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【DWCS S07Ep09】ベラート、タルハをTKO。ルフィ&ウゴとジヤスロフ、まさかのメディーナと共にUFCへ

【写真】積極的、タフネス、フィニッシュ。コンテンダーシリーズに欠かせない三大要素の全てを見せたベラート、文句なしの契約だ(C)Zuffa/UFC

<ライトヘビー級/5分3R>
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)
Def.2R4分46秒by TKO
ムルタザ・タルハ・アリ(バーレーン)

ベラートが圧を掛け、右カーフを2発入れる。タルハは引き続き左足を蹴られ、右を振るって組みへ。押し返したベラートは右カーフを続け、左ハイ。かわしてワンツーで前に出たタルハはダーティーボクシングでパンチを打ちこむ。カーフに体が回ったタルハだが、右を当ててダブルレッグへ。スプロールし、スタンドに戻ったベラートが右カーフ、タルハは距離を詰めるが捕まえることができない。

ベラートはカーフを引き続き蹴り、ダーティーボクシングでアッパーを受けても首相撲からヒザを返す。ケージに押し込まれたタルハはヒザを突き上げられ、アッパーを返す。左フックから右アッパーを入れたタルハは、右をヒットさせ逆に首相撲&ヒザを繰り出す。ベラートはケージにタルハを押し込むが、首相撲からタルハが右エルボーを打ち込む。さらにアッパーを決めたタルハは、再度ダーティーボクシングでアッパーを突き上げる。ベラートはカーフで流れを変えたいが、再び組まれてアッパーで殴られ、自らはヒジを返した。

2R、まずベラートがカーフを効かせストレートを伸ばす。ダブルレッグに出たタルハ、ギロチンにもシングルを仕掛けるもベラートが振り払う。ケージ中央の殴り合いでリードしたのはタルハ、嫌がったベラートが組んでいく。ケージにタルハを押し込み、ヒザ狙いのベラートは腹を殴り、ヒザを入れる。縦ヒジも見せたベラートがヒザ蹴りからパンチを纏めるが、タルハの勢いのある右フックで手が止まる。それでも押し込んでヒザをヒットさせたベラート。タルハは驚異的なタフネスぶりを見せ、右フックを打ち返す。

頬をカットしたタルハはヒジ、ヒザを纏められ、ダブルレッグはスプロールされアナコンダをセットされる。リリースしてヒザ狙いのベラートがボディにショートを連打する。タルハは腹をかばいながらアッパーも、ヒザを続けられる。顔をグローブで覆ってこれまでと思われたタルハは、それでもパンチを返す。ベラートはヒザをボディに入れ、テイクダウン狙いを切って腰にヒザを入れる。ヒザをついて動きを止めたタルハ、連打を見せたベラートがTKO勝ちを決めた。

DWCS第9週、マウリシオ・ルフィ、マゴメド・ガジヤスロフ──そして敗者ホセ・メディーナ、ヴィクトル・ウゴ・シウバ、ホドルフォ・ベラートという5選手のUFCとの契約がダナ・ホワイトの口から発表された。

第2試合を戦ったマゴメド・ガジヤスロフとホセ・メディーナが、揃ってサインできたというのは過去の試合内容と比較しても意外でしかない。さらに言及をしておけばルフィ、メディーナ、ウゴの3選手はオーバー30だ。


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【DWCS S07Ep09】マゴメド・ガジヤスロフ、スーパータフなホセ・メディーナに完勝も物足りない内容に

【写真】試合の組み立てからは素晴らしい。ただ──この相手でなく、UFCライトヘビー級で勝てるという試合を見せてほしかった(C)Zuffa/UFC

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・ガジヤスロフ(バーレーン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ホセ・メディーナ(ボリビア)

ジャブをボディに伸ばし、勢いのある右ローを蹴ったガジヤスロフ。さらにローからジャブを伸ばし、メディーナのローをかわして逆にローを蹴る。続いて右ハイ、前に出てきたメディーナの顔面を殴り、ボディを蹴り、さらに顔にパンチを入れる。メディーナはサイドキックで突き放され、ローでバランスを崩す。一方的流れのなかで、距離を詰めたいメディーナはミドルだけでなく、ボディショットも被弾して厳しい顔を見せる。

両者のステップインで頭が当たり、クリンチへ。離れ際にケージを蹴ってのショータイムキックまで見せたガジヤスロフは左インロー、続いて左ハイ、サイドキックとメディーナに手を出させない。ガジヤスロフはメディーナのステップインにも左フックを合わせようとし、すかさずスピニングバックフィストを繰り出す。

ローでバランスを崩すメディーナは、それでも右オーバーハンドを振るいながら前に出る。ガジヤスロフは余裕の跳び蹴りを再び蹴るが、直後にメディーナが突進から左を当ててクリンチへ。ケージに押し込まれながらエルボーを被弾したメディーナは、最後に後ろ回し蹴り&ハイキックをかわして笑みを見せた。

2R、ローからサイドキックでメディーナを突き放したガジヤスロフが、左ミドルを決める。蹴り中心だが左右のフックも入れるガジヤスロフが、前蹴りをボディに突き刺す。それでも前に出るメディーナが腹を殴られ、顔面に拳を受けて流血の量が増える。次に左ミドルで動きが止まったメディーナだが、ここで渾身のクリンチへ。付き合って押し込みかえしたガジヤスロフが離れて右を当てる。スピニングエルボーを放ち、離れて左ハイをガードの上から蹴ったガジヤスロフが、ここでケージに押し込まれる。すぐにポジションを入れ替えたガジヤスロフは離れてスピニングバックエルボーを2度繰り出す。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたガジヤスロフはハーフ、ニーシールドのメディーナを殴るが、それほど威力はない。メディーナはクローズドガードに戻すと、ガジヤスロフは立ち上がってロー。足を払ってのパウンドは空振りに。パウンドをよけるために亀になったメディーナはバックを取られる。一度は立ち上がったメディーナは、崩されて後方から殴られる。ガジヤスロフはスタンドにメディーナを逃し、試合は3Rにもつれ込んだ。

最終回、ガジヤスロフは一方的だがピリっとしたところが欠けるファイトとなっており、フィニッシュができるかが焦点だ。メディーナのステップインに組んでテイクダウンを奪ったガジヤスロフは、スクランブルで胸を合わされる。ここでもスピニングバックエルボーを見せたが右ストレートも、メディーナが右を返してまたも笑みを見せる。ガジヤスロフはテイクダウンを決めてバックコントロールも、これをコンテンダーシリーズの最終回に見せるなら。絶対的にフィニッシュが必要だ。

と、離れたガジヤスロフは後ろ回し蹴りが外れ、メディーナがどこを蹴っているんだ?というポーズを見せる。ここでもガジヤスロフの手段は、ダブルレッグでのテイクダウン──MMAとして、全く間違ってないがコンテンダーシリーズは違う。こうなるとパウンドアウトが求められるガジヤスロフは、頭を胸につけてのパンチから立ち上がる。再度、パウンドにいったガジヤスロフはメディーナの腕十字を防ぎ、スクランブルでバックへ。残り30秒でクリンチをやめたガジヤスロフはスピニングバックエルボー、そしてテイクダウンを決めて文句なしの完勝も、もっとできるはずと思われるパフォーマンスと試合内容だった。


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