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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 オーデ・オズボーン ジェフェウ・フィリョ

【UFN239】グラウンドに持ち込むと一方的に。フィリョがオズボーンにパウンド連打からRNCを極める

<フライ級/5分3R>
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)
Def.1R4分27秒 by RNC
オーデ・オズボーン(ジャマイカ)

サウスポーのオズボーンに対し、フィリョがロー、ミドルと蹴りを散らす。踏み込めないオズボーンの手数は少ない。フィリョがシングルからボディロックで組みつき、グラウンドに持ち込んだ。オズボーンの腕を殺したフィリョが殴りながらバックを狙う。左足を差し入れ、RNCを狙いつつパンチを打ち込むフィリョ。バックマウントからオズボーンの体を完全に伸ばし、左腕を首に回した。オズボーンが反転しようとしたところで、背中を着かせてマウントに移行する。フィリョがパウンドを連打し、オズボーンが防戦一方に。うつ伏せになったオズボーンの首に左腕を回したフィリョがRNCを極めた。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239   アンジェ・ルーザ オヴァンス・サンプレー オーデ・オズボーン キック クリスチャン・ロドリゲス ジョシアニ・ヌネス タイ・ツイバサ ダニー・シルバ チアゴ・モイゼス チェルシー・チャンドラー チャド・アンヘリガー ナタン・レヴィ ハラランポス・グレゴリユウ ブライアン・バトル メイシー・シェエソン 井上直樹 佐々木憂流迦 平田樹 平田直樹 魅津希

【UFN239】唯一のUFCキプロス人戦士は井上&平田=ダブル直樹の練習仲間、ハラランポス・グレゴリユウ

【写真】(C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN239:UFN on ESPN+97「Tuivasa vs Tybura」が開催される。そのオープニングバウトでオクタゴン・デビュー戦を戦うハラランポス・グレゴリユウは現在、唯一のキプロス人UFCファイターだ。
Text by Manabu Takashima

昨年8月にコンテンダーシリーズからUFCとサインしたグレゴリユウは、コスタ・フィリッポウに続く史上2人目のUFC契約下選手でもある。エーゲ海に浮かぶ島、そんなイメージしかないキプロスで如何にグレゴリユウはMMAファイターとなり、世界の最高峰に辿り着いたのか。チャド・アンヘリガー戦を控えたグレゴリユウに初インタビューを試みた。


──今日はインタビューをさせていただきありがとうございます。最初に名前の発音を教えていただけないでしょうか。

「ファーストネームはハラランポス。ラストネームはグレゴリユウだよ」

──チャラランポスではないのですね!!

「ギリシャ語ではハラランポスで、ヨーロッパではハラランポスと呼ばれるんだけど、米国にくるとチャラランポスになってしまうんだ(笑)」

──なるほどです。米国では英語流の発音に改められることがほどんどですね。ところでキプロスの格闘技、MMAに関して全く知識がありません。ハラランポスがMMAを始めたきっかけを教えてもらえますか。

「僕は6歳の時に松濤館空手を学び始めた。黒帯になり、キプロスやギリシャのチャンピオンになった。ヨーロピアン選手権では5位になり、もっとアクションのある戦いを欲したら、父に空手を辞めたいと伝えたんだ。でも父からは『お前が空手を続けるのに、どれだけお金を使ってきたと思うんだ』と言われ、他のコンバットスポーツをやることを許してもらえなかった。しょうがない。僕は戦いをストリートに求めたんだ」

──……。なんとも。

「毎週のようにポリスが家にやってくるもんだから、ついに父は『もう外で暴れるのは止めろ。何がしたいんだ』と言って来たよ(笑)」

──空手で何を学んだことやら……。

「ハハハハハ。父にはプロファイターになりたいと伝え、キックとムエタイを始めた。腹を殴ることしか認められない空手に満足できなくなっていたんだ」

──MMAを始めてから、長い距離にあるポイント空手は生きることはなかったですか。

「う~ん、空手は蹴りを多用するから距離が遠くなるけど、またMMAとは違うよ。まぁ、UFCでも空手がバックグラウンドの選手は距離を取って戦ってきたけどね」

──押忍。ではキックやムエタイでも空手時代のように欧州を舞台に戦ってきたのですか。

「ノー。キプロス国内だけだ。キプロスでキックの王者になり、もっともっとアクションを欲した。結果、MMAを戦うようになったんだ。ただキプロスは打撃のレベルは高くても、MMAのレベルは低かった。すぐにキプロスのMMAチャンピオンになり、より高度な練習が必要だと思って米国に移り住むことにした。僕の目標はUFCファイターになることだったから。

米国にやってきて、まずは友人が持っていたジムで練習を始めた。でも彼がジムを閉めて違うジムに移ったけど、そこでは僕が一番強かった。そんな環境では成長できないから、ロンゴ&ワイドマンを訪れた。アルジャメインとスパーリングをして、ここで練習しようって決めたんだ。2018年のことだよ」

──ロンゴ&ワイドマンだと、日本人選手との交流もあったということですね。

「ミズキ(魅津希)、ナオキ(井上直樹)、ササキ(佐々木憂流迦)、皆、僕の友達だよ。イツキ(平田樹)と一緒にもう1人のナオキ(平田直樹)もやってきた。背の高い方のナオキとは、本当によく練習した。日本の選手はとても優れているけど、彼は本当に良いファイターだよ。もう1人のナオキとは、試合でフロリダにも一緒にいった。彼もタフな素晴らしい可能性を持った選手だった。

また、2人のナオキと練習をしたいね。日本の選手が僕らのジムにきて練習することを歓迎するよ。もっともっと多くの日本人選手と一緒に練習したい」

──ところでハラランポスがUFCとサインをしたことに対して、母国での反響は?

「マイ・ゴッド!! 唯一のキプロス人UFCファイターを国中あげて応援してくれている。僕自身、キプロスを代表して戦うことに誇りを持っているし。その想いを胸に今週末も戦うよ」

──UFCには以前、コスタ・フィリッポウが在籍していました。当時とはキプロスも様子が違うのでしょうか。

「彼も僕と同じようにキプロスから、米国に渡ってUFCで活躍していた選手だ。ただ10年前は、UFCやMMAの認知度が今とは違っていた。当時、キプロスではMMAが浸透していなかった。それが今では、UFCのドキュメンタリー撮影のために3日間帰国したら、毎日のように僕はテレビやラジオに出演していた。

キプロスのMMA熱が高まり、米国に追いつけるようになるのが僕の夢であり、使命だ。まだ口にするのは早いかもしれないけど、UFCで活躍して僕がUFCキプロス大会を開く原動力になる。コスタ・フィリッポウは過去、僕は現在。そして、未来になるつもりで努力している」

(C)Zuffa/UFC

──そんなハラランポスですが、今週末にチャド・アンヘリガーと対戦します。

印象を教えてもらえますか。

「彼は今回が契約最後の試合だから、必死に戦ってくるだろうね。ただ、僕が心配するようなことは一切ない。どの局面でも、気になる攻撃や技術を持っていない。ただタフでスタミナがあるだけだ。立ち技でも、寝技でも勝てる。何も問題ない。どこでも戦える。気の毒だけど、彼のUFCキャリアは土曜日の夜に終わるよ。

打撃、パワー、自分のスキルを信じている。誰も僕のようなパワーのある打撃を使うことはできない。パンチ一発で、試合を終らせる。そして、僕の名前と同時にキプロスという国を世界中にアピールしたい」

■視聴方法(予定)
3月17日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFN239対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
タイ・ツイバサ(豪州)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
アンジェ・ルーザ(スイス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)

<フェザー級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
アイザック・ドルギャリアン(米国)

<バンタム級/5分3R>
パニー・キンザッド(スウェーデン)
メイシー・シェエソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
ブライアン・ベルベレナ(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
チェルシー・チャンドラー(米国)

<フライ級/5分3R>
オーデ・オズボーン(米国)
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・クリバオ(豪州)
ダニー・シルバ(米国)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス(ブラジル)
ミッチ・ラミレス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ(英国)
ジャケリン・アモリン(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ハラランポス・グリゴリユウ(キプロス)

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Column MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50   アス・アルマバエフ アレクサ・グラッソ オーデ・オズボーン カイラー・フィリップス カーラ・エスパルザ カールストン・ハリス ギャビン・タッカー コディ・ダーデン コリー・サンドハーゲン ジェイク・ハードリー ジェシカ・アンドラーデ ジェレマイア・ウェルス ジエゴ・ロピス タティアナ・スアレス ダスティン・ジャコビー デニス・ブズーキア ハオーニ・バルセロス ビリー・クゥアンティロ ルドヴィット・クライン ロブ・フォント

【UFC ESPN50】試合結果 Music Cityで4年ぶりのUFC。メインでサンドハーゲンがフォントを完封

【写真】カーラ・エスパルザ、アレクサ・グラッソに続き、アンドラーデに勝利。世界挑戦が待たれるスアレスだ (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナでUFC on ESPN50「Sandhagen vs Font」が開催された。翌日は北米を代表するオープンホイール・レース=Indy CarのMusic City Grand Prixが開かれ、強さと速さを荒そうウィークエンドのDay01=UFC ESPNは2019年3月以来、実に4年5カ月ぶりの世界最高峰の来訪だった。

メインのバンタム級戦はコリー・サンドハーゲンが、ロブ・フォントをTD&コントロールで完封。サラリとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが5選手に行われる印象的なフィニッシュが見られたイベントとなった。

デビュー戦でボーナス獲得となったアス・アルマバエフ、そしてジェイク・ハードリーを破ったコディ・ダーデンとフライ級で気になるファイターが台頭している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=タチィアナ・スアレス、ダスティン・ジャコビー、ジエゴ・ロピスカールストン・ハリスアス・アルマバエフ

UFC ESPN50
<140ポンド契約/5分5R>
○コリー・サンドハーゲン(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ロブ・フォント(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○タティアナ・スアレス(米国)2R1分31秒
ギロチンチョーク
詳細はコチラ
×ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ダスティン・ジャコビー(米国)1R1分33秒
TKO
×ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジエゴ・ロピス(ブラジル)1R1分38秒
腕ひしぎ腕固め
詳細はコチラ
×ギャビン・タッカー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○タナー・ボーザー(カナダ)3R
判定
×アレクサ・キャマー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ルドヴィット・クライン(スロバキア)3R
判定
詳細はコチラ
×イグナシオ・バハモンテス(チリ)
<バンタム級/5分3R>
○カイラー・フィリップス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)3R1分50秒
アナコンダチョーク
詳細はコチラ
×ジェレマイア・ウェルス(米国)
<フェザー級>
○ビリー・クゥアンティロ(米国)3R
判定
×デイモン・ジャクソン(米国)
<フライ級/5分3R>
○コディ・ダーデン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイク・ハードリー(英国)
<146.5ポンド契約/5分3R>
○ショーン・ウッドソン(米国)3R
判定
×デニス・ブズーキア(米国)
<フライ級/5分3R>
○アス・アルマバエフ(カザフスタン)2R3分11秒
RNC
詳細はコチラ
×オーデ・オズボーン(米国)
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Brave CF MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50 アザット・マクスン アザット・マスクン アス・アルマバエフ オーデ・オズボーン ブログ

【UFC ESPN50】アザット・マスクンに続き、アス・アルマバエフ。UFCフライ級にカザフ旋風起こるか!?

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
Def.2R3分11秒by RNC
オーデ・オズボーン(米国)

M-1王者からBRAVE CFのフライ級で活躍したアルマバエフが、オズボーンを相手にオクタゴン初陣に挑む。まず右カーフを蹴ったアルマバエフが左右に動き、サウスポーのオズボーンに右カーフをもう一度見せる。左ローのオズボーンに対し、アルマバエフが右オーバーハンドを繰り出す。続く右オーバーハンドから、シングルレッグでオズボーンをテイクダウンしたアルマバエフが右のパンチを入れる。

このままトップキープがアルマバエフのスタイルだが、UFCではどのようなファイトを見せるか。ガードの中でエルボー、パウンドを落とすアルマバエフに対しオズボーンが三角絞め、腕十字を狙う仕草を見せる。アルマバエフは対処して、ガードの中に留まり鉄槌、パンチを落とす展開が続く。と、一気にパスを決めたアルマバエフはサイドで抑えてエルボーを振り下ろす。シングルからスクランブル狙いのオズボーンに対し、アルマバエフは得意のペルヴィアンネクタイをセットしたが時間となった。

2R、テイクダウン狙いを警戒するオズボーンは、右ハイで上体を反らされた直後のシングルレッグをケージを使って耐えて、離れる。アルマバエフのハイに右を合わせて行ったオズボーンは、スピニングバックキックからのシングルもかわす。しっかりとアルマバエフの動きを研究しているように見えたオズボーンだが、続くテイクダウン狙いではボディロック&大内刈りで倒される。スクランブルでバックに回ったアルマバエフは、両足をフックして寝技に持ち込むと、RNCへ。アゴの上からの絞めを防いだオズボーンを後方から殴り、もう一度RNCをセットしたアルマバエフがタップを奪った。キャリア14勝目(※2敗)をオクタゴンで挙げたアルマバエフ、カザフスタンからアザット・マクスンに続き、怖いフライ級ファイターが現れた。

「UFC、俺はフライ級のニュースターだ」と勝者は英語で話した。


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F1 MMA o UFC   オーデ・オズボーン ジミー・フリック ダリウス・フラワーズ チャールズ・ジョンソン テレンス・マッキニー トレヴァー・ピーク マリク・ルイス

2.25『UFC Fight Night 220: Krylov vs. Spann』で欠場者が相次ぎ複数の試合が変更


 UFCが2月25日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 220: Krylov vs. Spann』でオーデ・オズボーンと対戦予定だったデニス・ボンダーが欠場、代わりにチャールズ・ジョンソンがオズボーンと対戦することをMMAmaniaが確認したとのこと。ボンダーの欠場理由は不明。ショートノーティスであることからフライ級ではなく130ポンド契約で行われます。

 ジョンソンは1月の『UFC Fight Night 217: Strickland vs. Imavov』でジミー・フリックに1R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。


Trevor Peek(Sherdog)

 同じく『UFC Fight Night 220: Krylov vs. Spann』でエリック・ゴンザレスと対戦予定だったダリウス・フラワーズが欠場、トレヴァー・ピークと対戦予定だったアレックス・レイエスが欠場したことからエリック・ゴンザレス vs. トレヴァー・ピークに変更されることをMMAJunkieが確認したとのこと。フラワーズとレイエスの欠場理由は不明。

 ゴンザレスは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』でテレンス・マッキニーに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。ピークは現在28歳のアメリカ人でMMA戦績7勝0敗1無効試合。昨年9月の『Dana White's Contender Series 54』でマリク・ルイスに2R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o オーデ・オズボーン タイソン・ナム

【UFN ESPN41】タイソン・ナムがオズボーンの跳びヒザを右クロスで迎え撃ち強烈ノックアウト

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム(米国)
Def.1R2分59秒 by KO
オーデ・オズボーン(米国)

サウスポーのオズボーンが距離を詰めて左の前蹴りを放つ。左ジャブを突くナム。オズボーンは喉元に左ストレートを突き刺した。ナムはオズボーンの左右フックをブロックしてサークリング、左のガードを固めて中に入り。右を振るう。これをかわしたオズボーンが左右フック、さらに左ミドルを放っていく。一瞬、左の跳びヒザを見せたオズボーン。ナムがバックステップで距離を取る。そこから中に入って右ボディフックを当てた。

相手の右ミドルから右ジャブへのコンビネーションに対し、右ショートを合わせた。そして右ボディ、右ローから顔面への右ストレートにつなげる。ニヤリと笑いながら、徐々に距離を詰めていくナム。ケージを背負わされたオズボーンが左跳びヒザを繰り出すと、ナムはスウェーでかわし、相手がマットに足を着いた瞬間に右クロス一閃。これでオズボーンは完全にダウン。ナムが追撃のパウンドを連打すると、レフェリーが試合をストップした。


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MMA MMAPLANET o UFN207 オーデ・オズボーン ザルク・アダシェフ

【UFN207】フライ級でも倒せます。オーデ・オズボーン、下がって右オーバーハンドでアダシェフをKO

<フライ級/5分3R>
オーデ・オズボーン(米国)
Def.1R1分01秒by TKO
ザルク・アダシェフ(ウズベキスタン)

サウスポーのオズボーンに左ローを蹴ったアダシェフが、ワンツーを伸ばす。左を避けて、左前蹴りを入れたアダシェフはステップインをバックステップでかわしつつカウンターを狙う。その踏み込みから左の打ち終わりに、下がりつつ右オーバーハンドをオズボーンが決めるとアダシェフが前方に崩れ落ちる。間髪入れず鉄槌をまとめたオズボーンが失神に追い込み、一気にTKO勝ちを決めた。


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LFA MIKE MMA o UFC   ウィリアム・ナイト オーデ・オズボーン カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・ペネ ブラッド・リデル ルーカス・アルメイダ ヴィルナ・ジャンジローバ

6.4『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』の対戦カードを紹介

 6月4日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』のうち当サイトで未紹介だったカードを紹介していきます。


 フェリス・ヘリッグ vs. カロリーナ・コバケビッチの女子ストロー級マッチが大会まで残り1週間で発表されています。

 ヘリッグは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でヴィルナ・ジャンジローバに1Rアームバーで敗れて以来1年10ヶ月ぶりの試合で3連敗中。コバケビッチは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でジェシカ・ペネに1Rアームバーで敗れて以来の試合で5連敗中。両者は2018年4月の『UFC 223: Khabib vs. Iaquinta』で対戦しておりこの時はコバケビッチが判定勝ちしています。


Campeao do Jungle Fight, Lucas Almeida estreia no UFC diante de Mike Trizano(Combate)

Lucas Almeida(Sherdog)

 マイケル・トリザーノ vs. ルーカス・アルメイダのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 トリザーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でハキーム・ドワードに判定負けして以来の試合。アルメイダは現在31歳のブラジル人でMMA戦績13勝1敗。昨年9月の『Dana White's Contender Series 41』でダニエル・ゼルヒューベルに判定負けしたのが唯一の黒星。今回がUFCデビュー戦。


Poliana Botelho vs. Karine Silva, Polyana Viana vs. Tabatha Ricci set for spring UFC events(MMAFighting)

Karine Silva(Sherdog)

 ポリアナ・ボテーリョ vs. カリーニ・シウバの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 ボテーリョは昨年5月の『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でルアナ・カロリーナに判定負けして以来の試合で2連敗中。シウバは現在28歳のブラジル人でMMA戦績14勝4敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でヤン・シフイに2Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Flyweights Ode Osbourne, Zarrukh Adashev Meet At UFC’s June 4 Fight Night(Cageside Press)

 ザルルフ・アダシェフ vs. オーデ・オズボーンのフライ級マッチが行われるとのこと。

 アダシェフは昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でライアン・ベノワに判定勝ちして以来の試合。オズボーンは『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でC.J.ヴァルガラに判定勝ちして以来の試合。


UFC: Negumereanu Out, Askar Mozharov In Against Alonzo Menifield on June 4(Cageside Press)

Askar Mozharov(Sherdog)

 アロンゾ・メニフィールド vs. アスカー・モザロフのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 メニフィールドは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でウィリアム・ナイトに判定負けして以来の試合。モザロフは現在27歳のウクライナ人でMMA戦績19勝12敗。今回がUFCデビュー戦。


Joe Solecki vs. Alex da Silva booked for June 4 UFC Fight Night event(MMAFighting)

 アレックス・ダ・シウバ vs. ジョー・ソレッキのライト級マッチが行われるとのこと。

 シウバは2020年9月の『UFC 253: Adesanya vs. Costa』でブラッド・リデルに判定負けして以来1年10ヶ月ぶりの試合。ソレッキは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジャレッド・ゴードンに判定負けして以来の試合。


UFC Vegas 56 | LFA kampioen Argueta maakt debuut tegen Jackson op 4 juni(Eurosport)

Dan Argueta(Sherdog)

 デイモン・ジャクソン vs. ダニエル・アルグエタのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ジャクソンは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でカムエラ・カークに2R肩固めで勝利して以来の試合で2連勝中。アルグエタは現在28歳のアメリカ人でMMA戦績8勝0敗。今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o PFL Road to UFC SASUKE UFC イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン オーデ・オズボーン キム・ギョンピョ キム・ハンソル シャオ・ロン ジョーダン・ラヴィット トップノイ・キウラム ドナルド・セラーニ ナタン・レヴィ パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ ヴィンス・モラレス 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 海外 猿飛流 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】SASUKEのUFCへの道─01─before Road to UFC「前例のないことをやっていこうかと」

【写真】ラスベガスから戻ってきて、マスタージャパンで以前のように練習を続けているSASUKE(C)MMAPLANET

6月10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKE。

修斗世界フェザー級王者のRoad to UFC出場が決まったのは、彼がラスベガスのシンジケートMMAで出稽古を行っている終盤だった。UFCで戦う目標を持ち続けていたSASUKEはRoad to UFC出場決定以前に何を考えていたのか──をまず、訊いた。


──まずラスベガスのシンジケートMMAで3月、4月と2カ月間、出稽古をされていましたが、あの時はRoad to UFCと出場ということは頭にあったのでしょうか。

「全くなかったです。開かれることも知らなかったですし」

──では、このタイミングでベガスで練習をしようと思ったのは?

「ルートはどうであれ、米国で戦いたいということは最初から思って来たことです。修斗でベルトを獲って、そこに行けるかもしれないという可能性が見えてきたときに──実際に海外の試合のオファーもいただきました。ただ色々な事情があって……行けなくて」

──ぶっちゃけ自分が掴んでいた話では昨年10月のPFLフィナーレ大会、そこで勝てば2022年シーズン出場ということだったかと。

「ハイ……。結果、あそこで行かなくて良かったと思います。PFLで戦う話がなくなり、暫らく試合がないという状況はケガもしてないのに初めてでした。その時間をどうしようかと考えた時に、海外に練習に行けるなと思いました。マネージャーから『昔、弘中(邦佳)がUFCと契約した時、そのまま試合をさせたけど、1度海外で練習を経験させていれば結果は違っていたかもしれない(※グラップリングや柔術、ハワイのプロ修斗など試合は経験していた)』という話を聞くことがデキました。『右も左も分からないままUFCへ行った』と。

『そういう先人達の経験からしっかりと学ばないとダメだ』とも言って貰えました。弘中さんも色々と助言をしてくれて、ルートを示してくれました。サステインの坂本さんと会って話した時に『君はコーチがいなく、1人で考えてやってきた。だから君のような選手こそ準備が必要だ』ということを言っていただき、腑に落ちるモノがありました。確かに何も知らないで、飛び込むことは……PFLのオファーは1カ月後だったので。

それでも悩みましたし、もちろん戦いたかったです。いつ試合が組まれるのか分からない状態で、気持ちは若いですけど実年齢は27歳と行ってしまっているので(笑)。残されている時間は少ないと思って、僕自身は戦うつもりでワクチンも接種しました(苦笑)。

ただし実際にUFCを経験した弘中さんの言葉は、絶対に確かなことで。凄く葛藤があったけど、自分で行かないと決めました。今となっては、それが良かったです。経験のあるなしという部分でラスベガスにいた2カ月間で、凄く色々な経験ができました。『これならやっていける』という自信もつきました。それがあったからRoad to UFCで強い選手と戦うことが決まっても変に舞い上がったり、緊張することがないです。だから、あのタイミングでPFLで戦わなかったことは、結果としてプラスになって戻ってきています。

向うで特にUFCで戦っている選手と殴り合い、蹴り合い、倒し合う経験をしました。それで外国人選手のパワー、技術、練習を経験値として貯めることができました。

悩んでどっちかを選択した時、どっちが正解かということではなくて、自分で正解にしないといけないじゃないですか。だからPFLに行かなかった決断、ラスベガスで練習したこともRoad to UFCで優勝して契約をすることで正解にします」

──う~ん、深いです。そしてベガスでの練習ですが、どのようなメンバーと主に練習してきたのでしょうか。

「ジョーダン・ラヴィット、ナタン・レヴィ、ブランドン・ジェンキンス、ヴィンス・モラレス、オーデ・オズボーンとかほとんどのUFCファイターとスパーリングをしてきました。カイル・ラウントリーのようなライトヘビー級の選手とはやっていないですけど(笑)。

あとラスベガスにあるので、色々なUFCファイターが集まるのでドナルド・セラーニとグラップリングのスパーをやりましたし、デロン・ウィンっていうミドル級で一番背の低い選手とも手を合わせました。マラブ・デヴァリシビリともスパーをしましたね」

──ラヴィットやレヴィ、LFAやコンテンダーシリーズから王道のステップアップを果たした選手と肌を合わせた感覚が非常に気になります。

「彼らは凄く考えながら練習していました。もちろん強いです。そのなかで柔軟に考えて……特にジョーダンはそのスタイルを見ても分かるかと思いますが。柔の強さというのか、ケガをしなくて丁寧にできて、抑えるところを抑える。僕がプレスを掛けるスタイルで、クリーンヒットとか貰わないですけど、5分のスパーリングをやったあとに精神的に削られています。ジョーダンとのスパーがそういう意味で、一番しんどかったですね。

ナタンは空手ベースで蹴りが重いです。中間距離の打ち合いとかでの一発とか、凄く重かったです。個性はあれど、柔軟に強かったです」

──ボクシング&レスリングの軸があるなかで、特色を持つ選手も多い。

「その通りですね。個性があります。人数が多いから色々なタイプの選手と練習できるのは当然ですけど、ジムの広さを存分に使った練習、ヘッドコーチのジョン・ウッドがいて、レスリングコーチのフランク・ヒックマンが最初の1カ月ほどいて。他のコーチも実際にスパーに参加して、体を動かしているんですよね。

自分の得意じゃないところで選手に極められたりもします。でも、あの一緒にやる姿勢があるからこそ信頼関係が生まれるというのか。また選手達も、自分で良く考えている。自分で考えてやっている姿を見て、環境は違いますが自分がやってきたことは間違っていなかったと思えました」

──その経験をすると、ずっと向うで練習したくならないですか。

「心の中ではそうです。ただ、今できることを……向うで学んだ技術は全てメモしてきているので、マスタージャパンの上のメンバーに指導しています。向うと同じではないですけど、そうやって指導できるようになることで彼らのレベルも上がり、自分のレベルも上がると思います」

──では帰国後も練習環境などは以前と同じで。

「ハイ、マスタージャパンを中心にあとはパンクラスのフライ級チャンピオンの猿飛流さんと、技術交流をして打ち込みをやったりで。帰国したら、これまでと変わりなく日本でやれるベストのことをやっています」

──ところで実際にはRoad to UFC出場が決まったのは、いつ頃だったのでしょうか。

「最初に話を貰ったのは……ハッキリ覚えていないですけど、4月の頭ですね。Road to UFCがあるから行きたいかと聞かれて、『行きたいです』と即答しました。試合映像とかも送って、暫らく音沙汰がなかったです。でも毎日、練習を繰り返すという日々だったので、そんなに気にすることはなかったです。もうダメかな、多分ないなぐらいに思っていた時に、帰国する1週間前に決まりました。

それでも『じゃあやるか』というぐらいの感じで。嬉しかったですけど、久しぶりの試合だなっていう感じになったぐらいでしたね」

──ではRoad to UFCがこのタイミングでなければ、どのようなステップアップ方法を考えていたのでしょうか。

「修斗で戦うことですね。修斗で防衛をしながら……前チャンピオンがやらなかったことで、道を切り開こうという考えはありました。難しい話ですけど、ベルトを持ったまま他団体のチャンピオンを倒して、団体統一チャンピオンではないですけど、フェザー級の強いのを倒そうと。修斗のベルトを持って、他の団体のチャンピオンに挑戦しようかとか。前例のないことをやっていこうかと薄々考えていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【UFC ESPN31】オクタゴン4戦目、マネル・ケイプ「ロシアで戦っている時と別人」&「キョージが勝つ」

【写真】静かな口調で、言いたいことを忖度なく話してくれたケイプ。自信と好調ぶりが伺えた(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN31「Font vs Aldo」でマネル・ケイプがオクタゴン4戦目を戦う。

過去1勝2敗も前回の試合では、見事な跳びヒザ蹴りでKO勝ちを手にした。今回はカザフスタン人ファイター、ザルガス・ズマグロフに関して『ロシアで戦う時とは別人。ロシアで使っていたドラッグをUFCでは一切使えない』と言い切った。

そして自らの試合の前夜にBellator世界バンタム級王座に挑む、堀口恭司に関して言及してもらった。


──ザルガス・ズマグロフ戦が4日後に迫ってきました。今の心境を教えてください。

「最高だよ。しっかりとファイトキャンプで調子を上げることができた。この試合に向けて色々なことを試し、毎日が最高のシェイプで、最高のパフォーマンスを続けることができたんだ」

──今回のキャンプはどこで?

「ラスベガスだよ。エクストリーム・クートゥアーでキャンプをして、UFC PIでもトレーニングをしてきた」

──フライ級で戦うマネルに見合ったサイズのファイターが、エクストリーム・クートゥアーにも所属しているのですね。

「う~ん、だいたいフライ級からフェザー級、そしてライト級の選手たちかな」

──ライト級だと3階級も上になりますね。

「でも、ずっとライト級ぐらいの選手とは練習してきたからね。練習相手は僕より重いことは、何も特別なことじゃないよ。全く問題ない。全くないよ。アメージングな準備ができた」

──8月のオーデ・オズボーン戦で、ようやくマネルのクリスチアーノ・ロナウド風ポーズをオクタゴンの中で見ることができました。

「ハハハハ」

──日本のファンもホッとしたと思いますが、マネル自身が最も安堵したのではないでしょうか。

「そうだね。安心したよ。良い試合、短時間でのフィニッシュ勝利が必要だった。ミスをせず、前に出続けることが命題だったんだ。あの勝利は色々な意味でも大きい。前から考えていた高見に僕を再び連れて行ってくれることになる……そんな勝利だったよ。なんといっても、結果が全てだからね」

──跳びヒザでのKO勝ちにより、その前の接戦での敗戦は誰も忘れるようなインパクトを残したはずです。

「100パーセント、その通りだね」

──そして今回は、UFCで1勝2敗と戦績的には同等のズマグロフと戦います。

「ズマグロフと自分が同じ評価だとは思っていない。それに僕は1勝2敗じゃない、パントージャ戦はともかく、マテウス・ニコラウ戦は負けていない。試合を見た人なら、誰もが分かっているだろう。僕の戦績は2勝1敗だと思っている。

ズマグロフに関してはロシアで戦っていた時の方が、印象深い試合をしていた。ボクシングが強くて、テイクダウンもできていた。今では、ロシアで戦っている時とは別人だ。ロシアで戦うのとUFCで戦うのは違う。パフォーマンスは下降する一方だ。33歳か34歳(※実際は33歳)になって、年を取った。エネルギーも感じられない。

まぁ、ロシアで使っていたドラッグをUFCでは一切使えないということだよ。UFCは自分の力で戦わないといけない。パフォーマンス向上のアイテムは使えないからね。そりゃあ、動きは悪くなるよ。UFCではクリーンな状態で戦わないといけないんだ。

確かに前の試合では勝っているけど、何も特別な試合じゃなかった。対戦相手も大して強くなかったしね。今回の試合はUFCでの過去の試合と比較すると、もっともイージーなファイトになることは間違いないよ」

──パンチ力がありますが、テクニカルではない。レスラーのようで、テイクダウンも奪われる。UFCではマネルの言った通り、コレといったストロングポイントのない印象の薄いファイトをしてきました。

「クリスマスを過ごすには、最高の相手さ(笑)」

──では日本のファンは、マネルからのギフトを期待しないといけないですね(笑)。その日本のファンだけでなく、世界のMMAファンに何を見せようと思っていますか。

「世界中のファンに、素晴らしいギフトを贈るよ。2Rで勝つ。100パーセント、そうなるから期待してほしい。KOか一本はどちらでも構わない。とにかく2Rでフィニッシュする」

──つまり初回はズマグロフの動きを観察するというわけですね。

「そうだよ。彼の動きをチェックして、2Rに終らせる」

──もちろんマネルはこのズマグロフ戦に集中しないといけないですが、1日前に堀口恭司選手がBellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスに挑戦します。この試合に関して、コメントをもらうことは可能でしょうか。

「キョージが勝つよ。キョージは打撃もグラップリングも、セルジオ・ペティスを上回っている。良い試合になるだろう。でも勝つのはキョージだ。100パーセント、キョージが勝つ。断言するよ」

──なるほど。かつてのライバルはUFCでなくBellatorを選択しました。返上したベルトを取り戻し、しっかりと仕事をするのが先決だと堀口選手は言っていました。Bellatorでやるべきことをやり終えると、UFCにやって来るかもしれないです。

「来れば良いよ。僕はRIZINで戦っていた時は違う。あの頃は何もサポートがなく、アフリカで1人のパートナーと練習するだけだった。その状態で、僕はカイ・アサクラに敗れる前までのキョージのキャリアで、最も厳しい試合をした。キョージも、ソレは分かっているはずだ。今の僕は全てが揃っている。UFCに来るという判断をキョージがするなら、それは間違いだ。でも来たいなら、来れば良い」

──凄い自信ですね。では、最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕のオールドファンたち、アリガトウゴザイマス。今も日本のファンからのツイートにエネルギーを貰っている。僕の身の内にある日本のファンに、次の試合も100パーセント勝つことを約束するよ。この試合の勝利は、2022年に飛躍するための踏み台になる。いつも、応援ありがとう」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC EPSN31対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
ジョセ・アルド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ(キルギス)
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ(米国)
レオナルド・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
ジャマール・ヒル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
クリス・カーティス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ(米国)
ダリアン・ウィークス(米国)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ(米国)
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
ジェレマイア・ウェルス(米国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン(米国)
シャイアン・ヴリスマス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ウィリアム・ナイト(米国)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス(ペルー)
クリス・グラッツマーカー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アザマット・ムルザハノフ(ロシア)
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ミッキー・ガル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ(ペルー)
ヴィンス・モラレス(米国)

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