カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 アンテ・デリア エメリヤーエンコ・ヒョードル オレッグ・ポポフ ダニエル・ジェイムス デニス・ゴルソフ ヴァレンティン・モルドフスキー

【PFL2024#01】モルドフスキーが右を効かせてヒザ蹴り&パンチの連打で初回TKO勝利

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
Def.1R2分17秒by TKO
アンテ・デリア(クロアチア)

エメリヤーエンコ・ヒョードルがセコンドについたモルドフスキーとミルコ・クロコップの同門デリアによる一戦。モルドフスキーがインロー、デリアはジャブを突いて、ワンツースリーとパンチをつなげる。モルドフスキーがインローを蹴ると、デリは右から返しの左フックを合わせる。

モルドフスキーもワンツーと左フックで前進。デリアにケージを背負わせると左ミドル、右ストレート、ワンツーから左フックと手数を増やす。デリアも足を使って距離を取ると、モルドフスキーは右カーフ。再びデリアにケージを背負わせるとジャブから右ボディ、右ストレートを効かせると横を向いてしまうデリアにヒザ蹴りとパンチを連打。これでデリアの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

■PFL2024ヘビー級(4月4日時点)
1位:ヴァレンティン・モルドフスキー(6P/1R2分17秒)
2位:オレッグ・ポポフ(5P/2R3分47秒)
3位:ダニエル・ジェイムス(5P/1R4分59秒)※体重超過のため-1P
4位:デニス・ゴルソフ(4P/3R3分11秒)
5位:セルゲイ・ビロシチェニ(3P)


The post 【PFL2024#01】モルドフスキーが右を効かせてヒザ蹴り&パンチの連打で初回TKO勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 デニス・ゴルソフ リントン・ヴァッセル

【PFL2024#01】初回リードのヴァッセルが一転、2Rから急降下。ゴロソフが最終回にパウンドアウト

<ヘビー級/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
Def.3R3分11秒by TKO
リントン・ヴァッセル(英国)

右ローを蹴ったヴァッセル。ゴルソフは左ジャブを伸ばす。直後にヴァッセルがダブルレッグでテイクダウンを奪うと、ゴルソフがクローズドガードを選択する。ヴァッセルは足を一本抜くと、パウンドを落としワキ差しパスへ。ゴルソフは足を抜かれると同時に、ブリッジから足を戻す。ヴァッセルは再度パスを極め、サイドで抑えるとボディに鉄槌を落とす。クルスフィックス狙いを察知したゴルソフが腕を引き抜くが、残り30秒でヴァッセルがマウントを奪う。ガードを固めるゴルソフは、腰を押して状態を起こすとリバーサルに成功する。スクランブルのヴァッセルにギロチンを仕掛けたゴルソフだが、すっぽ抜けて下になりラウンド終了を迎えた。

2R、すぐに上を取ったゴルソフが殴っていく。ヴァッセルのレッスルアップにダース狙いのゴルソフは、がぶり移行するが起き上られてリバーサルを許す。と、その直後にスイープを決めたゴルソフが背中を向けたヴァッセルにをサイドバックで殴る。亀のヴァッセルはアゴの下から顎、さらにテンプルに左右のパンチを被弾する。

ケージを利して、正対してアンダーフックのヴァッセルはフレームでスペースを作られると、パンチ&鉄槌の連打に動きを止める。レフェリーの呼びかけ、何とか顔を上げたヴァッセルはストップは逃れたが急降下の2 Rとなった。

3R、完全に動きが止まっているヴァッセルはパンチとヒザを受け、バックを許すと自ら膝をつく。ゴルソフは左のパンチで殴り、右に切り替える。首をすくめて、文字通りの亀のように動きを止めたヴァッセルに対し、ゴルソフの振りが大きくなる。ヴァッセルは体が伸び、殴られるままだがゴルソフも殴り疲れたか。ヴァッセルはケージ際に移動して立ち上がろとする。潰したゴルソフのパンチに、ついにレフェリーが試合を止めた。


The post 【PFL2024#01】初回リードのヴァッセルが一転、2Rから急降下。ゴロソフが最終回にパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 ジェナ・ビショップ ジュリアナ・ヴェラスケス タイラ・サントス ダコタ・ディチェバ リズ・カモーシェ 渡辺華奈

【PFL2024#01】べラトール王者カモーシェがヴェラスケスとの3度目の対戦に判定勝利、3P獲得で4位発進

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

サウスポーのヴェラスケスに対し、カモーシェは右を振って組みつく。右腕を差してヴェラスケスをケージに押し込んだカモーシェがヒザ蹴り。ヴェラスケスは態勢を入れ替え、距離を取ろうとするがカモーシェは離れない。ヴェラスケスもテイクダウンを許さず、距離を取ってヒザ蹴りを突き刺す。

カモーシェはインローと右ストレート。ヴェラスケスも左ストレートと右フックを返すが、カモーシェが右を振って前に出る。ここも先にカモーシェが組みつくが、ケージに押し込むのはヴェラスケスだ。カモーシェは首相撲からボディにヒザ蹴りを入れてシングルレッグへ。これでヴェラスケスをケージに押し込むと、ヴェラスケスがラウンド終了のホーンのタイミングでテイクダウンを決めた。

2R、カモーシェが右フックからダブルレッグに入り、そこから四つの攻防へ。カモーシェがヴェラスケスを持ち上げるようにテイクダウンする。カモーシェはハーフガードで上体にプレッシャーをかけ、ヴェラスケスもフルガードに戻す。

立ち上がって距離を取ったカモーシェは、ヴェラスケスの左足をまたいでハーフに移行。カモーシェはヴェラスケスの奥の腕(右腕)にアームロックを狙いつつ腕十字へ。ヴェラスケスが腕をクラッチして耐えると、カモーシェは顔面にパンチを落とした。

3R、すぐに組む両者。ヴェラスケスがケージに押し込む形で四つの攻防になると、カモーシェはボディにヒザ蹴りを入れて距離を取る。カモーシェがインロー、ヴェラスケスが左ストレートを当てると、カモーシェはヴェラスケスの前足にシングルレッグに入ってテイクダウンする。

一度離れたカモーシェは担ぎパスでサイドに出ると、そこからマウントポジションへ。ヴェラスケスはカモーシェの体に両足を絡めてTKシザーズでポジションを返すと、カモーシェが強引にヒールを狙った。試合は判定3-0でカモーシェが勝利し、初戦を終えての上位5選手は以下の順位となった。

■PFL2024女子フライ級(4月4日時点)
1位:ダコタ・ディチェバ(6P/1R3分54秒)
2位:タイラ・サントス(6P/1R3分57秒)
3位:ジェナ・ビショップ(6P/1R4分15秒)
4位:リズ・カモーシェ(3P)
5位:渡辺華奈(3P)


The post 【PFL2024#01】べラトール王者カモーシェがヴェラスケスとの3度目の対戦に判定勝利、3P獲得で4位発進 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 ダコタ・ディチェバ リサ・マールディン

【PFL2024#01】PFL期待のディチェバ、期待以上のパフォーマンス=腹攻めでマールディンに圧勝、首位に

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
Def.1R3分54秒by TKO
リサ・マールディン(米国)

試合開始時点でのオッズは、驚愕の-4500フェイバリットというディチェバが右カーフを蹴る。マールディンは前蹴りも、ディチェバが左から勢いのある前蹴りを繰り出す。ジャブを当て、右カーフのディチェバがパンチのコンビから右ミドルを決める。すでに距離を掴んだ感のあるディチェバが蹴りをキャッチすると、マールディンは引き込んで足を狙う。

直ぐに察知してバックに回ったディチェバだが、ここはマールディンがスクランブルに持ち込んで正対する。ケージにマールディンを押し込みクリンチアッパーのディチェバは、小手投げでテイクダウンを奪われる。

背中を預けた立ち上がったディチェバは、すぐに胸を合わせて体を入れ替えると距離を取り直す。右ストレートを入れ、ヒザを決めたディチェバが左インロー、マールディンの右ハイを余裕をもってかわすと、顔面からボディショット、さらにヒザをボディに突き刺す。ヒザをついたマールディンは一度は立ち上がるが、引き込む。ディチェバがスタンド待ち受け、再度前蹴りから左をボディに打ち込む。ヒザ蹴りの前にしゃがみこんだマールディンにパウンドを落とすと、レフェリーが試合を止めた。

6Pゲットのディチェバは、試合タイムの短さで現時点で首位に立った。


The post 【PFL2024#01】PFL期待のディチェバ、期待以上のパフォーマンス=腹攻めでマールディンに圧勝、首位に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 イララ・ジョアニ タイラ・サントス

【PFL2024#01】タイラ・サントスが初回にRNCでジョアニに一本勝ち。ピショップに続いて6P獲得

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
Def.1R3分57秒by RNC
イララ・ジョアニ(ブラジル)

ジョアニが左ミドル、左右のフックを強振する。サントスはコンパクトなワンツーを見せ、左フックから組んでテイクダウンする。サントスはジョアニの足関節を潰し、肩固めを狙いつつマウントへ。ジョアニがハーフガードに戻すと、サントスはストレートアームバーを狙う。

ジョアニがガードポジションに戻し、サントスはインサイドガードからパンチを落として立ち上がる。ジョアニが立ち上がると、その際にサントスがパンチを打ち込んで組みつく。投げを狙うジョアニだったが、サントスはすぐにバックに回ってRNCへ。これでジョアニからタップを奪い、ビショップに続いてクイック6=6ポイントを獲得した。


The post 【PFL2024#01】タイラ・サントスが初回にRNCでジョアニに一本勝ち。ピショップに続いて6P獲得 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 オレッグ・ポポフ スティーブ・モウリー

【PFL2024#01】Bellator勢同士の米ロ対決は、クルスフィックスからパウンドでポポフに凱歌

<ヘビー級/5分3R>
オレッグ・ポポフ(ロシア)
Def.2R3分47秒by TKO
スティーブ・モウリー(米国)

ジャブから左右の蹴りを繰り出すモウリーに対し、ジャブを伸ばすポポフが組みつく。体を入れ替えてヒザ、そしてボディにパンチを入れるモウリーだが、シングルレッグでテイクダウンを許す。モウリーはクローズドガードを取り、背中を預けて立ち上がる。バックダウン狙いのポポフは、正対してシングルも切ったモウリーがバックに回る。ここから両足をフックされ、両足をフックされたポポフは背中を伸ばされ仰向けにされる。

モウリーはボディトライアングルにとり、うつ伏せに。上体をあげ正座状態になったポポフはフェイスロックを耐える。残り20秒を切り、胸を合わせたポポフがトップを取ってパウンドを落とすがモウリーのラウンドとなった。

2R、ワンツーのポポフが、レフトボディフックから左フックを顔面に放つ。真っ直ぐ組まれたモウリーはケージを背負った状態から回って離れると、ヒザ蹴りへ。これを掴んだポポフがテイクダウンに成功する。初回と同様に下になったモウリーが、三角絞めへ。ポポフは担いでパス。サイドからクルスフィックスを取り、左のパンチを落とす。回転は速くないが、ゴツゴツとパンチを続けるポポフ。厳しい状態のモウリーは足を絡ませに行くが、返すことができない。パンチの数が増え、レフェリーがモウリーを覗き込む。そして試合を止めた。ポポフが幸先良い5Pを手にした。


The post 【PFL2024#01】Bellator勢同士の米ロ対決は、クルスフィックスからパウンドでポポフに凱歌 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 シェナ・ヤング 渡辺華奈

【PFL2024#01】渡辺華奈、体重超過のヤングを組みで圧倒。判定勝利で3P獲得

<128.6ポンド契約/5分3R>
渡辺華奈(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
シェナ・ヤング(米国)

今回がPFLデビュー戦の渡辺だが、対戦相手のヤングが計量失敗のためキャッチウエイトでの試合となった。サウスポーの渡辺はジャブと右フック。ヤングも右ストレートを返すが、渡辺が打撃のプレッシャーから組みつくと、そのままケージに押し込んでバックにつく。

渡辺はスタンドのまま両足をフックしてバックキープし、ヤングの体を伸ばすようにグラウンドに持ち込み、パンチを入れながらRNCへ。一度腕を外した渡辺はパンチを入れながら再びRNCを狙う。ヤングは腰を上げて渡辺を前に落とし、渡辺は腕十字を狙ったところでラウンド終了となった。

2R、前に出る渡辺がすぐに組みつく。ヤングの打撃でバランスを崩した渡辺だが、すぐに立ち上がり、パンチで来るヤングに組みつく。渡辺は内股でテイクダウンを仕掛け、その流れでバックにつく。ディフェンスに徹するヤングに対して、渡辺はバックキープを続けてグラウンドに持ち込むが、ヤングも立ち上がって正対する。

渡辺はボディロックから足をかけてテイクダウンしてマウントへ。ヤングはブリッジを効かせてトップポジションを取り返すと、インサイドガードからパンチを落とす。渡辺はガードポジションから腕十字を狙う。ヤングがこれをディフェンスした状態で

3R、渡辺が細かいパンチで前に出る。ヤングはそこに左フックを返すが、渡辺はそのまま距離を詰めてバックについてテイクダウンする。渡辺は右足をフックしてバックコントロール。立ち上がるヤングだが、渡辺はしつこくバックコントロールを続ける。

残り40秒でグラウンドに持ち込んだ渡辺が腕十字へ。これは極まらなかったものの、渡辺は最後までフィニッシュを狙う姿勢を見せた。判定では3-0で渡辺が勝利。PFLデビュー戦を勝利で飾るとともに判定勝ち=3ポイントを獲得した。


The post 【PFL2024#01】渡辺華奈、体重超過のヤングを組みで圧倒。判定勝利で3P獲得 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 ジェナ・ビショップ チェルシー・ハケット

【PFL2024#01】女子フライ級開幕戦、ジェナ・ピショップが初回に腕十字を極め6P獲得

【写真】下になった刹那、腕十字を極めた(C)PFL

<女子フライ級/5分3R>
ジェナ・ビショップ(米国)
Def.1R4分15秒
チェルシー・ハケット(豪州)

サウスポーのビショップが中央を取り、ハケットが右に回る。右を放ったハケットに対し、ビショップは頭を下げて踏込み左オーバーハンドを2度繰り出す。続いて、同じ構えからパンチを振って組んだビショップが、即バックに回る。ビショップはスタンドで両足をフックし、パンチを打つ。手首を掴んでパンチを防いでいたハケットは、グラウンドに持ち込まれ仰向きでボディトライアングルに捕えられる。

ビショップは左のパンチを続け、RNCの機会を伺う。ハケットは必死にアゴを守るが、バックグラブから逃れることはできない。残り70秒でついに胸を合わせたハケットだが、ビショップが腕十字を仕掛ける。ハケットのスラムにも右腕を伸ばしたビショップがクイック6──、プレーオフ進出へ大きな一勝を挙げた。


The post 【PFL2024#01】女子フライ級開幕戦、ジェナ・ピショップが初回に腕十字を極め6P獲得 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 キック ディミトレ・アイヴィー ボクシング ルーカス・ブレナン

【PFL2024#01】極め中心のブレナンは初黒星。アイヴィーが打撃の圧力とケージ際の攻防で判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ディミトレ・アイヴィー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ルーカス・ブレナン(米国)

サウスポーのブレナンが右カーフを放つ。アイヴィーが距離を詰めると右サイドキックで距離を取るが、アイヴィーも右ハイを見せる。さらにアイヴィーが右ストレートを繰り出すと、ブレナンがマットに背中を着けた。スタンドに戻り、ブレナンの右カーフにアイヴィーがテイクダウンを合わせる。ブレナンはボトムからアイヴィーの左腕を取ったが、アイヴィーは立ち上がり腕を抜いた。背中を着けたブレナンは蹴り上げを見せたが、レフェリーがブレイクをかけた。

スタンドで再開後、ブレナンが左ミドルを打ち込む。しかしアイヴィーの右に対して下がってしまう。アイヴィーがブレナンのローをかわし始めた。ブレナンが組むとアイヴィーがダーティボクシングへ。ブレナンも首相撲で対応するが、アイヴィーがケージに押し込みボディロックに切り替えた。ブレナンも差し返したものの、アイヴィーが右腕を差し上げてケージに押し込んでいく。首相撲で捉えるブレナンにボディブローを突き上げたアイヴィーが離れると、ブレナンは右カーフを当てていく。アイヴィーの右ショートがブレナンの顔をかすめた。ブレナンの左ミドルをキャッチしたアイヴィーがドライブし、ケージ際でダーティボクシングを見せる。アッパーでブレナンの顔を跳ね上げたアイヴィーがパンチを浴びせて下がると、ブレナンが組み直した。

2R、アイヴィーが距離を詰めて右インローから右ハイに繋げる。ブレナンの右ハイはモーションが大きい。続く左ミドルをブロックしたアイヴィーは、右の蹴りから左右のパンチを振るう。ブレナンがダブルレッグからドライブし、バックに回った。右足を差し入れ、左足でケージキックのブレナン。アイヴィーはケージ際に戻ったが尻もちを着かされた。バックマウント→四の字フックからRNCを狙い続けるブレナンに対し、アイヴィーも腰を上げてディフェンスるする。フェイスロックは耐えるアイヴィーだが、ケージ際でうつぶせになりパンチの連打を受ける。ブレナンがラウンド終了まで鉄槌を落とし続けた。

最終回、ブレナンが飛び出した。しかしアイヴィーが打撃のプレスをかける。ブレナンの右サイドキックをかわしたアイヴィーのパンチが顔面を捉えた。ケージを背負ったブレナンが前に出るも、ここでもアイヴィーが右ショートを合わせる。ブレナンは右サイドキックを連発して距離をつくる。ケージ中央でアイヴィーが右ハイを見せたが、これはブレナンがブロックする。ブレナンは右カーフキックからボディロック、そしてバックに回ってグラウンドに持ち込んだ。RNCから肩固めに切り替えると、アイヴィーが立ち上がり右腕を差し上げてケージに押し込む。ブレナンも切り返してダブルレッグを狙うが、ここはアイヴィーが耐えて押し込んでいく。ブレナンがケージから離れると、中央でサイドキックとスピニングバックキックを連打していった。

1Rと3Rがアイヴィー、2Rはブレナンが取ったという印象だが――ジャッジ3者ともアイヴィーの29-28と付け、ブレナンにとっては10戦目で初黒星となった。


The post 【PFL2024#01】極め中心のブレナンは初黒星。アイヴィーが打撃の圧力とケージ際の攻防で判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 RIZIN UFC アンテ・デリア シェナ・ヤング ブログ 渡辺華奈

【PFL2024#01】シェナ・ヤング戦 へ、渡辺華奈─02─「ドーピングはいくらでも調べてください(笑)」

【写真】何が起こるか分からない。しかし、何があっても大丈夫というような空気が渡辺から感じられた (C)MMAPLANET

4日(木・現地時間)、テキサス州サンアントニオのボーイングセンターで行われるPFL2024#01でシェナ・ヤングと戦う渡辺華奈インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

Bellator女子フライ級王座挑戦を目標にしていた渡辺が、旧知のファイターと新天地で戦う心境とは。レギュラーシーズンの2試合はフィニッシュ勝利の意味が、これまでと違うなかで渡辺の意識に違いは生まれているのだろうか。

<渡辺華奈インタビューPart.01はコチラから>

PFL参戦、出場メンバー、そしてシーズンフォーマットを渡辺はどのように考えているのか。シェナ・ヤング戦に向け、渡米前日の渡辺をFIGHT FLOWに尋ねインタビューを試みた。

──「極めてこい」というメッセージですが、PFLのレギュラーシーズンはフィニッシュにボーナスPが与えられるので、これまでとは違う意識で戦う必要が出てくるのではないでしょうか。

「ハイ。やっぱり一本を取りに行くことを意識しています。狙うことで態勢が不利になったりするかもしれないですが、そういうことを恐れずに取りに行こうと思います。判定勝ちと1Rのフィニッシュ勝利だと、3Pと1勝分の違いが出てきて、プレーオフ進出を考えると大きいので。危険を冒してでも、一本を狙うという姿勢でいないといけないです」

──弱い相手はいないとはいえ、初戦の相手は星を落としたくないだけでなくボーナスが欲しい相手です。ヤングの過去の試合を見て、1Rから取りに行くことができると考えていますか。

「試合なので組んでみないと分からないことがあるのですが、1Rから取りに行ける相手です」

──それはテイクダウンを取って、上攻めというイメージでしょうか。

「上を取ることができればそうですし、取れなくても組んでスタンドバックという展開にも手応えを感じることができるようになってきました。そこを狙っていくことができればなと思っています」

──シェナ・ヤングのテイクダウン狙いは一度切ってクリンチになれば、渡辺選手が遅れを取ることはないようにも感じます。

「伝統派空手がベースみたいなので、その空手をどのように使ってくるのか。組みに関しては、少し雑ですね。なので、しっかりとそこで自分のやるべきことをやれば大丈夫です。体は見た感じ強そうですよね。だから、組んだ時に想定以上に強いかもしれないです。いずれにせよ、なるべく力を使わないようにコントロールで優勢に進められるように練習をしてきました。

このフォーマットだとケガをすると次に問題が生じてしまうので、そこは本当に気を付けないといけない部分で。そういう風にPFLらしい事情というのは考えないといけないのですが、でも試合になるとそれはもう普通のワンマッチのつもりで戦わないと、そんなことで勝てる場所ではないので」

──Bellatorとはまた違う環境で、ファイトウィーク等にも不安はないでしょうか。

「そうですね。でもBellatorのヨーロッパ大会とかでも色々と経験を積んでいますし。それにWADAとかが入ってドーピング検査もちゃんとやってくれるのも嬉しいです。ドーピング検査は完璧に、いくらでも調べてくださいって(笑)」

──Bellatorは実はネイティブアメリカン・テリトリーの開催が多く、コミッションの管轄外。よってドーピング検査もUFCなどと比較すると甘いイベントもありますよね。

「何人かが選ばれて検査がある形でした。あとPFLは試合のコスチュームを向うが用意してくれますよね。そういうのも初めてで。スポンサーさんを集められないのでメリット、デメリットがあるのですが、そういうのも初めてで新鮮ですね。そこも含めて、色々と向うが用意してくれることもあるかとは思うのですが、分からない。本当に分からないですよね、行ってみないと。

今回はメディカルも向うでやるので、色々なハプニングはあるだろうなっていう覚悟で行けます(笑)」

──逆に楽しめそうですか。

「楽しみたいのですが、どうしてもBellatorのベルトを目指していたので、またベルトが遠くなったという気持ちは残っています。Bellatorのベルトは事実上、消滅してしまって……。本当に欲しかったので、携帯の待ち受けとかもBellatorのベルトにしていたんです(笑)。まぁ、でも与えられた環境でベルトを目指そうと切り替えました」

──100万ドル、1億5000万円の賞金というのは?

「凄いなぁっていう感覚で、現実味はないです。あまりお金のことを考えて、やってきていなかったので。回りから言われて、凄いなぁっていう感覚です(笑)。でも、勝ち進んで残り1勝とかになると、きっと違ってくると思います(笑)」

──では改めて、PFLで頂点を目指す意気込みを聞かせてください。

「ハイ、やっぱりPFLってまだ日本での知名度はあまり高くないですし、自分自身もそんなに日本で試合をしているわけじゃない。RIZINの選手と比較されると、『誰?』って感じで思われているはずです。でも海外で戦っていることを知って欲しいですし、決して日本より低いレベルじゃないところでやっているということを日本の人にも知ってもらえるよう戦います」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■ PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ヘビー級決勝/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
リサ・マールディン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブラコイ・イワノフ(ブルガリア)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
デニス・キルホルツ(オランダ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
オレッグ・ポポフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
シェナ・ヤング(米国)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット(豪州)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ディミトレ・アイヴィー(米国)

The post 【PFL2024#01】シェナ・ヤング戦 へ、渡辺華奈─02─「ドーピングはいくらでも調べてください(笑)」 first appeared on MMAPLANET.