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AJ・マッキー BELLATOR Bellator255 Report エマニュエル・サンチェス パトリシオ・フレイレ ブログ

【Bellator255】パトリシオ・フレイレが左でダウンを奪い、ギロチンでサンチェスを落とし防衛&GP決勝へ

<Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
Def.1R3分35秒by ギロチンチョーク
エマニュエル・サンチェス(米国)

ケージ中央をとったフレイレに対し、サンチェスが左ローを蹴る。両者、慎重な立ち上がりのなかサンチェスが左ローを続ける。フレイレは右ボディストレート、前に出てワンツーを放つ。ローに右を伸ばしたサンチェスが左カーフから、右カーフへ。フレイレも右ローから右を伸ばすと、サンチェスは右ローを蹴る。左右のフックからボディストレートを入れたフレイレは、サンチェスの踏み込みにワンツーのワン=左フックを打ち抜く。

後方に倒れたサンチェスは、ハーフガードから立ち上がったが、そこをチャンピオンがギロチンで待ち受ける。クローズドガードで引き込んだフレイレは「落ちている」とレフェリーに伝える。暫らく時間を置いて、サンチェスの手を取ったレフェリーが試合をストップした。

圧倒的な強さを見せつけたフレイレは、「その瞬間を待っていた。そしてギロチンを仕掛けた。僕にとっては普通の動きだよ。あのポジションが大好きなんだ。彼の首を見えた、もう終わりだよ」と話した。

ここで決勝で戦うことが決まったAJ・マッキーJrが「パウンドを落とす準備はできてい」というと、フレイレと顔を合わせ──止めに入られるまで、ののしり合いを続けた。


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Bellator255 Report ジェイソン・ジャクソン ネイマン・グレイシー ブログ

【Bellator255】ケージで目をこすったジェイソン・ジャクソン、ネイマン・グレイシーから3-0の判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ネイマン・グレイシー(ブラジル)

左ジャブを伸ばすジャクソン。ネイマンは左右のフックで前に出る。右を当てたネイマンだが、ジャクソンもワンツーを入れる。さらに右を伸ばしたジャクソンは、ローをキャッチしてきたネイマンのシングルを切って殴る。下になったネイマンはハーフから煽り、逆側のワキを潜ってバックに回る。

同時に両足をフックしたネイマンは、背中が伸びたジャクソンが手首を掴んでくるので時間を掛けてパンチを入れ、RNCを仕掛ける。ジャクソンが上を向いたというよりも、ネイマンが向かせた感があるなか、レフェリーがブレイクを命じる。ジャクソンの目がチェックされ、ネイマンが下からあおった際に金網で目をこすった模様だ。

それがブレイクの要因になるのも合点がいかないモノがあるが、マウントからリスタートされるとジャクソンはブリッジでリバーサルに成功する。立ち上がったジャクソンは、ボディロックからテイクダウンに成功するが、グラウンドには居座らない。試合はスタンドに戻り、ネイマンのボディロックを小外で切り返したジャクソンはトップを奪取。ネイマンはクローズドでラウンド終了を迎えた。

2R、ジャクソンがワンツー、蹴りを掴んだネイマンはテイクダウンからバックへ。立ち上がったジャクソンはワンフックを取られ、キムラグリップも切られる。それでもテイクダウン狙いを耐えて胸を合わせたジャクソンは、離れて打撃の間合いに戻る。

すぐに組み直したネイマンが、ボディロックテイクダウン。下になりかけたが、トップを取り切り、スクランブル狙いもボディロックで立たせない。両足を束ねて背中をケージに押しつけるネイマンは背中をつかせることはできなかったが、立たせないままで時間を迎えた。

3R、ジャクソンが右ロー、ネイマンは右オーバーハンドを当てる。ジャクソンも右を返すし、クリンチを許さないで回る。スピニングバックキックをボディに入れたネイマンだが、疲れてきたか……足が余り前に出なくなっている。ジャクソンはアイポークをアピールして、試合が中断する。時間を若干おいて再開後、ネイマンは拳の届く距離でジャブを見せ、クリンチから小外掛けへ。自ら倒れこんだことで、体重を預けられトップを許したネイマンは、両ワキを差してハーフバタフライ、さらに両足を四の字で挟み、腰を押しつつ左腕を差して立ち上がろうとする。

腕を変えて、同じ仕掛けのネイマンはウィザーで潰しにきたジャクソンに、スイープを仕掛けるも下のままで時間に。初回はネイマン、2Rもジャクソンは終盤にケージ際から立つことができず失ったか。最終回はトップにいたことでジャクソンが取ったことが予想されるが、果たして──。ジャッジは3者とも29-28でジャクソンを支持──2Rもジャクソンのラウンドだったということか。


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BELLATOR Bellator255 Report ジャック・メイ タイレル・フォーチュン ブログ

【Bellator255】ストップが遅い。テイクダウンからパンチ、エルボーの猛攻。フォーチュンがメイに圧勝

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
Def.1R3分15秒by TKO
ジャック・メイ(米国)

右ローを蹴ったフォーチュンが、シングルレッグで簡単にテイクダウンを奪う。メイはケージ際に移動し、背中を預けて立ち上がる。ヒザを臀部に入れ、前方に崩したフォーチュンは、立ち上がったメイを大内で倒してパウンドを纏めていく。ハーフで抑え、エルボーを打ちつけたフォーチュンが、しっかりと抑え直すと上体を起こしてパンチを連打する。頭を抱えるメイにパンチ、エルボーから再びパンチの連打──レフェリーが遅すぎるストップをかけた。


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BELLATOR Bellator255 Report ウスマン・ヌルマゴメドフ ブログ

【Bellator255】淡々と的を射抜くような左右、上中下の蹴りを続けたウスマン・ヌルマゴメドフが12連勝

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マイク・ハメル(米国)

サウスポーのヌルマゴメドフが、ハメルのステップインに右をカウンターで当てる。前足のミドルから左ストレートを伸ばすヌルマゴメドフは、腹、足への蹴りから右ハイ。当たりは浅かったが、確実に顔面を捕えた蹴りに続き、左フックをカウンターで狙う。

さらに左ハイから左スピニングバックキックと、自分の間合いで戦うヌルマゴメドフは右リードジャブを当てて、右ミドルへ。あらゆる角度、距離から攻撃が飛んでくる状況を前に出て打開しようとするハメルが、右を伸ばす。ヌルマゴメドフはオーソから右ハイ、サウスポーでも左右、両方から蹴りを見せる。オーソにスイッチし、右を当てたヌルマゴメドフが残り30秒で初めてテイクダウンを狙い足を取る。するにリリースしたヌルマゴメドフが、タッチキックボクシングで初回を取った。

2R、ヌルマゴメドフが左ミドル、ハメルがカーフを蹴り返す。ならばとヌルマゴメドフがローから右ストレートを入れ、右ハイへ。ガードしたハメルがワンツーで前に出るも届かない。蹴りからパンチに繋げ、また蹴りを当てるというヌルマゴメドフに対し、ハメルが組んでテイクダウンへ。すぐに立ち上がったヌルマゴメドフは、蹴りの位置を取り続ける。その蹴り足を掴もうとしたハメルは、蹴られながらも、それほどヌルマゴメドフの攻撃に惑わされることなく、自分のすべき動きを続け右オーバーハンドへ。

ヌルマゴメドフが右ミドルを入れ、左ストレートや右ボディを打ち込む。根性ファイトのハメルに対し、淡々と攻撃を続けた。

最終回、左オーバーハンドを伸ばしたハメルは、蹴りの中に入っていく。そこに左を入れたヌルマゴメドフだが、逆に右を被弾。ハメルはエルボーも見せ、ハイキックからダブルレッグへ。バックは取り切れず、離れたハメルが右ミドルを蹴られると、右ストレートでマウスピースを吐きだす。

それでも右を伸ばし、前に出るハメルは左ジャブ、右ミドルでヌルマゴメドフが止める。ニータップを防いだヌルマゴメドフは、腹への蹴りを効かせるとパンチでラッシュをかける。腹を守って構えるハメルは、残り1分40秒でダブルレッグからバックへ。ヌルマゴメドフは胸を合わせて立ち上がり、離れる。直後に右ミドルを入れたヌルマゴメドフはダブルを切り、左右の蹴りを上中下に散らす。ハメルは右を当てるが、続くステップインに右をカウンターで被弾した。

当然、ジャッジは3者ともヌルマゴメドフを支持しデビュー以来の連勝を12とするベラトール初勝利を挙げた。


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BELLATOR Bellator255 Report アレハンドラ・ララ ブログ 渡辺華奈

【Bellator255】組みの圧力、テイクダウン&コントロールでララを削った渡辺華奈が北米初戦で判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

まず左ローから左ストレートを伸ばしたララは、ワンツーで渡辺をケージに追い込む。さらに左ストレートをララが当てるも、渡辺は一瞬にして大外刈りでテイクダウンを奪う。サイドを取った渡辺、ララは足を戻し蹴り上げからスクランブルへ。バックを取った渡辺は、サイドバックでコントロールしサイドを変える。ララは立ち上がって離れると左フック、そして左ミドルへ。蹴り足を取りつつ、クリンチに持ち込んだ渡辺が小外掛けでテイクダウン。と思いきや、すかし気味にバランスをキープしたララが、倒れながら投げに来た渡辺からマウントを取る。

殴られ背中を見せた渡辺は、時間を掛けて立ち上がり前方に落としに掛かる。自ら着地し、スタンドに戻ることを選択したララは、左フックから右をヒットさせる。さらに左と右をコンビで入れるララは組まれるとヒザ蹴りを放って離れる。左ローで姿勢を乱した渡辺が、直接組みに行くもララは反応する。テイクダウンを決めた渡辺だが、初回は打撃でララがリードした。

2R、右を当て組みに行った渡辺が小外掛けへ。切ったララは煽る渡辺にエルボーを入れ、クリンチから逃れる。渡辺もジャブを伸ばし、右から組んで払い腰を決める。そのままサイドで抑えた渡辺に対し、ララは背中を向け前転から足関節を狙う。正対して潰した渡辺がレッグドラックから肩固めへ。足を絡ませていくララは、頭も抜いて下からエルボー。直後にリバーサルを決めて、ハーフで抑える。

渡辺のキムラ狙いからバックに回った渡辺が両足をフックする。残り1分、手首を掴んで防御するララは、体を伸ばされないよう足を絡める。背中を伸ばした渡辺がパンチを連打、前転してエスケープを図るララに腕十字を仕掛けたところで、時間に。渡辺がラウンドを取り返し、さらにかなり削ることに成功した。

最終回、渡辺の右をかわしてバックに回ろうとしたララ。渡辺は即反応して離れると逆に組んでケージへ。大外でテイクダウンを決めた渡辺は、しっかりとトップをキープする。疲れが見えるララが下から鉄槌を放つも、背中をつけた状態が続く。潜ろうとするララを殴る渡辺は、肩固めを狙う。フレームを作って防ぐララだが左に向くことが出来ず、腰を押して一方通行のエビしか動けない。

しっかりと抑え続ける渡辺が、足を抜いてマウントを狙いつつ時間を使う。ララは右腕を差してブリッジも潰され、ついには渡辺が3/4マウントから肩固めへ。ここも極めより、抑えを重視し、立ち上がろうとするララの小手を決めてパンチを入れた渡辺は3Rも取り切った。

と、ジャッジの裁定は割れるが渡辺はスプリット判定勝ちで、北米初戦をしっかりと勝ち切った。


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BELLATOR Bellator255 Report シージェイ・ハミルトン ブログ マゴメド・マゴメドフ

【Bellator255】ロシア風ファイトを北米でも貫いたマゴメドフ。ハミルトンに圧勝しベラトールで2連勝

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
Def.2R1分22秒by RNC
シージェイ・ハミルトン(米国)

スイッチして左右に動くハミルトンに対し、スピニングバックキックを放ったマゴメドフ。ダックでかわしたハミルトンのローをキャッチして、距離を詰めると組んできたところで腰に乗せたマゴメドフが投げる。すぐに立ち上がったハミルトンは、回して離れると左ミドルを蹴る。直後にシングルレッグから回り込むようにテイクダウンを決めたマゴメドフだが、ハミルトンはスイッチからスクランブルに持ち込みヒザを入れる。

間合いを取り直したハミルトンだが、マゴメドフはシングルでケージに押し込みドラックダウンを決める。サイドで抑えたマゴメドフは、足を戻されてもすぐにパス。足を戻してくるところで右のパンチを入れ、パスからバックへ。四の字フックで後方から殴るマゴメドフは、背中を伸ばすと、上を向いたハミルトンにパンチを入れる。背中を向け、ガードに戻したハミルトンに強烈な勢いでパンチ、鉄槌を入れたマゴメドフがバックスープレックスから、パウンドを時間まで続けた。

2R、心が折れてもおかしくない猛攻を受けたハミルトンに対し、マゴメドフはスピニングバックキック。足が止まっているハミルトンは、左ミドルもマゴメドフは跳びヒザから組んでヒザを続ける。シングルにギロチンを合わせたハミルトンだが、即パスから頭を抜いたマゴメドフがエルボーを落とす。立ち上がったハミルトンの背中に飛び乗ったマゴメドフは、両足フックからパームトゥパームで前方に崩してタップを奪った。

「やりたいことができて勝てた。ランカーじゃなかったから、次はトップ5の誰からと戦いたい」とまるで表情を変えずマゴメドフは話した。


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BELLATOR Bellator255 Report ヒカルド・セイシャス ブログ マンデル・ネーロ

【Bellator255】100発100中? マンデル・ネーロがセイシャスに何もさせずスーパーマンパンチでKO勝ち

<ライト級/5分3R>
マンデル・ネーロ(カナダ)
Def.1R3分23秒by KO
ヒカルド・セイシャス(ブラジル)

上背&リーチで優るネーロが、セイシャスのローをかわして左ジャブを伸ばす。セイシャスが左ローも、ここはネーロの距離か。右カーフを2発蹴ったネーロが、左ジャブ。続いてスピニングバックキックを腹に入れる。ケージの前を回るネーロが右ストレートを入れ、右ハイへ。近づけないセイシャスは打ち下ろしの右をテンプルに受けて下がる。ケージを背負って戦うセイシャスは目尻をカットし、鼻血が確認できる。

ネーロは左フックから右ストレートを入れ、右前蹴りから右ハイキック。一旦、間をおいてスーパーマンパンチで右ストレートを入れるとセイシャスがそのまま後方に崩れ勝負は決した。「練習の成果だよ。ただ楽しんで戦った。あそこから本来はテイクダウンを狙うんだけど、もう終わったと分かった」と話したネーロ、今後の活躍が楽しみだ。


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BELLATOR Bellator255 Report ハリド・ムルタザリエフ ファビオ・アギラル ブログ

【Bellator255】ケージ掴みが減点にならなかったムルタザリエフが、アギラルをTD&コントロールで下す

<187.7ポンド契約/5分3R>
ハリド・ムルタザリエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ファビオ・アギラル(ブラジル)

アギラルの計量オーバーでキャッチウェイトとなった一戦。ムルタザリエフの右ローの直後にシングルで組みついたアギラルが、ケージに押し込んでテイクダウンを狙う。左腕を差し、ケージにもたれて一本足で耐えるムルタザリエフは、この状態で左のパンチを入れる。このまま倒そうとしたアギラルだが、ムルタザリエフはケージを掴んで注意を受ける。さらにケージを掴んで、トップを取ったことで減点と思われたがスタンドで再開。

ケージを掴んで得たポジションを失うだけで済んだムルタザリエフは、左ローカーフを続け、スピニングバックキック、走り込んでテンカオを狙うなど水を得た魚のように生き生きと動く。アギラルも右カーフを蹴ると、ムルタザリエフが組んでケージへ。ウィザーのアギラルに対し、ムルタザリエフはエルボーを入れて離れる。アギラルはワンツーをヒット、ムルタザリエフは左ハイを返す。アギラルは左を見せてシングル、バックを伺いムルタザリエフがウィザーで耐えたところで初回が終わった。

2R、アギラルが左ロー、ムルタザリエフはジャブに真っ直ぐ下がる。リードフックから組みついたアギラルだが、ムルタザリエフはヒザを腹に入れ間合と取り直す。ムルタザリエフは左ミドルを入れ、左フックをヒット。直後にダブルレッグでケージに押し込み、テイクダウンを決める。足を束ねたムルタザリエフは、背中を預けて立とうとしたアギラルを前方に崩して、バックコントロール。後方からパンチを入れて、正面を向きボディロックから再びバックへ。

立ち上がったアギラルを小内刈りで倒したムルタザリエフは、ハーフから右のパンチを落とす。キムラを潰し、パンチを打ちこむムルタザリエフに対し、引き込んだアギラルは再度バックに回られラウンド終了を迎えた。

最終回、ムルタザリエフはジャブからロー、そしてスピニングバックキックを見せる。アギラルは真っすぐ飛び込んでシングルレッグ。初回と同様に一本足で耐えたムルタザリエフは、ウィザーでバックを許さない。そのまま小手を決めて投げようとしたムルタザリエフだが、すぐに起き上ったアギラルはヒザを受けてシングルで尻もちをつかせる。

ムルタザリエフはスイッチも、バックに回ったアギラルが両足をフックしようとする。ここでムルタザリエフは前方にアギラルを振り落とし、ハーフで殴りに。足を戻したアギラルがケージ際に移動して立ち上がる。ヒザをついたダブルから、起き上ってテイクダウンを決めたムルタザリエフはスクランブルでバックへ。残り40秒、キムラのアギラルだがテイクダウンを許し、バックコントロールから逃れることができずタイムアップに。

初回のケージ掴みが減点にならず、しかも押し込まれた状態でなく離れて再開ということで、確実に流れが変わった感はあるものの──抜群のボディコントロールを見せたムルタザリエフが、好レコード同士のベラトール初陣対決を制した。


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BELLATOR Bellator255 Report クリス・ゴンザレス ブログ ロジャー・フエルタ

【Bellator255】クリス・ゴンザレス、フエルタをグラウンドで圧倒。最後はバックマウントでタップ奪う

<160ポンド契約/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
Def.3R3分01秒by tap out
ロジャー・フエルタ(米国)

サウスポーのフエルタ、ゴンザレスの右手前の構えで左ローから右を伸ばしてクリンチへ。ケージにフエルタを押し込んだゴンザレスは股間に手を通して、ボディスラムでテイクダウンを奪う。ハーフバタフライのフエルタはパスを嫌がり背中を見せ、そのまま前転してもう一度ガードを取り直す。すぐに足を一本抜いたゴンザレスは、正対してきたフエルタのバックに回りパンチを打つ。

そのまますかして背中をマットにつけさせ両足をフックしたゴンザレスがフエルタの背中を伸ばしてパンチ、亀になったところでRNCをセットして背中を再び伸ばす。絞めを解き、強烈な勢いでパンチ&鉄槌を打ちつけるゴンザレスは、肩固めへ移行していく。フエルタは殴られながら背中をあずけ、スタンドに戻り生き残った。

2R開始直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたゴンザレスは、そのままハーフでトップを取りワキ腹を殴る。フエルタは足を戻してクローズドガードも、ゴンザレスはエルボーを落とす。残り90秒でシザーススイープを決めたフエルタがスタンドに戻り、パンチを纏めようとするが、ゴンザレスが即テイクダウンを決める。バタフライガードからクローズドガードのフエルタは、初回ほどポジションを奪われなかったが、この回も明白に失った。

最終回、オーソで構えたフエルタのローに、ゴンザレスが右フックを合わせていく。シングルを切ったフエルタは、ゴンザレスのスーパーマンパンチをスプロールし、パンチをかわして左ミドルを2発入れる。続く蹴りに右クロスを放ったゴンザレスは、打撃では圧力が一気に落ちる。ジャブから左を入れたフエルタがローにワンツーで左フックを被弾。それでも左ハイから前に出るフエルタだったが、残り半分でダブルレッグでクリーンテイクダウンを取られる。

スクランブルでバックに回ったゴンザレスは両足をフックしてパンチへ。ここでフエルタは勝負を諦めて、タップ。ゴンザレスが戦績を6勝0敗とした。


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BELLATOR Bellator255 News アレハンドラ・ララ エマニュエル・サンチェス ジェイソン・ジャクソン ネイマン・グレイシー パトリシオ・フレイレ ブログ マゴメド・マゴメドフ ロジャー・フエルタ 渡辺華奈

【Bellator255】計量終了 ベラトール新時代。マゴメドフ、ネーロ×セイシャスらプレリミも見逃せない

【写真】プレリミながら見逃せないマゴメド・マゴメドフのベラトール2戦目(C)BELLATOR

1日(木・現地時間)、 2日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator255「Pitbull vs Sanchez」の計量が行われた。

メインでBellator世界フェザー級選手権兼ワールドGP準決勝を戦う挑戦者エマニュエル・サンチェスと、パトリシオ・フレイレはフェイスオフ後にインタビューが行われた。

まずサンチェスが「素晴らしい金曜日の夜になる。キリストが僕と一緒にいてくれる。キック、パンチ、ジャンピング・スピニングキック、勝利のためなら何でもする。でもシンプルにジャブ、クロス、拳で敗北を与え、僕が決勝へ行く」と話す。

続いてフレイレは「彼が危険な相手だ。でも最初から終わらせにいく」と語った。

日本から出場する渡辺華奈と対戦するアレハンドラ・ララは、蝶の羽を模したコスチュームを用意しスケールの上、フェイスオフ後にその羽を広げた。


今回、SHOWTIME中継第一弾のベラトールでは、その放送枠に入っていないプレリミが、チケット要員でない流れが続く強力な布陣、しかもニューカマーが動員されている。

ただし、ウェルター級で出場予定だった元ACBウェルター級王者のムカメド・ベルカモフは、3.8ポンドの体重オーバーでハーマン・テラドが対戦に応じず、この一戦は中止に。

さらにブラジルから17勝1敗のミドル級ファイター=ファビオ・アギラルも2.7ポンドの体重超過となったが、ハリド・ムルタザリエフ(※14勝2敗)はキャッチウェイト戦を了承している。

今回がベラトールで2戦目となるマゴメド・マゴメドフもプレリミでシージェイ・ハミルトンと戦う。徹底してテイクダウン&コントロールで組み勝つ試合が信条のマゴメドフ、どこまであのスタイルを貫き通すことができるのか、見ものだ。

LFAで連敗しながらベラトールで戦うチャンスを得て、2勝目を狙うヒカルド・セイシャスと、初勝利を狙うマンデル・ネーロのライト級など、プレリミも楽しみな試合が多い。

そしてプレリミとメインカードとの繋がりはコロナ禍前より強くなったベラトールだけに、ここで挙げた選手たちの試合は今後のメインカードをより楽しむためにも、ぜひとも押さえておきたいところだ。

それだけにムカメド・ベルカモフの試合の中止と、ファビオ・アギラルの契約体重戦──計量失敗が残念でならない。

■視聴方法(予定)
4月3日(土・日本時間)
午前7時~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator255計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.1ポンド(65.36キロ)
[挑戦者]エマニュエル・サンチェス: 144.5ポンド(65.54キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170ポンド(77.11キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 170.9ポンド(77.51キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ティレル・フォーチュン: 251.2ポンド(113.94キロ)
ジャック・メイ: 264.3ポンド(119.88キロ)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.2ポンド(70.39キロ)
マイク・ハメル: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ: 124.2ポンド(56.33キロ)
渡辺華奈: 124.8ポンド(56.6キロ)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ: 135ポンド(61.24キロ)
シージェイ・ハミルトン: 134.4ポンド(60.96キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムカメド・ベルカモフ: 173.8ポンド(78.83キロ)
ハーマン・テラド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライト級/5分3R>
マンデル・ネーロ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ヒカルド・セイシャス: 154.9ポンド(70.26キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラル: 187.7ポンド(85.13キロ)
ハリド・ムルタザリエフ: 183.6ポンド(83.27キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ロジャー・フエルタ: 159.4 ポンド(72.3キロ)
クリス・ゴンザレス: 159.2 ポンド(72.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト: 203.2ポンド(92.16キロ)
ジョナサン・ウィルソン: 204.2ポンド(92.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・ファラルド: 171.1ポンド(77.6キロ)
トレバー・グッデ: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン: 185.1ポンド(83.95キロ)
ブランコ・ビシック: 183.8ポンド(83.41キロ)

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