGEND FC、パンクラス、元ONE世界王者を下してきました。彼の力をどのように見ていますか。

「ダゲスタン、カビブ・ヌルメゴメドフのチーム所属だからパワフルなレスリングと、寝技でも極めを持っている。ただし、僕もドイツではダゲスタン人、チェチェン人ファイターと練習してきた。彼らのテイクダウンとコントロールと日々向き合ってきた。ONEが用意してくれた最もタフなファイターとの戦いはベルトが掛けられていてもおかしくない。それでも勝つのは僕だ。プレッシャーを与えて、フィニッシュする。その次の相手は誰になるか楽しみだよ」

──ウェルター級はライト級との二冠王クリスチャン・リーがベルトを巻いています。

「クリスチャンは強い。技術力も高く、フィニッシュ力もある。精神的にも強い。だから2階級のチャンピオンなんだ。尊敬しているし、ラマザノフに勝ったらどうなるのか。彼との対戦はタフになることは絶対だからこそ、戦いたい」

──ではまだロベルトのことを知らない日本のファンに、自身の強さをアピールしてもらえないでしょうか。

「う~ん、KSWから世界的な規模のプロモーションであるONEで戦うようになっても、ベストを尽くすということに何も変わりはない。プロフェッショナル・スポーツマンとして、対戦相手をリスペクトし、ファンに喜んでもらえる試合を心掛ける一方で、絶対にフィニッシュを狙う」

──クロコップが今もビッグネームである日本のファンに、ロボコップはインパクトを与える自信がどれだけありますか。

「そうなって欲しいね。自分のことを信じているよ。そして僕はクロコップともずっと練習してきた。僕が日本で戦うことがあれば、必ずコーナーにはクロコップについてもらうよ」

■ONE Fight Night05放送予定
12月3日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night05対戦カード

<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ライニア・デリダー(オランダ)
[挑戦者]アナトリー・マリューヒン(ロシア)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)王座決定戦/12分1R>
[王者]ケイド・ルオトロ(米国)
[挑戦者] マテウス・ガブリエル(ブラジル)

<ONE女子ムエタイ・アトム級選手権試合/3分5R>
[王者] アリシア・エレン・ホドリゲス(ブラジル)
[挑戦者] ジャネット・トッド(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
パク・デソン(韓国)
ローウェン・タイナネス(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
エジソン・マルケス(ブラジル)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
アンバー・キッチン(英国)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<サブミッショングラップリング81キロ契約/12分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
マラット・ガフロフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リン・フーチン(中国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)モン・ボー(中国)

■放送予定
12月3日(土・日本時間)
午後7時30分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE164対戦カード

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP決勝戦/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ブランドン・ベラ(米国)
アミール・アリアックバリ(イラン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)
フー・ヤン(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジェレミー・パカティウ(フィリピン)
ティオル・タン(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
マティアス・ファリネリ(アルゼンチン)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
タギール・カリロフ(ロシア)
チョーファー・トー・センティノーイ(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)
ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ララ・フェルナンデス(スペイン)
タオコンファー・バンチャメーク(タイ)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ジャスール・ミルザムハメドフ(ウズベキスタン)
オマル・ログログ・ケニ(セネガル)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジェネリン・オルシム(フィリピン)
モン・ボー(中国)

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