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お蔵入り厳禁【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:6月:風間敏臣✖マイマイティトゥハティ

【写真】風間選手、スミマセン。師匠は一切、試合について触れていません…… (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2022 年6 月の一番。

お蔵入り厳禁、6月9日に行われたRoad to UFC ASIA2022 Ep01で行われた風間敏臣✖クルムアリ・マイマイティトゥハティ戦──と記しつつも、一切試合内容には触れなかった大沢親分の格闘技界の現状への危機感とMMA愛とは!


──大沢さんが選んだ6月の一番は?

「ウチの風間がRoad to UFCで戦った長い名前の中国人選手との試合です」

──クルムアリ・マイマイティトゥハティ戦ですね。

「行く前とか、ついてからも特別想うところはなかったんです。シンガポールには何度もONEで行っているし。会場も同じ、スタッフの顔が違っていて──ちょっとスムーズだなってくらいで。

どうせRoad to UFCだから。敏臣がRoad to UFCに出場が決まった時も昂りのようなモノは一切なくて。取りあえずUFCに続く道に立つことができた。それだけで。

でも入場してケージを目の前にした時に『来たな』と(笑)。テレビで視ているヤツだと。僕はWECからUFCに行けなかったから。WECは間違いなく、軽量級の世界のトップでした。そこに誇りはあるけど、僕はUFCファイターにはなれなかったという気持ちは持ち続けています。

WECとUFCが一つになる1カ月ぐらい前に、僕はWECをリリースされているんです。アントニオ・バヌエロスに負けて、どうなるのかって思っていたら、しっかりとリースされました」

──あの時の3Rが、今の大沢さんの指導の軸となる『行け』という部分に多いに影響していると私は思ってきました。

「僕、現役時代には後悔ばかりなんです。最初は激しい試合をしていたけど、戦績としては芳しくなかった。そして勝ちに徹しようと思ったら、本当につまらない試合ばかりやっちゃって。終わってから現役時代の話になると、最初の頃の激しく戦っていたことの試合ばかり皆が口にするんですよね。だから結局、俺は何もしていないとか色々な想いがあって。

なんといってもWECの時に戦い方が定まっていなかった。激しい試合をしようか、勝ちに徹しようか。一番自分の中で煮え切らない時期で……。振り切れていなかった。ホントに悔いが残っています。そして敏臣のセコンドでケージの前に立った時に、なんか本当に色々なことが蘇ってくる感覚があって」

──あの時のWECはUFCです。誇りに思うべきことかと。

「それは僕自身が想っていても、結局、回りの人はUFCで戦ったのか、そうでないかでしか判断してくれないですしね。自分で『当時のバンタム級ではWECはUFCと同じなんだ』なんて言うと、余計に軽く見られちゃいますよ(笑)。

それに水垣は実際にWECからUFCに生き残って、元UFCファイターとして認知されているわけですし。僕はWECまでだったということで、そこを自分でアレコレいうのは恰好悪いから」

──分かってくれる人は分かってくれる。それで良いのではないですか。

「そこなんですよ。今の日本のMMAって。どれだけ頑張っても分かってくれる人が分かってくれるレベルで、普通の人は分からない。そして格闘技的なモノは話題になって。そこを無視して良いのかってことなんですよね」

──う~ん、別モノですし。実際、その格闘技的とされているモノをMMAPLANETが格闘技として掲載してPV数を稼ごうとは思っていないので。

「でも、その価値が分かる人が増えた方が良いじゃないですか。Road to UFCがあって、UFCの認知度が上がっている。それはRIZINがあって、MMAに興味がある人が増えたから、この現象があるわけで。だから分かる人に分かれば良いじゃんって思っていると、分からないままで終わるイメージを僕は持っています。

例えば凄く美味しいラーメン屋さんが、家族と友達にしか食べてもらえないと──もう、そこまでなんです。僕はそう思うんです。いくら美味しくても、家族と友達しか分かってくれないなら、それは世界一という評価は無くて。

だから価値が分かって、伝えるのが上手な人が、その美味しさを伝えないといけない。そこに世界一があるなら、色々な人が認めてくれるように」

──味で世界一、店舗数で世界一、売り上げで世界一。色々な世界一があるかと思うんですよね。味はイマイチでも値段と戦略で大いに繁栄する企業もあるだろうし、味にこだわって味の分かる人を相手に商売をし、慎ましく生きるラーメン屋さんもいるでしょう。格闘技でいえば味は強さ、店舗数が知名度、売り上げが収入なら、そのどれを目指すかではないですか。

「じゃあ最高に美味しいのに、知名度がなくて、売り上げがいかないとどうすれば良いと思っているんですか? やっぱり最高の美味しいラーメンを創っているのに、誰も知らないって……それじゃやっていけないじゃないですか」

──じゃあ、店を閉めれば良い。本当に世界一のラーメンを創りたくて努力して、でもやっていけないなら。

「それは違いますよ。高島さん、何言っているんですか。だって、俺たちは今、どうやれば格闘技、MMAは日本で人気が出て、知名度が上がるのかっていう話をしているのに。辞めれば良いって、そんなの絶対違いますよ。そんな話をしているんじゃない!!

味が分かってもらえないなら、生き残るために自分の信じた味を変える必要だってあるはずです。例えば、本格的な味を追求していなくても、味がそこそこでもやっていけるとことはある。そこから学ぶ必要があるって、俺は言っているんですよ」

──それが格闘技的なモノから、格闘技をしている人間は学ぶ必要があるということに通じるのですか。

「ハイ。格闘技を辞めないで済むように、辞めないために格闘技的なモノから学ぶ必要もあるだろうって、俺は思っています。そこを無視して、強くなることだけに努力していれば良いって……それは違いますよ。だってね、強いだけじゃやっていけないですから」

──でもMMAファイターが、MMAファイターして生きていくには強くないとどうしようもないではないですか。

「いや、選手だってSNSを活用して、自分を知ってもらうことは必要ですよ。それで自分のチャンスを広げることはできるわけだし。実際にそうやってチャンスを手にしている選手もいる」

──う~ん……。そうやりたい人がいれば、やれば良いし。強さだけ追求したい人が、強さを追求して、活路を見出すという方法論もあるのではないでしょうか。SNSで名前が売れて、チャンスが広がるって──MMAファイターとして活路が広がることになるのでしょうか。

「いや、何か噛み合わないっスね……話が。必死で強さを追求して、それだけやれば良いってことはないってことを俺は言いたいんですよ。そういうところも、選手は自分を売るために努力しないと。

いくら強くても、世間に認めてもらわないと。プロモーションだって結果的に選手が頑張って良い試合だった──で完結するんじゃなくて、その最高の試合をもっと認知されるために考えてくれって。

試合は良いけど、格闘技的なモノより話題にならない大会ばかりですよ、実際のところ」

──選手のSNS活用については、色々な考えがあるでしょう。ただしプロモーションは本当にそうだと思います。プロモーションがラーメン屋さんだったら、味の分からない人にもその美味しさを分かってもらう努力は絶対に必要です。友達や親せきだけをお客さんにするのではなくて。

「ですよね。言うとアレですけど、本当のMMAの面白さを分かっていない人も、本当に分かっている人が面白さをアピールすれば、それが面白いと思うようになることがあると思うんです。それがRoad to UFCで起こったことかと。

UFCに強い日本人選手を送り込むには、現状の日本の格闘技界よりもお金が流れてこないといけないですから」

──確かに強い選手を生むには、資本がある方が良い環境を創れます。大会もイベント自体のグレード、そして選手のファイトマネーのアップと、全ては経済の理論ですからね。だから大沢さんの言われている、格闘技的なモノから学ぶ必要もあるのでしょうね。

「そうなんですよ。そうでないと1分間、ただ殴り合うってものにK-1でもMMAでもファンが流れてしまう。でも、喧嘩しろって言っているわけじゃないんです。見られる努力もしろってことなんです。

格闘技的なモノって、MMAが本当に好きな人間にとっても何かを考えるきっかけになるはずなんです。やっぱり、俺思ったんですよ。Road to ONEでケージサイドに陣取ったときに、ここだって。ここがMMA……いや格闘技界の頂点はUFCだって。ボクシングはメインしか良い目を見ないけど、MMAは興行全体で出場している選手にリスペクトがある。だから、それをやっぱり、もっともっと色んな人に知って欲しいです。

そのために色々と言っちゃうけど、それすると業界内の人から文句を言われちゃうんですよね(笑)」

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【RTU ASIA2022】スイープ! スイープ!! スイープ!!! 風間敏臣がクルムアリをコントロールして判定勝ち

【写真】持ち味を生かして勝利した風間。このスイープはインパクト大だった。(C)MMAPLANET

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

距離を詰めたのは風間、サウスポーのクルムアリの前蹴りを受けたあと風間も前蹴りを繰り出すが、これはクルムアリがキャッチして振り払った。尻もちを着いた風間は立ち上がり、再びプレッシャーをかけていく。下がるクルムアリ。風間は組みつき、両腕を差し入れてクルムアリをケージに押し込み、ボディロックからテイクダウンを奪った。ハーフガードのクルムアリをボディロックで抑え込む風間が、フルガードに戻したクルムアリの両足を畳んでパスを狙う。クルムアリはケージ際まで下がる。風間もハーフガードのクルムアリを抑え込みながら、相手の右腕を抑え込みながらパスを狙う。

両足で相手の足を畳みこみ、マウントへ。相手の右腕を体の下に回し、完全に抑え込んでから右腕を狙う。クルムアリがブリッジすると逆側へ動いた風間が、そのままハーフガードのクルムアリを抑え込んだ。ボディにパンチを打ち込み、さらにパスしながら顔面へパンチを落としていく風間。風間の左右ヒジを受けたクルムアリが立ち上がり、風間の投げを防いだクルムアリが離れる。ケージ中央でパンチと左ミドルを繰り出すクルムアリ。風間は距離を取って相手の打撃を捌いた。

2R、クルムアリの左インローがヒット。足を使うクルムアリの顔面に右クロスを当てた風間は、組みつくも倒せず。しかし相手を離さず、スタンドの組みでもプレッシャーをかける。相手の右腕をたぐり、オーバーフックで抱えた風間がヒザを相手のボディに突き刺していく。離れたクルムアリ。再びスタンドで組みの展開になると、風間の掴みが強い。離れて下がるクルムアリを追いかける風間、右腕を差し上げて、ヒジ打ちを見せるもクルムアリが組み直して風間に背中を着かせた。

風間は相手の首を取ってヴァンフルーチョークを狙える体勢でもあったが、腕を離した風間がパスを狙うクルムアリを跳ね上げてスイープする。立ち上がったクルムアリ、風間はすぐに組みついてスタンドレスリングでペースを制する。そして小外刈りでグラウンドに持ち込むとマウントへ。クルムアリはブリッジからハーフガードに戻すが、風間のトップキープは続く。ラウンド終了のホーンが鳴ると、クルムアリはボディを痛めたようなしぐさを見せた。

最終回、クルムアリが前に出る。しかし風間がガードを固めてプレッシャーをかけた。組みついてから引き込み、スイープを仕掛ける風間。立ち上がったクルムアリに再度組みつくと、スタンドから投げを仕掛けていく。クルムアリは左右のロー、風間はパンチを当てて組みつくも、クルムアリがすぐに離れる。左右のジャブをかわした風間がパンチをヒットさせる。クルムアリは組みついてきた風間に対し、グラウンドでトップを奪う。

風間は下から潜り、スイープを仕掛けるもクルムアリが耐えてトップをキープ。しかしバックに回った風間は、シングルバックからパンチを落としていく。腰を挙げたクルムアリを、バックからコントロールする風間。回転して上になったクルムアリの右足を抱える風間、クルムアリは上からパンチを落とす。風間は両足で跳ね上げてスイープを仕掛けていく。

残り1分、フックガードで防ぎながら足を狙うと、クルムアリが立ち上がって再びグラウンドへ。風間はスイープしてサイドを奪い、さらにサイドバックからパンチとヒザを当て、ローリングから相手の動きを封じた。終了直前、立ち上がったクルムアリの仕掛けを風間がディフェンスした。

無表情で裁定を待つ風間。クルムアリは握手を求めたが、それを拒否した風間にパンチと蹴りを見舞う素振りを見せたクルムアリにレフェリーから注意が入った。

裁定は文句なく風間へ。これで準決勝に進出した風間は「フィニッシュしたかった。自分のフィニッシュ力より相手のディフェンス力のほうが上回っていた。次に向けて改善していきたい」と語った。
準決勝では、明日行われる中村倫也×ググン・グスマンの勝者と対戦する。


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【RTU ASIA2022】5日前、ライト級のオファーを受けた鹿志村仁之介「一番下なので好きにやります」

【写真】失うモノがない精神で――やるのみ(C)MMAPLANET

本日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01に、急遽出場が決まった鹿志村仁之介。

5日前のオファーを受けた心境と対戦相手キ・ウォンビンの印象を尋ねると、シンガポールで知ったUFCの世の中での受け入れられようを知り――いつも通り大胆だが、どこか謙虚な鹿志村がいた。


――計量前にエレベーターホールでお会いして、初めて鹿志村選手が明日のRoad to UFCに出るのだと知りました。

「言わない方が良いのかと思って、今日まで黙っていたんです(笑)」

――オファーが土曜日だったとか。

「ハイ。ライト級のオファーは土曜日の朝でした。ただバンタム級のオファーが金曜日にあったんです。次はバンタム級で戦おうと思っていたので、体を絞り始めていて。それでも70キロあって。これは無理だなって……。『申し訳ありません。今回は……』ってお断りをしました。

そうしたら土曜日の朝に電話をもらって。6時半なので寝ていてのですが、起きてから電話を掛けると『ライト級も空いたよ』と(笑)。少し迷って……柔道の癖なのか、あまり体重にこだわりがなくて。柔術の時も、色々な階級で出ていましたし」

――対戦相手を考慮することは?

「オファーを貰った時点で分かっていなかったです。出ることが決まって、色々と手続きが始まったときに知りました(笑)。でも、もう相手とかは気にならなかった……というよりも、起きたばかりで頭が回っていなかったです。オファーが来たけど、どうしよう? やっちゃおうかっていう感じでした」

――ライト級だとほぼ減量もなく?

「そうですね。逆にこっちに来て蒸し暑くて汗がたくさん出たからか、体重が落ちて68キロぐらいになりました。計量までたくさん食べて、塩分を摂っていたぐらいです。そんなことをする必要もなかったんですけど(笑)」

――しかし計量では、キ・ウォンビンは大きかったですね。

「ホントに。明日、80キロぐらいにはなっていそうですよね。まぁ少なくとも76キロとかには戻しているだろうし、80キロあると思っておきます」

――改めてRoad to UFCです。

「出たいと思っていて、一応リストに加えてもらっていたのですが、選ばれなくて。『出られなかったなぁ』っていう風に外から眺めている状態だったので、『よっしゃぁ!!』という気持ちになりました」

――それにしても5日前のオファーです。UFCなら、何があろうが契約したモノ勝ちという見方もできますが、これは契約を賭けたトーナメント戦です。

「実績のある選手の方がリスクが高いですよね。僕は戦績は浅いし、経験も少ないから受けることができたのかもしれないです。けど性格上どんなときでもやっちゃっていたかなと思います(笑)。とりあえず、まだ20歳ですし、良い経験になればという気持ちは正直あります。試合前だから、こういうことは言いたくないけど勝っても負けても日本にいては経験できないことなので。

それにシンガポールに来て、UFCの凄さっていうか……それを感じています。メディカルチェックに行くと、徹底的にチェックがあって。でも順番を待つことがなかったです。『そんな融通きくのか』って。日本であんなこと絶対にないですよね。Road to UFCのTシャツを着ているとどこにいっても話しかけられて。タクシーの運転手も『絶対に君が勝つよ』とか言ってくれるし。社会的に認められているなって思います」

――改めてキ・ウォンビンについてですか、どのような印象を持っていますか。

「いくつかYouTubeで試合を見ました。オーソドックスでバキバキで(笑)。ローをバンバン蹴ってきて、右ストレートが危ないです。フックも巧いですね。あとスクランブルも上手いです。立つかどうかっていうところは強いですけど、グラウンドはできないですね」

――そう見ましたか。

「ハイ。あの調子だと、多分できないです。できないといっても、Road to UFCに出るレベルなので、普通にはできますけど。しっかりと寝かせることができれば……と」

――鹿志村仁之介の寝技からは逃れられない?

「逃れられたら、殴られて負けます」

――鹿志村選手、3R戦うつもりはないですよね?

「ないです、ないです。そんなタフなことはしようとは思わないです。乗るか反るか。もう殴られても……そこはもうしょうがないです。3Rは戦えるスタミナはあるんです。体力はあって、意外と。でも、相手も大きいし今回はそういうモノじゃないですね。俺の組みとキープが通用しなかったら、殴り殺されます」

――それって試合前夜の選手に尋ねるのもアレなのですが、恐怖心はないですか。

「今日はもうないです。海外でMMAを戦うのが初めてで、飛行機の中とか怖くて参っていたんです。やりたくねぇなって思っていたんですけど、今は大丈夫です。悩んでもしょうがないし、自分でやるって決めたんだから悩む必要もないって。どうせ僕が一番下で。レベルも戦績も、経験も一番下なので好きにやります」

――風間選手と同じ日に同じ大会で戦うということに関しては?

「運命ですね。風間君が勝って、次は俺だっていう風に戦える。同じ中学で風間君が4つか5つ上で。勝手に妄想しているけど、凄いですよね。嬉しいですよ、茨城県出身として、嬉しいです。でもホント、やるっきゃないです。バッと斬りにいきます。ここまでやってもらって、つまらない試合はしないです。『あの金髪、面白いな』って思ってもらえるようにします」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【RTU ASIA2022】01&02計量終了 余裕を持って登場のSASUKEも問題なくクリアー→フェイスオフへ

【写真】 (C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

日本勢の最後、9時41分にSASUKEが――開始時間には選手が集中することを考慮し、時間に余裕を持って――登壇し、145.5ポンドでパス。

また計量終了15分前に現れたショーン・エチェルは126.5ポンドと0.5ポンドオーバーで、1時間以内に再計量が行われるということだ。

エチェルのスケール後、フェイスオフが執り行われた。以下、本計量での計量結果だ。

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

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【RTU ASIA2022】計量開始30分 ライト級に鹿志村仁之助が代役出場、68.94キロでパス

【写真】 ショートノーティスで果敢に挑戦、鹿志村(C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

Episode01のライト級でキ・ウォンビンと対戦予定だったパラチン、Episode02ではバンタム級でキム・ミンウと戦うことが決まっていたシャオ・ロン、ライト級でパワン・マーン・シンの対戦相手だったアイリヤ・ムラトベクいう3人の中国人ファイターが欠場。

キ・ウォンビンとは日本から鹿志村仁之助が代役出場で対戦、ムラトベクもインドネシアのジェカ・サラギと戦うことになったが、計量の時点でキム・ミンウの対戦相手は決まっておらず不戦勝も可能性も十分にある。


鹿志村以前に日本国内では2選手がショートノーティスの出場に前向きだったものの揃ってパスポート期限が切れており、シンガポール入国がかなわず断念。鹿志村は土曜日に出場が決まり日曜日にシンガポール入りという慌ただしいスケジュールにも「バンタム級に落とす予定だったので、体重は問題ない」という言葉通り、152ポンド=68.94キロでパスした。

現地時間の朝9時から2時間の計量時間――30分を経過して時点でSASUKE、ワンマッチで内田タケルと戦うショーン・エチェル以外、日本勢の風間敏臣、松嶋こよみ、内田を含む17選手が問題なくパスしている。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 30分経過時点での計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE:――
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 30分経過時点での

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル:――
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた

【写真】言葉短め、自信あり――という風なイー・チャアだった(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01で修斗世界フェザー級王者SASUKEと中国のイー・チャアが対戦する。

予測不能の中国人参加選手にあって、イー・チャアはエンポ・ファイトクラブで散打を始め、その後にMMAに転向。中国MMA界の王道路線と呼べるステップアップを遂げたイー・チャア、SASUKE戦に向けての心境を尋ねた。


――もう3日後に日本のSASUKE選手と戦います(※取材は6月6日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「凄く調子が良いよ。過去最高といえる。だから、本当にこの試合で勝ちたい」

――イー・チャア選手はいつ頃からMMAの練習を始めたのでしょうか。

「11歳の時に散打を始め、TVで偶然MMAを見て16歳の時にMMAに転向したんだ」

――中国のMMA選手で散打から転向選手は漢民族の選手以上にウィグルや内モンゴル、そしてチベット系の民族のファイターが目立っています。

「僕もチベット族だよ」

――ということはUFCファイターのスムダーチーやONEのバンマードォーチーと同じエンポ・ファイトクラブでMMAを?

「まさに僕は彼と同じエンポ・ファイトクラブ所属で、皆チームメイトだよ。ちょうど僕が11歳の時にスムダーチーたち、12歳、13歳、14歳の選手と練習してきたんだ。散打からMMAと」

――まさに中国MMA界の王道を進んできたわけですね。ところで散打出身のイー・チャア選手ですが、試合映像を視ると相当にレスリングやグラップリングを使いこなしているように見えました。

「絶対的に僕のベースは散打だよ。ただ、MMAを始めた頃にロシアからレスリング・コーチがやってきていて徹底的にレスリングを叩きこまれたんだ。レスリングとグラップリングばかり練習してきたから、僕の試合では組み技が多く見られるだと思う。でも僕はウェルラウンディット・ファイターだ。打撃も使えるよ」

――ではSASUKE選手の印象を教えてください。

「彼も優秀なグラップラーだね。ただし、僕のスピードにはついてこられないだろう。100パーセント、僕が勝つ」

――次の試合はただの1試合ではなく。UFC契約を賭けた第一歩となります。そんな一戦でどのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「僕がどんなファイターなのか、しっかりとテクニックを見てほしい。絶対に期待に応えてみせるから」

――では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「僕はイー・チャア、この名前を覚えておいて欲しい(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC アリアンドロ・カエタノ アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン コリー・サンドハーゲン シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣 鶴屋怜

【RTU ASIA2022】7戦目でUFCデビュー計画。中村倫也─02─「気が付けば、自然と行きたい場所に」

【写真】最短距離でUFCへ──という言葉を実践できるか(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03でインドネシアのググン・グスマンと対戦する中村倫也インタビュー後編。

プロMMA転向から4戦目、コトが思い通りに運べば7戦目でUFCデビューという青写真を描くことができる中村は、アリアンドロ・カエタノ戦を経てグスマン戦クリアへ絶対の自信を見せていた。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


──まだ出稽古を行う状況ではないということでしょうか。

「ロータスには行かせてもらっていないですけど、パンクラスイズム横浜ではフィジカルや追い込み練習をさせてもらっています」

──正直なところ1回戦がキム・ミンウでなくて、ググン・グスマンで良かった思うことはありますか。

「1回戦で終わらせてしまうという考えもありましたけどね。アハハハハ。でもレスリング時代ですけど、意外とワンデートーナメントの初戦とかでチャンピオン同士の試合とかで勝つと、気が抜けてしまうのか──その後に決勝でコロッと負けたりするってあるんですよね。

それと同じで6月にキム・ミンウに勝ったら、7月とかも余裕で過ごしてしまうかもしれないですし。そういう意味では最後まで気を引き締める必要がある……めちゃくちゃ良いトーナメントだと思います」

──強くなれるトーナメントだと。

「ハイ。もちろん準決勝が風間選手でなかったり、決勝がキム・ミンウでないかもしれない。中国人選手は凄くタフですし、まだMMAでは未知の国ですからね」

──中村倫也が強くなるには準決勝は風間選手、それともクルムアリ・マイマイティトゥハティ、どちらの相手を望みますか。

「全くやったことがないタイプの方が良いと思うので、風間君ですかね。彼は僕が相手でも躊躇なく組んでくると思うので。そこから引き込むかもしれないですし、足関節もある。そういう選手とは、まだ戦ったことがないですからね。一つコレっていうゴールを持って、走って来るヤツって強いです。そういう意味での怖さが、風間選手にはあります。

でもまぁ、やるなら自信はありますよ(笑)」

──なるほど(笑)。ではグスマン戦ですが、デビューから2戦目まで如何に一方的でフィニッシュが衝撃的でも倫也選手は未知数な部分が多かったです。3戦目がRoad to UFCで、初の国際戦を迎えるとなると、かなり不安要素は残っていたと思います。ただし、4月のカエタノ戦で5分3R、修斗ブラジル王者にあの戦い方と勝ち方ができたことで、正直に言えば、この相手に負けたらアカンだろうと。

「確かに最初の2試合はただ暴れていただけですもんね(笑)。カエタノ戦では序盤でああいう打撃を貰って、そこからカエタノも傷口を狙って当ててくるというシンプルな戦いをしてきました。そこで凄く落ち着いて距離感とか見ながら、テイクダウンも取れたし。MMAがデキてきたと思っています。だから、今回の試合は全く心配ないです」

──MMAファイターとして説得力のある戦い方と勝利でした。ただしカットをした一発、アレはカットで終わって良かったですが、当たり所が悪ければ相当に危ないパンチだったかと思います。

「眼窩底とかいっていたかもしれないですね。なかなか難しいですね」

──ここからトーナメント3試合で勝ってUFCと契約をする。そこからUFCで戦うことに対して、どれだけ自信を持っていますか。

「自信……自信はもちろんあります。どれだけ……どれぐらいあるのかってことは……ちゃんと創ることができれば100パーセントあります。だから本当にケガに気を付けないといけないです」

──MMAではルーキーですが、年齢的には27歳。実は19歳の鶴屋怜選手がPOUNDSTORMでの出稽古に関して話を訊いた際に、『中村倫也選手は真剣度、向き合い方が違います。もうすぐ30歳で時間がないから』と言っていました(笑)。

「アハハハハ。俺、そんな必死だったのかな。まぁ若者からすれば、そういうことですね(笑)。でも、このタイミングでRoad to UFCがあるんだから、『アレ、引き寄せちゃった?』みたいな感じですね、ホントに(笑)」

──確かにここ数年、日本人選手はどうすればUFCと契約できるか。暗中模索という状況が続いてきました。そういうなかで倫也選手はデビュー1年に満たない状態で、Road to UFCが開催されて、出場権を得ることができたわけすしね。

「僕のなかでは、LDHのFighter Battle Auditionがずっと終わっていないんです。受かったけど、ずっと続いているような。一つクリアすると、次の課題がまた与えられる。ずっとオーディションが続いているような感覚なんです。一つを終わらせると、『また来たぁ!!』みたいな感じで(笑)」

──オクタゴンの頂点に立つまで続くということではないでしょうか。

「そうかもしれないです」

──では今、倫也選手がコリー・サンドハーゲンやチート・ヴェラと戦うと、どうなると考えていますか。

「まだちょっと想像できないです。サンドハーゲンとかに関しては、そのレベルに触ったことがないので。一番やりたくないですけどね。アッハハハハハ」

──上久保選手は触れることができれば五分と去年の4月の段階で言っていました。

「アッハハハハ。そうですね、その通りです。触ることができるか、どうかです。でも、本当にこのタイミングでRoad to UFCが開かれて良かったです。MMA転向が4年遡っていても、当時これはなかった。ステップアップに関して、もっと苦労をしていたはずです。

東京五輪に行っていても、コロナで練習ができない時間が長かったはずです。それからMMAに転向していたら、ちょうど今ぐらいがMMAキャリアをスタートさせるところで、Road to UFCには全然間に合っていなかった。気が付けば、自然と行きたい場所に連れてきてもらっている。凄く有難いです。

だからこそ、モノにしないといけないです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】7戦目でUFCデビュー計画。中村倫也─02─「気が付けば、自然と行きたい場所に」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キック キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン ホン・ジュンヨン 中村倫也 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣 齋藤奨司

【RTU ASIA2022】クルムアリ戦前の風間敏臣─02─「全部が無くなったところに、一つの光が射した」

【写真】独特の空気感がある風間とのインタビューだった(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でクルムアリ・マイマイティトゥハティと戦う風間敏臣インタビュー後編。

独特の雰囲気を持つ風間は、Road to UFCの話があるなかPOUNDSTROMで齋藤奨司と戦いKO負けを喫した。目の前が真っ暗になったのは、Road to UFCへの道が途絶えたからではなく、その一つの敗北が重荷になるからだった。

それでも手にした出場のチャンス、初戦の相手クルムアリ・マイマイティトゥハティに勝てば対戦が有力視される中村倫也について風間が話を訊いた。

<風間敏臣インタビューPart.01はコチラから>


──再び風間敏臣不機嫌説の繰り返しになってしまうのですが、POUNDSTORMの齋藤奨司戦では記者会見、計量での険しい表情がひと際目立っていました。

「アハハハハハ」

──全く笑顔を見せないばかりか、表情が緩むことが一切なかったです。あのときは齋藤選手に対して、対戦相手として不満があったのでしょうか。大きな箱の注目された大会で、上を食うカードを欲していたとか。

「いや、齋藤選手と戦うことにメチャクチャ集中していました。キャリアの差はあったかと思いましたけど、そこは本当に気にしていなかったです。Road to UFCの話もきいていましたけど、そこすらそっちのけで齋藤選手と戦うことだけに集中していました。彼を倒すためだけに練習していましたし」

──次の話があるので、こんなところで負けていられるかと先を見ていたところがあったのかと邪推していました。

「それは本当になくて、めちゃくちゃ齋藤選手と戦うことに集中していたので会見の時とかも凄く緊張感があったんです」

──では2Rに跳びヒザで負けたというのは、油断がなかった分だけ余計に悔しいのではないですか。

「もうショックどころじゃないです。アハハハハ」

──Road to UFCに行けないと考えて、ショックだったのではなくて。

「僕、MMAではデビュー戦で負けています。自分のなかであの負けが重荷になっています。それも分かっていたから……MMAって人生の奪い合いで、あの1敗で自分の目の前が真っ暗になって何も見えなくなりました。もう更地状態です」

──そのなかでRoad to UFCに出られることになった時の気持ちは?

「純粋に嬉しかったです。負けているのに出るのは……とも思わなかったことはないです。でも全部が無くなったところに、一つの光が射してきた。ホント、そういう形でした」

──出るからにはベストを尽くして、勝利をもぎ取ってほしいです。ただし、あのKO負けの後に出て良いのかというのは、正直思いました。いや、今も思っています。MMAは危険だからこそ、危険要素は省かないといけない。MMAは安全第一、ここにブレが生じればこの仕事はできないぐらいでいたつもりです。それが……今回はドクターがOKであればと思っている自分がいました。それだけUFCは日本人から遠かったので。でも、本当はダメだという自覚もしています。

「もちろん検査をして、先生、トレーナー、大沢さんと話しました。ただ、自分はRoad to UFCでなくてもやりたいという気持ちがあったと思います。あの真っ暗ななかで本当に光だったので。『頼むからやらせてください』と大沢さんにお願いしました」

──あの負けを払拭したいということなのでしょうか。

「どうなんでしょうかね。どういう気持ちなのかはちょっと言い表せないですけど、本当にこのオファーは嬉しかったです」

──Road to UFCでなくても、という言葉がありました。やはり風間選手は、今回出場している他の6名の日本人選手と違う感性を持っているようですね。

「自分、UFCって最初から言いたい気持ちはありました。大沢さんからも『やるんだったらUFCを目指せ』と言われていましたし。ただUFCがどれだけのレベルなのか分かっていなかったですし、映像を視ても生で触れていないから分からないです。

目の前にUFCの選手がいるわけでもないから、正直分かんねぇと思っていて。だからUFCという言葉は出さなかったです。出さなかったというより、出せなかった。簡単じゃないってことは分かるんで。自分が強くなれば、上の世界が見えてくる。だから最初からUFCとは思っていなくて、見えたら手を掛ける。そういうこと感覚だったんです」

──そのUFC出場権を争う戦いに挑める機会が訪れたということですね。そこで対戦相手のクルムアリ・マイマイティトゥハティですが……全く舌を噛みそうな名前です。しかも、素性不明の未知数なファイターで。試合映像はチェックできましたか。

「ハイ、中国のサイトで映像を視ました。フィジカルが強い。それが第一印象ですね。散打ベースのようでサイドキックや回し蹴りとか蹴りが多彩です。突発的に出てきたりする感じで。それほど振り回さないけど、パンチはストレートよりフックが多いですね」

──では組み力という部分に関しては?

「めちゃくちゃ強いと思います。ファーストコンタクトの際は、自分が想像しているより強いことを想定しています。ただし5分3Rの試合で、触れるのは1度じゃないので。5分3Rを使って──殺してやろうかと」

──ここまで話を聞く限り、風間選手は自分の思い通りに試合が進まないとイライラしてきた過去があるかと思います。ただし、上にいけば思い通りに戦えないのが当たり前になってくるかと。

「練習のなかでも思い通りにいかないと、熱くなることがあります。だから、そこもコントロールするようにしています。それが試合に出ると、後半にばててしまうので。それは気付いてきたことで、ただし弱点でもあり、強味でもあるかと……」

──なるほど、シュンとなっては勝てないということです。ところで北出さんとプライベートを続けているということですが、他にプロ練習のようなスパーリング練習を出稽古で行うこともあるのですか。

「ハイ。TRI.Hスタジオで上久保さん達と練習させてもらっています。上久保選手は自分が目指すスタイルとは違うのですが、技術は間違いなくて凄くて。吸収できるものは吸収させてもらっています」

──では風間選手が目指すMMA像とは?

「フィニッシュをしないといけないと思っています。どんな試合でもフィニッシュを狙っています。今回のトーナメントでも間違いなく、そうします」

──初戦を勝ってからですが、共に勝てば準決勝は日本人対決──相手は中村倫也選手になります。そこは意識していますか。

「しますね。面白いですよね、中村倫也。へへへへ。POUNDSTORMでメインを張っていた人間と、負けた人間が当たれるのは良いなぁって。もちろん1回戦に勝って、中村倫也にも勝って。POUNDSTROMへの想いも乗せて勝ちたいですね」

──柔術をやってきた風間選手が、中村選手を仕留める自信というのは?

「あります。ただ今のまま、この状態ではソコのイメージは生まれていないです。この試合をしっかりと勝って、9月までに詰めた練習をして──2カ月間で中村倫也を仕留められると思います」

──力強い言葉で気持ちが良いです。ところで今回の試合には関係ないのですが、HEARTSには高橋サブミッション選手が所属しています。グラップリングベースで、MMAを戦う彼の存在は、風間選手にとってどういったものなのでしょうか。

「ただただ、あの子は生き方が上手いなって思います(笑)。競技者として競い合うという意識は良くも悪くもないです。ただ一緒に練習していて、凄く勉強になります。メチャクチャ、グラップリングが強いので。刺激を受けてもいます。色々な人から吸収させてもらっていて、彼もその1人です。面白いですよ、彼(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】クルムアリ戦前の風間敏臣─02─「全部が無くなったところに、一つの光が射した」 first appeared on MMAPLANET.
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【RTU ASIA2022】宇佐美正パトリックの対戦相手アンシュル・ジュビリが語るインドMMAの強さ「精神力」

【写真】プロキャリは5勝0敗。アマで13勝0敗のレコードを持つ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で宇佐美正パトリックと戦う、アンシュル・ジュビリと対戦する。

今や人口が14億に達しようかというインドで、国境警備隊の父を持つジュビリは祖国の急激なMMAの成長の陰に強い精神力があると語った。現状、日本、韓国、中国の争いになるというのが大方の予想のRoad to UFCでインドネシア勢と並びアンダードッグと目されているインドのMMAファイターが、UFCとの契約に向けての自信のほどを語ってくれた。


──Road to UFCでの宇佐美正パトリック選手との試合が1週間後に迫ってきました(※取材は6月3日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「とても幸せで、喜びに満ちているよ。インド人ファイターが、こんな機会を手にデキたこと自体がとても嬉しい」

──そんなアンシュルがMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「MMAを始めたのは4年前だよ。MMAのファンで、自分でもやってみたくなったから始めたのさ。ただ、僕のホームタウンにはMMAの練習ができる環境が整っていなかったから、ボクシングジムで練習をするようになった。でも友人とMMAの勉強をして、柔術も習うようになった。その後プロとしてやってきたかったのでジムを移り、フルタイムでトレーニングできる環境でMMAの試合に臨むようになったんだ」

──それ以前に何か格闘技の経験はあったのですか。

「僕が言えるのは、ストリートファイトの経験だけかな(笑)。僕のバックグラウンドは喧嘩だよ。中学、高校といつも怒りを内包しているような感じだったけど、MMAと出会って落ち着くことができたんだ。そしてストリートで喧嘩するなんてあほくさいと思うようになった。僕はプロのファイターだからね」

──もう10年前にチャンディーガルでSuper Fight Leagueの取材をしたことがあります。

「ホントなの? 凄いねぇ」

──あの時は正直、まだまだインドでMMAは普及していなかったです。現状はどれぐらいポピュラーになっているのですか。

「凄く成長しているよ。3、4年後にはUFCや他のMMAプロモーションでもチャンピオンが生まれるだろう。インドはレスリングとボクシングが普及していて、レスラーやボクサーがMMAに転向するケースが増えてきている。だから、チャンピオン誕生までそれほど時を必要としないとはずさ」

──現状、インド系ファイターが国際的な舞台で戦う場合はカナダや米国籍、あるいは中東やシンガポールに住む選手が多いです。インドで生まれ育ったファイターとなると、あのリトゥ・フォーガットがONE、モハメッド・ファハッドがBRAVE CFで戦っているぐらいかと。

ジュビリのマネージャーのスメシュ・カムラ。インドのUFC中継で解説をしているそうだ

スメシュ・カムラ(ジュビリのマネージャー) 確かに今はそういう感じだよ。

しかし、まだ始まりに過ぎない。アンシュルやパワン・マーン・シン(※同じRoad to UFC出場)はもっと良くなる。彼らが活躍することで、MMAがインド国内でより普及するだろう。ほんの少し前まで、誰もインド人ファイターがUFCで戦えるなんて思ってもいなかった。でも、2017年にインド生まれのファイターとして初めてバハラット・カンダールがUFCと契約した(※巌流島出場。UFCでは1敗でリリース)。アンシュルやパワンはもっと活躍できる。

今、若くて情熱のあるファイターにその扉が開かれようとしているんだ。アンシュルが言ったように、ここから3、4年でインドで生まれたファイターが世界の舞台に進出していくようになる。

──その大切な一歩となりますが、アンシュルはRoad to UFCを勝ち抜く自信はどれだけありますか。

「200パーセントだよ。今回の試合もそう。今はパトリックとの戦いに集中しているけど、この試合をドミネイトして勝ち、トーナメントで一気にUFCと契約できるまで駆け上がるよ。自分の力の全てを出し切るつもりさ」

──まだインドではMMAは新しいスポーツですが、日本のMMAについてアンシュルはどのような印象を持っていますか。

「日本のMMAは歴史が長い。だから選手も強い。UFC前は日本のPRIDEが一番の大会だったというのは知っているよ」

カムラ PRIDEはUFCにダン・ヘンダーソンやランペイジ・ジャクソン、ヴァンダレイ・シウバ、アントニオ・ホドリゴ・ミノタウロなどベストファイターを送り出した。ヒョードルはサインしなかったけどね。そう、ミルコ・クロコップもいたね。

──そんな日本のMMA界の新鋭パトリック選手の印象を教えてください。

「いつの試合か分からないけど、1試合はチェックした。コーチ達と対策も練ってきたよ。パンチが強いストライカーだね。テイクダウンディフェンスも上手い。若くてとても良い選手だと思う。

だからこそ僕らの試合は一番エキサイティングなファイトになるだろう。Road to UFCには優れた対戦相手が揃っていて、彼らと戦うことが楽しみでしょうがない。ただし僕の方が打撃、グラップリング、柔術の全てでパトリックを上回っている。全ての居面で僕の方が上だと思っている」

──インドのMMAは日本にその全容が伝わっておらず、そのことでファンもインド人選手のことを軽視しがちかと思います。

「日本のファンが僕でなく、パトリックが勝つと思うのは当然だよ。でも、僕を相手に戦うんだから彼は負けないといけない(笑)」

──ではインド人選手の強さはどこにあると思いますか。

「ハードワーカーなこと。決して勝負を諦めない。僕は山岳部のウッタランチャルで育った。インド人はどこの国の人たちよりハードワーカーだけど、タフな生活を強いられる僕らの地域の人間は精神力が強いと思っている。だからインドのMMAは急激に成長することができた。修得する技術が多いMMAを戦ううえで、一番大切なのが精神力だ。強い気持ちこそ僕らの最大の長所だからインドではキックボクシング、柔術ともにとても成長しているんだ。技術的な成長の陰には、強い気持ちが存在しているんだ」

──インドのMMAの練習やコーチは、映画「ダンガルきっと、つよくなる」に登場したフォーガット姉妹の父マハヴィルのようにスパルタなのでしょうか。

「その傾向はあるよ(笑)。若者が何かスポーツを始めると、ダンガルのような道を乗り越えないといけない。常にトレーニング漬けだ。でもプロでやっていくにはハードなだけでなく、スマートでなくては生き残れない。だから、MMAでは科学的な練習が行われている。でもその前提にダンガルに見られたようなハードトレーニングが存在している」

──アンシュル、今日は我々がまだ知らないインドのMMAについて教えてもらいありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕もパトリックも同じように、この試合でベストを尽くす。君たちの国の選手と、国のプライドをかけて戦う。良い試合になるから、楽しんで欲しい。そして僕らを応援してくれたら嬉しい。サンキュー、ナマステ」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【RTU ASIA2022】「優勝できる実力を持っていると想定して」。イー・チャアと準々決勝、SASUKE─02─

【写真】一連のインタビューはABEMAと共同取材。動画でRoad to UFC出場選手たちの模様も楽しんでいただきたい(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKEインタビュー後編。

UFC PPV大会をラスベガスでの出稽古期間中に会場で観戦したことで、SASUKEは日本との違い感じ、今回のトーナメントは決勝で松嶋こよみと戦いたいと思っていたという。SASUKEが目にしたベガスと日本のMMAの違いとは。そしてUFCとの契約を勝ち取るには障害となる初戦の相手イー・チャア、両者が勝ち上がれば準決勝で戦うことになった松嶋について尋ねた。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──RIZINでフェザー級トップになるのではなく?

「そうですね。パンクラス、DEEPが一番分かりやすいと思っていました。RIZINで勝って名前を挙げて、日本で注目される存在になることでUFCも契約するというルートがないわけでないことは理解しています。それよりも自分の責務を全うしながらアピールをする方が、可能性があるのではないかと思っていました」

──UFCで戦える選手でもRIZINで戦い続けるケースと、UFCで戦いたいと思って戦っている選手がいるかと思います。

「行こうと思っている、思っていないは別にしても実力が上の選手はRIZINに集まっています。クレベル選手、斎藤裕選手、今のチャンピオンの牛久選手、それに摩嶋選手とか勝ち星こそないけど海外でベルトを獲ったこともあります。自分の力を測る、海外で戦えるのか試すうえでRIZINのファイターと戦うにもアリだと思いました。

ただ格闘技界で前例のないことといっても……そもそも知ってもらわないと始まらないということは、最近になって分かったというか。そういう意味では注目度の高いRIZINに出るのも一つの選択肢として全然ありだとは思っています」

──そういうなかで7年振りになります。日本人選手が勝てばUFCという戦いに臨むのは。そこが無くて皆が苦労してきた。と同時にコンテンダーシリーズだったら1試合でケリがつくのですが。その辺り、どのように感じていますか。

「そもそもチャンスがなかったので、行くしかないです。それは勿論厳しい道ですけど、ここでやらないといつやるの?って感じじゃないですか。なのでオファーが来た時に、やるって決めました。3つ勝って契約なら、3つ勝てない限り話にならないということ。そういう風に自分のなかで解釈したので」

──ベガスの練習でやっていけるという手応えを掴めたことで、そういう風に割り切れるということはありますか。

「そうですね。向うのファイターと組み合った経験があり、UFCに出ているファイターの実力も知った。そこで自分がどうやっていくのか、策というか……活路が見えている状態なので、やってやると腹を括っています」

──対戦相手は中国のイー・チャアという選手です。

「試合も数試合しかチェックできていないですけど、絶対に弱くないですよね。レコードも良いし」

──未知数で、実力が測りづらい。対戦相手のレベルも分からない。でも、強いヤツは強い。

「その通りです。相手は優勝できる実力を持っている。その可能性があると想定しています。この8人に選ばれるということは絶対に弱くはないですし。自分も似たような立場なので、誰がとってもおかしくないかなと。情報がなくても、優勝する力を持っている選手。油断はしていないです」

──私は韓国勢がやはり一番のライバルだと思っています。と同時に韓国の選手は映像もあって情報も豊富です。対して中国勢は分からない。そのような相手に、ここまで培ってきたことをどのようにぶつけたいと考えていますか。

「結局、勝たないと始まらないので。勝つために必要なことを全うする。5分3Rを戦った時にチャンスがあればフィニッシュしますけど、15分間のなかで如何に自分の時間を創ることができるか。自分が先に仕掛けるだとか、エゴを押し付ける試合をすれば勝ちにつながるので、そういう試合をしようと思います」

──それがトーナメント戦の良さかと。これがコンテンダーシリーズだと、ド派手で勝利至上主義とならない、また別のMMAになるかと思います。しっかりと制圧することが否定されがちな。

「僕はスタイル的に他の人と違う所があると思うので。そこを良い意味で楽しんでもらえるというのがあります。見せなきゃいけないとか、自分のやりたいことが出せればなるようになると思っています。だから、そんなにトーナメントだからとか、コンテンダーシリーズだからとかは考えていないです。自分のパフォーマンスを出し切って、なるようになるだろうと(笑)」

──SNSで松嶋選手とは決勝のつもりだった、本物の格闘技を日本に根付かせたいと書かれていたのは?

「僕、現地時間の3月1日にラスベガスに着いたんですけど、現地の5日にUFC272をTモバイル・アリーナで観たんですよ。ホルヘ・マスヴィダルとコルビー・コビントンがメインのPPV大会を観て……全てが違っていました。ただの格闘技ファンに戻った1日になって。これが世界一のMMAだと思いました。

選手のレベルとかではなくて──スポーツと政治は別物であってほしいですけど、ロシアの選手には大ブーイングで、ウクライナの選手は大声援というぐらい国民性が反映されていました。そこまでMMAに乗っかることができるって、日本にはないじゃないですか。そこまで感情を動かせるんだって。

実際に向うで生活をして、どれだけUFCファイターがリスペクトされているかも見てきました。引退したロクサン(モダフェリ)でさえ、ショッピングしていると店員に声を掛けられていました。ここまでいけばMMAも本物だなって。だからUFCぐらいの盛り上がり、その市場を日本の国民に知ってもらうには僕と松嶋選手で決勝をやるのがベストだと思っていました」

──それだけの志を持っていると互いに認め合っているわけですね。

「そうです。松嶋選手も本気でソコを目指してやっている。彼も実力で生き残ってきている人なので。倒し合わないといけない時が来るんですけど、✖世界で見た時には仲間ではないですけど、そういう気持ちはチョットありました」

──松嶋選手とはアマチュア修斗で戦っています。

「アハハハ。そうなんです、やっています。松嶋選手のアマ修斗デビュー戦だったかと。で、僕が負けて。松嶋選手は関東選手権で優勝し、そのまま全日本選手権で優勝しました。プロでも修斗新人王になり、負け無しで上がっていきました。僕はアマ修斗で負け越してプロになっていますから。それからケガもしたし、負けも経験した。あの人も順風満帆でやってきたわけじゃないですけど、僕とはキャリアの積み方が違っています。だから当たった時は『実はあの時やっていたんだよ』と引っ張り出してもらうと、見る人にとって一つのストーリーになるかなって(笑)。そんなには気にしていないですけど」

──そういう背景があると、なおさらあのトーナメント枠はほろ苦いです。

「決勝で当たることができていれば、日本国民は……日本のMMAファンはもっともっと注目してくれると思いました。準決勝でも話題になるでしょうけど、やっぱり決勝でやる方がストーリーがあるじゃないですか。まぁ、そういう風に現地でUFCを観て思いました」

──浪漫があるわけですね、MMAに。それでもUFCは2人が勝てば準決勝で当たるトーナメント枠を作成しました。浪漫はあっても、全くセンチメンタリズムはない。あの人達のやっていることは容赦がないです。

「それだけ厳しいところなんだと、通告された感じです」

──ともあれ準決勝の前に1回戦を勝って貰わないといけないです。改めて初戦に向けて意気込みをお願いします。

「やれることはやってきたので、自分のパフォーマンスを出してどんな形でも勝ちます。ここでこけたら終わり。先は見えないと思うので、何をしても勝つ。そういう気持ちです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】「優勝できる実力を持っていると想定して」。イー・チャアと準々決勝、SASUKE─02─ first appeared on MMAPLANET.