カテゴリー
ABEMA Brave CF BRAVE CF71 BRAVE CF72 IMMAF MMA MMAPLANET o UFC イリャ・アスカノフ オルジャス・エスカラエフ キム・テキュン ネマット・アブドラシトフ ボクシング マゴメド・イドリソフ モーセン・モハンマドセイフィ ラスル・マゴメドフ ラマザン・ギチノフ ロマン・ボガトフ

【BRAVE CF72】メイン以外でIMMAF&ダゲスタンレッスル=マゴメドフ、散打のモハンマドセイフィに注目!!

【写真】ロシアと中央アジアの対戦、世界に通じるファイトが見られる (C)BRAE CF

23日(金・現地時間)、今から約7時間後にバーレーンはリーファのバーレーン・ナショナルスタジアムでBRAVE CF72が開催される。

19日(月・同)にBRAVE CF71を終え、4日間のインターバルで開かれる今大会は、その前回大会のメインでキルギスのイリャ・アスカノフを破った──ウクライナのオマール・ソロモノフが既に次期挑戦者に決まっているフェザー級のタイトルマッチが組まれている。

元M-1ライト級王者で、UFC参戦も1試合でリリースされたロマン・ボガトフは中東を再出発の地とし、昨年10月に韓国のキム・テキュンを破り、BRAVE CFフェザー級の頂点に立った。対してキルギスからのチャレンジャー=ネマット・アブドラシトフは母国のWEF、そしてACBなどでキャリアを積み、王者と同様にBRAVE CFでは3連勝中で挑戦権を手にした。


両者、組みの強いウェルランダーだが、よりレスリング色が強かったアブドラシトフがBRAVEで戦うようになってから、全面的に打撃を武器に戦ってきており、ここ一番まで組まない展開も考えられる。

王者ボガトフとしては蹴りを織り交ぜたファイトで、まずはジェネラルシップはリードしたい。一本勝ちが多い両者だが、その防御力が問われつつ──かなりの接戦が見込まれるBRAVE CFフェザー級選手権試合だ。

また月曜日の大会ではアマMMA最強ラマザン・ギチノフが完勝でプロデビューを飾ったが、今回もバーレーン国旗を掲げIMMAFで2度の世界チャンピオンになっているダゲスタン人レスラー=ラスル・マゴメドフが、プロ初陣をエジプトのモハメド・ヒシャム・バラカ相手に行う。

アマMMA13連勝のマゴメドフだが、彼の前歴で最も目を引くのがフリースタイルレスリングで、リオ金&東京で銀のカイル・スナイダーに土をつけたことだ。

ロシア代表として国際的な舞台で活躍することはできなったマゴメドフだが、ダゲスタンがロシア代表とは別に代表チームを送り込むことできるイヴァン・ヤリギン国際(※ミュウヘン&モントリオールの100キロ級金メダリストで、1997年に交通事故で逝去したソ連を代表するフリースタイルレスラー。ロシア・レスリング協会の要人として、クラスノヤルスクでの世界大会開催に尽力を尽くした)で、マゴメドフはスナイダーの破っっている。

カレッジでもNCAA D1を3度制しているスナイダーのシングルレッグに対し、マゴメドフは俵返しの要領で後方に投げて4Pを獲得。その後はスナイダーに5-5まで追い上げらられが、残り10秒を切りマット際に追いやられた状態から切り返し、逆に場外に押し出して殊勲の白星を挙げている。

そのマゴメドフ、IMMAF時代のMMAではボクシング・スタンスでもほぼ自ら打撃戦を仕掛けることはなかった。距離が合えば組んでテイクダウンから徹底したトップコントロール&パウンド、それがマゴメドフの勝ちパターンだ。そのパウンドも少なく、マウントをしっかりと取ってから殴るという超堅実的な戦いをしてきた。

恐らくはマゴメドフは今夜の試合でもIMMAF時代と同じ、組み立て方で戦うことはまず間違いないだろうが──果たして、どのようなインパクトを残すことができるのか必見だ。

またライト級でヌール・エル・イスラムとBRAVE CF3戦目を戦うモーセン・モハンマドセイフィも注目したい。

プロMMA戦績は2勝2敗のモハンマドセイフィだが、散打の世界では最も成功を収めた格闘家の1人で、BRAVEのモハンマド・シャヒド代表は「散打界のクリスチアーノ・ロナウド」を称している。

武術散打の世界大会を制すること5度、優勝を逃した年も銀メダルを獲得しているモハンマドセイフィは、アジアンゲームスで3度、アジア大会は1度、さらにワールドカップで3度優勝という輝かしい実績を残している。

MMAにおいては蹴り中心でなく、右クロスなど拳の勝負もできるようになった。こうなると散打時代に数々の成功を収めてきたパンチとシングルレッグのコンビネーションも、MMAで生きてくる。

メインの世界以外に、MMAではグリーンでも他の競技で世界レベルになった両者の試合も見逃せない大会となる。

■視聴方法(予定)
6月24日(土・日本時間)
午前0時00分~ DAZN

■BRAVE CF72計量結果

<BRAVE CFフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ロマン・ボガトフ:65.7キロ
[挑戦者]ネマット・アブドラシトフ:65.8キロ

<フライ級/5分3R>
マゴメド・イドリソフ:57.2キロ
ビジナ・ガヴァシェリシビリ:57.2キロ

<フェザー級/5分3R>
ヤニス・ゲムモウリ:66.0キロ
マフモッシュ・ラーザ:66.2キロ

<ライト級/5分3R>
オルジャス・エスカラエフ:70.7キロ
イリアス・ジボウ:70.8キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
エリゼ・クボンザ:79.0キロ
ラヤン・アトマニ:77.9キロ

<ライトヘビー級/5分3R>
ラスル・マゴメドフ:93.3キロ
モハメド・ヒシャム・バラカ:91.5キロ

<ライト級/5分3R>
モーセン・モハンマドセイフィ:70.8キロ
ヌール・エル・イスラム:70.2キロ

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・アルサミア:56.2キロ
イブラヒム・ハッサン:56.9キロ

The post 【BRAVE CF72】メイン以外でIMMAF&ダゲスタンレッスル=マゴメドフ、散打のモハンマドセイフィに注目!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF57 MMA MMAPLANET o マゴメド・イドリソフ ラフマトゥル・ユスフザイ

【BRAVE CF57】マゴメド・イドリソフがTD&サブミッションを仕掛け続けてユスフザイをドミネイト

【写真】キャリア4戦同士の一戦は、イドリソフがユスフザイをドミネイトした(C)MMAPLANET

<130ポンド契約/5分3R>
マゴメド・イドリソフ(ロシア)
Def 3-0:.30-27.30-27.30-26.
ラフマトゥル・ユスフザイ(アフガニスタン)

サウスポーのユスフザイに対し、イドリソフがフェイントをかけながら距離を詰める。ユスフザイは右ロー。それをバックステップでかわしたイドリソフが左ローで相手を下がらせるイドリソフの右ミドルに顔をゆがめるユスフザイ。相手の右ジャブをかわしてダブルレッグでテイクダウンを奪ったイドリソフは、そのままパスしてサイドへ。ユスフザイのオーバーフックを解き、右腕を差し上げて抑え込む。そして後ろ三角を狙う。レフェリーに対してサムアップを見せるユスフザイ。するとイドリソフは右腕を取ってキムラを仕掛けた。ここはユスフザイが腕を抜く。

サブミッションをしのがれたイドリソフはマウントを奪取。パウンドを連打するも、ユスフザイがTKシザースでリバーサルを狙う。イドリソフはトップを譲らず、再びサイドから抑え込んだ。左ヒジと左ヒザをたたきつけるイドリソフ。ユスフザイのエビをしのぎ、トップのままパンチを落とし続けてファーストラウンドを終えた。

2R、クラウチングスタイルで構えるイドリソフに対して、ユスフザイが距離を詰める。イドリソフは右ミドルハイから、相手の右スピニングバックフィストをもらいながらも組み付いてグラウンドに持ち込んだ。サイドから相手のブリッジを防ぎ、コツコツとパンチを落とす。ユスフザイはガードに戻すも、イドリソフがパンチを振るいながらパスを狙う。ケージ際でクローズドガードを取るユスフザイ。オーバーフックから腕を抜いたイドリソフが、相手の顔を抑えながらパンチを打ち込む。

しっかりとガードを固めるユスフザイ、時折イドリソフのパンチがユスフザイの顔面を捉える。イドリソフがパスした瞬間にエビで返そうとしたユスフザイだが、イドリソフはサイドバックへ。亀になったユスフザイに左の拳とヒザを突き刺す。ガードに戻ったユスフザイ、イドリソフはそのままトップをキープした。

最終回、ケージ中央で見合う両者。ユスフザイがローでけん制すると、イドリソフも左ローを返していく。ここでユスフザイがワンツーから組み付くが、脇を差し上げたイドリソフが反対にグラウンドでトップを奪った。パンチを落とすイドリソフ、ユスフザイはフックからスイープを狙うも失敗。イドリソフがトップをキープし、パスを狙う。ユスフザイは下から左腕で相手の頭を抱え、ギロチンで絞り上げるも、これはすぐにイドリソフが頭を抜いた。ケージ際でパスを狙い続けるイドリソフ。ユスフザイもハーフガードで耐える。

しかしパスしたイドリソフが右腕を取ってキムラへ。相手の頭に足をかけて極まるかに見えたが、ユスフザイも体を反転させて防ぐ。それでもイドリソフのトップキープは変わらず、マウントへ移行した。一度はユスフザイが返すも、再びマウントを奪ったイドリソフが左ヒジを連打する。ユスフザイもフィフティ・フィフティからイドリソフの足を取りにいくが、極めきれずに試合終了となった。

判定はジャッジ3者ともドミネイトしたイドリソフにフルマークをつけた。


The post 【BRAVE CF57】マゴメド・イドリソフがTD&サブミッションを仕掛け続けてユスフザイをドミネイト first appeared on MMAPLANET.