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BELLATOR Bellator290 MMA MMAPLANET o アレハンドラ・ララ イリマレイ・マクファーレン キック ジアナ・アフサラゴワ

【Bellator290】殴られても殴り勢いを増したララだが、スプリットで体重オーバーのアフサラゴワに下る

<128.8ポンド契約/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

ジャッジ不在で試合開始が遅れる。開始直後、右ストレートを当てたアフサラゴワに対し、サウスポーのララが左を打ち返す。ローにカウンターを狙い、蹴りまでつながエルアフサラゴワに対し、ララはカーフを蹴っていく。前蹴りを掴んでバックに回ったララだが、アフサラゴワが投げを狙うと自ら離れる。構えを変えて戦うララだが、左の蹴りに右を合わされる。

奥手のパンチの交換から、アフサラゴワの右のカウンターがララの顔面を捉える。左インローのララ、そこにワンツーをアフサラゴワが合わせて行く。蹴りにパンチを合わせるアフサラゴワは序盤をリードするが、ララも左ミドルを蹴り込み近距離のパンチの打ち合いに応じる。打たれても殴る姿勢で圧を与えたララだが、どうしてもローにカウンターを受けてしまう。ジャブを当てサークリングのアフサラゴワが右ストレートをヒットさせる。ララもワンツーを入れるシーンもあったが、終盤は空振りが目立ち、組みも中途半端に終わった。

2R、手をついて左の蹴りを見せたララが右カーフを蹴る。続く左ミドルを下がって外したアフサラゴワが、初回と同様に蹴りに右のカウンターを入れる。動くと殴られる展開に、ララの手数が減り、遠くからの攻撃が増えてくる。それでも右をヒットさせたララだったが、直後に右ストレートを2発打ち込まれる。勢いのある左フックが空振りとなったララは蹴りから右ジャブを当て、左ハイをガードの上から蹴っていく。

アフサラゴワも見る展開が増え、ジャブ、ワンツーとパンチを被弾する場面が目立ってきた。それでも蹴りに右を合わせるアフサラゴワだったが、飛び込むようなララの左を受け、両者の頭がぶつかる。ついにはパンチの打ち合いで、アフサラゴワが回るように。それでもリードフック、右を打っていくアフサラゴワだが、ララの前進に下がるシーンが続く。組みに失敗し笑顔を見せたララが、最後の左から右を当ててラウンドを取り返した。

最終回、ファンを煽るララに対し、アフサラゴワはポーカーフェイスを貫く。ララは左インサイドロー、後ろ足でもカウンターを恐れず蹴っていく。間合いを測るアフサラゴワはララのパンチの打ち終わりを狙っていく。左ローから左ストレートを入れたララは、続いて左ストレートからワンツーを振るう。ジャブにもワンツーを打ち返されたアフサラゴワは、右を見せてもすぐに左を被弾し、ララが左ハイを狙う。

動きが多いララは、いかにカウンターを貰わずに戦うことができるか。ララはサイドキックを繰り出し、アフサラゴワの踏み込みに頭をアゴに受ける。それでもワンツー、左を見せて前に出るララはジャブの差し合いから左ローを入れ、結果的に止めるような左のパンチを当てる。

パンチのコンビから首相撲、ヒザ蹴りを2つ突き上げたララ。手数で完全に遅れを取るアフサラゴワは、カカト落としをかわすが姿勢が乱れララが追撃を放っていく。残り10秒でテイクダウン狙いを阻まれたアフサラゴワ、最後までララの前に出て戦う姿勢が上回った最終回となった。

セコンドを務めたイリマレイ・マクファーレンと笑顔をかわしたララ、アフサラゴワとハグで健闘を称え合い──判定結果を待つ。結果、スプリットに割れた試合でララは敗れ、アフサラゴワは涙を浮かべた。


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BELLATOR Bellator290 MMA MMAPLANET o   アクメド・マゴメドフ アナトリー・トコフ アリ・イサエフ アレハンドラ・ララ エメリヤーエンコ・ヒョードル カール・アルベクツソン クリス・ゴンザレス ゲガール・ムサシ サバウ・ホマシ ジアナ・アフサラゴワ ジェイク・シールズ ジョニー・エブレン スコット・コーカー スティーブ・モウリー ダリオン・コールドウェル ダンテ・シーロ ニキータ・ミハイロフ ネイマン・グレイシー ブレナン・ワード ヘンリー・コラレス ベラトール ムハメド・ベルハモフ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー ロレンツ・ラーキン ワジム・ネムコフ 青木真也

【Bellator290】計量終了 最後の皇帝、最後のファイトに「キャリアを共にしたファイターたちに感謝」

【写真】ヒョードル46歳、ソネン45歳。やっぱり現役でいるということは、若さを保つことを実感(C)BELLATOR

4日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラムで開催されるBellator290「Bader vs Emelianenko2」の計量が、3日(金・同)に行われている。

ラストエンペラーのラストバトル──Bellator世界ヘビー級選手権試合=王者ライアン・ベイダー✖挑戦者エメリヤーエンコ・ヒョードル、Bellator世界ミドル級選手権試合=王者ジョニー・エブレン✖挑戦者アナトリー・トコフ、そしてウェルター級のサバウ・ホマシ✖ブレナン・ワードという3試合が米国4大TVネットワークのCBSで2010年4月以来、12年10カ月振りにライブ中継される。

ちなみに今となってはMMA界の仇花といってもおかしくないElite XCによりMMA中継に踏み切ったCBSにとって、12年10カ月前のライブ中継はスコット・コーカー率いるStorikeforceのナッシュビルのブリヂストン・アリーナ大会(世界ミドル級選手権試合=ジェイク・シールズ✖ダン・ヘンダーソン。世界ライト級選手権試合=ギルバート・メレンデス✖青木真也、ライトヘビー級選手権試合=ゲガール・ムサシ✖キング・モー)だった。


今大会も当初は世界ライトヘビー級選手権試合=王者ワジム・ネムコフ✖挑戦者ヨエル・ロメロがマッチアップされていたが、ネムコフの欠場でトリプルクラウンon CBSの再現はならなかった。

とはいえプレリミは7試合で、ローカル勢の試合も目立った12年10カ月前とは違い、今大会はメインカード級のカードがプレリミにズラリと並んでおり、この間のMMAのスケールアップが感じられる──パラマウント配下のCBSライブ大会となった。

全14試合、28人の出場選手のなかで計量失敗はアレハンドラ・ララと戦うジアナ・アフサラゴワのみ。

そのアフサラゴワはオフィシャル計量ではナーバスな表情を浮かべており、セレモニアル・フェイスオフでもスタイリッシュに纏めていたが、どこか目は泳いでおり──アレハンドロ“ジュディ・オング”ララの余裕の表情とは対照的だった。

今大会はベラトールとしては珍しく、計量後にステージ上でチェール・ソネンによるインタビューがメインとコメインに限って実施された。

そしてミドル級タイトル防衛戦を行うジョニー・エブレンは「対戦相手と顔を合わせるところを皆に見せたかった。CBSで戦うことが待ち切れない」と話し、挑戦者アナトリー・トコフは「最高の気分だ。減量は完璧だった。過去最高だよ」とコメントした。

ベルトを挟んで静かにベイダーと向かい合ったヒョードルはソネンから「単刀直入に聞くけど、チャンピオンとしてベラトールを去るつもりなのか?」と尋ねられ、「分からない」と答えると、続けて「こんなにも長い間、応援ありがとう。キャリアを共にしたファイターたちに感謝している」という言葉を発した。

最後に王者ベイダーは「彼がこの試合を望んだ。偉大なレジェンドと戦えることは嬉しい。ヘビー級世界チャンピオンとして、彼の人生の一部になる。それ以上のことはないよ」と語りセレモニアル計量&フェイスオフは終了。

そんなセレモニアル・フェイスオフでは、ダンテ・シーロと戦うネイマン・グレイシーが、非常に険しい表情を浮かべ、握手もせずにステージを下りたシーンが印象残っている。

■視聴方法(予定)
2月5日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator290計量結果

<Bellator世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー: 234.4ポンド(106.32キロ)
[挑戦者] エメリヤーエンコ・ヒョードル: 236.2ポンド(107.13キロ)

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョニー・エブレン: 184ポンド(83.46キロ)
[挑戦者] アナトリー・トコフ: 184ポンド(83.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ブレナン・ワード: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ダンテ・シーロ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 171ポンド(77.56キロ)
ムハメド・ベルハモフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス: 145.6ポンド(66.04キロ)
アクメド・マゴメドフ: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー: 253ポンド(114.75キロ)
アリ・イサエフ: 261.8ポンド(118.75キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス: 155.6ポンド(70.57キロ)
マックス・ロスコフ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 205.2ポンド(93.07キロ)
カール・アルベクツソン: 205.2ポンド(93.07キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ: 128.8ポンド(58.42キロ)
アレハンドラ・ララ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル: 135.8ポンド(61.59キロ)
ニキータ・ミハイロフ: 135.4ポンド(61.41キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ: 136ポンド(61.69キロ)
ジョーネル・ルゴ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
アイザイア・ホキット: 145.6ポンド(66.04キロ)
ピーター・イシグロ: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イーサン・ヒューズ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ユスフ・カラカヤ: 170.2ポンド(77.2キロ)

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BELLATOR Bellator290 MMA MMAPLANET o PFL   アクメド・マゴメドフ アナトリー・トコフ アリ・イサエフ アレハンドラ・ララ エメリヤーエンコ・ヒョードル カール・アルベクツソン クリス・ゴンザレス グレッグ・ジョーンズ サバウ・ホマシ ジョニー・エブレン スティーブ・モウリー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ネイマン・グレイシー ブラック ブレナン・ワード ヘンリー・コラレス ヘンリー・フーフト ムハメド・ベルハモフ ライアン・ベイダー ロレンツ・ラーキン ヴァレンティン・モルドフスキー 佐藤天

【Bellator290】ベイダー✖ヒョードルだけじゃない。モウリー✖イサエフも要・要・要注目のヘビー級戦

【写真】イサエフの蹴り技は、警戒する必要はあるかと思うが……(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラムでBellator290「Bader vs Emelianenko2」。世界ヘビー級選手権試合=王者ライアン・ベイダー✖挑戦者エメリヤーエンコ・ヒョードルがメインの今大会で、プレリミながら10勝0敗と9勝0敗というトッププロスペクト対決が実現する。

デビューから10連勝、全試合フィニッシュ勝利のスティーブ・モウリーと、9勝0敗で2019年PFL世界ヘビー級王者アリ・イサエフは次期挑戦者決定戦であってもおかしくない顔合わせといえる。

10の勝利中、6試合がサブミッションで試合を決めている技師モウリーに初インタビューを試みた。


──チームメイトの佐藤天選手に繋いでいただきインタビューができることになったのですが、メッセージでスティーブンは佐藤選手のNii-Chan(兄ちゃん)と呼んでいたのが微笑ましたかったです。

「そうなんだ、ニーチャンって呼んでいる(笑)。ブラザー、タカシはキョーダイだよ」

──そんなスティーブンですが、今週末アリ・イサエフと戦います。今の調子はいかがですか。

「絶好調だよ。しっかりと準備できたから、今はとてもリラックスしてその時を迎えようとしている」

──スティーブンはヘビー級なのに、ミドル級のように速くて色々な仕掛けを見せています。テイクダウンしてコントロールするアメリカン・レスラーとは一味違っていて興味深かったです。

「確かにレスリングの経験はあるけど、自己流で練習していただけなんだ。だからMMAに転じた名前のあるレスラーと違って、大会で結果を残せてもいない。でも、僕のファイトをそういう風に思ってくれているのなら、コーチと練習仲間に恵まれたおかげだよ」

──レスリングで結果を残せなかった? そうなのですか。MMAではしっかりとテイクダウンを奪って、ポジションを奪取しています。では柔術の方では?

「柔術で僕がメダルを取ったのは、2013年のノーギワールドの青帯(※スーパーヘビー級)の銅メダル。それだけだよ。あの頃は頻繁に柔術の試合に出ていたかな。それからMMAに集中するようになって、柔術の練習も続けているけどグラップリングの試合に出ることはなくなったよ。

レスリングを自己流にやっているときに、MMAを始めたいと思った。でも、どうすれば良いか分からなかった。柔術の練習をして、レスリングもより力をいれるようになり、2012年からMMAの練習をスタートさせたんだ。

さっきも言ったように最高のコーチと練習仲間がいるから、しっかりと技術を備えて戦えるようになった。柔術に関してはトーナメントで実績があるわけじゃないけど、最高の柔術家達とトレーニングを続けてきたから、それなりの腕前にはなっていると思っている」

──MMAはヘンリー・フーフトやグレッグ・ジョーンズの下で始めたのでしょうか。

「MMAは2012年にペンシルバニアで始めた。アマの試合にでるようになり、7年前にフロリダに移ってブラックジリアンに合流した。ペンシルバニア時代に何人かのコーチとトレーニングをして、プロでやっていこうかと考え出した頃にヘンリーに出会ったんだ。

ヘンリーと話をして、ただ練習をするだけでなく人間として良い関係を築くことができると思った。そして、ヘンリーの下でやっていれば良い形で化学反応を起こして強くなれると確信したんだ。それ以来、ヘンリーやグレッグとはブラックジリアンからコンバットクラブ、ハードノックス365、サンフォードMMA、そしてキルクリフFCとずっと一緒にいるよ。

キルクリフFCには世界のトップコーチが揃い、前向きで生産性のあるトレーニングを課してくれる。そこに世界中からやる気があり、経験も積んでいる選手たちが集まってくるんだ。自分だけでなく、皆で強くなれる。背中を押してもらえる環境があるよ」

──そんなキルクリフFCで鍛えられたスティーブンの前回の試合、ヴァレンティン・モルドフスキー戦は勝利すればタイトル戦が見えてくる試合だったと思います。しかし、アイポークでNCになってしまいました。

「ついていなかったし、凄く残念な結果に終わってしまった。色々なことが掛かっている試合だったからね。だからこそ、今回の試合が楽しみなんだ。前回のノーコンテストを払拭するだけでなく、勝てば前に大きく進める相手と戦える。もちろんモルドフスキーとは決着をつけたい。ただし、今はイサエフ戦に集中しているよ」

──2021年から昨年と4度に渡り、PFLの試合がキャンセルになったイサエフですが、2019年のヘビー級王者で既に100万ドルを獲得している実力者です。キャリアで最もタフな相手とも考えられますし、メインカードでないことが驚きです。

「その通りだよ。100パーセント同意するよ。ただ、プレリミだろうがメインカードだろうが最高の試合をすることに変わりないからね。イサエフは優れたレスラーだ。前の試合ではまだ経験が十分じゃなかったけど、実現しなかった試合でも勝ち続けていただろうね」

──テイクダウンも強いですが、近距離でも遠距離でも使える蹴り技も大きな武器だと思います。

「色々とやっているけど、特に彼の蹴り技を気にすることはない。立ち技でもやり合っても問題ないと思っている」

──イサエフに勝てばモルドフスキーとの再戦の必要がなく、タイトル挑戦権獲得も有り得るのではないでしょうか。

「良い試合、良いフィニッシュができればね。それだけ良い相手だということだよ」

──ではメインの世界ヘビー級選手権試合、ライアン・ベイダー✖エメリヤーエンコ・ヒョードル戦の行方を占ってもらっても構わないですか。

「きっとグッドファイトになるだろう。ヒョードルに勝ってほしい気持ちもあるけど、ライアン・ベイダーだろうね」

──スティーブン、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いできないでしょうか。

「日本のファンにはアリガトと言いたい。MMA文化の中には、日本の文化が存在している。日本のファンが僕の試合をチェックしてくれることは、凄く光栄だよ。日本からマーシャルアーツが世界に伝わったんだからね」

■視聴方法(予定)
2月5日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator290対戦カード

<Bellator世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー(米国)
[挑戦者] エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョニー・エブレン(米国)
[挑戦者] アナトリー・トコフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ブレナン・ワード(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
ダンテ・シーロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
アクメド・マゴメドフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
アリ・イサエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
マックス・ロスコフ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール(米国)
カール・アルベクツソン(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
ジョーネル・ルゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザイア・ホキット(米国)
ピーター・イシグロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イーサン・ヒューズ(米国)
ユスフ・カラカヤ(トルコ)

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ACA BELLATOR Bellator290 MMA MMAPLANET o ONE PFL RIZIN UFC   アクメド・マゴメドフ アナトリー・トコフ アレハンドラ・ララ エメリヤーエンコ・ヒョードル カール・アルベクツソン クリス・ゴンザレス サバウ・ホマシ ジョニー・エブレン スティーブ・モウリー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ネイマン・グレイシー ブレナン・ワード ヘンリー・コラレス ヘンリー・フーフト ベラトール ボクシング ムハメド・ベルハモフ ヤーソラフ・アモソフ ライアン・ベイダー ロレンツ・ラーキン ローガン・ストーリー

【Bellator290】ラーキンと再戦。遅れてきた最恐ロシアン=ベルハモフ「100パーセント、僕が勝つ」

【写真】「英語はまだ不十分だ」と奥方が通訳をしてくれたが、ほぼ問題なく受け答えをしてくれた(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラムでBellator290「Bader vs Emelianenko2」が開催される。ヘビー級とミドル級という2階級の世界戦がヘッドラインとなる同大会では、全14試合中11試合がプレリミで組まれている。

これだけのプレリミの数があると、当然のようにメインカードで組まれていてもおかしくないマッチアップが含まれている。それがバンタム級のダリオン・コールドウェル✖ニキータ・ミハイロフであり、ヘビー級のスティーブ・モウリー✖アリ・イサエフ、そしてウェルター級のロレンツ・ラーキン✖ムハメド・ベルハモフだ。

Bellatorウェルター級戦線のジョーカー、ベルハモフは世界で一番過激かつ厳しいフィーダーショー時代のACBでウェルター級王者に就くだけでなく、ロシアの最恐プロモーションで5勝0敗、全ての試合がフィニッシュ勝利という凄まじいレコードの持ち主だ。

そのベルハモフには4年に1試合しか戦っていない沈黙の刻が存在している。このブランクさえ無ければ今頃UFC、そうでなくもベラトールでタイトルコンテンダーになっていても不思議でなかった。遅れてきたウェルター級の最強候補は非常に紳士的な受け答えをする物静かな男だった。


──ロレンツ・ラーキンとの再戦が今週末に控えています。前回の試合はアイポークでNCという思いもしない結末を迎えてしまいました。

「あの終わり方には本当にガッカリした。全く、あんなことになるとは……。だからこそ、リマッチをベラトールに申し出たんだ。皆に僕の方がラーキンより明白に強いということを証明したいから」

──ところでムハメドのレコードは15勝1敗なのか、14勝0敗なのかどちらなのでしょうか。

「14勝0敗だよ。2013年8月に出場したSPB Fightersというサンクトペテルブルクで行われた大会のトーナメントの決勝で負けた記録がプロMMAファイトとして扱われることがあるけど、あれは間違いだ。確かに僕は負けた。でも既に当時はプロだった僕は、プロレベルでない試合……それもほとんどレスリングという試合で負けたんだ。

あの試合はMMAではなかったし、相手はアマチュアでファイトマネーも出ていないんだ。トーナメントで勝利した1勝もプロレコードとしては数えていない。だから僕のレコードは15勝1敗ではなくて、14勝0敗だよ」

──ではキャリア14勝0敗のムハメドですが、ロシアの何共和国の出身なのでしょうか。名前はムスリムでも、少しダゲスタンのファイターとは違った面影に感じます。

「同じ北コーカサスだけど、ダゲスタンの隣にチェチェンがあって、その隣のガダルダ・バルカル共和国のナリチクの出身だよ。知っていると思うけど、南ロシアらしい凄く綺麗な街だよ。そして僕らの街でもダゲスタンのようにレスリング人気が凄く高かったんだ。

僕にとっても一番の格闘技はフリースタイルレスリングだった。心の底からやる気になって取り組むことができるのがレスリングだったんだ。それからグラップリング、ボクシングと全てを練習するようになった」

──レスリングベースで、ウェルラウンダー。そのようなロシアや東欧系、元はソ連、もしくは衛星国だった国のファイターはコンバットサンボの経験者も多いです。ムハメドもコンバットサンボの経験はありますか。

「もちろん、コンバットサンボでも戦っていたよ。2、3年かな。マスター・オブ・スポーツの称号も得えている。当然のように勝った大会もあるし、負けた大会もある。ただし、コンバットサンボを戦う前に僕はもうアマチュアMMAの試合に出ていたし、プロになる過程でコンバットサンボをやっていたんだ。

コンバットサンボは本当にハードなスポーツだ。MMAとサンボが融合したコンバットサンボを戦ったことは、凄く良い経験になっているよ。トーナメント形式で、強い気持ちを養うこともできたしね」

──MMAに転じてからACBのウェルター級王者になっています。ムハメドがチャンピオンになった2017年頃、まだUFCにそれほど多くのファイターがステップアップを果たしておらず、ACBはUFCに次ぐレベルのMMA大会だったと言えます。そのACBで5戦全勝、加えて全てフィニッシュ勝利。それだけでもムハメドの実力が分かるというものですが、防衛戦を行うことなくタイトルを剥奪されたのはなぜでしょうか。

「あの頃は体中ケガだらけだった。ヒザ、腕、そしてヒザを再び負傷して手術を繰り返した。2017年の夏から2019年の夏まで2年近く全く練習ができなかった。1度、2019年8月にACAで戦い、Bellatorと2020年に契約をした。そこでもケガが原因で1年半以上、試合に出ることができなったよ。

元々は他のファイターと同じようにUFCを目指していた。誰だってUFCで戦いたいだろう? でもUFCからは1年、2年ほど契約まで時間が掛かると言われたんだ。そうなると4年も試合ができないことになる。だから、ACAで1度戦い好条件を提示してくれたベラトールと契約した。全ての手術を終えた後でね」

──ではキルクリフFCに合流したのはいつからですか。

「フロリダでキャンプをして、暮らすようになってまだ1年目だよ。サンフォードMMA時代だけどね」

──ヘンリー・フーフトの下でトレーニングをしようと決めたのは?

「僕の判断じゃないんだ。マネージャーがそうしようと言って来た。だからサンフォードMMAに合流したんだ。キルクリフFCにはとても優秀なコーチが揃っている。彼らはマスターだ。特にウェルター級とミドル級のファイターにとって、このチームは世界で最高の環境だよ。UFC、ベラトール、PFL、ONEと世界のトップで戦う選手ばかりだ。強いファイターしかいない。凄く高いレベルでトレーニングができているよ」

──そんな最高のジムで練習をして来たムハメドですが、ラーキンとの再戦に向けて自信のほどは?

「100パーセント、僕が勝つ。実は前回の試合は1カ月前に首を負傷して、しっかりとキャンプもできなかった。でも今回は違う。ハードなキャンプを2カ月間やってきた。あとは試合で勝つだけだ」

──2月25日にはヤーソラフ・アモソフとローガン・ストーリーの間でウェルター級王座統一戦が行われます。ムハメドはどちらが勝つと予想していますか。

「この試合は凄く良い試合になるだろう。両者とも本当に強い。だから僕は勝者を選ぶことはできない。全くの互角、50/50だと予想しているから」

──ストーリーが王者になると、チームメイトが頂点に君臨することになります。

「そうだね……今、そのことを話題にするのは時期尚早だと思う。こないだの試合もノーコンテストになり、僕は過去数年間キャリアを失って来た。だから、まずは自分の力を世に示さないと。もちろん、世界中のどのファイターも世界チャンピオンを目指している。それは僕も変わらない。ただし今はそういうことを口にすべきじゃない。そして、そうなるとも限らない。でも、チャンピオンになる自信は十分にあるよ」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「皆の応援に感謝している。いつの日か日本で戦いたい。年末にBellatorとRIZINがクロスプロモーションで戦ったけど、あのような機会が再びあるなら絶対に僕もベラトールのメンバーになりたいと思っている。アリガト」

■視聴方法(予定)
2月5日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator290対戦カード

<Bellator世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー(米国)
[挑戦者] エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョニー・エブレン(米国)
[挑戦者] アナトリー・トコフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ブレナン・ワード(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
ダンテ・シーロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
アクメド・マゴメドフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
アリ・イサエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
マックス・ロスコフ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール(米国)
カール・アルベクツソン(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
ジョーネル・ルゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザイア・ホキット(米国)
ピーター・イシグロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イーサン・ヒューズ(米国)
ユスフ・カラカヤ(トルコ)

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BELLATOR Bellator283 MMA MMAPLANET o RIZIN   アクメド・マゴメドフ アレハンドラ・ララ イララ・ジョアニ ウスマン・ヌルマゴメドフ ガジヒ・ラバダノフ クリス・ゴンザレス シドニー・アウトロー ジェイソン・ジャクソン スコット・コーカー トフィック・ムサエフ ドゥグラス・リマ パトリッキー・フレイレ ブレント・プリマス ベラトール ベンソン・ヘンダーソン ボビー・キング

【Bellator283】パトリッキー・フレイレ─02─「日本大会があればムサエフと再戦? 俺はサトシと戦いたい」

【写真】ベルトとともにパトリッキーが来日することはあるんだろうか(C)BELLATOR

22日(金・現地時間)、ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283「Lima vs Jackson」。

同大会で戦うシドニー・アウトロー✖トフィック・ムサエフのライト級の一戦をBellator世界ライト級王者に予想してもらった。「ムサエフが勝つ」と言うチャンピオンは、そうなった場合にムサエフが次期挑戦者になると想定しているのか。

さらに日本大会が行われるのであれば、最高のリベンジ戦のタイミングではないかという問い掛けに対し、パトリッキーは「サトシとも戦いたい」と断言した。

<パトリッキー・フレイレ・インタビューPart.01はコチラから>


──その一方でアウトローはシングルレッグ、そしてハイクロッチとケージレスリングでも有効なテイクダウンを持っています。

「そこはムサエフにとっても、問題になるかもしれない。ただ、ムサエフだって金網を使ったトレーニングはしているはずだ。それでもシドニーはシングルレッグでケージまでムサエフを押し込むことはできるだろう。そこからの先のテイクダウンとスクランブルの攻防はどうなるのか……。

ムサエフはピュア・レスラーだから、ケージを使ったレスリングにどこまで対応できるようになっているのか、だね。ただ、そういうギャップは埋めてくると俺は思っているよ」

──そして、この試合はムサエフが有利だと。

「ムサエフは打撃でも、レスリングでもシドニーを止めることができるに違いない。チャンドラーと戦った時、何があったのか分からないけどシドニーは目にパンチが当たってから、あっという間にパンチで眠らされてしまっただろう。ああいうことがあるから、今回の試合はムサエフが勝つと思っているんだ」

──ところで、今回の試合は暫定王座決定戦になりませんでしたが、ムサエフが勝つと次の挑戦者になると思っていますか。

「そうは思わない。ベラトールにはベンソン・ヘンダーソン、ブレント・プリマス、ロシア人達がトップ5にいるからね」

──本来はタイトル・チャレンジャーだったアウトローをKOしても、彼に挑戦権は与えられないと?

「与えられないよ。この試合に勝ったからといって、どれだけランキングが上がるか分からない。ただ、誰とは言わないけどベラトールのランキングは少しおかしくて、トップ5にランクに入るべきじゃない選手の名前が見られるのも確かだ。

トップ10ファイターと戦ったことがないような選手がね。ランキングを見ても、誰が次の挑戦者になるのか。ベラトールが、誰をチャレンジャーにしたいのか俺には分からないよ。

ただムサエフがシドニーに勝っても、ランキングで上の選手がいるから、そこに勝つ必要があるだろう。個人的にはムサエフが勝てば、ヤツと戦いたい。リマッチを望んでいるよ。ただしランキングを考えると、どうなるのか。ベラトールは一体、誰と戦わせたいのか。俺はトフィック・ムサエフとやりたいけどね」

──スコット・コーカーは2019年に続く、日本大会の開催を望んでいます。仮に日本大会が行われるのであれば、ムサエフとのリベンジ戦に臨む最高のタイミングではないでしょうか。

「日本でムサエフと戦うというのは、良いアイデアだね。でも、俺はせっかく日本で試合があるならサトシとも戦ってみたい」

──前回のようにRIZINとベラトールが大会を共催するのか、スコット・コーカーは単独開催もあるということを国にしていました。そういうなかでサトシ選手と戦うならリングとケージ、どちらを望みますか。

「リングだよ。俺はあのルールが好きなんだ。喧嘩をさせれば、俺がキングだからね」

──今のパトリッキーの言葉を日本のファンに伝えると、大喜びすること間違いないです。

「ただ、サトシとの試合がケージで組まれても全く問題ないよ」

──それはサトシがベラトールのケージに上がることを歓迎するということでしょうか。

「勿論、それはそれで歓迎するよ。でも俺はサトシと戦うなら、RIZINルールで戦いたい」

──押忍。ではパトリッキーの試合復帰、いつ頃になるでしょうか。

「少しでも早く、試合がしたい。ただし、動くとまだ足に痛みを感じている状態なんだ。ホンの少しの動きでもね。早く治って欲しいと思っている。そして傷が癒え次第、ベラトールが少しでも早く俺の試合を組んでくれることを願っている。ずっとケージの外で待っているなんて、我慢できないからね。それは前回の試合後から、思ってきたことだよ」

──その日が早くやってくることを期待しています。そしてパトリッキー、今日はありがとうございました。日本のU-NEXTでベラトールの試合を視聴しているファンに、最後にメッセージをお願いできますか。

「心の底から日本のファンの皆に、再会できる日を待ち望んでいる。その時が来れば、皆の前で……さいたまスーパーアリーナで戦いたい。皆とハグをして、記念写真を撮り、エネルギーを貰った。ベラトールの試合をU-NEXT TVで視聴してくれる皆と、すぐに会えることを願っている」

■視聴方法(予定)
7月23日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■ BELLATOR283対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
ジェイソン・ジャクソン(米国)

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
クリス・ゴンザレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ムカメド・ベルカモフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン(米国)
マルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン(米国)
ダルトン・ロスタ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィータ・アルテガ(米国)
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ(コロンビア)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アクメド・マゴメドフ(米国)
ケビン・ボーン(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
ボビー・キング(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・フェラルド(米国)
ルイス・イニゲス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
マーク・コーツ(米国)

<160ポンド/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ブライアン・ニューロ(米国)

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BELLATOR Bellator282 MMA MMAPLANET o UFC   アナトリー・トコフ アレクサンデル・シャブリー アレハンドラ・ララ イララ・ジョアニ エンリケ・バルゾラ ゲガール・ムサシ サバウ・ホマシ ジョニー・エブレン ダニー・サバテーロ ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード ブレント・プリマス マゴメド・マゴメドフ ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ 渡辺華奈

【Bellator282】計量終了 ワイルドカードから対抗馬?! バルゾラ&サバテーロが、マゴメドフ&イーゴ戦へ

【写真】バルゾラの挑発をメゴメドフは、文字通り理解できなかった(C)BELLATOR

24日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator282「Mousasi vs Eblen」の計量が、23日(木・同)に行われている。

キャリア11連勝でいつの間にやらタイトル挑戦権を獲得したジョニー・エブレンが、ゲガール・ムサシの持つBellator世界ミドル級に挑むタイトル戦がメインの今大会、全選手が計量をパスしている。


中重量級のメイン以上に日本のファンに注目を集めているといっても過言でないバンタム級ワールドGP準々決勝2試合は、ワイルドカードを勝ち上がり本トーナメントに晴れで挑むことになったダニー・サバテーロとエンリケ・バルゾラが、それぞれレアンドロ・イーゴとマゴメド・マゴメドフと対戦する。

UFCから転じダリオン・コールドウェル&ニキータ・ミハイロフを下したバルゾラが、マゴメドフの執拗なテイクダウン&コントロールに対しても、持ち前の粘りを見せることができるのか。この5分✖5R試合で、マゴメドフをより疲弊させて勝利を得るようなことがあれば、ワイルドカードから対抗馬に躍進となる。

そのバルゾラ、フェイスオフで何やら言葉を掛けるが、耳を傾けたマゴメドフは結果、分からないというジェスチャーで応える。

もう一つのGPトーナメントは、堅実なスタイルを派手な言動でカバーするサバテーロが、一気に距離を詰めて額をつけるような状態でまくし立ててイーゴを挑発する。イーゴも言葉を返し、不遜な笑みを浮かべた。

決して組みも弱くないイーゴが、組みだけで勝負といって過言でないサバテーロのバック地獄を掻い潜ることができるか。長引けば、サバテーロの準決勝進出も十分にある一戦だろう。
この他、ルーカス・スカイウォーカー・ブレナンがキャリア7連勝を賭けてジョニー・ソトと戦うフェザー級マッチや、ライト級元世界王者で10thPlanet柔術を駆使するブレント・プリマスが、圧力はさほど高くないが21勝3敗という抜群の戦績を誇るアレクサンデル・シャブリーを迎え撃つライト級戦。

さらに渡辺華奈に負けたラテン女子対決=アレハンドラ・ララ✖イララ・ジョアニ戦、サバウ・ホマシ✖マイコン・メンドーサの渋いウェルター級戦、キャット・ジンガーノの出場と非常に粒揃い、モヒガンサン・アリーナ大会らしくプレリミでも充実さラインアップが揃ったBellato282だ。

■視聴方法(予定)
6月25日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

■Bellator282 計量結果

<Bellaotr世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] ジョニー・エブレン: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級ワールドGP準々決勝/5分5R>
レアンドロ・イーゴ: 134.75ポンド(61.12キロ)
ダニー・サバテーロ: 134.75ポンド(61.12キロ)

<バンタム級ワールドGP準々決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドフ: 135ポンド(61.24キロ)
エンリケ・バルゾラ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
ダン・モレット: 155.5ポンド(70.53キロ)
キリズ・モタ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブレナン・ワード: 171ポンド(77.56キロ)
カシウス・ケイン: 169.75ポンド(76.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.75ポンド(66.11キロ)
ジョニー・ソト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス: 156ポンド(70.76キロ)
アレクサンデル・シャブリー: 155.75ポンド(70.64キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
キャット・ジンガーノ: 145.25ポンド(65.88キロ)
パム・ソーレンソン: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アナトリー・トコフ: 186ポンド(84.37キロ)
ムハマド・アブダラー: 184.25ポンド(83.57キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ: 170ポンド(77.11キロ)
マイコン・メンドーサ: 170.75ポンド(77.45キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ: 125.5ポンド(56.92キロ)
イララ・ジョアニ: 125ポンド(56.7キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー: 145.75ポンド(66.11キロ)
ジェイムス・ゴンザレス: 145.75ポンド(66.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
アーロン・ジェフリー: 184.25ポンド(83.57キロ)
ファビオ・アギラー: 184ポンド(83.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ブライス・ローガン: 156ポンド(70.76キロ)
マンデル・ナロ: 155.5ポンド(70.53キロ)

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BELLATOR Bellator255 Report アレハンドラ・ララ ブログ 渡辺華奈

【Bellator255】組みの圧力、テイクダウン&コントロールでララを削った渡辺華奈が北米初戦で判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

まず左ローから左ストレートを伸ばしたララは、ワンツーで渡辺をケージに追い込む。さらに左ストレートをララが当てるも、渡辺は一瞬にして大外刈りでテイクダウンを奪う。サイドを取った渡辺、ララは足を戻し蹴り上げからスクランブルへ。バックを取った渡辺は、サイドバックでコントロールしサイドを変える。ララは立ち上がって離れると左フック、そして左ミドルへ。蹴り足を取りつつ、クリンチに持ち込んだ渡辺が小外掛けでテイクダウン。と思いきや、すかし気味にバランスをキープしたララが、倒れながら投げに来た渡辺からマウントを取る。

殴られ背中を見せた渡辺は、時間を掛けて立ち上がり前方に落としに掛かる。自ら着地し、スタンドに戻ることを選択したララは、左フックから右をヒットさせる。さらに左と右をコンビで入れるララは組まれるとヒザ蹴りを放って離れる。左ローで姿勢を乱した渡辺が、直接組みに行くもララは反応する。テイクダウンを決めた渡辺だが、初回は打撃でララがリードした。

2R、右を当て組みに行った渡辺が小外掛けへ。切ったララは煽る渡辺にエルボーを入れ、クリンチから逃れる。渡辺もジャブを伸ばし、右から組んで払い腰を決める。そのままサイドで抑えた渡辺に対し、ララは背中を向け前転から足関節を狙う。正対して潰した渡辺がレッグドラックから肩固めへ。足を絡ませていくララは、頭も抜いて下からエルボー。直後にリバーサルを決めて、ハーフで抑える。

渡辺のキムラ狙いからバックに回った渡辺が両足をフックする。残り1分、手首を掴んで防御するララは、体を伸ばされないよう足を絡める。背中を伸ばした渡辺がパンチを連打、前転してエスケープを図るララに腕十字を仕掛けたところで、時間に。渡辺がラウンドを取り返し、さらにかなり削ることに成功した。

最終回、渡辺の右をかわしてバックに回ろうとしたララ。渡辺は即反応して離れると逆に組んでケージへ。大外でテイクダウンを決めた渡辺は、しっかりとトップをキープする。疲れが見えるララが下から鉄槌を放つも、背中をつけた状態が続く。潜ろうとするララを殴る渡辺は、肩固めを狙う。フレームを作って防ぐララだが左に向くことが出来ず、腰を押して一方通行のエビしか動けない。

しっかりと抑え続ける渡辺が、足を抜いてマウントを狙いつつ時間を使う。ララは右腕を差してブリッジも潰され、ついには渡辺が3/4マウントから肩固めへ。ここも極めより、抑えを重視し、立ち上がろうとするララの小手を決めてパンチを入れた渡辺は3Rも取り切った。

と、ジャッジの裁定は割れるが渡辺はスプリット判定勝ちで、北米初戦をしっかりと勝ち切った。


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BELLATOR Bellator255 News アレハンドラ・ララ エマニュエル・サンチェス ジェイソン・ジャクソン ネイマン・グレイシー パトリシオ・フレイレ ブログ マゴメド・マゴメドフ ロジャー・フエルタ 渡辺華奈

【Bellator255】計量終了 ベラトール新時代。マゴメドフ、ネーロ×セイシャスらプレリミも見逃せない

【写真】プレリミながら見逃せないマゴメド・マゴメドフのベラトール2戦目(C)BELLATOR

1日(木・現地時間)、 2日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator255「Pitbull vs Sanchez」の計量が行われた。

メインでBellator世界フェザー級選手権兼ワールドGP準決勝を戦う挑戦者エマニュエル・サンチェスと、パトリシオ・フレイレはフェイスオフ後にインタビューが行われた。

まずサンチェスが「素晴らしい金曜日の夜になる。キリストが僕と一緒にいてくれる。キック、パンチ、ジャンピング・スピニングキック、勝利のためなら何でもする。でもシンプルにジャブ、クロス、拳で敗北を与え、僕が決勝へ行く」と話す。

続いてフレイレは「彼が危険な相手だ。でも最初から終わらせにいく」と語った。

日本から出場する渡辺華奈と対戦するアレハンドラ・ララは、蝶の羽を模したコスチュームを用意しスケールの上、フェイスオフ後にその羽を広げた。


今回、SHOWTIME中継第一弾のベラトールでは、その放送枠に入っていないプレリミが、チケット要員でない流れが続く強力な布陣、しかもニューカマーが動員されている。

ただし、ウェルター級で出場予定だった元ACBウェルター級王者のムカメド・ベルカモフは、3.8ポンドの体重オーバーでハーマン・テラドが対戦に応じず、この一戦は中止に。

さらにブラジルから17勝1敗のミドル級ファイター=ファビオ・アギラルも2.7ポンドの体重超過となったが、ハリド・ムルタザリエフ(※14勝2敗)はキャッチウェイト戦を了承している。

今回がベラトールで2戦目となるマゴメド・マゴメドフもプレリミでシージェイ・ハミルトンと戦う。徹底してテイクダウン&コントロールで組み勝つ試合が信条のマゴメドフ、どこまであのスタイルを貫き通すことができるのか、見ものだ。

LFAで連敗しながらベラトールで戦うチャンスを得て、2勝目を狙うヒカルド・セイシャスと、初勝利を狙うマンデル・ネーロのライト級など、プレリミも楽しみな試合が多い。

そしてプレリミとメインカードとの繋がりはコロナ禍前より強くなったベラトールだけに、ここで挙げた選手たちの試合は今後のメインカードをより楽しむためにも、ぜひとも押さえておきたいところだ。

それだけにムカメド・ベルカモフの試合の中止と、ファビオ・アギラルの契約体重戦──計量失敗が残念でならない。

■視聴方法(予定)
4月3日(土・日本時間)
午前7時~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator255計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.1ポンド(65.36キロ)
[挑戦者]エマニュエル・サンチェス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170ポンド(77.11キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 170.9ポンド(77.51キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ティレル・フォーチュン: 251.2ポンド(113.94キロ)
ジャック・メイ: 264.3ポンド(119.88キロ)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.2ポンド(70.39キロ)
マイク・ハメル: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ: 124.2ポンド(56.33キロ)
渡辺華奈: 124.8ポンド(56.6キロ)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ: 135ポンド(61.24キロ)
シージェイ・ハミルトン: 134.4ポンド(60.96キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムカメド・ベルカモフ: 173.8ポンド(78.83キロ)
ハーマン・テラド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライト級/5分3R>
マンデル・ネーロ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ヒカルド・セイシャス: 154.9ポンド(70.26キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラル: 187.7ポンド(85.13キロ)
ハリド・ムルタザリエフ: 183.6ポンド(83.27キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ロジャー・フエルタ: 159.4 ポンド(72.3キロ)
クリス・ゴンザレス: 159.2 ポンド(72.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト: 203.2ポンド(92.16キロ)
ジョナサン・ウィルソン: 204.2ポンド(92.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・ファラルド: 171.1ポンド(77.6キロ)
トレバー・グッデ: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン: 185.1ポンド(83.95キロ)
ブランコ・ビシック: 183.8ポンド(83.41キロ)

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BELLATOR Bellator255 Interview Preview アレハンドラ・ララ ブログ 渡辺華奈

【Bellator255】エアポケットを埋めれば柔道で勝てる=渡辺華奈がアレハンドラ・ララとサークルケージ初陣

【写真】既に世界挑戦経験のあるララとベラトール初戦を戦う渡辺(C)BELLATOR & MMAPLANET

2日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナにおいて、昨年12月以来、そして2021年になって初めてのベラトールのイベント=Bellator255「Pitbull vs Sanchez」が開催される。

SHOWTIMEでの中継に向け、しっかりと準備間を置いたベラトール。UFCと並び、全米第2のMMAプロモーションが活動を再開することで、ようやくMMA界も両輪が揃ったように感じられる。

そんなベラトールの活動再開第一弾はBellator世界フェザー級選手権兼ワールドGP準決勝=王者パトリシオ・フレイレ✖挑戦者エマニュエル・サンチェスを筆頭にメインが5試合、プレリミが8試合の13試合が組まれている。

日本でYouTubeでの配信となる今大会だが、米国では前述したSHOWTIMEの中継のオープニングファイトの女子フライ級戦に日本から渡辺華奈が出場し、アレハンドラ・ララと対戦する。


一昨年末のBellator日本大会、RIZINの合同開催だったBellator237でもベラトール運営陣が会場を途中で去った後半試合ではなく、米国中継枠でサークルケイジ初陣でイララ・ジョアニとパウンドアウトした渡辺がついに米国で戦う。

中学、高校、大学、そして社会人と柔道の第一線で戦ってきた素性の良さを、そのままMMAで発揮してきた渡辺。均整の取れたフィジカルから、積極的に打撃戦にトライし、組めば得意の内股など、柔道の投げからトップコントロール、そして極めという流れで勝ち星を9つ積み上げてきた。

対するララのMMA戦績は9勝3敗、ベラトールでは3勝2敗だ。とはいえ、その敗北は前女子フライ級王者イリマレイ・マクファーレンに挑戦し腕十字で敗れた試合と、現王者ジュリアナ・ヴェラスケスにスプリット判定で敗れたもの。

ララは打撃、テイクダウンの攻防、上下の寝技とどの局面でも大きな特徴はないが、穴も少ないウェルラウンダーだ。

また両者揃って1年4カ月実戦から離れており、この間の成長も勝負の行方を大きく握ってくるだろう。渡辺に求められる成長は、立ち技だ。体に軸があるためパンチに倒す力はある。その一方でパンチを被弾するシーンも少なくない。

まだフレッシュなので、国内では殴られても殴り勝つことができた。ララは決して一発が強いファイターではないが、パンチを被弾するとそれだけ相手のペースで打撃だけでなく、組みに持ち込まれてしまう。

その組みに関して、ララのバーチャル会見での言葉を素直に信じると、寝技には相当な自信を持っているようだ。とはいえ、ララが渡辺の投げを簡単に防ぐことができるとは思えない。

ただし、その投げにいくまでに打撃でこれまでの渡辺は穴、エアポケットが存在していた。打撃でオーソの渡辺は、組みは右手が前で──柔道的にはオーソ──打撃的にいえば右手前のサウスポースタンスになる。

ジョアニ戦までの渡辺は、ここにエアポケットが存在した。オーソで殴り、サウスポーで組んだ際に左手の防御がなく、顔面ががら空きになっている。

つまり組みの形に入る時は、MMAの柔道ではなく、殴られる心配のない柔道の柔道になっていた。直ぐに組んで内股でテイクダウンを奪うことができてはいたが、柔道の技を使うにしても、米国でトップを目指すならシングルやダブルで組んでクリンチ、そこから投げるという動きが欲しい。

渡辺も当然、この期間でレスリングという部分で技術を見つめ直してきたに違いない。と同時に打撃の攻防のなか右を打って近づけば、打ち終わりでサウスポーとなり、腰技でなく足技を仕掛けることも十分に可能だ。

全てにおいてレベルが高い北米MMAだが、柔道技への対処はまだまだだ。渡辺にとっては内股でなくても、足払いで姿勢を乱して自分の形で組むことも「今は」難しくない。

打から組みへの空白の瞬間、そして足払いの応用、内股なら投げた後という部分でMMAとしてのアップグレードがあれば、実はボクシング&レスリングというMMAの王道系でなくても、柔道を使った勝利の方程式が渡部には存在する。

そんな渡辺との一戦を前にして、ララはバーチャル会見でいかのように話している。

アレハンドロ・ララ
「ハードな試合になる覚悟はできているわ。良いマッチアップよ。彼女は負け知らずでも十分に彼女のスタイルを研究してきた。

まだ皆が知らない戦いもできるし、驚かせることになると思うわ。特にグラウンドゲームではね。彼女が寝技に持ち込んで来ても、問題ないわ。

ジュリアナ・ヴェラスケスに負けた時とは、別人よ。ケージに入る度に成長している。以前は自分のポテンシャルだけで戦っていたけど、今は全ての局面において強くなっている。対戦相手が何をしてくるのかというよりも、自分がどう戦うかに重点を置いてきた。一つ言えることは、皆に喜んでもらえる試合になるということね。私が常にベストを尽くすことは、皆は知っているはずよ」

1年4カ月という実戦から離れてきた両者、この間の成長度合いがこの試合の決め手となる。

■視聴方法(予定)
4月3日(土・日本時間)
午前7時~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator255対戦カード

<Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者]エマニュエル・サンチェス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<ヘビー級/5分3R>
ティレル・フォーチュン(米国)
ジャック・メイ(米国)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
マイク・ハメル(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ(コロンビア)
渡辺華奈(日本)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
シージェイ・ハミルトン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ムカメド・ベルカモフ(ロシア)
ハーマン・テラド(グアム)

<ライト級/5分3R>
マンデル・ネーロ(カナダ)
ヒカルド・セイシャス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラル(ブラジル)
ハリド・ムルタザリエフ(ロシア)

<160ポンド契約/5分3R>
ロジャー・フエルタ(米国)
クリス・ゴンザレス(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト(ブラジル)
ジョナサン・ウィルソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・ファラルド(米国)
トレバー・グッデ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(米国)
ブランコ・ビシック(米国)

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