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【Road to UFC2023Ep03】自己証明─再び。野瀬翔平「実力を伴ってUFCにステップアップしないと」

【写真】師匠の弘中先生と、右はマネージャーの前田桂さん。前田桂さんも濱村健と同様に面倒見の良い人物──関西弁だが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝で野瀬翔平がシャオ・ロンと対戦する。

昨年に続き2年連続のトーナメント出場、その前回大会は初戦で元UFCファイターのウリジブレンに勝利も準決勝で中村倫也に131秒でKO負けを喫した。世界の頂点を目指す戦いで、同胞と戦い完敗──この1戦が野瀬にどのような変化をもたらしたかのか。

「自分でもビックリした」と連続参戦に関して話した野瀬は、去年よりもMMAファイターとして成長し、UFCで戦うという気持ちもより強くなっている。


──Road to UFCに2年連続で出場が発表された際、正直なところ本当に驚きました。野瀬選手自身は、申し込んでいたとしてもどれぐらい出られると思っていたのでしょうか。

「正直、自分でもビックリしました。国内で修斗のランキングに入って、ベルトを狙うという道筋を立てていたので。またチャレンジできることはビックリでしたが、嬉しかったです」

──3月に修斗で新井拓巳選手に一本勝ちした時は、もう出場は決まっていたのですか。

「そうだったみたいですが、僕には知らされていなかったです。それが(弘中邦佳)先生たちの意向だったようで。あの時、僕自身は修斗でやっていくつもりだったので、それはそれで落とせない戦いなので、そういうつもりで戦っていました。で、勝った直後に舞台裏で教えてもらって……凄く驚きました」

──あの一戦、覚醒したような強さだという評判になりました。Road to UFCで戦ったことで、何かが変わったということはありましたか。

「それは感じています。去年の2試合、勝ちと負けを経験して。中村(倫也)選手に負けて、練習にもより身が入ったし。風間(敏臣)選手が契約したと知った時も、凄く悔しくて。さらに練習でギアが上がって、凄く強くなっている感覚がありました。だから絶対に負けないし、絶対に極めることができると思っていました」

──中村選手は同じ日本人に負けた。しかも差を見せつけられて敗れた。あの試合の経験をどのように今後に生かそうと思いましたか。

「試合中の感覚、勝負勘が中村選手は凄かったです。ケージ際で貰ったヒザとか、練習でなかなか顔面にヒザを入れるとかできなので、如何に練習で試合を意識してやることができるのか。それをまた考え直してやってきました。

中村選手は圧とかではなくて、試合の感覚──センスがあると思いました。あんな風にピンポイントでヒザを効かされてしまったので。しかも壁で組み直し際に。そんなに思い切り入ったわけではなかったのに、綺麗に効かされてしまいました」

──同じように中村選手を相手に完敗を喫した風間選手が契約できたことが、悔しかったという風に言われていましたが。

「正直、格好悪いし、口にすべきことでもないのですが……。あの……今はそんな風には一切思っていないですけど、『シャッフルさえなければ』というのは正直思いました。それはやっぱり思うし、悔しかったし……。『準決勝でシャッフルがなかったら俺はUFCと契約できたのか』とは正直思いました。でも、今は気持ちを切り替えて、しっかりと優勝をして実力を伴ってUFCにステップアップしないといけないと思っています」

──私なら一生言い続けますよね。「あの時、急にシャッフルしやがって。UFCのバカやろうが」と(笑)。

「アハハハハ。でも、こうやってまた挑戦できますし。過去最高に調子が良いので、自信を持って挑めます」

──対戦相手のシャオ・ロンはコンテンダーシリーズに出て、負けている選手です。

「試合映像はそのコンテンダーシリーズのモノしか見つけられなかったのですが、組みに関しては絶対に僕の方が強い。一本取れる自信があります。ただ大振りの打撃は一発があるので、そこは気を付けないといけないです。組めば勝てる。そういう気持ちはあります」

──現時点でアウェイと感じることはありますか。

「全くないです。アブダビ、シンガポールと同じように調整できています。全く問題なく、普通に過ごせています」

──去年のシンガポールの時よりも、弱冠余裕が感じられますね。

「シンガポールの時よりは、心の余裕があります」

──現時点では『なんで、アイツなんだ』という声も国内の選手から聞かれることもあるかもしれないですが、その声を払拭できる勝利を期待しています。

「『なんでコイツなんだよ』と思われているかもしれないですが、1回戦が終った時には『コイツなら』と期待してもらえるような試合ができると思っています。そこを注目してほしいです」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 Road to UFC UFC ウリジブレン ライカ 田中路教 笹晋久

【Pancrase333】笹晋久と対戦、田中路教─02─「話しても、試合で示さないと何もならない」

【写真】昨年8月以来の実戦、何がどう戻ったのかが明らかになるのか……(C)MMAPLANET

30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で笹晋久と対戦する田中路教インタビュー後編。

2016年1月以降、自身のパフォーマンスは落ちているという言葉が田中から聞かれた。では現状はどうなのか──を尋ねた。

<田中路教インタビューPart.01はコチラから>


──では今はどうなのか。そこが、一番の問題だと思います。

「ヤヒーラ戦から落ちたと感じるようになったのは、最近、凄く調子が良くて。自分のなかで動きが戻ったからなんです。20代前半の時の体、感覚に戻りました。この感覚がいつまであったかを探ると、ジョー・ソト戦までだったんです。ジョー・ソト戦のダメージが大きすぎた。そこから自分の動きが落ちたと思います」

──相手のレベルが高くなったからではないのでしょうか。

「違います。実はこの感覚が戻ってきたので、ここ数年間に積み上げてきた動きができない状態になっているんです。構えからして、変わってきました。だから創り直している最中で、実は大変でもあります(笑)。また振り出しに戻った……いやジョー・ソト戦の時まで戻った感じなんです。

結果、新しいモノを創らないといけない。そこが大変になっています。でも、動きはめちゃくちゃ変わりました。これは明確です。今は練習量も若い頃に戻りり、疲れも残らない。本当に以前のようになっていて、練習していても楽しくてしょうがないです」

──アルファメールの練習仲間からも『変わったな』と言われることがありますか。

「それはないです(笑)。ユライアも『子供ができたから、タナカは変わった』という考えの人なんです。ただ、今回は安心して見てくれているような感じです。以前のようなダメ出しがなくなってきているので」

──動きが良くなったことで、以前のように圧が掛けられるようになりましたか。

「いや、そこも……ないです。それはなぜかというと体が動いている時から、僕はプレッシャー負けをしていたので(笑)。当時は打撃が全くできなかったこともるし、プレッシャー負けをしてしまう構えをしていました。だから、そこを改善するように取り組んでいます。しっかりと改善できるかは分からないですけど、この試合で試します」

──田中選手は組みの圧があるのに、そこが打撃を意識して使うことで落ちる。そんな風に見えてきました。

「でも相手のレベルが上がると、組みのプレッシャーだけで圧し返すことは難しいです。それは厳しい。まぁ、そういうところも含めて、構えから改善して次の試合に挑みます」

──ところで、何がきっかけで動きが戻った……変わったのですか。

「そこの話しを記事にするのは、試合後でも良いでしょうか。試合で結果を残してから、〇〇のおかげなんですって話したくて。今ここで話しても、試合で示さないと何もならないですし」

──分かりました。では、試合後にそれを話せるためには勝利が不可欠ということですね。対戦相手の笹選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「色々な団体に出ていて、見た感じはどっちかといえばストライカー。スイッチもできるし、器用に戦える。かつ倒す勢いがある選手です」

──そんな笹選手に生まれ変わった田中選手は、何を見せたいですか。

「試合で見せたいこと……やらないといけないこと……そういうものはないです。ただただ集中して、勝てるところで勝つだけです。何を試合でやるのかとかは、特に考えないです。それがあると良くも悪くも試合に影響が出てしまう。試合が始まり、相手が目の前に来る。そこで感じたまま戦っていければと思っています」

──これまでも何度かありましたが、下手をすれば……いや上手く行けば日本で最後の試合になるかもしれないです。

「毎回、最後だって言っていますけど(笑)」

──アハハハハ。ただ今回、田中選手の状況もありますし、良い試合をすれば国内からオファーがあるのではないでしょうか。

「いや、もうないですよ(笑)。それは、もうない」

──そうですかねぇ。ところでこのタイミングで今更なのですが、Road to UFCに関しては田中選手はどのようなスタンスでいたのですか。

「僕は断られました。ユライアがかなり前に話してくれていて、そこで『元UFCファイターは厳しい』という返答があって」

──そこもまま聞かれるUFCの判断基準ですが、去年のバンタム級に出場したウリジブレンは元UFCファイターだったので。

「それはUFCにとって、その国に持つ価値基準が関係してくるでしょうし。もう仕方ないです。それに最後の試合で負けているのもネックなので、そこを指摘されると僕は何もいえないですから」

──返答待ちという選手が多い中で、「NO」という言葉がある分、田中選手は動け出せたというのはありますね。

「まぁ、出られないのであれば早く教えてもらった方が良いのは確かです。とにかく、これからの僕には連勝とフィニッシュが必要で。あと僕の場合ですが、ユライアからはUFCの意向として年齢に関して言われたことはないです」

──謎の32歳規定もないと。

「僕は年齢のことは言われていません。だから必要なのは連勝とフィニッシュ。ユライアと話しても、そこが大切になってくると思います」

──なるほどです。では次の試合に向けて帰国はいつ頃に?

「試合のある週に戻ります。ファイトキャンプは全部、こっちで終えて帰国する予定です。それからはビザが取れるまで日本にいます。子育てもありますしね」

──田中選手も父親になり、よりシビアにキャリアを考える必要があるなか、今回の試合も笹選手の今後のキャリアが懸かった試合になります。相当に気合が入っているに違いないです。

「UFC出場だけでなく試合に懸けている気持ちは皆、同じで。僕はやるべきことを試合までやるだけだと思っています。本当に良いコンディションで試合に出て、勝てるよう頑張ります」

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE Shooto Shooto2023#02 UFC VTJ ウリジブレン マックス・ザ・ボディ 中村倫也 修斗 宇佐美正パトリック 安芸柊斗 岡野結城 弘中邦佳 新井丈 新井拓巳 澤田龍人 菅原和政 西川大和 野瀬翔平 関口祐冬 飯田健夫

【Shooto2023#02】RTUから帰還、野瀬翔平が新人王=新井拓巳と対戦。同門菅原はMAXと─続く茨の道

【写真】新井としても、野瀬を食うことで未来を変えることができる一戦だ(C)MMAPLANET&ONE

3月19日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#02の追加カードがSustainより発表されている。

SASUKE✖飯田健夫の世界フェザー級選手権試合、新井丈×関口祐冬、澤田龍人×安芸柊斗等が組まれている同大会にライト級のマックス・ザ・ボディ×菅原和政、バンタム級の野瀬翔平×新井拓巳の2試合が加わった。


HEATで岡野結城、VTJで西川大和、修斗公式戦で宇佐美正パトリックと3連敗後、昨年10月にエドモンド金子を破り約1年7カ月振りに勝利を挙げた菅原だが、ここでマックス・ザ・ボディとのマッチアップ、まだまだ茨の道が続く。

ここまでのハードな相手との対戦、勝ち負けを抜きにして、その経験を生かすのはこれから。そういう意味で、フィジカル・モンスター=マックス・ザ・ボディとの対戦は、菅原の今後を占う上で非常に大切な一番になってくる。

そんな菅原の同門、野瀬はRoad to UFCを経験し修斗に戻って来ることとなった。対する新井は昨年の新人王、なんともシビアなマッチアップとなる。野瀬と新井、ここまで接点がないように見えるが、両者揃って中村倫也に大敗を喫したという共通点がある。

新井は一昨年の4月にアマチュアマッチとして、格闘DREAMERS最終選考試合で中村と対戦し、42秒でKO負け。野瀬は昨年11月にRTU準決勝で、2分21秒で同じくKO負けを喫している。中村戦後の新井は1勝1敗1分、とにかく組んでしつこく攻めるという戦いを貫いている。

野瀬としては、その執拗な組みを遮断、あるいは自分の形で組むことができるか。RTU出場前に野瀬の師匠である弘中邦佳は「契約できれば御の字。そうでなくて、RTUで得られる経験が野瀬のキャリアに大切になってくる」と明言していた。

RTU初戦で元UFCファイターのウリジブレンと向き合ったことも、現状の日本ではなかなか経験できないことだ。Road to UFCを戦ったアドバンテージは確実に存在する。それを生かせるかどうかは本人次第。野瀬のMMAファイター人生の第2章がこの新井戦から始まるといっても過言でない。

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【RTU ASIA2022 Ep05】中村倫也と戦う野瀬翔平─01─「ホテルで1階に下りて計量できるのは有難い」

【写真】フワフワしていた自覚があったため、集中することができたRoad to UFC初戦だった(C)MMAPLANET

23日(日・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるROAD TO UFC AISA2022 Episode05――バンタム級準決勝で中村倫也と戦う野瀬翔平。

6月の1回戦では元UFCファイターのウリジブレンを下し、本来はキム・ミンウと準決勝を戦う予定であったが9月になって中村に対戦相手が変更された。その野瀬に初めての海外での試合&国際戦で得たモノが何かを尋ね、中村戦に向けての意気込みを語ってもらった。

言葉数は決して多くない。上手く話せるわけでもない。それでも、芯の強さが伝わってくる野瀬の受け答えだった。


──あと2週間ほどでRoad to UFCバンタム級Tの準決勝、中村倫也選手との試合です。現状の仕上がり具合はいかがですか。

「体重が順調に落ちていて、調子も上がっているので順調に仕上がっています」

──6月のウリジブレン戦、初めての海外での試合と国際戦をRoad to UFCという場所で経験してどのように感じましたか。

「大会自体はこれまで戦ってきた場所のどこよりも規模が大きくて、会場もケージも大きかったです。だから飲まれないように気持ちを創ることが一番大切だと思いました。もうフワフワして……『うわぁ、UFCのケージだ』っていう風になってしまっていたので、とにかく気持ちを入れようとしました。だからケージに入った時は、しっかりと気持ちを創ることができていました。そこは上手くいったかなと思います」

──我事ですが、UFCの会場、UFCのオクタゴンに向かう日本人選手のウォークアウト・ソングでテレレが流れると感無量になってしまいました。

「良い経験でした。ただ単純に良い経験だったという風で終わらせて、振り返るようにはしたくないので、そこは気持ちを切り替えています。あと2勝したいです」

──海外でUFCファイトウィークを過ごしたことは、どのような財産になっていますか。

「僕は全くいつも通りでした。何が体調面で崩すということもなかったです。シンガポールは気候も良くて、食事もスーパーに行けば日本食を入手できましたし。次のアブダビはその辺りは分からないですけど、シンガポールは全然問題なかったです」

師匠の経験が弟子に生きる

──生まれ故郷のことが掲載されている旅行雑誌を持って行って、日本を懐かしむことはなかったですか。

「そんなことはなかったです。試合に集中していました(笑)」

弘中邦佳マスタージャパン福岡代表 それ、俺がUFCに出た時のことじゃないですか(笑)。山口のるるぶを持って行って。

──野瀬選手、そんな精神状態の人間をどう思いますか。

「……。何もいえないです……。ただ僕は試合前の滞在も楽しんでいました」

弘中 ジョン・フィッチと日本でやったら、勝っていましたよ(笑)。

──アハハハ。

弘中 しょぼいこと言っていますよね(笑)。あの時の経験、ずっと心に残っている後悔を野瀬がすることないように普段から指導しています。

──押忍。

弘中 でも、日本の旅行雑誌とか持って行っていたのは僕だけのようですね。

──当たり前です。消化とか体のことを考えると、日本食を持ち込むべきですが、精神的には『パスタとステーキを食って勝て』とあの時は思いましたよ(笑)。

弘中 アハハハハ。野瀬は僕みたいなことはないので。

──パスタを食って勝ちますか。

「日本食がなければ、食べます(笑)。それで勝てるかどうかは……別ですが、あまり食べ過ぎないようにして戦います。」

──良い心構えです。

「これまで僕の場合は計量の日に福岡から東京に向かっていたので、そこを考えるとホテルの部屋から1階に下りて計量できるのは有難いです。いつもより、きつい時間が短かったので、凄く楽でした」

──去年の7月に修斗でもフェザー級からバンタム級に落として、戦うようになりました。その場合は、水抜きをした状態で飛行機に搭乗するわけですよね。

「空港に行く前に水抜きを終らせて、飛行機で東京に向かって。到着してからも電車で移動していたので、そこと比較すると本当に楽です」

──水を抜いて、東京に向かうのですか。

「ハイ。到着したら計量の時間ですし、飛行機に乗る前から水分は取らないままです。それでも移動をしているので計算通りに落ちなくて、東京についてから走ったりとかもしてきました」

──飛行機に乗る前に計量をパスする体重を創る必要があるのは……それは厳しいですね。

「着いた時に落ちているという計算ですね」

──いずれにせよ、その日本での計量と比較してシンガポールの時のリカバリー後の体調や気分に違いはありましたか。

「リカバリーなのか、その時の調子なのか分からないですけど、試合当日は体が軽かったです。僕はリカバリーで浮腫んでしまうことがあるので、そこに注意しているのですが、シンガポールでは全然なかったです。疲労感も全然違っていました」

──では本当のところをいえば、ヒザの負傷により初回で終わるよりももう少し長く戦って、体調の違いを知りたいということはなかったですか。

「3Rかけて、削って極めようと思っていたので、あんな風にあっさりと終ることは想定していなかったです。15分間、動きで相手を上回って疲れさせたら俺が取れると思っていたので。そうなるように試合を進めていたところで試合が終わってしまいました。でも、あのフィニッシュを偶然のように思われるのは納得いかないです」

<この項、続く>

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode05対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
松嶋こよみ(日本)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
キム・ミンウ(韓国)

<ライト級/5分3R>
SASUKE(日本)
パラチン(中国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イ・ジョンヨン(韓国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
野瀬翔平(日本)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
パク・ヒョンソン(韓国)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
キム・ギョンピョ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

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DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Shooto Shooto2022#04 Torao UFC ウリジブレン キック キャプテン☆アフリカ ダイキ・ライトイヤー パンクラス 中村倫也 修斗 加藤ケンジ 和田教良 奇天烈 小野島恒太 山本健斗デリカット 平川智也 森戸新士 石井逸人 野尻定由 野瀬翔平 長田拓也 飯田建夫

【Shooto2022#04】夏の大阪大会、追加カード。闘裸男で痛み分けの野尻と奇天烈が、青柳&和田と対戦

【写真】5月の闘裸男でドローだった野尻と奇天烈が、それぞれ青柳&和田と対戦する (C)TORAO

16日(木)、Sustainより7月3日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2022#04の追加カードが発表された。

RIZINからの帰還組対決=ダイキ・ライトイヤー✖加藤ケンジ、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカとGladiatorのプログレス提供試合で森戸新士の極めを体感した長田拓也との一戦、さらにPOUNDSTORMで河名のマストのコントロールに封じ込まれた山本健斗デリカットが、フェザー級世界1位ながら2回戦で飯田建夫と仕切り直しの戦いに挑む。

そんな上位カードと新人王トーナメント、そして夏の大阪大会恒例になりつつあるCKC2022=キックのワンデートーナメントなどが既に発表されていた大阪大会に7試合が加わった。


うち唯一の3回戦が野尻定由✖青柳洸志のバンタム級戦だ。昨年のインフィニティリーグで準優勝。リーグ戦に出場した小野島恒太と石井逸人が環太平洋に絡み、それぞれがベルトを手にしたのとは対照的に、野尻は1月にUFCに向かってまっしぐら──の中村倫也に秒殺される。

5月には地元福岡の闘裸男で再起を目指し奇天烈と対戦もドローに終わった。福岡出身で同世代として注目を集めた野瀬翔平が、Road to UFCでは元UFCファイターのウリジブレンを倒して準決勝進出を決めたのとは対照的に、野尻は足踏み状態にある。

そんな野尻と対戦する青柳は2020年の連敗から、2021年は連勝で持ち直した。通算戦績7勝4敗1分もやはり昨年12月の大阪大会で平川智也を下した白星は大きく、勢いがついているはず。野尻としても、中村倫也戦で外れたボタンを掛け直すには、持ち味の組みとコントロールに通じる総合力をフル回転させたいところだ。

また野尻と福岡でドロー、2020年1月に青柳に勝利している奇天烈はパンクラス~DEEP、GLADIATORなど経て4月の四国FORCE大会で修斗初参戦&初勝利を挙げた和田教良と戦うことも決まっている。

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【RTU ASIA2022】カーフキックを効かせての負傷TKOか、野瀬翔平がウリジブレンを下して準決勝進出

【写真】野瀬の勝利でバンタム級出場の日本人選手は全員、準決勝進出となった(C)MMAPLANET

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R1分13秒 by TKO
ウリジブレン(中国)

サウスポーの野瀬は左右のロー。左ミドルへ繋げてから下がる。野瀬の右ローをキャッチしたウリジブレンだが、倒すことはできず。互いの右ローが交錯した瞬間、野瀬の蹴りがウリジブレンの下腹部をとらえて試合が中断される。再開後、野瀬は右スピニングバックフィストを見せた。右カーフから相手の蹴り足をキャッチ、ここは倒せずも再び組みついた。ケージを背にしつつも右のオーバーフックから相手を振ったところで、踏ん張ったウリジブレンが右ヒザを捻ったか、うずくまったところに野瀬がパンチを浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。野瀬の負傷TKO勝ちとなった。

これでバンタム級に出場した風間敏臣、中村倫也そして野瀬翔平は全員、準決勝に進出した。
勝者の野瀬は「勝利できて素直に嬉しいです。カーフが効いて踏ん張ったのかなと思います。次は準決勝で優勝候補の強い選手(キム・ミヌ)と戦うんですけど、そこで勝って決勝は(中村×風間の勝者と)日本人対決をやりたいです」と語っている。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC   その他 アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル ググン・グスマン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン 中村倫也 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 野瀬翔平

『ROAD TO UFC ASIA 2022』Episode 3&4前日計量結果/宇佐美正パトリックが欠場


 計量開始直前にライト級で日本から出場予定だった宇佐美正パトリックが、減量中に体調不良に陥り欠場という情報が届いた。

 パトリックの盟友、中村倫也と野瀬翔平――そして堀内佑馬の3人は問題なく計量を済ませている。

 不確定情報ながら、当日の朝まで減量していたパトリックが病院に搬送されたという話も伝わっている。まずはパトリックの安全が第一として、この大切な試合を棒に振らざるを得なくなった状況をEXFIGHT、LDHmartialartsも深く受け止めて今後の選手育成の糧としてほしい。

 これは残念。


■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン: 144.5ポンド(65.54キロ)
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬: 126ポンド(57.15キロ)
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)
宇佐美正パトリック:――

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
ググン・グスマン: 133.5ポンド(60.55キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム: 116ポンド(52.62キロ)
ジョセフィン・クヌトゥソン: 116ポンド(52.62キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平: 135.5ポンド(61.46キロ)
ウリジブレン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ: 156ポンド(70.76キロ)
アスクルバイ: 156ポンド(70.76キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)
アンガ・ハンス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェレミア・シレガー: 124ポンド(56.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー: 170ポンド(77.11キロ)
キム・ハンソル: 171ポンド(77.56キロ)

 前日計量結果。その他の選手はパスしています。続きを読む・・・
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【RTU ASIA2022】03&04計量終了 トップノイ×堀内佑馬、まずはトップノイがフェイスオフで一本!!

【写真】ファイスオフではトップノイに一本取られた堀内。明日、取り返してほしい (C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、明日10日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03&04の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内ボールルームで行われた。

宇佐美正パトリックが減量失敗で欠場となったRoad to UFC2日目の計量は、ウェルター級のワンマッチでキム・ハンソルと対戦するジョン・アダハーに続き、そのパトリックとの試合がなくなったアンシュル・ジュビリが、本計量終了の2分前――10時58分にスケールに乗り終了。

ここからフェイスオフに移り、日本勢は中村倫也、堀内佑馬、野瀬翔平の順に明日オクタゴンで戦う相手と向き合った。


北米MMA的な乗りを見せたのは堀内とトップノイとキウラムの両者だった。フェイスオフでは笑顔を浮かべつつ、何やら挑発しあう。正面を向いての撮影時も、言葉を続ける両者だったが、最後にトップノイは堀内が手を出すとスッと背中を見せる。一本取られる形となった堀内、明日はしっかりとオクタゴンで取り返してほしいものだ。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン: 144.5ポンド(65.54キロ)
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬: 126ポンド(57.15キロ)
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)
宇佐美正パトリック:――

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
ググン・グスマン: 133.5ポンド(60.55キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム: 116ポンド(52.62キロ)
ジョセフィン・クヌトゥソン: 116ポンド(52.62キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平: 135.5ポンド(61.46キロ)
ウリジブレン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ: 156ポンド(70.76キロ)
アスクルバイ: 156ポンド(70.76キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)
アンガ・ハンス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェレミア・シレガー: 124ポンド(56.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー: 170ポンド(77.11キロ)
キム・ハンソル: 171ポンド(77.56キロ)

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【RTU ASIA2022】50分経過時点の計量結果 宇佐美正パトリック、減量失敗で欠場。堀内、中村&野瀬はパス

【写真】堀内、中村、野瀬の3選手は計量をパスしている (C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、明日10日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03&04の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内ボールルームで行われた。

計量開始直前にライト級で日本から出場予定だった宇佐美正パトリックが、減量中に体調不良に陥り欠場という情報が届いた。

パトリックの盟友、中村倫也と野瀬翔平――そして堀内佑馬の3人は問題なく計量を済ませている。


不確定情報ながら、当日の朝まで減量していたパトリックが病院に搬送されたという話も伝わっている。まずはパトリックの安全が第一として、この大切な試合を棒に振らざるを得なくなった状況をEXFIGHT、LDHmartialartsも深く受け止めて今後の選手育成の糧としてほしい。

開始50分時点の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode03 50分経過時点での計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン: 144.5ポンド(65.54キロ)
イ・ジョンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬: 126ポンド(57.15キロ)
トップノイ・キウラム: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ:――
宇佐美正パトリック:――

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
ググン・グスマン: 133.5ポンド(60.55キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム: 116ポンド(52.62キロ)
ジョセフィン・クヌトゥソン: 116ポンド(52.62キロ)

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode04 50分経過時点での計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平: 135.5ポンド(61.46キロ)
ウリジブレン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ: 156ポンド(70.76キロ)
アスクルバイ: 156ポンド(70.76キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ: 146ポンド(66.22キロ)
アンガ・ハンス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェレミア・シレガー: 124ポンド(56.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー:――
キム・ハンソル: 171ポンド(77.56キロ)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE UFC アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン シャオ・ロン トップノイ・キウラム バンマードォーチー パク・ヒョンソン ホン・ジュンヨン 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた

【写真】言葉短め、自信あり――という風なイー・チャアだった(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01で修斗世界フェザー級王者SASUKEと中国のイー・チャアが対戦する。

予測不能の中国人参加選手にあって、イー・チャアはエンポ・ファイトクラブで散打を始め、その後にMMAに転向。中国MMA界の王道路線と呼べるステップアップを遂げたイー・チャア、SASUKE戦に向けての心境を尋ねた。


――もう3日後に日本のSASUKE選手と戦います(※取材は6月6日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「凄く調子が良いよ。過去最高といえる。だから、本当にこの試合で勝ちたい」

――イー・チャア選手はいつ頃からMMAの練習を始めたのでしょうか。

「11歳の時に散打を始め、TVで偶然MMAを見て16歳の時にMMAに転向したんだ」

――中国のMMA選手で散打から転向選手は漢民族の選手以上にウィグルや内モンゴル、そしてチベット系の民族のファイターが目立っています。

「僕もチベット族だよ」

――ということはUFCファイターのスムダーチーやONEのバンマードォーチーと同じエンポ・ファイトクラブでMMAを?

「まさに僕は彼と同じエンポ・ファイトクラブ所属で、皆チームメイトだよ。ちょうど僕が11歳の時にスムダーチーたち、12歳、13歳、14歳の選手と練習してきたんだ。散打からMMAと」

――まさに中国MMA界の王道を進んできたわけですね。ところで散打出身のイー・チャア選手ですが、試合映像を視ると相当にレスリングやグラップリングを使いこなしているように見えました。

「絶対的に僕のベースは散打だよ。ただ、MMAを始めた頃にロシアからレスリング・コーチがやってきていて徹底的にレスリングを叩きこまれたんだ。レスリングとグラップリングばかり練習してきたから、僕の試合では組み技が多く見られるだと思う。でも僕はウェルラウンディット・ファイターだ。打撃も使えるよ」

――ではSASUKE選手の印象を教えてください。

「彼も優秀なグラップラーだね。ただし、僕のスピードにはついてこられないだろう。100パーセント、僕が勝つ」

――次の試合はただの1試合ではなく。UFC契約を賭けた第一歩となります。そんな一戦でどのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「僕がどんなファイターなのか、しっかりとテクニックを見てほしい。絶対に期待に応えてみせるから」

――では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「僕はイー・チャア、この名前を覚えておいて欲しい(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた first appeared on MMAPLANET.