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【Road to UFC2024】松井、小崎、透暉鷹、野瀬、安藤、河名、原口、本野。MMAPLANET調べRTU出場選手

【写真】(C)MMAPLANET

5月18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。UFCから正式発表がないが、選手及びマネージメント関連から確認が取れている日本人出場選手と対戦相手を纏めてみた。
Text by Manabu Takashima

アジアでは唯一のUFCへの公式ルート=Road to UFC。しかし、選手の選考基準は曖昧で、3度目の開催を迎える今回も多くの出場希望選手がやきもきしてきた。3月31日を選考の〆とする。4月3日が中国のビザ取得のためにタイムリミット。選ばれた選手はビザ取得のため即連絡が入るが、選考に漏れた選手は連絡がないことで不出場を意味する──などなど、今年も情報が錯そうしまくっていた。

また本来UFCはカードの正式発表等のリリースは通常はなく、選手やマネージメントの自己発信に任されている。対して日本国内はプロモーションとメディアのなかでオフィシャル発表を待つという慣例が存在している。Road to UFC出場メンバーの公式発表がなかなか行われないのは、ビザ取得など選手の顔触れが変更されることなども考慮されているという話も伝わってくるが、そのような状況下で選手個人や出場していた団体が公にするケースも出てきた。ここではソースが明らかでない選手を除き、MMAPLANETが選手及びマネージメントに出場の確約があることの確認を取れた選手について言及したい。


【フライ級】
松井斗輝
対戦相手ルエル・パナレス

Grachanでデビューしンクラスでキャリアを積んできたTHE BLACKBELT JAPAN所属の松井が、昨年の鶴屋怜に続き同ジムよりも出場権を得た。キャリア6勝1敗の24歳、伊藤盛一郎や福田龍彌が選外となったことを考えると、このレコードと若さは今のUFCが欲しているゾーンにいるということだろう。

(C)BRAVE CF

松井の対戦相手はフィリピンのルエル・パナレスだ。

レコードは松井と同じく6勝1敗。松井が初めて海外で戦うのに対し、パナレスはUAEWでUAE、BRAVE CFでバーレーンとインドネシアでの試合を経験してきた。ゴリゴリのテイクダウン・ファイター=ムハンマド・サロハイディノフとの敗北から再起戦がUFCを賭けた戦い。スタイル的に初戦以降の対戦相手、つまりは他の出場選手が気になるところだ。

そのフライ級では日本でも一部で猛烈に注目されていたチェ・ドンフンの出場も決まった。

韓国のDouble GFCフライ級王者で、GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準決勝出場を決めていたチェ・ドンフンもUFC行きを賭けた戦いにステップアップ。

堅実な戦いができるフィニッシャーの初戦の相手は、前回の準優勝者チーニョーシーユエだ。

エンボー・ファイトクラブ出身、UFC PI所属の中国MMA界のエリートコースを行くチーニョーシーユエと、韓国海軍出身のイケメン=これは興味深い顔合わせとなる。

【バンタム級】
透暉鷹
対戦相手キム・キュソン

小崎連
対戦相手ダールミス・チャウパスゥイ

野瀬翔平
対戦相手ユ・スヨン

Road to UFC出場を狙い、フェザー級からバンタム級に落とした透暉鷹は、昨年のクリスマスイブに河村康博を初回肩固めで斬って落とし、パンクラス二階級制覇を果たした。

大手エージェントとの契約もなく、所属ジムの代表がコーチング修行で得た人脈からの出場権獲得。透暉鷹の意思の強さと周囲の向上心と合致しての挑戦となる。

透暉鷹の初戦の相手は、韓国のキム・キュソンだ。母国ではTOP FC、そして日本、ONEでキャリアを積んできた元Evolve MMAファイターだ。キャリア12勝5敗でHEATで加マーク納、春日井たけし、TOP FCでNavE、ONEで藤沢彰博、若松佑弥と日本人選手との対戦も多い。×日本勢の戦績は3勝2敗で透暉鷹としては、当然遅れを取ることはできない

そんなキム・キュソン、一番最近の試合で魔のNAIZA FCでカザフスタン人選手に勝っているのが不気味だ。

意外というと失礼だが、小崎の選出には驚かされた。KROSS X OVERとDEEPで活躍中の小崎は戦績6勝0敗2分で、フィニッシュが5つの22歳。

彼もまたUFCが求めるゾーンのファイターといえる。

その小崎と相対するのは、昨年の準決勝でイ・チャンホに敗れたダールミス・チャウパスゥイ。とはいえ、イ・チャンホを序盤は圧倒したテイクダウン能力の高さは、小崎が未経験の世界といえる。カザフスタン国境ウィグル出身のフィジカルモンスター超えなるか──小崎のフレッシュさに期待だ。

小崎以上のサプライズは3年連続出場となった野瀬だろう。

これまで準決、初戦敗退も2月のRIZIN LANDMARKで改めて国内バンタム級のトップクラスである強さを見せつけた野瀬。

対するは一時はDEEP、Black Combatとアジア3カ国のバンタム級を制したユ・スヨンだ。UFC行きが掛かっていなくとも、興味深いマッチアップといえるタフファイト。当然、野瀬としてはグラウンドに持ち込めば、勝機が増す。その一方で、ユ・スヨンもれっきとした柔術黒帯で、しっかりとMMAに適合した寝技を持つ。それでも野瀬としては組み技勝負、いかに自分の庭に持ち込み、その庭での力比べとなる。

【フェザー級】
安藤達也
対戦相手チュウ・カンチエ

河名マスト
対戦相手ソン・ヨンジェ

原口伸
対戦相手ホン・ジュンヨン

(C)ONE

昨年3月のONE FFのアリ・モタメド戦の逆転勝利もチャトリCEOに評価されず、昨年のRoad to UFCのオファーを蹴っても安藤のONE本戦出場はならなかった。

この間、コンテンダーシリーズからのオファーもあった安藤が、34歳にして最後の挑戦に挑む。

その行く手を阻もうとするのは中国のチュウ・カンチエだ。レコードは18勝4敗の28歳。中国国内でしか試合をしておらず、実力を推し量るのが困難な相手だ。昨年7月に20秒で勝利している韓国のイ・ミンヒョクはパン・ジェヒョクにスプリット判定負け、工藤諒司にも判定負けをしているファイターで、中国人ファイターはもう強くて当たり前という想いで戦う必要がある。

デビュー戦、LFA、GLADIATORフェザー級王座決定トーナメントと躓く度に力をつけてきた河名マストも、いよいよ盟友・中村倫也の背中が見えていた。

特にパン・ジェヒョクとの連戦で競り負けから、完勝と河名は自身のポテンシャルを最大限に使うことができるようになった。対するソン・ヨンジェは6勝0敗5つのKO勝ちと1つの一本勝ちを誇るフィニッシャーだ。全て試合をAngel’s FCで戦い、バンタム級とフェザー級の王座を獲得している。

豪腕ファイターのソン・ヨンジェだが、一時期4年近いブランクもあり、ここ2試合は秒殺で組み力に関しては判断材料が少ない。ともあれ一発で試合を終らせる力を持つソン・ヨンジェを相手に、河名がいかにオアシスに突っ走れるのかに勝負は掛かってくるだろう。

また前回のライト級決勝でロン・チュウに敗れ、キャリア初黒星を喫した原口伸も、ビザ取得ギリギリの段階でオファーがきた。Road to UFCファイナルに敗れた後は、そのまま本戦出場という交渉もあった原口だが、適正体重のフェザー級での出場は今後のことを考えると──それでも簡単ではないが、好判断と思われる。

対する対戦相手のホン・ジュンヨンは2022年の初戦で松嶋こよみに接戦の末敗れている選手だ。その後はマーシー・グローブTVとインドネシア人ファイターを破り、Angel’s FCライト級王座を奪取──も、現状の力は測定が難しい。とはいえ簡単な相手でないことは明らかで、松嶋戦でも見せた様にタフファイトになった時の心の強さを原口は凌駕しなければならない。

【女子ストロー級】
本野美樹
対戦相手フォン・フェイアール

今年からライト級でなく女子ストロー級が実施されることとなり、日韓有数の女子ファイターに声がかかるなか、日本では出場を固辞する選手もあったようだが、本野美樹のチャレンジが決定した。

準々決勝で戦うフォン・フェイアールは、本野ともにフン・シャオカンに敗れている。未確認情報だがフォン・フェイアールを含め4選手が出場するという中国人女子選手、その中の一人にフン・シャオカンも含まれているという。

つまり本野とフォンにとって、Road to UFCはRoad to フン・シャオカンへのリベンジでもある。またかつてパンクラスに参戦経験のある韓国のソ・ユダンも出場し、中国のシー・ミン戦が決まっている。

現状、8人の日本人選手出場。今年はワンマッチも1日に4試合組まれるという話もあり、この他にも日本人選手の出場もあるかもしれない──中国、インド、タイ、インドネシア、そしてついにあるのか中央アジア勢の参戦等々、オフィシャル・アナウンスを待ちたい。

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45 Black Combat Black Combat Rise02 MMA MMAPLANET o イム・ジェユン イ・ミンヒョク

【Black Combat Rise02】イム・ジェユンがTD&バック奪取を続け、イ・ミンヒョクから3-0の判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
イム・ジェユン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イ・ミンヒョク(韓国)

イム・ジェユンの初弾の左インローがイ・ミンヒョクの急所に入り、いきなり試合が中断される。再開後、パンチのイ・ミンヒョクに対し首相撲からイム・ジェユンが左ハイを蹴られる。直後にシングルレッグでテイクダウンし、スクランブルでバックに回ったイム・ジェユンが両足をフックする。RNC狙いを防ぐイ・ミンヒョクだが、胸を合わせる動きを見せることはできない。あくびをする仕草を見せたイ・ミンヒョクは、ブレイク待ちか。

残り90秒、アゴの上から右手を回すイム・ジェユン。リストコントールで防御するイ・ミンヒョクは声を挙げて後方に拳を当てるが、このまま時間となった。

2R、右カーフを蹴ったイ・ミンヒョクは、初回と全く同じ流れで背中を譲りスタンドでボディトライアングルに捕えられる。イム・ジェユンはアゴの上からRNCグリップも、ここも手首を取られ、そのまま前方に落とされそうになると自ら着地する。ボディを殴ったイ・ミンヒョクはシングルレッグを切るが、ケージに押し込まれる。アンクルピックのイム・ジェユンだが倒しきれず、正対したイ・ミンヒョクが逆にシングルを仕掛ける。

ボディにヒザを突き上げるイム・ジェユンに対し、頭を上げたイ・ミンヒョクは首相撲からヒザを受ける。離れた両者、左フックのイ・ミンヒョクはシングルで倒され、パスを許す。スクランブルでヒザを頭に受けたイ・ミンヒョクは、すぐさまシングルレッグで倒され、またも両足をフックされてしまう。残り10秒で胸を合わせたイ・ミンヒョクはパウンドで背中を見せたイム・ジェユンのバック&RNC狙いという状態でラウンド終了に。

最終回、イ・ミンヒョクが右カーフ、さらにハイとカーフを蹴る。続いて右オーバーハンドを入れると、左ミドルからワンツーのイ・ミンヒョクがボディを決める。イム・ジェユンはパンチを見せて、シングルレッグ。キムラで耐えようとしたイ・ミンヒョクはスクランブルに持ち込み、ケージにイム・ジェユンを押し込む。ボディロックテイクダウンのイ・ミンヒョクはリバーサルを許し、サイドを嫌がった背中を譲る。

後方からパンチを打つイム・ジェユンが、ルオトロチンを仕掛けるもグリップが続かない。尻をスライドさせ、胸を合わせたイ・ミンヒョク。イム・ジェユンも立ち上がり、即シングルレッグへ。ここからケージにイ・ミンヒョクを押し込むイム・ジェユンが、ダブルレッグで尻もちをつかせる。息をついたイ・ミンヒョクは、ここも背中を譲って両足をフックされる。絞めを耐えても勝ち目のないイ・ミンヒョクは、タイムアップと共に首を横に振った。

結果、フルマークの判定勝ちをイム・ジェユンが手にした。


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45 AB Black Combat Black Combat Rise02 DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC YouTube イ・ソンハ イ・ファンソン イ・ミンヒョク キック パク・ジョンホン ファン・ドユン ブラック 大原樹理 山本聖悟 江藤公洋

【Black Combat Rise02】大原樹理と対戦、クソ真面目?!パク・ジョンホン「おかしな言動はできないです」

【写真】Black Combatというよりも、「漢とは!!」的なK-MMAファイターにあって珍しいタイプだったパク・ジョンホン(C)MMAPLANET

20日(土)、韓国はオサン市のブラック・アゴラで開催されるBlack Combat Rise02で、大原樹理と対戦するパク・ジョンホン。
Text by Manabu Takashima

1月の大原の敗戦、Road FCのFight100ルール、イ・ソンハが失ったDEEPライト級王座と尋ねるたびに、パク・ジョンホンは丁寧な返答を続けた。イケイケドンドンという雰囲気のあるBlack Combatにあって、異質でもあるパク・ジョンホン──怖い相手かもしれない。


――今週末、大原選手と戦うパク・ジョンホン選手です(※取材は17日に行われた)。まず大原選手が1月にファン・ドユンに喫したTKO負け、ストップが早いと我々も思った次第です。ジョンホン選手はどのように捉えていますか。

「早いかなという気もしますが、一般的にはあの時点でストップがかかっても仕方ないと思います。ただし、大原選手はこれまでにもパンチだけでなく、サッカーボールキックを食らってからも立ち上がって逆転KO勝ちをしているので──少し気の毒なストップでした。もう少し、審判も様子を見て良かったかと思います」

──ともあれ前回負けた大原選手と戦うことに関しては、どのように思っていますか。

「それは大原選手が勝った方が……あのような負け方をしない方が、自分にとっても良かったです。特に大原選手はDEEPでタフな試合をしていただけに」

──大原選手の価値は落ちていないという理解なのでしょうか。

「そうですね、大原選手が勝っていた方が、気持ち的に張りが出たと思います。戦い甲斐がるというか。同時に大原選手は自分にとって、戦う価値のあるファイターです」

──そんなパク・ジョンホン選手ですが、MMAを始めたきっかけを教えてもらえますか。

「高校の時に3年間キックをやっていました。MMAは20歳の時からなので、12年間続けてきたことになります。最初は護身術のつもりで軽い気持ちで習い始めたのですが、いつのまにかずっと続けています」

──MMA歴12年で、7勝3敗。試合数が決して多くなかったのは、何か理由がるのでしょうか。

「それはMMA以外の試合をしてきたからです。キックで16試合、プロ以外のセミプロのMMAを11戦、コンバットサンボも3試合やっています。トータルで考えると40戦になるので、大原選手ほどではないにしても試合経験は少なくはないかと思っています」

──なるほど、です。このところBlack Combatで4試合を戦っていますが、注目団体で戦うことで何か気持ちの変化はありましたか。

「自分はずっと格闘技の指導をして食べてきたので、Black Combatが盛り上がっているからといって、そこではしゃぐようなことはないです。なのでBlack Combatで戦っていても、それ以前と同じようにやっています」

──決して派手ではなくても、ずっとMMA、格闘技を続けていたパク・ジョンホン選手だからこそお伺いしたいのですが、今、Road FCというK-MMA界の老舗でFight100ルールを併用していることをどのように思いますか。

「これまで格闘技に興味のなかった人達の注意を引き、MMAを知ってもらうためには良いことかもしれないですが、あくまでも自分たちがやってきたものはスポーツです。ああいう刺激的なモノだけを求められるようになるのは、あまり良くない面もあると思います。スポーツとして一線を越えないことをやってほしい。そういう想いです」

──押忍。今回の試合は180センチ超同士のライト級戦、これまでと違った対策をしてきましたか。

「当然、自分より背が低くリーチの短い選手との方が戦いやすいです。ただし、今回の試合に向けて特別な準備をしています。彼が戦い難いというプランを立てているので、そこは試合で確認してください。この試合はメンタルの強さをいかに保てるか。お互いにとって、心が折れないで戦うことが一番重要になってきます。」

──では、この試合を経て目指すところは?

「大原選手がランク1位なので、彼に勝ってベルトに挑戦したいと思います」

──あっ、ということは大原選手は負けてもランクが下がらなかったのですね。スミマセン、そんなことも理解せずにインタビューをお願いしてしまって。

「いえ……。大原選手とファン・ドユン選手の戦績の差も考慮したのと、大原選手の怒りようがすさまじかったのでBlack Combatがその怒りを受け止めたのではないでしょうか」

──なるほど(苦笑)。ところでBlack Combatライト級王者のイ・ソンハ選手が、3月にDEEPで江藤公洋選手に敗れDEEPライト級のベルトは失いました。パク・ジョンホン選手にとって、DEEP王座とはどのようなモノなのでしょうか。

「まだ自分はベルトを1つも巻いていないです。今、DEEP王座のことを自分が触れるのは時期尚早だと思います。まずはBlack Combatのベルトを手にしてから、DEEPのことは考えさせてもらいます」

──トラッシュトーク、自己アピール上等のBlack Combatにあってパク・ジョンホン選手は凄く珍しいタイプの選手ですね。

「もっと何か言った方が良かったでしょうか(笑)」

──Black Combatでは日本人選手も、日本とは違うことをやっていることもあるので。凄く新鮮でした(笑)。

「自分が誠実な人間だとは言えないですが、支えてくれる人もいるのでおかしな言動はできないです。ただ、何か仕掛けてきた相手にはしっかりとケージのなかで返事をさせてもらいます」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「大原選手は尊敬してきた選手です。尊敬している選手だからこそ、負けないようにできる限りの準備をしてきました。ベストを尽くしたいと思います」

■視聴方法(予定)
4月20日(土・日本時間)
午後5時~Black Combat YouTubeメンバーシップ


■Black Combat Rise02 対戦カード

<ライト級/5分3R>
大原樹理(日本)
パク・ジョンホン(韓国)

<ライト級/5分3R>
イ・ファンソン(韓国)
チョ・ユンジュン(韓国)

<フライ級/5分3R>
イ・ソンチョル(韓国)
山本聖悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
イ・ミンヒョク(韓国)
イム・ジェユン(韓国)

<無差別契約/5分3R>
キム・ミョンファン(韓国)
稲田将(日本)

<フライ級/5分3R>
ソン・ナクジュン(韓国)
パク・テホ(韓国)

<63.5キロ契約/5分3R>
ジョン・スミン(韓国)
ぽちゃんZ(日

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【Black Combat Rise02】ハンターと仕切り直しの一戦、大原樹理「やっぱりアウェイ。KOで勝つ」

【写真】引き続きBlac Combatで戦う。すでに大原は気持ちを切り替えている(C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(土)、韓国はオサン市のブラック・アゴラで開催されるBlack Combat Rise02で、大原樹理がハンターことパク・ジョンホンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年1月、ファン・ドユンに敗れた大原樹理が韓国に乗り込む。前回の試合は「レフェリーストップが早すぎる」と物議を醸し、試合後は大原陣営も「二度とBlack Combatには出たくない」という意思を示していた。その大原がなぜ再び韓国で戦うことになったのか。気になるファン・ドユン戦のレフェリーストップに関する決着は? Black Combat独特のYouTube動画撮影の裏側も明かしてくれた。


――Black Combat(以下、BC)の公式YouTubeチャンネルで、試合に向けた一連の動画を拝見しました。何と言いますか……、大変そうですね。

「あの撮影のために1泊2日で韓国に行ってきたんですよ。羽田空港から朝8時の飛行機に乗って、ソウルに着いてから車で3時間ぐらい移動しました。遠かったです(苦笑)」

――動画の詳細については触れませんが、大原選手だけがストーリーラインに乗らずにド正論をかましていました。

「アハハハ! 我が道を往きました。トラッシュトークがあるから、前回の試合について触れられると思ったんですよ。『お前、前の試合で負けているじゃないか』みたいな。そう言われた時の答えを考えていると、ハンターが感情論ばかり言ってきて。そんな流れに乗っかるより、アイツを悪者にしてやろうと考えました(笑)」

――詳しくは動画を視ていただくとして、収録では台本も一切無いのですね。

「台本が無いどころか、現地に着くまで何をするのかも知らされていなかったです。僕だけじゃなく、他の選手も同じでした。とりあえず韓国に呼ばれた、っていう」

――大変ですね……。ただ、仰ったとおり前回の試合については触れられませんでした。それはストーリーライン上、敗戦については無かったことになるのかと。

「どうなんでしょうね? 撮影時にも誰もイジってこないし、今でもライト級ランキングでは僕が1位で」

――大原選手が1位で、次に対戦するハンターが2位。つまりランキング上位同士が対戦し、その勝者が王者イ・ソンハに挑むという流れなのかもしれません。とはいえ、BCのストーリーラインでは触れられないとしても、MMAファイターとしての戦績には残ります。

「正直、前回のレフェリーストップについては――納得しているかどうかといえば、納得はしていないです。それで戦績にひとつ黒星がついたわけで。でもBC側から『また出てもらいたい』という話をもらった時に、僕からもいくつか条件を出したんですよ。その条件もある程度は呑んでくれました。そうなると自分もウダウダ言っているよりは、黒星をつけられた以上は白星を取り戻しに行くしかないって考えましたね」

――再度オファーがあり、条件もいくつかは呑んでくれた。ということは、BCサイドとしても大原選手に対する評価は高いのでしょう。

「はい、評価はしてくれているんだと思います。それは素直に嬉しいです」

――では改めて前回の試合について振り返っていただきたいと思います。何よりも「早すぎる」と言われたレフェリーストップについて率直な意見を聞かせてください。

「まず相手のパンチを食らってグラついたじゃないですか。あの時は僕が前に出て、相手がパンチを合わせて来るのが見えたんですよ。だから僕は頭を傾けて、カウンターをよけようとしたところに相手のパンチが頭をかすめて。それで脳が揺れてクラッっとしたので、ヤバいなと思って組みつこうとしたんですね。それだけ一連の流れはハッキリと意識がありました。直後に僕が倒れたのは、なぜか割って入ってきたレフェリーに押されたからです。それでレフェリーが『ストップ!』とか言っているから『いやいや、なぜ?』と」

――明らかに大原選手が一発食らった瞬間にレフェリーが走り始めていました。あの展開で大原選手が追撃をもらっている、あるいは背中から倒れて追撃を食らいそうなところでレフェリーが割って入るのは理解できます。しかし、そうではなかった。

「あれで止められるなら、中村大介さんの試合も完全にストップされているはずなんです。だから、正直言って試合後は勘ぐっちゃいましたよ。『俺、やられちゃったのかな?』って」

――個人的な印象を言えば、競技運営陣のミスだったと思います。2022年大晦日に初めて現地でBCを取材した際、YouTubeで展開されるストーリーラインとイベントの完成度の高さは感じました。若いファンを獲得したうえ、今年1月の大会では試合のレベルも格段に上がっている。須田萌里選手の試合メインの対応を見るかぎり、次の課題は競技運営面のレベルアップというところでしょう。

「僕がもう一度BCに出ようと思ったのは、条件を呑んでくれたこともあるけど、そのファンたちの声によるところも大きかったんですよ」

――というと?

「試合直後は本当に『もう二度と出るか!』と思いましたよ。あんなやり方をされたら誰も勝てないし。大会後にまずブラックさん、レフェリー陣、佐伯社長、そして須田さんや自分の陣営も交えて話をしました。さらにオファーとフォローがありましたしね。何より試合映像がアップされたら、ファンの方が『ストップが早すぎる!』『もう出ない、とか言わないでほしい』とコメントを書き込んでくれていたんです」

――おぉっ! 韓国のファンのハートをガッチリ掴んでいますね。

「日本にはファンがいないのに(笑)。僕のSNSにも、韓国のファンの方々がコメントをくれて。僕はこれまでずっと、求められれば試合に出ていた人間ですから。そうやってファンの声があるなら、またBCで戦いたいと思いました」

――今日もDEEPのTシャツを着てインタビューを受けてくれていますが、いずれBCのTシャツに変わるかもしれないと思っておきます。

「いやいや(苦笑)。僕はDEEPで育ってきたので、それはないです!」

――アハハハ。今年3月にイ・ソンハが江藤公洋選手に敗れてDEEPのベルトを失った試合は、どのように見ていましたか。

「どちらかといえば『どっちが勝つかな?』という興味のほうが大きくて。一般のお客さんと同じ目線に近かったです。複雑な心境もありましたよ。自分に勝った相手が負ける姿を見るのも、自分が取られたベルトを他の選手が巻いているのも……。かといってイ・スンハが勝って喜んでいる姿を見るのも悔しいじゃないですか。だから、ぶっちゃけ『どっちも負けちまえよ』という気持ちはありました」

――それがファイターとして当たり前で、素直な気持ちではないですか。

「そうなんですかね。お客さんに近い目線で観ていたとしても、やっぱり両選手に対して『俺のほうが上だからな』と思っていました。その気持ちは失いたくないので」

――江藤選手が巻いたDEEPのベルトを取り戻したいとは考えていないのでしょうか。

「まず今はBCで借りを返したいです。イ・スンハからBCのベルトを奪って、DEEPに帰ってくる。そして、まさかのDEEPとBCのダブルタイトルマッチをもう一度――しかも日本人同士で。佐伯社長、嫌がるかなぁ(笑)」

――それは……なかなかカオスな状況です。

「超面白いじゃないですか。BCもDEEPもグチャグチャにかき回したいですよ。そのほうが観ている人も面白いでしょうし」

――まずはBCで再スタートとなる試合の相手がハンターに決まりました。

「作戦にも関わっちゃうので、あまり深くは言えないけど――ハンターって打撃は打撃、寝技は寝技っていう選手ですよね。MMAとしての繋ぎとか、際の部分がない。だからMMAとしては自分のほうが有利なんじゃないかと思っています」

――大原選手がイ・ファンソンにKO勝ちを収めた大会で、ハンターはチョ・ユンジュン(ミスターサタン)にKO勝ちしています。終始ケージに押し込まれながら、身長差を生かして勝ったという印象です。

「そうなんですよ。だから、それほど身長が変わらない自分に対して同じ試合ができるのかな、って。実際、身長が高いイ・スンハにも負けていますしね(昨年4月、1Rに腕十字で一本負け)。イ・スンハとハンターでは明確な差があると思いますよ」

――なるほど。さらに言えば、大原選手の中でもBCがアウェイという気持ちは薄れているのではないでしょうか。

「それが……去年の11月の試合までは『敵地だから倒さないと勝てない』と思っていました。でもファンの反応もあったから、その気持ちが薄れたまま臨んだのが今年1月の試合で。韓国にも応援してくれる方はいるけど、やっぱりアウェイなんですよ。だから次のハンター戦は100パーセント、アウェイの気持ちで戦います。前回の分を取り返してくることができるよう、しっかりKOで勝ちます!」

■視聴方法(予定)
4月20日(土・日本時間)
午後5時~Black Combat YouTubeメンバーシップ

■Black Combat Rise02 対戦カード

<ライト級/5分3R>
大原樹理(日本)
パク・ジョンホン(韓国)

<ライト級/5分3R>
イ・ファンソン(韓国)
チョ・ユンジュン(韓国)

<フライ級/5分3R>
イ・ソンチョル(韓国)
山本聖悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
イ・ミンヒョク(韓国)
イム・ジェユン(韓国)

<無差別契約/5分3R>
キム・ミョンファン(韓国)
稲田将(日本)

<フライ級/5分3R>
ソン・ナクジュン(韓国)
パク・テホ(韓国)

<63.5キロ契約/5分3R>
ジョン・スミン(韓国)
ぽちゃんZ(日本)

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BIFC01 MMA MMAPLANET o イ・ミンヒョク ミクティベク・ベクムルザエフ

【BIFC01】カザフスタンファイター、ベクムルザエフがイ・ミンヒョクをギロチンで絞め落とす

【写真】ガッチリとギロチンが入った(C) MMAPLANET

<67.4キロ契約/5分2R>
ミクティベク・ベクムルザエフ(カザフスタン)
Def.1R2分06秒 by ギロチン
イ・ミンヒョク(韓国)

ともにガードを固めて左ジャブを突く。ベクムルザエフが距離を詰めるとイ・ミンヒョクがボディロックで組んだ。ベクムルザエフがウィザーから投げを見せるが、これを耐えたイ・ミンヒョクがグラウンドに持ち込む。しかしベクムルザエフがキムラからリバーサルに成功してトップへ。イ・ミンヒョクのガードをパスしてマウントを狙う。

しかしイ・ミンヒョクがスイープする。ケージ際で下になったベクムルザエフが腕十字を仕掛けた。ここは極められずも、ベクムルザエフがイ・ミンヒョクの首を取ってギロチンで絞め落とした。

ギロチンを解かれたイ・ミンヒョクは落ちていないとアピールしたものの、当然のことながら裁定は覆らない。一方、勝利したベクムルザエフは「今日もありがとう。世の中のMMAが全て、こんな感じだと仕事は楽ですが――MMAが面白いとは思えないです」と語った……。


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BIFC01 MMA MMAPLANET o ONE YouTube   イ・スンチョル イ・ミンヒョク ジョン・ハングック チャンネル レネ・カタラン 神野翼 荒木凌

【BIFC01】カオスな計量終了 チームメイトのキャッチ戦に拒否に便乗試合拒否?? 神野&荒木は問題なし!!

【写真】ルールミーティングまで相当な時間待たされた神野と荒木の日本勢(C) MMAPLANET

27日(金・現地時間)、韓国はプサンのプサン駅前広場=ユーラシアプラットフォームで開催されるBusan International Fighting Championship=BIFC01の本計量が、同所で行われた。
Text by Manabu Takashima

午後3時半のパブリック計量に先駆けて、午後9時から始まった本計量は――なぜかステージ上で背中を見せる形で実施され――これが中央アジア絡みかともとれる相当な混乱が見られた。


日本から出場の荒木凌と神野翼の両者は、対戦相手とともに問題なくクリア。第2試合のフェザー級でシン・ジェヨンと対戦するフィリピンのマハー・ジョン・マナハンは一度目の計量が66.95キロ、再計量は66.8キロで結果として500グラムオーバーでキャッチ戦を戦うことに。

再計量はルール・ミーティングが行なわれている後ろで、遂行された。このキャッチ戦、バンタム級でも戦えるシン・ジェヨンとしては、ハンデがある形となった。

フライ級注目のイ・スンチョルと対戦するONEベテランのルネ・カタランは、下着を脱いでパスをした。大荒れの展開となったのは、メインとコメインだ。

まずコメイン出場のイ・ミンヒョクが1.1キロオーバーとなり、ミクティベク・ベクムルザエフ陣営が壇上に集まり、明らかに不満の様子を浮かべる。と、主催者の協議の受け入れを前にして、ベクムルザエフは対戦を拒否する意向を露わにし、計量会場の外に出てしまう。

そのなかにはメインのライト級でジョン・ハングックと対戦するオクトム・バクティベクも含まれており、ジョン・ハングックは計量の前に座って待ちぼうけ状態に。

15分が経過した頃に主催者が計量会場に戻り、ジョン・ハングックが体重を測るが、バクティベクはここで体重計に乗ることすら拒否。

ベクムルザエフがキャッチ戦を拒むのは、明白な理由が存在しているが、このバクティベクの便乗ともとれる試合拒否は意味不明としか言いようがない。

結論からいえば、バクティベク陣営はこの一戦はフェザー級でオファーされており、ライト級ではないから戦えないということで試合を受けない判断をした。

これに対してBIFCのチャン・ユヨン代表は「ライト級でオファーという文面が残っている」と主張。なんともカオスな計量会場だったが、結果的にベクムルザエフはイ・ミョンヒョウとのキャッチウェイトを飲み、ハングック×バクティベク戦は――この原稿を書いている時点でキャンセルという状況だ。

バクティベクとしては「この大会はAngel’s FCの人材育成大会でもあり、ここで階級が違う相手と戦って敗れ、Angel’s FCで戦う機会を逃したくないというのが本音だったようだ。

なお同大会は5分2R制でドローのラウンドマストでドローの場合は延長Rとなり、エキストララウンドに関してはマスト判定が用いられるとのこと。ルール的には立ち技、寝技とも顔面へのエルボーを反則となる。

■視聴方法(予定)
10月27日(金・日本時間)、
午後6時00分~Angel’s FCオフィシャルYouTubeチャンネル

■BIFC01対戦カード

<ライト級/5分2R>
ジョン・ハングック:70.7キロ
オクトム・バクティベク:――キロ

<フェザー級/5分2R>
イ・ミンヒョク:67.4キロ
ミクティベク・ベクムルザエフ:65.5キロ

<フライ級/5分2R>
イ・スンチョル:56.4キロ
レネ・カタラン:56.45キロ

<バンタム級/5分2R>
ジョン・ジュンヒ:61.35キロ
神野翼:61.25キロ

<ライト級/5分2R>
ジャン・ベコ:70.85キロ
エルディアル・タバエフ:70.3キロ

<フェザー級/5分2R>
シン・ジェヨン:65.8キロ
マハー・ジョン・マナハン:66.95キロ→66.8キロ

<バンタム級/5分2R>
キム・ジョンビル:61.35キロ
荒木凌:60.65キロ

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【BIFC01】駅前広場MMAはプサン市が協力。全7試合が国際戦&イ・スンチョル×ルネ・カタランに注目!!

【写真】ONEタイトルコンテンダーに対して、どのようなパフォーマンスを見せることができるか。注目のイ・スンチョルだ(C) BICF

27日(金・現地時間)、韓国はプサンのプサン駅前広場=ユーラシアプラットフォームでBusan International Fighting Championship=BIFC01が開催される。
Text by Manabu Takashima

イベントスタート時点での予想気温は22度のプサンは、プサン駅前広場で開催されるBIFC01はONEで活躍中のカン・ジォンのトレーナーでAngel’s FC副代表ジャン・ユヨンがプロモーターを務める新興団体だ。


7試合、全て2回戦ながら全試合が国際戦となる今大会。プサンの玄関といえる駅前広場でMMA大会が認められ、観戦無料でカザフスタン、日本、フィリピンから選手を招聘できる背景には――驚くべきことだがプサン市の協力が、資金面も含め存在しているという。

Internationalの名称に相応しい大会のメインでオクトム・バクティベクと戦うジョン・ハングックはチームMAD所属のご当地ファイターで、ZEUS FCのライト級チャンピオンだ。

コメイン出場のイ・ミンヒョクは6月のGLADIATORでフェザー級王座決定T出場予定だったが、練習中に目じりをカットした際に骨膜が見える状態で欠場に。結果、パン・ジェヒョクが河名マストと戦うことになったという過去を持つ。打ち合い上等のイ・ミンヒョクも、メインのジョン・ハングックと同様にカザフスタン人ファイターのミクティベク・ベクムルザエフと戦う。

注目はフライ級のイ・スンチョルだ。デビュー戦こそRoad to UFCフライ級準優勝&ベスト4のチェ・スングクに敗れたものの、その後は4連勝中のウェルラウンダーだ。

積極的にテイクダウンを仕掛け、スクランブルに強いイ・スンチョルは元ONE世界ストロー級コンテンダーのレネ・カタランと興味深いマッチアップが用意されている。カタランはONE終盤こそ4連敗だったが、その相手はジョシュア・パシオ、アレックス・シウバ、ボカン・マスンヤネというトップばかりだった。

今年44歳のカタラン、スタミナ面では圧倒的にイ・スンチョルが有利とはいえ、2Rの短期決戦がどのような影響を与えるか。この日、一番の注目マッチといえる。

なお今大会には日本から神野翼、荒木凌というWardogコンビも参戦し、それぞれがジョン・ジュンヒ、キム・ジョンビルと戦う。季節外れの屋外&駅前広場大会は、日本からもAngel’s FC公式YouTubeチャンネルで視聴できる。

■視聴方法(予定)
10月27日(金・日本時間)、
午後6時00分~Angel’s FCオフィシャルYouTubeチャンネル

■BIFC01対戦カード

<ライト級/5分2R>
ジョン・ハングック(韓国)
オクトム・バクティベク(カザフスタン)

<フェザー級/5分2R>
イ・ミンヒョク(韓国)
ミクティベク・ベクムルザエフ(カザフスタン)

<フライ級/5分2R>
イ・スンチョル(韓国)
ルネ・カタラン(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
ジョン・ジュンヒ(韓国)
神野翼(日本)

<ライト級/5分2R>
ジャン・ベコ(韓国)
エルディアル・タバエフ(ロシア)

<フェザー級/5分2R>
シン・ジェヨン(韓国)
マハー・ジョン・マナハン(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
キム・ジョンビル(韓国)
荒木凌(日本)

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【PFL2022#02】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(06)工藤諒司「前向きになれて嬉しいですね」

【写真】海外、PFLへの挑戦も日々の延長という風で、気負いは感じられない工藤(C)MMAPLANET

28日(木・現地時間)、テキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催されるPFL2022#02のフェザー級レギュラーシーズン戦で工藤諒司が、ブレンダン・ラウネーンと対戦する。

ONEを目指し、ONE Warrior Seriesで確実な成長を見せていた工藤だが、コロナウィルス感染拡大によりONEウォリアーは活動を停止、ここからステップアップが望めなくなった工藤はRoad to ONE出場を経て、修斗へ。SASUKEと世界フェザー級王座を賭けて戦うも判定負けを喫した工藤にとって、思わぬタイミングでの北米3番目のメジャーPFからオファーがあった。当然、断る理由はない。そして過去に経験したことがない環境で、過去最強の選手たちが待ち受けている。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第6弾は、PFLに挑む工藤諒司に話を訊いた。


──工藤選手がPFLと契約したという話は長南さんから伺っていたのですが、いつ頃にオファーがあったのでしょうか。

「3カ月ぐらい前ですかね(※取材は4月5日に行われた)。今年になって1月……その後半だったと思います」

──コロナ前にONE Warrior SeriesでONEを目指し、結果を残していました。それがコロナで大会開催がなくなり、修斗の世界王座にターゲットを変更。しかし、SASUKE選手に敗れてベルトを取れなかった。その状況でPFLから声が掛かりました。

「ONEウォリアーがなくなり、修斗でやるしかないと思ってタイトルに挑戦。それも負けて……でも、修斗のベルトをもう1度取りに行こうと気持ちを切り替えて動き始めた時期でした」

──なかなか再起すると決意するまで時間がかかりましたね。

「あの状況からもう1度というのは、なかなかしんどいですし、負けた後は気持ちも落ちていました。だから『もう1回やろう』という気持ちにはなれなかったのも事実です。時間もかかりました。でも、やり直そうと……。修斗で勝ち上がることが大変だということは、自分も良く分かっているつもりでした。それでも海外でやりたいという気持ちがあって──。(石井)逸人や(後藤)丈治も頑張っていますし。自分も負けられないなと思っていました」

──やり直すという判断をするのは大変だったと思いますが、そこでPFLからオファーがあったということですね。

「即答しました、『出ます』って(笑)。こんなチャンスはもうないと思ったので。世界に出ることができる。修斗で一からやり直そうと思っていたのですが、海外でやっていこうと。正直、それまでPFLを注目していたかといえば──そうではなかったです。オファーを受けてから、調べました」

──当然、フェザー級の試合を中心にチェックされたと思いますが、どのような印象を持ちましたか。

「相当ですね(苦笑)。強い選手が揃っていますし、そういうなかであの選手たちと戦っていけると考えると、凄く楽しみです」

──シーズン制のフォーマットで、短時間でフィニッシュするほどレギュラーシーズンで上位フィニッシュができます。しかも、レギュラーシーズンは2試合なのでPFLの組むカードによって有利・不利が出てくるだろうと。

「ハイ、少し特殊ですけど、全てが経験したことがないことなので。新しい……経験ができるかなって考えると、前向きになれて嬉しいですね」

──過去PFLには2018年にライト級で川名雄生選手が出場して勝ち星なし、2019年にヘビー級で石井慧選手が出場し、1勝2敗でプレーオフ進出を逃しています。そういう場で戦うことに、どれだけ自信をもって挑めそうですか。

「やっぱり出し切りたいですね。勝負なのでポンと勝てる時があれば、一発で負けることもあります。そうなると後悔も残るので、全てを出し切って勝ちたいです」

──初戦の相手は昨年ベスト4のブレンダン・ラウネーンが相手です。優勝したモヴィット・ハイブラエフに準決勝でスプリット判定負けでした。ただし、特別な印象に残ったわけでもない。どのような選手だと判断していますか。

「う~ん、まず特徴は背が高くて手が長いです。リーチのある選手で、ジャブも走ります。カーフキックも蹴って来るので、ジャブとカーフキックで自分のペースを掴んで、そこからストレート。あと寝技の対応も上手くて、何でもできる選手だと思います」

──ONEウォリアーでのイ・ミンヒョク戦などパンチを見せて組むだけでなく、組みを見せて殴る。近い位置でも殴ることができていました。相手がアグレッシブに攻めてくるという図式もありましたが、あの時の良さがSASUKE選手との試合はなかなか手が出なかったという印象があります。

「何でも対応できるように……近い距離でも遠い距離でも戦えるように練習しています。ただし次の相手はリーチが長いので、相手の距離で戦って待っていたりするとペースを持っていかれると思います。

なので下を見せたり、中に入って打ったり使い分けが大切になってくるはずです。それこそイ・ミンヒョク戦のような戦い方のように巧く組み合わせていきたいです」

──プレーオフがあるので、得点計算が必要になってきますが、その辺りはどのように考えていますか。

「やはり相手に合わせた戦略が必要で。相手の得意技を警戒しつつ、自分の得意なところをどう出していくか。相手に合わせて、自分の得意なところを使う。そのことを考えていますが、KOを狙い……レフェリーストップとか、そういうイメージでいます。そうやって得点を増やそうと思います」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月29日(金・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ 対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
スチュアート・オースチン(英国)

<フェザー級/5分5R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
工藤諒司(日本)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
マテウス・シェッフェウ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ(ブラジル)
ジャマル・ジョーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
クリス・ウェード(米国)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
チョ・ソンビン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
サム・ケイ(トンガ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィキンソン(豪州)
ブルーシ・ソウト(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アリ・イサエフ(ロシア)
クリジソン・アブレウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス(ブラジル)
ボストン・サルモン(米国)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
サバ・ボラギ(ドイツ)

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【RTB Korea01】Road to BRAVEが韓国で開催。4月と9月に本戦進出も――日本人選手にも好機到来?!

【写真】キム・テキュンの出場がBRAVEと韓国を結び付けた。どう話が転ぼうが、このアグレッシブさはうらやまし限りだ(C)BRAVE CF

7日(金・現地時間)、韓国はテグのインタープルゴ・エクスコでRoad to BRAVE KOREAが開催される。

Road to BRAVEはBRAVE CFのパートナーもしくはアフィリエーション・グループが、世界各地で地域のMMAの普及と新しいタレントのリクルートを行うための大会で、これまでにセルビアでイベント開催実績があり、結果的に昨年12月にはBRAVE CFの本戦が同国で行われている。

現状、韓国に続きインドでもRTBが予定されている。上記にあるように現地のプロモーションとの協力によって運営され、韓国でのパートナーはTBC(The BEAST Championship)となる。


TBCは昨年2月に活動を開始した新興プロモーションで、3月にMonster WAR、9月にTBC02を主催している。RTB Korea01は新生Top FCの11月大会の会場だったテグのインタープルゴ・エクスコが使用され、そのTFCのライト級トップ・プロスペクトだったホン・ソンチャンが今大会にも出場する。

ホン・ソンチャンはTBC主催のMonster WARでも戦っており、TBC経由ではイ・ミンヒョクやチョン・ダウンというONE Warrior Seriesベテランも今大会に参戦する。中東バーレーンを本拠とする世界規模のプロモーションを目指すことになったイ・ミンヒョクはONE WSで工藤諒司に敗れており、チョン・ダウンはWardogとGrachanで来日経験がある――日本とも縁のある選手たちだ。

今後はコロナの感染状況次第だが、入国制限や隔離措置が撤廃されると日本人選手の招聘も予定しているという。RTB Korea開催に先立ち、BRAVE KOREAが発足しており代表はBRAVE CF本戦に参戦中のキム・テキュンを指導するユ・ヨンウ氏が務めている。

BRAVE KoreaではTBCと協力しRTB Koreaを主催し、今大会に続き5月21日にテグ大会、さらに7月と12月とイベントがスケジューリングされており、その船出と時を合わせて、現状では4月9日と9月10日に仁川でBRAVE CFナンバーシリーズが予定されている。

BRAVE CFは過去に日本人選手にもオファーが出しているが、受諾した選手はおらずJ-MMA未踏の地となっている。今後BRAVE Koreaは東アジアのヘッドクォーター的な役割を担っていく模様で、韓国だけでなく日本、中国、台湾で運営権をBRAVE本体と契約したという話だ。

韓国での定着具合にもよるが、今後は東南アジア進出へのアジアの拠点になることを目標としている。この手の話は大きく花火を打ち上げて、その後は進展がないということは韓国に限らず、日本も含めて世界各地で見られてきた。

とはいえバーレーン王国の国家プロジェクトといえるBRAVE CFは資金豊富、韓国でバブルを創ってイベントを行うことも可能だ。そこに日本人ファイターが出場できるとなれば、国内の多くのプロモーションよりも好条件で、ロシア、欧州、ブラジル、そして中央アジアや中東のファイターと肌を合わせる機会を得ることが可能になる。選択肢が増えることは、ファイターにとって好機になるのは絶対だ。日本人ファイターがどう絡めるのかも含め、RTB KoreaとBRAVE CFの韓国進出――今後の展開を注視したい。

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